JP2010120686A - 流動体収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造により、且つ柔軟な流動体収容容器の折り畳み性を損なうことなく、ウォーターハンマー現象を防止する。
【解決手段】本願発明に係る流動体収容容器(流動体パック1)は、流動体が収容される収容室5を有する容器本体4と、前記流動体を注出するために容器本体4の一端に設けられた注出口6と、収容室5の内部に設けられ、収容室5の内部を注出口6側に向かって流動する前記流動体の流動を減衰するバッフル部材11とを備えてなる。バッフル部材11は、容器本体4と同質の可撓性材料により形成され、その対向する二辺14,15が収容室5の対向する内面21,22にそれぞれ固着されることにより、バッフル部材11が収容室5を横切る帯状に架設される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液状医薬品類及び流動性食品ならびに飲料等の流動体を収容し、可撓性がある流動体収容容器に関する。
従来、流動体を包装するための、注出口を備えた柔軟な流動体収容容器としては、特許文献1又は2に示されるように、軟質な樹脂シート片を熱溶着して袋状の収容室を形成し、この収容室の縁部に、樹脂シート片の内面と熱溶着性を有する樹脂材料から形成された注出口(スパウト)が熱溶着されて取り付けられたものが知られている。
このような従来の流動体収容容器では、その収容室が単一の容積室として形成されていた。
特開2008-081143号公報 特開2008-037471号公報
しかしながら、上述のように、収容室が単一の容積室として形成されていたため、流動体が充填された流動体収容容器を車両等で搬送する際において、収容室の容積によっては、搬送時の加減速に起因して流動体が激しく流動し、多量の流動体が一度に注出口付近にぶつかることにより、ウォーターハンマー現象が発生して注出口の溶着部付近が破損したり、液漏れ等が発生する懸念があった。
本発明は、上記問題点を解消すべくなされたもので、簡素な構造により、且つ柔軟な流動体収容容器の折り畳み性を損なうことなく、ウォーターハンマー現象を防止することのできる流動体収容容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る流動体収容容器は、流動体が収容される収容室を有する容器本体と、前記流動体を注出するために前記容器本体の一端に設けられた注出口と、前記収容室の内部に設けられ、前記収容室の内部を前記注出口側に向かって流動する前記流動体の流動を減衰するバッフル部材とを備えてなる流動体収容容器としたことを特徴とする。
請求項2に係る流動体収容容器は、請求項1に記載の構成に加え、前記容器本体及び前記バッフル部材を同質の可撓性材料により形成し、前記バッフル部材の対向する二辺を前記収容室の対向する内面にそれぞれ固着することにより、前記バッフル部材を前記収容室を横切る帯状に架設した流動体収容容器としたことを特徴とする。
請求項3に係る流動体収容容器は、請求項2に記載の構成に加え、前記バッフル部材を前記注出口に向かって凸となる略U字状断面になるように前記収容室の対向する内面に固着した流動体収容容器としたことを特徴とする。
請求項4に係る流動体収容容器は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記バッフル部材が少なくとも1つの孔部が穿設された穿孔シート状である流動体収容容器としたことを特徴とする。
請求項1に記載の流動体収容容器によれば、収容室の内部を注出口側に向かって流動する流動体の流動がバッフル部材によって減衰されるため、簡素な構造により、ウォーターハンマー現象を防止することができる。
請求項2に記載の流動体収容容器によれば、帯状に形成されたバッフル部材が折り畳み可能になるため、簡素な構成により、柔軟な流動体収容容器の折り畳み性を損なうことなくウォーターハンマー現象を防止することができる。
請求項3に記載の流動体収容容器によれば、バッフル部材にクッション性が付与されるため、収容室の内部を注出口側に向かって流動する流動体の動きがバッフル部材によって効果的に減衰され、より効果的にウォーターハンマー現象を防止することができる。
請求項4に記載の流動体収容容器によれば、複数の孔部によりオリフィス作用が得られるため、さらに効果的にウォーターハンマー現象を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る流動体収容容器の一例を示す流動体パックの正面図であり、図2は図1のII-II線に沿う流動体パックの縦断面図である。
この流動体パック1は、軟質樹脂等の可撓性材料により形成される。その構造例としては、例えば二枚の透明な樹脂シート状素材を重ね合わせ、その周囲縁部を接合代3として熱溶着等により剥離不能に接合することにより容器本体4を形成し、接合代3の内周側の範囲を袋状の収容室5としている。収容室5には、液状医薬品類や流動性食品等の流動体が収容される。
また、容器本体4の一端には、収容室5に連通するノズル状の注出口6が熱溶着や圧入等により固定され、その開口部がキャップ7により密閉される。キャップ7を取り外すことにより、収容室5に充填された流動体を注出することができる。
容器本体4の底部は、図1、図2に示すように底面8を有する形状(自立形状)であっても、図3(a),(b)に示すように接合代3により連続的にシールされて底面を有さない形状であってもよい。また、その他の形状でも構わない。
そして、収容室5の内部にバッフル部材11が設けられる。このバッフル部材11は、容器本体4と同質の可撓性材料(軟質樹脂等)からなるシート状素材により形成され、図4にも展開図で示すように、収容室5の幅W1よりもやや狭い幅W2を有する四角い帯状に形成されている。また、バッフル部材11を形成するシート状素材は複数の孔部12が穿設された穿孔シート状である。
バッフル部材11の対向する二辺14,15には、それぞれ接合代17,18が設けられ、この部分がそれぞれ収容室5の対向する内面21,22に熱溶着等により接合、固着される。バッフル部材11は、その中心線24を境に二つに湾曲(屈曲)された状態で収容室5内に設置されるが、側面視(図2参照)で注出口6に向かって凸となる略U字(又は略V字)状断面となる向きで収容室5の内面21,22に固着される。
これにより、バッフル部材11は収容室5を横切る帯状に架設され、バッフル部材11の両側と収容室5との間には流動通路26,27が形成される。バッフル部材11の幅は、容器本体4の底部側から注出口6を見た場合に、少なくとも注出口6がバッフル部材11の背後に隠れる幅が必要である。
以上のように構成された流動体パック1において、その収容室5に流動体が充填されて注出口6がキャップ7により密閉された状態で、例えば車両等により流動体パック1を搬送する場合には、収容室5の内部に設けられたバッフル部材11により、収容室5の内部を注出口6側に向かって流動しようとする流動体の流動速度が大幅に減衰される。
即ち、図2中に矢印で示すように、注出口6側に流れようとする流動体は、バッフル部材11にぶつかって押し返され、流動体の一部のみが、孔部12及びバッフル部材11の両側に形成された流動通路26,27を通って注出口6側に流れることができる。このため、従来の問題点であった、多量の流動体が一度に注出口6付近にぶつかることによるウォーターハンマー現象を回避でき、これによって注出口6の溶着部付近が破損する等といった事態を防止することができる。
バッフル部材11は、容器本体4と同質の可撓性材料により単純な帯状に形成され、その対向する二辺14,15が収容室5の対向する内面21,22にそれぞれ固着されて収容室5を横切るように架設されているため、非常に簡素な構成によってバッフル部材11を設けることができ、しかも、図5に示すようにバッフル部材11は容器本体4と共に折り畳むことができるため、柔軟な流動体パック1の折り畳み性が損なわれることがない。
また、バッフル部材11が、注出口6に向かって凸となる略U字状断面になるように収容室5の対向する内面21,22に固着されているため、収容室5の底部側から注出口6に向かう力に対して良好なクッション性を持っている。このため、収容室5の内部において注出口6に向かって流れようとする流動体の動きを柔軟に受け止めて、ウォーターハンマー現象を確実に防止することができる。
また、バッフル部材11を形成するシート状素材が、複数の孔部12が穿設された穿孔シート状であるため、複数の孔部12によりオリフィス作用が得られる。即ち、流動体が孔部12を通過しようとする際に流動抵抗が発生するため、これによりさらに効果的にウォーターハンマー現象を防止することができる。
なお、バッフル部材11の形状、材質、取り付け形態等は、本実施形態のもののみに限定されることはない。要するに、収容室5の内部を注出口6側に向かって流動しようとする流動体の流動速度を減衰することができれば他の形態であっても構わない。
本発明の実施の形態に係る流動体収容容器の一例を示す流動体パックの正面図である。 同実施の形態に係る図1のII-II線に沿う流動体パックの縦断面図である。 (a)は容器本体の底部構造の別な実施例を示す図であり、(b)は(a)のIIIb-IIIb線に沿う縦断面図である。 バッフル部材の展開図である。 容器本体が折り畳まれた状態を示す流動体パックの縦断面図である。
符号の説明
1 流動体収容容器の一例である流動体パック
3 接合代
4 容器本体
5 収容室
6 注出口
7 キャップ
8 底面
11 バッフル部材
12 孔部
14,15 バッフル部材の対向する二辺
17,18 接合代
21,22 収容室の対向する内面
24 中心線
26,27 流動通路
W1 収容室の幅
W2 バッフル部材の幅

Claims (4)

  1. 流動体が収容される収容室を有する容器本体と、
    前記流動体を注出するために前記容器本体の一端に設けられた注出口と、
    前記収容室の内部に設けられ、前記収容室の内部を前記注出口側に向かって流動する前記流動体の流動を減衰するバッフル部材と、
    を備えてなることを特徴とする流動体収容容器。
  2. 前記容器本体及び前記バッフル部材は同質の可撓性材料により形成され、前記バッフル部材の対向する二辺が前記収容室の対向する内面にそれぞれ固着されることにより、前記バッフル部材が前記収容室を横切る帯状に架設されたことを特徴とする請求項1に記載の流動体収容容器。
  3. 前記バッフル部材は、前記注出口に向かって凸となる略U字状断面になるように前記収容室の対向する内面に固着されたことを特徴とする請求項2に記載の流動体収容容器。
  4. 前記バッフル部材は、少なくとも1つの孔部が穿設された穿孔シート状であることを特徴とする請求項2又は3に記載の流動体収容容器。
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