JP2010122489A - 画像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱部材34の外部に磁場発生手段33を設けた、電磁誘導加熱方式の画像加熱装置20において、省エネルギーを達成しつつ、発熱部材34の端部の過昇温を抑え、熱的な劣化も抑制する。
【解決手段】発熱部材34の端部側面に近接または接触して、磁性体で出来ている磁性部材39L・39Rが配置されており、磁場発生コイル33aの長手方向長さをL1、発熱部材34の長手方向長さをL3としたとき、L1>L3であることを特徴とする画像加熱装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式・静電記録方式・磁気記録方式などによって画像形成を行う複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置に搭載される画像加熱定着装置として用いて好適な電磁(磁気)誘導加熱方式の画像加熱装置に関する。
画像加熱装置としては、記録材上の未定着画像を定着或いは仮定着する定着装置、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢を増大させる光沢増大化装置を挙げることができる。また、インクジェット方式などの、染料や顔料を含む液体により画像形成を行う画像形成装置においてインクを速く乾かすため画像加熱装置等を挙げることができる。
上記のような画像形成装置においては、記録材上に形成された未定着のトナー画像を固着画像として定着させるために定着装置が備えられている。定着装置としては、近年、加熱ローラなどの加熱媒体を電磁誘導作用により生じるジュール熱で加熱する電磁誘導加熱方式によるものが省エネルギーの観点から注目されている。
特に加熱媒体に無端帯状の加熱ベルトを用いた構成では、加熱ローラよりも熱容量が小さくなるため、温度の立ち上がりが早く、消費電力をより一層削減することができる。
例えば、特許文献1のように、磁界発生手段により無端ベルト状の導電発熱部材に磁界を作用させて、導電発熱層に発生する渦電流による発熱でベルトに密着させた被加熱材を加熱する電磁加熱方式の加熱装置などがある。磁界発生手段はベルトを押圧してニップを形成する手段と一体化しており、無端ベルトの内部に配置されている。
特許文献2の定着装置は、磁界発生手段を定着部材(発熱部材)の外周面に沿って配設することで、磁界発生手段としての誘導(励起)コイルが放熱しやすくなるようにしている。
ところで、磁界発生手段を定着部材の外周面に沿って配置した定着装置においては、特許文献3に記載の様に、定着部材よりもコイルの長手方向の長さは小さい。
特開平08−076620号公報 特開平07−295414号公報 特開2004−341164号公報
一方、画像形成装置の小型化のため、定着部材の長手方向の長さを小さくすることが好ましい。その結果、画像領域の幅と定着部材の端部との距離が狭まるため、画像領域の端部の温度を確保するために、コイルの長手方向の長さを定着部材の同方向の長さ以上とする必要がある。
そのような構成にすると、コイルの長さが長い分、定着部材の端部に磁束が集中し、定着部材の端部昇温が大きくなる。
そこで、本発明においては、発熱部材の外部に磁場発生手段を設けた、電磁誘導加熱方式の画像加熱装置において、省エネルギーを達成しつつ、発熱部材の端部の過昇温を抑え、熱的な劣化も抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の代表的な構成は、磁束を生ずるコイルと、磁束により発熱し、生じた熱により記録材上の画像を加熱する回転可能な発熱部材と、を有する画像加熱装置において、前記発熱部材の回転軸線方向における前記コイルの長さは前記方向における前記発熱部材の長さ以上であり、前記発熱部材の端部には磁性を有する磁性部材が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、コイルの長さが発熱部材の長さが長くても、発熱部材端部の昇温を低減することができる。
以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。なお実施例は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明は実施例にて説明する各種構成にのみ限定されるものではない。即ち、本発明の思想の範囲内において実施例において説明する各種構成を他の公知の構成に代替可能である。
[実施例1]
(1)画像形成部
図18は本発明に従う画像加熱装置を定着装置として搭載した画像形成装置の一例である電子写真フルカラープリンタの概略構成を示す縦断面模式図である。まず、画像形成部の概略を説明する。
このプリンタは、制御部を有する制御回路部(制御基板:CPU)100と通信可能に接続した外部ホスト装置200からの入力画像情報に応じて作像動作して、記録材上にフルカラー画像を形成して出力することができる。
外部ホスト装置200は、コンピュータ、イメージリーダー等である。制御回路部100は、外部ホスト装置200と信号の授受をする。また各種作像機器と信号の授受をし、作像シーケンス制御を司る。
8は無端状でフレキシブルな中間転写ベルト(以下、ベルトと略記する)であり、二次転写対向ローラ9とテンションロ−ラ10との間に張架されていて、ローラ9が駆動されることにより矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。11は二次転写ローラであり、上記の二次転写対向ローラ9に対してベルト8を介して二次転写ローラ11が圧接されている。ベルト8と二次転写ローラ11との当接部が二次転写部である。
1Y・1M・1C・1Bkは第1乃至第4の4つの画像形成部であり、ベルト8の下側においてベルト移動方向に沿って所定の間隔をおいて一列に配置されている。各画像形成部はレーザ露光方式の電子写真プロセス機構であり、それぞれ、矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと略記する)2を有する。各ドラム2の周囲には、一次帯電器3、現像装置4、転写手段としての転写ローラ5、ドラムクリーナ装置6が配置されている。各転写ローラ5はベルト8の内側に配置されていて、ベルト8の下行き側ベルト部分を介して対応するドラム2に対して圧接している。各ドラム2とベルト8との当接部がそれぞれ一次転写部である。7は各画像形成部のドラム2に対するレーザ露光装置であり、与えられる画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応した発光を行うレーザ発光手段、ポリゴンミラー、反射ミラー等で構成されている。
制御回路部100は外部ホスト装置200から入力されたカラー色分解画像信号に基づいて、各画像形成部を作像動作させる。これにより、第1乃至第4の画像形成部1Y・1M・1C・1Bkにおいて、それぞれ回転するドラム2の面に対して所定の制御タイミングで、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色トナー像が形成される。なお、ドラム2にトナー像を形成する電子写真作像原理・プロセスは公知に属するからその説明は省略する。
各画像形成部のドラム2の面に形成される上記のトナー像はそれぞれ一次転写部にて、各ドラム2の回転方向と順方向に、かつ各ドラム2の回転速度に対応した速度で回転駆動されているベルト8の外面に対して順次に重畳転写される。これにより、ベルト8の面に上記の4つのトナー像の重ね合わせによる未定着のフルカラートナー像が合成形成される。
一方、所定の給紙タイミングにて、それぞれ大小各種幅サイズの記録材Pを積載収容させた上下多段のカセット給紙部13A・13B・13Cのうちの選択された段位の給紙カセットの給紙ローラ14が駆動される。これにより、その段位の給紙カセットに積載収納されている記録材Pが1枚分離給紙されて縦搬送パス15を通ってレジストローラ16に搬送される。手差し給紙が選択されているときには、給紙ローラ18が駆動される。これにより、手差しトレイ(マルチ・パーパス・トレイ)17上に積載セットされている記録材が1枚分離給紙されて縦搬送パス15を通ってレジストローラ16に搬送される。
レジストローラ16は、回転するベルト8上の上記のフルカラートナー像の先端が二次転写部に到達するタイミングに合わせて記録材Pの先端部が二次転写部に到達するように記録材Pをタイミング搬送する。これにより、二次転写部において、ベルト8上のフルカラーのトナー像が一括して記録材Pの面に順次に二次転写されていく。二次転写部を出た記録材は、ベルト8の面から分離され、縦ガイド19に案内されて、画像加熱装置である定着装置(定着器)20に導入される。この定着装置20により、上記の複数色のトナー像が溶融混色されて記録材表面に固着像として定着される。定着装置20を出た記録材はフルカラー画像形成物として搬送パス21を通って排紙ローラ22により排紙トレイ23上に送り出される。
二次転写部にて記録材分離後のベルト8の面はベルトクリーニング装置12により二次転写残トナー等の残留付着物の除去を受けて清掃され、繰り返して作像に供される。
モノ黒プリントモードの場合には、ブラックトナー像を形成する第4の画像形成部1Bkのみが作像動作制御される。両面プリントモードが選択されている場合には、第1面プリント済みの記録材が排紙ローラ22により排紙トレイ23上に送り出されていき、後端部が排紙ローラ22を通過する直前の時点で排紙ローラ22の回転が逆転に変換される。これにより、記録材はスイッチバックされて再搬送パス24に導入される。そして、表裏反転状態になって再びレジストローラ16に搬送される。以後は、第1面プリント時と同様に、二次転写部、定着装置20に搬送されて、両面プリント画像形成物として排紙トレイ23上に送り出される。
(2)定着装置20
以下の説明において、定着装置20又はこれを構成している部材に関し、正面とは装置を記録材入口側からみた面、背面とはその反対側の面(記録材出口側)、左右とは装置を正面から見て左又は右である。また、長手方向とは、発熱磁束により発熱する回転可能な発熱部材の回転軸線方向又はその方向に平行な方向である。また短手方向とは長手方向に直交する方向である。上流側と下流側とは記録材搬送方向に関して上流側と下流側である。記録材の通紙幅とは、記録材面において記録材搬送方向に直交する方向の記録材寸法である。
本実施例における定着装置20は、定着部材の外部に磁場発生手段を設けた電磁加熱方式の画像加熱装置である。図1は定着装置20の要部の横断右側面模式である。図2は定着装置20の途中部分省略の正面模式図、図3は同じく途中部分省略の縦断正面模式図である。
この定着装置20は、装置枠体(シャーシー、フレーム)50の左右の対向側板51L・51R間に長手方向両端部を保持させて、定着部材としてのベルトアセンブリ31が配設されている。また、側板51L・51R間に長手方向両端部を保持させて、回転可能な加圧部材としての弾性を有する加圧ローラ32が配設されている。上記のベルトアセンブリ31と加圧ローラ32を圧接させて、ベルトアセンブリ31側の、磁束により発熱する回転可能な発熱部材34と加圧ローラ32との間に記録材搬送方向において所定幅のニップ部(定着ニップ部)Nを形成させている。また、ベルトアセンブリ31の加圧ローラ32側とは180°反対側に、側板51L・51R間に長手方向両端部を保持させて、磁場発生手段としての励磁コイルアセンブリ33が配設されている。この励磁コイルアセンブリ33は、ベルトアセンブリ31の発熱部材34の外側に所定の隙間を存して対向している。
1)ベルトアセンブリ31
ベルトアセンブリ31は、磁束により発熱し、生じた熱により記録材上の画像を加熱する回転可能な発熱部材としての、円筒状で可撓性を有する定着ベルト34(可撓性を有する無端状ベルト:以下、ベルトと略記する)を有する。このベルト34はコイルアセンブリ33から発生される磁界(磁束、磁場)が存在する領域を通過したときに電磁誘導発熱する磁性部(導電層)を有する。また、ベルト34の内側に挿通して配設された、横断面略半円弧状で樋型の耐熱性・剛性を有するベルトガイド部材35(以下、ガイド部材と略記する)を有する。また、ガイド部材35の内側に挿通して配設された、横断面下向きコ字型の剛性加圧ステー36(以下、ステーと略記する)を有する。また、このステー36の外側を覆って配設された、横断面下向きコ字型の磁性体コア(ベルト34の内側に配設されている磁性体コア:自制体磁気遮蔽コア)37を有する。また、ステー36の左端部側と右端部側にそれぞれ装着された左フランジ部材38Lと右フランジ部材38Rを有する。
図4は本実施例におけるベルト34の層構成模型図である。このベルト34は、円筒状の基層34aと、この基層34aの内周面に設けた内面層34bと、基層34aの外周面に順次に積層して設けた弾性層34c及び離型層34dと、の4層の複合層構成の部材であり、全体に可撓性を有している。
基層34aは電磁誘導発熱する磁性部材の導電層である。即ちコイルアセンブリ33の磁界の作用により誘導電流(渦電流)を発生してジュール熱により発熱する電磁誘導発熱層である。本実施例では、この基層34aとして、直径30mm・厚さ50μmのNi電鋳層(ニッケル電鋳層)を用いている。基層34aは、クイックスタート性を向上させるためには薄い方が好ましいが、電磁誘導加熱の効率も考慮してある程度の厚みも必要であり、10〜100μm程度の厚さが好ましい。
内面層34bはベルト内面に接触する部材との摺動性を確保するために設けられている。本実施例では、この内面層34bとして、厚さ15μmのポリイミド(PI)層を用いている。この内面層bは厚すぎるとベルト内面に接触させたサーミスタ等の温度検知手段の熱応答性や、クイックスタート性にも影響を及ぼすため、10〜100μm程度の厚さが好ましい。
弾性層34cは、なるべく薄くすることがクイックスタート性を向上させるためには好ましいが、ベルト表面を柔らかくし、トナーを包み込み溶かす効果を持たせるためにある程度の厚さが必要である。100〜1000μm程度の厚さが好ましい。本実施例においては、ゴム硬度10°(JIS−A)、熱伝導率0.8W/m・K、厚さ400μmのゴム層を用いた。
離型層34dは、PFAチューブやPFAコートを用いることができる。PFAコートは厚さが薄く出来、材質的にもPFAチューブに比較してトナーを包み込む効果がより大きい点で優れている。一方で、機械的及び電気的強度はPFAチューブがPFAコートよりも優っているので、場合により使い分けることができる。熱を記録材になるべく多く伝えるためには、どちらにしても、離型層は薄いほうが好ましいが、機械の使用で摩耗することなどを考慮すると10〜100ミクロン程度であることが望ましい。本実施例においては、厚さ30μmのPFAチューブを用いた。
ガイド部材35はベルト34のバックアップと回転案内をする部材であり、ベルト34はこのガイド部材35にルーズに外嵌している。ガイド部材35としては、耐熱性の樹脂を用いることができ、本実施例においてはPPS(ポリフェニレンサルファイド)を使用した。本実施例では、ガイド部材35の厚みは3mmのものである。
ステー36は、ガイド部材35の加圧と磁性体コア37の支持を担う部材である。ステー36は、ベルトアセンブリ31と加圧ローラ32を圧接させた際に、ガイド部材35が撓んでしまうのを抑える働きをしており、金属材が主に使われる。本実施例においてはSUSにてステー36を構成している。
磁性体コア37は、ベルト34の内側にあってコイルアセンブリ33と対向しており、コイルアセンブリ33からベルト34へ作用する誘導磁場の大きさを調整する。磁性体コア37はベルト34の発熱効率を向上させる働きを有する。また、金属材であるステー36の外面を覆うことで、該ステー36への磁束を遮断し、ステー36が誘導加熱で温まることを抑制する働きもしている。磁性体コア37は高透磁率かつ低損失のものを用いる。磁性体コア37は磁気回路の効率を上げるためと、ステー36に対する磁気遮蔽のために用いている。代表的なものとしてはフェライトコアが挙げられる。
左右のフランジ部材38L・38Rはベルト34の回転時におけるガイド部材35の長手に沿う左方向又は右方向への寄り移動を規制する働きをする。図5の(a)は左フランジ部材38Lと、ステー36の左端部と、ガイド部材35の左端部の分解斜視図、(b)は右フランジ部材38Rと、ステー36の右端部と、ガイド部材35の右端部と、の分解斜視図である。
左右のフランジ部材38L・38Rは、それぞれ、ベルト34の左端部と右端部に対向する円盤状のフランジ部38aと、ステー36の左端部と右端部に対して上から被さって嵌着する受圧部38bを有する。また、受圧部38bの正面側と背面側の側面にそれぞれ具備させた縦方向のガイド溝38cを有する。左右のフランジ部材38L・38Rは、一般には、耐熱性の高い樹脂で構成され、代表例としては、PPS(ポリフェニレンスルファイド)、LCP(液晶ポリマー)が挙げられる。本実施例において、この左右のフランジ部材38L・38RはPPS(ポリフェイレンスルファイド)の成型品である。また、各フランジ部材38L・38Rのフランジ部38aの内面側には、それぞれ、ベルト34の端部を受け止めてベルト34の長手方向の寄りを規制するベルト端部突き当て部材を兼ねる、磁性体で出来ている磁性部材39L・39Rが取り付けられている。この磁性部材39L・39Rについては後述する。左右のフランジ部材38L・38Rは、それぞれ、装置枠体50の左右の対向側板51L・51Rに具備させた縦方向のガイドスリット部52L・52Rに対してガイド溝38cが係合されている。これにより、左右のフランジ部材38L・38Rは、それぞれ、ガイドスリット部52L・52Rにガイドされて、左右の対向側板51L・51Rに対して加圧ローラ32に向かう方向とその逆の方向にスライド移動可能に配設されている。
ベルト31の内側には、ベルト34の温度制御のためにベルト温度を検知する第1の温度検知手段としてのサーミスタ40が配設されている。このサーミスタ40は、基部をガイド部材35に固定させた弾性部材41の先端部に保持させて温度検知部をベルト34の内面に弾性部材41のバネ性により弾性的に接触させてある。このサーミスタ40は、画像形成領域内に対応するベルト部分であって、ベルト34のコイルアセンブリ33による発熱量が最も高い部分、即ちベルト内面においてベルト回転方向に関して発熱量が最も高い部分に当接させている。
また、ベルト31の内側には、ベルト温度を検知する第2の温度検知手段としてのサーモスイッチ42が配設されている。このサーモスイッチ42は、基部をガイド部材35に固定させた弾性部材43の先端部に保持させて温度検知部をベルト34の内面に弾性部材42のバネ性により弾性的に接触させてある。このサーモスイッチ42は、ベルト34のコイルアセンブリ33による発熱量が最も高い部分、即ちベルト内面においてベルト回転方向に関して発熱量が最も高い部分に当接させている。
2)加圧ローラ32
加圧部材としての加圧ローラ32は、芯金32aに、シリコンゴム等の弾性層32bを設けて硬度を下げたものである。表面性を向上させるために更に外周に、PTFE、PFA、FEP等のフッ素樹脂層32cを設けてもよい。
本実施例における加圧ローラ32は、外径が30.06mmである。芯金32aは半径8.5mmで、中実のSUS製である。弾性層32bはシリコンゴムで、厚さは6.5mmである。離型層32cはPFAチューブで、厚さは30ミクロンである。
加圧ローラ32は、芯金32aの左右両端部を、それぞれ、装置枠体50の左右の対向側板51L・51Rに軸受部材44L・44Rを介して回転可能に支持されて配設されている。また、芯金32aの右端部にはドライブギアGが固定されて配設されている。
前述したベルトアセンブリ31の左右のフランジ部材38L・38Rの各受圧部38bと、装置枠体50に設けられた左右のばね受け座53Lと53Rの間には、それぞれ、加圧ばね54Lと54Rが縮設されている。この左右の加圧ばね54L・54Rの所定の突っ張り力Fが、左右のフランジ部材38L・38Rの受圧部38b、ステー部材34を介してガイド部材35に作用する。これにより、ガイド部材35がベルト34を挟んで弾性層32bの弾性に抗して加圧ローラ32に対して圧接して、ベルト34と加圧ローラ32との間に記録材搬送方向に関して所定幅のニップ部Nが形成されている。
3)励磁コイルアセンブリ33
コイルアセンブリ33は、横断面において、円筒状のベルト34の外周面の略半周範囲に沿うように湾曲している。そして、ベルトアセンブリ31を中にして加圧ローラ32側とは反対側において、長手方向をベルトアセンブリ31の長手方向に並行にして、ベルト34の外面との間に所定の隙間をあけて対向させた状態にして配設されている。コイルアセンブリ33は、左端部側と右端部側をそれぞれ支持部材55L・55Rを介して装置枠体50の左右の対向側板51L・51R間に配設されている。図6はコイルアセンブリ33の平面模式図である。コイルアセンブリ33は、ベルト34の基層34aに誘導電流を発生させる磁場発生コイル(励磁コイル:磁束を生ずるコイル、以下、コイルと記す)33aと磁性体コイルコア(磁性体コア:以下、コイルコアと記す)33bを有する。コイル33aとコイルコア33bは樹脂モールドされている。あるいはケーシング(不図示)に収納されている。
コイル33aは10〜2000[kW]の高周波電力が供給されるため、コイルの温度上昇を抑える目的で、導体表面積を大きくするために、エナメル線の細いものを複数本より合わせて、いわゆるリッツ線にしたものを用いている。被覆には耐熱性のものを使用した。コイルコア33bは、高透磁率かつ低損失のものを用いる。コイルコア33bは磁気回路の効率を上げるためと磁気遮蔽のために用いている。代表的なものとしてはフェライトコアが挙げられる。このような定着装置の部品として使用されるコアに必要な特性は、高透磁率ある。高透磁率とは、ここでは、少なくとも100kHzにおける交流透磁率が1000以上を指す。透磁率が1000とは、空気層に対して1000倍磁気を通しやすいことを表しており磁路を形成するためのコア材として、適しているといえる。
4)定着動作
図7は制御系統のブロック図である。制御回路部100は外部ホスト装置200から入力する画像形成開始信号に基づく所定の制御タイミングにおいて、定着モータMを駆動させる。この定着モータMの駆動力が動力伝達系(不図示)を介してドライブギアGに伝達されて、加圧ローラ32が図1において矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。この加圧ローラ32の回転により、定着ニップ部Nにおける加圧ローラ32の表面とベルト34の表面との摩擦力でベルト34に回転力が作用する。これにより、ベルト34はその内面が定着ニップ部Nにおいてガイド部材35に密着して摺動しながらガイド部材35の外周りを矢印の時計方向に加圧ローラ32の回転速度とほぼ同じ速度で従動回転する。
また、制御回路部100は、電磁誘導加熱駆動回路(励磁回路、高周波コンバータ)101をオンする。これによりAC電源102からコイルアセンブリ33のコイル33aに高周波電流が流されて、コイル33aによって発生した磁界によりベルト34の基層34aが誘導発熱する。この基層34aの発熱により、回転するベルト34が昇温する。そして、ベルト34の温度がサーミスタ40で検知され、検知温度に関する電気的な情報がA/Dコンバータ103を介して制御回路部100へ入力する。制御回路部100はサーミスタ40からの検知温度情報に基づいてベルト34が所定の温度(定着温度)に昇温して維持されるように電磁誘導加熱駆動回路101を制御する。即ち、AC電源102からコイル33aに対する供給電力を制御する。サーモスイッチ42はコイル33aに対する給電回路に直列に挿入されていて、ベルト34の温度が所定の許容温度よりも昇温したとき作動して、コイル33aに対する電力供給を遮断する。
上記のようにして、加圧ローラ32が駆動され、また、ベルト34が所定の定着温度に立ち上がって温調される。そして、この状態において、定着ニップ部Nに、未定着トナー画像tを有する記録材Pがそのトナー画像担持面側をベルト34側にして導入される。記録材Pは定着ニップ部Nにおいてベルト34の外周面に密着し、ベルト34と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。これにより、記録材Pにベルト34の熱が付与され、またニップ圧を受けて未定着トナー画像tが記録材Pの表面に固着画像として熱圧定着される。定着ニップ部Nを通った記録材Pはベルト34の外周面から分離されて定着装置外へ搬送される。
5)磁性部材39L・39R
前述したように、左右の各フランジ部材38L・38Rのフランジ部38aの内面側には、それぞれ、磁性体で出来ている円筒形状である磁性部材39L・39Rが取り付けられている。磁性部材39L・39Rは、フェライトまたは鉄を含み、少なくとも100kHzにおける交流透磁率が1000以上である。
交流透磁率は、東英工業株式会社製の振動試料型磁力計VSM−5型を用いて測定した。本測定装置は、均一磁場中に置いた試料を一定の周波数80Hz・振幅0.5mmで振動させ、試料近辺に配置した検出コイルに誘起される起電力をロックインアンプを用いて検出することにより、試料の磁化特性を測定する装置である。本実施例においては、均一磁場を0(Oe)から3000(Oe)まで100(Oe)づつ振って測定した。
本実施例において、この磁性部材39L・39Rはベルト34の長手方向の寄りを規制するベルト端部突き当て部材を兼ねる。即ち、ベルト34が回転中にガイド部材35の長手に沿って左方に寄ったときには左側の磁性部材39Lがベルト34の左側の端部側面を受け止めてベルト34の左方への寄りを規制する。また、ベルト34が回転中にガイド部材35の長手に沿って右方に寄ったときには右側の磁性部材39Rがベルト34の右側の端部側面を受け止めてベルト34の右方への寄りを規制する。
本実施例では、ベルト部材の回転軸線方向において磁性部材の外側の端部がベルト部材の端部よりも外側にあり、磁性部材がベルト部材の端部覆う構成である。しかしながら、本発明は、必ずしもベルト部材の端部を完全に覆う必要はない。本発明においては、ベルト部材の端部とは、記録材の搬送方向と直交する方向において通紙可能な最大幅の記録材の通紙領域外で、ベルト部材の端部から20mm以内の領域であって、この領域に磁性部材の少なくとも一部があればいい。
図8は本実施例における左右の磁性部材39L・39Rの斜視模型図である。この磁性部材39L・39Rは、それぞれ、左右の各フランジ部材38L・38Rのフランジ部38aの形状に略対応した形状の円盤状(円筒形状)部分39aと、その円盤状部分39aの外周に沿って具備させた内向きの凸縁部39bを有する。本実施例においては、左右の各フランジ部材38L・38R自体は、厚さ1.5mmのフェライトコアで構成した。本実施例では、周波数100kHz付近において交流透磁率が1800のフェライトコアを用いた。凸縁部39bの突出量は本実施例では2.5mmとしてある。左右の磁性部材39L・39Rは、それぞれ、円盤状部分39aの外側面を対応するフランジ部材38L・38Rのフランジ部38aの内面に接着剤などにより固定して配設される。そして、ベルト34の左側の端部を左側の磁性部材39Lの凸縁部39bの内側に進入させて、ベルト34の左側の端部側面と端部外周面を磁性部材39Lで覆わせている。ベルト34の右側の端部を右側の磁性部材39Rの凸縁部39bの内側に進入させて、ベルト34の右側の端部側面と端部外周面を磁性部材39Rで覆わせている。本実施例ではベルト34の左右の各端部の約2.5mm長さ範囲の部分がそれぞれ左右の磁性部材39L・39Rにより覆われることになる。左右の各磁性部材39L・39Rの円盤状部分39aの内面がベルト34の端部側面の突き当て面となる。
図9は本実施例の定着装置における、コイル33aの長手方向長さL1と、ベルト34の長さL3との長さ関係を模式図である。ここでいう長手方向とは、発熱部材の回転軸線方向である。また、ここで、コイルの長手方向長さは、コイルの両端部間の距離である。本実施例における構成では、L1=370mm,L=340mmであり、L1>L3、となっている。また、コイルコア33bの長手方向長さL2は、L2=330mmとしている。ベルト34は321mm/sの速度で回転させた。なお、本実施例では、L1>L3であったが、L1=L2の構成であっても、同様の効果を得ることができる。
比較例1として、ベルト端部突き当て部材を磁性部材39L・39Rではなくて、PPS(ポリフェイレンスルファイド)製の非磁性部材39L´・39R´に変更した定着装置構成にした。
比較例2として、比較例1において、L1=370mm、L=380mmにして、L3>L1、の定着装置構成にした。
表1に上記の実施例1、比較例1、比較例2の各定着装置のフペックをまとめて示した。また、実施例1、比較例1、比較例2の各定着装置について駆動させて、ベルト34の長手中央部分を室温から190℃に温めた場合のベルト34の長手に沿う温度分布を図10に示す。
実施例1では、図11に示す様に、ベルト34の左右の端部において、コイル33aにより生成される磁場が、左右の磁性部材39L・39Rの中を通り、ベルト端部の昇温は抑制される。図11は、ベルト端部が磁性部材39L・39Rで覆われている部分の断面図である。
一方、比較例1では、コイル33aに生成される磁場が、図12に示す様に、特にベルト端部に集中してしまい、ベルト端部の温度が上昇してしまう。図12も、図11と同様に、ベルト端部が非磁性(PPS)のベルト端部突き当て部材39L´・39R´で覆われている部分の断面図である。比較例1の磁束の様子をベルト長手で表すと図13の様になり、ベルト端部に磁束が集中してしまう様子がわかる。
実施例1も同様にベルト端部に磁束が集中するが、端部に集中した磁束は、ベルト端部の突き当て部材である磁性体で出来た磁性部材39L・39Rの中を通るので、ベルトの端部昇温は問題にならない。
実施例1と比較例2では、ほぼ同様に長手の温度分布が均一に出来ている。しかし、比較例2は、実施例1に比べて、ベルト34の長手方向長さL3がコイル33aの長手方向長さL1よりも長いために、コピー時などにその分余計に電力がかかってしまうという欠点がある。
また、実施例1と比較例1の場合で、ベルト34の長手中央部の温度を190℃に維持したまま、装置の空回転を続けると、ベルト34の硬度が、図14に示す様に、特にベルト端部で差が出ることがわかる。これは、比較例1の方のベルト34の弾性層34cが熱的に劣化しているためと考えられる。ここでのベルト硬度とは、マイクロゴム硬度計(高分子計器(株)製、商品名:MD−1(Cタイプ)、プローブ:φ1mm半球タイプ)での測定値である。
実施例1の様に、ベルト34の左右両端部の位置を、突き当て部材39L・39Rに突き当てながら規制する場合、ベルト端部の強度が弱まることは、好ましくない。実施例1の構成は、ベルト端部の熱劣化を起こさせない意味でも有効である。
即ち、ベルト34の端部温度垂れ防止のために34よりもコイル33aを長くすると、ベルト34の端部で磁束密度が集中し温度が上がってしまう。ベルト34の端部突き当て部材39L・39Rを磁性部材で作成することにより、ベルト34の端部への磁束の集中を避け、端部の温度上昇を抑制し、また、ベルト34の端部の熱的な劣化も抑制する。
このように、実施例1の、ベルト34の外部に磁場発生手段33を設けた、電磁誘導加熱方式の画像加熱装置は、省エネルギーを達成しつつ、発熱部材34の端部の過昇温を抑え、熱的な劣化も抑制することができる。
ここで、実施例1においては、左右の磁性部材39L・39Rを、ベルト端部突き当て部材に兼ねさせている。したがって、ベルト34の端部側面と端部外側面が磁性部材39L・39Rで覆われた例となっている。左右の磁性部材39L・39Rは、ベルト端部突き当て部材としての機能はせずに、図15の(a)に示すように、ベルト34の端部側面に接触して配置されている構成をとってもよい。また、(b)のように、左右の磁性部材39L・39Rは、ベルト34の端部側面に接触せずに近接して配置されている構成をとってもよい。ここで、(b)の近接距離αは3.0mm以下程度にすることが好ましい。図15の(a)や(b)の配設形態であっても実施例1と同様の効果のあることがわかっている。
[実施例2]
本実施例における画像形成部は実施例1と同様である。図16により本実施例における定着装置の構成を説明する。本実施例における定着装置は、実施例1の定着装置において、コイル33aの長手方向長さL1=370mm、コイルコア33bの長手方向長さL2=350mm、ベルト34の長手方向長さL3=340mmの設定にした。即ち、L1>L2>L3、となっている。ベルト34は実施例1と同じく321mm/sの速度で回転させた。
比較例3として、実施例2の定着装置において、L1=370mm、L2=330mm、L3=340mmにした。即ち、L1>L3>L2としている。
表2に上記の実施例2、比較例3の各定着装置のフペックをまとめて示した。また、実施例2、比較例3の各定着装置について駆動させて、ベルト34の長手中央部分を室温から190℃に温めた場合のベルト34の長手に沿う温度分布を図17に示す。
比較例3に比べると、実施例2の方が、コイルコア33bをベルト34より長くしたことで、ベルト端部の温度が上がっていることがわかる。
従って、L1>L3>L2よりも、L1>L2>L3の構成の方が、よりベルト34の長手に沿う温度を均一にするためには、好ましいことがわかる。実施例2の方が、比較例3の場合よりも、ベルトに及ぼされる磁場が強まるためと思われる。
以上説明した実施例2の、発熱部材34の外部に磁場発生手段33を設けた、電磁誘導加熱方式の画像加熱装置は、省エネルギーを達成しつつ、発熱部材34の端部の過昇温を抑え、熱的な劣化も抑制することができる。
以上の実施例1と2においては、発熱部材34としてベルト部材を用いる構成であったが、発熱部材34としてより薄膜のフィルム部材を用いる構成であってもベルト部材を用いる構成と同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では、磁性部材が円筒形状の構成であるが、完全な円筒でない構成であっても同様の効果を得ることができる。また、円筒の一部に間隔が設けられている略円筒形状である構成であっても、同様の効果を得ることができる。
本発明の画像加熱装置は実施例の画像加熱定着装置としてばかりではなく、その他、例えば、画像を担持した記録材を加熱して光沢等の表面性を改質する画像加熱装置、仮定着する画像加熱装置等としても使用できる。また、インクジェット方式の画像形成装置において、インクジェット方式で画像形成された記録材を乾燥させる画像加熱装置としても使用できる。
実施例1における定着装置の要部の横断右側面模式である。 同定着装置の途中部分省略の正面模式図である。 同定着装置の途中部分省略の縦断正面模式図である。 定着ベルト(発熱部材)の層構成模型図である。 (a)は左フランジ部材と、ステーの左端部と、ガイド部材の左端部の分解斜視図、(b)は右フランジ部材と、ステーの右端部と、ガイド部材の右端部の分解斜視図である。 コイルアセンブリの平面模式図である。 制御系統のブロック図である。 磁性部材の斜視模型図である。 実施例1の定着装置における、コイルの長手方向長さと、ベルトの長さの関係を示す模式図である。 実施例1、比較例1、比較例2の各定着装置について駆動させて、ベルトの長手中央部分を室温から190℃に温めた場合のベルトの長手に沿う温度分布図である。 ベルト端部が磁性部材で覆われている部分の断面図である。 比較例1において、ベルト端部が非磁性(PPS)のベルト端部突き当て部材で覆われている部分の断面図である。 比較例1の磁束の様子をベルト長手で表わした模式図である。 実施例1と比較例1における、空回転時間の経過に伴う硬度変化グラフである。 (a)は磁性部材がベルトの端部側面に接触して配置されている構成を示した模式図、(b)は磁性部材が3端部側面に近接して配置されている構成を示した模式図である。 実施例2の定着装置における、コイルの長手方向長さと、コイルコアの長手方向長さと、ベルトの長さの関係を示す模式図である。 実施例2、比較例3の各定着装置について駆動させて、ベルトの長手中央部分を室温から190℃に温めた場合のベルトの長手に沿う温度分布図である。 画像形成装置の一例の概略構成を示す縦断面模式図である。
符号の説明
20・・画像加熱装置、31・・ベルトアセンブリ、32・・加圧部材(加圧ローラ)、33・・磁場発生手段(励磁コイルアセンブリ)、33a・・磁場発生コイル、33b・・磁性体コイルコア、34・・発熱部材(定着ベルト)、39L・39R・・磁性部材、N・・ニップ部、P・・記録材、t・・画像、L1・・磁場発生コイルの長手方向長さ、L2・・磁性体コイルコアの長手方向長さ、L3・・発熱部材の長手方向長さ

Claims (7)

  1. 磁束を生ずるコイルと、磁束により発熱し、生じた熱により記録材上の画像を加熱する回転可能な発熱部材と、を有する画像加熱装置において、
    前記発熱部材の回転軸線方向における前記コイルの長さは前記方向における前記発熱部材の長さ以上であり、前記発熱部材の端部には磁性を有する磁性部材が設けられていることを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記磁性部材は、円筒形状であることを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記磁性部材は、前記発熱部材の端部の側面を覆っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記磁性部材は、少なくとも100kHzにおける交流透磁率が1000以上のフェライトまたは鉄を含む磁性体で出来ていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像加熱装置。
  5. 前記コイルは磁性体コアを有し、前記コイルの長手方向長さをL1、前記磁性体コアの長手方向長さをL2、前記発熱部材の長手方向長さをL3としたとき、L1>L2>L3であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像加熱装置。
  6. 前記発熱部材が可撓性を有する無端状ベルトからなることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像加熱装置。
  7. 前記磁性部材が前記無端状ベルトの長手方向の寄りを規制する突き当て部材を兼ねることを特徴とする請求項6に記載の画像加熱装置。
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