JP4181466B2 - コンロ - Google Patents
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Description
<1> 燃料を置くためのコンロ本体部と、該コンロ本体部の開口上部を被覆するように設けられる被焼物載置のための載置部と、該コンロ本体部中に設けられる空気取入れ調節部とを備えた、炭を燃料とした使用が可能なコンロであって、該コンロは、
(A−1)該載置部が、該コンロ本体部の開口上部上において開閉することのできる第一の載置体と第二の載置体とからなっており、
(B−1)該コンロ本体部の一側面部には、該各載置体の開閉を操作するための開閉レバーが取り付けられており、
(C−1)さらに、該開閉レバーにより入力される回転運動を、該各載置体上の作用点の回転運動として伝動するための開閉機構部が設けられており、
(C−2)該開閉機構部は、該開閉レバーの回転運動がなされる平面と、該各載置体上の作用点の回転運動がなされる平面とは略平行となるように構成され、
(C−3)該開閉機構部は、該回転運動の伝動が、一方の載置体には該開閉レバーの回転運動と順方向に、他方の載置体にはこれと逆方向に伝動されるように構成され、
(C−4)該開閉機構部には、該各載置体に伝動された回転運動を該各載置体の平行移動運動とするための補助アームが該コンロ本体部と各載置体間にそれぞれ設けられて含まれており、
かかる構成によって、該開閉レバーから回転運動を入力することにより、該各載置体を、(I)各載置体が相互に最も接近して、すなわち閉じて、該載置部を略一体状に形成している状態の位置、(II)各載置体が相互に最も離隔して、すなわち開いて、該コンロ本体部の開口上部の開放が最もなされている状態の位置、および(III)それらの間の状態の位置に位置させることができる、
ことを特徴とする、コンロ。
<2> 前記開閉機構部は、
(C−5)前記各載置体ごとに、前記開閉レバーの回転運動を後記連結アームに伝動するための伝動アームと、前記コンロ本体部に枢設されかつ該載置体上の作用点に枢設された連結アームと、前記補助アームとからなる、
ことを特徴とする、(1)に記載のコンロ。
<3> 前記伝動アームは、
(C−6)第一載置体に係るものは、前記開閉レバーと前記連結アームとの間を連結して設けられるレバー受けアームであり、第二載置体に係るものは、該第一載置体に係る連結アームと該第二載置体に係る連結アームとの間を連結して設けられる間接的レバー受けアームであり、
(C−7)該レバー受けアームと該間接的レバー受けアームは、該第一載置体に係る連結アーム上において、該コンロ本体への枢設により形成されている支点を挟んで反対側に枢設されている、
ことを特徴とする、(2)に記載のコンロ。
<4> 前記コンロは、
(B−2)前記開閉レバーの枢設が該レバーの中途位置においてなされており、
(C−8)前記伝動アームは、いずれの載置体に係るものも、該開閉レバーと前記各連結アームとの間を連結して設けられるレバー受けアームであり、
(C−13)該二のレバー受けアームは該開閉レバー上において、該コンロ本体への枢設により形成されている支点を挟んで反対側に枢設されている、
ことを特徴とする、(2)に記載のコンロ。
(D−1)前記開閉機構部と前記空気取入れ調節部を構成する空気取入れ調節弁とを連結して、前記開閉レバーの回転運動を該空気取り入れ調節弁の開閉のための運動に伝動するための空気取入れ調節用連結アームを備える、
ことを特徴とする、(1)ないし(4)のいずれかに記載のコンロ。
<6> 前記空気取入れ調節弁は、
(D−2)直線運動によりその開閉がなされて空気取り入れ量の調節がなされるものであり、
(D−3)前記開閉機構部による前記載置体が開くのと連動して閉じられるように前記空気取り入れ調節用連結アームが取り付けられている、
ことを特徴とする、(5)に記載のコンロ。
<7> 前記空気取り入れ調節用連結アームは、
(D−4)前記レバー受けアーム、または間接的レバー受けアームのいずれかに連結して設けられている、
ことを特徴とする、(6)に記載のコンロ。
(A−2)前記二の載置体が略同じサイズであって、かつ前記コンロ本体部の長手方向に並列状に設けられており、かかる構成により前記開閉は、該コンロ本体部の長手方向に直交する方向上でなされる、
ことを特徴とする、(1)ないし(7)のいずれかに記載のコンロ。
<9> 前記コンロは、
(A−3)前記載置体が、被焼物が載置されるための載置体本体と、該載置体本体を支持する支持体とからなり、該支持体に前記連結アームおよび前記補助アームが枢設されている、
ことを特徴とする、(1)ないし(8)のいずれかに記載のコンロ。
<10> 前記コンロは、
(A−4)前記支持体がアングル枠により構成され、前記載置体本体は焼き網または鉄板であり、該載置体本体は該支持体上に載置することができる、
ことを特徴とする、(9)に記載のコンロ。
(C−14)前記開閉機構部がコンロ本体部の対向する二の側面部に設けられており、前記開閉レバーはこのうち一の側面部に設けられており、
(C−15)該コンロ本体部の下部には、該開閉レバーの回転運動を対向する側面部に設けられた該開閉機構部に伝動するための、開閉機構部連結シャフトが設けられている、
ことを特徴とする、(1)ないし(10)のいずれかに記載のコンロ。
図1は、後記開閉レバーや開閉器後部が設けられる一側面を正面とした場合の、本発明コンロの一例の正面視構成を示す説明図であり、開閉レバーの動きによる開閉機構部の動きを(イ)〜(ハ)により説明するものである。(イ)において図示された符号の多くは、(ロ)および(ハ)では省略されている。図において本コンロは、
燃料を置くためのコンロ本体部1と、該コンロ本体部1の開口上部を被覆するように設けられる被焼物載置のための載置部3と、該コンロ本体部1中に設けられる空気取入れ調節部とを備えた、炭を燃料とした使用が可能なコンロであって、
(A−1)該載置部3が、該コンロ本体部1の開口上部上において開閉することのできる第一の載置体3Aと第二の載置体3Bとからなっており、
(B−1)該コンロ本体部1の正面部には、該各載置体3A、3Bの開閉を操作するための開閉レバー6が取り付けられており、
(C−1)さらに、該開閉レバー6により入力される回転運動を、該各載置体3A、3B上の作用点D9等の回転運動として伝動するための開閉機構部Mが設けられており、
(C−2)該開閉機構部Mは、該開閉レバー6の回転運動がなされる平面と、該各載置体3A、3B上の作用点D9等の回転運動がなされる平面とは略平行となるように構成され、
(C−3)該開閉機構部Mは、該回転運動の伝動が、一方の載置体(図では3B)には該開閉レバー6の回転運動と順方向に、他方の載置体(図では3A)にはこれと逆方向に伝動されるように構成され、
(C−4)該開閉機構部Mには、該各載置体3A、3Bに伝動された回転運動を該各載置体の平行移動運動とするための補助アーム9A、9Bが該コンロ本体部1と各載置体3A、3B間にそれぞれ設けられて含まれている、という構成を基本とする(<1>)。
(C−5)前記各載置体3A、3Bごとに、前記開閉レバー6の回転運動を後記連結アームに伝動するための伝動アーム(図では7)と、前記コンロ本体部1に枢設されかつ該載置体3A、3B上の作用点D9等に枢設された連結アーム8、10と、前記補助アーム9A、9Bとから構成することができる(<2>)。かかる構成により、該開閉レバー6の回転運動が伝動アーム(7)を介して該連結アーム8、10に、該コンロ本体部1に枢設された点を回転中心とする回転運動として伝動され、該回転運動は、該載置体3A、3B上の作用点D9等に回転運動として伝動される。作用点D9等における回転運動には、該コンロ本体部1と各載置体3A、3Bに枢設された補助アーム9A、9Bの回転運動が連動する。これにより、該載置体3A、3Bは傾かずに、全体としての回転運動がなされる。すなわち、該載置体3A、3Bは平行移動が可能となる。ここで平行移動には、上下方向のものが含まれることはいうまでもない。
(C−6)第一載置体3Aに係るものは、前記開閉レバー6と前記連結アーム8との間を連結して設けられるレバー受けアーム7であり、第二載置体3Bに係るものは、該第一載置体3Aに係る連結アーム8と該第二載置体3Bに係る連結アーム10との間を連結して設けられる間接的レバー受けアーム11であり、
(C−7)該レバー受けアーム7と該間接的レバー受けアーム11は、該第一載置体3Aに係る連結アーム8上において、該コンロ本体部1への枢設により形成されている支点C8を挟んで反対側に枢設されている構成をとることができる(<3>)。かかる構成により、該開閉レバー6の一の回転運動から、一方の載置体3Aにおいてはそれとは逆方向の回転運動を、他方の載置体3Bにおいては該開閉レバー6と順方向の回転運動を、同時に起こすことができる。各載置体3A、3Bにおいて、回転方向が相互に逆の回転運動が同時に起こることにより、上述した前記載置部3の開閉((I)〜(III))を行わせることができる。
(B−2)前記開閉レバーの枢設が、図1のようにレバーの一端部を支点としてなされるのではなく、該開閉レバーの中途位置においてなされて、そこを支点としており、
(C−8)前記伝動アームを、いずれの載置体3A、3Bに係るものも、該開閉レバーと前記各連結アームとの間を連結して設けられるレバー受けアームとして構成し、
(C−13)該二のレバー受けアームを、該開閉レバーの支点を挟んで相互に反対側に枢設する構成とすることによっても、<3>と同様の作用を得ることができる(<4>)。この場合、開閉レバーの回転運動は、いずれの連結アーム8、10に対しても、レバー受けアームを介して直接伝動される。
(D−1)前記開閉機構部Mと前記空気取入れ調節部に係る空気取入れ調節弁13とを連結して、前記開閉レバー6の回転運動を該空気取り入れ調節弁13の開閉のための運動に伝動するための空気取入れ調節用連結アーム12を備える構成とすることができる(<5>)。ここで、前記空気取入れ調節弁13は、
(D−2)直線運動によりその開閉がなされて空気取り入れ量の調節がなされるものとし、
(D−3)前記開閉機構部Mによる前記載置体3A、3Bが開くのと連動して閉じられるように前記空気取り入れ調節用連結アーム12が取り付けらた構成とすることができる(<6>)。
かかる構成により、該載置体3A、3Bの開閉と連動させて、空気取り入れ量の調節を行うことができる。
図のように、前記空気取り入れ調節用連結アーム12は、
(D−4)間接的レバー受けアーム11に連結して設けることができるが、それには限定されず、前記レバー受けアーム7に連結させる構成も、本発明において排除されない(<7>)。
(A−2)前記二の載置体3A、3Bが略同じサイズであって、かつ前記コンロ本体部1の長手方向に並列状に設けられており、かかる構成により前記開閉は、該コンロ本体部1の長手方向に直交する方向上でなされる構成とすることができる(<8>)。 また、本コンロは、
(A−3)前記載置体3A、3Bが、被焼物が載置されるための載置体本体と、該載置体本体を支持する支持体とからなり、該支持体に前記連結アーム8、10および前記補助アーム9A、9Bが枢設されている構成とすることができる(<9>)。
(A−4)前記支持体がアングル枠30により構成され、前記載置体本体は焼き網4または鉄板であり、該載置体本体4は該支持体30上に載置できる構成とすることができる(<10>)。
(C−15)該コンロ本体部1の下部には、該開閉レバー6の回転運動を対向する側面部(あるいは、背面部。)に設けられた該開閉機構部に伝動するための、開閉機構部連結シャフト15が設けられている構成とすることができる(<11>)。かかる構成により、一の開閉レバー6における回転運動操作のみで、回転運動を、両側面部(あるいは、正面部と背面部。)において各開閉機構部の作用により載置部3に伝動することができ、該載置部3の安定的な開閉を行うことができる。
図2に示す通り、本例コンロは、コンロ本体部1に安定を増すために外側に反らした脚2を取り付け、上部には面積を2等分したアングル枠30を設け、その中に、被焼物載置体としての焼き網4を載せてある。
また、焼き網等を移動させて被焼物を火から遠ざけて加減でき、複数の被焼物間で焼き具合を見ながらの位置の移動も容易にできる。また、開閉レバーを全開にした場合は、炭火の照射からまったく別の位置に被焼物が移るため、それ以上焼けることはなく、箸で取るために延べる手も熱くなく、そのまま被焼物のテーブル代わりともなる。
10…連結アーム、 11…間接的レバー受けアーム、 12…空気取入れ調節用連結アーム、 13…空気調整弁、 14…空気取入口、 15…開閉機構部連結シャフト、 16…炭、 17…被焼物、 C…本体への枢設用ビス、
C8、C10…支点、 D…載置体への枢設用ビス、 D9…作用点
Claims (11)
- 燃料を置くためのコンロ本体部と、該コンロ本体部の開口上部を被覆するように設けられる被焼物載置のための載置部と、該コンロ本体部中に設けられる空気取入れ調節部とを備えた、炭を燃料とした使用が可能なコンロであって、該コンロは、
(A−1)該載置部が、該コンロ本体部の開口上部上において開閉することのできる第一の載置体と第二の載置体とからなっており、
(B−1)該コンロ本体部の一側面部には、該各載置体の開閉を操作するための開閉レバーが取り付けられており、
(C−1)さらに、該開閉レバーにより入力される回転運動を、該各載置体上の作用点の回転運動として伝動するための開閉機構部が設けられており、
(C−2)該開閉機構部は、該開閉レバーの回転運動がなされる平面と、該各載置体上の作用点の回転運動がなされる平面とは略平行となるように構成され、
(C−3)該開閉機構部は、該回転運動の伝動が、一方の載置体には該開閉レバーの回転運動と順方向に、他方の載置体にはこれと逆方向に伝動されるように構成され、
(C−4)該開閉機構部には、該各載置体に伝動された回転運動を該各載置体の平行移動運動とするための補助アームが該コンロ本体部と各載置体間にそれぞれ設けられて含まれており、
かかる構成によって、該開閉レバーから回転運動を入力することにより、該各載置体を、(I)各載置体が相互に最も接近して、すなわち閉じて、該載置部を略一体状に形成している状態の位置、(II)各載置体が相互に最も離隔して、すなわち開いて、該コンロ本体部の開口上部の開放が最もなされている状態の位置、および(III)それらの間の状態の位置に位置させることができる、
ことを特徴とする、コンロ。 - 前記開閉機構部は、
(C−5)前記各載置体ごとに、前記開閉レバーの回転運動を後記連結アームに伝動するための伝動アームと、前記コンロ本体部に枢設されかつ該載置体上の作用点に枢設された連結アームと、前記補助アームとからなる、
ことを特徴とする、請求項1に記載のコンロ。 - 前記伝動アームは、
(C−6)第一載置体に係るものは、前記開閉レバーと前記連結アームとの間を連結して設けられるレバー受けアームであり、第二載置体に係るものは、該第一載置体に係る連結アームと該第二載置体に係る連結アームとの間を連結して設けられる間接的レバー受けアームであり、
(C−7)該レバー受けアームと該間接的レバー受けアームは、該第一載置体に係る連結アーム上において、該コンロ本体への枢設により形成されている支点を挟んで反対側に枢設されている、
ことを特徴とする、請求項2に記載のコンロ。 - 前記コンロは、
(B−2)前記開閉レバーの枢設が該レバーの中途位置においてなされており、
(C−8)前記伝動アームは、いずれの載置体に係るものも、該開閉レバーと前記各連結アームとの間を連結して設けられるレバー受けアームであり、
(C−13)該二のレバー受けアームは該開閉レバー上において、該コンロ本体への枢設により形成されている支点を挟んで反対側に枢設されている、
ことを特徴とする、請求項2に記載のコンロ。 - 前記コンロは、
(D−1)前記開閉機構部と前記空気取入れ調節部を構成する空気取入れ調節弁とを連結して、前記開閉レバーの回転運動を該空気取り入れ調節弁の開閉のための運動に伝動するための空気取入れ調節用連結アームを備える、
ことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のコンロ。 - 前記空気取入れ調節弁は、
(D−2)直線運動によりその開閉がなされて空気取り入れ量の調節がなされるものであり、
(D−3)前記開閉機構部による前記載置体が開くのと連動して閉じられるように前記空気取り入れ調節用連結アームが取り付けられている、
ことを特徴とする、請求項5に記載のコンロ。 - 前記空気取り入れ調節用連結アームは、
(D−4)前記レバー受けアーム、または間接的レバー受けアームのいずれかに連結して設けられている、
ことを特徴とする、請求項6に記載のコンロ。 - 前記コンロは、
(A−2)前記二の載置体が略同じサイズであって、かつ前記コンロ本体部の長手方向に並列状に設けられており、かかる構成により前記開閉は、該コンロ本体部の長手方向に直交する方向上でなされる、
ことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載のコンロ。 - 前記コンロは、
(A−3)前記載置体が、被焼物が載置されるための載置体本体と、該載置体本体を支持する支持体とからなり、該支持体に前記連結アームおよび前記補助アームが枢設されている、
ことを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載のコンロ。 - 前記コンロは、
(A−4)前記支持体がアングル枠により構成され、前記載置体本体は焼き網または鉄板であり、該載置体本体は該支持体上に載置することができる、
ことを特徴とする、請求項9に記載のコンロ。 - 前記コンロは、
(C−14)前記開閉機構部がコンロ本体部の対向する二の側面部に設けられており、前記開閉レバーはこのうち一の側面部に設けられており、
(C−15)該コンロ本体部の下部には、該開閉レバーの回転運動を対向する側面部に設けられた該開閉機構部に伝動するための、開閉機構部連結シャフトが設けられている、
ことを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載のコンロ。
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