JP2010104499A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010104499A
JP2010104499A JP2008278250A JP2008278250A JP2010104499A JP 2010104499 A JP2010104499 A JP 2010104499A JP 2008278250 A JP2008278250 A JP 2008278250A JP 2008278250 A JP2008278250 A JP 2008278250A JP 2010104499 A JP2010104499 A JP 2010104499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid member
support member
tank
lid
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008278250A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Otani
祐次 大谷
Kiyoto Wanaka
清人 和中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanico Corp
Original Assignee
Tanico Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanico Corp filed Critical Tanico Corp
Priority to JP2008278250A priority Critical patent/JP2010104499A/ja
Publication of JP2010104499A publication Critical patent/JP2010104499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】安全に蓋を開閉させることが可能な加熱装置を提供する。
【解決手段】加熱装置100は、油や湯等の加熱媒体を収容する槽102と、槽102を保持する筐体101と、槽102の上方に位置し、筐体101に回動自在に取り付けられた蓋部材104と、を有する。さらに、加熱装置100は、筐体101の高さ方向に沿って延び、蓋部材104の下面に当接して蓋部材104を支持する支持部材105を含む。支持部材105は、筐体101の高さ方向に沿って昇降することにより、槽102の底面に対する蓋部材104の角度を変化させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、食物を調理するために用いられる加熱装置に関し、特に、食物を揚げるために用いられるフライヤや食物を温めるために用いられるゆでめん器等の加熱装置に関する。
従来から、ファーストフード店やコンビニエンスストア等において、食物を調理するために加熱装置が用いられている。本件出願人は、この加熱装置について特許出願をしている(特許文献1)。
この加熱装置では、油や湯を収容するポット(槽)の上面が覆われることなく露出しているため、油や湯が加熱装置の周りに飛散する可能性がある。また、加熱された油や湯の熱が上方に逃げることにより、加熱効率の向上が阻害される可能性もある。
このような問題を解決するために、ポットの上面を覆う蓋を用いることが考えられる(特許文献2乃至4)。
特開2008−212460号公報 特開2004−254854号公報 実開平5−48840号公報 特開2003−310448号公報
特許文献2に記載の技術では、蓋13を支持する支持棒14には、上方向に向う力がコイルバネ18の付勢によって与えられている。よって、蓋13を閉じるためには、操作者が、ハンドル部24、25を把持して蓋13を下方に押し付ける操作が必要となる。油槽4に高温の油や湯が溜められているときにこのような操作を行うことは、非常に危険である。
他方、特許文献3及び4は、単に蓋を用いることを提案しているだけであって、蓋を開閉させるための具体的かつ実用的な構成を全く開示していない。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、安全かつ安定的に蓋を開閉させることが可能な加熱装置を提供することを目的とする。
本発明者は、加熱装置の筐体の上面に回動自在に取り付けられた蓋部材の下方に、筐体の高さ方向に沿って昇降する支持部材を配置すれば、支持部材が上昇するときに蓋部材の下面に当接して蓋部材を上方に押し上げる一方、支持部材が下降するときに蓋部材の自重による下降を許容することにより、支持部材が、槽に対する蓋部材の成す角度を変化させることができることを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明に係る加熱装置は、加熱媒体を収容する槽と、該槽を保持する筐体と、前記槽の上方に位置し、該筐体に回動自在に取り付けられた蓋部材と、前記筐体の高さ方向に沿って延び、前記蓋部材の下面に当接して該蓋部材を支持する支持部材であって、前記方向に沿って昇降することにより、前記槽に対する前記蓋部材の角度を変化させる支持部材と、を具備することを特徴とする。
以下、図面を参照して本発明を説明する。図面において共通する構成要素に対して同一の参照符号が付されている。なお、以下の実施の形態では、加熱装置の一例としてフライヤを用いた場合について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱装置(フライヤ)の側面を示す図である。図2は、図1に示した加熱装置の上面を示す図である。図3は、図1に示した加熱装置の前面を示す図である。図4は、図1乃至図3に示した加熱装置を示す斜視図である。
図1乃至図4を参照すると、本発明の実施の形態に係る加熱装置100は、大まかに説明すると、筐体101と、筐体101に保持され、油や湯等の加熱媒体を収容する槽102と、筐体101に回動自在に取り付けられ、槽102に収容された加熱媒体を加熱する加熱部103と、筐体101に取り付けられた加熱部103に回動自在に取り付けられ、槽102の上方に位置する蓋部材104と、蓋部材104を支持する支持部材105と、支持部材105の動作を制御するために筐体101の内部に収納されたギヤモータ106と、筐体101の前面パネル部107に収納され、加熱部103及びギヤモータ106を電気的に制御する制御部108と、を含む。
なお、図2及び図3では、各構成要素を明りょうに示すために、図1及び図4に示された蓋部材104の表現を省略している。
さらに、加熱装置100は、図4に示すように、槽102に収容可能な籠109を含むことができる。籠109は、支持部材105に係合することにより、この支持部材105により保持される。
以下、図1乃至図4に示された各構成要素の具体的な構成を説明する。
加熱部103は、筐体101の幅方向に延び、略多角形の断面形状を有する回転部103aと、回転部103aの側面に取り付けられた取っ手103bと、回転部103aを貫通する回転軸を有し、筐体101の上面101aにおいて回転部103aを回動自在に支持する回転支持部103cと、回転部103aの前面に取り付けられ、略L字形状を有する接続部103dと、接続部103dの一端に取り付けられたヒータ部103eと、を含む。
回転部103aは、回転支持部103cの回転軸を中心軸として回動することができる。よって、ヒータ部103eは、図1に示すように槽102の内部にあって槽102の底面に略並行に配置され、槽102に収容された加熱媒体に浸される「加熱位置」(図1における位置A)と、槽102の外部にあって加熱媒体に接触しない「退避位置」(図1における位置B)との間を移動することができる。このようなヒータ部103eの移動は、操作者が取っ手103bを把持して操作することにより実行される。
なお、ヒータ部103eによる加熱動作は、前面パネル部107に取り付けられた操作盤108aに対する操作者による入力操作を検知した制御部108によって実行される。
蓋部材104は、槽102に収容される加熱媒体の液面全体を覆う程度の表面積を有する板状部材104aにより形成することができる。さらに、本実施の形態では、一例として、図4に示すように、板状部材104aに対して略垂直に延びる側面104b1、104b2が、板状部材104aの両端に形成されている。また、板状部材104aに対して所定の傾斜角度を成して延びる前面104cが、板状部材104aの前端に形成されている。このような蓋部材104は、例えば、優れた放熱性及び耐熱性を有するアルミニウムにより構成することが可能である。
図4では、蓋部材104をその下面に対向する方向(すなわち下方)からみた様子が示されているが、蓋部材104を上方からみた様子は、図5に示されている。図5は、図1に示した蓋部材104を示す斜視図である。
図5に示すように、前面104cの中央には、籠109に形成された取っ手109bを通すための開口104c1が形成されている。板状部材104aの上面の前端付近には、取っ手104dが取り付けられている。板状部材104aの後端付近には、例えば2つの蝶番(被支持側蝶番)104eが取り付けられている。これらの被支持側蝶番104eは、蓋部材104を筐体101の上面101aに回動自在に取り付けるために形成されている。
被支持側蝶番104eを用いて蓋部材104を筐体101に回動自在に取り付けるための手法が、図6に示されている。図6は、図1に示した蓋部材104及び加熱部103を加熱装置100の後部上方からみて部分的に拡大して示す斜視図である。
加熱部103の回転部103aの上面には、蓋部材104の2つの被支持側蝶番104eの各々に対応する位置に、蝶番(支持側蝶番)103fが取り付けられている。図6に明確に示されている通り、支持側蝶番103fに形成された回転軸103f1に対して、被支持側蝶番104eに形成された略円弧状の断面形状を有する湾曲部104e1が係合することにより、蓋部材104は、回転軸103f1を中心軸として回動することができるようになっている。
また、蓋部材104に形成された被支持側蝶番104eの湾曲部104e1は、略円弧状の断面形状を有していることにより、蓋部材104は、加熱部103の回転部103aに対して着脱自在となっている。すなわち、図6に示す状態から、蓋部材104の上面が回転部103aの上面と対向する状態にまで、蓋部材104を回動させると、被支持側蝶番104eの湾曲部104e1は、支持側蝶番103fの回転軸103f1の上方に位置することになる。よって、この状態において、蓋部材104を上方に持ち上げると、被支持側蝶番104eは、支持側蝶番103fから離れるので、蓋部材104は、回転部103aから取り外される。
次に、支持部材105に着目する。図7は、図1乃至図4に示した支持部材105及びその周辺を部分的に拡大して示す斜視図である。
図7では、一例として2つの支持部材105が用いられた構成が示されている。支持部材105は、筐体101の高さ方向に沿って延び、この方向に沿って昇降可能となるように設けられた棒状部105aにより構成されている。棒状部105aは、筐体101の上面101aに形成された貫通孔101bを通って筐体101の内部にまで至っている。さらに、棒状部105aの上端には、湾曲部105a1を形成することができる。この湾曲部105a1は、蓋部材104の板状部材104aの下面に当接して、蓋部材104をその下方から支持する。
この構成によれば、棒状部105aがその延設方向に沿って下降すると、棒状部105aの上端(すなわち湾曲部105a1)により支持されている蓋部材104は、その自重により下降することを許容される。すなわち、蓋部材104が槽102の底面に対して成す角度は、減少する(別言すれば、蓋部材104が閉じる方向に回動する)。逆に、棒状部105aがその延設方向に沿って上昇すると、棒状部105aの上端(すなわち湾曲部105a1)に支持されている蓋部材104は、その下面に当接している棒状部105aにより上方に押し上げられる。すなわち、蓋部材104が槽102の底面に対して成す角度は、増加する(別言すれば、蓋部材104が開く方向に回動する)。このように、支持部材105は、槽102の底面(換言すれば筐体101の上面101a)に対する蓋部材104の角度を変化させる機能を果たすものである。
なお、上述したように、棒状部105aの上端には、湾曲部105a1が形成されていることにより、棒状部105aにおける蓋部材104の下面と接する面は、滑らかに形成されている。これにより、蓋部材104は、支持部材105の昇降動作に伴って円滑に回動することができる。
さらに、支持部材105は、最良の実施の形態として、籠109を蓋部材104の動きに連動させるための構成を具備することができる。
この構成を説明するために、まず、籠109の構成について図8を参照して説明する。図8は、図4に示した籠109を示す斜視図である。
籠109は、網状の材料により箱型形状に形成され、調理すべき食物を収容可能な箱部109aと、箱部109aに取り付けられた取っ手109bと、箱部109aにおいて取っ手109bに対向する位置に取り付けられた例えば2つのフック部109cと、を含む。
各フック部109cは、箱部109aの側面に沿って延びる固定部109c1と、固定部109c1に連続的に接続され、固定部109c1の延設方向に対して略垂直に延びる連絡部109c2と、連絡部109c2に連続的に接続され、固定部109c1に対向して延びる係止部109c3と、を含む。
このような構成を有する籠109を蓋部材104の動きに連動させるために、支持部材105は、図7に示すように、棒状部105aに固定され、水平方向に延びる引っ掛け部105dを有する。また、引っ掛け部105dの端部105eは、例えば、湾曲させられて上方に向かっている。
さらにまた、支持部材105は、棒状部105aに連続的に接続され、棒状部105aの延設方向に対して略垂直に延びる連絡部105bと、連絡部105bに連続的に接続され、棒状部105aに対向して延びる係止部105cと、を含む。
操作者が、籠109の取っ手109bを把持し、籠109の各フック部109cを対応する支持部材105の引っ掛け部105dに係合させた後、取っ手109bを離すと、籠109はその自重により槽102の底面に向かって移動しようとする。ところが、フック部109cの連絡部109c2及び係止部109c3が支持部材105の引っ掛け部105dに当接するため、籠109の動きは規制される。
また、仮に籠109がフック部109のみを介して引っ掛け部105dにより支持される場合には、籠109の自重により、籠109の箱部109aの底面は、槽102の底面に対して傾斜した状態となってしまうが、そうなる前に、支持部材105の係止部105cが箱部109aの側面(詳細には上縁部)に当接するため、図7及び図4に示すように、箱部109aはその底面が槽102の底面に平行となる状態を維持される。
このような構成によれば、支持部材105が上昇(又は下降)すると、この支持部材105の係止部105cによりフック部109cを保持されている籠109もまた、支持部材105に伴って上昇(又は下降)する。
この結果、籠109は、蓋部材104が開く方向に回動するのに伴って上昇し、蓋部材104が閉じる方向に回動するのに伴って下降することになる。このように、籠109は、支持部材105の作用によって、蓋部材104の動作に連動して昇降する。
次に、支持部材105の昇降動作を実現するための具体的な構成(「昇降機構」)について、図9及び図10を参照して説明する。図9及び図10は、図1乃至図4に示した加熱装置100における筐体101の内部を分解して示す斜視図である。
図9及び図10に示すように、上述した支持部材105の棒状部105aは、筐体101の上面101aに設けられた貫通孔101bを通って筐体101の内部に至り、筐体101の中間壁101cに沿って延びている。棒状部105aの一端は、中間壁101cの表面に略垂直に取り付けられた支持板101dにおける貫通孔101eを貫通している。これにより、棒状部105aの移動は、貫通孔101bと貫通孔101eとによって案内される。
2つの棒状部105aは、連結棒105fにより互いに結合している。具体的には、一方の棒状部105aが連結棒105fの一端に設けられた貫通孔を貫通し、他方の棒状部105aが連結棒105fの他端に設けられた貫通孔を貫通した状態において、2つの棒状部105aは、ネジにより連結棒105fに固定されている。
中間壁101cの裏面には、図1に示したギヤモータ106(図9及び図10ではその表現が省略されている)が取り付けられている。ギヤモータ106のギヤシャフト106aが、中間101cを貫通して、中間壁101cの表面から突出している。ギヤシャフト106aには、ギヤ連結回転板(優弧板)110が取り付けられている。
このギヤ連結回転板110は、円盤をその径方向に沿って切断した形状を有する。ギヤ連結回転板110の外縁110aは、円弧を形成しているが、その外縁110aの一端110bには、凹部が形成されている。一方、外縁110aの他端110cは、円弧を形成している。このようなギヤ連結回転板110は、その中心に形成された貫通孔110dを通るギヤシャフト106aに固定されている。
ギヤ連結回転板110は、棒状部105aに固定された連結棒105fに対して、連結板111を介して連結される。具体的には、ギヤ連結回転板110の一端110b付近に形成された貫通孔と連結板111の一端に形成された貫通孔とを通るネジ112を用いて、ギヤ連結回転板110と連結板111とが互いに対して回動自在となるように取り付けられる。同様に、連結板111の他端に形成された貫通孔と連結棒105fの中央に形成された貫通孔とを通るネジ113を用いて、連結板111と連結棒105fとが互いに対して回動自在となるように取り付けられる。
さらに、中間壁101cの表面には、センサ(リミットスイッチ)114が取り付けられている。このセンサ114は、接続コード115を介して制御部108(図1参照)に対して電気的に接続されている。また、センサ114は、ギヤ連結回転板110の外縁110aの上に接触する接触片114aを有する。
以上のような昇降機構によって、支持部材105は、次のような昇降動作を行う。
図9には、支持部材105が最高レベルまで上昇した(これ以上上昇できない)状態が示されている。この状態では、センサ114はOFFとなっている。この状態は、図11に示すように、支持部材105が最高レベルまで上昇して、支持部材105に支持された籠109が上昇した状態(籠109が加熱媒体に浸漬していない状態)に相当する。なお、図11には、各構成要素を明確に表現するために、蓋部材104の表現が省略されているが、図11に示した状態では、蓋部材104は、上昇した支持部材105の棒状部105aに下方から押し上げられ、槽102を露出させることになる。
この状態において、操作者が、籠109に調理対象となる食材を入れ、操作盤108a(図3参照)を操作して、食材に適した調理時間を設定し、スタートボタン(図示せず)を押圧すると、制御部108(図1参照)がギヤモータ106を回転させる。これにより、図9において、ギヤ連結回転板110が矢印X方向に回転する。これに伴い、図12に示すように、ギヤ連結回転板110における外縁110aの一端110bが下方に移動するため、連結板111及び連結棒105fもまた、下方に移動する。これにより、棒状部105aが下降していく。このとき、センサ114の接触片114aは、ギヤ連結回転板110の外縁110aに接触していない。
ギヤ連結回転板110が180度回転すると、図10に示すように、センサ114の接触片114aがギヤ連結回転板110における外縁110aの他端110cに接触する。これにより、センサ114はONとなる。センサ114はONとなったことを制御部108(図1参照)に伝える。制御部108は、これに応答して、ギヤモータ106の回転を停止させる。
このとき、図10に示すように、支持部材105が最低レベルまで下降した(これ以上下降できない)状態となっている。
この状態は、図13に示すように、支持部材105が最低レベルまで下降して、支持部材105に支持された籠109が下降した状態(すなわち籠109が加熱媒体に浸漬した状態)に相当する。なお、図13には、各構成要素を明確に表現するために、蓋部材104の表現が省略されているが、図13に示した状態では、蓋部材104は、下降した支持部材105の棒状部105aにより、自重による下降を許容された結果、槽102を覆うことになる。
この後、制御部108が、例えば、タイマーカウントを終了させたこと(設定された調理時間が経過したこと)、又は、操作者による操作盤108aに対する操作を検知したこと等に起因して、ギヤモータ106に対して回転の再開を指示する。よって、ギヤ連結回転板110は、図10に示すX方向に回転する。これにより、ギヤ連結回転板110における外縁110aの一端110bが上方に移動するため、連結板111及び連結棒105fもまた、上方に移動する。これにより、棒状部105aが上昇していく。このとき、センサ114の接触片114aは、ギヤ連結回転板110の外縁110aに接触している。
ギヤ連結回転板110が180度回転すると、センサ114の接触片114aは、ギヤ連結回転板110における外縁110aの一端110bに形成された凹部に到達する。これにより、センサ114はOFFとなるため、制御部108がギヤモータ106の回転を停止させる。この状態は、先に参照した図9及び図11に示す状態に相当する。換言すれば、この状態は、蓋部材104が開くとともに、籠109が槽102に満たされた加熱媒体から引き上げられた(離れた)状態に相当する。これにより、操作者は、籠109から調理された食材を取り出すことができる。
以上説明したように、本発明によれば、蓋部材104の下面に当接して蓋部材104を支持する支持部材105が、筐体101の高さ方向に沿って昇降する。支持部材105は、筐体101の高さ方向に沿って上昇するときには、蓋部材104を上方に押し上げ、逆に、筐体101の高さ方向に沿って下降するときには、蓋部材104の自重による下降を許容する。これにより、支持部材105は、槽102に対する蓋部材104の角度を変化させる、すなわち、蓋部材104を開閉させる(食材を収容した籠109を加熱媒体から引き上げたり加熱媒体に浸漬させたりする)ことができる。
蓋部材104の開閉動作は、図9、図10及び図12等を参照して説明した昇降機構により実現され、操作者による蓋部材104の持ち上げ/押圧等の力作業を全く必要としない。よって、槽102に高温状態にある油や湯等が満たされていても、操作者は、操作盤108aに対する入力操作のみを行うことにより、蓋部材104の昇降を安全に実行することができる。
なお、最良の実施の形態として、筐体101の上面101aの上に固定された加熱部103の回転部103aに対して蓋部材104を回動自在に取り付ける形態に着目して、本発明を説明してきたが、本発明はこの形態に限定されるものではない。すなわち、図1に示した形態は、蓋部材104の開閉動作を実現するためには、筐体101の上面101aからある程度の高さを確保した位置に蓋部材104を配置する必要があることから、蓋部材104を回転部103aに取り付けたものである。しかしながら、回転部103aとは別に筐体101の上面101aの上に蓋部材104を取り付けるための台などの機構を別途設けた場合であっても、支持部材105による蓋部材104の開閉動作を実現することが可能である。
さらに、図1に示した形態は、筐体101の後方付近に幅方向に延びる回転軸の周りに蓋部材104を回動させる構成を有するものとしたが、蓋部材104の回転軸の決め方には限定はない。すなわち、蓋部材104の回転軸は、例えば、筐体101の左端部付近や右端部付近等において筐体101の長手方向に延びるものとしてもよいし、筐体101の前方付近において幅方向に延びるものとしてもよい。
さらにまた、図1に示した形態では、加熱装置が蓋部材を1つ(すなわち蓋部材104)備える場合、すなわち、槽102が1つの蓋部材により覆われる場合について説明した。しかしながら、本発明は、加熱装置が複数の蓋部材を備えた構成、すなわち、槽102が複数の蓋部材により覆われる構成をも包含するものである。
具体的には、複数の蓋部材は、各々の蓋部材の回動軸が協働して1つの直線を形成するように配置されるようにしてもよい。或いは、複数の蓋部材は、各々の蓋部材の回動軸が互いに所定の間隔をおいて対向するように配置されるようにしてもよい(この場合、複数の蓋部材は、所謂観音開きのように開閉することになる)。
いずれの場合においても、各蓋部材を開閉させるために各蓋部材の下方に少なくとも1つの支持部材105を配置する必要があることは、いうまでもない。
本発明の実施の形態に係る加熱装置の側面を示す図である。 図1に示した加熱装置の上面を示す図である。 図1に示した加熱装置の前面を示す図である。 図1乃至図3に示した加熱装置を示す斜視図である。 図1に示した蓋部材104を示す斜視図である。 図1に示した蓋部材104及び加熱部103を加熱装置100の後部上方からみて部分的に拡大して示す斜視図である。 図1乃至図4に示した支持部材105及びその周辺を部分的に拡大して示す斜視図である。 図4に示した籠109を示す斜視図である。 図1乃至図4に示した加熱装置100における筐体101の内部を分解して示す斜視図である。 図1乃至図4に示した加熱装置100における筐体101の内部を分解して示す斜視図である。 図1に示した加熱装置100を示す斜視図である。 図1乃至図4に示した加熱装置100における筐体101の内部を分解して示す斜視図である。 図1に示した加熱装置100を示す斜視図である。
符号の説明
100 加熱装置
101 筐体
101a 上面
101b 貫通孔
101c 中間壁
101d 支持板
101e 貫通孔
102 槽
103 加熱部
103a 回転部
104 蓋部材
104a 板状部材
104b1、104b2 側面
104c 前面
104d 取っ手
104e 被支持側蝶番
105 支持部材
105a 棒状部
105a1 湾曲部
105b 連絡部
105c 係止部
105d 引っ掛け部
105e 端部
105f 連結棒
106 ギヤモータ
106a シャフト
107 前面パネル部
108 制御部
108a 操作盤
109 籠
109a 箱部
109b 取っ手
109c フック部
109c1 固定部
109c2 連絡部
109c3 係止部
110 ギヤ連結回転板(優弧板)
110a 外縁
110b 一端
110c 他端
110d 貫通孔
111 連結板
112、113 ネジ
114 センサ(リミットスイッチ)
114a 接触片
115 接続コード

Claims (7)

  1. 加熱媒体を収容する槽と、
    該槽を保持する筐体と、
    前記槽の上方に位置し、該筐体に回動自在に取り付けられた蓋部材と、
    前記筐体の高さ方向に沿って延び、前記蓋部材の下面に当接して該蓋部材を支持する支持部材であって、前記方向に沿って昇降することにより、前記槽に対する前記蓋部材の角度を変化させる支持部材と、
    を具備することを特徴とする加熱装置。
  2. 前記支持部材は、前記方向に沿って上昇することにより前記蓋部材を上方に押し上げ、前記方向に沿って下降することにより前記蓋部材の自重による下降を許容するようになっている、請求項1に記載の加熱装置。
  3. 調理の対象となる食材を収容する籠をさらに具備し、
    該籠が、前記支持部材に係合することにより、前記槽に収容された加熱媒体に浸漬する位置と該加熱媒体から離れた位置との間を昇降する、請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記支持部材が前記蓋部材の幅方向に沿って延びる引っ掛け部材を有し、
    前記籠が該引っ掛け部材に係合することにより昇降する、請求項3に記載の加熱装置。
  5. 前記支持部材が上端において前記蓋部材の下面から離れる方向に湾曲した湾曲部を有し、該湾曲部が記蓋部材の下面に当接する、請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
  6. 加熱媒体を収容する槽と、該槽を保持する筐体と、前記槽の上方に位置し、該筐体に回動自在に取り付けられた蓋部材と、を具備する加熱装置を動作させる方法であって、
    前記筐体の高さ方向に沿って延び、前記蓋部材の下面に当接して該蓋部材を支持する支持部材を、前記方向に沿って上昇させることにより、前記蓋部材を上方に押し上げる上昇段階と、
    前記支持部材を前記方向に沿って下降させることにより、前記蓋部材の自重による下降を許容する下降段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  7. 前記上昇段階が、前記支持部材を上昇させることにより、調理の対象となる食材を収容し、該支持部材に係合した籠を上昇させる段階を含み、
    前記下降段階が、前記支持部材を下降させることにより、該支持部材に係合した前記籠を下降させる段階を含む、請求項6に記載の方法。
JP2008278250A 2008-10-29 2008-10-29 加熱装置 Pending JP2010104499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008278250A JP2010104499A (ja) 2008-10-29 2008-10-29 加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008278250A JP2010104499A (ja) 2008-10-29 2008-10-29 加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010104499A true JP2010104499A (ja) 2010-05-13

Family

ID=42294553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008278250A Pending JP2010104499A (ja) 2008-10-29 2008-10-29 加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010104499A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158454A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Harumonia:Kk フライヤ装置
JP2015070861A (ja) * 2013-10-01 2015-04-16 東京瓦斯株式会社 揚げ物調理装置
CN104799714A (zh) * 2015-05-26 2015-07-29 龚柱 制作油条的锅具的内衬
CN104799712A (zh) * 2015-05-26 2015-07-29 龚柱 制作油条的锅具的内衬的设计方法
JP2017047161A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 ボミル産業株式会社 高電圧を用いた電磁誘導加熱式フライヤー
JP2018175890A (ja) * 2018-07-17 2018-11-15 株式会社パロマ 圧力フライヤー
JP2020078423A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 株式会社マルゼン 自動開閉蓋付きフライヤー

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0299805U (ja) * 1989-01-27 1990-08-08
JPH0554404U (ja) * 1992-01-06 1993-07-20 株式会社ヒマラヤ化學工業所 ごみ容器
JPH0938598A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Yokogawa Denshi Kiki Kk 洗浄機
JP2001161297A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Gourmet Kineya Co Ltd うどんの茹で方法及びその装置
JP2003310448A (ja) * 2002-04-23 2003-11-05 Kunio Shibazaki フライヤ
JP2005132556A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Kenzo Suzuki ゴミ袋開閉手段付きゴミ箱

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0299805U (ja) * 1989-01-27 1990-08-08
JPH0554404U (ja) * 1992-01-06 1993-07-20 株式会社ヒマラヤ化學工業所 ごみ容器
JPH0938598A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Yokogawa Denshi Kiki Kk 洗浄機
JP2001161297A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Gourmet Kineya Co Ltd うどんの茹で方法及びその装置
JP2003310448A (ja) * 2002-04-23 2003-11-05 Kunio Shibazaki フライヤ
JP2005132556A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Kenzo Suzuki ゴミ袋開閉手段付きゴミ箱

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158454A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Harumonia:Kk フライヤ装置
JP2015070861A (ja) * 2013-10-01 2015-04-16 東京瓦斯株式会社 揚げ物調理装置
CN104799714A (zh) * 2015-05-26 2015-07-29 龚柱 制作油条的锅具的内衬
CN104799712A (zh) * 2015-05-26 2015-07-29 龚柱 制作油条的锅具的内衬的设计方法
JP2017047161A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 ボミル産業株式会社 高電圧を用いた電磁誘導加熱式フライヤー
JP2018175890A (ja) * 2018-07-17 2018-11-15 株式会社パロマ 圧力フライヤー
JP2020078423A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 株式会社マルゼン 自動開閉蓋付きフライヤー
JP7051055B2 (ja) 2018-11-13 2022-04-11 株式会社マルゼン 自動開閉蓋付きフライヤー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010104499A (ja) 加熱装置
JP6258939B2 (ja) ドラム式調理器
KR100984964B1 (ko) 튀김기
US9003960B2 (en) Frying apparatus and method
JP2004254854A (ja) 圧力フライヤー
KR102087713B1 (ko) 전기 튀김기
US6305270B1 (en) Electric fryer with an elevating mechanism
KR20200000280A (ko) 다용도 요리기
US20080110350A1 (en) Electric Heating Apparatus With An Automatic Rotating Food Basket
JP2007029180A (ja) 加熱調理装置
KR101998519B1 (ko) 전골요리 및 고기구이 겸용 조리기
JP2013158454A (ja) フライヤ装置
JP6129707B2 (ja) 揚げ物調理装置
KR100952758B1 (ko) 구이용 불판
KR102169100B1 (ko) 구이 테이블
CN105231862A (zh) 一种加工汉堡的活动支架烤盘的使用方法
JP5767031B2 (ja) 炒め装置
JP3203354B2 (ja) 両面加熱調理器
CN217696042U (zh) 煲体及具有其的烹饪器具
CN205410938U (zh) 一种加工汉堡的滑槽烤盘
CN215686944U (zh) 一种可倾斜的电烤盘
KR102110348B1 (ko) 회전식 조리기
CN217066041U (zh) 烹饪器具
CN215899478U (zh) 一种烹饪装置
KR102582697B1 (ko) 전기 튀김기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130118

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20130128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130603