JPH10184720A - トルクリミッタ - Google Patents

トルクリミッタ

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JPH10184720A
JPH10184720A JP33934296A JP33934296A JPH10184720A JP H10184720 A JPH10184720 A JP H10184720A JP 33934296 A JP33934296 A JP 33934296A JP 33934296 A JP33934296 A JP 33934296A JP H10184720 A JPH10184720 A JP H10184720A
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JP
Japan
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diameter
small
coil portion
diameter coil
outer cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP33934296A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Takada
声一 高田
Makiko Itou
麻記子 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径コイル部と大径コイル部の間に連結部を
設けてなるコイルばねを内筒と外筒の間に収納し、上記
小径コイル部を内筒の外径面に巻付け、上記小径側のフ
ックを外筒に、大径側のフックを外筒開放端の閉塞蓋に
係合してなるトルクリミッタにおいて、衝撃時等に小径
コイル部が大径コイル部に入り込んで、コイルばねの外
筒に対する係合が外れる不都合を無くすることである。 【解決手段】 上記コイルばね6の連結部9を構成する
小径コイル部7に起端を有する1回目の周回部16は、
その内周縁17が上記小径コイル部7の線条の幅Wa
にあり、2回目又はそれ以降の周回部19、23の一部
又は全周の内周縁21、24が1つ前の周回部16の線
条の幅W1 内にあると共に、その外周縁18が上記大径
コイル部8の幅Wb にあって、軸方向から見たときに、
小径コイル部7と大径コイル部8のすき間が閉塞され、
上記連結部9の存在によって小径コイル部7が大径コイ
ル部8側へ入り込むことを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コイルばねを用
いたトルクリミッタに関し、特にそのコイルばねに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コイルばねを用いたトルクリミッタとし
て、図4及び図5に示すごときものが従来から知られて
いる(特開平5−26256公報参照)。このトルクリ
ミッタは、内筒1の周りに所要の間隙をおいて外筒2を
回転自在に嵌合し、上記内筒1の内端を上記外筒2の端
壁3内面の凹所4に同軸状態に挿入すると共に、外筒2
の開放端に嵌合した閉塞蓋5の内径面において内筒1の
外端部外径面を支持するようにしている。
【0003】上記の内筒1と外筒2との間に断面四角形
の線条からなるコイルばね6が組込まれる。このコイル
ばね6は、複数条の周回部からなる小径コイル部7と、
これより数の少ない複数条の周回部からなる大径コイル
部8を有すると共に、上記小径コイル部7と大径コイル
部8との間に、連結部9を設けたものである。上記の連
結部9は、小径コイル部7から大径コイル部8に至るに
従い径が漸増するら旋状に形成され、およそ1/3〜1
/2周の範囲にわたり設けられる。小径コイル部7と大
径コイル部8との間のすき間15は、コイルばね6の軸
方向から見て、連結部9によりわずかに閉塞されるが、
ほぼ全周に近い範囲にわたり存在する。
【0004】上記コイルばね6の小径コイル部7が内筒
1の外径面に所要の締付け力で巻付けられ、その一端に
設けられたフック11が外筒2の端壁3の係合穴12に
挿入される。また、大径コイル部8の端部に設けられた
フック13が閉塞蓋5の係合穴14に挿入される。
【0005】上記構成のトルクリミッタは、内筒1の外
端部にトルクを加え外筒2にそれを伝達するものであ
り、内筒1がコイルばね6の巻き方向(図示の場合は左
巻き)と同方向に回転すると、負荷トルクが一定以下の
場合は小径コイル部7がその締付け力による摩擦力を生
じる結果、フック11を介して外筒2にトルクが伝達さ
れる。負荷トルクが一定以上に大きくなり、前記の摩擦
力を上回るようになると、小径コイル部7と内筒1との
間でスリップを生じ、トルクの伝達が遮断される。
【0006】なお、内筒1をコイルばね6の巻き方向と
反対方向に回転させると、小径コイル部7が縮径して大
きな摩擦力を生じ、逆方向のトルクを伝達するが、トル
クリミッタの作用はなさない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき従来のト
ルクリミッタにおいては、コイルばね6の小径コイル部
7の外径と、大径コイル部8の内径には、図示のごとく
一定の差Sがあるため、図4の一点鎖線で示すように、
小径コイル部7を大径コイル部8側へ押すとその小径コ
イル部7がすき間15の部分において連結部9を弾性変
形させながら、大径コイル部8の内側へ入り込むことが
可能である。
【0008】このため、例えば上記のトルクリミッタの
取り扱い中にこれを落下させたりして衝撃を与えると、
内筒1が端壁3の凹所4から外れることがあり、このと
き内筒1に巻き付いているコイルばね6の小径コイル部
7が前述のように大径コイル部8側へ入り込むと、小径
コイル部7のフック11が係合穴12から外れることに
なる。
【0009】一方、従来のコイルばね6は、図示のよう
に線条が密着巻きされており、両方のフック11、13
相互間の自然長は、両方の係合穴12、14の底間の間
隔と一致するように形成されていた。
【0010】このため、コイルばね6を外筒2の内部へ
組込む作業が困難になると共に、寸法誤差があると、コ
イルばね6が両方の係合穴12、14との間で軸方向に
がたつくことがあった。
【0011】そこで、請求項1に記載の発明は、小径コ
イル部が大径コイル部側へ移動することを防止して小径
コイル部側のフックが外れにくいコイルばねをもったト
ルクリミッタを提供することを目的とする。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、コイルば
ねの組込み作業が容易で、かつ組込み後にがたつきのな
いコイルばねをもったトルクリミッタを提供することを
目的とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、上記の各問題点
を併せて解決したトルクリミッタを提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1に記載
の発明は、円筒の周りに所要の間隙をおいて外筒を回転
自在に嵌合し、上記内筒と外筒との間に所要太さの線条
からなるコイルばねを組込み、上記コイルばねを小径コ
イル部と大径コイル部及び両者の間を連結する連結部と
により形成し、上記連結部を小径側から大径側に至るに
従い、その径が漸増するら旋状に形成し、上記小径コイ
ル部を上記内筒の外径面に巻付けると共に、該小径コイ
ル部側の端部に設けたフックを上記外筒の端壁に係合
し、上記大径コイル部側の端部に設けたフックを上記外
筒の他端部に嵌合した閉塞蓋に嵌合してなるトルクリミ
ッタにおいて、上記小径コイル部の外径は大径コイル部
の内径より小であり、上記連結部の上記小径コイル部に
起端を有する1回目の周回部は、その内周縁が上記小径
コイル部の線条の径方向の幅内にあり、2回目又はそれ
以降の周回部の一部又は全周の内周縁が1つ前の周回部
の線条の径方向の幅内にあると共に、その外周縁が上記
大径コイル部の径方向の幅内にある構成としたものであ
る。
【0015】上記構成のトルクリミッタのコイルばねを
軸方向から見ると、連結部を構成する線条の周回部が小
径コイル部の線条の幅内と大径コイル部の線条の幅内に
オーバラップするため、小径コイル部と大径コイル部間
の差Sによるすき間が連結部の線条により実質的に閉塞
される。このため軸方向の力を加えても、連結部に妨げ
られて小径コイル部及び大径コイル部相互の接近方向へ
の相対的移動が阻止され、小径コイル部側のフックが外
れることが防止される。
【0016】請求項2に記載の発明は、円筒の周りに所
要の間隙をおいて外筒を回転自在に嵌合し、上記内筒と
外筒との間に所要太さの線条からなるコイルばねを組込
み、上記コイルばねを小径コイル部と大径コイル部及び
両者の間を連結する連結部とにより形成し、上記連結部
を小径側から大径側に至るに従い、その径が漸増するら
旋状に形成し、上記小径コイル部を上記内筒の外径面に
巻付けると共に、該小径コイル部側の端部に設けたフッ
クを上記外筒の端壁に係合し、上記大径コイル部側の端
部に設けたフックを上記外筒の他端部に嵌合した閉塞蓋
に嵌合してなるトルクリミッタにおいて、上記大径コイ
ル部、小径コイル部及び連結部を形成する線条の全部又
は一部を軸方向に所要の間隔をおいて巻き、上記コイル
ばねの自然長の長さを、その小径側のフックを外筒の端
壁に係合した状態で大径側のフックが外筒の他端外部に
ある長さに形成し、該外筒の他端に嵌合した閉塞蓋によ
り軸方向に収縮させた長さを、該閉塞蓋と上記端壁との
間に収納される長さに形成した構成としたものである。
【0017】上記構成のトルクリミッタは、コイルばね
を外筒に組込む際に、小径側のフックを外筒の端壁の係
合穴に挿入した状態で、大径側のフックは外筒開放端の
外方に突き出した状態にあるので、その突き出したフッ
クを工具等で挟んで組込むことができる。また、上記の
突き出したフックを閉塞蓋の係合穴に挿入しつつ、閉塞
蓋外輪に嵌合すると、コイルばねが収縮されて外筒内に
収納される。その収納状態でコイルばねは伸長方向に弾
性を発揮し、両端のフックを端壁と閉塞蓋に押し当て
る。
【0018】請求項3に記載のトルクリミッタは、円筒
の周りに所要の間隙をおいて外筒を回転自在に嵌合し、
上記内筒と外筒との間に所要太さの線条からなるコイル
ばねを組込み、上記コイルばねを小径コイル部と大径コ
イル部及び両者の間を連結する連結部とにより形成し、
上記連結部を小径側から大径側に至るに従い、その径が
漸増するら旋状に形成し、上記小径コイル部を上記内筒
の外径面に巻付けると共に、該小径コイル部側の端部に
設けたフックを上記外筒の端壁に係合し、上記大径コイ
ル部側の端部に設けたフックを上記外筒の他端部に嵌合
した閉塞蓋に嵌合してなるトルクリミッタにおいて、上
記小径コイル部の外径は大径コイル部の内径より小であ
り、上記連結部の上記小径コイル部に起端を有する1回
目の周回部は、その内周縁が上記小径コイル部の線条の
径方向の幅内にあり、2回目又はそれ以降の周回部の一
部又は全周の内周縁が1つ前の周回部の線条の径方向の
幅内にあると共に、その外周縁が上記大径コイル部の径
方向の幅内にあり、上記大径コイル部、小径コイル部及
び連結部を形成する線条の全部又は一部を軸方向に所要
の間隔をおいて巻き、上記コイルばねの自然長の長さ
を、その小径側のフックを外筒の端壁に係合した状態で
大径側のフックが外筒の他端外部にある長さに形成し、
該外筒の他端に嵌合した閉塞蓋により軸方向に収縮させ
た長さを、該閉塞蓋と上記端壁との間に収納される長さ
に形成した構成としたものである。
【0019】上記構成のトルクリミッタは、前述の各発
明の作用を併せもつ。
【0020】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1から図
3に示す。図1に示すように、この実施形態のトルクリ
ミッタの構成は、コイルばね6の部分を除き、前述の従
来例のもの(図4、図5参照)と同一であるので、同一
部分には同一の符号を付して示すにとどめその説明を省
略する。
【0021】また、コイルばね6の線条が断面四角形で
あり、小径コイル部7、大径コイル部8、連結部9、両
フック11、13を有すること、及び小径コイル部7の
外径が大径コイル部8の内径より小であって差S(図2
参照)を有することも、従来例と同じである。
【0022】しかし、この場合のコイルばね6の連結部
9は、小径コイル部7の終端(フック11と反対側の端
部)を始端Aとして、大径コイル部8に至るに従い、径
が漸増しつつ1周する1回目の周回部16を有する。こ
の1回目の周回部16は、その内周縁17が小径コイル
部7の線条の径方向の幅Wa 内にあり、また外周縁18
が小径コイル部7の外周縁から次第に離れる。即ち、1
回目の周回部16は、コイルばね6の軸方向端面から見
ると、小径コイル部7の幅Wa に対して、全周にわたり
オーバラップする部分を有する。
【0023】この場合、小径コイル部7の外径と大径コ
イル部8の内径の差Sがゼロであると仮定すると、前記
の1回目の周回部16の内周縁17が小径コイル部7の
線条の幅Wa 内にあると同時に、その外周縁18が大径
コイル部8の線条の幅Wb 内にあるように該周回部16
の曲率を定めることができる。そうすると、周回部16
はその全周にわたり、小径コイル部7と大径コイル部8
の両方にオーバラップし、両者間のすき間(図5の符号
15参照)がゼロになり、コイルばね6に軸方向の力が
作用しても小径コイル部7は上記の連結部9の周回部1
6に妨げられて大径コイル部8の内側に入り込むことが
ない。
【0024】しかし、実際は前記の差Sはゼロではな
く、一定の大きさを有するので、1回目の周回部16だ
けで小径コイル部7と大径コイル部8とのすき間をゼロ
にすることはできない。このため、差Sが大きい場合
は、2回目の周回部19を形成する。この2回目の周回
部19はその内周縁21が1回目の周回部16の線条の
幅W1 内にあり、外周縁22は次第に大径コイル部8の
幅Wb 内に入って行き、1回目の周回部16と大径コイ
ル部8との間のすき間を無くする。3回目の周回部23
は、その内周縁24が2回目の周回部19の幅W2 内に
あり、また外周縁25が大径コイル部8の幅Wb 内にあ
って、周回の途中の終点Bで終わる。終点Bは大径コイ
ル部8の始端となる。
【0025】上記の差Sが比較的小さい場合は、2回目
の周回部19の一部又は全周によって、小径コイル部7
と1回目の周回部16との間のすき間を無くすることが
できるが、差Sが大きくなるに従い、周回の数が多くな
る。
【0026】いずれにしても、コイルばね6の軸方向か
ら見て、差Sによって生じるすき間が連結部9を構成す
る周回部によって無くなるように周回の数が設定されれ
ばよい。
【0027】但し、上記のすき間は連結部9を構成する
周回部全周にわたり、完全に閉塞されている必要は必ず
しもない。コイルばね6の中心Oを基準として90度の
範囲にすき間が生じ、残りの270度にわたる範囲です
き間が閉塞されている程度であっても、当初の目的をほ
ぼ達成することができる。
【0028】従って、「特許請求の範囲」において、
「周回部」というのは必ずしも360度の周回を意味せ
ず、当初の目的を達成する範囲内で270度程度の不完
全な周回である場合も含む。
【0029】次に、上記のコイルばね6の軸方向の長さ
についてであるが、上記の実施形態のコイルばね6はす
き間巻きされており、その両端のフック11、13相互
間の自然長L1 (図3参照)は、外筒2の係合穴11と
閉塞蓋5の係合穴14との間の寸法L2 (図1参照)よ
り大きい。このため、コイルばね6の組込み途中におい
て、小径コイル部7側のフック11を係合穴12に挿入
した図3の状態において、大径コイル部8側のフック1
3は外筒2の開放端よりも外方にあるような長さに形成
される。
【0030】また、上記コイルばね6を最大限に収縮さ
せたときの寸法は、前記のL2 に等しいか、又はこれよ
り小さくなるように形成される。
【0031】このため、上記のコイルばね6を外筒2に
組込む際、大径コイル部8側のフック13を人の指先
や、工具で挟みながら、小径コイル部7側のフック11
を係合穴12に挿入することができるので、組込み作業
が容易にできる。
【0032】閉塞蓋5の係合穴14に上記のフック13
を挿入し、コイルばね6を収縮しつつ該閉塞蓋5を外筒
2の開放端内径面に嵌合することにより組立てが完了す
る。コイルばね6はそのばね力により、両方のフック1
1、13を各係合穴12、14の底に押し当てるので、
コイルばね6はがたつきなく組込まれる。
【0033】なお、以上の実施形態は、コイルばね6の
線条の断面が四角形のものについて述べたが、断面が円
形のものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、コイルばねの
小径コイル部と大径コイル部との間に生じる軸方向から
見たすき間が、小径コイル部と大径コイル部にオーバラ
ップする連結部によって実質的に閉塞されるため、小径
コイル部が大径コイル部の中に入り込むことがなく、従
って、コイルばねが外筒の端壁から外れる危険性が無く
なった。
【0035】請求項2に記載の発明は、コイルばねの組
込み時に大径側のフックを工具等で挟んで組込むことが
できるので、組立性が向上する。また、コイルばねは収
縮状態で組込まれるので、がたつきが防止される。
【0036】請求項3に記載の発明は、請求項1及び2
に記載の発明の効果を併せ奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図
【図2】(a)同上のコイルばねの側面図 (b)(a)図のb−b線の断面図
【図3】同上の組立途中の断面図
【図4】従来例の断面図
【図5】(a)従来例のコイルばねの側面図 (b)同上のb−b線の断面図
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 端壁 4 凹所 5 閉塞蓋 6 コイルばね 7 小径コイル部 8 大径コイル部 9 連結部 11 フック 12 係合穴 13 フック 14 係合穴 15 すき間 16 周回部 17 内周縁 18 外周縁 19 周回部 21 内周縁 22 外周縁 23 周回部 24 内周縁 25 外周縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒の周りに所要の間隙をおいて外筒を
    回転自在に嵌合し、上記内筒と外筒との間に所要太さの
    線条からなるコイルばねを組込み、上記コイルばねを小
    径コイル部と大径コイル部及び両者の間を連結する連結
    部とにより形成し、上記連結部を小径側から大径側に至
    るに従い、その径が漸増するら旋状に形成し、 上記小径コイル部を上記内筒の外径面に巻付けると共
    に、該小径コイル部側の端部に設けたフックを上記外筒
    の端壁に係合し、上記大径コイル部側の端部に設けたフ
    ックを上記外筒の他端部に嵌合した閉塞蓋に嵌合してな
    るトルクリミッタにおいて、 上記小径コイル部の外径は大径コイル部の内径より小で
    あり、上記連結部の上記小径コイル部に起端を有する1
    回目の周回部は、その内周縁が上記小径コイル部の線条
    の径方向の幅内にあり、2回目又はそれ以降の周回部の
    一部又は全周の内周縁が1つ前の周回部の線条の径方向
    の幅内にあると共に、その外周縁が上記大径コイル部の
    径方向の幅内にあることを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 【請求項2】 円筒の周りに所要の間隙をおいて外筒を
    回転自在に嵌合し、上記内筒と外筒との間に所要太さの
    線条からなるコイルばねを組込み、上記コイルばねを小
    径コイル部と大径コイル部及び両者の間を連結する連結
    部とにより形成し、上記連結部を小径側から大径側に至
    るに従い、その径が漸増するら旋状に形成し、 上記小径コイル部を上記内筒の外径面に巻付けると共
    に、該小径コイル部側の端部に設けたフックを上記外筒
    の端壁に係合し、上記大径コイル部側の端部に設けたフ
    ックを上記外筒の他端部に嵌合した閉塞蓋に嵌合してな
    るトルクリミッタにおいて、 上記大径コイル部、小径コイル部及び連結部を形成する
    線条の全部又は一部を軸方向に所要の間隔をおいて巻
    き、上記コイルばねの自然長の長さを、その小径側のフ
    ックを外筒の端壁に係合した状態で大径側のフックが外
    筒の他端外部にある長さに形成し、該外筒の他端に嵌合
    した閉塞蓋により軸方向に収縮させた長さを、該閉塞蓋
    と上記端壁との間に収納される長さに形成したことを特
    徴とするトルクリミッタ。
  3. 【請求項3】 円筒の周りに所要の間隙をおいて外筒を
    回転自在に嵌合し、上記内筒と外筒との間に所要太さの
    線条からなるコイルばねを組込み、上記コイルばねを小
    径コイル部と大径コイル部及び両者の間を連結する連結
    部とにより形成し、上記連結部を小径側から大径側に至
    るに従い、その径が漸増するら旋状に形成し、 上記小径コイル部を上記内筒の外径面に巻付けると共
    に、該小径コイル部側の端部に設けたフックを上記外筒
    の端壁に係合し、上記大径コイル部側の端部に設けたフ
    ックを上記外筒の他端部に嵌合した閉塞蓋に嵌合してな
    るトルクリミッタにおいて、 上記小径コイル部の外径は大径コイル部の内径より小で
    あり、上記連結部の上記小径コイル部に起端を有する1
    回目の周回部は、その内周縁が上記小径コイル部の線条
    の径方向の幅内にあり、2回目又はそれ以降の周回部の
    一部又は全周の内周縁が1つ前の周回部の線条の径方向
    の幅内にあると共に、その外周縁が上記大径コイル部の
    径方向の幅内にあり、 上記大径コイル部、小径コイル部及び連結部を形成する
    線条の全部又は一部を軸方向に所要の間隔をおいて巻
    き、上記コイルばねの自然長の長さを、その小径側のフ
    ックを外筒の端壁に係合した状態で大径側のフックが外
    筒の他端外部にある長さに形成し、該外筒の他端に嵌合
    した閉塞蓋により軸方向に収縮させた長さを、該閉塞蓋
    と上記端壁との間に収納される長さに形成したことを特
    徴とするトルクリミッタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010041597A1 (ja) * 2008-10-08 2010-04-15 Ntn株式会社 トルクリミッタ
WO2011108364A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 Ntn株式会社 トルクリミッタおよびその再生方法

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