JP2006340431A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動等によるブラシ8の浮き上がりを防止でき、ブラシ寿命に至るまで整流子5とブラシ8との安定した摺動状態を保つことができる技術を提供する。
【解決手段】ブラシ8の摺動範囲に含まれる複数の凹形状7には、その凹形状7を形成する両側面のうち、一方の側面に直壁面9(整流子面に対して略直角を成す壁面)が形成されている第1の凹形状7aと、他方の側面に直壁面9が形成されている第2の凹形状7bとが設けられている。これにより、第1の凹形状7aに形成された直壁面9と、第2の凹形状7bに形成された直壁面9とでブラシ8の動きが規制されるため、ブラシ8が摩耗してブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシ8が整流子面から浮き上がることを防止できる。その結果、ブラシ8の寿命に至るまで、整流子5とブラシ8との安定した摺動状態を保つことが可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、整流子とブラシを有する電動機に関する。
従来、整流子とブラシとを有する電動機において、例えば、図9に示す様に、ブラシ100が摺動する整流子110の表面(整流子面)に複数の溝120を略等間隔に形成して、整流子110とブラシ100との接触状態(摺動状態)を安定化させることにより、電動機の性能向上を図る技術が知られている(特許文献1参照)。
特開昭62−118732号公報
ところが、上記の公知技術を有する電動機を、内燃機関を始動するためのスタータモータに適用した場合、以下の問題が発生する。
すなわち、整流子面に形成された溝120は、その両側面が略V字状に傾斜しているため、例えば、内燃機関のクランキング中に発生する振動により、整流子110またはブラシ100が軸方向(図示左右方向)の荷重を受けると、溝側面の傾斜に沿ってブラシ100が浮き上がり、整流子110とブラシ100との摺動状態が悪化するため、安定した性能を維持できなくなる。
これに対し、ブラシ100を整流子面に付勢するブラシスプリング(図示せず)の押圧力を高めることで、ブラシ100の浮き上がりを防止することも考えられるが、ブラシ100の摩耗が進行して寿命近くになると、必然的にブラシスプリングの押圧力も低下するため、ブラシ100の浮き上がりを防止できなくなる。また、ブラシスプリングの押圧力を高めると、摺動ロスが大きくなり、出力特性が低下する問題を生じる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、ブラシの摩耗によりブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動等によるブラシの浮き上がりを防止でき、その結果、ブラシ寿命に至るまで、整流子とブラシとの安定した摺動状態を保つことができる技術を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、電機子に設けられる整流子と、この整流子の表面(整流子面と呼ぶ)上に配置され、電機子の回転によって整流子面上を摺動するブラシと、このブラシを整流子面に押圧するブラシスプリングとを有し、整流子面には、周方向に一周する凹凸形状が形成され、この凹凸形状が周方向と直交する方向に所定の間隔を置いて複数箇所に形成されている電動機であって、整流子面の周方向と直交する方向でブラシの摺動範囲内に含まれる凹凸形状のうち、少なくとも1箇所の凹部または凸部(第1の凹凸と呼ぶ)には、この第1の凹凸を形成する両側面のうち、少なくとも一方の側面全体または一部に、整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、第1の凹凸の少なくとも一方の側面に形成される壁面(整流子面に対して略直角を成す壁面)によってブラシの動きが規制される。つまり、ブラシが整流子に対して摺動方向と直交する方向に荷重を受けた時に、少なくとも前記一方の側面に沿ってブラシが浮き上がる方向に分力が殆ど発生しないため、ブラシの摩耗に応じてブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシが整流子面から浮き上がることを抑制できる。その結果、ブラシ寿命に至るまで、整流子とブラシとの安定した摺動状態を保つことが可能である。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した電動機において、第1の凹凸以外にブラシの摺動範囲内に含まれる凹凸形状のうち、少なくとも1箇所の凹部または凸部(第2の凹凸と呼ぶ)には、この第2の凹凸を形成する両側面のうち、少なくとも他方の側面全体または一部に、整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、第1の凹凸の少なくとも一方の側面に形成される壁面だけでなく、第2の凹凸の少なくとも他方の側面に形成される壁面(整流子面に対して略直角を成す壁面)によってもブラシの動きが規制される。つまり、ブラシが整流子に対して摺動方向と直交する方向に荷重を受けた時に、第1の凹凸の一方の側面および第2の凹凸の他方の側面に沿ってブラシが浮き上がる方向に分力が殆ど発生しないため、ブラシの摩耗に応じてブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシが整流子面から浮き上がることを防止できる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載した電動機において、第1の凹凸には、両側面のうち他方の側面にも、その全体または一部に整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されていることを特徴とする。
上記の構成では、第1の凹凸の両側面に形成される壁面(整流子面に対して略直角を成す壁面)によって、整流子に対してブラシの摺動方向と直交する方向への動きが規制される。つまり、ブラシが整流子に対して摺動方向と直交する方向に荷重を受けた時に、第1の凹凸の一方の側面と他方の側面に沿ってブラシが浮き上がる方向に分力が殆ど発生しないため、ブラシの摩耗に応じてブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシが整流子面から浮き上がることを防止できる。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載した何れかの電動機において、整流子面に対して略直角を成す壁面を直壁面と呼ぶ時に、ブラシの摺動範囲内に含まれる複数の凹凸形状のうち、一方の側面に直壁面が形成されている凹凸の数と、他方の側面に直壁面が形成されている凹凸の数とが略同数であることを特徴とする。
上記の構成では、一方の側面に直壁面が形成されている凹凸の数と、他方の側面に直壁面が形成されている凹凸の数とが略同数であるため、ブラシが整流子に対して摺動方向と直交する方向に荷重を受けた時に、一方の側面に形成された直壁面と、他方の側面に形成された直壁面とでブラシの動きが均等に規制されるため、ブラシの摩耗に応じてブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシが整流子面から浮き上がることを防止できる。
(請求項5の発明)
請求項1〜4に記載した何れかの電動機において、ブラシの摺動範囲内に含まれる全ての凹凸には、それぞれの凹凸を形成する両側面に、整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されていることを特徴とする。
上記の構成では、ブラシの摺動範囲内に含まれる全ての凹凸の両側面に、それぞれ整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されているので、ブラシが整流子に対して摺動方向と直交する方向に荷重を受けた時に、より確実にブラシの動きを規制できる。その結果、ブラシの摩耗に応じてブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシが整流子面から浮き上がることを確実に防止できる。
(請求項6の発明)
請求項1〜5に記載した何れかの電動機において、整流子は、電機子軸の外周に円筒状に構成されていることを特徴とする。
この場合、円筒状に形成される整流子面に対し、複数の凹凸形状が軸方向に所定の間隔(例えば等間隔)を保って形成される。
(請求項7の発明)
請求項1〜5に記載した何れかの電動機において、整流子は、電機子軸と直交する向きに構成されていることを特徴とする。
この場合、電機子軸と直交する整流子面に対し、複数の凹凸形状が同心円状に所定の間隔(例えば等間隔)を保って形成される。
(請求項8の発明)
請求項1〜7に記載した何れかの電動機は、内燃機関を始動するためのスタータモータであることを特徴とする。
スタータモータは、内燃機関のクランキング中に発生する振動が整流子およびブラシに伝わるため、請求項1〜7に記載した何れかの技術を採用することによって、振動によるブラシの浮き上がりを防止でき、整流子とブラシとの摺動状態を安定的に維持できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
この実施例1は、内燃機関を始動するためのスタータモータに本発明の電動機を適用した一例であり、図1にスタータモータの電機子1を示す。
スタータモータは、図示しない界磁(永久磁石または界磁コイル)の内側に回転自在に支持される電機子1を有し、界磁と電機子1との間に作用する電磁力によって電機子1に回転力を発生する周知の直流電動機である。
電機子1は、電機子軸2と、この電機子軸2の外周に圧入状態でセレーション嵌合する電機子コア3と、この電機子コア3に巻線される電機子コイル4と、電機子軸2の一方の端部に設けられる整流子5とで構成される。
整流子5は、電機子軸2の外周に、絶縁材6に保持された複数の整流子片50を円筒状に配置して構成され、個々の整流子片50が、それぞれ電機子コイル4に機械的且つ電気的に接続されている。整流子片50の表面(整流子面と呼ぶ)には、図1に示す様に、整流子5の周方向に複数の凹形状7が形成されている。この複数の凹形状7は、整流子5の周方向と直交する軸方向(図示左右方向)に略等間隔に形成され、図2に示す様に、整流子5を径方向に切断した断面形状で見ると、隣合う凹形状7同士の間に残る凸部と凹形状7による凹部とが軸方向に交互に連続して形成されている。
整流子5の外周には、複数のカーボンブラシ8が配置され、図示しないブラシスプリングにより整流子面に押圧されている。
次に、整流子面に形成された凹形状7について図2を基に詳述する。
整流子5の周方向に直交するブラシ8の摺動範囲、つまり図2に示すブラシ8の幅Aの範囲内に含まれる複数の凹形状7(図2では10個の凹形状7)には、その凹形状7を形成する両側面のうち、一方の側面に、整流子面に対して略直角を成す壁面(以下、直壁面9と呼ぶ)が形成されている第1の凹形状7aと、他方の側面に直壁面9が形成されている第2の凹形状7bとが設けられている。
なお、上記の「整流子面に対して略直角」とは、整流子面に対する直壁面9の成す角度が80度〜100度の範囲内であることを意味している。
第1の凹形状7aは、図2に示される10個の凹形状7のうち、右側半分の5個の凹形状7であり、一方の側面に直壁面9が形成され、他方の側面は、凹形状7の外側に向かって一方の側面から遠ざかる方向に傾斜している。
第2の凹形状7bは、図2に示される10個の凹形状7のうち、左側半分の5個の凹形状7であり、他方の側面に直壁面9が形成され、一方の壁面は、凹形状7の外側に向かって他方の側面から遠ざかる方向に傾斜している。
(実施例1の効果)
上記の構成では、ブラシ8の摺動範囲に含まれる全ての凹形状7には、一方の側面または他方の側面に直壁面9が形成され、且つ一方の側面に直壁面9が形成された第1の凹形状7aと、他方の側面に直壁面9が形成された第2の凹形状7bとが同数であるため、第1の凹形状7aに形成された直壁面9と、第2の凹形状7bに形成された直壁面9とでブラシ8の動きが左右均等に規制される。つまり、ブラシ8が整流子5に対して摺動方向と直交する方向(図2の左右方向)に荷重を受けた時に、それぞれの直壁面9に対してブラシ8が浮き上がる方向に分力が殆ど発生しない。その結果、ブラシ8が摩耗してブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシ8が整流子面から浮き上がることを防止できるため、ブラシ8の寿命に至るまで、整流子5とブラシ8との安定した摺動状態を保つことが可能である。
なお、第1の凹形状7aの一方の側面に形成される直壁面9、および第2の凹形状7bの他方の側面に形成される直壁面9は、整流子面に対し90度の角度に設けられていることが望ましい。但し、ブラシ8に対するブラシスプリングの押圧力は、図3に示す様に、ブラシ8が新品の状態から摩耗するに従って次第に小さくなるが、ブラシ寿命に至るまでブラシ8が摩耗した時でも、ブラシスプリングの押圧力が無くなることはない。従って、整流子面に対する直壁面9の角度が90度でなくても、ブラシ8の浮き上がりを防止することは可能であり、実験データによれば、図3に示す様に、80度〜100度の範囲であれば、ブラシ8の寿命に至るまでブラシ8が摩耗した時でも、整流子面からブラシ8の浮き上がりを防止することは可能である。
図4は実施例2に係る電機子1の半断面図であり、図5は整流子面の凹凸形状を示す拡大断面図である。
この実施例2に示す電機子1は、図4に示す様に、整流子5が電機子軸2と略直交する向きに構成されている。具体的には、電機子コア3のスロット3aより軸方向外側に取り出された電機子コイル4の一部が電機子コア3の端面と略平行に配置され、整流子片50として利用されている。
電機子コイル4は、電機子コア3のスロット3aの数と同数の下層コイル体40と上層コイル体41とを有し、この下層コイル体40の直線部40aと上層コイル体41の直線部41aとを二層状態でスロット3aに挿入して電機子コア3に組み立てた後、互いに異なるスロット3aから取り出された下層コイル体40の端部と上層コイル体41の端部とを接合して形成される。
上層コイル体41は、スロット3aに挿入される直線部41aの一端から電機子コア3の端面と略平行に径方向内側へ延びるコイル端部41bが設けられ、そのコイル端部41bが整流子片50として利用されている。
この整流子片50の表面(整流子面)には、軸方向よりカーボンブラシ8が当接して、図示しないブラシスプリングにより整流子面に押圧されている。
整流子面を形成するコイル端部41bの軸方向外側面には、電機子軸2を中心とする同心円状に所定の間隔(例えば等間隔)を保って複数の凹形状7が形成されている。
また、整流子5の周方向に直交するブラシ8の摺動範囲、つまり図5に示すブラシ8の幅Aの範囲内に含まれる複数の凹形状7(図5では8個の凹形状7)には、その凹形状7を形成する両側面のうち、一方の側面に直壁面9が形成されている第1の凹形状7aと、他方の側面に直壁面9が形成されている第2の凹形状7bとが設けられている。
第1の凹形状7aは、図5に示される8個の凹形状7のうち、下側半分(内径側)の4個の凹形状7であり、一方の側面に直壁面9が形成され、他方の側面は、凹形状7の外側に向かって一方の側面から遠ざかる方向に傾斜している。
第2の凹形状7bは、図5に示される8個の凹形状7のうち、上側半分(外径側)の4個の凹形状7であり、他方の側面に直壁面9が形成され、一方の壁面は、凹形状7の外側に向かって他方の側面から遠ざかる方向に傾斜している。
この実施例2に示す電動機は、整流子5の構成が実施例1と異なるだけで、整流子面に複数の凹形状7を設けて、その凹形状7の一方の側面または他方の側面に直壁面9を形成する構成は同じである。従って、実施例1と同様に、第1の凹形状7aに形成された直壁面9と、第2の凹形状7bに形成された直壁面9とでブラシ8の動きを規制できるため、ブラシ8が摩耗してブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシ8が整流子面から浮き上がることを防止でき、その結果、ブラシ8の寿命に至るまで、整流子5とブラシ8との安定した摺動状態を保つことが可能である。
図6および図7はそれぞれ整流子面の凹凸形状を示す拡大断面図である。
この実施例3では、実施例1に記載した円筒型の整流子5、および実施例2に記載したフェイス型の整流子5において、図6及び図7に示す様に、ブラシ8の摺動範囲に含まれる全ての凹形状7の両側面に直壁面9を形成した一例である。
この構成によれば、ブラシ8が整流子5に対して摺動方向と直交する方向に荷重を受けた時に、より確実にブラシ8の動きを規制できるため、ブラシ8の摩耗に応じてブラシスプリングの押圧力が低下しても、振動によりブラシ8が整流子面から浮き上がることを確実に防止できる。
(変形例)
実施例1〜実施例3では、ブラシ8の摺動範囲に含まれる全ての凹形状7に直壁面9が形成されている例を記載したが、全く直壁面9を有していない凹形状7が含まれていても良い。更に言えば、最小限、1個の凹形状7だけに直壁面9が形成されている場合でも、振動によるブラシ8の浮き上がりを抑制できる効果はある。
また、実施例1〜実施例3では、凹形状7の一方の側面または他方の側面の一部に直壁面9が形成されている例を記載したが、例えば、図8に示す様に、一方の側面または他方の側面の全体に直壁面9を形成することもできる。
実施例1では、本発明の電動機をスタータモータに適用した一例を説明したが、スタータモータに限定されるものではなく、整流子5とブラシ8を有する電動機に広く適用できる。
実施例2に記載した電動機は、電機子コイル4の一部(上層コイル体41のコイル端部41b)を整流子片50として利用しているが、整流子片50を電機子コイル4とは別部材によって構成することも可能である。
スタータモータに用いられる電機子の半断面図である(実施例1)。 実施例1に係る整流子面の凹凸形状を示す拡大断面図である。 ブラシの摩耗とブラシスプリングの押圧力との関係を示すグラフである。 スタータモータに用いられる電機子の半断面図である(実施例2)。 実施例2に係る整流子面の凹凸形状を示す拡大断面図である。 実施例3に係る整流子面の凹凸形状を示す拡大断面図である。 実施例3に係る整流子面の凹凸形状を示す拡大断面図である。 凹形状の形状を示す拡大断面図である(変形例)。 従来技術に係る整流子面の凹凸形状を示す拡大図である。
符号の説明
1 電機子
2 電機子軸
5 整流子
7 凹形状
7a 第1の凹形状
7b 第2の凹形状
8 ブラシ
9 直壁面(整流子面に対して略直角を成す壁面)

Claims (8)

  1. 電機子に設けられる整流子と、
    この整流子の表面(整流子面と呼ぶ)上に配置され、前記電機子の回転によって前記整流子面上を摺動するブラシと、
    このブラシを前記整流子面に押圧するブラシスプリングとを有し、
    前記整流子面には、周方向に一周する凹凸形状が形成され、この凹凸形状が前記整流子面の周方向と直交する方向に所定の間隔を置いて複数箇所に形成されている電動機であって、
    前記整流子面の周方向と直交する方向で前記ブラシの摺動範囲内に含まれる前記凹凸形状のうち、少なくとも1箇所の凹部または凸部(第1の凹凸と呼ぶ)には、この第1の凹凸を形成する両側面のうち、少なくとも一方の側面全体または一部に、前記整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されていることを特徴とする電動機。
  2. 請求項1に記載した電動機において、
    前記第1の凹凸以外に前記ブラシの摺動範囲内に含まれる前記凹凸形状のうち、少なくとも1箇所の凹部または凸部(第2の凹凸と呼ぶ)には、この第2の凹凸を形成する両側面のうち、少なくとも他方の側面全体または一部に、前記整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されていることを特徴とする電動機。
  3. 請求項1または2に記載した電動機において、
    前記第1の凹凸には、前記両側面のうち他方の側面にも、その全体または一部に前記整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されていることを特徴とする電動機。
  4. 請求項1〜3に記載した何れかの電動機において、
    前記整流子面に対して略直角を成す壁面を直壁面と呼ぶ時に、
    前記ブラシの摺動範囲内に含まれる複数の前記凹凸形状のうち、前記一方の側面に前記直壁面が形成されている凹凸の数と、前記他方の側面に前記直壁面が形成されている凹凸の数とが略同数であることを特徴とする電動機。
  5. 請求項1〜4に記載した何れかの電動機において、
    前記ブラシの摺動範囲内に含まれる全ての前記凹凸形状には、それぞれの凹凸を形成する両側面に、前記整流子面に対して略直角を成す壁面が形成されていることを特徴とする電動機。
  6. 請求項1〜5に記載した何れかの電動機において、
    前記整流子は、電機子軸の外周に円筒状に構成されていることを特徴とする電動機。
  7. 請求項1〜5に記載した何れかの電動機において、
    前記整流子は、電機子軸と直交する向きに構成されていることを特徴とする電動機。
  8. 請求項1〜7に記載した何れかの電動機は、内燃機関を始動するためのスタータモータであることを特徴とする電動機。
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