JP2010098212A - 電子部品実装ラインのボトルネック報知装置及び電子部品実装ラインのボトルネック報知方法 - Google Patents

電子部品実装ラインのボトルネック報知装置及び電子部品実装ラインのボトルネック報知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置をオペレータが迅速に把握して必要な処置を早急にとることができるようにした電子部品実装ラインのボトルネック報知装置及び電子部品実装ラインのボトルネック報知方法を提供することを目的とする。
【解決手段】各実装装置2の作業実行時間Tを算出する作業実行時間算出手段34と、算出された各実装装置2の作業実行時間Tに基づいて、実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2を検出するボトルネック検出手段(ホストコンピュータ33のボトルネック検出部33b)と、実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2が検出された場合に、その検出された実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色を所定の色に変化させる画像表示部制御手段35を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子部品実装装置が基板の搬送方向に複数台連結されて成る電子部品実装ラインのボトルネック報知装置及び電子部品実装ラインのボトルネック報知方法に関するものである。
電子部品実装ライン(以下、実装ラインと称する)は電子部品実装装置(以下、実装装置と称する)が基板の搬送方向に複数台連結されて成り、各実装装置は基板に対する部品実装作業を行う。このような実装ラインでは、基板の生産効率を高めるため、各実装装置の生産パフォーマンスがほぼ均等になるように各実装装置の作業内容を振り分けているが、各実装装置は常に理想の生産パフォーマンスで動作しているとは限らず、一部の実装装置の生産パフォーマンスが大きく低下すると、実装ラインの生産性が低下してしまうことになる(特許文献1)。
このため従来では、実装ラインを構成している各実装装置の平均的な不稼動状況を求めてオペレータに示し、オペレータがその不稼動状況の推移を観察することによって、実装ラインの生産性を低下させている実装装置、すなわち実装ラインの中でボトルネックになっている実装装置を見つけ出すことができるようになっている(特許文献2)。オペレータは、実装ラインの中でボトルネックになっている実装装置を見つけ出すことができれば、その実装装置に所要の処置を施すことによって、実装ラインの生産性を本来のレベルに復旧させることができる。
特開2007−13033号公報 特開2004−246404号公報
しかしながら、上記従来のものでは、各実装装置の平均的な不稼動状況は実装ライン中に設けられた表示盤に棒グラフ等を用いて表示されるようになっており、実装ラインの中で或る実装装置がボトルネックになっている状況が示されている場合であっても、オペレータが表示盤の表示からボトルネックになっている実装装置の把握をすることができなければ必要な処置を早急にとることができず、その分実装ラインの生産性を低下させてしまうおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置をオペレータが迅速に把握して必要な処置を早急にとることができるようにした電子部品実装ラインのボトルネック報知装置及び電子部品実装ラインのボトルネック報知方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電子部品実装ラインのボトルネック報知装置は、画像表示部を備えた電子部品実装装置が基板の搬送方向に複数台連結されて成る電子部品実装ラインのボトルネック報知装置であって、各電子部品実装装置が基板に対して行う部品実装作業の実行時間を算出する作業実行時間算出手段と、作業実行時間算出手段により算出された各電子部品実装装置の部品実装作業の実行時間に基づいて、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置を検出するボトルネック検出手段と、ボトルネック検出手段により電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が検出
された場合に、その検出された電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色を所定の色に変化させる画像表示部制御手段と、を備えた。
請求項2に記載の電子部品実装ラインのボトルネック報知装置は、請求項1に記載の電子部品実装ラインのボトルネック報知装置であって、画像表示部制御手段は、ボトルネック検出手段により検出された、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色を、その電子部品実装装置の生産パフォーマンスの低下の程度に応じて変化させる。
請求項3に記載の電子部品実装ラインのボトルネック報知方法は、画像表示部を備えた電子部品実装装置が基板の搬送方向に複数台連結されて成る電子部品実装ラインのボトルネック報知方法であって、各電子部品実装装置が基板に対して行う部品実装作業の実行時間を算出する工程と、算出された各電子部品実装装置の部品実装作業の実行時間に基づいて、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置を検出する工程と、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が検出された場合に、その検出された電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色を所定の色に変化させる工程と、を含む。
請求項4に記載の電子部品実装ラインのボトルネック報知方法は、請求項3に記載の電子部品実装ラインのボトルネック報知方法であって、検出された、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色を、その電子部品実装装置の生産パフォーマンスの低下の程度に応じて変化させる。
本発明では、各電子部品実装装置が基板に対して行う部品実装作業の実行時間が算出され、その算出された各電子部品実装装置の部品実装作業の実行時間に基づいて、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が検出された場合に、その電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色が所定の色に変化されるようになっている。このためオペレータは、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置を迅速に把握して必要な処置を早急にとることができるので、電子部品実装ラインの中にボトルネックになる電子部品実装装置が発生しても、電子部品実装ラインの生産性が大きく低下することを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態における電子部品実装ラインの斜視図、図2は本発明の一実施の形態における電子部品実装ラインを構成する電子部品実装装置の斜視図、図3は本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の制御系統を示すブロック図、図4(a),(b),(c)は本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の表示例を示す図、図5は本発明の一実施の形態における電子部品実装ラインのボトルネック報知装置の制御系統図、図6は本発明の一実施の形態におけるボトルネック報知装置の動作手順を示すフローチャートである。
図1において、本発明の一実施の形態における電子部品実装ライン(実装ライン)1は、電子部品実装装置(実装装置)2が基板PBの搬送方向(X軸方向)に複数台連結されて成る。
図2において各実装装置2は、本体カバー10(図1)によって覆われた基台11に基板搬送路12が備えられており、基板搬送路12の上方には複数の吸着ノズル13を備えた2つの搭載ヘッド14がXYロボット15によって水平面内方向に移動自在に設けられ
ている。基板搬送路12は一対のベルトコンベア機構から成り、基板PBの搬送(搬入及び搬出)と所定位置への位置決めを行う。XYロボット15は、X軸方向と直交する水平面内方向(Y軸方向)に延びて設けられたY軸テーブル16と、Y軸テーブル16に沿って移動自在に設けられた2つのX軸テーブル17と、各X軸テーブル17に沿って移動自在に設けられた2つの移動ステージ18から成り、2つの搭載ヘッド14は2つの移動ステージ18のそれぞれに1つずつ取り付けられている。
図2において、基板搬送路12のY軸方向の側方領域には電子部品Pを部品吸着位置19に供給する複数のパーツフィーダ20がX軸方向に並んで設けられている。各搭載ヘッド14には撮像面を下方に向けた基板カメラ21が設けられており、基板搬送路12の両外側の基台11上には撮像面を上方に向けた部品カメラ22が設けられている。
基板搬送路12による基板PBの搬送及び位置決め動作は、実装装置2が備える制御装置23(図3)が図示しないアクチュエータ等から成る基板搬送路作動機構24(図3)の作動制御を行うことによってなされる。パーツフィーダ20による部品吸着位置19への電子部品Pの供給動作は、制御装置23が図示しないアクチュエータ等から成るパーツフィーダ作動機構25(図3)の作動制御を行うことによってなされる。XYロボット15の作動による各搭載ヘッド14の移動動作は、制御装置23が図示しないアクチュエータ等から成るXYロボット作動機構26(図3)の作動制御を行うことによってなされる。各搭載ヘッド14が備える吸着ノズル13の昇降動作及び電子部品Pの吸着・離脱動作は、制御装置23が図示しないアクチュエータ等から成るノズル作動機構27(図3)の作動制御を行うことによってなされる。基板カメラ21及び部品カメラ22はそれぞれ制御装置23によって撮像動作制御がなされ、基板カメラ21及び部品カメラ22の撮像動作によって得られた画像データは、制御装置23に送られる。
図1において、各実装装置2が備えるカバー部材10には液晶ディスプレイ等から成る画像表示部28が設けられている。画像表示部28は制御装置23によって作動制御がなされ(図3)、実装装置2の現在の運転状況や、オペレータが行うべき作業内容等から成る種々の情報の画像表示を行う。各画像表示部28は出力(表示)専用タイプのものであってもよいし、タッチパネルのように入力もできるタイプのものであってもよい。
図4において、画像表示部28の画面は背景部28aと背景部28aの前面に表示されるメッセージ文や図表等の表示部28bから成り、制御装置23は背景部28aの色(以下、背景色と称する)を予め用意された複数の色の中から選択して使用することができる。本実施の形態では背景色として少なくとも灰色、黄色、赤色を選択でき、灰色は通常時に、黄色及び赤色はオペレータに注意を喚起する必要がある非通常時(例えば後述するボトルネック報知時)に使用されるものとする。図4における画像表示部28の画面の背景色は(a)では灰色、(b)では黄色、(c)では赤色を表しているものとする。
図2において、各実装装置2の基台11には上流側の他の実装装置2(又は実装ライン1の外部)から基板搬送路12に投入された(図1中に示す矢印A)基板PBを検知して基板投入検知信号を制御装置23に出力する基板投入センサ31と、基板搬送路12から下流側の他の実装装置2(又は実装ライン1の外部)に排出される基板PBを検知して基板排出検知信号を制御装置23に出力する基板排出センサ32が設けられている(図3及び図5も参照)。基板投入センサ31及び基板排出センサ32は、例えば光センサやリミットスイッチ等から成る。
各実装装置2の制御装置23は、基板投入センサ31から基板投入検知信号が出力されたことによって基板搬送路12に基板PBが投入されたことを検知したら、基板搬送路12を作動させてその基板PBを実装装置2内に搬入し、所定の作業位置に位置決めする。
そして、搭載ヘッド14を移動させて基板PBの上方に位置させ、基板カメラ21に基板PBの基板マークM(図2)を撮像させて、基板PBの基準位置からの位置ずれを求める。
制御装置23は基板PBの位置ずれを求めたら、搭載ヘッド14をパーツフィーダ20の上方に移動させ、部品吸着位置19に供給される電子部品Pを吸着ノズル13に吸着(ピックアップ)させる。
制御装置23は、吸着ノズル13に電子部品Pを吸着させたら、その電子部品Pが部品カメラ22の直上に位置するように搭載ヘッド14を移動させて、部品カメラ22に電子部品Pの撮像(認識)を行わせ、吸着ノズル13に対する電子部品Pの位置ずれを求める。
制御装置23は、吸着ノズル13に対する電子部品Pの位置ずれを求めたら、搭載ヘッド14を基板PBの上方に移動させ、吸着ノズル13に吸着させている電子部品Pを基板PB上の目標搭載位置で離脱させてその電子部品Pを基板PBに搭載する。制御装置23は、電子部品Pの基板PBへの搭載時には、基板PBの位置決め時に求めた基板PBの基準位置からの位置ずれと、電子部品Pの認識時に求めた電子部品Pの吸着ノズル13に対する位置ずれが修正されるように、基板PBに対する吸着ノズル13の相対位置を補正する。
このようにして基板PBに搭載すべき電子部品Pを全て基板PBに搭載したら、制御装置23は基板搬送路12を作動させて、その基板PBを下流側(外部又は他の実装装置2)に搬出する。制御装置23は、基板排出センサ32から基板排出検知信号が出力されたことによって、部品搭載後の基板PBが基板搬送路12から排出されたことを検知したら、基板搬送路12の作動を停止させて、その基板PBについての部品実装作業を終了する。ここで、部品実装作業とは、各実装装置2が上流側の他の実装装置2から排出された基板PBを搬入して位置決めし、基板PBに対する電子部品Pの搭載を行って下流側の他の実装装置2に搬出する一連の作業のことをいう。
次に、実装ライン1のボトルネック報知装置BS(図5)について説明する。実装ライン1は、各実装装置2の制御装置23と繋がるホストコンピュータ33を備えており(図3も参照)、各実装装置2の制御装置23は、基板投入センサ31から出力される基板投入検出信号と基板排出センサ32から出力される基板排出検知信号をホストコンピュータ33に送信する。
ホストコンピュータ33の作業実行時間算出部33aは、各実装装置2が部品実装作業を実行することによって実装ライン1が1つの基板PBについての基板生産を終了したとき、各実装装置2の制御装置23から送信された基板PB投入検出信号と基板排出センサ32の出力時間間隔(すなわち基板PBが実装装置2内に滞在していた時間)に基づいて、各実装装置2が行う部品実装作業の実行時間(作業実行時間T)の算出を行う(図6に示すステップST1)。
このように、各実装装置2が備える基板投入センサ31、基板排出センサ32及び制御装置23の全実装装置2についての集合体並びにホストコンピュータ33の作業実行時間算出部33aは、各実装装置2の作業実行時間Tを算出する作業実行時間算出手段34(図5)となっている。
ホストコンピュータ33の作業実行時間算出部33aが各実装装置2の作業実行時間Tを算出したら、ホストコンピュータ33のボトルネック検出部33bは、各実装装置2の
作業実行時間Tを実装装置2ごとに設定される基準時間T0と比較し(ステップST2)、作業実行時間Tが基準時間T0を上回る(T>T0となる)実装装置2があるかどうかの判断を行う(ステップST3)。
ここで、基準時間T0は、その実装装置2が部品実装作業を実行する状況を数値シミュレーションして算出される理想の作業実行時間T1に基づき、この理想の作業実行時間T1を上回る時間として(理想の作業実行時間T1に一定の誤差分ΔT1を加えた時間T1+ΔT1として)設定される。この基準時間T0はホストコンピュータ33の記憶部33cに記憶されるが、その値は同じ実装装置2であってもその時々の状態に応じて変化させる必要があるので、オペレータが行う所定の入力操作によって、任意に可変設定できるようになっている。
ホストコンピュータ33のボトルネック検出部33bは、ステップST3における判断を行った結果、作業実行時間Tが基準時間T0を上回る実装装置2があった場合には、次いで、その実装装置2は予め設定された所定回数(例えば3回。1回でもよい)連続してT>T0となったかどうかの判断を行う(ステップST4)。ここで、T>T0となった実装装置2が複数ある場合には、T>T0となった複数の実装装置2それぞれについて、所定回数連続してT>T0となったかどうかの判断を行う。
ホストコンピュータ33のボトルネック検出部33bは、ステップST4における判断の結果、今回T>T0となった実装装置2が所定回数連続してT>T0となっていた場合には、その実装装置2についての超過実行時間ΔTを算出する(ステップST5)。ここで、超過実行時間ΔTとは、作業実行時間Tが基準時間T0を上回った時間であり、ΔT=T−T0である。なお、所定回数連続してT>T0となった実装装置2が複数ある場合には、所定回数連続してT>T0となった複数の実装装置2それぞれについての超過実行時間ΔTを算出する。
ホストコンピュータ33のボトルネック検出部33bは、ステップST5において、ステップST4で所定回数連続してT>T0となった一又は複数の実装装置2それぞれについての超過実行時間ΔTを算出したら、そのうちの超過実行時間ΔTが最大となる(すなわち、作業実行時間Tが基準時間T0を上回る時間が最も長くなる)実装装置2を実装ライン1のボトルネックになっている実装装置2として検出する(ステップST6)。
一方、ホストコンピュータ33のボトルネック検出部33bは、ステップST3における判断の結果、作業実行時間Tが基準時間T0を上回る(T>T0となる)実装装置2がなかった場合には、ボトルネックになっている実装装置2はなかったとして、このボトルネック報知処理を終了して次の基板PBについてのデータ待ちに入る。また、ステップST4における判断の結果、作業実行時間Tが基準時間T0を上回る実装装置2がなかった場合には、今回T>T0となった実装装置2を記憶部33cに記憶したうえで、ボトルネックになっている実装装置2はなかったとして、このボトルネック報知処理を終了して次の基板PBについてのデータ待ちに入る。
このようにホストコンピュータ33のボトルネック検出部33bは、作業実行時間算出部33aにより(すなわち作業実行時間算出手段34により)算出された各実装装置2の作業実行時間Tに基づいて、生産パフォーマンスが低下して実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2を検出するボトルネック検出手段となっている。ここで「生産パフォーマンスが低下している」とは、本実施の形態では、実装装置2の作業実行時間Tが、その実装装置2に設定された基準時間T0を上回っている状態をいう。したがって本実施の形態では、作業実行時間Tが基準時間T0を連続して上回る回数が多いほど、生産パフォーマンスの低下の程度が大きいことを意味する。
ホストコンピュータ33の画像表示部制御部33dは、ボトルネック検出部33bが(すなわちボトルネック検出手段が)、ステップST6においてボトルネックになっている実装装置2を検出したら、その検出した実装装置2の制御装置23を介して、その実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色を、通常時の灰色(図4(a))から、非通常時(ボトルネック報知時)に対応する色として予め定めた黄色(図4(b))或いは赤色(図4(c))に変化させる(ステップST7)。
このように、ホストコンピュータ33の画像表示部制御部33d及び各実装装置2の制御部23の集合体は、ホストコンピュータ33のボトルネック検出部33b(すなわちボトルネック検出手段)により検出された実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色を所定の色に変化させる画像表示部制御手段35となっている(図5)。
上記のように、実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2が検出された場合には、その実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色が所定の色に変化されるようになっているので、オペレータは、実装ライン1の中にボトルネックになっている実装装置2があること及びどの実装装置2がボトルネックになっているのかを迅速かつ確実に把握することができ、ボトルネックになっている実装装置2から生産パフォーマンスを低下させている原因を取り除くことによって、実装ライン1の生産性を本来のレベルに復旧させることができる。
ホストコンピュータ33の画像表示部制御部33dは、ステップST7で、ボトルネックになっている実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色をボトルネック報知時に対応する所定の色に変化させた後は、ボトルネック報知処理を終了して次の基板PBについてのデータ待ちに入るが、オペレータによりボトルネックになっている実装装置2から生産パフォーマンスを低下させている原因が取り除かれた後、所定の操作がなされるまでは、ボトルネックになっている実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色を所定の色に変化させた状態を維持させるようにする。
ここで、ホストコンピュータ33は、ステップST7の後も、ボトルネックになっている実装装置2の作業実行時間Tが基準時間T0を上回る回数の計測を継続し、オペレータによる必要な処置がすぐにとられずに、作業時間Tが基準時間T0を上回る回数が増大を続けた場合に、その増大の程度に応じて(すなわちボトルネックになっている実装装置2の生産パフォーマンスの低下の程度に応じて)、画像表示部28の画面の背景色を変化させるようにしてもよい。この場合、例えば、ステップST7で画像表示部28の画面の背景色を通常時の灰色から非通常時の色(例えば黄色)に変化させた後、作業実行時間Tが基準時間T0を連続して上回る回数が更に増大して一定の回数に達したとき、画像表示部28の画面の背景色を非通常時の別の色(例えば赤色)に変化させる、というようにすることができる。これによりオペレータは、どの実装装置2がボトルネックになっているかだけでなく、その実装装置2の生産パフォーマンスの低下の程度も容易に把握することができる。
このように、本実施の形態における実装ライン1のボトルネック報知装置BSは、画像表示部28を備えた実装装置2が基板PBの搬送方向に連結されて成る実装ライン1に組み込まれるものであり、各実装装置2が基板PBに対して行う部品実装作業の実行時間(作業実行時間T)を算出する作業実行時間算出手段34(各実装装置2が備える基板投入センサ31、基板排出センサ32及び制御装置23の全実装装置2についての集合体並びにホストコンピュータ33の作業実行時間算出部33a)と、作業実行時間算出手段34により算出された各実装装置2の作業実行時間Tに基づいて、実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2を検出するボトルネック検出手段(ホストコンピュータ3
3のボトルネック検出部33b)と、ボトルネック検出手段により検出された実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色を所定の色に変化させる画像表示部制御手段35(ホストコンピュータ33の画像表示部制御部33d及び各実装装置2の制御部23の集合体)を備えたものとなっている。
また、本実施の形態における実装ライン1のボトルネック報知方法は、各実装装置2が基板PBに対して行う部品実装作業の実行時間(作業実行時間T)を算出する作業実行時間算出工程(ステップST1)と、作業実行時間算出工程において算出した各実装装置2の作業実行時間Tに基づいて、実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2を検出するボトルネック検出工程(ステップST2〜ステップST6)と、ボトルネック検出工程で検出した実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色を所定の色に変化させる画像表示部制御工程(ステップST7)を含むものとなっている。
このように、本実施の形態における実装ライン1のボトルネック報知装置BS(実装ライン1のボトルネック報知方法)では、各実装装置2が基板PBに対して行う部品実装作業の実行時間(作業実行時間T)が算出され、その算出された各実装装置2の作業実行時間Tに基づいて、実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2が検出された場合に、その実装装置2が備える画像表示部28の画面の背景色が所定の色に変化されるようになっている。このためオペレータは、実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2を迅速に把握して必要な処置を早急にとることができるので、実装ライン1中にボトルネックになる実装装置2が発生しても、実装ライン1の生産性が大きく低下することを防止することができる。
ここで、上記のボトルネック検出手段としてのホストコンピュータ33のボトルネック検出部33bは、作業実行時間算出部33a(作業実行時間算出手段34)により算出された各実装装置2の作業実行時間Tを実装装置2ごとに設定される基準時間T0と比較し、作業実行時間Tが基準時間T0を上回り、かつ所定の条件を満たす(作業実行時間Tが基準時間T0を上回る回数が連続して所定回数以上となり、しかも作業実行時間Tが基準時間T0を上回った時間である超過実行時間Δが最大となる)実装装置2を実装ライン1のボトルネックになっている実装装置2として検出するようになっている。また、上記のボトルネック検出工程では、作業実行時間算出工程で算出した各実装装置2の作業実行時間Tを実装装置2ごとに設定される基準時間T0と比較し、作業実行時間Tが基準時間T0を上回り、かつ上記所定の条件を満たす実装装置2を実装ライン1のボトルネックになっている実装装置2として検出するようになっている。このように本実施の形態では、極めて簡単なアルゴリズムでボトルネックになっている実装装置2の検出を行うことができるので、ボトルネックの報知に要する処理時間が短く、またコストを安価にすることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に限定されない。例えば、上述の実施の形態では、各実装装置2の作業実行時間Tを、基板PBが実装装置2内に滞在していた時間から算出するようにしていたが、作業実行時間Tは、実装装置2が基板PBに対する電子部品Pの搭載動作を実際に始めてから搭載動作が実際に終了するまでの間の時間等としてもよい。このようにすることにより、下流側の実装装置2の運転状況に起因して実装済みの基板PBを排出できない時間を作業実行時間Tから除くことが可能となり、ボトルネックになっている実装装置2のより正確な検出をすることが可能となる。また、算出された各実装装置2の作業実行時間Tに基づいて実装ライン1の中でボトルネックになっている実装装置2を検出する方法は、上述の実施の形態に示したものに限定されるものではない。
また、上述の実施の形態では、各実装装置2とは別個に設けられたホストコンピュータ
にボトルネック検出手段としての機能を果たさせていたが、このようなホストコンピュータではなく、実装ライン1を構成する1つの実装装置2が備える制御装置23にボトルネック検出手段としての機能を果たさせるようにしてもよい。
電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置をオペレータが迅速に把握して必要な処置を早急にとることができるようにした電子部品実装ラインのボトルネック報知装置及び電子部品実装ラインのボトルネック報知方法を提供する。
本発明の一実施の形態における電子部品実装ラインの斜視図 本発明の一実施の形態における電子部品実装ラインを構成する電子部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の制御系統を示すブロック図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の表示例を示す図 本発明の一実施の形態における電子部品実装ラインのボトルネック報知装置の制御系統図 本発明の一実施の形態におけるボトルネック報知装置の動作手順を示すフローチャート
符号の説明
1 電子部品実装ライン
2 電子部品実装装置
28 画像表示部
33b ボトルネック検出部(ボトルネック検出手段)
34 作業実行時間算出手段
35 画像表示部制御手段
BS ボトルネック報知装置
PB 基板

Claims (4)

  1. 画像表示部を備えた電子部品実装装置が基板の搬送方向に複数台連結されて成る電子部品実装ラインのボトルネック報知装置であって、
    各電子部品実装装置が基板に対して行う部品実装作業の実行時間を算出する作業実行時間算出手段と、
    作業実行時間算出手段により算出された各電子部品実装装置の部品実装作業の実行時間に基づいて、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置を検出するボトルネック検出手段と、
    ボトルネック検出手段により電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が検出された場合に、その検出された電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色を所定の色に変化させる画像表示部制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子部品実装ラインのボトルネック報知装置。
  2. 画像表示部制御手段は、ボトルネック検出手段により検出された、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色を、その電子部品実装装置の生産パフォーマンスの低下の程度に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装ラインのボトルネック報知装置。
  3. 画像表示部を備えた電子部品実装装置が基板の搬送方向に複数台連結されて成る電子部品実装ラインのボトルネック報知方法であって、
    各電子部品実装装置が基板に対して行う部品実装作業の実行時間を算出する工程と、
    算出された各電子部品実装装置の部品実装作業の実行時間に基づいて、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置を検出する工程と、
    電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が検出された場合に、その検出された電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色を所定の色に変化させる工程と、
    を含むことを特徴とする電子部品実装ラインのボトルネック報知方法。
  4. 検出された、電子部品実装ラインの中でボトルネックになっている電子部品実装装置が備える画像表示部の画面の背景色を、その電子部品実装装置の生産パフォーマンスの低下の程度に応じて変化させることを特徴とする請求項3に記載の電子部品実装ラインのボトルネック報知方法。
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