JPH1026185A - フライホイール組立体 - Google Patents

フライホイール組立体

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JPH1026185A
JPH1026185A JP8180941A JP18094196A JPH1026185A JP H1026185 A JPH1026185 A JP H1026185A JP 8180941 A JP8180941 A JP 8180941A JP 18094196 A JP18094196 A JP 18094196A JP H1026185 A JPH1026185 A JP H1026185A
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JP
Japan
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flywheel
lever
friction clutch
assembly according
friction
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JP8180941A
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English (en)
Inventor
Koji Kajitani
郊二 梶谷
Yuji Mizukami
裕司 水上
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Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/1202Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the damping action being at least partially controlled by centrifugal masses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で低回転数領域において第1フラ
イホイールと第2フライホイールとを連結する。 【解決手段】 フライホイール組立体1は、第1フライ
ホイール2と第2フライホイール3とダンパー機構5と
レバー機構7とを備えている。第2フライホイール3
は、第1フライホイール2と相対回転自在に配置されて
いる。ダンパー機構5は、第1フライホイール2と第2
ライホイール3とを回転方向に連結する。レバー機構7
は、第1フライホイール2と第2フライホイール3とを
相対回転不能に連結するとともに、所定回転数以上にな
ると遠心力により連結を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライホイール組
立体、特に、2分割された各フライホイール間にダンパ
ー機構を設けたフライホイール組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】フライホイールはエンジンのクランクシ
ャフトの後端に取り付けられ、その慣性モーメントによ
り低速運転時の回転むらを防止する。また、フライホイ
ールには、始動用リングギアやクラッチ等が取り付けら
れる。このフライホイールを第1フライホイールと第2
フライホイールとに分割し、その間にダンパー機構を設
けたフライホイール組立体が知られている。ダンパー機
構は、第1フライホイールと第2フライホイールとの間
に配置され両フライホイールが相対回転すると円周方向
に圧縮されるように配置された弾性部材を含んでいる。
また、ダンパー機構には、弾性部材と並列に作用する摩
擦発生機構を備えたものがある。
【0003】車輌の駆動伝達系から生じる音振問題とし
ては、たとえば、走行時における駆動系歯打ち音及びこ
もり音がある。これら音振を低減するためには、加減速
トルク域の捩じり剛性を極力下げることにより、駆動系
捩じり共振周波数をエンジンの実用回転域より低く設定
する必要がある。ダンパー機構において捩じり剛性を下
げるためには、弾性部材の捩じり角度を長くしたり、複
数の弾性部材を直列に作用するように配置することが考
えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、2分割フライホ
イール組立体においては、エンジン始動及びエンジンを
切ったときにおいて低回転域(たとえば500rpm以
下)における共振点を通過する。このとき、過大トルク
変動が生じ、ダンパー機構が破損したり音/振動が激し
くなることがある。このような問題を解決するために、
たとえば特開平5−18440号公報に示すように、低
速回転域においては第1フライホイールと第2フライホ
イールとをロックし、高速回転域になると両者のロック
を解除することでダンパー機構を作動可能状態にするロ
ック機構がある。特開平5−18440号に示すロック
機構は、両フライホイールをロックするロック部材と、
ロック部材をロック位置に付勢する弾性部材とを有して
いる。低速回転域ではロック部材はばねに付勢されてロ
ック位置に配置され、高速回転域になるとロック部材が
遠心力により半径方向外方に移動し、弾性部材からの付
勢力に打ち勝つことでロック解除位置に移動する。この
フライホイール組立体では、両フライホイールにロック
部材が嵌合するための嵌合部が形成されている。これら
の嵌合部を形成するために構造が複雑である。ロック部
材は作用するトルクにより寿命が短く信頼性に欠ける。
さらに、ロック部材はロック位置において両フライホイ
ールに挟まれるため、ロック解除位置に移動不能になる
ことも考えられる。
【0005】本発明の目的は、簡単な構造で低速回転域
において第1フライホイールと第2フライホイールとを
相対回転不能に連結することにある。本発明の他の目的
は、信頼性の高い構造で低速域において第1フライホイ
ールと第2フライホイールとを相対回転不能に連結する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフライ
ホイール組立体は、第1フライホイールと第2フライホ
イールと弾性連結部とレバー機構とを備えている。第2
フライホイールは第1フライホイールと相対回転自在に
配置されている。弾性連結部は第1フライホイールと第
2フライホイールとを回転方向に連結する。レバー機構
は、第1フライホイールと第2フライホイールとを相対
回転不能に連結するとともに、所定回転数以上になると
遠心力により連結を解除する。
【0007】たとえば第1フライホイールが回転する
と、弾性連結部を介して第2フライホイールにトルクが
伝達される。低回転数域では第1フライホイールと第2
フライホイールはレバー機構により相対回転不能に連結
されている。このため、共振回転数を通過する際に両部
材間に相対回転が生じず、共振点通過時の過大トルク変
動が防止され、弾性連結部等の破損や共振時の音/振動
が生じにくくなる。 レバー比により大きな付勢力が得
られ、第1フライホイールと第2フライホイールとの連
結が確実になっている。
【0008】所定回転数以上になると、遠心力によりレ
バー機構が第1フライホイールと第2フライホイールと
の連結を解除する。この結果、第1フライホイールと第
2フライホイールとが相対回転可能になる。請求項2に
記載のフライホイール組立体では、レバー機構は、第1
フライホイールと第2フライホイールとを連結する摩擦
クラッチを含む。摩擦クラッチは構造が簡単であり、第
1フライホイール及び第2フライホイールに特別に加工
する必要がない。摩擦クラッチはレバー比によって大き
な力で付勢され、確実に連結されている。また、摩擦ク
ラッチは寿命及び動作性における信頼性が高い。
【0009】請求項3に記載のフライホイール組立体で
は、レバー機構は、レバーと摩擦クラッチと慣性質量体
と付勢部材とを含んでいる。レバーは第1フライホイー
ルに支点が固定されている。摩擦クラッチはレバーに設
けられ第2フライホイールに対向する。慣性質量体は、
レバーに固定され半径方向外方に移動すると摩擦クラッ
チが第2フライホイールから離れるようになっている。
付勢部材は摩擦クラッチが第2フライホイールに接近す
るようにレバーを付勢する。
【0010】低回転数領域においては付勢部材がレバー
を付勢することにより、摩擦クラッチが第2フライホイ
ールに押し付けられ摩擦係合している。この結果、第1
フライホイールと第2フライホイールとの相対回転が妨
げられている。所定回転数以上になると、慣性質量体が
レバーとともに半径方向外方に移動し、それにより摩擦
クラッチが第2フライホイールから離れる。
【0011】請求項4に記載のフライホイール組立体で
は、摩擦クラッチはレバーの一端に設けられ、慣性質量
体はレバーの他端に固定され、付勢部材はレバーの他端
を付勢する。請求項5に記載のフライホイール組立体で
は、レバーは第1フライホイールに固定され、第2フラ
イホイールは第1フライホイール側に突出し摩擦クラッ
チが対向する摩擦係合部を有している。
【0012】請求項6に記載のフライホイール組立体で
は、摩擦係合部は第2フライホイールの外周から延びる
円筒部の内周面であり、摩擦クラッチは内周面に沿った
弧状面を有している。請求項7に記載のフライホイール
組立体では、弾性連結部は回転方向に直列に配置された
複数の弾性部材を有している。そのため、低剛性・広捩
じり角度の捩じり特性が得られ、低速走行時のこもり音
が生じにくくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、本発明の一実施
形態としてのフライホイール組立体1を示す。このフラ
イホイール組立体1は、エンジンのクランクシャフト
(図示せず)の後端に取り付けられ、図示しないクラッ
チ装置を介してトランスミッション側にトルクを伝達す
る装置である。
【0014】このフライホイール組立体1は、第1フラ
イホイール2、第2フライホイール3、ダンパー機構5
及びレバー機構7とから主に構成されている。第1フラ
イホイール2は円板状の部材であり、中心部にはトラン
スミッション側(図2右側)に延びる筒状の中央ボス2
aが形成されている。この中央ボス2aには、クランク
ボルト11が挿通される孔2bが形成されている。ま
た、中央ボス2aの内周側には軸受15が固定されてい
る。この軸受15は、トランスミッション側から延びる
図示しないメインドライブシャフトの先端を相対回転自
在に支持する。中央ボス2aの外周には軸受4が設けら
れている。この軸受4を固定するために、中央ボス2a
の先端には円板状の固定プレート12がボルト13によ
り固定されている。第1フライホイール2の外周には、
リングギア14が固定されている。
【0015】第2フライホイール3は、第1フライホイ
ール2より内径が大きい円板形状の部材である。第2フ
ライホイール3の内周部は、軸受4を介して第1フライ
ホイール2の中央ボス2aに相対回転自在に支持されて
いる。第2フライホイール3のトランスミッション側に
は平坦な摩擦面3aが形成されている。さらに、摩擦面
3aより内周側には、円周方向に延びる複数の空気孔3
bが形成されている。空気孔3bは第2フライホイール
3を軸方向に貫通している。第2フライホイール3の外
周部には、エンジン側(図2の左側)すなわち第1フラ
イホイール2側に突出する円筒突出部3cが形成されて
いる。円筒突出部3cの内周面は摩擦面3dになってい
る。
【0016】ダンパー機構5は、第1フライホイール2
と第2フライホイール3との間の空間に配置されてい
る。このダンパー機構5は、第1フライホイール2と第
2フライホイール3とを所定角度範囲内で相対回転可能
に連結している。ダンパー機構5は、主に、第1ドライ
ブプレート21、第2ドライブプレート22、ドリブン
プレート23、複数のコイルスプリング24及びフロー
ト体機構25から構成されている。第1ドライブプレー
ト21と第2ドライブプレート22はそれぞれ円板形状
の部材であり、軸方向に所定距離だけ離れて配置されて
いる。第1ドライブプレート21と第2ドライブプレー
ト22は、外周部が複数のリベット27により第1フラ
イホイール2に固定されている。このリベット27によ
り、第1ドライブプレート21と第2ドライブプレート
22との軸方向の距離が維持されている。第1ドライブ
プレート21と第2ドライブプレート22との径方向中
間部には、円周方向に延びる窓孔21a,22aが形成
されている。3つの窓孔21a,22aの半径方向両側
には切り起こし部21b,22bが形成されている。
【0017】ドリブンプレート23は、第1ドライブプ
レート21と第2ドライブプレート22との間に配置さ
れた円板形状の部材である。ドリブンプレート23の内
周部には、トランスミッション側にわずかに突出しボル
ト孔が形成されたボス23aが形成されている。トラン
スミッション側から第2フライホイール3の内周部に形
成された孔を通ってボルト29が、ボス23aのボルト
孔に螺合している。すなわち、ボルト29によりドリブ
ンプレート23は第2フライホイール3に固定されてい
る。ドリブンプレート23の内周面は、軸受4のアウタ
ーレースに固定されている。ドリブンプレート23に
は、第1及び第2ドライブプレート21,22の窓孔2
1a,22aに対応する窓孔が形成されている。この窓
孔は外周縁がなく、半径方向外側に開いている。この窓
孔の形状は、ドリブンプレート23に半径方向外側に延
びる3つの支持部23bが形成されていると見ることも
できる。3つの支持部23aの円周方向間が前述の窓孔
となっている。支持部23bは、半径方向外方にいくに
したがって円周方向に両側に広がる扇形になっている。
また、支持部23bの半径方向外側にはさらに円周方向
両側に延びる飛び出し制限部23cが形成されている。
第1及び第2ドライブプレート21,22の窓孔21
a,22aとドリブンプレート23の各窓孔内には、そ
れぞれ1対のコイルスプリング24が配置されている。
1対のコイルスプリング24は円周の接線方向に直線状
に延びている。個々のコイルスプリング24は、大小2
つのコイルスプリングが同心に配置されて構成されてい
る。
【0018】フロート体機構25は、各窓孔内に配置さ
れた1対のコイルスプリング24間に配置され、両コイ
ルスプリング24間のトルク伝達を行うための中間連結
機構である。フロート体機構25は、3個のフロート体
30と、1対のリング状プレート41,42とから構成
されている。各フロート体30は、各窓孔内において2
個のコイルスプリング24間に配置されている。フロー
ト体30は、半径方向外側にいくにしたがって円周方向
幅が広くなる扇形になっている。さらに、フロート体3
0の半径方向外側には、円周方向両側に延び両コイルス
プリング24の半径方向外側への飛び出しを制限する飛
び出し制限部30aが形成されている。図2に示すよう
に、フロート体30はコイルスプリング24の端面に確
実に当接するために、軸方向両側に延びる突出部を有し
ている。2枚のリング状プレート41,42は、第1及
び第2ドライブプレート21,22の内周部軸方向間に
配置されている。このリング状プレート41,42にフ
ロート体30の半径方向内側端がリベット43により揺
動自在に固定されている。
【0019】リング状プレート42と第2ドライブプレ
ート22の内周縁は、ドリブンプレート23のボス23
a外周面に当接している。レバー機構7は、低回転数領
域において第1フライホイール2と第2フライホイール
3とを連結し(両部材間の相対回転をなくし)、アイド
ル回転以上になると連結を解除するための機構である。
レバー機構7は、第1フライホイール2と第2フライホ
ール3との軸方向間において円周方向に等間隔で3か所
に配置されている。以後は、1つのレバー機構7につい
てのみ説明する。
【0020】レバー機構7は、円弧状に延びるレバー3
2、レバー32の一端に固定された摩擦クラッチ34、
レバー32の他端に設けられた慣性質量体36及び慣性
質量体36の近傍に配置されたばね37とから主に構成
されている。レバー32の円周方向中間部(摩擦クラッ
チ34側寄り)は、支点ボルト33により第1フライホ
イール2に固定された支点となっている。この支点ボル
ト33を中心に、レバー32は揺動可能となっている。
摩擦クラッチ34は、第2フライホイール3の円筒突出
部3c内周面に形成された摩擦面3dに対向している。
さらに、摩擦クラッチ34の摩擦面3dに対向する側の
面には摩擦材35が固定されている。摩擦クラッチ34
及び摩擦材35は、円筒突出部3cの内周面に沿う円弧
形状面を有している。ばね37は、薄板ばね形状であ
り、その一端は一体に形成されたプレート38となって
いる。プレート38は2個のボルト39により第1フラ
イホイール2に固定されている。ばね37の他端は、レ
バー32の一端すなわち慣性質量体36部分を半径方向
内側に付勢している。この結果、レバー32を介して摩
擦クラッチ34が第2フライホイール3の摩擦面3dに
付勢されている。
【0021】次にフライホイール組立体1の動作につい
て説明する。図示しないエンジンが始動すると、クラン
クシャフトから第1フライホイール2にトルクが伝達さ
れる。低回転数領域(たとえば回転数0〜500rp
m)では複数のレバー機構7を介して第1フライホイー
ル2から第2フライホイール3にトルクが伝達される。
すなわち、レバー機構7が連結状態にあるため、第1フ
ライホイール2と第2フライホイール3が一体回転し、
ダンパー機構5が作動不能になっている。このように、
低回転数領域において第1フライホイール2と第2フラ
イホイール3がレバー機構7により相対回転不能になっ
ているため、低回転数領域の共振点通過時にフライホイ
ール組立体1で過大トルク変動が生じにくい。その結
果、ダンパー機構5等の破損や音/振動が生じにくい。
【0022】レバー機構7の連結状態について詳細に説
明する。図4に示すように、ばね37がレバー32の一
端すなわち慣性質量体36を半径方向内側に付勢するこ
とにより、レバー30に他端側の摩擦クラッチ34が半
径方向外側に付勢されている。これにより、摩擦クラッ
チ34に固定された摩擦材35が第2フライホイール3
の円筒突出部3c内周面に形成された摩擦面3dに付勢
されている。このとき、摩擦クラッチ34が円筒突出部
3cに付勢される力は、ばね37の付勢力をレバー比倍
したものである。このように、レバー機構7により大き
な付勢力が得られ、第1フライホイール2と第2フライ
ホイール3との連結が確実にされる。
【0023】エンジンの回転数が高くなると(たとえば
500rpm以上)になると、慣性質量体36に作用す
る遠心力が大きくなり、慣性質量体36がばね37の付
勢力に打ち勝って半径方向外方に移動する。すると、図
5に示すように、摩擦クラッチ34が半径方向内側に移
動し、摩擦材35が摩擦面3dから離れる。この状態
で、第1フライホイール2のトルクはダンパー機構5を
介して第2フライホイール3に伝達される。ダンパー機
構5には、3組1対の直列コイルスプリング24が設け
られているため、捩じり剛性が低くなるとともに捩じり
角度が広くなっている。そのため、摩擦抵抗発生機構を
設ける必要がなく、各部材間に生じるわずかな摺動抵抗
でねじり振動を減衰できる。以上の結果、走行時におけ
る駆動系歯打ち音及びこもり音が低減されている。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るフライホイール組立体で
は、レバー機構により第1フライホイールと第2フライ
ホイールとを相対回転不能に連結しているため、レバー
比により大きな付勢力が得られ、第1フライホイールと
第2フライホイールとの連結が確実になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのフライホイール組
立体の平面図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図1のIII −O断面図。
【図4】レバー機構における連結状態を示す一部断面平
面図。
【図5】レバー機構における連結解除状態を示す一部断
面。
【符号の説明】
1 フライホイール組立体 2 第1フライホイール 3 第2フライホイール 5 ダンパー機構 7 レバー機構 32 レバー 33 支点ボルト 34 摩擦クラッチ 35 摩擦材 36 慣性質量体 37 ばね

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1フライホイールと、 前記第1フライホイールと相対回転自在に配置された第
    2フライホイールと、 前記第1フライホイールと前記第2フライホイールとを
    回転方向に連結する弾性連結部と、 前記第1フライホイールと前記第2フライホイールとを
    相対回転不能に連結するとともに、所定回転数以上にな
    ると遠心力により前記連結を解除するレバー機構と、を
    備えたフライホイール組立体。
  2. 【請求項2】前記レバー機構は、前記第1フライホイー
    ルと前記第2フライホイールとを連結する摩擦クラッチ
    を含む、請求項1に記載のフライホイール組立体。
  3. 【請求項3】前記レバー機構は、前記第1フライホイー
    ルに支点が固定されたレバーと、前記レバーに設けられ
    前記第2フライホイールに対向する前記摩擦クラッチ
    と、前記レバーに固定され半径方向外方に移動すると前
    記摩擦クラッチが前記第2フライホイールから離れるよ
    うになっている慣性質量体と、前記摩擦クラッチが前記
    第2フライホイールに接近するように前記レバーを付勢
    する付勢部材とを含む、請求項1または2に記載のフラ
    イホイール組立体。
  4. 【請求項4】前記摩擦クラッチは前記レバーの一端に設
    けられ、前記慣性質量体は前記レバーの他端に固定さ
    れ、前記付勢部材は前記レバーの他端を付勢する、請求
    項3に記載のフライホイール組立体。
  5. 【請求項5】前記第2フライホイールは、前記第1フラ
    イホイール側に突出し前記摩擦クラッチが対向する摩擦
    係合部を有している、請求項2〜4のいずれかに記載の
    フライホイール組立体。
  6. 【請求項6】前記摩擦係合部は、前記第2フライホイー
    ルの外周から延びる円筒部の内周面であり、 前記摩擦クラッチは前記内周面に沿った弧状面を有して
    いる、請求項5に記載のフライホイール組立体。
  7. 【請求項7】前記弾性連結部は、回転方向に直列に配置
    された複数の弾性部材を有している、請求項1〜6のい
    ずれかに記載のフライホイール組立体。
JP8180941A 1996-07-10 1996-07-10 フライホイール組立体 Pending JPH1026185A (ja)

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JP8180941A JPH1026185A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 フライホイール組立体
US08/885,881 US5816924A (en) 1996-07-10 1997-06-30 Flywheel assembly
DE19729423A DE19729423A1 (de) 1996-07-10 1997-07-09 Schwungradanordnung

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