JP4109643B2 - 加熱調理槽の蓋の開閉構造及び加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理槽の蓋の開閉構造及び加熱調理装置 Download PDF

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本発明は、内部に被調理物を入れて炊く、煮る、焼く、蒸す、炒める等の加熱調理をする業務用の加熱調理槽において、加熱調理槽の上面開口を閉塞する蓋を開閉する構造に関するものである。
従来から、内部に被調理物を入れて炊く、煮る、焼く、蒸す、炒める等の加熱調理する業務用の加熱調理槽としては種々のものが提供されている。かかる加熱調理槽1は図8に示すように加熱調理するとき加熱調理槽1の上面の開口は蓋2で閉塞されるようになっているが、蓋2を開閉する機構は蓋2の手前と反対の後側を回転自在に支持し、蓋2の手前を上下させて蓋2の回動により開閉する構造になっている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。加熱調理槽1で調理するときは内部に被調理物を入れ、蓋2を下方に回動して図8(a)のように蓋2にて加熱調理槽1の上面開口を閉塞した状態で調理し、調理した後に図8(b)に示すように蓋2を上方に回動して加熱調理槽1の上面開口を開放して被調理物を取り出すようになっている。
特開平8−61358号公報 特開平10−309236号公報
このような業務用の大型の加熱調理槽1で蓋2を閉じて調理していると、加熱開始後に内部温度が上昇すると、内部に蒸気などの調理排気が溜まってくるため、この状態で図8(b)のように蓋2を上方に回動して開くと、加熱調理槽1内の調理排気は図8(b)の矢印のように作業者3に向かって吹き出す。このため調理排気が作業者3に当たって作業環境が悪くなるという問題がある。また加熱調理槽1の上方には通常換気フードがあって、換気フードにて換気できるようになっているが、上記のように蓋2を開けて作業者に向けて調理排気が吹き出したとき調理排気を換気フードで全て吸収して換気することができず、調理排気が周囲に拡散し、調理室全体の環境も悪くなるという問題がある。このときの調理排気は炊く、煮る、蒸す等の調理をしているときには100℃程度の温度であり、炒める等の油調理しているときの温度はそれ以上の温度であり、作業者に向かって吹き出すとかなりの不快な作業環境となる。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、調理した後に蓋を開けるときに作業者の方に調理排気が吹き出さないように蓋を開くことができて作業環境が悪くなることがない加熱調理槽の蓋の開閉構造及び加熱調理装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る加熱調理槽の蓋の開閉構造は、加熱調理槽1の上に加熱調理槽1の上面開口を全面に亙って閉塞し得る蓋2を配置し、蓋2を水平にして加熱調理槽1の上面開口を閉塞した状態から蓋2を開くとき蓋2が手前に移動し且つ蓋2が持ち上がってから蓋2が手前と反対側の後側を軸として上方に回動して蓋2を開放するように蓋2を蓋開閉機構Aで支持したことを特徴とする。加熱調理した後に蓋2を開けるとき、蓋2が手前に移動すると共に蓋2がその姿勢で持ち上がって蓋2と加熱調理槽1の上面開口との間に隙間が開き、この状態から蓋2が上方に回動して蓋2を全開できる。このため蓋2を開き始めるとき蓋2が手前に移動すると共に略水平に持ち上がり、作業者が位置する側と反対側の後側から主に調理排気が上方に排気される。これにより調理排気が作業者3の方に吹き出して作業者3の調理環境が悪くなることがない。また蓋2の後側から上方に調理排気が吹き出すために換気フードへの調理排気の捕集率が上がる。また調理排気が手前に吹き出して拡散しないので調理場の環境が悪くなることがない。
また蓋2が手前に移動し且つ蓋2が持ち上がったとき蓋2の手前側より蓋2の後側程高くなるようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合、蓋2を持ち上げた状態で調理排気が一層後側から出やすくなる。
また上記蓋開閉機構Aは、後端を回転軸4にて回転自在に支持した上下に回動自在な回動アーム5と、回動アーム5と蓋2との間の前後に配置されて両端を蓋2及び回動アーム5に回転自在に連結した一対のリンク6a,6bからなることを特徴とすることも好ましい。この場合、上記のように蓋2を開閉する蓋開閉機構Aを簡単な構造で実現できる。
また前後の一対のリンク6a,6bは前のリンク6aの長さより後のリンクの長さを長くしたことを特徴とすることも好ましい。この場合、蓋2を手前に引いて蓋2を持ち上げとき蓋2の手前側より蓋2の後側を高くするのを簡単な構造で実現できる。
本発明は叙述の如く加熱調理した後に蓋を開けるとき、蓋が手前に移動すると共に蓋がその姿勢で持ち上がって蓋と加熱調理槽の上面開口との間に隙間が開き、この状態から蓋が上方に回動して蓋を全開できるものであって、蓋を開き始めるとき蓋が手前に移動すると共に略水平に持ち上がり、作業者が位置する側と反対側の後側から主に調理排気が上方に排気され、調理排気が作業者の方に吹き出して作業者の調理環境が悪くなることがないという効果があり、また蓋の後側から上方に調理排気を吹き出すために換気フードへの調理排気の捕集率が上がるという効果があり、また調理排気が手前に吹き出して拡散しないので調理場の環境が悪くなることがないという効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1に示す加熱調理槽1は本例の場合、所謂ティルティングパンと称されるものであって、炊く、煮る、焼く、炒める、茹でる、蒸す、揚げる等の全ての調理をこなすものである。この加熱調理槽1は角形で上面を開口しており、上面から被調理物を投入して加熱調理できるようになっている。加熱調理槽1の底部にはガスバーナのような加熱手段を具備しており、この加熱調理槽1を槽支持基台7の上に搭載してある。槽支持基台7の左右の両側にはボックス8a,8bを設けてあり、左右のボックス8a,8bの間に配置した加熱調理槽1を両側のボックス8a,8bから突設した支持軸11にて回転可能に支持してある。一方のボックス8aの前面には回転操作ハンドル9を設けてあり、回転操作ハンドル9を回転操作することにより加熱調理槽1を前後方向に回動することができるようになっている。つまり、被調理物を加熱調理槽1に投入したり、被調理物を調理したりするときは加熱調理槽1が水平になっているが、被調理物を取り出すときは加熱調理槽1の手前側が低くなると共に後側が高くなるように加熱調理槽1を傾けて被調理物が取り出しやすいようになっている。他方のボックス8bの前面には加熱調理槽1の温度調節等の操作をする操作部10を設けてある。
この加熱調理槽1の上面には加熱調理槽1の上面開口を全面に亙って覆う矩形状の蓋2を配置してあり、この蓋2が蓋開閉機構Aにて槽支持基台7に支持してある。この蓋開閉機構Aは本例の場合、加熱調理槽1の左右両側に夫々設けてある。蓋開閉機構Aは回動アーム5と一対のリンク6a,6bにて形成されている。回動アーム5は基部の上横棒部5aの先端から下方に縦棒部5bを垂下すると共に縦棒部5bの下端から上横棒部5aと平行な下横棒部5cを一体に突設した形状に形成されており、上横棒部5aの基端を槽支持基台7の後側の上端の後部フレーム12に回転軸4にて回転自在に装着してある。そしてこの回動アーム5は下横棒部5cが上方に立ち上がる状態と水平になる状態との間回動するようになっている。この回動アーム5の下横棒部5cと蓋2との間の前後には一対のリンク6a,6bを配置してあり、一対のリンク6a,6bの端部を夫々軸13にて蓋2や下横棒部5cに回転自在に連結してある。図2乃至図4に示す例では前のリンク6aと後のリンク6bの長さが同じ長さになっている。蓋2の手間側には蓋2を開閉する持ち手となる取っ手14を設けてある。
上記のように加熱調理槽1に蓋開閉機構Aで蓋2を開閉自在に支持することで加熱調理装置が形成されている。この加熱調理装置の加熱調理槽1で調理するときは図3(a)や図4(a)のように蓋2が水平になって閉じられている。加熱調理を終えて蓋2を開くとき取っ手14を手で持って蓋2を手前に引くと、リンク6a,6bが立ち上がるように回動して図3(b)や図4(b)に示すように蓋2が手前に移動すると共に蓋2が上方に移動する。この状態で図4(b)の矢印aに示すように蓋2の手前側の下方からフレッシュエアが入ると共に図4(b)の矢印bのように調理排気が蓋2の後側から上方に吹き出し、上方の換気フードに捕集される。これにより、調理排気が作業者の方に吹き出したりしなく、また調理排気が周囲に拡散せず、また換気フードに効果的に捕集される。このように蓋2を持ち上げる時間は3秒程度である。このように蓋2を持ち上げた状態から取っ手14を上方に上げるように回動すると、回動アーム5が上方に回動して蓋2が図3(c)や図4(c)に示すように全開される。この状態で加熱調理槽1の上面開口から被調理物が取り出される。被調理物を取り出すとき、回転操作ハンドル9を回転操作して加熱調理槽1を手前に傾けると被調理物の取り出しが容易にできる。
図5乃至図7は他の例を示すものである。本例も上記例と基本的に同じであり、前後のリンク6a,6bの長さを変えただけである。つまり、前のリンク6aの長さより後のリンク6bの長さを長くしてある。このようにしてあると、取っ手14を持って蓋2を手前に引いたとき蓋2が上に持ち上がるが、図6、図7に示すように蓋2の前より蓋2の後側が上に位置するように持ち上がる。これにより、図7の矢印aに示すように蓋2の手前側の下方からフレッシュエアが入ると共に図7の矢印bのように調理排気が蓋2の後側から上方に吹き出すとき、一層フレッシュエアが入りやすくなると共に調理排気が吹き出しやすくなり、一層調理排気が換気フードに捕集されやくなる。
なお、上記例では蓋2に設けた取っ手14を手前に引くことにより蓋2が手前側に移動すると共に蓋2が略水平に持ち上がる蓋開閉機構Aについて述べたが、蓋2を開き始めるときに蓋2が手前に移動し且つ略水平に持ち上がるものであれば種々の構造が採用できる。例えば、蓋2を上に押し上げることにより蓋2が水平に持ち上がると共に手前に移動するものでもよく、また足踏みペダルを踏み込むことで蓋2が上に持ち上がると共に手前に移動するものでもよく、またレバーを手で操作することにより蓋2が上に持ち上がると共に手前に移動するものでもよい。
本発明の実施の形態の一例の斜視図である。 同上の要部を示し、(a)は一部切欠正面図、(b)は一部切欠側面図である。 (a)(b)(c)は同上の蓋を開く状態を示す側面図である。 (a)(b)(c)は同上の蓋を開くときの動作を説明する説明図である。 同上の他の例を示す側面図である。 同上の蓋を持ち上げた状態の側面図である。 同上の蓋を持ち上げたときの動作を説明する説明図である。 (a)(b)は従来例を説明する説明図である。
符号の説明
A 蓋開閉機構
1 加熱調理槽
2 蓋
4 回転軸
5 回動アーム
6a リンク
6b リンク

Claims (5)

  1. 加熱調理槽の上に加熱調理槽の上面開口を全面に亙って閉塞し得る蓋を配置し、蓋を水平にして加熱調理槽の上面開口を閉塞した状態から蓋を開くとき蓋が手前に移動し且つ蓋が持ち上がってから蓋が手前と反対側の後側を軸として上方に回動して蓋を開放するように蓋を蓋開閉機構で支持したことを特徴とする加熱調理槽の蓋の開閉構造。
  2. 蓋が手前に移動し且つ蓋が持ち上がったとき蓋の手前側より蓋の後側程高くなるようにしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理槽の蓋の開閉構造。
  3. 上記蓋開閉機構は、後端を回転軸にて回転自在に支持した上下に回動自在な回動アームと、回動アームと蓋との間の前後に配置されて両端を蓋及び回動アームに回転自在に連結した一対のリンクからなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の加熱調理槽の蓋の開閉構造。
  4. 前後の一対のリンクは前のリンクの長さより後のリンクの長さを長くしたことを特徴とする請求項3記載の加熱調理槽の蓋の開閉構造。
  5. 請求項1乃至請求項4の蓋の開閉構造を備えた加熱調理装置。
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