JP2003269490A - ばねクラッチユニット - Google Patents

ばねクラッチユニット

Info

Publication number
JP2003269490A
JP2003269490A JP2002065696A JP2002065696A JP2003269490A JP 2003269490 A JP2003269490 A JP 2003269490A JP 2002065696 A JP2002065696 A JP 2002065696A JP 2002065696 A JP2002065696 A JP 2002065696A JP 2003269490 A JP2003269490 A JP 2003269490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
diameter
control
coil
hooks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002065696A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Takada
声一 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2002065696A priority Critical patent/JP2003269490A/ja
Publication of JP2003269490A publication Critical patent/JP2003269490A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力部材の回転に伴いコイルばねを縮径させ
て出力部材にトルクを伝達し、制御部材の作用により上
記の縮径を開放して拡径させトルクの伝達を遮断するよ
うにしたばねクラッチにおいて、入力部材の左右いずれ
の方向の回転についてもトルクの伝達・遮断ができるよ
うにすることである。 【解決手段】 入力部材1に装着したコイルばね3の両
端部のフック14、14を外径方向に屈曲し、両フック
14,14を出力部材2の内径面に設けた凹部7に嵌入
し、制御アーム16を両フック14、14の間に介在さ
せ、入力部材1の左右両方向の回転時に一方のフック1
4の縮径側面14bを上記凹部7の内壁面に係合させて
該コイルばね3を縮径させ、また、上記制御アーム16
を停止させて該コイルばね3を拡径させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、事務機器の機構
部等において用いられるばねクラッチユニットに関し、
特に入力部材の左右両方向回転に対してクラッチ作用が
できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機等の事務機において、
駆動の切り替えや、駆動力の入力スイッチ用のばねクラ
ッチユニットとして、従来から、図11及び図12に示
したものが知られている。図示のばねクラッチユニット
は、入力ギヤ41と一体の入力軸42と、出力ギヤ43
と一体の出力軸45の端部間に渡ってコイルばね46が
緊縛され、そのコイルばね46の周りに制御リング47
が嵌合される。この制御リング47は1個所に切離し部
48が設けられ、またその外周面に一定間隔をおいて突
起49が設けられる。上記のコイルばね46の一端部に
設けられたフック51が出力軸45に係合され、また、
他端部に設けられたフック52が前記制御リング47の
切離し部48に内周側から係合される。上記制御リング
47の外周にソレノイド等のアクチュエータにより駆動
される制御部材53が設けられる。
【0003】制御部材13が駆動されていない状態(図
12(a)参照)において、入力軸42が図の矢印の方
向に回転すると、コイルばね46が連れ回りを生じて縮
径され、入力軸42と出力軸45に対してロック状態と
なり、出力軸45にトルクが伝達される。このとき制御
リング47は一体に回転する。制御部材53が駆動され
ると、同図(b)に示すように、その先端部が突起49
に係合するため制御リング47が停止され、切離し部4
8の一方の端面がフック52に係合してコイルばね46
を拡径させる。これによりコイルばね46の緊縛力が減
少し出力軸45へのトルクの伝達が遮断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図示の場合はコイルば
ね46が右巻きで入力軸42が左回転する場合について
述べたが、この構造のままで入力軸42を右回転させた
としても、コイルばね46の連れ回りは生じないため、
左巻きのコイルばね46を用いない限りトルクの伝達は
できない。このように、従来のばねクラッチを用いた駆
動力伝達方式では、コイルばね46の巻き方向によって
定まる一定方向の回転トルクしか伝達することができな
い不利があった。
【0005】そこで、この発明は、一種類のコイルばね
を用いて左右両方向の回転トルク伝達とその遮断ができ
るようにしたばねクラッチユニットを提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、入力部材と出力部材の間にコイルば
ねを介在し、そのコイルばねのフック部に係合した制御
部材により該コイルばねの緊縛力を変化させてトルクの
伝達とその遮断を行なうようにしたばねクラッチユニッ
トにおいて、上記コイルばねを上記入力部材の外周面に
緊縛し、そのコイルばねの外径面に上記出力部材を嵌合
し、上記コイルばねのコイル部両端部の各フックを外径
方向に屈曲して両フックの周方向の2側面のうち当該側
面に荷重を付加すると上記コイル部が拡径する側を拡径
側面、縮径する側を縮径側面と定め、上記拡径側面を対
向させた両フックを出力部材の内径面に設けた凹部に周
方向に余裕をもって嵌入し、上記制御部材を上記入力部
材に回転可能に嵌合するとともに、該制御部材に設けた
制御アームを上記両フックの拡径側面間に介在させ、上
記入力部材の左右両方向の回転時に上記コイルばねの一
方のフックの縮径側面を上記凹部の内壁面に係合させ該
コイル部を縮径させてトルクを伝達し、また、上記制御
部材を停止させ該コイル部を拡径させてトルクの伝達を
遮断するようにした構成を採用した。
【0007】上記の構成によると、トルクの伝達はコイ
ル部材の内側に設けられた入力部材から、その外側に設
けられた出力部材の方向にトルクの伝達が行なわれる。
トルクの伝達に際して、コイルばねは入力部材の左右い
ずれの回転方向にも連れ回りを生じ、出力部材の凹部の
左右いずれか一方の内側壁に縮径側面が係合する。これ
によりコイル部が縮径するので、左右いずれの回転方向
のトルクも伝達することができる。また、左右いずれの
方向に回転している場合においても、制御部材の作用に
よりコイルの連れ回りを阻止する。これにより、コイル
部が拡径するので、左右いずれの回転方向のトルクもそ
の伝達を遮断することができる。
【0008】なお、上記の制御部材を出力部材の両側に
一対設け、一方の制御部材に上記の制御アームを設ける
とともに、その制御アームを上記出力部材を貫通させそ
の先端部を他方の制御部材により支持した構成を採用す
ることもできる。
【0009】また、前記の課題を達成するその他の手段
として、入力部材と出力部材の間にコイルばねを介在
し、そのコイルばねのフック部に係合した制御部材によ
り該コイルばねの緊縛力を変化させてトルクの伝達と遮
断を行なうようにしたばねクラッチユニットにおいて、
上記コイルばねを上記入力部材の内径面に緊縛し、その
コイルばねの内径面に上記制御部材と一体の制御ブロッ
クを介して上記の出力部材を挿通し、上記コイルばねの
コイル部両端部の各フックを内径方向に屈曲して両フッ
クの周方向の2側面のうち当該側面に荷重を付加すると
上記コイル部が拡径する側を拡径側面、縮径する側を縮
径側面と定め、上記拡径側面を対向させた両フックの間
に上記出力部材に固定した伝達ブロックを周方向の余裕
をもって介在し、各フックの縮径側面間に上記の制御ブ
ロックの開放部側面を係合させ、上記入力部材の左右両
方向の回転時に上記コイルばねのフックの拡径側面を上
記伝達ブロックに係合せしめ該コイル部を拡径させて出
力部材にトルクを伝達し、また、上記制御部材を停止さ
せて該コイル部を縮径させてトルクの伝達を遮断するよ
うにした構成を採用することもできる。
【0010】この場合はトルクの伝達がコイルばねの外
側に設けられた入力部材から、その内側に設けられた出
力部材にトルクの伝達が行なわれる点で、前記の場合と
トルクの伝達方向が相違するが、その伝達と遮断は同様
の作用により行なわれる。
【0011】その他、上記の入力部材の内径面に円筒状
の滑り部材を一体に設け、その滑り部材の内径面に上記
のコイルばねを緊縛した構成を採用することができる。
さらに、上記制御ブロックをC形環部と、そのC形環部
の両端部に設けた制御アームとにより構成し、上記入力
部材の両側に設けた一対の制御部材により上記の各制御
アームを嵌合した構成を採用することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて説明する。図1から図5に示した第1実
施形態のばねクラッチユニットは、図1に示すように、
軸等でなる入力部材1、ギア等でなる出力部材2、コイ
ルばね3、ギヤ等でなる一対の制御部材4、4’及び出
力部材2に嵌合される蓋5とからなる。
【0013】出力部材2は、その中心部を貫通した円筒
状の収納部6が設けられ、その収納部6の内径面の一部
に端面形状が扇形の凹部7が全長にわたり設けられる。
また、その出力部材2の一端部には座繰り部8が設けら
れ、その内周面に嵌合溝9が設けられる。前記の蓋5の
外周面に係合リブ11が設けられ、その係合リブ11を
嵌合溝9に嵌合させることにより、蓋5が座繰り部8に
嵌着される。蓋5にも上記の収納部6と凹部7の形状に
一致する穴12と凹部10が設けられる。
【0014】コイルばね3は、角形の線材を右巻きに密
に巻いたコイル部13とその両端部を外径方向に屈曲し
た二つのフック14、14が設けられる。フック14、
14は正面形状において(図3(a)参照)、相互に接
近対向しており、それらの対向内面にそれぞれ外向きの
荷重P1を加えるとコイル部13は拡径し、またそれら
の反対面に荷重P2を加えるとコイル部13は縮径する
性質を有する。以下の説明の便宜上、荷重P1を加えて
コイル部13が拡径する方の面を拡径側面14aと称
し、また、荷重P2を加えてコイル部13が縮径する方
の面を縮径側面14bと称する。
【0015】上記のコイルばね3は、そのコイル部13
が入力部材1の外径面に小さい緊縛力をもって嵌合さ
れ、その嵌合状態で前記出力部材2の収納部6に収納さ
れる。両方のフック14、14は前記の凹部7に対し、
周方向に余裕をもって嵌入される(図3(a)参照)。
【0016】前述の制御部材4、4’のうち一方の制御
部材4は、出力部材2の座繰り部8を設けた面と反対側
の面に対面して配置され、他方の制御部材4’は出力部
材2の蓋5側の面に対面して配置される。これらの各制
御部材4、4’にそれぞれ中心穴15、15’が設けら
れ、各中心穴15、15’に入力部材1が相対回転可能
に挿通される。
【0017】上記一方の制御部材4の出力部材2と対向
した面に角軸状の制御アーム16が軸方向に突き出して
設けられる。この制御アーム16は、出力部材2の前記
凹部7内において、両方のフック14,14間、即ちこ
れらの拡径側面14a、14aに接して挿通され、他方
の制御部材4’に設けられた受穴17に挿通支持される
(図2参照)。前記の凹部7の内部において両フック1
4、14の対向端面間、即ち拡径側面14a相互間に制
御アーム16が介在される(図3(b)参照)。
【0018】第1実施形態のばねクラッチユニットは以
上のように構成されるものであり、次にその作用につい
て説明する。このばねクラッチユニットを使用する際
は、いずれか一方の制御部材4の外周部にソレノイド等
のアクチュエータ18(図2参照)が付設され、そのプ
ランジャー19を前進させることにより制御部材4の外
周面のギャに係合させて制御部材4を停止させ、又は後
退させることにより制御部材4を解放しフリーにする。
【0019】いま、図4(a)のように、プランジャー
19を後退させ制御部材4をフリーにした状態で、入力
部材1に右回りの回転トルク(同図矢印参照)を加える
と、コイルばね3のコイル部13が右方向への連れ回り
を生じ、両方のフック14、14が制御アーム16を挟
んだまま右方向に移動し、凹部7の右側の内壁面に押し
当てられる。これによりコイル部13が縮径しその緊縛
力が増大するため、入力部材1のトルクがコイルばね3
を介して出力部材2に伝達される。
【0020】また、図4(b)に示すように、入力部材
1が左回転する場合はコイル部13に左方向への連れ回
りを生じ、前記の場合とは反対に制御アーム16を挟ん
だ両フック14、14は凹部7の左側の内壁面に押し当
てられ、コイル部13の緊縛力が増大し、ロック状態と
なって出力部材2にトルクが伝達される。
【0021】上記の右回転の場合においても、アクチュ
エータ18が駆動されてプランジャー19が前進する
と、図5(a)に示すように、制御部材4がロックし、
これと一体の制御アーム16が停止する。その結果、左
側のフック14が制御アーム16と凹部7の左側の内側
壁との間で拘束されるが、右側のフック14はフリーと
なってコイル部13とともに右方向に連れ回りを生じ拡
径させる。これによりコイルばね3の緊縛力が弱まり、
出力部材2へのトルクの伝達が遮断される。
【0022】なお、左回転の場合も同様にしてトルク伝
達の遮断が行なわれる(図5(b)参照)。
【0023】上記の第1実施形態においては制御アーム
16を支持する受穴17を備えた制御部材4’を設けて
いるが、この制御部材4’に前記のアクチュエータ18
を付設するようにしてもよい。また、制御アーム16が
一方の制御部材4だけで十分支持できる場合は、他方の
制御部材4’は省略してもよい。
【0024】次に、図6から図10に示した第2実施形
態について説明する。この実施形態は、前記の場合の入
力部材1が出力部材2’となり、出力部材2が入力部材
1’となっており、コイルばね3を基準として見た場合
のトルクの伝達方向が逆になっている。この場合の構成
部材は、基本的には第1実施形態の場合と共通する入部
材1’、出力部材2’、コイルばね3、制御部材4、
4’、蓋5を有し、その他に、滑り部材21、制御ブロ
ック22及び伝達ブロック23を追加している。
【0025】入力部材1’の内径面に回り止め用のリブ
24が軸方向に複数本設けられる。その入力部材1’の
片面に座繰り部8が設けられること、座繰り部8の内周
面に嵌合溝9が設けられること、この座繰り部8に蓋5
が嵌着されることは前述の場合と同じである。また、出
力部材2’の外周面に伝達ブロック23が一体に設けら
れる。
【0026】滑り部材21は円筒状に形成され、その内
径面が滑り面25となり、外径面に入力部材1’のリブ
24に嵌合する溝26が設けられる。その溝26をリブ
24に嵌合させることにより滑り部材21を入力部材
1’の内径面に嵌合一体化している。この滑り部材21
は、入力部材1’の内周面において十分な滑り面が得ら
れる場合は省略してもよい。
【0027】コイルばね3は、右巻きのコイル部13と
両端部のフック14、14とからなるが、この場合の各
フック14は内径方向に屈曲されている。各フック14
は、図8(a)に示すように、拡径方向の荷重P1が付
加される拡径側面14aと、縮径方向の荷重P2が付加
される縮径側面14bを有する。
【0028】制御ブロック22は、上向きに開放部27
を有するC形環部28の下端部の軸方向両端部に制御ア
ーム16’、16’を突き出して設けたものである。こ
の制御ブロック22は、C形環部28をコイルばね3の
コイル部13の内径面に嵌入するとともに、その開放部
27を各フック14の縮径側面14bに嵌合させる(図
8(b)参照)。また、上記の制御アーム16’、1
6’を嵌入させる角穴29、31、32がそれぞれ制御
部材4、4’と蓋5に設けられる。
【0029】また、前述の第1実施形態の場合と同様
に、制御部材4、4’に中心穴15、15’が設けら
れ、また、蓋5にも穴12が設けられる。
【0030】上記制御部材4’の中心穴15と蓋5の穴
12の一部に、それぞれ凹所33,34が設けられ、前
述の伝達ブロック23が通過できるようにしている。伝
達ブロック23は前述のフック14、14の拡径側面1
4aの対向面間に、周方向に余裕をもって嵌入される
(図8(a)参照)。
【0031】第2実施形態のばねクラッチは以上のよう
なものであり、図9(a)に示すように、アクチュエー
タ18のプランジャー19を後退させ、制御部材4、
4’及び制御ブロック22をフリーにした状態では、コ
イルばね3のコイル部13は拡径して滑り部材21の内
径面に所定の力で押し付けられた状態にある。この場
合、コイル部13が滑り部材21の内径面を外径方向に
押す力も「緊縛力」と称することとする。
【0032】上記の緊縛力の存在で入力部材1’、滑り
部材21、コイルばね3が一体に回転すると、図9
(a)図に示すように、一方のフック14の拡径側面1
4aが伝達ブロック23の側面に当たり拡径方向の荷重
を受け、前記の緊縛力が一層増大し、ロック状態とな
る。これにより入力部材1’のトルクがコイルばね3、
伝達ブロック23を介して出力部材2’に伝達される。
【0033】なお、入力部材1’が左回転した場合につ
いても同様にしてそのトルクが出力部材2’に伝達され
る(図9(b)参照)。
【0034】また、アクチュエータ18を駆動してプラ
ンジャー19を前進させると、図10(a)に示したよ
うに、制御部材4が停止するとともに、制御ブロック2
2も停止するため、一方のフック14の縮径側面14b
が制御ブロック22の開放部27の右側内壁に押し当て
られ、縮径方向の荷重を受けるため緊縛力が減少する。
その結果、コイル部13の外径面と滑り部材21の内径
面との間で滑りが生じ、トルクの伝達が遮断される。
【0035】なお、入力部材1’が左回転した場合につ
いても同様にしてそのトルクの伝達が遮断される(図1
0(b)参照)。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、単一
のコイルばねを使用しながら、左右両方向の回転トルク
を伝達・遮断することができる。また、入出力部材、制
御部材、コイルばね等の構成部品をコンパクトにユニッ
ト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の分解斜視図
【図2】同上の組立て状態の断面図
【図3】(a)同上のコイルばねの端面図 (b)図2のA−A線の断面図
【図4】(a)同上のトルク伝達状態の断面図 (b)同上の他のトルク伝達状態の断面図
【図5】(a)同上のトルク伝達解除状態の断面図 (b)同上の他のトルク伝達解除状態の断面図
【図6】第2実施形態の分解斜視図
【図7】同上の組立て状態の断面図
【図8】(a)同上のコイルばねの端面図 (b)図7のB−B線の断面図
【図9】(a)同上のトルク伝達状態の断面図 (b)同上の他のトルク伝達状態の断面図
【図10】(a)同上のトルク伝達解除状態の断面図 (b)同上の他のトルク伝達解除状態の断面図
【図11】従来例の断面図
【図12】(a)図11のC−C断面図 (b)図11の他の状態におけるC−C断面図
【符号の説明】
1、1’ 入力部材 2、2’ 出力部材 3 コイルばね 4、4’ 制御部材 5 蓋 6 収納部 7 凹部 8 座繰り部 9 嵌合溝 10 凹部 11 係合リブ 12 穴 13 コイル部 14 フック 14a 拡径側面 14b 縮径側面 15、15’ 中心穴 16、16’ 制御アーム 17 受穴 18 アクチュエータ 19 プランジャー 21 滑り部材 22 制御ブロック 23 伝達ブロック 24 リブ 25 滑り面 26 溝 27 開放部 28 C形環部 29、31、32 角穴 33、34 凹所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部材と出力部材の間にコイルばねを
    介在し、そのコイルばねのフック部に係合した制御部材
    により該コイルばねの緊縛力を変化させてトルクの伝達
    とその遮断を行なうようにしたばねクラッチユニットに
    おいて、上記コイルばねを上記入力部材の外周面に緊縛
    し、そのコイルばねの外径面に上記出力部材を嵌合し、
    上記コイルばねのコイル部両端部の各フックを外径方向
    に屈曲して両フックの周方向の2側面のうち当該側面に
    荷重を付加すると上記コイル部が拡径する側を拡径側
    面、縮径する側を縮径側面と定め、上記拡径側面を対向
    させた両フックを出力部材の内径面に設けた凹部に周方
    向に余裕をもって嵌入し、上記制御部材を上記入力部材
    に回転可能に嵌合するとともに、該制御部材に設けた制
    御アームを上記両フックの拡径側面間に介在させ、上記
    入力部材の左右両方向の回転時に上記コイルばねの一方
    のフックの縮径側面を上記凹部の内壁面に係合させ該コ
    イル部を縮径させてトルクを伝達し、また、上記制御部
    材を停止させ該コイル部を拡径させてトルクの伝達を遮
    断するようにしたことを特徴とするばねクラッチユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上記の制御部材を出力部材の両側に一対
    設け、一方の制御部材に上記の制御アームを設けるとと
    もに、その制御アームを上記出力部材を貫通させその先
    端部を他方の制御部材により支持したことを特徴とする
    請求項1に記載のばねクラッチユニット。
  3. 【請求項3】 入力部材と出力部材の間にコイルばねを
    介在し、そのコイルばねのフック部に係合した制御部材
    により該コイルばねの緊縛力を変化させてトルクの伝達
    と遮断を行なうようにしたばねクラッチユニットにおい
    て、上記コイルばねを上記入力部材の内径面に緊縛し、
    そのコイルばねの内径面に上記制御部材と一体の制御ブ
    ロックを介して上記の出力部材を挿通し、上記コイルば
    ねのコイル部両端部の各フックを内径方向に屈曲して両
    フックの周方向の2側面のうち当該側面に荷重を付加す
    ると上記コイル部が拡径する側を拡径側面、縮径する側
    を縮径側面と定め、上記拡径側面を対向させた両フック
    の間に上記出力部材に固定した伝達ブロックを周方向の
    余裕をもって介在し、各フックの縮径側面間に上記の制
    御ブロックの開放部側面を係合させ、上記入力部材の左
    右両方向の回転時に上記コイルばねのフックの拡径側面
    を上記伝達ブロックに係合せしめ該コイル部を拡径させ
    て出力部材にトルクを伝達し、また、上記制御部材を停
    止させて該コイル部を縮径させてトルクの伝達を遮断す
    るようにしたことを特徴とするばねクラッチユニット。
  4. 【請求項4】 上記の入力部材の内径面に円筒状の滑り
    部材を一体に設け、その滑り部材の内径面に上記のコイ
    ルばねを緊縛したことを特徴とする請求項3に記載のば
    ねクラッチユニット。
  5. 【請求項5】 上記制御ブロックをC形環部と、そのC
    形環部の両端部に設けた制御アームとにより構成し、上
    記入力部材の両側に設けた一対の制御部材により上記の
    各制御アームを嵌合したことを特徴とする請求項3又は
    4に記載のばねクラッチユニット。
JP2002065696A 2002-03-11 2002-03-11 ばねクラッチユニット Pending JP2003269490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065696A JP2003269490A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 ばねクラッチユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065696A JP2003269490A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 ばねクラッチユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003269490A true JP2003269490A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29197877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002065696A Pending JP2003269490A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 ばねクラッチユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003269490A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205572A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Hoerbiger Antriebstechnik Gmbh ラップ・スプリング・クラッチ
JP2008038995A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Mitsubishi Motors Corp クラッチ機構
WO2008093618A1 (ja) * 2007-01-31 2008-08-07 Ntn Corporation 駆動力正逆切替装置及びこれを用いた紙送りローラ駆動装置
JP2013189886A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Hitachi Automotive Systems Ltd ウォータポンプ
CN109386555A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 欧利生电气株式会社 具有带钩部的螺旋弹簧的弹簧离合器
CN109854642A (zh) * 2019-03-19 2019-06-07 上海杰邦塑料五金制品有限公司 一种离合齿轮阻尼器
WO2020166497A1 (ja) * 2019-02-15 2020-08-20 株式会社オリジン コイルばねを利用した逆入力遮断装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205572A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Hoerbiger Antriebstechnik Gmbh ラップ・スプリング・クラッチ
JP2008038995A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Mitsubishi Motors Corp クラッチ機構
WO2008093618A1 (ja) * 2007-01-31 2008-08-07 Ntn Corporation 駆動力正逆切替装置及びこれを用いた紙送りローラ駆動装置
JP2013189886A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Hitachi Automotive Systems Ltd ウォータポンプ
CN109386555A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 欧利生电气株式会社 具有带钩部的螺旋弹簧的弹簧离合器
CN109386555B (zh) * 2017-08-10 2022-01-04 株式会社欧利生 具有带钩部的螺旋弹簧的弹簧离合器
WO2020166497A1 (ja) * 2019-02-15 2020-08-20 株式会社オリジン コイルばねを利用した逆入力遮断装置
CN113508243A (zh) * 2019-02-15 2021-10-15 株式会社欧利生 利用螺旋弹簧的反向输入阻断装置
CN109854642A (zh) * 2019-03-19 2019-06-07 上海杰邦塑料五金制品有限公司 一种离合齿轮阻尼器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7318776B2 (en) Torque limiter
JP2003269490A (ja) ばねクラッチユニット
JP6525177B1 (ja) 歯車の空転を利用するフリータイプ双方向クラッチ
JP2008240786A (ja) 傘歯車機構を用いた駆動力制御装置
JP5926843B1 (ja) 空転歯車を備えたフリータイプ双方向クラッチ
JPH09112567A (ja) コイルバネを用いたすべり継手
CN110131328A (zh) 多模离合器
JP4943786B2 (ja) 一方向クラッチユニット
JP2006200606A (ja) 回転伝達装置
JP6674998B1 (ja) コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ
JP6545228B2 (ja) 歯車の空転を利用するフリータイプ双方向クラッチ
JP6356892B1 (ja) 小型構造の逆入力遮断クラッチ
JP4857215B2 (ja) 駆動力正逆切替装置
JP6966530B2 (ja) コイルばねを利用したロックタイプ双方向クラッチ
JP6828202B1 (ja) フリータイプ双方向クラッチ
JP2017003104A (ja) 逆入力遮断クラッチ
JP6736710B1 (ja) コイルばねを利用した逆入力遮断装置
JPH07310767A (ja) 両方向トルクリミッタ
JP2020106119A (ja) コイルばねを利用したフリータイプ双方向クラッチ
JP7002691B1 (ja) クラッチ機構付きトルクヒンジ
JP7443603B1 (ja) 双方向トルクリミッタ
JP6961052B1 (ja) ロックタイプ双方向クラッチ
JPH09329211A (ja) クラッチ付きモータ
JP2013122293A (ja) 逆入力遮断クラッチ
JP2007303672A (ja) 駆動力伝達制御装置