JP2010098985A - ホップ苞ポリフェノール入り飲料 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホップ苞ポリフェノール入り飲料、ホップ苞ポリフェノールを主成分とする甘味後引き改善剤、及びホップ苞ポリフェノールを用いて糖類や果汁等の甘味剤による甘味の後引きの調整を行う方法を提供すること。
【解決手段】本発明のホップ苞ポリフェノール入り飲料は、ホップ苞ポリフェノールと、甘味剤と、を配合した飲料であって、甘味度からショ糖換算した前記甘味剤100質量部に対する前記ホップ苞ポリフェノールの含有量が0.02〜0.81質量部である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ホップ苞ポリフェノール入り飲料、ホップ苞ポリフェノールを主成分とする甘味後引き改善剤、及びホップ苞ポリフェノールを用いて糖類や果汁等の甘味剤による甘味の後引きの調整を行う方法に関する。
一般に、飲料における甘味は、ショ糖に代表される糖類、甘味料、果汁等の甘味剤に由来する。飲料では、べたつかず軽やかで、後切れの良い甘味が求められ、口の中でもたついたり、持続したりする甘味は嗜好的に好まれない。特に、近年、消費者の健康志向に応えるためにショ糖の代替として飲料への使用が急増している高甘味度甘味料は、ショ糖の数百倍もの甘味を呈することから、少量の使用でショ糖と同程度の甘味を付与することができるものの、甘味の後切れが悪く、甘味が後味として持続する。
このような好ましくない甘味の後引きを改善する方法としては、高甘味度甘味料を含有する飲料に、リンゴ酸等の有機酸を添加し、酸味を増やすことで甘味の残存性の問題を解消したもの(特許文献1参照)がある。
特許第3803065号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、糖類、甘味料、果汁等の甘味剤を含有する飲料における甘味の後引きを改善することで、飲み飽きない嗜好性の高い飲料を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明者らが鋭意研究を重ねていたところ、ビール醸造時の副産物であるホップ苞(ビールの原料であるホップ毬果からホップの苦味や芳香の主体であるルプリン部分を除いた部分)に含まれるホップ苞ポリフェノールを飲料に添加することにより、甘味の不快な後味を効果的に改善できることを見出し、本発明に至った。より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1)ホップ苞ポリフェノールと、甘味剤と、を含有する飲料であって、
甘味度からショ糖換算した前記甘味剤100質量部に対する前記ホップ苞ポリフェノールの含有量が0.02〜0.81質量部であるホップ苞ポリフェノール入り飲料。
(2)甘味度からショ糖換算した前記甘味剤の質量濃度が3〜20%であり、且つ前記ホップ苞ポリフェノールの質量濃度が20〜1000ppmである(1)に記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
(3)酸味剤をさらに含有する(1)又は(2)に記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
(4)前記甘味剤が、糖類、天然甘味料、人工甘味料及び果汁、牛乳からなる群から選ばれる1種又は2種以上である(1)から(3)いずれかに記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
(5)前記飲料がスポーツ飲料である(1)から(4)いずれかに記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
(6)前記飲料がコーヒー飲料である(1)から(4)いずれかに記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
(7)甘味剤が含有されている飲料に対して、前記飲料に添加されるホップ苞ポリフェノールの量の調整を行うことにより、前記甘味剤による甘味の後引きの調整を行う方法。
(8)甘味の後引きの改善を行う方法である(7)に記載の方法。
(9)ホップ苞ポリフェノールを主成分とする、飲料に含有された甘味剤による甘味の後引きの改善を行う甘味後引き改善剤。
本発明によれば、ホップ苞ポリフェノールを飲料に添加することで、甘味剤によってもたらされる甘味の後味のべたつきを改善することができ、且つ嗜好性を向上させることができる。これは、甘味剤によってもたらされる甘味と、ホップ苞ポリフェノールの有する、渋味、苦味、収斂味等の複雑な味とが舌の上で混合されることにより、甘味がマスキングされるためと考えられる。また、本発明によれば、少ない量のホップ苞ポリフェノールを飲料に添加することで、上記効果を得ることができるので、飲料本来の味や香りを損なうことがない。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明のホップ苞ポリフェノール入り飲料は、ホップ苞ポリフェノールと、甘味剤と、を含有する飲料であって、甘味度からショ糖換算した前記甘味剤100質量部に対する前記ホップ苞ポリフェノールの含有量が0.02〜0.81質量部であることを特徴とする。
本発明の飲料は、甘味度からショ糖換算した甘味剤100質量部に対してホップ苞ポリフェノールを0.02〜0.81質量部含有するので、飲料に含有される甘味剤によってもたらされる不快な甘味の後引きを改善することができる。
本発明に係る飲料は、甘味を呈する甘味剤を添加することが想定される飲料であれば、特に限定されるものではないが、例えば、果汁飲料、コーヒー飲料、紅茶飲料、乳飲料、炭酸飲料、スポーツ飲料等のノンアルコール飲料や、発泡酒、カクテル、梅酒等のアルコール飲料が挙げられる。この中でも、糖類や果汁由来の甘味が強い果汁飲料や、疲労回復にとって効率の良いエネルギー源であるブドウ糖やショ糖等の糖類を多量に含んでおり、口渇感を生じやすいスポーツ飲料は、本発明の甘味の後引き改善効果が顕著に発揮されることから好ましい。また、コーヒー飲料は、甘味による後味のべたつきが特に好まれない嗜好品であることから好ましい。甘味の切れ味を向上させる効果を有するアルコールを含まないノンアルコール飲料はアルコール飲料よりも、また、爽快感が得られる炭酸ガスを含まない非炭酸飲料は炭酸飲料よりも、本発明の甘味の後引き改善効果が顕著に発揮される点において好ましい。
本発明に係る飲料に含まれるホップ苞ポリフェノールは、ビール醸造時の副産物であるホップ苞に含まれる、癌細胞転移抑制、蛋白質毒素除去、消臭といった機能を有する生理活性物質である。ここで、ホップ苞は、ビールの原料であるホップ毬果からホップの苦味や芳香の主体であるルプリン部分を除いた部分である。このホップ苞からポリフェノール粉末品を得る方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、以下の方法が挙げられる。
まず、原料であるホップ苞を、50v/v%以下のアルコール水溶液で抽出する。抽出溶媒としては、50v/v%のエタノール水溶液が好ましい。抽出溶媒は、原料に対して10〜20倍量であることが好ましく、抽出は30〜60℃、pH3.0〜3.5の条件下、1〜3時間行うことが好ましい。次いで、得られた抽出液に含まれるアルコールを、加熱濃縮や減圧濃縮等により除去後、遠心分離やろ過等により抽出液の清澄化を行い、ホップ苞抽出液を得る。
そして、ホップ苞抽出液について、ホップ苞ポリフェノールを合成樹脂に吸着させた後、水又は10v/v%以下のエタノール水溶液により合成樹脂を洗浄し、30v/v%以上のエタノール水溶液又はエタノールにより吸着させたホップ苞ポリフェノールを溶出させ、ホップ苞ポリフェノール溶出液を得る。
ここで、ホップ苞ポリフェノールを吸着させる合成樹脂としては、ポリフェノール物質を吸着できるものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、スチレン−ジビニルベンゼン樹脂(SP850,三菱化学社製)が挙げられる。合成樹脂の洗浄には、樹脂量の1〜5倍の水又は10v/v%以下のエタノール水溶液を用いることが好ましく、ホップ苞ポリフェノールの溶出には、樹脂量の1〜6倍の30v/v%以上のエタノール水溶液又はエタノールを用いることが好ましい。
得られたホップ苞ポリフェノール溶出液は、加熱濃縮や減圧濃縮等によりエタノールを除去後、スプレードライにて乾燥させ、ホップ苞ポリフェノール粉末品を得る。このようにして得られたホップ苞ポリフェノール粉末品は、かすかに苦味を呈した植物の繊維のような香りのする黄色から褐色の粉末である。なお、植物の繊維のような香りは、スプレードライで乾燥させることで得られる特有の香りであり、この香りは甘味の後引きを軽減させる効果を有する。
本発明に係る飲料に含まれる甘味剤は、特に限定されるものではなく、甘味を呈するものであれば目的に応じて任意に選択することができるが、好ましくは、糖類、天然甘味料、人工甘味料、及び果汁である。なお、これらの甘味剤は、1種又は2種以上の組み合わせの形態で使用してもよい。ここで、糖類としては、例えば、ショ糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、麦芽糖、果糖ブドウ糖液糖等が挙げられる。天然甘味料としては、例えば、キシリトール、D−ソルビトール等の低甘味度甘味料、タウマチン、ステビア抽出物、グリチルリチン酸二ナトリウム、ステビア抽出物等の高甘味度甘味料が挙げられる。人工甘味料としては、例えば、アセスルファムカリウム、スクラロース、アスパルテーム、サッカリン、サッカリンナトリウム等の高甘味度甘味料が挙げられる。これらの中でも、その甘味度がショ糖の数倍から数百倍強い高甘味度甘味料は、ショ糖と比較しても、甘味の後引きが強く感じられるものが多く、独特の後味の悪さを有する。このような高甘味度甘味料に対しても、ホップ苞ポリフェノールは、甘味の後引き軽減効果を有する。
また、果汁とは、果実を粉砕して搾汁、裏ごし等をし、皮、種子等を除去したものや、果実を粉砕後、皮、種子等を除去したピューレ状のものも含む。果実の種類としては、特に限定されるものではないが、例えば、グレープフルーツ、レモン、オレンジ等の柑橘類、マスカットや巨峰等のぶどう類、モモ、りんご、パイナップル、イチゴ、ブルーベリー、マンゴー等が挙げられる。
本発明に係る飲料では、甘味度からショ糖換算した甘味剤100質量部に対するホップ苞ポリフェノールの含有量は、0.02〜0.81質量部であり、好ましくは0.02〜0.4質量部であり、より好ましくは0.02〜0.1質量部である。上記範囲であれば、ホップ苞ポリフェノール由来の苦味をほとんど感じることなく、甘味剤によってもたらされる甘味の後味のべたつきが改善され、飲料の嗜好性を向上させることができる。また、飲料本来の味や香りを損なうことがない。さらに、後味のキレが良くなる。例えば、甘味剤として果汁を含有する場合には、果汁に由来する甘味、酸味、風味等を損なうことなく、甘味の後味を持続して感じることがない。
本発明では、甘味度とは、甘味剤の甘味の強さを評価したものである。まず、飲料中に含まれる各甘味剤の甘味度を、ショ糖の甘味度を1とした場合の相対値で表す。なお、ショ糖の甘味度を1とした糖類、天然甘味料、及び人工甘味料の甘味度は、「甘味料の総覧(精糖工業会)」の記載に基づく。これによれば、例えば、果糖は1.5、ブドウ糖は0.5、果糖ブドウ糖液糖(55%異性化糖)は1、乳糖は0.4、キシリトールは0.6、ソルビトールは0.7、アセスルファムカリウムは200、スクラロースは600である。また、果汁の場合は、果汁に含まれる糖組成を「最新果汁・果実飲料事典(日本果汁協会監修)」及び「果実の科学(伊藤三郎編,朝倉書店)」の記載に基づいて調べた後、「甘味料の総覧(精糖工業会)」の記載に基づき、ショ糖の甘味度を1とした場合の相対値で表す。そして、飲料水中に含まれる甘味剤の含有量を全てショ糖の含有量に換算する。すなわち、飲料水1Lあたり、甘味度Pの甘味料をQg、甘味度Rの甘味料をSg使配合した場合、以下のような式で算出する。
甘味度=(P×Q)+(R×S)
したがって、飲料水1L中にショ糖が100g配合された場合のかかる飲料水の甘味度は、100となる。
また、本発明に係る飲料では、甘味度からショ糖換算した甘味剤の濃度が3〜20%であり、且つホップ苞ポリフェノールの濃度が20〜1000ppmであることが好ましく、該甘味剤の濃度が5〜15%であり、且つホップ苞ポリフェノールの濃度が25〜100ppmであることがより好ましい。上記範囲であれば、ホップ苞ポリフェノール由来の苦味をほとんど感じることなく、甘味剤によってもたらされる甘味の後味のべたつきが改善され、飲料の嗜好性を向上させることができる。また、飲料本来の味や香りを損なうことがない。さらに、後味のキレが良くなる。
本発明に係る飲料では、酸味剤をさらに含有してもよい。ここで、酸味剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸、乳酸、酢酸、フマル酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、リン酸、グルコン酸等を挙げることができ、これらを単独又は組み合わせて用いることができる。酸味剤の含有量は、目的に応じて適宜設定することができる。
本発明に係る飲料では、その他、本発明の効果を損なわない範囲において、目的に応じて、各種栄養成分、香料、着色剤、希釈剤、酸化防止剤等の食品添加物を含有してもよい。
本発明に係る甘味剤による甘味の後引きの調整を行う方法は、甘味剤が含有されている飲料に対して、飲料に添加されるホップ苞ポリフェノールの量の調整を行うことを特徴とする。また、本発明によれば、ホップ苞ポリフェノールの添加量を調整することで、甘味剤によってもたらされる飲料の甘味の後引きを改善することもできる。ホップ苞ポリフェノールが有する苦味はそれほど強くないため、飲料本来の味や香りを損なうことなく、甘味の後引きを調整したり、改善したりすることができる。
本発明の甘味後引き改善剤は、ホップ苞ポリフェノールを主成分とする、飲料に含有された甘味剤による甘味の後引きの改善を行うことを特徴とする。本発明は、ホップ苞ポリフェノールの新たな用途、すなわち、甘味剤を含有する飲料の甘味後引き改善剤としての新たな用途を見出してなされたものである。
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に何ら制限を受けるものではない。
[製造例1]
ホップ苞101tをホップ苞に対して10倍量の50v/v%エタノール水溶液で向流分配型連続抽出装置を用いて、温度50℃、pH3.2(クエン酸添加による)の条件下にて10時間抽出した。次いで、ここで得られた抽出液に含まれるエタノールを、減圧濃縮機を用いて除去し、固形分68%のホップ苞抽出液を得た(39.7t)。
ホップ苞抽出液1tを水で約4倍まで希釈した後、クエン酸にてpHを3.2に調整した。次いで、ろ紙によるろ過にて清澄化した。得られたろ液をスチレン−ジビニルベンゼン樹脂(SP850,三菱化学社製)を充填したカラムに通液した後、カラムをカラムの約4倍量の水で洗浄した。さらに、カラムの約3倍量の50%エタノール水溶液を通液し、その溶出液を回収した。溶出液を、ロータリーエバポレータを用いて固形分が8%以上になるまで濃縮した後、この濃縮液をスプレードライにて乾燥し、ホップ苞ポリフェノール70kgを褐色の粉末として得た。
<グレープフルーツ果汁入り飲料(果汁1%)の官能評価>
表1に示す配合のグレープフルーツ果汁入り飲料(果汁1%)を調製し、5名の専門パネリストによる官能評価(「おいしさ」,「後味の良さ」)を行った。その結果を表2に示す。なお、比較例1のグレープフルーツ果汁入り飲料のショ糖換算による甘味度は、以下の方法により算出したところ、約123であった。
<グレープフルーツ果汁入り飲料(果汁1%)の甘味度の算出>
グレープフルーツ100g中に含まれる糖類は、ショ糖3g、果糖2.5g、ブドウ糖2.5gであり(「最新果汁・果実飲料事典」(日本果汁協会監修)参照)、これらから算出したグレープフルーツ果汁のショ糖を1としたときの甘味度は0.08である。また、果糖ブドウ糖液糖の甘味度は1である。これにより、グレープフルーツ果汁入り飲料(果汁1%)の甘味度は、果糖ブドウ糖液糖(1×120)+グレープフルーツ濃縮果汁(0.08×7×1.6)+発酵グレープフルーツ果汁(0.08×2.3×12)=約123であると算出した。
Figure 2010098985
Figure 2010098985
5名全員がホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例1)と配合していないもの(比較例1)との間に味の差を感じた。5人中4人が、後味のすっきり感を感じ、ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例1)の方が好みの味と評価した。このことから、ホップポリフェノールを配合することにより甘味の後味のべたつきが改善され、嗜好性が上がることがわかった。
<ブドウ果汁入り飲料(果汁10%)の官能評価>
表3に示す配合のブドウ果汁入り飲料(果汁10%)を調製し、6名の専門パネリストによる官能評価(「おいしさ」,「後味の良さ」)を行った。評価は、各々10点満点で行った。その結果を表4に示す。なお、比較例2のブドウ果汁入り飲料のショ糖換算による甘味度は、以下の方法により算出したところ、約138であった。
<ブドウ果汁入り飲料(果汁10%)の甘味度の算出>
ブドウ100g中に含まれる糖類は、ショ糖0.77g、果糖8.27g、ブドウ糖7.23gであり(「最新果汁・果実飲料事典」(日本果汁協会監修)参照)、これらから算出したブドウ果汁のショ糖を1としたときの甘味度は0.17である。これにより、ブドウ果汁入り飲料(果汁10%)の甘味度は、ショ糖(1×120)+ブドウ濃縮果汁(0.17×5.8×18)=約138であると算出した。
Figure 2010098985
Figure 2010098985
ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例2)の方がおいしいとの評価を得た。後味の良さについても、ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例2)の方が優れているという評価が得られた。このことから、ブドウ果汁入り飲料においても、ホップポリフェノールを配合することにより甘味の後味のべたつきが改善され、嗜好性が上がることがわかった。
<モモ果汁入り飲料(果汁100%)の官能評価>
表5に示す配合のモモ果汁入り飲料(果汁100%)を調製し、5名の専門パネリストによる官能評価(「おいしさ」,「後味の良さ」)を行った。評価は、各々10点満点で行った。その結果を表6に示す。なお、比較例3のモモ果汁入り飲料のショ糖換算による甘味度は、以下の方法により算出したところ、約136であった。
<モモ果汁入り飲料(果汁100%)の甘味度の算出>
モモ100g中に含まれる糖類は、ショ糖6.96g、ブドウ糖0.85g、果糖1.14g、ソルビトール0.12gであり(「最新果汁・果実飲料事典」(日本果汁協会監修)参照)、これらから算出したモモ果汁のショ糖を1としたときの甘味度は0.091である。これにより、モモ果汁入り飲料(果汁100%)の甘味度は、ショ糖(1×40)+モモ濃縮果汁(0.091×4×180)+モモピューレ(0.091×330)=約136であると算出した。
Figure 2010098985
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ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例3)の方がおいしいとの評価を得た。後味の良さについても、ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例3)の方が優れているという評価が得られた。このことから、高濃度のモモ果汁入り飲料においても、ホップポリフェノールを配合することにより甘味の後味のべたつきが改善され、嗜好性が上がることがわかった。
<スポーツ飲料の官能評価>
表7に示す配合のスポーツ飲料を調製し、4名の専門パネリストによる官能評価(「おいしさ」,「後味の良さ」)を行った。評価は、各々10点満点で行った。その結果を表8に示す。なお、比較例4のスポーツ飲料のショ糖換算による甘味度は、以下の方法により算出したところ、82であった。
<スポーツ飲料の甘味度の算出>
スポーツ飲料の甘味度は、果糖ブドウ糖液糖(1×40)+スクラロース(600×0.07)=82であると算出した。なお、果糖ブドウ糖液糖の甘味度は1であり、スクラロースの甘味度は600である。
Figure 2010098985
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ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例4)の方がおいしいとの評価を得た。後味の良さについても、ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例4)の方が優れるという評価が得られた。このことから、スポーツ飲料においても、ホップポリフェノールを配合することにより甘味の後味のべたつきが改善され、嗜好性が上がることがわかった。
<コーヒー飲料の官能評価>
表9に示す配合のコーヒー飲料を調製し、5名の専門パネリストによる官能評価(「おいしさ」,「後味の良さ」)を行った。評価は、各々10点満点で行った。その結果を表10に示す。なお、比較例5のコーヒー飲料のショ糖換算による甘味度は、以下の方法により算出したところ、約74であった。
<コーヒー飲料の甘味度の算出>
コーヒー飲料の甘味度は、牛乳(0.019×150)+キシリトール(0.6×5)×アセスルファムカリウム(0.34×200)=約74であると算出した。なお、牛乳の甘味度は牛乳中の炭水化物(4.8g/100g)を乳糖として計算すると0.019(5訂食品成分表)、キシリトールの甘味度は0.6、アセスルファムカリウムの甘味度は200である。
Figure 2010098985
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ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例5)の方がおいしいとの評価を得た。また、ホップ苞ポリフェノールを配合したもの(実施例5)の方が後味のキレが良いとの評価を得た。このことから、コーヒー飲料では、ホップポリフェノールを配合することにより、コーヒー本来の苦味を有するすっきりとした味わいになり、嗜好性が上がることがわかった。
<ホップ苞ポリフェノールの飲料への配合量の検討>
製造例1にて得られたホップ苞ポリフェノールを表11に示す配合のグレープフルーツ果汁入り清涼飲料(果汁1%)に0〜1.1g/Lの範囲内で配合し、得られたグレープフルーツ果汁入り清涼飲料について、3名の専門パネリストによる官能評価(「甘味」,「苦味」)を行った。後引き及び苦味の強さを10段階で評価(10に近くなるほど、後引きや苦味を強く感じるものとして評価)し、3名の平均値を算出した。その結果を表12に示す。なお、ホップ苞ポリフェノールを配合していないグレープフルーツ果汁入り飲料のショ糖換算による甘味度は、以下の方法により算出したところ、約123であった。
<グレープフルーツ果汁入り飲料(果汁1%)の甘味度の算出>
グレープフルーツ100g中に含まれる糖類は、ショ糖3g、果糖2.5g、ブドウ糖2.5gであり(「最新果汁・果実飲料事典」(日本果汁協会監修)参照)、これらから算出したグレープフルーツ果汁のショ糖を1としたときの甘味度は0.08である。また、果糖ブドウ糖液糖の甘味度は1である。これにより、グレープフルーツ果汁入り飲料(果汁1%)の甘味度は、果糖ブドウ糖液糖(1×120)+グレープフルーツ濃縮果汁(0.08×7×1.6)+発酵グレープフルーツ果汁(0.08×2.3×12)=約123であると算出した。
Figure 2010098985
Figure 2010098985
表12の結果より、ホップ苞ポリフェノールを0.0025g/L以上配合したグレープフルーツ果汁入り清涼飲料では、後味の改善が確認された。また、後味の改善が確認されたホップ苞ポリフェノールを1.0g/L配合した飲料では、苦味が若干強いものの飲用することは可能であった。しかしながら、ホップ苞ポリフェノールを1.1g/L配合した飲料は、ホップ苞ポリフェノール由来の苦味が強く、嗜好性が低い結果となった。

Claims (9)

  1. ホップ苞ポリフェノールと、甘味剤と、を含有する飲料であって、
    甘味度からショ糖換算した前記甘味剤100質量部に対する前記ホップ苞ポリフェノールの含有量が0.02〜0.81質量部であるホップ苞ポリフェノール入り飲料。
  2. 甘味度からショ糖換算した前記甘味剤の質量濃度が3〜20%であり、且つ前記ホップ苞ポリフェノールの質量濃度が20〜1000ppmである請求項1に記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
  3. 酸味剤をさらに含有する請求項1又は2に記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
  4. 前記甘味剤が、糖類、天然甘味料、人工甘味料及び果汁、牛乳からなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1から3いずれかに記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
  5. 前記飲料がスポーツ飲料である請求項1から4いずれかに記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
  6. 前記飲料がコーヒー飲料である請求項1から4いずれかに記載のホップ苞ポリフェノール入り飲料。
  7. 甘味剤が含有されている飲料に対して、
    前記飲料に添加されるホップ苞ポリフェノールの量の調整を行うことにより、
    前記甘味剤による甘味の後引きの調整を行う方法。
  8. 甘味の後引きの改善を行う方法である請求項7に記載の方法。
  9. ホップ苞ポリフェノールを主成分とする、飲料に含有された甘味剤による甘味の後引きの改善を行う甘味後引き改善剤。
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