JP2010117632A - アライメントマークの検出方法及び装置 - Google Patents

アライメントマークの検出方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アライメント顕微鏡の撮像素子に写し出されるワークマークの見え方が異なったとしても、ワークマークを正しく検出することができるようにすること。
【解決手段】アライメント顕微鏡10を使って、ワークWの表面画像を受像し、ワークマークWAMとして登録すべき見え方(形状や明暗や色調)の異なる複数のパターンを、ワークマークWAM1〜nとして制御部11の記憶部11bに登録する。ワークマークを検出する際には、このワークマークWAM1〜nを使って、検索領域内のパターンを検索し、比較・評価部11cで、登録されているワークマークWAM1〜nと検索領域内のパターンとを比較して一致度のスコアを求め、スコアが例えば一定値を越えていると、このパターンをワークW上のワークマークWAMと判定する。このワークマークWAMを使って位置合わせ制御部11eはマスクMとワークWの位置合せを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マスクに形成されたマスク・アライメントマーク(マスクマーク)と、ワークに形成されたワーク・アライメントマーク(ワークマーク)とを検出して、両者が、あらかじめ設定した位置関係になるように位置合せ(アライメント)を行い、マスクを介してワークに光を照射する露光装置において、ワーク・アライメントマークを検出するための検出方法及び検出装置に関する。
半導体素子、プリント基板、液晶基板等のパターンをフォトリソグラフィにより製造する工程においては、露光装置が使用される。露光装置は、マスクパターンを形成したマスクと、そのパターンが転写されるワークを所定の位置関係に位置合わせし、その後、マスクを介して露光光を含む光を照射する。これにより、マスクパターンがワークに転写(露光)される。
露光装置におけるマスクとワークの位置合せは、一般に次のようにして行なわれる。
マスクに形成されたマスクマークと、ワークに形成されたワークマークとを、アライメント顕微鏡によって検出する。検出データを画像処理し、それぞれの位置座標を求め、両者の位置があらかじめ設定された位置関係になるように、マスクまたはワークを移動させて行なう。マスクとワークは、平面内の2方向(X方向とY方向)及び回転方向(θ方向)の位置合せを行わねばならない。したがって、マスクマークとワークマークは、それぞれ2ヶ所以上形成される。
図9に、ワークマークを検出するアライメント顕微鏡10の概略構成を示す。なお、上記したように、マスクマークとワークマークはそれぞれ2ヶ所以上形成されており、したがって、アライメント顕微鏡10もそれに応じて2ヶ所以上設けられるが、同図では、1個(1ヶ所)のみ示している。アライメント顕微鏡10は、ハーフミラー10a、レンズL1、L2とCCDカメラ10bから構成されている。
11は画像処理等を行なう制御部、12はモニタ、WはワークマークWAMが形成されたワークである。同図において、ワークマークWAMの検出(パターンサーチ)は以下のようにして行なう。
A)ワークマークの登録
ワークマークWAMの検出に先立って、まず、検出するワークマークのパターンを制御部11に登録する。
ワークマークWAMとしては、例えば図10(a)に示す十字形のマークが使用され、制御部11には、図10(b)に示すように、モニタの1画素を単位とし、十字形のワークマークとその背景とを含めてひとつのパターンとして登録される。即ち、同図では説明を容易にするために、画素数を5×5としているが、画面中央の5画素が十字形に黒く、その周辺の20画素が白いというパターンが登録される。
具体的には、検出したいワークマークWAMを形成したサンプル基板をアライメント顕微鏡の下に置き、照明光を当てて照明する。
アライメント顕微鏡(例えば倍率3倍)10によって、登録するワークマークWAMを検出する。モニタ12には、アライメント顕微鏡10が取り込んで制御部11が画像処理できる範囲(例えば図11に示すように15mm×15mmの範囲)が写し出される。
次に、登録するワークマークWAM全体が入るように、モニタ12上でワークマーク登録用の仮想線(図11の点線)によってワークマークWAMを囲み、制御部11にワークマークWAMを登録する。制御部11は上記仮想線に囲まれた画素を単位として、そのコントラストによりワークマークWAMを記憶する。これにより、ワークマークWAMの登録作業が終了する。
ワークマークWAMの大きさは、ワークの種類、ユーザ、工程によって様々であるが、例えば、ワークマークWAMを囲む仮想線の大きさが、図11に示すように200μm〜700μmになるものがしばしば使われる。
ワークマークWAMの形状もまた、上記と同じ理由でさまざまであり図10に示したような十字型には限られない。図12(a)に示すように丸型のものや、同図(b)に示すように規則的なパターンを1組としてアライメントマークにしたものなど多数ある。いずれにせよ、1つのワークマークのパターン全体が含まれるように登録範囲を設定する。
B)パターンサーチ
次に、実際のワークマークWAMを検出する。アライメント顕微鏡の下から、ワークマークのパターン登録に使用したサンプル基板を取り除き、実際にパターンが形成された基板(ワーク)を置く。顕微鏡の倍率は、上記でパターンを登録した同じ倍率(3倍)である。
図9に示すように、アライメントユニット10のハーフミラー10aを介して照明光をワークW上のワークマークWAMに照射し、CCDカメラ10bによりワークマークWAMを受像する。そしてモニタ12に映し出されたワークマークWAMの像を制御部11に入力し、モニタ12の画素を単位として座標データに変換する。
制御部11は、前記した登録パターンと、受像したワークマークWAMの像を比較する。例えば、受像したワークマークWAMの像(検出パターン)が、図10(c)に示す検出パターンAである場合、登録パターンと60%一致しているので、スコア(相関値)60として認識する。
また同様に、受像したワークマークWAMの像(検出パターン)が、図10(d)に示す検出パターンBである場合、登録パターンと80%一致しているので、スコア80として認識する。さらに、受像したワークマークWAMの像(検出パターン)が、図10(e)に示す検出パターンCの場合、100%一致しているので、スコア100として認識する。
上記のようにして、モニタに映し出された全領域をパターンサーチし、スコアが最も100に近い(最も高い)位置を、ワークマークWAMの位置(ワークマークWAMが検出されている位置)として認識し、その位置座標をワークマークの位置座標として記憶する。
具体的には、ワーク上WのワークマークWAMが設けられている付近を、アライメントユニット10によって観察する。図13は、そのときモニタ12によって写し出されている実際のワークの領域を示す図である。上記したように、アライメント顕微鏡の倍率は、ワークマークのパターンを登録した時の倍率と同じ3倍である。
したがって、モニタ12には、図11と同じ範囲(15mm×15mmの範囲)が写し出される。この範囲を全領域にわたって、上記の仮想線で囲い登録した範囲が1画素ずつ移動(スキャン)し、その各々の位置においてスコアを求める。
図13のワークマークを検索する領域内(15mm×15mmの範囲)には、例えば、(B)のようにワークマーク以外のパターンが形成されている場合もあるし、また、(C)のようにごみが付着している場合もある。パターンやごみの形状が、たまたま登録されているワークマークのパターンに似ていることもある。そのような場合、比較的スコアの高い位置が、画像処理領域内に複数検出されることがある。
しかし、上記したように、制御部11は仮想線に囲まれた画素を単位として、そのコントラストによりワークマークWAMを記憶している。したがって、図13の領域内に、ワークマークWAMが存在すれば、その位置(A)でのスコアが最も高くなる。したがって、最も高いスコアが検出された位置をワークマークの位置として検出するように設定する。
なお、上記のように入力された画像と、予め用意されたテンプレート画像を比較してその類似度を判定する手法は種々知られており、必要なら例えば、非特許文献1などを参照されたい。
江尻正員監修「画像処理産業応用総覧、上巻、(基礎・システム技術編)」、1994年1月17日、株式会社フジ・テクノシステム発行、初版、p26−p27,p50−p52 特開平9−82615号公報
半導体ウエハの露光装置においては、ワークであるウエハに形成されるワークマークは、同じ面に形成される回路パターンと同様に、フォトリソグラフィにより形成されることが多い。
一方、プリント基板の露光装置においては、プリント基板にレーザ照射やドリルなどの機械加工により形成した、φ100μm程度の貫通していない孔(へこみ)を、ワークマークとして使用する場合がある。
このような基板に形成された孔の検出には、暗視野照明と呼ばれる照明方法が使われる。暗視野照明は、基板に対して斜めから照明光を照射し、基板の上方に撮像素子を配置する。真上からの照明では孔は検出しづらい。
図14(a)は、図9のアライメント顕微鏡により、基板100に形成された孔101を、暗視野照明により撮像する様子を模式的に示した図である。なお、同図では、照明光103は図面の右側と左側からしか示していないが、実際は、孔101に対して360°全方向から照明されている。
照明光103は、プリント基板100に対し、斜めに入射する。プリント基板100の表面は拡散面であり、基板の表面や孔の底の部分に照射された照明光103は、拡散して反射し、その一部は、反射ミラー102に反射され撮像素子(CCD、図示せず)に入射する。
一方、孔101の壁面に入射した光は、拡散して反射するものの、壁面で反射された光が直接撮像素子(CCD)には入射しない。
そのため、撮像素子には、孔101は、壁の部分と、それ以外の部分(プリント基板の表面と孔の底の部分)とでは異なった明るさで写る。例えば図14(b)に示すように、壁の部分は黒く縁取りされたリング状に、孔の底の部分は基板の表面と同様にグレーに写ることがある。
したがって、底のある孔が理想的に形成されている場合は、ワークマークWAMの登録画像として、図14(b)のようなリング状のパターンが登録されることになる。
しかし、例えば同じ形の孔を加工したっもりであっても、アライメント顕微鏡で検出した場合、撮像手段(CCD)での見え方(形状や明暗や色調)が異なることがある。
その理由の一つは、出来上がった孔の形状が偶然に異なってしまう場合である。
図15は、プリント基板にレーザやドリルで加工して形成した孔の形状の一例である。 同図は、孔の断面図である。
図15(a)は、理想的な孔の形状である。しかし、レーザやドリルの先端の形状により、図15(b)に示すように、孔の壁が斜めになる(すり鉢状)になることもある。また、図15(c)に示すように、孔のエッジ部分にバリ104が生じることもある。
このように、プリント基板100に機械加工により形成される孔は、その形状にふぞろいが生じることがある。そのため、このような孔をワークマークとしてアライメント顕微鏡で検出すると、撮像手段(CCD)での見え方が異なる。
撮像手段(CCD)での見え方が異なる他の理由は、孔形成後に施される処理によるものがある。
例えば、図15(d)に示すように、プリント基板には、表面に銅105などの金属箔がめっきされることがあり、孔の中もめっきされる。金属めっきにより表面の反射率が変化するので、めっきの有無により、撮像手段(CCD)での見え方が異なる。
また、図15(e)に示すように、金属めっきされたその上にレジストフィルムが貼られることもある。レジストフィルム106の厚さは数十μmであり、これを貼り付けると、孔の側面や底面に沿って貼り付けることはできず、孔の開口を塞ぐかたちになる。
そのため、孔の部分では、レジストフィルムにより照明光の反射率や光の反射する方向が変化し、レジストフィルムが貼られていない場合と貼られている場合とでは撮像手段(CCD)での見え方が異なる。
例えば、図15(e)のように、レジストフィルムが貼られた場合、アライメント顕微鏡により検出される孔の形状は、全体が黒い丸に見えることがある。
また、レジストフィルムの貼り具合によっては、孔の中へのフィルムのたるみ具合も変わるので、撮像手段(CCD)での見え方が異なる。
ワークマークの見え方が異なると、実際に撮像されているワークマーク画像が、制御部に記憶されているワークマークの画像とは、異なることとなる。このようなことが起きると、ワークマークが存在する位置でのスコアが低くなり、ワークマークを正しく検出できなくなる。
図16を用いて説明する。図16(a)に示すリング状のパターンが、制御部に登録されたワークマークの画像とする。
図16(b)は、基板のワークマークを検索(サーチ)する領域内に、ワークマークが存在し、かつ登録された画像とほぼ同等の見え方をしている場合である。この場合、図16(a)の登録マークは、図16(b)の四角で囲った位置でほとんど一致し、そのスコアは、例えば、9000点(10000満点)である。
図16(c)が本案件の課題となる場合である。サーチする領域内に、ワークマークが存在するが、上記したような原因により見え方が登録マークとは異なり黒丸状に見える場合である。リングは中央部が白いが、黒丸は中央部が黒いので、図16(c)の四角で囲った位置におけるスコアは低く、例えば2000点程度である。
図16(d)は、検索領域内に、ワークマークではない配線等の黒四角の輪郭のパターンが存在する場合である。この場合、形状は異なるが、真ん中が黒く周辺部が白いという明暗のパターンが似ているので、図16(d)の四角で囲った位置におけるスコアは、図16(c)場合よりも高く、例えば5000点になることがある。
図16(c)は、登録されたマークとは見え方が異なるが、ワークマークであるので検出しなければならない。しかし、図16(d)は、ワークマークではないので、ワークマークとして検出しないようにしなければならない。
しかし、図16(c)をワークマークとして検出するために、制御部において、例えば「スコアが2000点以上の場合はワークマークとする」と設定すると、ワークマークではない図16(d)をワークマークとして検出してしまう。一方、図16(d)をワークマークとして検出しないために「スコアが6000点以上の場合をワークマークとする」と設定すると、図16(c)をワークマークとして検出できない。
したがって、ワークマークを正しく検出することができない。
以上のように、同一形状としてワーク上に形成したワークマークが、ワークマークの加工の条件やプリント基板の製造工程上の処理により、撮像素子により写し出される見え方(形状や明暗や色調)が異なることがある。この場合には、登録したワークマークで実際のワークマークを検出しようとしても、検出できないことがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、アライメント顕微鏡の撮像素子に写し出されるワークマークの見え方が異なったとしても、ワークマークを正しく検出することができるワークマークの検出方法及び装置を提供することである。
突起またはへこみ(貫通孔も含む)としてワーク上に形成されたワーク・アライメントマーク(ワークマーク)をアライメント顕微鏡で観察すると、同様の輪郭を有するが、一部が欠けたり、色調・色の濃度・明暗が異なる等、見え方が異なる複数のパターンが観察される。このような複数のパターンのうち、同様の輪郭を有し色調・色の濃度・明暗が異なるワーク・アライメントマークとして検出すべき複数パターンを記憶部に登録する。
そして、ワーク上に形成されたワークマークを検出する際、ワーク・アライメントマークとして検出すべき上記複数の登録パターンを一つずつ読み出し、受像したワーク上のパターンと、上記読み出した登録パターンとを比較し、両者の一致度を評価する。
即ち、まず、登録した第1のパターンで検索領域をサーチし、ワーク上のパターンと比較してスコアを求める。次に、同様に登録した第2のパターンで検索領域をサーチしスコアを求める。これを繰り返し、あらかじめ設定された値以上のスコアを示した登録パターンが検出されたら、この登録パターンをワークマークに対応したパターンとして採用する。あるいは、上記比較を繰り返し、最も高い値のスコアを示した登録パターンが検出されたら、この登録パターンをワークマークに対応したパターンとして採用してもよい。
上記のように最も高い一致度が得られた登録パターン、もしくは予め設定された値以上の一致度が得られた登録パターンが見つかったら、該登録パターンとの一致度が高い受像パターンを、ワークアライメントマークとして検出し、その位置を記憶する。
投影露光装置などの露光装置においては、上記のように検出したパターンをワークマークとして、マスクとワークの位置合わせを行い、マスク上に形成されたマスクパターンをワーク上に転写する。
マスクとワークの位置合わせは、上記検出されたワークマークの位置座標が、例えば予め検出して登録されているマスクアライメントマーク(マスクマーク)の位置座標に、一致するように、ワークステージをXY方向に移動させるとともに、XY平面に垂直な軸を中心に回転させることにより行われる。
本発明においては、ワーク・アライメントマークとして検出すべき複数の登録パターンと、受像したワーク上のパターンとを比較して、一致度を評価し、この評価結果に基づき、受像したワーク上のパターンをワーク・アライメントマークとして検出するようにしたので、一部が欠けたり、色の濃度・明暗が異なるため、同じ形状のワークマークが異なった見え方になるようなことがあっても、ワークマークを確実に検出することができる。
このため、ワークマークが突起またはへこみとしてワーク上に形成されたものであっても、ワークマークを確実に検出し、精度よく位置合わせを行うことができる。
図1は、本発明の適用対象の一つである投影露光装置の構成例を示す図である。
同図において、MSはマスクステージである。マスクステージMSには、マスクマークMAMとマスクパターンMPが形成されたマスクMが置かれて保持される。
光照射装置1から露光光が出射する。出射した露光光は、マスクM、投影レンズ2を介して、ワークステージWS上に載置されたワークW上に照射され、マスクパターンMPがワークW上に投影され露光される。
投影レンズ2とワークWの間には、同図の矢印方向に移動可能なアライメント顕微鏡10が2個所に設けられている。マスクパターンMPをワークW上に露光する前に、アライメント顕微鏡10を図示の位置に挿入し、マスクマークMAMとワークに形成されているワークマークWAMとを検出し、マスクMとワークWの位置合わせを行う。位置合せ後、アライメント顕微鏡10は、ワークW上から退避する。なお、図1においては、2個所設けられている内の一方のアライメント顕微鏡のみを示す。
アライメント顕微鏡10は、前記したように、ハーフミラー10a、レンズL1、L2とCCDカメラ10bから構成されている。アライメント顕微鏡10には、前記図14に示した暗視野照明を行うため、基板に対して斜めから照明光を照射するための照明手段10cが設けられている。
アライメント顕微鏡10のCCDカメラ10bにより受像したマスクマークMAM像、ワークマーク像などは、制御部11に送られる。
制御部11は上記CCDカメラで受像した画像を処理する画像処理部11aと、ワークマークとして検出すべき複数の登録パターン、マスクマーク等の位置座標情報、各種パラメータ等を記憶する記憶部11bを備える。
さらに、制御部11は、CCDカメラ10bで受像し画像処理部11aで画像処理したパターン像と記憶部11bに登録されたパターン像とを比較して一致度を求めてスコアを計算する比較・評価部11cと、比較・評価部11cにより得た一致度に基づき、受像したワーク上のパターンが、ワークマークとして検出するパターンであるかを判定する判定部11dと、ワークマークとして検出されたパターンの位置座標が、記憶部11bに記憶されたマスクマーク像の位置座標に一致するようにワークステージWSあるいはマスクステージMS(あるいはその両方)を移動させる位置合わせ制御部11eと、作業者の指示によりワークマーク等を記憶部11bに登録するための登録部11fを備える。
ワークステージWSあるいはマスクステージMSは、上記位置合わせ制御部11eにより制御されるワークステージ駆動機構4、マスクステージ駆動機構3により駆動され、XY方向(X,Y:マスクステージMS、ワークステージWS面に平行で互いに直交するに方向)移動させるとともに、XY平面に垂直な軸を中心に回転する。
上記制御部11には、モニタ12が接続され、上記画像処理部11aで画像処理された画像はモニタ12の画面に表示される。
図1において、マスクMとワークWの位置合わせは、次のように行われる。
光照射装置1もしくは図示しないアライメント光源から照明光をマスクMに照射して、マスクマークMAM像をアライメント顕微鏡10のCCDカメラ10bにより受像し、制御部11に送る。制御部11の画像処理部11aは上記マスクマークMAM像を位置座標に変換し記憶部11bに記憶する。
なお、マスクマークの検出方法は種々の方法が提案されており、必要なら例えば特許文献1等を参照されたい。
次いで、ワークWにアライメント顕微鏡10の照明手段10cから照明光を照射し、前記したようにパターンサーチを行い、ワークW上のワークマークWAMを検出し、制御部11はその位置座標を求める。
制御部11は、記憶しているマスクマークMAMの位置座標と、検出したワークマークWAMの位置座標が所定の位置関係になるように、ワークステージWS(もしくはマスクステージMS、あるいはその両方)を移動し、マスクMとワークWの位置合わせを行う。
次にワークマークの検出手順と、マスクとの位置合わせについて図2、図3、図4により具体的に説明する。
(1)まず、マスクマークMAMの位置を検出する。このため、図2(a)に示すようにアライメント顕微鏡10の視野内(視角の範囲内)におけるマスクマークMAMの位置座標(xm1,ym2)を求める。
すなわち、アライメント顕微鏡10のCCDカメラ10bで撮像した画像を、制御部11の画像処理部11aで処理し、マスクマークMAMの位置座標(xm1,ym2)を求めて、記憶部11bに記憶する。
(2)ワークマークを制御部11の記憶部11bに登録する。この登録は、次のようにして、作業者が目視で行う。
実際のワークW1をワークステージWS上に置き、アライメント顕微鏡10を使って、ワークW1の表面画像を受像し、画像処理部11aで処理して、モニタ12上にワークW1の表面を写し出す。
この時のアライメント顕微鏡10は、実際にワークマークWAMを検出する場合と同じライメント顕微鏡10であり、アライメント顕微鏡10の倍率は、実際にワークマークWAMを検出する場合と同じ倍率(例えば3倍)である。また、アライメント顕微鏡10は、マスクマークを検出した時の位置と同じ位置に保たれており、アライメント顕微鏡10の視野(視角)も同じである。
作業者は、写し出されたワークW1の画像を見て、ワークマークWAMを探す。ワークマークWAMとして登録すべきパターンが見つかれば、上記「ワークマークの登録」での説明と同様に、図2(b−1)に示すように、ワークマークWAM全体が入るように、モニタ12上でワークマーク登録用の仮想線によってワークマークWAMを囲み、例えば目視でその中心位置を特定し、+などのマークをつける。
例えばワークマークWAMが、丸印の場合、アライメント顕微鏡10で観察される画像は例えば、図3(b−2)に示すように、円や黒丸等に見えることがあるが、作業者はこれらのパターンから、ワークマークWAMとして登録すべきパターンを選択する。
そして、ワークマークWAMとして登録すべきパターンについて、ワークマーク登録用の仮想線によってパターンを囲み、この仮想線により囲まれる領域をワークマークWAM1のパターン像として、登録部11fに登録指令を与えて記憶部11bに登録する。
また、目視でパターンの中心位置を特定し、仮想線で形成される四角形の例えば左上角からパターンの中心位置までの距離dx、dyをパターンの位置座標として記憶手段11bに登録する。
ここで、図3(b−3)に示すように、パターンの中心位置の設定が正しくないと、その誤った位置(+の位置)がワークマーク位置として登録されることとなる。
なお、パターンの中心位置を演算などにより自動的に求める手法は従来から種々知られており、パターンの中心位置の設定を目視ではなく、画像処理部11aで画像処理することにより自動的に求めるようにしてもよい。
従来では上記のように、ワークマークを一つ登録するだけで、ワークマークWAMの登録は終了していた。しかし、本発明においては、ワークマークとして登録すべき見え方の異なる複数のパターンをワークマークとして登録する。
このため、続けてワークマークを登録する場合には、今のワークW1をワークステージWSから下ろし、同じ形状のワークマークWAMが形成されているはずの別の2番目のワークW2をワークステージWSに載置する。
そして、上記と同様に、アライメント顕微鏡10により、ワークW2の表面をモニタ12上に写し出し、ワークマークWAMを探す。見つかったワークマークWAMが、先ほど登録したワークマークWAMと見え方(形状や明暗や色調)が異なっていれば、上記と同様にしてワークマーク登録用の仮想線で囲み、第2のワークマークWAM2として制御部11の記憶部11bに登録する。
続いて、ワークW2をワークステージWSから下ろし、3番目のワークW3をワークステージWSに載置する。アライメント顕微鏡10により、ワークW3の表面をモニタ12上に写し出し、ワークマークWAMを探す。見つかったワークマークWAMが、今まで登録したワークマークWAM1やWAM2と見え方(形状や明暗や色調)が異なっていれば、上記と同様にしてワークマーク登録用の仮想線で囲み、第3のワークマークWAM3として制御部11の記憶部11bに登録する。
以下、これを繰り返し、ワークマークWAMの見え方の異なるパターンを、それぞれすべて制御部11の記憶部11bに登録する。
(3)次に、登録したワークマークと、ワーク上のパターンとを比較して、ワークW上のワークマークを検出する。
ワークマークを検出する際には、制御部11の記憶部11bに登録したすべてのワークマークWAM1〜nを使って、検索領域内のパターンを検索(サーチ)する。比較・評価部11cは、上記登録されているワークマークWAM1〜nと検索領域内のパターンとを比較して一致度のスコアを求める。判定部11dはこのスコアが例えば一定値を越えているか、あるいは、最も高いスコアであると、上記登録されているワークマークWAM1〜nの中からこのワークマークを採用する。
そして、最も高い一致度が得られたワークマーク、もしくは予め設定された値以上の一致度が得られたワークマークに対応する検索領域内のパターンを、ワークW上のワークマークとして検出し、その位置を記憶する。
例えば、ワークマークの見え方が二種類あり、第1のワークマークWAM1がリング状のパターンであり、第2のワークマークWAM2が黒丸状のパターンであれば、その二つのワークマークWAM1とWAM2とを使ってサーチする。
即ち、まず第1のワークマークWAM1で検索領域をサーチしスコアを得る。次に第2のワークマークWAM2で検索領域をサーチしスコアを得る。そして、予め設定された値以上のスコアのワークマークを使って、あるいは、最も高いスコアを検出したワークマークを使って位置合わせ制御部11eはマスクとワークの位置合せを行う。
ワークマークのサーチは、例えば図4のように行なわれる。
例えば図4(c−1)に示す矩形領域Pが検索すべきワークマークとして記憶部11bに登録されているとする。
ワークマークをサーチするには、図4(c−2)に示すように、アライメント顕微鏡10の視野内で、例えば視野の左上端角から、上記図4(c−1)に示すワークマークWAMのパターンを含む縦Y、横Xの矩形領域Pを少しずつずらしながら重ねて行き一致度の高い場所を探す。
そして、アライメント顕微鏡の視野内で一致度の高い領域が検索されると、そのときの、矩形領域Pの左上の角の座標(x1,y1)を求め、領域P内のパターンの中心位置を示す(dx,dy)と加算して、(x1+dx,y1+dy)を検出されたワークマークの位置座標(xw1,yw1)とする。
(4)以上のようにしてワークマークの位置座標が検出されると、位置合わせ制御部11eは図4(d)に示すように、検出されたワークマークWAMの位置座標(xw1,yw1)が、予め記憶されているマスクマークの位置座標(xm1,ym1)に一致するように、ワークステージWSあるいはマスクステージMS(あるいはその両方)を移動させ、両者を一致させる。
なお、上記説明では、複数のワークマークWAMを一括して登録し、これらのワークマークWAM1〜n使って、検索領域を検索(サーチ)する場合について説明したが、ワークマークの検出とマスクMとワークWの位置合わせを行ないながら、ワークマークとして登録すべきパターンが検出されたら、その都度、そのパターンをワークマークとして登録するようにしてもよい。
すなわち、まず、第1のワークマークWAMを登録して、登録されたこのワークマークを使って、ワークW上のワークマークを検出し、検出されたワークマークを使って位置合わせを行なう。そして、このワークマークを検出する過程で、新たに異なった見え方をするワークマークとして登録すべきパターンが検出されたら、このパターンを上記したようにワークマークWAMとして記憶部11bに登録する。
次のワークマークの検出では、先に登録されているワークマークとして登録すべきパターンと、新たに登録されたパターンを用いてワークマークの検出を行なう。
次に、図5と図6のフローチャートを使って、ワークマークの検出について具体的に説明する。
ここでは、登録したワークマークのパターン(登録マーク)はWAM1とWAM2の2個(n=2)であり、第1登録マークWAM1は、図5(a)に示すようにリング状のパターンであり、第2の登録マークWAM2は、図5(b)に示すように黒丸状のパター ンとする。
(1)図5(c)に示すように、ワークマークの検索領域にリング状に見えるワークマークがある場合。
(i) サーチの開始。まず、i=1番目の登録パターン、即ち、第1の登録パターンWAM1で検索領域をサーチする(図6のステップS1,S2)。図5(c)のパターンが検出されると、制御部11の比較・評価部11cで第1の登録パターンWAM1と図5(c)のパターンを比較・評価して、スコアを求める。
第1の登録マークWAM1は、実際に見えている図5(c)のワークマークとパターンがほぼ一致するので、高いスコア、例えば9000点が得られる。この値を第1の登録マークWAM1のスコアとして制御部11の記憶部11bに記憶する(ステップS3)。
(ii)ステップS4に行き、iに1を加えi=2とする。n=2であり、i>nではないので、i=2である第2の登録マークWAM2で検索領域をサーチする(ステップS1,S2)。
(iii) 第2の登録パターンWAM2が黒丸であるのに対して、見えているワークマークのパターンが図5(c)に示すリングであると、スコアは低く、例えば2000点になる。この値を第2の登録マークWAM2のスコアとして記憶部11bに記憶する(ステップS3)。
(iv)ステップS4に行き、iに1を加えi=3とする。i>nとなるので、制御部11の判定部11dにおいて、第1の登録マークWAM1 のスコア9000点と、第2の登録マークWAM2のスコア2000点とを較する。そして高いスコアが得られた、第1の登録マークWAM1を、図5(c)のパターンを有するワークにおけるワークマークとして採用する。以上でサーチが終了する。
(2)図5(d)に示すように、ワークマークが黒丸状に見える場合は、次のようになる。なお、上記と重複する部分は説明を省略する。
(i) まず、第1の登録パターンWAM1で検索領域をサーチする。両者のパターンは似ておらず、スコアは低く2000点である。この値を第1の登録マークWM1のスコアとして記憶部11bに記憶する。
(ii)次に、第2の登録マークWAM2で検索領域をサーチする。第2の登録マークWAMは、見えているワークマークとパターン良く似ているので、高いスコア(9000点)が得られる。この値を第2の登録マークWAM2のスコアとして記憶部11bに記憶する。(iii) 制御部11の判定部11dは、第1の登録マークWAM1のスコア2000点と、第2の登録マークWAM2のスコア9000点とを比較する。そして高いスコアが得られた、第2の登録マークWAM2を、図5(d)のワークにおけるワークマークとして採用する。
(3)図5(e)に示す配線等の黒四角のリング状のワークマークではないワークパターンが、図5(c)や図5(d)のワークマークとともに混在する場合。このような場合であっても、正しくワークマークを検出できる。以下に説明する。
(a)図5(c)のリング状のワークマークと、図5(e)の黒四角のリング状のワークパターンが混在する場合。
(i) まず、第1の登録パターンWAM1で検索領域をサーチする。図5(e)のパターンに対するスコアは5000点であり、図5(c)のパターンに対するスコアは9000点である。制御部11の比較・評価部11cは、高い方の9000点のスコアを、第1の登録マークWAM1のスコアとして記憶部11bに記憶する。
(ii)次に、第2の登録パターンWAM2で検索領域をサーチする。図5(e)のパターンに対するスコアは1500点であり、図5(c)のパターンに対するスコアは2000点である。比較・評価部11cは、高い2000点のスコアを、第2の登録マークWAM1のスコアとして記憶部11bに記憶する。
(iii) 制御部11の判定部11dは、第1の登録マークWAM1のスコア9000点と、第2の登録マークWAM2のスコア2000点とを比較する。そして高いスコアが得られた、第1の登録マークWAM1によるサーチ結果である図5(c)のパターンをワークマークとして採用する。
(b)図5(d)の黒丸のワークマークと、図5(e)の黒四角のリング状のワークパターンが混在する場合。
(i) 第1の登録パターンWAM1で検索領域をサーチする。図5(e)のパターンに対するスコアは5000点であり、図5(d)のパターンに対するスコアは2000点である。比較・評価部11cは、高い方の5000点のスコアを、第1の登録マークWAM1のスコアとして記憶部11dに記憶する。
(ii)第2の登録パターンWAM2で検索領域をサーチする。図5(e)のパターンに対するスコアは1500点であり、図5(d)のパターンに対するスコアは9000点である。比較・評価部11cは、高い方の9000点のスコアを、第2の登録マークWAM1のスコアとして記憶部11dに記憶する。
(iii) 判定部11dは、第1の登録マークWAM1のスコア5000点と、第2の登録マークWAM2のスコア9000点とを比較する。そして高いスコアが得られた、第2の登録マークWAM2によるサーチ結果である図5(d)のパターンをワークマークとして採用する。
以上のように、制御部11において、最も高いスコアが得られた登録マークをワークマークとして採用するというように設定しておけば、例えば上記のような黒四角のリング状のパターンを、誤ってワークマークとして検出することがない。
なお、検索領域に、実際にワークマークが存在しない(黒丸も円環もない)場合は、スコアが5000点である四角で黒いワークパターンを誤ってワークマークとして検出することも考えられる。その対策として、制御部11に、例えば「スコアが9000点以上の場合のみ、ワークマークとして採用する」と設定しておけばよい。
上記のように、ワークマークの見え方(形状や明暗や色調)が様々に異なる場合、その見え方の異なるパターンをすべて登録することになる。
しかし、登録するパターン(登録マーク)の数が増えると、露光装置において、マスクとワークの位置合せごとに、図6のフローチャートに示す処理(i>nとなるまで、すべての登録マークについてサーチを行い、スコアを求める)を繰り返すと、ワークマーク検出に時間がかかり、その結果露光処理の時間が全体として長くなる。すなわち、スループットが悪くなる。
そこで、例えば、登録マークi(i番目の登録マーク)であらかじめ設定した点数以上のスコアが得られたら、その段階でサーチを終了し、次のi+1番目以降の登録マークでのサーチをスキップして、次の手順(ワークマークの位置検出とマスクとワークの位置合せ)に進むよう設定することが考えられる。
この、次の登録マークでのサーチに進まないようにするスコア値のことを、「中断しきい値」と呼ぶ。
上記「あらかじめ設定した点数以上のスコアが得られたら、その段階でサーチを終了する処理」をフローチャートとして示すと、図7のようになる。
図7において、ワークマークの検出処理は次のように行われる。
ここでは、予めn個のワークマークのパターン(登録マーク)が登録されているとする。予め、制御部11の記憶部11bに中断しきい値(例えば9000点)を設定する。中断しきい値は、正しくワークマークを検出できているはずのスコア値であり、あらかじめ実験等により求めておく。
(i) サーチの開始。i=1番目の登録パターンである第1の登録パターンWAM1で検索領域をサーチする(ステップS1,S2)。比較・評価部11cは、サーチした中で最も高いスコアを、第1の登録マークWAM1により検出されたパターンのスコアとして記憶部11bに記憶する(ステップS3)。
(ii)判定部11dにおいて、記憶した第1の登録マークWAM1により検出されたパターンのスコアと、中断しきい値(例えば9000点)とを比較する(ステップS4)。
第1の登録マークWAM1のスコアが9000点以上であれば、第2の登録マークWAM2 以降によるサーチを行わず、第1の登録マークWAM1により検出されたパターンををワークマークとして採用し、サーチを終了する(ステップS6)。
(iii) 第1の登録マークWAM1のスコアが9000点未満であれば、ステップS5に行き、iに1を加算して、i=2として第2の登録マークWAM2で検索領域をサーチする(ステップS1,S2)。
サーチした中で最も高いスコアを第2の登録マークWAM2により検出されたパターンのスコアとして記憶部11bに記憶する(ステップS3)。
(iv)判定部11dにおいて、記憶した第2の登録マークWAM2により検出されたパターンのスコアと、中断しきい値(9000点)とを比較する(ステップS4)。第2の登録マークWAM2により検出されたパターンのスコアが9000点以上であれば、第3の登録マークWAM3以降によるサーチを行わず、第2の登録マークWAM2により検出されたパターンをワークマークとして採用しサーチを終了する(ステップS6)。
(v) 第2の登録マークWAM2により検出されたパターンのスコアも9000点未満であれば、第3の登録マークWAM3で検索領域をサーチする。
これをi=nまで繰り返し、中断しきい値を超えるパターンが検出されれば、そのパターンをワークマークとして採用する(ステップS6)。
中断しきい値を超えるパターンがなければ、第1の登録マークWAM1から第nの登録マークWAMnにより検出されたパターンの各スコアを比較する。そして最も高いスコアが得られた、第iの登録マークWAMiにより検出されたパターンを、ワークマークとして採用し(ステップS7)、サーチを終了する。
このように、中断しきい値を設定しておけば、マスクとワークの位置合せ毎にすべての登録パターンについてサーチを行なうことがなくなるので、ワークマークの検出時間を短縮することができる。
また、中断しきい値の設定に加えて、各登録マークの使用回数を蓄積しておき、使用回数の多い登録マークから順番にサーチを行うようにしたり、直近(最近)に使われたマークから順番にサーチを行うようにしたりするなど、制御部11に学習機能を付加しておけば、高いスコアの登録マークをより早く見つけられる可能性が高くなるので、ワークマークの検出時間の短縮を図ることができる。
なお、本発明においては、基板に形成した底つきの孔(凹部、へこみ)をワーク・アライメントマーク(ワークマーク)として使用する場合、その孔にめっきやレジストフィルムの貼り付けにより、アライメント顕徴鏡によって検出されるワークマークの見え方(形状や明暗や色調)が異なることを例に説明した。
しかし、孔の場合に限らず、図8(a)に示すように基板100に形成した突起107(凸部、ふくらみ)をワーク・アライメントマークとして使用する場合であっても、ワークマークの見え方が変化するので、本発明を適用することができる。
また、例えば、図8(b)に示すような、銅105等のめっきの有無により表面の反射率が変化して見え方が変化する場合もある。
さらに、図8(c)に示すように突起に対してレジストフィルム106を貼り付けると、突起の側面に沿って貼り付けることはできず、突起の側面に空間ができる。そのため、照明光の反射率や光の反射する方向が変化し、レジストフィルムが貼られていない場合と貼られている場合とでは撮像手段(CCD)での見え方が異なる。
さらに、レジストフィルムの貼り付け具合によっては、フィルムのたるみ具合も変わるので、見え方が変化するが、これらの場合にも本発明を適用することができる。
本発明の適用対象の一つである投影露光装置の構成例を示す図である。 本発明の実施例のワークマークの検出手順とマスクとワークの位置合わせを説明する図(1)である。 本発明の実施例のワークマークの検出手順とマスクとワークの位置合わせを説明する図(2)である。 本発明の実施例のワークマークの検出手順とマスクとワークの位置合わせを説明する図(3)である。 登録されたワークマークとアライメント顕微鏡で撮像された入力画像の例を示す図である。 ワークマークの検出処理手順を示すフローチャートである。 ワークマークの他の検出処理手順を示すフローチャートである。 ワークマークの見え方が異なるその他の例を示す図である。 アライメント顕微鏡の概略構成を示す図である。 登録パターンと検出パターンの一例を示す図である。 モニタに表示される画像の一例を示す図である。 ワークマークの形状例を示す図である。 パターンサーチを説明する図である。 アライメント顕微鏡により、基板に形成された孔を暗視野照明で撮像する様子を模式的に示した図である。 プリント基板に、レーザやドリルで加工して形成した孔の形状の例を示す図である。 登録されたワークマークと、検索領域の画像の例を示す図である。
符号の説明
1 光照射装置
2 投影レンズ
3 マスクステージ駆動機構
4 ワークステージ駆動機構
10 アライメント顕微鏡
10a ハーフミラー
10b CCDカメラ
10c 照明手段
11 制御部
11a 画像処理部
11b 記憶部
11c 比較・評価部
11d 判定部
11e 位置合わせ制御部
11f 登録部
12 モニタ
L1,L2 レンズ
M マスク
MAM マスク・アライメントマーク(マスクマーク)
MS マスクステージ
W ワーク
WAM ワーク・アライメントマーク(ワークマーク)
WS ワークステージ

Claims (2)

  1. 突起またはへこみとしてワーク上に形成されたワーク・アライメントマークの検出方法であって、
    ワーク上のパターンを受像する第1の工程と、
    予め記憶部に登録されたワーク・アライメントマークとして検出すべき複数の登録パターンを一つずつ読み出し、上記受像したワーク上のパターンと、上記読み出した登録パターンとを比較して、両者の一致度を評価する第2の工程と、
    上記受像したワーク上のパターンと、最も高い一致度が得られた上記登録パターン、もしくは予め設定された値以上の一致度が得られた上記登録パターンを採用し、該登録パターンとの一致度が高い受像パターンを、ワークアライメントマークとして検出する第3の工程とを含む
    ことを特徴とするワーク・アライメントマークの検出方法。
  2. 突起またはへこみとしてワーク上に形成されたワーク・アライメントマークの検出装置であって、
    ワーク上のパターンを受像する受像手段と、
    ワーク・アライメントマークとして検出すべき複数のパターンを登録した記憶部と、
    上記記憶部に記憶された登録パターンを一つずつ読み出し、上記受像手段により受像したワーク上のパターンと、上記読み出した登録パターンとを比較し、両者の一致度を評価する比較・評価手段と、
    上記比較・評価手段により得た一致度に基づき、上記受像したワーク上のパターンが、ワーク・アライメントマークとして検出するパターンであるか否かを判定する判定手段とを備えた
    ことを特徴とするワーク・アライメントマークの検出装置。
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