JP2002070896A - トルク伝達用機器の蓋取付け構造 - Google Patents

トルク伝達用機器の蓋取付け構造

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JP2002070896A
JP2002070896A JP2000254201A JP2000254201A JP2002070896A JP 2002070896 A JP2002070896 A JP 2002070896A JP 2000254201 A JP2000254201 A JP 2000254201A JP 2000254201 A JP2000254201 A JP 2000254201A JP 2002070896 A JP2002070896 A JP 2002070896A
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case
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inner peripheral
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Seiichi Takada
声一 高田
Masaaki Honda
正明 本多
Atsushi Yoshioka
篤志 吉岡
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NTN Corp
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一方向クラッチ、トルクリミッタ等のトルク伝
達用機器のケースに蓋を取付ける構造において、その組
立性が良好であり、かつ圧入部分を減らしてケースの寸
法精度を高く維持することである。 【解決手段】 ケース22の内周面に、抜止め溝24
と、その抜止め溝24の内側と外側にそれぞれ内側内周
面25(内径φa ) と外側内周面26( 内径φb ) を設
け、蓋23の外周面に、上記抜止め溝24と嵌合する抜
止め突条27と、その内側と外側にそれぞれ同一径の内
側外周面28(外径φc ) と内側外周面29(外径φc
) を設け、上記各径の大きさの関係をφa<φc<φ
bの関係に設定し、かつφaとφcの大きさを圧入可能
な関係に設定した。これにより、蓋23の内側外周面2
8(外径φc ) が、ケース22の外側外周面26(内径
φb) をガイド面として組み合わされ、抜止め突条27
と抜止め溝24の嵌合により抜止めされ、蓋23の内側
外周面28(外径φc ) とケース22の内側内周面25
(内径φa ) の圧入により固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一方向クラッ
チ、トルクリミッタ等のトルク伝達用機器の蓋取付け構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一方向クラッチ、トルクリミッタ等のト
ルク伝達用機器は、一般にケース内部にトルク伝達部品
を収納して蓋を施し、軸の周りに挿通して使用に供さ
れ、上記軸と上記ケースとの間のトルクを上記のトルク
伝達部品により伝達するようになっている。
【0003】図7は一方向クラッチの一例である(特開
平9−89011号参照)。この一方向クラッチは、外
輪1の内周面にポケット2を一定間隔に設け、各ポケッ
ト2の底面に一定方向に傾斜したカム面3を形成し、そ
のカム面3と、外輪1の内側に挿通された軸4との間に
形成されるくさび形空所にローラ5を収納している。上
記ポケット2の一端部に設けた凹所6にばね7が収納さ
れ、そのばね7によりローラ5をくさび形空所の狭小側
に付勢するようにしている。外輪1の周りに外装体8が
被せられる。外装体8の一端面は、図7(b)に示すよ
うに、軸穴9を残して閉塞され、他端面が開放される。
その開放端面に軸穴9’を有する蓋10が嵌着される。
【0004】上記の一方向クラッチは、軸4がくさび形
空所の狭小側に回転するとロックし、その逆方向に回転
すると空転する。
【0005】なお、空転時のトルクを利用することによ
り、トルクリミッタとして使用することもできる(特開
平5−126171号公報参照)。
【0006】図8はばね式のトルクリミッタであり(特
開平9−264332号公報参照)、外輪11の一端部
の位置決め凹所12に内輪13の一端部を回転自在に嵌
合し、該内輪13の外周面にコイルばねでなるトルク発
生ばね14を装着し、内輪13と外輪の間に蓋15が嵌
着される。トルク発生ばね14の小径部は内輪13の外
径面に緊縛される。またトルク発生ばね14の両端部の
フック16、17はそれぞれ外輪11の端面壁と蓋15
に係合される。蓋15を回転させるとトルク発生ばね1
4の緊縛力が調整される。上記の内輪13の内側に軸1
8が挿通され、その取付けピン19が内輪13の係合凹
所21に係合される。
【0007】上記のトルクリミッタは、軸18がトルク
発生ばね14を縮径する方向に回転することによりロッ
クし、逆に拡径する方向に回転することにより一定のト
ルクを発生する。
【0008】上記の図7及び図8に示したものは、いず
れもトルクを伝達したり遮断したりする点でトルク伝達
用機器ということができ、図7の外輪1、ローラ5及び
図8の外輪11、内輪13及びトルク発生ばね14等は
トルク伝達部品と総称することができる。
【0009】このようなトルク伝達用機器においては、
外装体8とその蓋10、外輪11と蓋15のように、一
端開放のケースの開放端部に蓋を取付ける共通の構造が
採用される。これらに蓋10、15は、内部への異物の
侵入防止、内部部品の抜け出し防止機能等を果たす。蓋
15の場合は、トルク発生ばね14の保持機能、トルク
調整機能を併せもつ。
【0010】図9は上記の共通のケース22と蓋23の
一般的な従来の取付け構造を示している。ケース22の
内径面に抜止め溝24(内径φA )が形成され、その抜
止め溝24の内方に内側内周面25(内径φa)、およ
び外方に外側内周面26(内径φb)が形成される。ま
た、蓋23の外径面に抜止め突条27(外径φB )、そ
の両側に同じ大きさの内側外周面28(外径φc)、外
側外周面29(外径φc)が形成される。
【0011】上記各部の大きさの関係は、φA <φB 、
φa<φb<φcの関係にあり、各部が圧入される取付
け構造になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のト
ルク伝達用機器の蓋の取付け構造によると、蓋23をケ
ース22に嵌合する際、最初に嵌合させる蓋23の内側
外周面28とケース22の外側内周面26が圧入関係に
あるので、組み込み難い欠点がある。また、各部の圧入
部分でケース22が変形しやすくなるので寸法精度も出
にくい問題もある。
【0013】そこで、この発明は蓋の組立性や寸法精度
において優れ、かつ蓋の緩み難い取付け構造を提供する
ことを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明は、ケース内部にトルク伝達部品を収
納して蓋を施し、軸の周りに挿通して使用に供され、上
記軸と上記ケースとの間のトルクを上記トルク伝達部品
により伝達するようにしたトルク伝達用機器の蓋取付け
構造において、上記ケースの内周面に、抜止め溝と、そ
の抜止め溝の内側と外側にそれぞれ内側内周面(内径φ
a ) と外側内周面(内径φb)を設け、上記蓋の外周面
に、上記抜止め溝と嵌合する抜止め突条と、その内側と
外側にそれぞれ同一径の内側外周面(外径φc )と外側
外周面(外径φc )を設け、上記各径の大きさの関係を
φa<φc<φbの関係に設定し、かつφaとφcの大
きさを圧入可能な関係に設定した。
【0015】上記の構成によると、蓋をケースに組み込
む際に、まずケースの外側内周面(φb)をガイド面と
して蓋の内側外周面(φc)が余裕をもって組み込むこ
とができる。次に蓋に圧入力が加えられると、ケースの
内側内周面(φa ) に蓋の内側外周面(φc ) が圧入さ
れると共に、抜止め溝に抜止め突条が嵌合される。蓋は
抜止め溝と抜止め突条の嵌合により抜け止めが図られ、
ケースの内側内周面(φa ) と蓋の内側外周面(φc )
の圧入により固定される。
【0016】上記蓋の断面形状を上記突条の幅方向中心
を基準に対称形に形成することができる。このように構
成すると、蓋をその表裏を区別することなくケースに組
み込むことができる。
【0017】第2の発明は、前記と同様の蓋取付け構造
において、ケースの内周面に、抜止め溝と、その抜止め
溝の内側と外側にそれぞれ同一径の内側内周面(内径φ
a )と外側内周面(内径φa ) を設け、蓋の外周面に、
上記抜止め溝と嵌合する抜止め突条と、その内側と外側
にそれぞれ同一径の内側外周面(外径φd ) と内側外周
面(外径φc ) を設け、上記各径の大きさの関係をφc
>φa>φdの関係に設定し、かつφcとφaとの大き
さを圧入可能な関係に設定したものである。
【0018】上記の構成によると、蓋をケースに組み込
む際に、まずケースの外側内周面(φa )をガイド面と
して蓋の内側外周面(φd )が余裕をもって組み込まれ
る。次に蓋に圧入力が加えられると、ケースの外側内周
面(φa ) に蓋の外側外周面(φc ) が圧入されると共
に、抜止め溝に抜止め突条が嵌合される。蓋は抜止め溝
と抜止め突条の嵌合により抜け止めが図られ、ケースの
外側内周面(φa ) と蓋の外側外周面(φc ) の圧入に
より固定される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
から図6に基づいて説明する。図1及び図2に示した第
1実施形態は、トルク入り切り機器の一例として前述の
一方向クラッチの場合を示している。この場合にケース
22に対する蓋23の取付け構造の詳細を図2(a)か
ら(c)に示す。この場合も、従来と同様に、ケース2
2の内径面に抜止め溝24(内径φA )が形成され、そ
の抜止め溝24の内方に内側内周面25(内径φa)、
および外方に外側内周面26(内径φb)が形成され
る。また、蓋23の外径面に抜止め突条27(内径φB
)、その両側に同じ大きさの内側外周面28(外径φ
c)、外側外周面29(外径φc)が形成される。
【0020】上記各部の大きさの関係は、φA >φB 、
φa<φc<φbの関係にある。従って、蓋23をケー
ス22に嵌合する当初の状態は、図2(b)に示すよう
に、ケース22の外側内周面26(内径φb)に対し蓋
23の内側外周面28(外径φc)が嵌合する。φc<
φbの関係にあるので、蓋23はケース22の外側内周
面26をガイド面として所要のすき間を持って嵌合さ
れ、容易に組み合わされる。
【0021】その状態から蓋23を圧入すると、図2
(c)に示すように、蓋23の内側外周面28(外径φ
c)がケース22の内側内周面25(内径φa)に圧入
される(φa<φc)。また、抜止め突条27(内径φ
B )が抜止め溝24(内径φA)に径方向のすき間をも
って嵌合される(φA >φB )。また、蓋23の外側外
周面29(外径φc)がケース22の外側内周面26
(内径φb)に径方向のすき間をもって嵌合される。
【0022】上記のようにして蓋23は、ケース22の
外側外周面26をガイド面として組み合わされるため取
付けやすく、また、抜止め突条27が抜止め溝24に嵌
合されることにより抜止めされる。また蓋23の内側外
周面28がケース22の内側内周面25に圧入されるた
め蓋23がケース22に対し固定される。
【0023】また、蓋23の断面形状において、その中
心線A(図2(a)参照)を中心に左右対称形に形成す
ることができ、このように形成することにより蓋23の
表裏を区別することなくケース22に組み込むことがで
きる。
【0024】次に、図3(a)から(c)に示した第2
実施形態は、前述と同じトルクリミッタに関するもので
あり、それと同様に、ケース22の内径面に抜止め溝2
4(内径φA )が形成され、その抜止め溝24の内方に
同じ大きさの内側内周面25(内径φa)、および外方
に外側内周面26(内径φa)が形成される。また、蓋
23の外径面に抜止め突条27(内径φB )、その内方
に内側外周面28(外径φd)、外側外周面29(外径
φc)が形成される。
【0025】上記各部の大きさの関係は、φA >φB 、
φc>φa>φdの関係にある。従って、蓋23をケー
ス22に嵌合する当初の状態は、図3(b)に示すよう
に、ケース22の外側内周面26(内径φa)に対し蓋
23の内側外周面28(外径φd)が嵌合する。φa>
φdの関係にあるので、蓋23はケース22の外側内周
面26をガイド面として所要のすき間を持って嵌合さ
れ、容易に組み合わされる。
【0026】その状態から蓋23を圧入すると、図3
(c)に示すように、蓋23の外側外周面29(外径φ
c)がケース22の外側内周面26(内径φa)に圧入
される(φc>φa)。また、抜止め突条27(内径φ
B )が抜止め溝24(内径φA)に径方向のすき間をも
って嵌合される(φA >φB )。また、蓋23の外側外
周面29(外径φc)がケース22の外側内周面26
(内径φa)に径方向のすき間をもって嵌合される。
【0027】上記のようにして蓋23は、ケース22の
外側外周面26をガイド面として組み合わされるため取
付けやすく、また、抜止め突条27が抜止め溝24に嵌
合されることにより抜止めされる。また蓋23の外側外
周面26がケース22の外側内周面25に圧入されるた
め蓋23がケース22に対し固定される。
【0028】なお、この場合は、蓋23の断面形状は非
対称形であるので、表裏を区別して組み込まなければな
らない。
【0029】上記のいずれの実施形態においても、蓋2
3のケース22に対する固定力は、前述の一方向クラッ
チのように(図7参照)、蓋23が単なる閉塞機能しか
持たないものにあっては、十分大きな固定力を持つ締代
ろで圧入するだけでよいが、ばね式トルクリミッタのよ
うに(図8参照)、蓋23を回動してばねの緊縛力を調
整する機能をもったものは、その締代ろは調整のための
回動が可能な範囲の大きさに設定される。
【0030】以上の各実施形態においては、蓋23をケ
ース22に圧入することにより固定される構造であり、
その圧入部が一部分(第1実施形態の場合は蓋23の内
側外周面28、第2実施形態の場合は蓋23の外側外周
面29)に限定されているため、ケース22の変形量が
従来の場合より小さくなる効果があるが、回動調整が不
要な前述の一方向クラッチのような場合は、蓋23とケ
ース22の取付け構造として以下の第3及び第4実施形
態のような構造を採用することができる。
【0031】図4及び図5に示した第3実施形態は、ケ
ース22の内径面に抜止め溝24が形成され、その抜止
め溝24の内方に同じ大きさの内側内周面25’及び外
方に外側内周面26’が形成される。こららの内周面2
5’、26’には同一位相をもった軸方向の凹凸条3
1、31が対称位置の2ヵ所に設けられる。また蓋23
外径面に抜止め突条27が形成され、その内方に内側外
周面28’、外方に外側外周面29’が形成される。こ
れらの各外周面28’、29’に前記の凹凸条31にか
み合う凹凸条32が全周にわたり形成される。
【0032】上記の抜止め溝24と抜止め突条27の大
きさの関係は、これらが締代ろをもつことなく嵌合され
る大きさに形成される。また、ケース22側の内側内周
面25’と外側内周面26及び蓋23側の内側外周面2
8’と外側外周面29の大きさの関係も、凹凸条31と
32が締代ろを持つことなく嵌合する大きさに形成され
る。
【0033】このように構成することにより、ケース2
2に対し蓋23が容易に組み込まれ、抜止め溝24と抜
止め突条27の嵌合により抜止めが図られる。また、凹
凸条31と32のかみ合いにより蓋23の回り止めが図
られる。
【0034】なお、前述の第1実施形態の場合と同様
に、蓋23の断面形状を中心対称に形成することによ
り、その表裏を区別することなく取付けることができ
る。また、上記の凹凸条31はケース22の内周面の全
体に設けてもよい。
【0035】次に、図6に示した第4実施形態は、ケー
ス22の内径面に抜止め溝24が形成され、その抜止め
溝24の内方に同じ大きさの内側内周面25’及び外方
に外側内周面26’が形成される。こららの内面2
5’、26’には同一位相をもった軸方向の凹凸条3
1、31が対称位置の2ヵ所に設けられる。但し、この
場合の外側内周面26’は組み込み時の案内機能に必用
な最小幅に形成される。
【0036】また蓋23の外径面外端部側に位置して抜
止め突条27が形成され、その内方に内側外周面28’
が形成され、その内側内周面28’に前記の凹凸条31
にかみ合う凹凸条32が全周にわたり形成される。その
他の構成及び作用は前記の各実施形態の場合と同様であ
る。
【0037】
【発明の効果】この発明は以上のようなものであるか
ら、一方向クラッチやトルクリミッタのようなトルク伝
達用機器において、そのケースに蓋を組み込む際に余裕
を持って組み込むことができるので組立性が改良され
る。また組み込み後は、蓋は抜け出しが阻止され、また
圧入部分において所定の締付け力でケースに固定され
る。圧入部分が一部に限定されるので、ケースの変形が
少なく、高い寸法精度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の断面図
【図2】(a)から(c) 同上の蓋の取付け順を示す
一部省略断面図
【図3】(a)から(c) 第2実施形態の蓋の取付け
順を示す一部省略断面図
【図4】(a)(b) 第3実施形態の蓋の取付け順を
示す一部省略断面図
【図5】同上の一部断面で示す分解斜視図
【図6】(a)(b) 第4実施形態の蓋の取付け順を
示す一部省略断面図
【図7】(a)従来の一方向クラッチの一部省略断面図 (b)(a)図のb−b線の断面図
【図8】従来例のトルクリミッタの断面図
【図9】従来例のケースと蓋の分解断面図
【符号の説明】
1 外輪 2 ポケット 3 カム面 4 軸 5 ローラ 6 凹所 7 ばね 8 外装体 9 軸穴 10 蓋 11 外輪 12 凹所 13 内輪 14 トルク発生ばね 15 蓋 16 フック 17 フック 18 軸 19 取付けピン 21 係合凹所 22 ケース 23 蓋 24 抜止め溝 25、25’内側内周面 26、26’外側内周面 27 抜止め突条 28 内側外周面 29 外側外周面 31 凹凸条 32 凹凸条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部にトルク伝達部品を収納して
    蓋を施し、軸の周りに挿通して使用に供され、上記軸と
    上記ケースとの間のトルクを上記トルク伝達部品により
    伝達するようにしたトルク伝達用機器の蓋取付け構造に
    おいて、上記ケースの内周面に、抜止め溝と、その抜止
    め溝の内側と外側にそれぞれ内側内周面(内径φa )と
    内側内周面(内径φb )を設け、上記蓋の外周面に、上
    記抜止め溝と嵌合する抜止め突条と、その内側と外側に
    それぞれ同一径の内側外周面(外径φc )と外側外周面
    (外径φc )を設け、上記各径の大きさの関係をφa<
    φc<φbの関係に設定し、かつφaとφcの大きさを
    圧入可能な関係に設定したことを特徴とするトルク伝達
    用機器の蓋取付け構造。
  2. 【請求項2】 上記蓋の断面形状を上記突条の幅方向中
    心を基準に対称形に形成したことを特徴とする請求項1
    に記載のトルク伝達用機器の蓋取付け構造。
  3. 【請求項3】 ケース内部にトルク伝達部品を収納して
    蓋を施し、軸の周りに挿通して使用に供され、上記軸と
    上記ケースとの間のトルクを上記トルク伝達部品により
    伝達するようにしたトルク伝達用機器の蓋取付け構造に
    おいて、上記ケースの内周面に、抜止め溝と、その抜止
    め溝の内側と外側にそれぞれ同一径の内側内周面(内径
    φa )と外側内周面(内径φa )を設け、上記蓋の外周
    面に、上記抜止め溝と嵌合する抜止め突条と、その内側
    と外側にそれぞれ同一径の内側外周面(外径φd )と内
    側外周面(外径φc )を設け、上記各径の大きさの関係
    をφc>φa>φdの関係に設定し、かつφcとφaと
    の大きさを圧入可能な関係に設定したことを特徴とする
    トルク伝達用機器の蓋取付け構造。
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