JP7051055B2 - 自動開閉蓋付きフライヤー - Google Patents
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Description
第2に、自動開閉蓋に吸気口及び排気口を設け、その間の自動開閉蓋の下面を吸排気経路とすることにより、調理中に油槽から発生する油煙や臭気、水蒸気等が油槽後方の排気口より方向性を持って排気されて、それらが周囲に拡散したり、フライヤー手前側で調理する販売員等に向かって排気されず、また、調理中に発生する油跳ねも調理をする販売員等に向かって飛び出さず、作業者や周囲の環境を害することなく調理を行える自動開閉蓋付きフライヤーを提供することを目的とする。
第1に、昇降ロッド上部に設けたリフトアームに係止させてフライカゴを自動昇降させることができるオートリフト装置を有するフライヤーの、リフトアームの昇降位置より奥方のフライヤー本体に回動支点を設け、該回動支点に油槽上面を覆う自動開閉蓋を回動自在に装着する。
第2に、前記回動支点より手前側の自動開閉蓋の下方より前記リフトアームを当接させて昇降させることにより、前記自動開閉蓋を開閉する。
第3に、該自動開閉蓋は、手前側に吸気口を設け、奥方のリフトアーム側に該吸気口より大きくリフトアームの横幅より狭い横幅の排気口を設け、両者の間の自動開閉蓋下面側を吸排気経路とする。
第1に、リフトアームは、排気口の開口部より横長に形成され、該開口部下方位置の中央部はフライカゴの係止領域とされ、排気口両側の自動開閉蓋下面位置の左右側方部は上記自動開閉蓋に対する押上領域とされる。
第2に、該押上領域が当接する自動開閉蓋下面位置には、開閉誘導路として、手前側の下平面と、奥方の上平面と、下平面から上平面に向かって上昇する傾斜面とが形成される。
第3に、リフトアームの昇降により押上領域が開閉誘導路に沿って位置を変えながら前記自動開閉蓋の開閉を行う。
第1に、自動開閉蓋をフライカゴに取り付けるのではなく、フライヤーのリフトアームの昇降位置より奥方の本体に回動支点を設け、自動開閉蓋を回動自在に装着してあるので、自動開閉蓋が開いた後、フライカゴを取り出す際に、フライカゴのみを単独で取り出すことができ、自動開閉蓋を一緒に取り出したり、自動開閉蓋をフライカゴより外してから取り出すといった不自由さをなくすことができた。
第2に、自動開閉蓋は、回動支点より手前側の自動開閉蓋の下方よりリフトアームを当接させて昇降させて、自動開閉させられるので、極めて簡単な構造によりフライカゴの昇降に同期して自動開閉する上、極めて安価に製造も可能で、且つ、装置の小型化や軽量化が可能な自動開閉蓋付きフライヤーを提供することができた。
第3に、自動開閉蓋は、吸気口とそれより大きい排気口を設け、両者の間の自動開閉蓋下面側を吸排気経路としたので、調理中に油槽から発生する油煙や臭気、水蒸気、熱気が油槽後方に排気されて周囲に拡散することなく、また、調理中に発生する油跳ねもなく、作業者や周囲の環境を害することなく調理を行える自動開閉蓋付きフライヤーを提供することができた。
第4に、上記吸排気経路を介して排気口より調理中の水蒸気を効率的に排気できるため、調理品の仕上がりに「カラット感」のある、美味しい揚げ物を提供することができた。
第1に、吸排気経路は、吸気口より排気口に向かって、自動開閉蓋下面に上方へ向かう傾斜面を設けたものであるので、吸気口から排気口へのより強い空気の流れが生まれ、調理中の油槽から発生する油煙や水蒸気、熱気を後方部より集中排気させることのできる自動開閉蓋付きフライヤーを提供することができた。
第2に、吸排気経路は、吸気口より排気口に向かって、自動開閉蓋下面に上方へ向かう傾斜面を設けたものであるので、リフトアームが上昇してフライカゴが取り出し位置にあるときに、自動開閉蓋の上方へ向かう傾斜面の内側には空間が形成され、蓋を傾かせたりする行為なしで、フライカゴを容易に外部へ取り出せるものとなった。
図1は自動開閉蓋付きフライヤーの概略断面説明図である。本発明に係る自動開閉蓋付きフライヤー1は、フライヤー本体9に、上面が開口した油槽2を備えており、油槽2の奥方即ち後部側にはフライカゴ3を昇降させるオートリフト装置Aを備えている。オートリフト装置Aは、昇降ロッド4上部にリフトアーム5を形成し、該リフトアーム5にフライカゴ3を係止させ、昇降ロッド4の昇降により、フライカゴ3を自動昇降させるものである。尚、フライカゴ3は、手前側には把手6が形成され、奥方である後部側にはリフトアーム5に係止させるフック7が形成されたものである。従来より周知のフライカゴである。
フライヤー本体9の奥方には、排気口81の奥方の位置より上方に冷却風を送る排気筒90が設けられており、フライヤー本体9内に冷却ファンが配置されることにより、自動開閉蓋8の吸気口80から排気口81に向かう空気の強い流れによる油煙や水蒸気等の排気の流れは、冷却ファンの作動により排気筒90から吹き出される冷却風により、排気口81から上方へと誘導されるものである。
図9(A)に示すように、自動開閉蓋8が油槽2を覆って閉じているときには、フライカゴ3は最下端にあり、リフトアーム5の押上領域51は、自動開閉蓋8の上平面86の位置にある。フライカゴ3を上昇させるため、リフトアーム5が上昇し、自動開閉蓋8が閉じた状態から開く方向に向かう場合は、図9(B)に示すように、リフトアーム5が上昇するに従い、リフトアーム5の押上領域51が、自動開閉蓋8の回動にともない上平面86から傾斜面87へと位置を変化させる。フライカゴ3の取り出しができる位置まで自動開閉蓋8が開くようリフトアーム5が更に上昇すると、リフトアーム5の押上領域51は、傾斜面87を移動し、図9(C)に示すように、リフトアーム5の押上領域51は、下平面85に至る傾斜面87に位置する。
2・・・・・・・油槽
3・・・・・・・フライカゴ
4・・・・・・・昇降ロッド
5・・・・・・・リフトアーム
50・・・・・・係止領域
51・・・・・・押上領域
6・・・・・・・把手
7・・・・・・・フック
8・・・・・・・自動開閉蓋
80・・・・・・吸気口
81・・・・・・排気口
82・・・・・・吸排気経路
83・・・・・・傾斜面
84・・・・・・開閉誘導路
85・・・・・・下平面
86・・・・・・上平面
87・・・・・・傾斜面
88・・・・・・閉鎖板部
9・・・・・・・フライヤー本体
90・・・・・・排気筒
10・・・・・・回動支点
11・・・・・・着脱式蝶番
11A・・・・・一方の部材
12・・・・・・袖
A・・・・・・・オートリフト装置
Claims (5)
- 昇降ロッド上部に設けたリフトアームに係止させてフライカゴを自動昇降させることができるオートリフト装置を有するフライヤーの、リフトアームの昇降位置より奥方のフライヤー本体に回動支点を設け、該回動支点に油槽上面を覆う自動開閉蓋を回動自在に装着し、
前記回動支点より手前側の自動開閉蓋の下方より前記リフトアームを当接させて昇降させることにより、前記自動開閉蓋を開閉する自動開閉蓋付きフライヤーであって、
該自動開閉蓋は、手前側に吸気口を設け、奥方のリフトアーム側に該吸気口より大きくリフトアームの横幅より狭い横幅の排気口を設け、両者の間の自動開閉蓋下面側を吸排気経路としたことを特徴とする自動開閉蓋付きフライヤー。
- 上記吸排気経路は、上記吸気口より排気口に向かって、上記自動開閉蓋下面に上方へ向かう傾斜面を設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の自動開閉蓋付きフライヤー。
- 上記自動開閉蓋は、着脱式蝶番により、上記リフトアームより奥方のフライヤー本体の回動支点に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動開閉蓋付きフライヤー。
- 上記排気口の奥方の位置より上方に冷却風を送る排気筒を上記フライヤー本体の奥方に設け、該フライヤー本体内に冷却ファンを配置し、該ファンの作動により前記排気筒から吹き出される冷却風により、前記排気口からの排気を上方へと誘導することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動開閉蓋付きフライヤー。
- 上記リフトアームは、上記排気口の開口部より横長に形成され、該開口部下方位置の中央部はフライカゴの係止領域とされ、上記排気口両側の自動開閉蓋下面位置の左右側方部は上記自動開閉蓋に対する押上領域とされ、
該押上領域が当接する自動開閉蓋下面位置には、開閉誘導路として、手前側の下平面と、奥方の上平面と、下平面から上平面に向かって上昇する傾斜面とが形成され、
前記リフトアームの昇降により前記押上領域が前記開閉誘導路に沿って位置を変えながら前記自動開閉蓋の開閉を行うことを特徴とする請求項1乃至4に記載の自動開閉蓋付きフライヤー。
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JP7051055B2 true JP7051055B2 (ja) | 2022-04-11 |
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ID=70802080
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JP6129707B2 (ja) * | 2013-10-01 | 2017-05-17 | 東京瓦斯株式会社 | 揚げ物調理装置 |
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2018
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Patent Citations (3)
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