JPH0746823Y2 - 遠心クラッチ - Google Patents
遠心クラッチInfo
- Publication number
- JPH0746823Y2 JPH0746823Y2 JP1990060217U JP6021790U JPH0746823Y2 JP H0746823 Y2 JPH0746823 Y2 JP H0746823Y2 JP 1990060217 U JP1990060217 U JP 1990060217U JP 6021790 U JP6021790 U JP 6021790U JP H0746823 Y2 JPH0746823 Y2 JP H0746823Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight member
- ring
- clutch
- pin
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/04—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
- F16D43/14—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
- F16D43/18—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members with friction clutching members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/04—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
- F16D43/14—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
- F16D2043/145—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members the centrifugal masses being pivoting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Description
本考案は、例えばバイクやバギー車のような比較的低出
力の車両に使用する遠心クラッチに関するものである。
力の車両に使用する遠心クラッチに関するものである。
【従来の技術】 例えば排気量が50cc程度のバイクには、第１図に示すよ
うな遠心クラッチが用いられる。 このクラッチは、駆動源（不図示）に連結して回転可能
な回転基板２に、複数個の円弧状のウェイト部材３を回
転基板２の駆動回転の遠心力により回動するように軸支
したものである。ウェイト部材３の駆動回転の外周には
摩擦材７が取付けられており、遠心力により鎖線示のよ
うに回動変位すると、クラッチ全体の外周に配置された
被駆動体９であるハウジングに当接し、駆動力が伝達さ
れる構造になっている。 第３図に示すように、各ウェイト部材３は、回転基板２
の周縁に設けられたピン４で回動可能に軸支されてい
る。ピン４の先端部には一部切欠きリング（Ｅリング）
６を嵌合させて、ウェイト部材３の抜けを防止してい
る。
うな遠心クラッチが用いられる。 このクラッチは、駆動源（不図示）に連結して回転可能
な回転基板２に、複数個の円弧状のウェイト部材３を回
転基板２の駆動回転の遠心力により回動するように軸支
したものである。ウェイト部材３の駆動回転の外周には
摩擦材７が取付けられており、遠心力により鎖線示のよ
うに回動変位すると、クラッチ全体の外周に配置された
被駆動体９であるハウジングに当接し、駆動力が伝達さ
れる構造になっている。 第３図に示すように、各ウェイト部材３は、回転基板２
の周縁に設けられたピン４で回動可能に軸支されてい
る。ピン４の先端部には一部切欠きリング（Ｅリング）
６を嵌合させて、ウェイト部材３の抜けを防止してい
る。
このような遠心クラッチは、通常2500rpm以下の回転数
で使用されるが、回転数を5000rpm程度に上げるとＥリ
ング６がピン４から外れるおそれがある。Ｅリング６は
その切欠き部分6aがクラッチの外周側になるように嵌め
込んであるが、Ｅリング６は、それ自体のばね作用のみ
でピン４に嵌合しているために、振動やウェイト部材３
の動きを受けてピン４と嵌合したままでその周囲を回る
ことがある。切欠き部分6aがクラッチの外周側に向いて
いる場合、遠心力はＥリング６がピン４に深く嵌まるよ
うに作用するが、切欠き6aがクラッチの内周側に向いた
場合、遠心力はＥリング６がピン４から離脱する方向に
作用する。この状態で高速回転による大きな遠心力が加
わると、Ｅリング６が外れて飛び出してしまう（第３図
参照）。 本考案は前記の課題を解決するためなされたもので、高
速回転時においてもＥリングが外れることがなく、信頼
性の高い遠心クラッチを提供することを目的とする。
で使用されるが、回転数を5000rpm程度に上げるとＥリ
ング６がピン４から外れるおそれがある。Ｅリング６は
その切欠き部分6aがクラッチの外周側になるように嵌め
込んであるが、Ｅリング６は、それ自体のばね作用のみ
でピン４に嵌合しているために、振動やウェイト部材３
の動きを受けてピン４と嵌合したままでその周囲を回る
ことがある。切欠き部分6aがクラッチの外周側に向いて
いる場合、遠心力はＥリング６がピン４に深く嵌まるよ
うに作用するが、切欠き6aがクラッチの内周側に向いた
場合、遠心力はＥリング６がピン４から離脱する方向に
作用する。この状態で高速回転による大きな遠心力が加
わると、Ｅリング６が外れて飛び出してしまう（第３図
参照）。 本考案は前記の課題を解決するためなされたもので、高
速回転時においてもＥリングが外れることがなく、信頼
性の高い遠心クラッチを提供することを目的とする。
前記の目的は達成するためになされた本考案の遠心クラ
ッチを一実施例に対応する第１図および第２図を用いて
説明する。 同図に示すように本考案の遠心クラッチは、駆動側の回
転基板２に軸支されたウェイト部材３が駆動回転の遠心
力により回動し、ウェイト部材３の駆動回転の外周に取
付けられた摩擦材７が被駆動側の回転部材９に当接して
駆動力を伝達する構成である。ウェイト部材を回転基板
に支持する回動軸４にウェイト部材３の抜けを防止する
一部切欠きリング６が嵌合してあり、一部切欠きリング
６は駆動回転の外周側に切欠き部分6aが向けられ、その
切欠き部分6aにはウェイト部材３に取付けられた突起８
が位置している。
ッチを一実施例に対応する第１図および第２図を用いて
説明する。 同図に示すように本考案の遠心クラッチは、駆動側の回
転基板２に軸支されたウェイト部材３が駆動回転の遠心
力により回動し、ウェイト部材３の駆動回転の外周に取
付けられた摩擦材７が被駆動側の回転部材９に当接して
駆動力を伝達する構成である。ウェイト部材を回転基板
に支持する回動軸４にウェイト部材３の抜けを防止する
一部切欠きリング６が嵌合してあり、一部切欠きリング
６は駆動回転の外周側に切欠き部分6aが向けられ、その
切欠き部分6aにはウェイト部材３に取付けられた突起８
が位置している。
クラッチが回転すると、一部切欠きリング６は振動やウ
ェイト部材３の回動によってピン４の周囲を回り出す
が、切欠き部分6aの内側が突起８に当接して変位が規制
され、切欠き部分6aは常に駆動回転の外周側を向く。そ
のため、一部切欠きリング６が高速回転による大きな遠
心力を受けてもピン４から外れることはない。
ェイト部材３の回動によってピン４の周囲を回り出す
が、切欠き部分6aの内側が突起８に当接して変位が規制
され、切欠き部分6aは常に駆動回転の外周側を向く。そ
のため、一部切欠きリング６が高速回転による大きな遠
心力を受けてもピン４から外れることはない。
以下、本考案の実施例を説明する。 第１図に本考案の遠心クラッチの全体図を示す。 このクラッチは、駆動源（不図示）に接続して回転可能
な回転基板２と、その駆動回転の遠心力により回動する
複数個の円弧状のウェイト部材３とで構成される。 各ウェイト部材３は、一端部が回転基板２の表面の周縁
部に等間隔に設けられたピン４で回動可能に軸支されて
いる。各ウェイト部材３は凸側をクラッチの外周側に向
け、回転基板２の周に沿って環状に配置され、隣同士が
ばね５で引き合って連結される。ウェイト部材３の駆動
回転の外周には摩擦材７が取付けられている。 第２図に示すように、ウェイト部材３から突き出たピン
４の先端部にはＥリング６が嵌め込まれ、ウェイト部材
３の抜け止めが施される。Ｅリング６は回転基板２の中
心側から嵌め込まれ、切欠き部分6aがクラッチの駆動回
転の外周側を向いている。切欠き部分6aにはウェイト部
材３と一体の突起（ディフェンスブロック）８が形成さ
れている。 この遠心クラッチは、タイヤ等に連結したハウジング９
に収容される。 本考案の遠心クラッチは以下のように作用する。回転基
板２が回転すると遠心力が発生し、ウェイト部材３はば
ね５を伸ばしながらピン４を支点として回動、変位す
る。回転数を上げてウェイト部材３が鎖線示の位置へ変
位すると、摩擦材７がハウジング９に当接して駆動力が
伝達され、ハウジング９とそれに連結したタイヤ等が回
転する。回転基板２の回転数を低下させて遠心力が小さ
くなると、各ウェイト部材３はばね５により回転の中心
方向へ引き戻され、摩擦材７はハウジング９から離間す
る。 このような一連の動作により、Ｅリング６はクラッチの
回転やウェイト部材３の動きによる様々な振動や応力を
受け、ピン４に嵌合したままピン４の周りを回動するこ
とがある。しかし、切欠き部分6aの内面が突起８に当接
してＥリング６の変位が規制されるため、切欠き部分6a
は常にピン４よりも駆動回転の外周側に位置して内周側
を向くことがない。従って遠心力はＥリング６がピン４
に深く嵌まるようにのみ作用するため、高速回転時でも
Ｅリング６がピン４から外れることがない。 この遠心クラッチを通常の回転数（2500rpm以下）を大
幅に越えた10000rpmで回転させたところ、従来のものの
ようにＥリング６が外れることは皆無であった。またＥ
リング６の動きが規制されているためにクラッチの回転
ノイズが低減されていた。
な回転基板２と、その駆動回転の遠心力により回動する
複数個の円弧状のウェイト部材３とで構成される。 各ウェイト部材３は、一端部が回転基板２の表面の周縁
部に等間隔に設けられたピン４で回動可能に軸支されて
いる。各ウェイト部材３は凸側をクラッチの外周側に向
け、回転基板２の周に沿って環状に配置され、隣同士が
ばね５で引き合って連結される。ウェイト部材３の駆動
回転の外周には摩擦材７が取付けられている。 第２図に示すように、ウェイト部材３から突き出たピン
４の先端部にはＥリング６が嵌め込まれ、ウェイト部材
３の抜け止めが施される。Ｅリング６は回転基板２の中
心側から嵌め込まれ、切欠き部分6aがクラッチの駆動回
転の外周側を向いている。切欠き部分6aにはウェイト部
材３と一体の突起（ディフェンスブロック）８が形成さ
れている。 この遠心クラッチは、タイヤ等に連結したハウジング９
に収容される。 本考案の遠心クラッチは以下のように作用する。回転基
板２が回転すると遠心力が発生し、ウェイト部材３はば
ね５を伸ばしながらピン４を支点として回動、変位す
る。回転数を上げてウェイト部材３が鎖線示の位置へ変
位すると、摩擦材７がハウジング９に当接して駆動力が
伝達され、ハウジング９とそれに連結したタイヤ等が回
転する。回転基板２の回転数を低下させて遠心力が小さ
くなると、各ウェイト部材３はばね５により回転の中心
方向へ引き戻され、摩擦材７はハウジング９から離間す
る。 このような一連の動作により、Ｅリング６はクラッチの
回転やウェイト部材３の動きによる様々な振動や応力を
受け、ピン４に嵌合したままピン４の周りを回動するこ
とがある。しかし、切欠き部分6aの内面が突起８に当接
してＥリング６の変位が規制されるため、切欠き部分6a
は常にピン４よりも駆動回転の外周側に位置して内周側
を向くことがない。従って遠心力はＥリング６がピン４
に深く嵌まるようにのみ作用するため、高速回転時でも
Ｅリング６がピン４から外れることがない。 この遠心クラッチを通常の回転数（2500rpm以下）を大
幅に越えた10000rpmで回転させたところ、従来のものの
ようにＥリング６が外れることは皆無であった。またＥ
リング６の動きが規制されているためにクラッチの回転
ノイズが低減されていた。
以上詳細に説明したように、本考案の遠心クラッチは、
高速回転時でもＥリングが外れることがなく信頼性が高
い。
高速回転時でもＥリングが外れることがなく信頼性が高
い。
第１図は本考案の遠心クラッチの一実施例を示す全体
図、第２図は本考案の遠心クラッチの要部断面斜視図、
第３図は従来の遠心クラッチの要部断面斜視図である。 ２……回転基板、３……ウェイト部材 ４……ピン、５……ばね ６……Ｅリング、6a……切欠き部分 ７……摩擦材、８……突起 ９……ハウジング
図、第２図は本考案の遠心クラッチの要部断面斜視図、
第３図は従来の遠心クラッチの要部断面斜視図である。 ２……回転基板、３……ウェイト部材 ４……ピン、５……ばね ６……Ｅリング、6a……切欠き部分 ７……摩擦材、８……突起 ９……ハウジング
Claims (1)
- 【請求項１】駆動側の回転基板に軸支されたウェイト部
材が駆動回転の遠心力により回動し、ウェイト部材の駆
動回転の外周に取付けられた摩擦材が被駆動側の回転部
材に当接して駆動力を伝達する構成であって、該ウェイ
ト部材を回転基板に支持する回動軸にウェイト部材の抜
けを防止する一部切欠きリングが嵌合してあり、一部切
欠きリングは駆動回転の外周側に切欠きが向けられ、そ
の切欠き部分には該ウェイト部材に取付けられた突起が
位置していることを特徴とする遠心クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990060217U JPH0746823Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 遠心クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990060217U JPH0746823Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 遠心クラッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0418725U JPH0418725U (ja) | 1992-02-17 |
| JPH0746823Y2 true JPH0746823Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31587392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990060217U Expired - Lifetime JPH0746823Y2 (ja) | 1990-06-08 | 1990-06-08 | 遠心クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0746823Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5758687B2 (ja) * | 2011-04-26 | 2015-08-05 | 株式会社エフ・シー・シー | 遠心クラッチ装置 |
-
1990
- 1990-06-08 JP JP1990060217U patent/JPH0746823Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0418725U (ja) | 1992-02-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |