JP2021067286A - 逆入力防止クラッチ - Google Patents

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Shoji Itomi
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【課題】コイルばねを単一の部材に巻き付けた構造で、回転トルクの小さい逆入力防止クラッチを提供する。【解決手段】入力部材1と出力部材2とをトルク伝達可能に連結するとともに、外輪51に所定の一方向の回転駆動力が加わるときは外輪51のみが空転し、外輪51に逆方向の回転駆動力が加わるときは外輪51が内輪52とロックして停止する一方向クラッチ機構5を用い、その外輪51に、一端が入力部材1に係止され他端が出力部材2に係止されるコイルばね4を巻き付けて、逆入力防止クラッチを構成した。この逆入力防止クラッチは、コイルばねを2つの部材に跨るように巻き付けた従来のものに比べて、軸方向に小型化しやすく、所定の一方向の入力トルクによって回転伝達するときはコイルばね4が外輪51と摺動しないので、従来のものよりも回転トルクを小さくできる。【選択図】図1

Description

本発明は、入力部材に加えられる入力トルクはいずれの方向でも出力部材に伝達し、出力部材に所定の方向の逆入力トルクが加えられたときは入力部材に伝達しないようにする逆入力防止クラッチに関する。
逆入力防止クラッチは、同一軸心のまわりに回転する入力部材と出力部材とをトルク伝達可能に連結し、入力部材に加えられる入力トルクを出力部材に伝達し、出力部材に加えられる逆入力トルクは入力部材に伝達しない構成としたものである。このような逆入力防止クラッチのうち、昇降装置の駆動モータと被昇降体との間に組み込まれる等、逆入力トルクが一定の方向にしか加えられない状態で使用されるものには、入力トルクはいずれの方向でも出力部材に伝達し、一定の方向の逆入力トルクに対してのみ出力部材を停止させる方式のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1の逆入力防止クラッチは、互いに突き合わされた出力部材の筒状部と固定部材の筒状部とに跨るようにコイルばねを巻き付け、入力トルクに対しては、入力部材がコイルばねの一端または他端を周方向に押すことによってコイルばねが緩んだ状態で、入力部材の回転が出力部材に伝達され、一方向の逆入力トルクに対しては、出力部材がコイルばねの一端を周方向に押すことによってコイルばねが緩んだ状態で、出力部材の回転が入力部材に伝達され、逆方向の逆入力トルクに対しては、コイルばねが出力部材と固定部材のそれぞれの筒状部を締め付けることにより出力部材を停止させ、入力部材も回転しないようにしている。
特開2017−223345号公報
上記のようなコイルばねを用いた逆入力防止クラッチでは、出力部材と固定部材のそれぞれにコイルばねを巻き付けるための筒状部を互いに突き合わせた状態で設ける必要があるので、クラッチ全体の軸方向サイズが大きくなりやすい。また、コイルばねの一部が出力部材の筒状部と固定部材の筒状部との間に落ち込むと機能しなくなるので、コイルばねの落ち込みを防止するために両筒状部の間の軸方向隙間を厳しく管理する必要があり、このことが組み立てやメンテナンスの際の作業効率を低下させる一因となっている。
さらに、入力部材と出力部材との間で回転伝達する際には、入力部材および出力部材と一体に回転するコイルばねが固定部材の筒状部と摺動するため、回転伝達に必要なトルク(以下、「回転トルク」と称する。)が大きくなりやすいという難点もある。
そこで、本発明は、コイルばねを単一の部材に巻き付けた構造で、回転トルクの小さい逆入力防止クラッチを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の逆入力防止クラッチは、同一軸心のまわりに回転する入力部材および出力部材と、前記入力部材の回転を僅かな角度遅れをもって前記出力部材に伝達するトルク伝達機構と、一端が前記入力部材に係止され、他端が前記出力部材に係止されるコイルばねと、前記コイルばねが巻き付けられる外輪の径方向内側に内輪を配した一方向クラッチ機構と、前記内輪が回転不能に連結される固定部材とを備え、前記一方向クラッチ機構は、前記外輪に所定の一方向の回転駆動力が加わるときは外輪のみが空転し、前記外輪に逆方向の回転駆動力が加わるときは外輪が前記内輪とロックするものであり、前記入力部材に前記所定の一方向の入力トルクが加えられたときは、前記コイルばねが外輪を締め付け、前記外輪が空転する状態で、前記トルク伝達機構により入力部材の回転が出力部材に伝達され、前記入力部材に逆方向の入力トルクが加えられたときは、前記コイルばねの外輪に対する締め付けが緩み、前記コイルばねが外輪と摺動する状態で、前記トルク伝達機構により入力部材の回転が出力部材に伝達され、前記出力部材に前記所定の一方向の逆入力トルクが加えられたときは、前記コイルばねの外輪に対する締め付けが緩み、前記コイルばねが外輪と摺動する状態または前記外輪が空転する状態で、前記トルク伝達機構により出力部材の回転が入力部材に伝達され、前記出力部材に逆方向の逆入力トルクが加えられたときは、前記コイルばねが外輪を締め付け、前記外輪が内輪とロックして停止することにより、前記出力部材および入力部材が回転しないようにしたものである。
上記の構成によれば、コイルばねを巻き付ける部材を一方向クラッチ機構の外輪のみとすることができるうえ、所定の一方向の入力トルクによって入力部材から出力部材に回転伝達するときは、コイルばねが外輪と摺動しないので回転トルクを小さくすることができる。
ここで、前記出力部材に前記所定の一方向の逆入力トルクが加えられたときに、前記コイルばねを外輪と摺動する状態で回転させる回転トルクよりも、前記外輪を空転させる空転トルクを小さく設定すれば、所定の一方向の逆入力トルクによって出力部材から入力部材に回転伝達するときの回転トルクも小さくすることができる。
前記コイルばねは、その一端に形成されたフック部が前記入力部材に形成された係止溝に挿入され、他端に形成されたフック部が前記出力部材に形成された係止溝に挿入されている構成とすることにより、入力部材および出力部材に容易に係止できるものとなる。
前記一方向クラッチ機構としては、前記外輪の内周と内輪の外周との間に周方向の一側で次第に狭小となる楔形空間が複数形成されており、これらの各楔形空間に組み込まれたローラが弾性部材により楔形空間の狭小部へ押し込まれているものを採用することができる。
また、前記外輪を、焼結金属で形成して潤滑油を含浸させたものとすることにより、逆方向の入力トルクによって入力部材から出力部材に回転伝達するときのコイルばねと外輪との摺動性を向上させ、回転トルクの低減を図ることができる。
前記入力部材は、前記コイルばねの一端を係止する筒状部を有し、その筒状部が前記固定部材に径方向隙間をもって覆われている構成とするとよい。このようにすれば、回転伝達時の入力部材の固定部材との摺動による回転トルクの上昇を防止することができる。
本発明の逆入力防止クラッチは、上述したように、外輪に所定の一方向の回転駆動力が加わるときは外輪のみが空転し、外輪に逆方向の回転駆動力が加わるときは外輪が内輪とロックして停止する一方向クラッチ機構を組み込み、その一方向クラッチ機構の外輪に、一端が入力部材に係止され他端が出力部材に係止されるコイルばねを巻き付けたものであるから、コイルばねを2つの部材に跨るように巻き付けた従来のものに比べて、クラッチ全体の軸方向サイズを小さくでき、設計自由度が大きくなるし、コイルばねの落ち込み防止のための寸法管理が不要で、組み立てやメンテナンスを効率よく行える。また、所定の一方向の入力トルクによって入力部材から出力部材に回転伝達するときは、従来のものよりも回転トルクを小さくできるので、手動入力の場合は楽に操作することができ、モータ等の電動入力の場合は省電力となる。
実施形態の逆入力防止クラッチの縦断正面図 図1の分解斜視図 図1のIII−III線に沿った断面図 図1のIV−IV線に沿った断面図 図4に対応して時計方向の入力トルクに対する動作を説明する断面図 図4に対応して反時計方向の入力トルクに対する動作を説明する断面図 図4に対応して時計方向の逆入力トルクに対する動作を説明する断面図 図4に対応して反時計方向の逆入力トルクに対する動作を説明する断面図 図4に対応して外輪形状の変形例を示す断面図
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。この逆入力防止クラッチは、図1および図2に示すように、同一軸心のまわりに回転するように配された入力部材1および出力部材2と、固定部材としての筒状のハウジング3と、径方向に突出する一端のフック部4aが入力部材1に係止され、軸方向に突出する他端のフック部4bが出力部材2に係止されるコイルばね4と、コイルばね4とハウジング3との間に設けられる一方向クラッチ機構5とを備えている。
前記入力部材1は、軸方向の外端部がDカット形状に形成された入力軸部11と、入力軸部11の内端側に設けられた円盤状の回転伝達部12と、回転伝達部12の外周から軸方向内側へ延びる筒状部13とからなり、その入力軸部11のDカット形状に嵌合する駆動部材(図示省略)から入力トルクを加えられるものである。その回転伝達部12は、出力部材2との軸方向対向面に径方向に一定幅で延びる係合凸部12aが設けられており(図3参照)、この係合凸部12aで後述のように出力部材2に回転を伝達するようになっている。また、筒状部13の先端には径方向に貫通する係止溝13aが周方向の一箇所に形成されており、この係止溝13aにコイルばね4の一端のフック部4aが挿入されている。
前記出力部材2は、軸方向の外端部がDカット形状に形成された出力軸部21と、出力軸部21の内端側に設けられた円盤状の回転伝達部22とからなり、その出力軸部21のDカット形状に嵌合する被駆動部材(図示省略)にトルクを出力するものである。その回転伝達部22は、入力部材1の回転伝達部12との軸方向対向面に、径方向に延びて外周側ほど広幅となる係合凹部22aが設けられており、この係合凹部22aに入力部材1の係合凸部12aが回転方向の隙間をもって入り込んでいる(図3参照)。そして、その係合凹部22aの内壁に入力部材1の係合凸部12aが面接触(係合)することにより、入力部材1から出力部材2にトルク(回転)が伝達されるようになっている。すなわち、この係合凹部22aと係合凸部12aとによって、入力部材1の回転を僅かな角度遅れをもって出力部材2に伝達するトルク伝達機構が形成されている。また、出力部材2の回転伝達部22の外周縁部には、軸方向に貫通する係止溝22bが周方向の一箇所に形成されており、この係止溝22bにコイルばね4の他端のフック部4bが挿入されている。
前記ハウジング3は、入力部材1の回転伝達部12と筒状部13、出力部材2の回転伝達部22、コイルばね4および一方向クラッチ機構5を覆うように配されており、入力側の開口には入力部材1を抜け止めする蓋6が嵌め込まれている。そして、出力側の開口を塞ぐ蓋部31の外側面に外周が六角形状の嵌合部32が設けられ、この嵌合部32の外周形状に嵌合する周辺部材(図示省略)によって回転方向に拘束されるようになっている。また、ハウジング3の内周面は入力部材1の筒状部13の外周面と径方向隙間をもって対向しており、入力部材1が回転するときに摺動抵抗が生じないようになっている。
前記一方向クラッチ機構5は、図1、図2および図4に示すように、内周面に複数のポケット51aが形成された外輪51と、外輪51の径方向内側に配され、出力部材2の出力軸部21を摺動自在に通す内輪52と、外輪51の各ポケット51aに1つずつ配されるローラ53および弾性部材としての板ばね54とで構成されている。
その外輪51は、焼結金属で形成して潤滑油を含浸させたものであり、外周に前記コイルばね4が巻き付けられている。また、外輪51の内周側の各ポケット51aの底(外周側部分)には傾斜カム面51bが形成されており、その傾斜カム面51bと内輪52の外周円筒面との間に周方向の一側で次第に狭小となる楔形空間が形成されている。そして、各楔形空間に組み込まれたローラ53が板ばね54により楔形空間の狭小部へ押し込まれている。一方、内輪52は、軸方向外側に六角形状の外周を有する連結部52aが設けられており、その連結部52aがハウジング3の蓋部31および嵌合部32の六角形状の内周に嵌合することにより、回転方向に拘束されている。
したがって、この一方向クラッチ機構5では、外輪51が所定の一方向(図4における時計方向)に回転駆動力を受けたときは、各ローラ53が板ばね54の弾力に抗して楔形空間の広大側へ相対移動し、外輪51の傾斜カム面51bおよび内輪52の外周円筒面と係合することなく転動することにより、外輪51が空転する。一方、外輪51が逆方向(図4における反時計方向)に回転駆動力を受けたときには、各ローラ53が外輪51の傾斜カム面51bおよび内輪52の外周円筒面と係合することにより、外輪51がハウジング3に回転不能に連結された内輪52とロックして停止するようになっている。
次に、この逆入力防止クラッチ全体の動作について説明する。
図5に示すように、入力部材1に所定の一方向(図5における時計方向)の入力トルクが加えられたときは、まず、入力部材1の筒状部13の係止溝13aがコイルばね4の一端のフック部4aを一方向に押すことにより、コイルばね4が一方向クラッチ機構5の外輪51を締め付ける。そして、入力部材1がさらに回転して、その回転伝達部12の係合凸部12aが出力部材2の回転伝達部22の係合凹部22aに係合すると、コイルばね4に締め付けられた外輪51が空転する状態で、入力部材1の回転が出力部材2に伝達されるようになる。
図6に示すように、入力部材1に逆方向(図6における反時計方向)の入力トルクが加えられたときは、まず、入力部材1の係止溝13aがコイルばね4のフック部4aを逆方向に押すことにより、コイルばね4の外輪51に対する締め付けが緩む。このとき、外輪51は内輪52とロックして停止しているので、入力部材1がさらに回転して、その係合凸部12aが出力部材2の係合凹部22aに係合すると、コイルばね4が外輪51と摺動する状態で、入力部材1の回転が出力部材2に伝達されるようになる。
一方、図7に示すように、出力部材2に所定の一方向(図7における時計方向)の逆入力トルクが加えられたときには、まず、出力部材2の回転伝達部22の係止溝22bがコイルばね4の他端のフック部4bを一方向に押すことにより、コイルばね4の外輪51に対する締め付けが緩む。そして、出力部材2がさらに回転して、その係合凹部22aが入力部材1の係合凸部12aに係合すると、出力部材2の回転が入力部材1に伝達されるようになる。このとき、コイルばね4を外輪51と摺動する状態で回転させる回転トルクよりも、外輪51を空転させる空転トルクの方が小さく設定されているため、コイルばね4は外輪51と摺動せず、外輪51が空転する。
そして、図8に示すように、出力部材2に逆方向(図8における反時計方向)の逆入力トルクが加えられたときには、出力部材2の係止溝22bがコイルばね4の他端のフック部4bを逆方向に押すことにより、コイルばね4が外輪51を締め付けるとともに、外輪51が内輪52とロックして停止するので、出力部材2および入力部材1は回転しない。
この逆入力防止クラッチは、上述したように、主要部品であるコイルばね4を一方向クラッチ機構5の外輪51のみに巻き付けているので、従来のコイルばねを2つの部材に跨るように巻き付ける構造のものに比べて、クラッチ全体を軸方向に小型化しやすく、設計自由度が大きいし、コイルばねの落ち込み防止のための寸法管理が不要となる分、組み立てやメンテナンスを効率よく行うことができる。
しかも、所定の一方向の入力トルクによって入力部材1から出力部材2に回転伝達するとき、および所定の一方向の逆入力トルクによって出力部材2から入力部材1に回転伝達するときは、コイルばね4が外輪51と摺動せず外輪51が空転するので、従来のものよりも回転トルクを小さくできる。
さらに、外輪51は焼結金属で形成して潤滑油を含浸させたものとしたので、逆方向の入力トルクによって入力部材1から出力部材2に回転伝達するときのコイルばね4と外輪51との摺動性がよく、このときの回転トルクも小さく抑えられるし、静粛性、耐久性の面でも従来のものよりも良好な性能が得られる。
そして、この実施形態では、コイルばね4と外輪51との摺動性をさらに向上させるために、両部材の摺動部分およびその近辺にグリース等の潤滑剤を塗布することもできる。また、図9に示す変形例のように、外輪51の外周面に潤滑剤を保持する凹部51cを設けて、さらなる摺動性の向上を図ることもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、実施形態のコイルばねは一端のフック部を径方向に突出させ、他端のフック部を軸方向に突出させているが、コイルばねのフック部は、両端とも径方向に突出するように形成することもできる。ただし、その場合には出力部材の回転伝達部を筒状にして径方向の係止溝を形成することが必要となるので、実施形態のようにした方が出力部材の構造がシンプルになって好ましい。
1 入力部材
2 出力部材
3 ハウジング(固定部材)
4 コイルばね
4a、4b フック部
5 一方向クラッチ機構
11 入力軸部
12 回転伝達部
12a 係合凸部
13 筒状部
13a 係止溝
21 出力軸部
22 回転伝達部
22a 係合凹部
22b 係止溝
51 外輪
52 内輪
52a 連結部
53 ローラ
54 板ばね(弾性部材)

Claims (6)

  1. 同一軸心のまわりに回転する入力部材および出力部材と、前記入力部材の回転を僅かな角度遅れをもって前記出力部材に伝達するトルク伝達機構と、一端が前記入力部材に係止され、他端が前記出力部材に係止されるコイルばねと、前記コイルばねが巻き付けられる外輪の径方向内側に内輪を配した一方向クラッチ機構と、前記内輪が回転不能に連結される固定部材とを備え、
    前記一方向クラッチ機構は、前記外輪に所定の一方向の回転駆動力が加わるときは外輪のみが空転し、前記外輪に逆方向の回転駆動力が加わるときは外輪が前記内輪とロックするものであり、
    前記入力部材に前記所定の一方向の入力トルクが加えられたときは、前記コイルばねが外輪を締め付け、前記外輪が空転する状態で、前記トルク伝達機構により入力部材の回転が出力部材に伝達され、
    前記入力部材に逆方向の入力トルクが加えられたときは、前記コイルばねの外輪に対する締め付けが緩み、前記コイルばねが外輪と摺動する状態で、前記トルク伝達機構により入力部材の回転が出力部材に伝達され、
    前記出力部材に前記所定の一方向の逆入力トルクが加えられたときは、前記コイルばねの外輪に対する締め付けが緩み、前記コイルばねが外輪と摺動する状態または前記外輪が空転する状態で、前記トルク伝達機構により出力部材の回転が入力部材に伝達され、
    前記出力部材に逆方向の逆入力トルクが加えられたときは、前記コイルばねが外輪を締め付け、前記外輪が内輪とロックして停止することにより、前記出力部材および入力部材が回転しないようにした逆入力防止クラッチ。
  2. 前記出力部材に前記所定の一方向の逆入力トルクが加えられたときに、前記コイルばねを外輪と摺動する状態で回転させる回転トルクよりも、前記外輪を空転させる空転トルクを小さく設定したことを特徴とする請求項1に記載の逆入力防止クラッチ。
  3. 前記コイルばねは、その一端に形成されたフック部が前記入力部材に形成された係止溝に挿入され、他端に形成されたフック部が前記出力部材に形成された係止溝に挿入されていることを特徴とする請求項1または2に記載の逆入力防止クラッチ。
  4. 前記一方向クラッチ機構は、前記外輪の内周と内輪の外周との間に周方向の一側で次第に狭小となる楔形空間が複数形成されており、これらの各楔形空間に組み込まれたローラが弾性部材により楔形空間の狭小部へ押し込まれているものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の逆入力防止クラッチ。
  5. 前記外輪が、焼結金属で形成して潤滑油を含浸させたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の逆入力防止クラッチ。
  6. 前記入力部材は、前記コイルばねの一端を係止する筒状部を有し、その筒状部が前記固定部材に径方向隙間をもって覆われていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の逆入力防止クラッチ。
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