JP2011149540A - 保持器アッセンブリおよび一方向クラッチ - Google Patents

保持器アッセンブリおよび一方向クラッチ Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトであると共に、フリートルクのばらつきを抑制できる保持器アッセンブリおよび一方向クラッチを提供すること。
【解決手段】保持器1の径方向の外方側に、径方向の外方に開口する凹部14,18と、凹部14から突出する突出部17を形成する。突出部17を、ねじりばね2の螺旋部21の内側に位置させて、螺旋部21を突出部17に係止する。螺旋部21の一端から延在する第1延在部22を、凹部18の側面16に接触させる一方、螺旋部21の他端から延在する第2延在部23を、保持器1のポケット19内に突出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、保持器と、付勢部材とを備える保持器アッセンブリおよびそれを備えた一方向クラッチに関する。
従来、一方向クラッチで使用される保持器アッセンブリとしては、特開2001−50296号公報(特許文献1)に記載されているものがある。この保持器アッセンブリは、第1環状部、第2環状部、複数の柱部および複数の板ばねを備え、上記各柱部は、第1環状部と第2環状部との間を連結している。また、上記複数の柱部は、周方向に互いに間隔をおいて位置している。
上記板ばねは、柱部と同じ数存在している。上記各板ばねは、柱部の周方向の一方側の側面に固定されている。また、周方向に隣接する柱部の間には、係合ころを収容するポケットが形成されている。上記各板ばねは、上記ポケットに収容される係合ころを、周方向の一方側に付勢している。
上記保持器アッセンブリは、保持器の柱部に板ばねを固定する構成であるから、保持器の径を抑制できるという長所を有する。
しかしながら、上記保持器アッセンブリは、柱部に固定される付勢部材が板ばねであるから、係合ころの存在位置が変わることに起因して、係合ころを押圧する押圧力が大きく変動して、ロック作動角が大きくなったり、フリートルクが大きくばらつくという問題がある。また、これらの問題は、付勢部材が、保持器の柱部に係止可能な構造を有する圧縮コイルばねの場合にも、同様に存在する。
特開2001−50296号公報
そこで、本発明の課題は、コンパクトであると共に、フリートルクのばらつきを抑制できる保持器アッセンブリおよび一方向クラッチを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の保持器アッセンブリは、
環状部と、その環状部から突出すると共に、互いに周方向に間隔をおいて位置する複数の柱部とを有して、周方向に隣接する上記柱部の間にポケットを有し、かつ、上記環状部および上記柱部の少なくとも一方の径方向の外方側または内方側に付勢部材取付部を有する保持器と、
上記付勢部材取付部に取り付けられると共に、線材を螺旋状に巻いた螺旋部と、上記螺旋部の一端から上記螺旋部の径方向の外方に延在する第1延在部と、上記螺旋部の他端から上記螺旋部の径方向の外方に延在する第2延在部とを有する付勢部材と
を備え、
上記保持器の上記付勢部材取付部は、上記第1延在部を係止する第1延在部係止部を有して、上記第1延在部は、上記第1延在部係止部に係止されるようになっており、
上記第2延在部は、上記保持器の上記ポケット内に突出していることを特徴としている。
本発明によれば、付勢部材が、保持器の環状部および柱部の少なくとも一方に取り付けられるから、付勢部材を固定するのに、環状部および柱部以外の部材を必要としない。したがって、板ばねや圧縮コイルばねを用いる保持器アッセンブリと比較して、サイズを同程度(小さい、同一、若干大きいのいずれも含む)にできて、サイズが過度に大きくなることがない。
また、本発明によれば、付勢部材が、線材を螺旋状に巻いた螺旋部と、螺旋部の一端から延在する第1延在部と、螺旋部の他端から延在する第2延在部とを有する構成であって、線材のねじり力を利用して、係合子を付勢する構成であるから、板ばねや圧縮コイルばねを使用した場合と比較して、係合子の位置に起因する付勢部材が係合子を付勢する際の付勢力の変動が小さくなる。付勢部材が線材のねじり力を利用する構成であって、係合子に接触する第2延在部の延在の始点における螺旋部の周方向の位置に基づく、付勢力の変動が小さいからである。したがって、ロック作動角の変動を抑制できると共に、フリートルクのばらつきを抑制できる。尚、ここで、フリートルクとは、一方クラッチあるいは軸を、フリー方向に回転させた時の回転トルクであり、ころと、軸との間の摩擦抵抗により発生するものである。摩擦抵抗は、ころを軸に押し付ける力により影響する為、押し付ける力(付勢力)の変動を抑制すれば、フリートルクのばらつきを抑制できるのである。
また、一実施形態では、
上記付勢部材取付部は、上記保持器の外面または内面から略径方向に突出する突出部を含み、
上記突出部は、上記螺旋部の内側に位置している。
上記実施形態によれば、上記突起部で、螺旋部を係止できて、保持器に対して螺旋部を位置決めすることができる。したがって、ロック作動角の変動を更に抑制できると共に、フリートルクのばらつきを更に抑制できる。
また、本発明の一方向クラッチは、
内周係合面を有する外輪と、
外周係合面を有する内輪と、
本発明の保持器アッセンブリと、
上記外輪の内周係合面と上記内輪の外周係合面との間に、上記保持器アッセンブリの上記ポケットに収容された状態で配置され、上記付勢部材によって一方向に付勢されている係合子と
を備えることを特徴としている。
また、本発明の一方向クラッチは、
内周係合面を有する外輪と、
本発明の保持器アッセンブリと、
上記外輪の内周係合面と軸部材の外周係合面との間に、上記保持器アッセンブリの上記ポケットに収容された状態で配置され、上記付勢部材によって一方向に付勢されている係合子と
を備えることを特徴としている。
上記二つの一方向クラッチによれば、本発明の保持器アッセンブリを備えているから、付勢部材として板ばねや圧縮コイルばねを用いている一方向クラッチと比較して、サイズを同程度にできて、サイズが過度に大きくなることがない。
また、上記二つの一方向クラッチによれば、本発明の保持器アッセンブリを備えているから、付勢部材が係合子を付勢する付勢力の変動を抑制できて、ロック作動角の変動や、フリートルクのばらつきを抑制できる。
本発明の保持器アッセンブリによれば、付勢部材が、保持器の環状部および柱部の少なくとも一方に取り付けられるから、付勢部材を固定するのに、環状部および柱部以外の部材を必要としない。したがって、板ばねや圧縮コイルばねを用いている保持器アッセンブリと比較して、サイズを同程度にできて、サイズが過度に大きくなることがない。
また、本発明の保持器アッセンブリによれば、付勢部材が、線材を螺旋状に巻いた螺旋部と、螺旋部の一端から延在する第1延在部と、螺旋部の他端から延在する第2延在部とを有する構成であって、線材のねじり力を利用して、係合子を付勢する構成であるから、板ばねや圧縮コイルばねが係合子を付勢する際の付勢力の変動と比較して、付勢部材が係合子を付勢する際の付勢力の変動が小さくなる。したがって、ロック作動角の変動を抑制できると共に、フリートルクのばらつきを抑制できる。
本発明の一実施形態の保持器アッセンブリの一部の斜視図である。 上記保持器アッセンブリが、付勢力の変動が小さいことを説明する図である。 上記保持器アッセンブリのねじりばねのねじり角と、ばね力との関係を示す図である。 変形例の保持器アッセンブリの一部の斜視図である。 本発明の一実施形態の一方向クラッチの軸方向の模式断面図である。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の保持器アッセンブリの一部の斜視図である。
この保持器アッセンブリは、保持器1と、付勢部材としてのねじりばね2とを備える。上記保持器1は、樹脂からなり、射出成形で形成されている。上記保持器1は、第1環状部10と、第2環状部11と、複数の柱部12とを有する。上記各柱部12は、第1環状部10と第2環状部11との間を連結している。上記複数の柱部12は、第1環状部10の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。
上記第2環状部11は、複数の凹部13を有し、各凹部13は、径方向の外方に開口している。上記各凹部13は、第2環状部11において柱部12に軸方向に重なる位置に形成されている。上記各凹部13は、径方向の断面において、略扇状の形状を有している。また、上記第2環状部11は、複数の丸棒状の突出部17を有し、各突出部17は、凹部13の底面14の中央部から径方向の外方に突出している。
上記各柱部12は、凹部18を有し、その凹部18は、第2環状部11の凹部13につながっている。上記凹部18は、径方向の外方かつ軸方向の外方に開口している。上記凹部18は、軸方向に対して傾斜する側面16を有する。換言すると、上記側面16の存在位置は、軸方向の内方に行くにしたがって、周方向の一方側から他方側に移動するようになっている。上記側面16は、略径方向に広がっている。上記凹部18は、周方向においては、周方向の他方側のみに開口している。周方向に隣接する柱部12の間には、係合子を収容するポケット19が形成されている。上記凹部13、凹部18および突出部17は、付勢部材取付部を構成している。また、上記側面16は、第1延在部係止部を構成している。
上記ねじりばね2は、螺旋部21と、第1延在部22と、第2延在部23とを有する。上記螺旋部21は、弾性がある金属の線材を螺旋状に巻いて形成されている。また、上記第1延在部22は、螺旋部21の一端から略一直線上に延在している一方、第2延在部23は、螺旋部21の他端から略一直線上に延在している。図1に示すように、上記ねじりばね2は、凹部13および凹部18で構成される凹部に収容されている。また、上記螺旋部21は、第2環状部11の突出部17に係止されている。換言すると、上記突出部17は、螺旋部21の内側に位置している。また、上記第1延在部22は、凹部18の側面16に接触して、その側面16に係止されている。また、上記第2延在部23の先端部は、ポケット19内に突出している。
図2は、上記保持器アッセンブリが、付勢力の変動が小さいことを説明する図である。
尚、図2において、参照番号33は、ねじりばねの金属線材の中心を示し、参照番号36,37,38は、第2延在部23の延在方向を示し、参照番号30は、係合ころを示し、参照番号31は、係合ころ30において第2延在部23が接触する位置を示している。また、参照番号40は、係合ころ30がフリーとなる第2延在部23の周方向の位置であり、矢印aは、係合ころ30が付勢される方向である周方向を示し、矢印bは、周方向aに垂直である軸方向を示している。
図2において、係合ころ30に付与される力は、第2延在部23が係合ころ30に付与する力の周方向の成分になる。この周方向の成分は、第2延在部23の延在方向が、軸方向bに近づくにつれて、大きくなる。また、ねじり角(図2にαで示す)を、ねじりばねを、フリーとなる第2延在部23の周方向の位置40からねじる方向に(例えば47部まで)ねじった時のねじりばね中心からの角度とするとき、第2延在部23のねじり角αが10度程度に達すると、上記周方向の成分は、それ以後、変動が小さいという特性を有する。
図3は、このことを客観的に示す図であり、上記実施形態の保持器アッセンブリのねじりばねのねじり角と、ばね力との関係を示す図である。図3において、直線Pは、ねじりばねのねじり角と、ねじりばねが付与する荷重との関係を示している。また、折れ線Kは、ねじりばねのねじり角と、実際に係合ころにかかる荷重との関係を示している。
図3に示すように、実際に係合ころにかかる荷重は、ねじり角が10度程度に達するまでは、ねじり角が大きくなるにつれて、一次関数的(線形的、比例的)に大きくなっている。また、実際に係合ころにかかる荷重は、ねじり角が10度よりも大きくなると、ねじり角の増大にともなう増大の変動幅が極端に小さくなっている。したがって、図2において、係合ころ30のフリー時の第2延在部23の周方向位置40を、ねじり角が10度程度の位置に設定することにより、係合ころが、第2延在部23や保持器等から受ける外力の合成力の変動を大きく抑制することができる。
図4は、上記保持器アッセンブリを備える一方向クラッチの軸方向の模式断面図である。尚、図4は、保持器の柱部を通過しない位置での模式断面図を示している。
図4に示すように、この一方向クラッチは、外輪60と、上記実施形態の保持器アッセンブリ61と、複数の係合ころ62とを備える。上記係合ころ62は、外輪60の内周係合面80と、軸部材64の外周係合面65との間に、保持器アッセンブリ61のポケット19に収容された状態で配置され、ねじりばね2(図1参照)によって、一方向である周方向に付勢されている。
上記構成において、図4を参照して、外輪60が軸部材64に対して周方向の一方側に相対的に回転すると、係合ころ62が、外輪60の内周係合面80と、軸部材64の外周係合面65との間に挟まれてクラッチが入りの状態になる。このとき、外輪60と軸部材64との間で動力の伝達が行われる。
他方、上記外輪60が軸部材64に対して周方向の他方側に相対的に回転すると、係合ころ62が、外輪60の内周係合面80と、軸部材64の外周係合面65の間で遊嵌状態となってクラッチが切りの状態になる。このようにして、外輪60と軸部材64との間での動力の伝達を遮断するようになっている。
上記実施形態の保持器アッセンブリによれば、ねじりばね2が、保持器1の第2環状部11と柱部12とに取り付けられているから、ねじりばね2を固定するのに、環状部10,11および柱部12以外の部材を必要としない。したがって、板ばねや圧縮コイルばねを用いる保持器アッセンブリと比較して、サイズを同程度にできて、サイズが過度に大きくなることがない。詳しくは、従来構成では、外輪の外側に付勢部材保持部材が必要不可欠であったねじりばね2を採用したとしても、付勢部材保持部材が必要とならず、そのため、一方向クラッチの寸法が大きくなることがない。
また、上記実施形態の保持器アッセンブリによれば、付勢部材であるねじりばね2が、線材を螺旋状に巻いた螺旋部21と、螺旋部21の一端から延在する第1延在部22と、螺旋部21の他端から延在する第2延在部23とを有する構成であって、線材のねじり力を利用して、係合ころ62を付勢する構成であるから、板ばねや圧縮コイルばねが係合子を付勢する際の付勢力の変動と比較して、係合ころ62を付勢する際の付勢力の変動が小さくなり、付勢力の調整を容易に行うことができる。付勢部材がねじりばね2であって、線材のねじり力を利用する構成であるから、係合ころ62に接触する第2延在部23の延在の始点における螺旋部21の周方向の位置に基づく、付勢力の変動が小さくなるからである。したがって、ロック作動角の変動を抑制できると共に、フリートルクのばらつきを抑制できる。
また、上記実施形態の保持器アッセンブリによれば、付勢部材取付部が、保持器1の外面から略径方向に突出する突出部17を含み、突出部17が、螺旋部21の内側に位置している。したがって、上記突起部17で、螺旋部21を係止できて、保持器1に対して螺旋部21を位置決めできる。したがって、ロック作動角の変動を更に抑制できると共に、フリートルクのばらつきを更に抑制できる。
また、上記実施形態の一方向クラッチによれば、上記実施形態の保持器アッセンブリ61を備えているから、付勢部材として板ばねや圧縮コイルばねを用いている一方向クラッチを比較して、サイズを同程度にできて、サイズが過度に大きくなることがない。
また、上記実施形態の一方向クラッチによれば、上記実施形態の保持器アッセンブリ61を備えているから、係合ころ62を付勢する付勢力の変動を抑制できて、ロック作動角の変動や、フリートルクのばらつきを抑制できる。
尚、上記実施形態の保持器アッセンブリでは、第1延在部22が係止される段部としての凹部18の側面16が、径方向に延在していたが、この発明では、第1延在部が係止される段部は、径方向に対して傾斜していても良い。
また、上記実施形態の保持器アッセンブリでは、付勢部材取付部の一部をなす突出部17が、丸棒形状であったが、この発明では、付勢部材取付部の一部をなす突出部17は、径方向に突出していさえすれば良く、角柱形状等、丸棒形状以外の如何なる形状であっても良い。
また、上記実施形態の保持器アッセンブリでは、付勢部材取付部を、第2環状部11の凹部13、柱部12の凹部18および第2環状部11の突出部17で構成したが、この発明では、付勢部材取付部を、環状部および柱部のうちの少なくとも一方に形成した凹部のみで構成しても良い。これは、例えば、保持器に、凹部の軸方向の外方側に仕切部を設ける等して、付勢部材が軸方向の外方側から離脱することを防止することにより実現できる。
また、上記実施形態の保持器アッセンブリでは、凹部13,18を、保持器の径方向の外方側に形成すると共に、突出部17を、凹部13の底面14から径方向の外方側に突出させたが、この発明では、付勢部材取付部を、保持器の径方向の内方側に形成しても良い。例えば、付勢部材取付部を、環状部および柱部のうちの少なくとも一方に形成し、かつ、径方向の内方側に開口する凹部で構成しても良い。また、付勢部材取付部を、そのような径方向の内方側に開口する凹部と、その凹部の底面から径方向の内方側に突出する突出部とで構成しても良い。
また、上記実施形態の保持器アッセンブリでは、螺旋部21が、第2環状部11および柱部12に跨る位置に配置され、螺旋部21が、第2環状部11および柱部12の両方に径方向に重なっていた。しかしながら、この発明では、図5、すなわち、変形例の保持器アッセンブリの斜視図に示すように、螺旋部121は、第2環状部111のみに径方向に重なり、柱部112に径方向に重なっていなくても良い。また、この発明では、螺旋部は、柱部のみに径方向に重なり、環状部に径方向に重なっていなくても良い。
また、上記実施形態の保持器アッセンブリでは、付勢部材取付部が、第2環状部11および柱部12にまたがっていたが、この発明では、付勢部材取付部は、環状部のみに形成されても良く、また、柱部のみに形成されても良い。
また、上記実施形態では、一方向クラッチが、内輪を有しない構成で、軸部材64の外周面に、外周係合面65が存在したが、この発明では、一方向クラッチは、軸部材に同期回転する内輪を有し、その内輪の外周面に外周係合面が存在する構成であっても良い。
また、上記実施形態では、一方向クラッチの係合子が、係合ころ62であったが、この発明の一方向クラッチの係合子は、スプラグ等、係合ころ以外の係合子であっても良い。
1 保持器
2 ねじりばね
10 第1環状部
11,111 第2環状部
12 柱部
19 ポケット
13 第2環状部の凹部
16 柱部の凹部の側面
17 突出部
18 柱部の凹部
21 螺旋部
22 第1延在部
23 第2延在部
60 外輪
61 保持器アッセンブリ
62 係合ころ
64 軸部材
65 外周係合面
80 内周係合面

Claims (4)

  1. 環状部と、その環状部から突出すると共に、互いに周方向に間隔をおいて位置する複数の柱部とを有して、周方向に隣接する上記柱部の間にポケットを有し、かつ、上記環状部および上記柱部の少なくとも一方の径方向の外方側または内方側に付勢部材取付部を有する保持器と、
    上記付勢部材取付部に取り付けられると共に、線材を螺旋状に巻いた螺旋部と、上記螺旋部の一端から上記螺旋部の径方向の外方に延在する第1延在部と、上記螺旋部の他端から上記螺旋部の径方向の外方に延在する第2延在部とを有する付勢部材と
    を備え、
    上記保持器の上記付勢部材取付部は、上記第1延在部を係止する第1延在部係止部を有して、上記第1延在部は、上記第1延在部係止部に係止されるようになっており、
    上記第2延在部は、上記保持器の上記ポケット内に突出していることを特徴とする保持器アッセンブリ。
  2. 請求項1に記載の保持器アッセンブリにおいて、
    上記付勢部材取付部は、上記保持器の外面または内面から略径方向に突出する突出部を含み、
    上記突出部は、上記螺旋部の内側に位置していることを特徴とする保持器アッセンブリ。
  3. 内周係合面を有する外輪と、
    外周係合面を有する内輪と、
    請求項1または2に記載の保持器アッセンブリと、
    上記外輪の内周係合面と上記内輪の外周係合面との間に、上記保持器アッセンブリの上記ポケットに収容された状態で配置され、上記付勢部材によって一方向に付勢されている係合子と
    を備えることを特徴とする一方向クラッチ。
  4. 内周係合面を有する外輪と、
    請求項1または2に記載の保持器アッセンブリと、
    上記外輪の内周係合面と軸部材の外周係合面との間に、上記保持器アッセンブリの上記ポケットに収容された状態で配置され、上記付勢部材によって一方向に付勢されている係合子と
    を備えることを特徴とする一方向クラッチ。
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