JP2010104735A - スライドレールの取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドレールを固定側部材に簡単に取付けることができるスライドレールの取付装置に関するものであり、固定側部材の奥行き寸法にかかわらずデッドスペースが生じることのないスライドレールの取り付け装置を提供する。
【解決手段】スライドレールの後端部が、後端部保持部材6に保持され、前端部が前端部保持部材に保持されるスライドレールの取付装置において、固定側メンバーは、内面にボール摺動溝が形成された断面略C字形に形成され、後端部保持部材6は、固定側メンバーのボール摺動溝に後端から密嵌する上下嵌入突起63を有し、前端部保持部材は、固定側メンバーの前端部を支持する前部載置用突部と、前部載置用突部の前端に連設された固定側メンバーの前方への移動を阻止するストッパー突部を有している。
【選択図】図4

Description

本発明はスライドレールを固定側部材に簡単に取付けることができるスライドレールの取付装置に関するものである。
従来、スライドレールを固定側部材に取付ける装置として、固定側メンバーの後端部が前方から嵌入する嵌合筒部と、嵌合筒部後端に一体に形成され前方から固定側部材に連結される取付縁部よりなる後端保持部材と、固定側メンバーの上下寸法に一致する間隔を有してスライドレール側に突出して形成され、固定側メンバーの前端部が嵌合する上下支持突部と、固定側部材の前框の裏側に当接する位置決め突壁と、固定側メンバーと連結される連結突部が一体に形成された前端支持部材から構成されているものであった。(例えば特許文献1参照)
この場合、固定側メンバーの後端部は、後端保持部材の嵌合筒部に差し込まれて保持される構成であるから、嵌合筒部の嵌合孔の前方に固定側メンバーの後端部を正確に位置させた状態を維持しながら後方に移動して、嵌合孔に嵌入しなければならない。
このため、特にスライドレールが重い場合は、スライドレールを所定の状態に維持することが難しく、非常に煩雑な作業となっていた。
又、嵌合孔内にスライドレールの後端部が嵌入するので、移動側メンバーに取付けられる引出しの後端部は、嵌合筒部の前側までしか形成することができず、引出しの奥行き寸法を大きく構成することが出来なかった。
すなわち、引出しの後端面と固定側部材の背板間にデッドスペースが形成される事となる。
さらに、後端保持部材の取付縁部は、嵌合筒部後端に一体に形成され、前方から固定側部材に連結される構成であるから、固定側部材の奥行き寸法で、使用可能なスライドレールの長さが決定されてしまうので、引出し等の奥行き寸法に合わせて、長さの異なるスライドレールを選択して使用することが出来ず、汎用性に乏しかった。
又、スライドレールの前端側は、固定側メンバーと連結突部がネジ止め連結されて、スライドレールの前後移動を規制しているので、取り付け取り外し作業に工具を必要とし、手軽に取付位置を変えることも簡単ではなかった。
特許第2534456号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、容易にスライドレールを取付けることが出来、引出しの奥行き寸法に合わせて、長さの異なるスライドレールを選択することが可能で、固定側部材の奥行き寸法にかかわらずデッドスペースが生じることもなく、さらに、移動側メンバーが収納された状態では、不測に移動側メンバーが飛びだすこともない。
又、引出された状態のスライドレールを隠蔽することもできるスライドレールの取り付け装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する為、本発明が手段とする第1の特徴は、固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在に保持される移動側メンバー等よりなるスライドレールの後端部が、固定側部材に取付けられた後端部保持部材に保持され、前端部が固定側部材に取付られた前端部保持部材に保持されるスライドレールの取付装置において、固定側メンバーは、基板と、内面にボール摺動溝が形成された上下折曲縁より断面略C字形に形成され、後端部保持部材は、下折曲縁の下面に沿って固定側メンバーの後端部を支持する後部載置用突部と、後部載置用突部の後端に連設された固定側メンバーの後方への移動を阻止する移動防止用突壁と、移動防止用突壁の内面側に連設された、ボール摺動溝に後端から密嵌する上下嵌入突起と、移動防止用突壁の固定側部材側端部の前方と、後部載置用突部の固定側部材側端部の上方に連設された後部案内壁を有し、前端部保持部材は、下折曲縁の下面に沿って固定側メンバーの前端部を支持する前部載置用突部と、前部載置用突部の前端に連設された固定側メンバーの前方への移動を阻止するストッパー突部と、ストッパー突部と前部載置用突部の固定側部材側端部に上方に連設された前部案内壁を有しているものである。
次に、上記課題を解決するため本発明が手段とする第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、後端部保持部材の移動側防止突部と後部載置用突部は固定側メンバーとほぼ等しい厚みに形成され、後部案内壁と平行に位置する固定側部材の一部に形成された後取付用嵌合孔に、後端部保持部材に形成された連結用後部嵌合突起が嵌合して、固定側部材に後端部保持部材が取付られ、前部案内壁と平行に位置する固定側部材の一部に形成された前取付用嵌合孔に、前端部保持部材に形成された連結用前部嵌合突起が嵌合して、前端部保持部材が固定側部材に取付られているものである。
さらに、上記課題を解決するため本発明が手段とする第3の特徴は、上記第1の特徴、又は、上記第2の特徴に加えて、前部載置用突部は、移動側メンバーの収納状態で移動側メンバーの前端部に係脱自在なラッチ部を、移動側メンバー側に有しているものである。
さらに、上記課題を解決するため本発明が手段とする第4の特徴は、上記第1の特徴、又は、上記第2の特徴、又は、上記第3の特徴に加え、後端部保持部材と前端部保持部材が固定側部材に取付けられた状態で、前部案内壁及び後部案内壁と固定側部材間に、移動側部材に設けられたカバー体の一部が通過可能な前後カバー用間隙が形成されているものである。
請求項1に記載の発明によると、後端部保持部材は、下折曲縁の下面に沿って固定側メンバーの後端部を支持する後部載置用突部と、後部載置用突部の後端に連設された固定側メンバーの後方への移動を阻止する移動防止用突壁と、移動防止用突壁の内面側に連設された、ボール摺動溝に後端から密嵌する上下嵌入突起と、移動防止用突壁の固定側部材側端部の前方と、後部載置用突部の固定側部材側端部の上方に連設された後部案内壁を有しているので、スライドレールは、固定側メンバーの後端部を後部案内壁の内面に沿うように移動させて、後部載置用突部の上面に載置し、その状態で後方に移動させると、上下のボール摺動溝に上下嵌入突起が密嵌し、同時に後部載置用突部は下折曲縁の下面に沿って、固定側メンバの後端部を支持するので、目視できなくても容易に取付けることが可能で、上下嵌入突起は下折曲縁内面の上下のボール摺動溝に密嵌し、固定側メンバーの後端部は移動防止用突壁に当接するので、固定側メンバーは後方に移動することがなく、内面側にも外面側にも傾動する事がない。
そして、前端部保持部材は、固定側メンバーの下折曲縁の下面に沿って固定側メンバーの前端部を支持する前部載置用突部と、前部載置用突部の前端に連設された固定側メンバーの前方への移動を阻止するストッパー突部と、ストッパー突部と前部載置用突部の固定側部材側端部に上方に連設された前部案内壁を有しているので、固定側メンバーの後端部が後端部保持部材に保持されると同時に、前部載置用突部は下折曲縁の下面に沿って、固定側メンバの前端部を支持し、ストッパー突部は固定側メンバーの下折曲縁の前端に位置するので、固定側メンバーは前方へ移動することがなく、左右のスライドレール間に棚板等が配設されることにより、内面側にも外面側にも傾動することがない。
すなわち、スライドレールの取付に、工具を一切使用することがなく、固定側部材内に潜り込む必要もないので、取付、取外し作業が非常に容易である。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明による効果に加え、後端部保持部材の移動側防止突部と後部載置用突部は固定側メンバーとほぼ等しい厚みに形成され、後部案内壁とほぼ平行な固定側部材の一部に形成された後取付用嵌合孔に、後端部保持部材に形成された連結用後部嵌合突起が嵌合して、固定側部材に後端部保持部材が取付られているので、スライドレールの移動側メンバーに取付けられる移動側部材は、後端部保持部材の取付位置に影響されることがなく、固定側部材の奥行き一杯まで形成することが出来、移動側部材の後方にデッドスペースが生じることがない。
又、後端保持部材の取付位置で使用されるスライドレールの長さが選択されるので、固定側部材の奥行き寸法が一定であっても、使用される用途に最適な長さのスライドレールを選択することが出来、汎用性に優れている。
又、後端部保持部材も前端部保持部材も、後取付用嵌合孔及び前取付用嵌合孔に、連結用後部嵌合突起及び連結用前部嵌合突起が嵌合して取付けられる構成であるから、取り付け、取り外し作業が非常に容易である。
請求項3に記載の発明によると、請求項1に記載の発明による効果、又は、請求項2に記載の発明による効果に加え、前部載置用突部は、移動側メンバーの収納状態で移動側メンバーの前端部に係脱自在なラッチ部を、移動側メンバー側に有しているので、運搬中、あるいは、地震等で固定側部材が傾いたとしても、移動側メンバーが不足に飛び出すことがなく安全に使用することが出来る。
請求項4に記載の発明によると、請求項1に記載の発明による効果、又は、請求項2に記載の発明による効果、又は、請求項3に記載の発明による効果に加え、後端部保持部材と前端部保持部材が固定側部材に取付けられた状態で、後部案内壁及び前部案内壁と固定側部材間に、移動側部材に設けられたカバー体の一部が通過可能なカバー用間隙が形成されているので、カバー体が移動側メンバーの摺動に影響を与えることがなく、移動側メンバーを上方から隠蔽するので、引出し等が引出された状態でも移動側メンバーが露出せず、体裁よく使用することが出来る。
固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在に保持される移動側メンバー等よりなるスライドレールの後端部が、固定側部材に取付けられた後端部保持部材に保持され、前端部が固定側部材に取付られた前端部保持部材に保持されるスライドレールの取付装置において、固定側メンバーは、基板と、内面にボール摺動溝が形成された上下折曲縁より断面略C字形に形成され、後端部保持部材は、下折曲縁の下面に沿って固定側メンバーの後端部を支持する後部載置用突部と、後部載置用突部の後端に連設された固定側メンバーの後方への移動を阻止する移動防止用突壁と、移動防止用突壁の内面側に連設された、ボール摺動溝に後端から密嵌する上下嵌入突起と、移動防止用突壁の固定側部材側端部の前方と、後部載置用突部の固定側部材側端部の上方に連設された後部案内壁を有し、前端部保持部材は、下折曲縁の下面に沿って固定側メンバーの前端部を支持する前部載置用突部と、前部載置用突部の前端に連設された固定側メンバーの前方への移動を阻止するストッパー突部と、ストッパー突部と前部載置用突部の固定側部材側端部に上方に連設された前部案内壁を有し、後端部保持部材の移動側防止突部と後部載置用突部は固定側メンバーとほぼ等しい厚みに形成され、後部案内壁と平行に位置する固定側部材の一部に形成された後取付用嵌合孔に、後端部保持部材に形成された連結用後部嵌合突起が嵌合して、固定側部材に後端部保持部材が取付られ、前部案内壁と平行に位置する固定側部材の一部に形成された前取付用嵌合孔に、前端部保持部材に形成された連結用前部嵌合突起が嵌合して、固定側部材に前端部保持部材が取付られ、前部載置用突部は、移動側メンバーの収納状態で移動側メンバーの前端部に係脱自在となるラッチ部を、移動側メンバー側に有し、前端部保持部材と後端部保持部材が固定側部材に取付けられた状態で、前部案内壁及び後部案内壁と固定側部材間に、移動側部材に設けられたカバー体の一部が通過可能な前後カバー用間隙が形成されているものである。
以下、実施例を図面に基づいて説明する。
図1、図2において、符号10は固定側部材、符号20は移動側部材、符号100はスライドレールを示している。
スライドレール100、100は、固定側部材10の左右側板101、101の内面前後端部に着脱自在に取付けられる前端部保持部材5、5、後端部保持部材6、6に左右に対向して連結され、移動側部材連結金具207を介して、移動側部材20が連結され、移動側部材20に設けられたカバー体7、7にて、引出された状態のスライドレール100の突出部分が隠蔽されている。
実施例では、固定側部材10は、左右側板101、101と、左右の側板101、101の上下端部間に配設された上板102、下板103と、左右側板101、101、上板102、下板103の後端部間に配設された背板104より構成されている。
そして、左右側板101、101の内面側の後端部には、上下方向に所定間隔を有して、後端部保持部材6を取付けるための後取付用嵌合孔105・・・が複数個形成され、左右側板101、101の内面側の前端部には、前後方向に所定間隔を有して一対とした、前端部保持部材5を取付けるための前取付用嵌合孔106・・・が上下方向に所定間隔を有して、複数個形成されている。
実施例では、移動側部材20は、引出し板202と、引出し板202の前端縁に垂下して一体的に形成された、下端縁が引き手の機能を有する前板203よりなり、引出し板202の左右端部側上面には前記カバー体7、7の水平片71、71を面一に連結するための段部205が形成されている。
スライドレール100は、図3に示すように、前後端部保持部材5、6を介して固定側部材10に連結される固定側メンバー1と、固定側メンバー1に摺動自在な中間メンバー3と、中間メンバー3に摺動自在な移動側メンバー2と、中間メンバー3と固定側メンバー1間に配設される固定側ボールリテーナー4と、中間メンバー3と移動側メンバー2間に配設される移動側ボールリテーナー40より構成されている。
固定側メンバー1は、金属製の細長条板の短手両端部を内向き円弧状に折り曲げた内面長手方向にボール案内溝110、110を有する上下折曲縁11、11と、固定側部材10の左右側板101側に位置する固定側メンバー基板12より断面略C字形に形成されている。
そして、固定側メンバー基板12の収納側端部を移動側メンバー2方向に折り曲げて固定側収納時ストッパー13が形成され、固定側メンバー基板12の引出し側端部を移動側メンバー2方向に折り曲げて固定側移動時ストッパー14(図8に示めす。)が形成されている。
中間メンバー3は、上記固定側メンバー1に挿入可能な大きさで固定側メンバー1よりやや短い長さの固定側基板31と、固定側基板の上下端部を外向き円弧状に折り曲げた上下の両折曲縁32、32よりなる断面略C字形の固定側中間メンバー30と、上記移動側メンバー2に挿入可能な大きさで固定側メンバー1よりやや短い長さの移動側基板301と、移動側基板301の上下端部を内向き円弧状に折り曲げた上下の両折曲縁302、302よりなる断面略C字形の移動側中間メンバー300を、固定側基板31の後端部が移動側基板301の後端部より収納側に突出するよう背中合わせに固着した断面略I字形に構成されている。
そして、移動側基板301の引出し側端部を移動側メンバー2方向に折り曲げてボールリテーナー引出し時ストッパー(図示せず。)が形成され、固定側基板31の収納側端部を固定側メンバー1方向に折り曲げてボールリテーナー収納時ストッパー311が形成されている。
移動側メンバー2は、固定側メンバー1と対向した同形同長に形成され、金属製の細長条板の短手両端部を内向き円弧状に折り曲げて形成された内面長手方向にボール案内溝210、210を有する上下の両折曲縁21、21と、移動側メンバー基板22より、断面略C字形に形成されている。
そして、移動側メンバー基板22の引出し側端部を固定側メンバー1方向に折り曲げて形成された移動側収納時ストッパー23(図8に示す。)と、移動側メンバー基板22の収納側端部を固定側メンバー1方向に折り曲げて形成された移動側移動時ストッパー24を有している。
符号207(図8に示めす。)は、移動側メンバー2の基板22の外面に固着された逆L字形の移動側部材連結金具を示している。
固定側ボールリテーナー4と移動側ボールリテーナー40は対向した同形で、帯条金属板にて固定側メンバー1、移動側メンバー2及び、中間メンバー3との間に挿入可能な大きさで、かつ、両メンバー1、2の半分以下の長さで、基板41、401と上下の折曲片42、42、402、402からなり、基板41、401は中央部をコ字形に折り曲げ、そして、上下の両折曲片42、42、402、402の摺動方向の数箇所に複数個のボール400・・・を回転自在に保持している。
実施例のスライドレール100は上記の如く構成され、スライドレール100の最大伸長時には、移動側メンバー2の移動側移動時ストッパー24が緩衝部材を介してボールリテーナー40の収納側端面に当接し、ボールリテーナー40の引出し側端面は緩衝部材を介して中間メンバー3のボールリテーナー引出し時ストッパーに当接し、中間メンバー3のボールリテーナー収納時ストッパー311がボールリテーナー4の収納側端面に緩衝部材を介して当接し、ボールリテーナー4の引出し側端面が緩衝部材を介して固定側移動時ストッパー14に当接している。
一方、スライドレール100の最短収縮状態では、移動側メンバー2の引出し側端部の移動側収納時ストッパー23が緩衝部材を介して中間メンバー3の引出し側端部に形成されたボールリテーナー引出し時ストッパーに当接し、中間メンバー3の収納側端部に形成されたボールリテーナー収納時ストッパー311が緩衝部材を介して固定側メンバー1の収納側端部に形成された固定側収納時ストッパー13に当接している。
後端部保持部材は6は、固定側メンバー1の下折曲縁11の下面に沿った後端支持凹部611が上面に形成された、固定側メンバー1の後端部を支持する後部載置用突部61と
、後部載置用突部61の後端に上方に突出して連設された固定側メンバー1の後方への移動を阻止する移動防止用突壁62と、移動防止用突壁62の内面側に連設された、固定側メンバー1のボール摺動溝110に後端から密嵌する上下嵌入突起63、63と、移動防止用突壁62の固定側部材10側端部の前方と、後部載置用突部61の固定側部材10側端部の上方に、固定側部材10から後記するカバー体7の一部が通過可能なカバー用後間隙66を有して連設された後部案内壁64と、移動防止用突壁62の固定側部材10側端面の上下端部に固定側部材10に形成された後取付用嵌合孔105・・・に嵌合する連結用後部嵌合突起65、65が合成樹脂材にて一体に成形され、後部案内壁64の内側に位置する後部載置用突部61と移動防止用突壁62は、固定側メンバー1とほぼ等しい厚みに形成されている。
前端部保持部材5は、固定側メンバー1の下折曲縁11の下面に沿った前端支持凹部511が上面に形成された固定側メンバー1の前端部を支持する前部載置用突部51と、前部載置用突部51の前端に連設された固定側メンバー1の前方への移動を阻止する上方に突出するストッパー突部52と、前部載置用突部52の固定側部材10側端部に上方に突出して、固定側部材10から後記するカバー体7の一部が通過可能なカバー用前間隙56を有して連設された前部案内壁54と、前部載置用突部51の移動側メンバー2側に前方に突出するよう後端部に連設された、移動側メンバー2の収納状態で移動側メンバー2の前端部に係脱自在となる係止突部551を有するラッチ部55と、前部載置用突部51の固定側部材10側端面の前後端部に固定側部材10に形成された前取付用嵌合孔106・・・に嵌合する連結用前部嵌合突起57、57が合成樹脂材にて一体に成形され、前部載置用突部51は、固定側メンバー1とほぼ等しい厚みに形成されている。
ラッチ部55は、前部載置用突部51の後端部に連設された連設部552と、連設部552の前方に突出して設けられた弾性脚部553と、弾性脚部553の前端部から後方に向かって上方に傾斜する案内傾斜面554を有する係止突部551より形成されている。
カバー体7、7は対向した同形に形成されているので一方側についてのみ説明すると、カバー体7は、水平片71と垂下片72より、略逆L字形に形成され、水平片71が引出し板202の左右端部側上面に形成された段部205に連結されて、引出し板202と水平片71の上面が面一となり、スライドレール100が最短縮小状態で、垂下片72が前後端部保持部材5、6のカバー用前間隙56、カバー用後間隙66内に位置してスライドレール100を上方から隠蔽し、最長伸長状態で固定側部材10から前方に突出した移動側メンバー2、中間メンバー3を上方及び側方から隠蔽している。
本発明の前端部保持部材5と後端部保持部材6は上記の如く構成され、スライドレール100の固定側メンバー1の後端部を後部案内壁64の内面に沿うように後方に移動させて後部載置用突部61の後端支持凹部611に下折曲縁11の下面を載置し、その状態で後方に移動させると、上下のボール摺動溝110、110に上下嵌入突起63、63が密嵌し、後部載置用突部61は後端支持凹部611は下折曲縁11の下面に沿って、固定側メンバー1の後端部を後部載置用突部61は支持する。
これと同時に、前端部保持部材5の前端支持凹部511は固定側メンバー1下折曲縁11の下面に沿って、固定側メンバー1の前端部を前部載置用突部51で支持され、固定側メンバー1の前端部はストッパー突部52の収納側に位置する。
したがって、ストッパー突部52と移動防止用突壁62によって固定側メンバー1の前後方向への移動は阻止され、上下嵌入突起63、63のボール摺動溝110、110への密嵌によって、固定側メンバー1の左右方向への揺れは阻止される。
そして、ラッチ部55の係止突部551が、移動側メンバー2の前端部に係合している(図9に示めす状態。)ので、移動側メンバー2(移動側部材20)が不用意に前方に飛び出すことはない。
一方、移動側部材20が固定側部材10内に収納された状態(図9に示す状態)から移動側部材20を引出すときは、移動側部材20の前板203の下方より指先を潜り込ませて、ラッチ部55の係止突部551を弾性脚部553の弾性に抗して下方に押し下げた状態を維持しながら、移動部材20を前方に引出す。
本発明の使用状態を示す斜視図 本発明の要部分解斜視図 スライドレールの要部拡大縦断面図 後端部保持部材の斜視図 前端部保持部材の斜視図 スライドレールを取付けた状態の後端部保持部材部分での縦断面図 スライドレールを取付けた状態の前端部保持部材部分での縦断面図 スライドレールを取付けた状態の前端部保持部材部分の前側部分での縦断面図 図8のA−A線断面図
符号の説明
1 固定側メンバー
10 固定側部材
11、11 上下折曲縁
100 スライドレール

移動側メンバー
3 中間メンバー
5 前端部保持部材
51 前部載置用突部
511 前端支持凹部が
52 ストッパー突部
55 ラッチ部
551 係止突部
56 カバー用前間隙
6 後端部保持部材
61 後部載置用突部
611 後端支持凹部
62 移動防止用突壁
63、63 上下嵌入突起
64 後部案内壁
66 カバー用後間隙
7 カバー体

Claims (4)

  1. 固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在に保持される移動側メンバー等よりなるスライドレールの後端部が、固定側部材に取付けられた後端部保持部材に保持され、前端部が固定側部材に取付られた前端部保持部材に保持されるスライドレールの取付装置において、固定側メンバーは、基板と、内面にボール摺動溝が形成された上下折曲縁より断面略C字形に形成され、後端部保持部材は、下折曲縁の下面に沿って固定側メンバーの後端部を支持する後部載置用突部と、後部載置用突部の後端に連設された固定側メンバーの後方への移動を阻止する移動防止用突壁と、移動防止用突壁の内面側に連設された、ボール摺動溝に後端から密嵌する上下嵌入突起と、移動防止用突壁の固定側部材側端部の前方と、後部載置用突部の固定側部材側端部の上方に連設された後部案内壁を有し、前端部保持部材は、下折曲縁の下面に沿って固定側メンバーの前端部を支持する前部載置用突部と、前部載置用突部の前端に連設された固定側メンバーの前方への移動を阻止するストッパー突部と、ストッパー突部と前部載置用突部の固定側部材側端部に上方に連設された前部案内壁を有している事を特徴とするスライドレールの取付装置。
  2. 後端部保持部材の移動側防止突部と後部載置用突部は固定側メンバーとほぼ等しい厚みに形成され、後部案内壁と平行に位置する固定側部材の一部に形成された後取付用嵌合孔に、後端部保持部材に形成された連結用後部嵌合突起が嵌合して、固定側部材に後端部保持部材が取付られ、前部案内壁と平行に位置する固定側部材の一部に形成された前取付用嵌合孔に、前端部保持部材に形成された連結用前部嵌合突起が嵌合して、固定側部材に前端部保持部材が取付られている事を特徴とする請求項1に記載のスライドレールの取付装置。
  3. 前部載置用突部は、移動側メンバーの収納状態で移動側メンバーの前端部に係脱自在となるラッチ部を、移動側メンバー側に有していることを特徴とする請求項1、又は、請求項2に記載のスライドレールの取付装置。
  4. 後端部保持部材と前端部保持部材が固定側部材に取付けられた状態で、前部案内壁及び後部案内壁と固定側部材間に、移動側部材に設けられたカバー体の一部が通過可能な前後カバー用間隙が形成されていることを特徴とする請求項1、又は、請求項2、又は、請求項3に記載のスライドレールの取付装置。
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