JP2010091006A - トルクリミッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ばね式トルクリミッタにおいて、内輪に装着したコイルばねの切断端面に残存することがあるバリが内輪外径面に接触することを防止すべく、当該切断端部を内輪外径面から浮かした構造をとった場合に、その切断端部がトルクリミッタのビビリ発生源となることを防止することである。
【解決手段】内輪13に装着されたコイルばね14の一方の切断端部25を、外環部材11の内径面に設けた外環側ばね受け突起23の凹部27に挿入し、他方の切断端部26を蓋部材15の内面に設けられた蓋側ばね受け突起24の凹部28に挿入し、それぞれ凹部27、28によって切断端部25、26を拘束した構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、プリンタ、複写機などの紙さばき部等に使用されるトルクリミッタに関するものである。
この種のトルクリミッタは、一般に、外環部材と、その内部に挿入され一端部のボス部において回転自在に支持された内輪と、前記内輪の外径面に所要の締め代をもって装着された単一径のコイルばねと、前記外環部材の他端部においてその内径面に嵌合され内輪外径面との間を閉塞する蓋部材とから構成される(特許文献1)。
前記のトルクリミッタは、コイルばねの一方の切断端部を前記外環部材に、他方の切断端部を前記蓋部材に係合させ、前記内輪と外環部材とが相対回転する際に前記コイルばねに生じる拡径作用により所定のトルクを発生させる。
前記のように、コイルばねを単一径のコイルによって構成すること、及び、その両端部に径方向に屈曲させたフックを設けることなくコイルを構成する鋼線を直角に切断した構成とすることにより、トルクリミッタ全体の小型化を図っている。
特開2000−170307号公報
前記従来のトルクリミッタにおいては、コイルばねの両端部は、コイルを構成する鋼線を直角に切断したものであるから、その切断面にバリが残存することがある。バリが残存したコイルばねを内輪の外径面に締め代をもって装着した場合、そのバリが内輪外径面を傷つけたり、異音の発生の原因になったりする問題がある。
この問題を解消するために、コイルばねの両端部の曲率半径を大きく形成することにより、内輪外径面に装着した際に、両端部を内輪外径面から径方向に浮かし、前記のバリが内輪外径面に接触させないようにすることが考えられる。
しかし、上記の構成によると、コイルばね両端部がフリー状態となるため、振動を生じやすく、トルクリミッタのビビリの発生源となる問題がある。
そこで、この発明は、コイルばねの両端部が内輪外径面から離れフリー状態に装着された場合においても、その両端部の振動を抑制し、トルクリミッタのビビリの発生源となることを防止することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、外環部材11と、その内部に挿入され回転自在に支持された内輪13と、前記内輪13の外径面に所要の締め代をもって装着されたコイルばね14と、前記外環部材11の他端部の内径面に嵌合され内輪13の外径面との間を閉塞する蓋部材15とからなり、前記コイルばね14の一方の切断端部25を前記外環部材11に、他方の切断端部26を前記蓋部材15にそれぞれ係合させ、前記外環部材11と内輪13とが相対回転する際に前記コイルばね14に生じる拡径作用により所定のトルクを発生させるようにしたトルクリミッタにおいて、前記コイルばね14の両方の切断端部25、26は、該コイルばね14が前記内輪13に装着された状態において内輪外径面から径方向に離れた状態にあり、一方の切断端部25が外環部材11に設けられた外環側拘束手段により、他方の切断端部26が蓋部材15に設けられた蓋側拘束手段によってそれぞれ拘束された構成を採用した。
前記外環側拘束手段として、これを外環部材11の内径面に突き出して設けられた外環側ばね受け突起23に当該コイルばね14の一方の切断端部25に対向して開口した凹部27を設けることにより構成することができる。
また、前記蓋側拘束手段として、これを蓋部材15の内面に突き出して設けられた蓋側ばね受け突起24に当該コイルばね14の他方の切断端部26に対向して開口した凹部28を設けることにより構成することができる。
前記各凹部27、28に当該コイルばね14の切断端部25、26を挿入して拘束することにより、その振動が抑制される。
この発明は、内輪13の外径面から浮き上がったコイルばね14の一方の切断端部25が、外環側ばね受け突起23等の外環側拘束手段により、また、他方の切断端部26が蓋側ばね受け突起24等の蓋側拘束手段によりそれぞれ拘束されるため、これらの切断端部25、26の振動を抑制することができる。これによりトルクリミッタの回転時においてビビリが発生することがなく、高い安定性をもったトルクリミッタを提供することができる。
以下、この発明に係るトルクリミッタの実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1から図3に示した実施例1のトルクリミッタは、外環部材11と、その内部に挿入され一端部のボス部12において回転自在に支持された内輪13と、前記内輪13の外径面に所要の締め代をもって装着された単一径のコイルばね14と、前記外環部材11の他端部においてその内径面に嵌合され内輪外径面との間を閉塞する蓋部材15とによって構成される。
ボス部12の内径面に設けた段差面22を経てラジアル軸受部16a及びスラスト軸受部16bが形成され、前記内輪13の一端部がこれらの軸受部16a、16bにおいて相対回転可能に支持される。
内輪13の他端部は、蓋部材15の内径面を貫通して外部に突き出す。蓋部材15の外径面に設けられた係合リブ17が外環部材11の内径面に設けられた係合溝18に係合される。外環部材11の前記ボス部12側の内径面には軸穴19が設けられる。
前記外環部材11の内径面21と段差面22が作る角部に、外環側ばね受け突起23が設けられる(図2(a)、図3参照)。同様に蓋部材15の内面に蓋側ばね受け突起24が設けられる。外環側ばね受け突起23と、蓋側ばね受け突起24には、それぞれ、コイルばね14の切断端部25、26を受け入れるために、周方向の一定向きの開口を有する凹部27、28が形成される。
前記の外環側ばね受け突起23と蓋側ばね受け突起24は、それぞれ「特許請求の範囲」にいう「外環側拘束手段」と「蓋側拘束手段」を構成する。
コイルばね14は、断面四角形の線材を所要のピッチで単一径に巻いたものであるが、その両端部においては、切断端面を含む切断端部25、26の部分が、約半周にわたり単一径部分(トルク発生部分)の半径より大きい曲率半径をもった円弧形状又は楕円形状に形成される(図2(a)(c)参照)。
これらの切断端部25、26は、内輪13に所定の締め付け代をもって装着した状態においても、内輪13の外径面から径方向に離れた(又は浮いた)フリー状態にあり、内輪13の外径面に接触することがない。したがって、切断端面に生じることがあるバリの部分が内輪13に接触するおそれはない。
コイルばね14が内輪13に装着された前記の状態において、該コイルばね14の両端間の軸方向長さと、蓋部材15を外環部材11の開放部内径面に嵌合した状態における外環側ばね受け突起23の凹部27と蓋側ばね受け突起24の凹部28との軸方向長さは、同一長さL(図1参照)に設定される。また、コイルばね14の内輪13に対する装着位置は、内輪13の係合凹部30を設けた側の端面から前記切断端部26の端面までの軸方向長さが一定長さLとなるように設定される。
以上の構成からなるトルクリミッタを組み立てる際は、コイルばね14を所定位置に装着した内輪13に蓋部材15を嵌合し、切断端部26の先端部を蓋側ばね受け突起24の凹部28に挿入する。その状態で内輪13の係合凹部30側の端部を下向きにして、蓋部材15とともに組み立て治具に組み込む。内輪13の上部から外環部材11を嵌合し、その係合溝18を蓋部材15の係合リブ17に嵌合させる。そのうえで、外環部材11をコイルばね14の巻き方向(図示の場合右巻き)に相対回転させると、その切断端部25が外環側ばね受け突起23の凹部27に挿入される。
その他、図中、29は外環部材11のボス部12側の端部に設けられた一対の係合突起、31は蓋部材15の外端面に設けられた工具係合凹部である。
実施例1のトルクリミッタは以上のようなものであり、外環部材11と内輪13が左右いずれか一方向に相対回転した場合、一方の切断端部25又は26の先端が凹部27又は28に突き当てられるので、コイルばね14に拡径作用が生じ、所定のトルクを発生させる。
このとき、コイルばね14の各切断端部25、26は凹部27、28の内面に接触することにより拘束されるので(図2(b)参照)、トルクリミッタの回転に起因する振動の発生が抑制される。
図4から図6示した実施例2のトルクリミッタは、基本的には前記の実施例1の場合と同様であり、コイルばね14の切断端部25、26を外環側ばね受け突起23、蓋側ばね受け突起24の各凹部27、28に挿入して拘束して振動を抑制する点も同様である。
しかし、この実施例2の場合は、切断端部25、26の振動の発生を一層効果的に抑制すべく、次の構成を備えている。
即ち、外環部材11の段差面22は、前記実施例1の場合は、軸線に対し直角の平面に形成されており、コイルばね14の端面がこの段差面22に接触することはない構成であったが、この実施例2の場合の段差面22は、コイルばね14の一方の端面に沿った螺旋面32に形成される。
また、蓋部材15の内面22aもコイルばね14の他方の端面に沿った螺旋面34に形成される。
なお、これらの螺旋面32、34に突設される前記の外環側ばね受け突起23の凹部27、及び蓋側ばね受け突起24の凹部28は、いずれも螺旋面32、34と同一面にあるように形成される(図4参照)。
前記の螺旋面32は、コイルばね14の切断端部25を含む1周回(360度)のうちの340度の範囲にわたり形成され(図5、図6の点Aから点Eまでの螺旋面F(32)参照)、残りの20度の範囲(点Eから点Aまでの範囲)は平坦面Gとなっている。蓋部材15側の螺旋面34も同様である。コイルばね14の切断端部25、26を含む両端面は、それぞれ螺旋面32、34に接触する。
この場合、外環側ばね受け突起23及び蓋側ばね受け突起24の各凹部27、28は、いずれも螺旋面32、34と同一面に形成されているので、これらの凹部27、28に挿入される切断端部25、26が螺旋面32、34から浮き上がることが避けられる。
前記のように、コイルばね14の両方の切断端部25、26は、実施例1の場合と同様に、凹部27、28に挿入されることにより拘束される一方、その切断端部25、26を含む両端面が螺旋面32、34に接触することにより、この部分においても拘束されるので振動が一層抑制される。
図7に示した実施例3のトルクリミッタは、前記実施例1の場合と基本的には同一構造であるが、コイルばね14の自然長aと装着時の長さbに差がある点で実施例1の場合と相違する。
即ち、図7(a)(b)に示したように、コイルばね14の自然長aに対し、外環側ばね受け突起23の凹部27と、蓋側ばね受け突起24の凹部28間の軸方向長さbの関係は、a>bの関係に設定される。これによって、コイルばね14は軸方向に圧縮された状態で前記凹部27、28の間に装着され、凹部27、28の軸方向の内面に押圧力を及ぼす。その押圧力によって各切断端部25、26に対する拘束力が増し、振動抑制効果が実施例1の場合より一層増加する。
この場合の凹部27は、段差面22と同一面を含むように形成し、他方の凹部28も蓋部材15の内面22aと同一面を含むように形成する。そうすれば、組み立て時において、蓋部材15に対し外環部材11を相対回転させた場合に、圧縮状態にあるコイルばね14の切断端部25、26を凹部27、28に円滑に嵌入させることができる。
また、実施例2の場合と同様に、段差面22及び内面22aをそれぞれ螺旋面32、34に形成し、コイルばね14の両端面を各螺旋面32、34に接触させるようにしてもよい。
さらに、前記コイルばね14の自然状態における線材間のピッチcと、線材の線径dの関係をc<dの関係に設定しておくことにより、ばね組み込み作業時におけるコイルばね14相互の絡み合いが防止され、ばね組み込み作業を円滑に行うことができる。
実施例4は、コイルばね14の切断端部25、26の形状に関するものである。前記の実施例1から3の場合、切断端部25、26の曲線形状は、特にこだわるものではなく、楕円形状の一部をなす曲線であっても差し支えないものであった。図8において一点鎖線で示した切断端部25、26は楕円形状の一部をなす曲線で形成した場合を示す。
これに対して、実施例4の場合は、実施例1から3の場合のコイルばね14において、切断端部25、26がコイルばね14の中心Oに対し、所定量偏心した点Oを中心とした半円形の円弧形状をなす曲線によって形成したものである(図8の実線参照)。
このように切断端部25、26を円弧形状に形成することにより、前記の楕円形状の一部をなす曲線によって形成したものに比べ、振動抑制効果があることが実験的に確かめられている。
次に、図9から図12に示した実施例5のトルクリミッタは、前記各実施例の場合と同様に、外環側ばね受け突起23及び蓋側ばね受け突起24を設け、コイルばね14の切断端部25、26をこれらの凹部27,28に挿入して拘束する構成を基本とする。
この基本構成に加え、コイルばね14がトルク発生の初期において部分的に拡径方向へ膨らむことによって生じるトルク発生の時間遅れ、いわゆるバックラッシを防止する機能を付加したものである。
前記のバックラッシを防止するために、外環部材11と蓋部材15の対向面に軸方向に突き出した規制突起を周方向に3箇所突設する構成は、特許文献1に開示されている(例えば、同文献1の図1、図2参照)。
しかし、前記のような複数の規制突起を設けた構成によると、組み立て時において、組み立て治具に取り付けた内輪13に対するコイルばね14の切断端部25の端部に対し、外環部材11の外環側ばね受け突起23の位置(位相)を合わせて組み合わせる必要があり、作業性を阻害する要因となる。
この実施例5の場合は、図9及び図11に示したように、蓋部材15の内面22aに規制筒35を同芯状態に設けた構成を採っている。規制筒35の先端は、外環部材11の段差面22に接近する軸方向長さを有する。また、図11に示したように、蓋部材15の内面に形成された蓋側ばね受け突起24を含んだ所定幅の切欠き36が全長にわたり設けられる。規制筒35の先端面にはテーパ面37が形成される。
前記の規制筒35の内径面は、コイルばね14の外径面との間に0.1mm〜0.3mm、好ましくは0.2mm程度のすき間がある。このすき間は、コイルばね14との相対回転に支障を来たすことがない範囲において、コイルばね14の膨らみを規制するに必要な大きさに設定される。
図12(a)に示したように、前記のコイルばね14を内輪13の外径面の所定位置に装着した状態で、規制筒35の切欠き36の位置に切断端部25、26を合わせて蓋部材15と嵌合され、一方の切断端部26が蓋側ばね受け突起24の凹部28に挿入される。この状態において、他方の切断端部25は切欠き36の開放端に臨んでいる。さらに、外環部材11を規制筒35の外径面に嵌合させると、規制筒35の先端面が外環部材11の外環側ばね受け突起23に突き当たる。
図12(b)に示したように、前記の状態から外環部材11を所要角度相対回転させると、該外環側ばね受け突起23が切欠き36に嵌る。さらに相対回転が進むと、図12(c)に示したように、外環側ばね受け突起23の凹部27に切断端部25が挿入される。
この実施例5の場合、規制筒35によってコイルばね14の部分的な膨らみによるバックラッシを防止する一方、コイルばね14の両方の切断端部25、26をそれぞれ外環側ばね受け突起23の凹部27及び蓋側ばね受け突起24の凹部28に挿入することによって、振動の抑制を図るものである。
なお、前記実施例2から4の対策を併せて採用することができる。
実施例1の断面図 (a)図1のX−X線の断面図、(b)同じくX−X線の断面図、(c)同じくX−X線の断面図 実施例1の分解斜視図 実施例2の断面図 図4のX−X線の断面図 実施例2の螺旋面の説明グラフ (a)実施例3の断面図、(b)実施例3のコイルばねの断面図 実施例4のコイルばねの拡大平面図 実施例5の断面図 (a)図9のX−X線の断面図、(b)同じくX−X線の断面図 実施例5の分解斜視図 (a)〜(c)実施例5の組立て状態を示す断面図
符号の説明
11 外環部材
12 ボス部
13 内輪
14 コイルばね
15 蓋部材
16a ラジアル軸受部
16b スラスト軸受部
17 係合リブ
18 係合溝
19 軸穴
21 内径面
22 段差面
22a 内面
23 外環側ばね受け突起
24 蓋側ばね受け突起
25 切断端部
26 切断端部
27 凹部
28 凹部
29 係合突起
30 係合凹部
31 工具係合凹部
32 螺旋面
34 螺旋面
35 規制筒
36 切欠き
37 テーパ面

Claims (9)

  1. 外環部材(11)と、その内部に挿入され回転自在に支持された内輪(13)と、前記内輪(13)の外径面に所要の締め代をもって装着されたコイルばね(14)と、前記外環部材(11)の他端部の内径面に嵌合され内輪(13)の外径面との間を閉塞する蓋部材(15)とからなり、前記コイルばね(14)の一方の切断端部(25)を前記外環部材(11)に、他方の切断端部(26)を前記蓋部材(15)にそれぞれ係合させ、前記外環部材(11)と内輪(13)が相対回転する際に前記コイルばね(14)に生じる拡径作用により所定のトルクを発生させるようにしたトルクリミッタにおいて、
    前記コイルばね(14)の両方の切断端部(25、26)は、該コイルばね(14)が前記内輪(13)に装着された状態において内輪外径面から径方向に離れた状態にあり、一方の切断端部(25)が外環部材(11)に設けられた外環側拘束手段により、他方の切断端部(26)が蓋部材(15)に設けられた蓋側拘束手段によってそれぞれ拘束されたことを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 前記外環側拘束手段が、該外環部材(11)の内径面に突き出して設けられた外環側ばね受け突起(23)に当該コイルばね(14)の一方の切断端部(25)に対向して開口した凹部(27)を設けることにより構成され、前記蓋側拘束手段が、該蓋部材(15)の内面に突き出して設けられた蓋側ばね受け突起(24)に当該コイルばね(14)の他方の切断端部(26)に対向して開口した凹部(28)を設けることにより構成され、前記各凹部(27、28)に当該コイルばね(14)の切断端部(25、26)を挿入して拘束したことを特徴とする請求項1に記載のトルクリミッタ。
  3. 前記外環部材(11)の内径面に形成された段差面(22)と蓋部材(15)の内面(22a)が、それぞれ前記コイルばね(14)の各切断端部(25、26)を含む端面の螺旋形状に合致する螺旋面(32、34)に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトルクリミッタ。
  4. 前記段差面(22)に突設された外環側ばね受け突起(23)の凹部(27)
    及び蓋部材(15)の内面(22a)に突設された蓋側ばね受け突起(24)の凹部(28)が、それぞれ前記螺旋面(32、34)と同一面を有する位置に形成されたことを特徴とする請求項3に記載のトルクリミッタ。
  5. 前記外環側ばね受け突起(23)の凹部(27)と、蓋側ばね受け突起(24)の凹部(28)の間隔(b)が、前記コイルばね(14)の自然長(a)より短い間隔に形成されたことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のトルクリミッタ。
  6. 前記コイルばね(14)の自然状態におけるばねピッチ(c)が、当該コイルばね(14)の線径(d)以下の大きさに設定されたことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のトルクリミッタ。
  7. 前記コイルばね(14)の両方の切断端部(25、26)が該コイルばね(14)の中心(O)に対して偏心した中心(O)をもった円弧形状に形成されたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のトルクリミッタ。
  8. 前記蓋部材(15)の内面に、前記コイルばね(14)より微小寸法だけ大径で、前記外環部材(11)の段差面(22)に達する長さの規制筒(35)を該蓋部材(15)と同芯状態に設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のトルクリミッタ。
  9. 前記規制筒(35)に、その全長にわたる所要幅の切欠き(36)を設けたことを特徴とする請求項8に記載のトルクリミッタ。
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