JP3795158B2 - 一方向クラッチの組立方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ころを用いた一方向クラッチの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の一方向クラッチとして、本願出願人は、例えば図7および図8に示すようなものを考えている。図7は、一方向クラッチの上半分の縦断面図、図8は、図7において、ころ配置部分の平面展開図である。
【0003】
図中、1は一方向クラッチの全体を示している。この一方向クラッチ1は、内輪2と、外輪3との間に設けられて、内輪2と外輪3との間で動力を伝達する状態と遮断する状態とに切り換えるものである。
【0004】
具体的に、一方向クラッチ1は、内輪2の外周面の円周数箇所に設けられて外輪3の内周面との間でくさび状空間を形成するカム面4と、円周数箇所に径方向内外に貫通するポケット8を有する保持器5と、保持器5の各ポケット18に1つずつ収納される複数のころ6と、各ポケット8とつながる凹部9に1つずつ収納されてころ6をくさび状空間の狭い側へ押圧する弾性部材としてのコイルバネ7とを備えている。
【0005】
前述のカム面4は、平坦なキー状の切欠きとされている。保持器5のポケット8は、径方向にほぼストレートに貫通されているとともに、一側方にも開口されている。このポケット8の周方向幅は、ころ6の直径寸法よりも大きく設定されている。
【0006】
この従来の一方向クラッチ1の組立手順としては、まず、内輪2の外周に保持器5を外嵌装着するとともに、この保持器5の外周に外輪3を外嵌装着してから、この状態で、保持器5のポケット8の一側の開口からころ6およびコイルバネ7を軸方向一側から差し込む。このとき、まず、コイルバネ7を圧縮した状態で差し込んでから、差し込んだコイルバネ7を圧縮させた状態にして、ころ6を差し込むのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来例では、内・外輪2,3間に保持器5を配置した状態において、ころ6とコイルバネ7とを横組みする形態にせざるを得ないために、上述したようにきわめて面倒で困難な作業が必要になり、作業をスムーズに行えないなど、作業効率が悪くなることが指摘される。特に、内・外輪2,3間の軸方向幅寸法が保持器5よりもかなり長いような場合だと、前述のころ6やコイルバネ7の横組み時の差し込み距離が長くなるために、作業がより行いにくくなる。
【0008】
したがって、本発明は、一方向クラッチの組み立てにおいて、簡単に組み立てできるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の一方向クラッチの組立方法は、径方向内外の二つの回転部材間に配設されて、両回転部材間で動力を伝達する状態と遮断する状態とに切り換えるもので、複数のころおよびころをロックさせる側に押圧する弾性部材を収納するポケットを有する保持器を備え、この保持器においてポケットの外径側開口の周方向幅が、ころの直径よりも小さく設定されていて、このポケットの外径側開口部分がポケット内方へ撓むように設定されていることを特徴とする一方向クラッチの組立方法であって、内径側の回転部材の外周に保持器を外嵌装着する工程と、前記外嵌装着の後、保持器の各ポケットに、外径側からころを押し込む工程と、ころの押し込み後、保持器の各ポケットに、弾性部材を圧縮した状態で一側方から差し込む工程と、ころと弾性部材とが組み込まれた保持器の外周に外径側の回転部材を装着する工程とを含む。
【0010】
本発明の第2の一方向クラッチの組立方法は、径方向内外の二つの回転部材間に配設されて、両回転部材間で動力を伝達する状態と遮断する状態とに切り換えるもので、複数のころおよびころをロックさせる側に押圧する弾性部材を収納するポケットを有する保持器を備え、この保持器においてポケットの外径側開口の周方向幅が、ころの直径よりも小さく設定され、このポケットの外径側開口部分がポケット内へ突出する突片とされ、この突片がポケット内方へ撓むように該突片の付け根側が薄肉に形成されていることを特徴とする一方向クラッチの組立方法であって、内径側の回転部材の外周に保持器を外嵌装着する工程と、前記外嵌装着の後、保持器の各ポケットに、弾性部材を一側方から差し込む工程と、前記弾性部材の差し込み後、保持器の各ポケットに、外径側からころを押し込む工程と、ころと弾性部材とが組み込まれた保持器の外周に外径側の回転部材を装着する工程とを含む。
【0013】
そして、本発明では、保持器のポケットの外径側開口からのころの抜け出しを阻止する構造にしているから、例えば、内径側回転部材に対して保持器を外嵌装着して、外径側回転部材を外嵌装着する前の状態において、保持器のポケットにころを外径側から組み入れできるようになる。これにより、ころや弾性部材の組み込み作業が従来例に比べてはるかに簡単に行えるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図1ないし図6に示す各実施形態に基づいて説明する。
【0015】
図1ないし図3は本発明の実施形態1にかかり、図1は、一方向クラッチの上半分の縦断面図、図2は、ころ配置部分の平面展開図、図3は、一方向クラッチの組立工程を示す説明図である。
【0016】
図中、10は一方向クラッチの全体を示している。この一方向クラッチ10は、内径側回転部材としての内輪11と、外径側回転部材としての外輪12との間に設けられて、内輪11と外輪12との間で動力を伝達する状態と遮断する状態とに切り換えるものである。
【0017】
具体的に、一方向クラッチ10は、内輪11の外周面の円周数箇所に設けられて外輪12の内周面との間でくさび状空間を形成するカム面13と、円周数箇所に径方向内外に貫通するポケット18を有する保持器14と、保持器14の各ポケット18に1つずつ収納される複数のころ15と、各ポケット18とつながる凹部19に1つずつ収納されてころ15をくさび状空間の狭い側へ押圧する弾性部材としてのコイルバネ16と、コイルバネ16の一端に係合されてころ6の周面に当接するばね受け部材17とを備えている。
【0018】
前述のカム面13は、平坦なキー状の切欠きとされている。
【0019】
保持器14のポケット18において外径側開口の周方向両側の二辺には、ポケット18内へ突出する突片20,21が設けられている。この突片20,21は、ポケット18内方へ撓みやすくするために、先に向けて漸次薄肉となる先鋭形状とされている。この突片20,21間の幅寸法Wは、ころ15の直径寸法Rよりも小さくなるように幅狭に設定されている。
【0020】
コイルバネ16は、くさび状空間において内輪11側つまり内径側に片寄った位置に配置されているとともに、ころ15の軸方向中央位置に当接されている。
【0021】
これにより、コイルバネ16の弾発付勢力をころ15に対してその自転動作を補助する形態でバランスよくかつ効率よく付与できるようになるから、ころ15がくさび状空間のどこに位置していてもころ15の姿勢を真っすぐに保つことができ、したがって、ころ15のすべりを防止できるなど、ころ15によるロック、フリー動作の安定化に貢献できるようになる。
【0022】
バネ受け部材17は、コイルバネ16側にその内周に嵌入する凸部が、また、ころ15側にころ15の外周面に沿う湾曲面がそれぞれ形成されている。このような形状のばね受け部材17の場合、ころ15に対してコイルバネ16の弾発付勢力をより適正に付与できるようになる。
【0023】
次に、上述した一方向クラッチ10の組み立て手順について、図3を用いて説明する。
【0024】
まず、内輪11の外周に保持器14を外嵌装着してから、この状態で、図3(a)に示すように、保持器14のポケット18の外径側からポケット18の周方向ほぼ中央付近にころ15をあてがい、ころ15を放射方向から押し込む。これによりポケット18の突片20,21が径方向内向きに撓むことになり、ころ15が通過する。ころ15が通過すると、図3(b)に示すように、突片20,21が弾性復帰して、この突片20,21がころ15の抜け止めとなる。この後、保持器14の各ポケット18の凹部19に、ばね受け部材17を装着したコイルバネ16を圧縮した状態で一側方から差し込む。この後、外輪12を保持器14の外周に装着する。
【0025】
このように、外輪12を取り付けない状態で、保持器14にころ15とコイルバネ16とを組み込めるから、従来例に比べて作業が簡単に行える。特に、ころ15は保持器14のポケット18に対して外径側から組み込めるから、ワンタッチで行える。また、コイルバネ16は、従来例と同様に横組みとするものの、外輪12が存在しない分、作業しやすくなる。このようなことから、作業の効率が向上する結果となる。
【0026】
なお、上記一方向クラッチ10の動作を説明する。内輪11の回転速度が外輪12よりも相対的に速くなると、ころ15がくさび状空間の狭い側へ転動させられてロック状態となるので、内輪11と外輪12とが一体化して同期回転し、動力伝達が行われる。しかし、内輪11の回転速度が外輪12よりも相対的に遅くなると、ころ15がくさび状空間の広い側へ転動させられてフリー状態となるので、内輪11から外輪12へ動力伝達が遮断されることになって外輪12が回転慣性力のみで回転するようになる。
【0027】
ところで、上記実施形態1の一方向クラッチ10は、カム面13を内輪11の外周面に形成した構造としているから、回転遠心力が増大する状況において、ころ15の挙動を安定化できるなど、クラッチ動作が安定化するようになる。つまり、回転遠心力が増大する高速回転域では、ころ15が外輪12の内周面に押し付けられるだけとなり、すべてのころ15がロック状態である場合に一部のころ15がフリー状態になるような現象の発生を確実に回避できるのである。
【0028】
図4および図5は、本発明の実施形態2にかかり、図4は、一方向クラッチの上半分の縦断面図、図5は、一方向クラッチの組立工程を示す説明図である。
【0029】
この実施形態2では、上記実施形態1と基本構成が同じであるが、保持器5の突片20,21のうち、コイルバネ16側に位置する突片20が、ポケット18内により倒れやすくかつ復帰しやすくする形状に設定されていることに特徴とある。
【0030】
つまり、この突片20の付け根側の外周には、軸方向に沿う凹溝22が設けられているとともに、突片20の付け根側の内周にも、軸方向に沿う凹溝23が設けられている。これら二つの凹溝22,23によって、突片20の付け根部分がくびれて薄肉とされており、これにより、突片20がポケット18内に撓みやすくなっている。
【0031】
この実施形態2での組立手順は、次のようになる。つまり、まず、内輪11の外周に保持器14を外嵌装着してから、保持器14の各ポケット18の凹部19に、ばね受け部材17を装着したコイルバネ16を一側から差し込む。この状態では、図5(a)に示すように、コイルバネ16が伸張している。この状態で、保持器14のポケット18の外径側からポケット18の周方向中央よりも一方の突片20寄りにころ15をあてがい、ころ15を放射方向に対して若干傾いた斜め方向から押し込む。これによりポケット18の一方の突片20が径方向内向きに撓むので、ころ15が通過する。ころ15が通過すると、図5(b)に示すように、前記撓んだ突片20が弾性復帰して、二つの突片20,21によってころ15が抜け止めされることになる。この状態では、ころ15がコイルバネ16を弾性圧縮するために、コイルバネ16の弾性復元力によりころ15がポケット18内でくさび状空間の狭い側へ押し付けられる。この後、外輪12を保持器14の外周に装着する。
【0032】
この実施形態2では、突片20を倒れやすくかつ復帰しやすい構造としているから、ころ15の組み込みがより楽に行えるようになる。しかも、この実施形態2では、ころ15を組み込む前にコイルバネ16をフリー状態で保持器5の凹部19に組み込めるから、作業性がより一層良好となる。
【0033】
なお、本発明は上述した各実施形態のみに限定されるものではない。上記実施形態1,2では、一方向クラッチ10の弾性部材としてコイルバネ16を例に挙げているが、これは例えば板ばねなどで代用することができる。
【0034】
ところで、上記実施形態1,2の一方向クラッチ10は、例えば図6に示すように、自動車などのエンジン部分に用いられるプーリ40に内蔵される。
【0035】
図例のプーリ40は、主として、自動車エンジンの例えばクランクシャフト30の軸端に固定されるボス41と、外周にベルト31が巻き掛けられる環体42とを備えている。
【0036】
ボス41の外周には、クランクシャフト30の特に高速回転域で発生するねじりならびに曲げ共振などの現象を減衰するダンパマス43が設けられている。ダンパマス43は、ボス41の径方向外向きのフランジ44と金属製の環状板45との間にゴムなどの弾性体45が焼き付け接着された構成になっている。
【0037】
環体42は、上半分の断面がほぼコ字形に板金されたものからなる。
【0038】
これらボス41と環体42との間に、上記一方向クラッチ10が配設されている。そして、一方向クラッチ10が配設される部分を外部から密封するために、ブッシュ47,48、カバー49ならびにシール50,51が配設されている。
【0039】
まず、ブッシュ47,48は、一方向クラッチ10の内・外輪11,12間において保持器14の両側に配設され、カバー49は、一方向クラッチ10を外部に露出させないように隠蔽保護するようにボス41の外端面に取り付けられ、シール50,51は、環体42の外周両肩部に焼き付け接着されている。
【0040】
このようなプーリ40の動作を説明する。一般的に、自動車エンジンのクランクシャフト30は、その回転数を一定にしている場合でも、燃焼室の爆発むらに伴い回転数が変動することがある。そのため、仮にプーリ40がクランクシャフト30と同期回転する一般的な構造であるならば、クランクシャフト30の回転変動によってベルト31の張力が変動しやすくなり、ベルト31がスリップしてベルト鳴きや異常摩耗をもたらす。しかしながら、ここでのプーリ40は、それに内蔵している一方向クラッチ10が、クランクシャフト30の回転変動を吸収できるようになっている。つまり、プーリ40のボス41は、クランクシャフト30と同期回転するが、プーリ40の環体42は、一方向クラッチ10によってボス41と同期回転したり、自身の回転慣性力により回転するように制御されるので、環体42がクランクシャフト30の回転変動に関係なくほぼ一定の回転数で駆動されるのである。
【0041】
詳しくは、クランクシャフト30およびボス41の回転速度が一方向クラッチ10の環体42よりも相対的に速いとき、一方向クラッチ10のころ15がくさび状空間の狭い側へ転動させられてロック状態となるので、ボス41と環体42とが一体化して同期回転する。しかし、クランクシャフト30およびボス41の回転速度が一方向クラッチ10の環体42よりも相対的に遅くなるときは、一方向クラッチ10のころ15がくさび状空間の広い側へ転動させられてフリー状態となるので、ボス41から環体42へ回転動力の伝達が遮断されることになって環体42が回転慣性力のみで回転するようになる。このような動作により、プーリ40の環体42の回転変動を抑制できるので、ベルト31のスリップを防止できる。
【0042】
ところで、上述したプーリ40では、一方向クラッチ10の内・外輪11,12の軸方向幅寸法が一方向クラッチ10の保持器14よりもかなり長くなっているが、一方向クラッチ10をプーリ40に組み込むときは、ボス41の外周に内輪11および保持器14を外嵌装着しておいて、上記実施形態1,2で説明したように保持器14に対してころ15やコイルバネ16を組み込めばよいので、作業がきわめて簡単かつ迅速に行える結果となる。
【0043】
【発明の効果】
本発明では、保持器のポケットの外径側開口からのころの抜け出しを阻止する構造を利用しており、内径側回転部材に対して保持器を外嵌装着して、外径側回転部材を外嵌装着する前の状態において、保持器に対してころや弾性部材を組み込むようにしている。つまり、ころや弾性部材の組み込みにあたって、外径側回転部材が邪魔にならなくなるので、保持器のポケットに対してころを外径側からワンタッチで組み入れできるようになるし、また、弾性部材を保持器のポケットに横組みするときにも、簡単に行うことができるようになる。
【0044】
このようなことから、本発明では、一方向クラッチの組立作業を従来例に比べてはるかに簡単に行うことができて、作業効率の向上に貢献できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかる一方向クラッチの上半分の縦断面図
【図2】図1において、ころ配置部分の平面展開図
【図3】実施形態1の一方向クラッチの組立工程を示す説明図
【図4】本発明の実施形態2にかかる一方向クラッチの上半分の縦断面図
【図5】実施形態2の一方向クラッチの組立工程を示す説明図
【図6】本発明の一方向クラッチの一利用対象となるプーリの縦断面図
【図7】従来例の一方向クラッチの上半分の縦断面図
【図8】図7において、ころ配置部分の平面展開図
【符号の説明】
10 一方向クラッチ
11 内輪
12 外輪
13 カム面
14 保持器
15 ころ
16 コイルバネ
18 保持器のポケット
19 保持器の凹部
20,21 保持器の外径側開口の突片

Claims (2)

  1. 径方向内外の二つの回転部材間に配設されて、両回転部材間で動力を伝達する状態と遮断する状態とに切り換える一方向クラッチであって、複数のころおよびころをロックさせる側に押圧する弾性部材を収納するポケットを有する保持器を備え、この保持器においてポケットの外径側開口の周方向幅が、ころの直径よりも小さく設定されていて、このポケットの外径側開口部分がポケット内方へ撓むように設定されていることを特徴とする一方向クラッチの組立方法であって、
    内径側の回転部材の外周に保持器を外嵌装着する工程と、
    前記外嵌装着の後、保持器の各ポケットに、外径側からころを押し込む工程と、
    ころの押し込み後、保持器の各ポケットに、弾性部材を圧縮した状態で一側方から差し込む工程と、
    ころと弾性部材とが組み込まれた保持器の外周に外径側の回転部材を装着する工程と、
    を含むことを特徴とする一方向クラッチの組立方法。
  2. 径方向内外の二つの回転部材間に配設されて、両回転部材間で動力を伝達する状態と遮断する状態とに切り換える一方向クラッチであって、複数のころおよびころをロックさせる側に押圧する弾性部材を収納するポケットを有する保持器を備え、この保持器においてポケットの外径側開口の周方向幅が、ころの直径よりも小さく設定され、このポケットの外径側開口部分がポケット内へ突出する突片とされ、この突片がポケット内方へ撓むように該突片の付け根側が薄肉に形成されていることを特徴とする一方向クラッチの組立方法であって、
    内径側の回転部材の外周に保持器を外嵌装着する工程と、
    前記外嵌装着の後、保持器の各ポケットに、弾性部材を一側方から差し込む工程と、
    前記弾性部材の差し込み後、保持器の各ポケットに、外径側からころを押し込む工程と、
    ころと弾性部材とが組み込まれた保持器の外周に外径側の回転部材を装着する工程と、
    を含むことを特徴とする一方向クラッチの組立方法。
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