JP2010089214A - ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャッタ部材がケース部材の軸方向から横にずれた状態になることを防止できるロボットを提供すること。
【解決手段】 上面が開口した収容部を備えたケース部材10と、収容部から一部を上方に突出させた状態で収容部に収容され、軸方向に移動可能に取り付けられた可動部材20と、可動部材20を軸方向に移動させる駆動装置30と、収容部の軸方向の両端に両端部を固定された状態で収容部の開口を上方から塞ぎ、可動部材20に位置する部分が可動部材20によって上方に持ち上げられるシャッタ部材40とで単軸ロボットAを構成した。そして、シャッタ部材40の下面における幅方向の両側部分に対向する収容部の開口縁部の上面に、マグネットシート15aを貼り付け、マグネットシート15aの上面にテフロンテープ18を貼り付けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、収容部に沿って移動する可動部材と、収容部の開口を塞ぐシャッタ部材とを備えたロボットに関する。
従来から、一方から他方に向う軸方向に沿って延び上面が開口したケース部材にガイドレールを設け、可動部材の一部をケース部材の開口から上方に突出させた状態でその可動部材をガイドレールに沿って移動可能にしたロボットが用いられている。このようなロボットにおいては、ケース部材内に異物が入ったり、ケース部材内の塵埃等が外部に飛散したりすることを防止するために、ケース部材内と外部との間を遮蔽するシャッタ部材が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−144591号公報
前述した従来のロボットにおいては、可動部材がガイドレールに沿って移動する際に、シャッタ部材が上方に持ち上げられ、可動部材が通過するとシャッタ部材の可動部材によって持ち上げられた部分は下方の開口縁部上面に下降する。シャッタ部材の持ち上げあるいは下降のためシャッタ部材に当接する可動部材の当接部に立てた法線が、シャッタ部材上方から見てシャッタ部材の配置方向から僅かでも幅方向にずれる場合には、可動部材の移動によりシャッタ部材に横ずれが生じて、ケース部材の開口縁部との間に隙間が生じる虞がある。
特に、シャッタ部材がケース部材の開口縁部から浮き上がることを防止するために、開口縁部にマグネットシートを設け、シャッタ部材をマグネットシートに吸着されるステンレスの薄板で構成したロボットを用いた場合には、シャッタ部材に横ずれが生じたときにその横ずれが生じた状態がマグネットシートの吸引力によって維持され、可動部材の往復動により横ずれが増大していく虞がある。また、ケース部材の軸方向の長さが長い場合にもこのような横ずれが発生し易くなる。
本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、その目的は、シャッタ部材がケース部材の軸方向から横にずれた状態になることを防止できるロボットを提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係るロボットの構成上の特徴は、一方から他方に向う軸方向に延び上面が開口した収容部を備えたケース部材と、収容部に収容された被収納部材と、ケース部材と被収納部材の内一方を他方に対して軸方向に移動させる駆動装置と、収容部の軸方向の両端上面に両端部を固定された状態で収容部の開口を上方から塞ぎ、被収納部材に位置する部分が被収納部材によって開口より上方に持ち上げられるシャッタ部材とを備え、被収納部材の一部を収容部内部から開口を通して、上方に持ち上げられるシャッタ部材の端部より外方に突出させたロボットであって、シャッタ部材の下面と収容部上面の開口縁部との幅方向両側の接触部の内少なくとも一方の接触部において、シャッタ部材の下面における幅方向端部と、この端部に対向する開口縁部との内少なくとも一方側に、シャッタ部材と収容部の開口縁部との接触摩擦を低減させるための摩擦低減部を設けたことにある。
前述した本発明に係るロボットでは、常に左右方向の同じ方向に横ずれが生じることが予め分かっている場合は、少なくとも横ずれで幅が大きくなる側の接触部において、横ずれが生じる方向が予め明確ではない場合は、両側の接触部において、シャッタ部材の下面における幅方向端部と、この端部に対向する開口縁部とのうちの少なくとも一方側に、直接または間接的に、シャッタ部材と収容部の開口縁部との間の摩擦を低減させるための摩擦低減部を設けている。
これによって、シャッタ部材と収容部の開口縁部との間の摩擦抵抗が小さくなりシャッタ部材に横ずれが生じてもすぐにずれのない適正な状態に戻るようになる。すなわち、シャッタ部材は、被収納部材によって上方に持ち上げられることにより張力が掛けられた状態で長手方向(軸方向)の両端がケース部材の収容部両端上面に固定されている。このため、互いに接触するシャッタ部材と収容部の開口縁部との間の摩擦が小さくなれば、シャッタ部材に横ずれが生じても張力によってシャッタ部材は、自然に適正位置(ずれのない真っ直ぐな状態)に戻るようになる。
この結果、シャッタ部材に横ずれが生じることによってシャッタ部材とケース部材の開口縁部との間に隙間が生じることを防止して、ケース部材の内部と外部との間をより確実に遮蔽することができる。なお、シャッタ部材の横ずれは、最初に小さなずれが生じ、そのずれ量が徐々に大きくなっていく傾向があるが、摩擦低減部を設けることによって、ずれ量が増幅していくことを防止できる。この場合、摩擦低減部は、収容部の開口縁部上面あるいは対向するシャッタ部材の下面のうちの少なくとも一方、あるいは両方に設けてもよい。
また、本発明に係るロボットの他の構成上の特徴は、被収納部材に作業部材を取り付け可能とし、駆動装置はケース部材に対し被収納部材を軸方向に移動することで、被収納部材をケース部材に対する可動部材として機能させるようにしたことにある。
ロボットには、ケース部材と被収納部材の内、被収納部材の収容部内部から開口を通して、上方に持ち上げられるシャッタ部材の端部より外方に突出させた一部を、工場内の基礎や固定物あるいは他の可動部材に固定し、ケース部材に、このロボットにより駆動される他の軸方向のロボットや工具等の装置やワーク等の部材からなる作業部材を取り付けるタイプのものがある。また、逆に被収納部材に、同様の作業部材を取り付け可能とし、駆動装置はケース部材に対し被収納部材を軸方向に移動することで、被収納部材をケース部材に対する可動部材として機能させるようにしたものもある。後者のものは、軸方向に長いケース部材を工場内の基礎や固定物あるいは他の可動部材に固定することになり、可動部材が軸方向に移動しても強固に支持することができる。
また、本発明に係るロボットのさらに他の構成上の特徴は、シャッタ部材の下面における幅方向の両側部分と、シャッタ部材の下面における幅方向の両側部分に対向する収容部の開口縁部との一方に磁石を設けるとともに、他方における磁石に対向する部分を磁性のある材質で構成し、磁石構成材のみからなる、あるいは磁石構成材表面に塗装やコーティングがされて構成された前記磁石の表面と、シャッタ部材と収容部の開口縁部とのうちの磁石に対向する部分とのいずれか一方に摩擦低減部を設けたことにある。
これによると、磁石の吸引力によって、シャッタ部材と収容部の開口縁部とが密着するようになり、シャッタ部材と収容部の開口縁部との間に上下方向の隙間が生じることを確実に防止できる。そして、シャッタ部材に横ずれが生じたときに、磁石の吸引力によって横ずれした状態が維持され、シャッタ部材に対する被収納部材の相対的な往復動により横ずれが蓄積されて拡大しようとしても、シャッタ部材にかかる張力と摩擦低減部による摩擦力低減によって、シャッタ部材は、滑るようにして適正位置に戻る。このため、シャッタ部材が横にずれることによって、シャッタ部材と収容部の開口縁部との間に隙間が生じることを防止することができ、ケース部材の内部と外部とを確実に遮蔽できる。
この場合、磁石は、収容部の開口縁部に設けてもよいし、シャッタ部材に設けてもよい。また、摩擦低減部は、磁石に設けてもよいし、磁石の表面に対向するシャッタ部材または収容部の開口縁部の部分に設けてもよい。要は、シャッタ部材の下面における幅方向の両側部分と、前記シャッタ部材の下面における幅方向の両側部分に対向する前記収容部の開口縁部との対向する部分の間に磁石が配置され、磁石と磁石の表面に対向する部分との間に摩擦低減部材が配置されていればよい。また、磁石としては、シート状の磁石を用いることが好ましい。
また、本発明に係るロボットのさらに他の構成上の特徴は、接触部のうち、軸方向の少なくとも一方の端部を除いて、シャッタ部材と収容部の開口縁部との接触摩擦を低減させるための摩擦低減部を設けたことにある。これによると、横ずれの小さい軸方向の少なくとも一方の端部を除いて、摩擦低減部を設けているので、コスト低減をしつつ横ずれを防止し、ケース部材の内部と外部とを遮蔽できる。
また、本発明に係るロボットのさらに他の構成上の特徴は、収容部の開口縁部におけるシャッタ部材の両側部に対向する部分にシャッタ部材の横ずれを規制するための側壁部を設けたことにある。
これによると、摩擦低減部の配置により、収納部材の往復動があっても横ずれが蓄積されて増大していくことはないが、シャッタ部材に異物が当る等の別の原因により大きな横ずれが発生しようとしても、シャッタ部材に一定量以上の横ずれが生じることを防止できる。なお、摩擦低減部を配置することなくシャッタ部材の横ずれを規制するための側壁部を設ける場合には、シャッタ部材の持ち上げあるいは下降のため被収納部材のシャッタ部材に当接する当接部の、その法線方向が、正しい方向から僅かでもずれる場合には、収納部材の移動によりシャッタ部材が横ずれすることになるが、一定以上の横ずれを防止することができる。しかしながらシャッタ部材の端部が側壁部に当接したまま持ち上がり、および下降することになり、異音が発生する。この異音は摩擦低減部を配置することで防止することができる。
また、本発明に係るロボットのさらに他の構成上の特徴は、摩擦低減部を、テフロンテープまたはフッ素樹脂テープで構成したことにある。摩擦低減部としては、種々の材料を用いることができるが、テフロン(ポリテトラフルオロエチレンの商標名)テープやフッ素樹脂テープを用いることにより、収容部の開口縁部またはシャッタ部材への取り付けが容易になる。
以下、本発明に係るロボットの一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る単軸ロボットAの平面を示しており、図2は、図1の2−2断面、図3は、図1の中央縦断面の要部をそれぞれ示している。この単軸ロボットAは、前後方向(図1の下側が前方で上側が後方とする。)に延びるケース部材10と、ケース部材10に移動可能に取り付けられた可動部材(被収納部材)20と、可動部材20をケース部材10の前後方向に移動させる駆動装置30と、ケース部材10の上面に設置されるシャッタ部材40とで構成されている。ここで前後方向をX軸方向、左右方向(ケース部材10の幅方向)をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
ケース部材10は、底部に位置する底部フレーム11と、底部フレーム11の上部の左右にそれぞれ配置された一対の上部カバー12,13とを備えている。底部フレーム11は、上面における幅方向の中央部分が両側部分よりも低くなった肉厚板状の底面部11aと、底面部11aの両側部から上方に突出した側壁部11b,11cとからなり、断面形状が上方が開放された略コ字状になった長尺(略4m)の枠状体で構成されている。底部フレーム11は、アルミ二ウム合金からなる押出材を加工して形成されており、その断面形状は、前端から後端にかけて略同一になっている。
底面部11aの上面における幅方向中央の凹部になった部分には、駆動装置30の一部を構成するプレート部材31と複数の永久磁石32とが設置されている。プレート部材31は、底面部11aの前後方向に沿って設置されており、プレート部材31の上面に、複数の永久磁石32が、N極とS極とが交互に位置するように前後方向に配列して取り付けられている。また、底面部11aの上面における幅方向の両側の高くなった部分の凹部寄りの部分には、プレート部材31および複数の永久磁石32と平行して前後方向に延びる一対のガイドレール14a,14bがボルトで固定されている。ガイドレール14a,14bは、断面における下部と上部の幅よりも中央部の幅が小さくなった細長い棒体で構成されている。このガイドレール14a,14bの延びる方向を本発明では軸方向としている。
また、底面部11aの上面両側部分の幅は、ガイドレール14bが設置された部分の方がガイドレール14aが設置された部分よりも大きくなっており、その幅の大きな方の縁部側(側壁部11c側)に、細長いプレート状の磁気スケール33が前後方向に延びるように設けられている。上部カバー12,13は、断面形状が左右に略対称になったカバー部材で構成されており、それぞれ略水平に配置された上面部12a,13aと、上面部12a,13aの外部側縁部から下方に延びる側面部12b,13bと、上面部12a,13aの上面における両側部分に設けられた空気通路形成部12c,13cとで構成されている。
上部カバー12,13は、上面部12a,13aの互いに対向する内部側の縁部どうしを設定された間隔だけ離間させた状態で底部フレーム11の上部に分離可能に連結固定されており、底部フレーム11と上部カバー12,13とで形成される空間部の周囲部分で本発明に係る収容部が構成される。また、上面部12a,13aの対向する内部側の縁部間で、収容部内部を外部へ開放連通する本発明に係る開口が構成される。上面部12a,13aにおけるそれぞれ空気通路形成部12c,13cに対応する部分には、前後方向に間隔を保って複数の貫通孔12d,13dが形成されており、この貫通孔12d,13dによって、収容部内と空気通路形成部12c,13cの内部とが連通している。
また、上面部12a,13aにおける内部側部分の上面、すなわち開口縁部の上面には、本発明に係る磁石としてのマグネットシート15a,15bがそれぞれ貼り付けられている。上面部12a,13aにおける内部側部分の上面16は、図4(上面部12aを示している。)に示したように、3段の段違い状に形成されており、図4の右側に位置する低い平面部16aにマグネットシート15a(以下、マグネットシート15a,15bをマグネットシート15aとして説明する。)が設置されている。マグネットシート15aは、細長いシート状のマグネットで構成されており、図5に示したように、下面に両面テープ17の一方の面が貼り付けられ、上面にテフロンテープ18(図2では図示を省略している。)が貼り付けられている。そして、両面テープ17の他方の面を平面部16aに貼り付けることにより、マグネットシート15aは、平面部16aに設置されている。
上面16の中段に位置する平面部16bは、平面部16aよりも少し幅が狭く、マグネットシート15aの上面(テフロンテープ18の上面)よりもやや低い位置に位置している。また、平面部16bと、上面16の上段の平面部16cとの境界に、垂直面からなる横ずれ規制のための側壁部16dが形成されている。この側壁部16dと平面部16cで段部を形成している。すなわち、マグネットシート15aの上面には、テフロンテープ18を介して、後述するシャッタ部材40が設置され、横ずれ規制のための側壁部16dは、シャッタ部材40が横ずれする際のずれ量を規制する。
テフロンテープ18は、摩擦係数の小さな材料で構成されており、シャッタ部材40との間の接触摩擦を低減する。また、上部カバー12,13の上面における前後両端には、図1に示したように、それぞれシャッタ部材40の端部を固定するための固定用縁部19a,19bが設けられている。左右の上面16、16の間は開口となっており、上面部12a,13aにおける内部側部分の上面、すなわち開口縁部の上面(この実施の形態ではテフロンテープ18の上面)と、シャッタ部材40の左右方向端部の下面は互いに接触する。この接触する部分である接触部はケース部材10の内部と外部との連通を防止するシール部となる。
可動部材20は、一対のガイドレール14a,14bに移動可能に取り付けられており、スライドテーブル21と、スライドテーブル21の下面両側に設けられた被ガイド部22a,22bとを備えている。スライドテーブル21は、収容部内に位置するテーブル本体21aと、上部カバー12,13の上面部12a,13aおよび開口の上方に位置する作業部材支持テーブル21bとで構成されており、テーブル本体21aの下面における左右両側に、ガイドレール14a,14bに摺動可能に係合する被ガイド部22a,22bが不図示のボルトにより脱可能に固着されている。
被ガイド部22a,22bの下面には、前後方向に延びる溝部23a,23bが形成されており、この溝部23a,23bの下端の開口側の幅は上部奥側の幅よりも小さくなっている。この溝部23a,23bにガイドレール14a,14bの上部および中央部を係合させることにより、可動部材20は、ガイドレール14a,14bから外れることなく摺動できる。すなわち、単軸ロボットAは用途に応じ底面部11aを水平面上側に固定可能だけでなく、鉛直面や水平面下側に固定しての使用が可能である。また、作業部材支持テーブル21bは、単軸ロボットAの用途に応じた各種の装置や部材が設置されるもので、複数のボルト24によってテーブル本体21aに連結されている。
また、図3に示したように、作業部材支持テーブル21bの前後両端には、一対の押さえローラ25a,25bが設けられ、押さえローラ25a,25b間には前後方向に間隔を保って、一対のガイドローラ26a,26bが設けられている。また、テーブル本体21aの側部(図2における右側の側部)には、磁気ヘッド27が設けられている。この磁気ヘッド27は、磁気スケール33に対向して配置され、可動部材20が移動する際に、磁気スケール33を読み取ることにより可動部材20の位置を検出する。また、可動部材20におけるテーブル本体21aの下面中央には、可動部材20とともに移動する可動ブロック34が取り付けられている。
可動ブロック34は、高さよりも左右方向の幅が少し大きく、左右方向の幅よりも前後方向の長さが長くなった矩形に形成されており、プレート部材31の上面に取り付けられた複数の永久磁石32に対向して配置されている。この可動ブロック34の内部には、複数のコイルや基板(図示せず)が収納されており、このコイルや基板からのケーブル35は、ケース部材10の側面側に設置されたケーブルベア36の可動端に導かれている。ケーブルベア36の可動端は、ケーブル35を保持するステー、ステーを保持するテーブル本体21a、および被ガイド部22a,22bを介して、可動部材20と一体的にガイドレール14a,14bの方向に移動可能とされている。また、ケーブルベア36内部を通過して配置されるケーブル35の他端は、CPUや記憶装置等からなる制御装置を介して電源に接続されている。
プレート部材31、複数の永久磁石32および可動ブロック34等で本発明に係る駆動装置30が構成される。この駆動装置30は、コイルに電流を流すことにより発生する磁界(N極、S極)と、永久磁石32のN極とS極との間で、N極とS極の引き合う力と、N極どうしおよびS極どうしの反発する力により推進力を発生するリニアモータで構成されている。このため、電源を入れ制御装置をオン状態にしてコイルに可動部材20の移動に伴って変化する電流を流すと、可動部材20は、可動ブロック34とともに、ガイドレール14a,14bに沿って移動する。
シャッタ部材40は、ステンレス鋼(例えば、磁性体となるマルテンサイト系ステンレス鋼)からなる薄板で構成されており、長さが上部カバー12,13の前後方向の長さよりもやや短く、幅が上部カバー12,13の上面部12a,13aに設置された一対のテフロンテープ18の外部側縁部間の長さと略同じに設定されている。そして、シャッタ部材40は、長手方向の両端部を、複数のねじ41を介して固定用縁部19a,19bに固定された状態で、ケース部材10の開口を塞いでいる。図6(a)は、シャッタ部材40が取り付けられていない状態のケース部材10の上面の幅方向の中央側部分を示しており、図6(b)は、シャッタ部材40および可動部材20を取り付けた状態のケース部材10の上面の幅方向に中央側部分を示している。図6(b)に示したように、シャッタ部材40は、両側部と横ずれ規制の側壁部16dとの距離を一定に保たせて配置されている。
また、シャッタ部材40における可動部材20に位置する部分は、図3に示したように、順次、押さえローラ25aの下部からガイドローラ26a,26bの上部、そして、押さえローラ25bの下部へと掛け渡されている。すなわち、ガイドローラ26a,26bによりシャッタ部材40を上方に押し上げ、押さえローラ25a、25bで可動部材20の前後においてシャッタ部材40の左右方向両端部下面を、それぞれ開口縁部のテフロンテープ18上面に密着させる。
回転可能な押さえローラ25a,25bにシャッタ部材40の上面が接触し、回転可能なガイドローラ26a,26bにシャッタ部材40の下面が接触することにより、可動部材20が移動する際に、シャッタ部材40から受ける摩擦抵抗を小さくすることができる。また、シャッタ部材40は撓みのない状態で、両端部が固定用縁部19a,19bに固定されており、可動部材20内を通過することによりその部分が上方に持ち上げられた状態になる。これによって、シャッタ部材40に、張力が加わる。可動部材20の一部を前記収容部内部から前記開口を通して、上方に持ち上げられるシャッタ部材の端部より外方に突出させて、ケース部材10の外側で作業部材を移動可能に支持する作業部材支持テーブル21bとしている。
このように構成された単軸ロボットAを用いて、例えば、小さな部品を所定の場所に順次供給する処理をする場合には、作業部材支持テーブル21bに、例えば、部品を吸着するための吸着部材を取り付ける。そして、単軸ロボットAの電源を入れ制御装置をオン状態にする。これによって、可動ブロック34内のコイルに電流が流れ、可動部材20は、可動ブロック34とともにガイドレール14a,14bに沿って移動する。このとき、可動部材20の進行方向を、図3の左側であるとすると、可動部材20の進行方向の先方においては、シャッタ部材40は、マグネットシート15aの吸引力によって、テフロンテープ18に密着することで、ケース部材10の開口を塞ぐ。
そして、可動部材20が進行していくと、シャッタ部材40は、ガイドローラ26aによって、テフロンテープ18の表面から上方に持ち上げられる。このとき、押さえローラ25aは、可動部材20の直近までシャッタ部材40をテフロンテープ18側に押し付ける働きをする。また、可動部材20の進行方向の後方においては、シャッタ部材40は、ガイドローラ26bによって、水平方向に導かれて上方への持ち上げが維持され、さらに、押さえローラ25bによって、ケース部材10のテフロンテープ18に押し付けられる。
すなわち、可動部材20が進行しても直近から後方全域において、シャッタ部材40は、マグネットシート15aの吸引力によって、テフロンテープ18に密着することで、ケース部材10の開口を塞ぐ。このようにして、可動部材20は、前後両側の押さえローラ25a,25bでシャッタ部材40をテフロンテープ18側に押し付けるとともに、押さえローラ25a,25b間に位置するガイドローラ26a,26bでシャッタ部材40を上方に持ち上げながら往復移動していく。
可動部材20を構成する作業部材支持テーブル21bへの押さえローラ25a,25bおよびガイドローラ26a,26bの組みつけにおいて、各部の加工誤差、製造誤差により各ローラの軸心方向が、可動部材20の移動方向(X軸方向)に直交する方向(Y軸方向)に完全に一致することはほとんど稀であり、少なくとも極僅かには傾くことになる。また、長期の使用による各ローラの回転支持部での磨耗で傾くことになる場合もある。そして、押さえローラ25a,25bおよびガイドローラ26a,26bの中心軸の傾きを、時計周り方向を正、反時計周り方向を負とすると、各ローラ25a等の傾きの組み合わせは多数あるが、いずれの場合も横ずれが生じることがある。下記の表1には、そのいくつかのケースを記載している。
Figure 2010089214
ここでは、押さえローラ25aの傾きをθ1、ガイドローラ26aの傾きをθ2、ガイドローラ26bの傾きをθ3、押さえローラ25bの傾きをθ4としている。そして、表1のケース1は、すべてのローラ25a等の傾きが時計周り方向の正の場合、ケース2は、押さえローラ25aとガイドローラ26bとの傾きが正で、ガイドローラ26aと押さえローラ25bとに傾きがない場合、ケース3は、ガイドローラ26aの傾きが正で、それ以外のローラ25a等に傾きがない場合を示している。このケース1〜3は、少なくとの一つのローラ25a等に時計周り方向の傾きが主に製造段階で生じた場合であり、ケース1の場合は、図7に示したように、シャッタ部材40に横ずれ(変位)が生じる。
すなわち、ローラ25aがθ1だけ傾いていると、シャッタ部材40の張力によるローラ25aへの押付力への反力は、シャッタ部材40とのローラ25aの当接部の当接中心25a1に立てた法線方向へシャッタ部材40に作用する。この法線方向は、ローラ25aが円筒状外形を有するとすると、Z軸上方方向から見てX軸にθ1だけ傾くことになる。
このようにシャッタ部材40にとっての外力となる反力は、当接中心25a1からZ軸方向の下方に向う成分(押える力)のみでなく、当接中心25a1からY軸方向の横方に向う成分(横ずれ力)を持つことになる。ガイドローラ26aが傾きθ2、ガイドローラ26bが傾きθ3、押さえローラ25bが傾きθ4を持つ場合も、各ローラ26a等は、前述したガイドローラ26aと同様、当接部からのシャッタ部材40にとっての外力となる反力(当接中心に立てた法線の方向に作用)は、Y軸方に向う成分(横ずれ力)を持つことになり、シャッタ部材40に横ずれを生じさせる。
図7は、シャッタ部材40の横ずれにより、シャッタ部材40と、ケース部材10の開口縁部との間に隙間が生じた状態を示している。図7に示したように、横ずれが生じる前のシャッタ部材40と、ケース部材10の開口縁部との重なり合った部分の幅(シール幅)をaとし、シャッタ部材40の変位量をbとし、シャッタ部材40と、ケース部材10の開口縁部との間の隙間の幅(隙間幅)をcとすると、シャッタ部材40の変位量bは、cからaを減算した値になる。また、表1のケース4は、押さえローラ25aとガイドローラ26aの傾きが正で、ガイドローラ26bと押さえローラ25bとの傾きが反時計回り方向の負の場合を示している。この場合、各ローラ25a等の傾きθ1からθ4の合計値が「0」であっても、シャッタ部材40に、図8に示したような横ずれが生じる
ケース4の場合には、押さえローラ25aとガイドローラ26bとの間で横ずれの殆どが発生するため、前述したケース1のときよりも変位量bは小さくなる。さらに、表1のケース5は、押さえローラ25aとガイドローラ26aとの傾きが正の方向に大きく、ガイドローラ26bと押さえローラ25bとの傾きが負の方向に小さな場合であり、ケース6は、ガイドローラ26aの傾きが正の方向に大きく、ガイドローラ26bの傾きが負の方向に小さく、押さえローラ25a,25bに傾きがない場合である。そして、ケース7は、押さえローラ25aの傾きが正方向に大きく、ガイドローラ26aの傾きが正方向に小さく、ガイドローラ26bの傾きが負の方向に大きく、押さえローラ25bに傾きがない場合を示している。
ケース5〜7は、各ローラ25a等の傾きθ1からθ4の合計値が「0」以外で、時計周り方向の傾きの合計値と反時計周り方向の傾きの合計値と差が生じた場合であり、このような場合にも、シャッタ部材40に横ずれが生じる。また、シャッタ部材40の前後両端部には、横ずれは生じない。そして、シャッタ部材40の前後方向の中央側部分で横ずれが生じる場合のすべてのケースにおいて、図7および図8に示したように、最大変位位置(可動部材20の進行方向に対する後端側部分)から後方(X方向)には張力が働き、シャッタ部材40の軸方向の側端線は斜めになる。
このように、シャッタ部材40には、横ずれが生じるように力が加わるが、本実施形態に係る単軸ロボットAでは、マグネットシート15aおよびテフロンテープ18を用いているため、シャッタ部材40に小さな横ずれが生じても、シャッタ部材40は、テフロンテープ18に対して容易に滑るため、元の真っ直ぐな状態に戻り、横ずれの量が増えていくことはない。また、マグネットシート15aの吸引力によって、シャッタ部材40は、テフロンテープ18に密着する。
このため、シャッタ部材40と、ケース部材10の開口縁部との間に隙間が生じることがなくなり、ケース部材10の開口が、シャッタ部材40によって適正に閉塞された状態を維持したまま、可動部材20は、ガイドレール14a,14bに沿って移動する。また、仮に、シャッタ部材40にある程度大きな横ずれが生じた場合には、シャッタ部材40の側縁部が、横ずれ規制のための側壁部16dに当接して、シャッタ部材40がそれ以上横ずれすることを規制する。これによって、シャッタ部材40と、ケース部材10の開口縁部との間に隙間が生じることを防止できる。
このように、本実施形態に係る単軸ロボットAでは、ケース部材10の開口縁部の上面にマグネットシート15aを貼り付け、マグネットシート15aの上面にテフロンテープ18を貼り付けている。これによって、シャッタ部材40とケース部材10の開口縁部との間の摩擦抵抗が小さくなりシャッタ部材40に横ずれが生じてもすぐに元の適正な状態に戻るようになる。この結果、シャッタ部材40に横ずれが生じることによってシャッタ部材40とケース部材10の開口縁部との間に隙間が生じることを防止して、ケース部材10の内部と外部との間をより確実に遮蔽することができる。
また、マグネットシート15aの吸引力によって、シャッタ部材40と、マグネットシート15aの上面のテフロンテープ18とが密着するようになり、シャッタ部材40とケース部材10の開口縁部との間に上下方向の隙間が生じることを確実に防止できる。このため、シャッタ部材40が上方に浮き上がることによって、シャッタ部材40とケース部材10の開口縁部との間に隙間が生じることを防止でき、ケース部材10の内部と外部とを確実に遮蔽できる。また、ケース部材10の開口縁部におけるシャッタ部材40の両側部に対向する部分に横ずれ規制のための側壁部16dを設けたため、シャッタ部材40に大きな横ずれが生じることを防止できる。さらに、摩擦低減部を、テフロンテープ18で構成したため、ケース部材10の開口縁部への取り付けが容易になる。
また、図9は、本発明の他の実施形態に係る単軸ロボットの要部を示している。このロボットでは、テフロンテープ18aが、開口縁部の上面16でなく、シャッタ部材40aの下面に貼り付けられている。この単軸ロボットのそれ以外の部分の構成については、前述した単軸ロボットAと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。この単軸ロボットによっても、前述した単軸ロボットAと同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明に係るロボットは、前述した各実施形態に限定するものでなく、適宜変更して実施することができる。例えば、前述した実施形態では、強磁性体粉末を樹脂の基材に混合してシート状に成形した後磁化したマグネットシート15aを、開口縁部の上面16に設けているが、このマグネットシート15aは、シャッタ部材40,40aに設けてもよい。マグネットシート15aとしては、強磁性体粉末を樹脂の基材に混合してシート状あるいはフィルム状に成形した後磁化したものが考えられる。また、その場合、テフロンテープ18,18aは、マグネットシート15aに設けてもよいし、開口縁部の上面16に設けてもよい。
また、前述した各実施形態では、摩擦低減部として、テフロンテープを用いているが、これに代えてフッ素樹脂テープやその他の摩擦係数の小さなテープを用いてもよい。さらに、テープでなく、フッ素やテフロンをコーティング処理することにより層状に形成したものを用いることもできる。また、シャッタ部材40として、磁性体となるマルテンサイト系ステンレス鋼以外にも、薄いバネ鋼、磁性体粉末を耐摩耗性樹脂の基材に混合してシート状に成形したもの、等でも良い。
また、前述した実施形態に係る単軸ロボットでは、両側の開口縁部の上面16あるいはシャッタ部材40,40aにマグネットシート15aを設け、マグネットシート15aの上面、あるいはマグネットシート15aの無い側に、摩擦低減部材を配置している。しかしながら、シャッタ部材に上下方向の反力を作用する押さえローラ25a,25b、ガイドローラ26a,26b(シャッタ部材への可動部材20の当接部材)の傾きが予め分かっており、横ずれの方向が左右のいずれであるかが分かる場合、横ずれを起こす側(開口縁部とシャッタ部材とのシール部幅が横ずれにより増加する側)のみにおいて、摩擦低減部材を配置しても良い。これにより材料費、貼り付け工数を低減できる。
また、前述した実施形態に係る単軸ロボットでは、両側の開口縁部の上面16あるいはシャッタ部材40,40aにマグネットシート15aを設け、マグネットシート15aの上面、あるいはマグネットシート15aの無い側において、X軸方向全長に渡って摩擦低減部材を配置しているが、横ずれ量の小さいX軸方向の一方端部あるいは両端部を除く位置に摩擦低減部材を配置することで、コストを低減しても良い。すなわち、図10(a)に示したように中央部Aのみや、図10(b)に示したようにX軸方向両端部を除いてX軸方向複数箇所A1,A2,A3に摩擦低減部材を配置しても良い。図10中50は開口である。
また、前述した実施形態では、シャッタ部材40に当接し上下方向の反力を作用する可動部材20の当接部材として、押さえローラ25a,25b、ガイドローラ26a,26bを用いているが、押さえローラ25a等を用いず、図11に示したような構成してもよい。図11に示した単軸ロボットが備える可動部材42の作業部材支持テーブル43の上面は、前後両側よりも中央部分が上方に突出した滑らかな凸曲面で構成されており、シャッタ部材40bは、作業部材支持テーブル43の上面に摺接しながら移動する。作業部材支持テーブル43に一体化されている押さえ部材44a,44bが押さえローラ25a,25bと、同様作業部材支持テーブル43に一体化されている押上げ部材45a,45bがガイドローラ26a,26bと、それぞれ同じ当接部材となっている。
この場合も同様の作用によりシャッタ部材40の横ずれが生じるので、前述した各実施形態と同様接触部に摩擦低減部材を配置するようにする。また、この単軸ロボットが備える駆動装置は、永久磁石を、N極とS極とを交互に逆向きにして軸方向に配列したマグネットシャフト44を、ケース部材45内に、前後方向に向けて設け、このマグネットシャフト44の外周側に、コイル46が設置された可動部材42を取り付けたリニアモータ式の駆動装置で構成されている。この単軸ロボットによっても、前述した単軸ロボットA等と同様の作用効果を得ることができる。
また、駆動装置としては、前述したプレート部材31、複数の永久磁石32および可動ブロック34等からなる駆動装置30やリニアモータ式の駆動装置に代えて、可動部材側に永久磁石を配置し、ケース部材側にコイルを並べた、いわゆるムービングマグネットタイプのリニアモータを用いても良い。さらに、ケース部材に、前後方向に延びるボールねじ軸をモータにより回転可能に設けるとともに、このボールねじ軸に螺合するナットを可動部材に固定した構成、あるいはケース部材に、前後方向に延びるボールねじ軸を固定し、このボールねじ軸に螺合するナットを可動部材に回転可能に支持し、且つこのナットを回転駆動し、ボールねじ軸が貫通する中空モータ固定した構成からなる駆動装置を用いてもよい。
また、本実施形態に係る単軸ロボットAでは、ケース部材10側を工場内の基礎や基礎への固定物あるいは他の可動部材に固定し、可動部材20に作業部材を取り付けるようにしているが、可動部材20側を工場内の基礎や基礎への固定物あるいは他の可動部材に固定し、ケース部材10側に被駆動物たる作業部材を取り付けるようにしても良い。
また、前述した各実施形態では、ロボットを単軸ロボットとしているが、このロボットは、2軸やその他の複数軸のロボットでもよい。この場合、例えば、図12に示したように、2個の単軸ロボットAをレール47に沿って移動可能な状態で設けることができる。さらに、一つのロボットに複数の可動部材を設置してもよい。また、本発明に係るロボットのそれ以外の部分の構成についても、本発明の技術的範囲内で適宜変更することができる。
本発明の一実施形態に係るロボットを示した平面図である。 図1の2−2断面図である。 ロボットの側面における要部を示した断面図である。 マグネットシートとテフロンテープとの設置状態を示した一部断面図である。 マグネットシートに両面テープとテフロンテープとを貼り付けた状態を示した断面図である。 (a)はケース部材の平面図、(b)は、ケース部材にシャッタ部材および可動部材を取り付けた状態を示した平面図である。 シャッタ部材に大きな横ずれが生じた状態を示した説明図である。 シャッタ部材に小さな横ずれが生じた状態を示した説明図である。 他の実施形態の要部を示した一部断面図である。 他の実施形態となる摩擦低減部材の配置位置を示す説明図である。 変形例に係るロボットを示した断面図である。 他の変形例に係るロボットを示した平面図である。
符号の説明
10…ケース部材、15a,15b…マグネットシート、16…上面、16d…規制段部、18,18a…テフロンテープ、20,42…可動部材、30…駆動装置、40,40a,40b…シャッタ部材、A…単軸ロボット。

Claims (6)

  1. 一方から他方に向う軸方向に延び上面が開口した収容部を備えたケース部材と、
    前記収容部に収容された被収納部材と、
    前記ケース部材と前記被収納部材のうちの一方を他方に対して前記軸方向に移動させる駆動装置と、
    前記収容部の前記軸方向の両端上面に両端部を固定された状態で前記収容部の開口を上方から塞ぎ、前記被収納部材に位置する部分が前記被収納部材によって開口より上方に持ち上げられるシャッタ部材とを備え、前記被収納部材の一部を、前記収容部内部から前記開口を通して、上方に持ち上げられるシャッタ部材の端部より外方に突出させたロボットであって、
    前記シャッタ部材の下面と前記収容部上面の開口縁部との幅方向両側の接触部のうちの少なくとも一方の接触部において、前記シャッタ部材の下面における幅方向端部と、この端部に対向する前記開口縁部とのうちの少なくとも一方側に、前記シャッタ部材と前記収容部の開口縁部との接触摩擦を低減させるための摩擦低減部を設けたことを特徴とするロボット。
  2. 前記被収納部材に作業部材を取り付け可能とし、前記駆動装置は前記ケース部材に対し前記被収納部材を前記軸方向に移動することで、前記被収納部材を前記ケース部材に対する可動部材として機能させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のロボット。
  3. 前記シャッタ部材の下面における幅方向の両側部分と、前記シャッタ部材の下面における幅方向の両側部分に対向する前記収容部の開口縁部との一方に磁石を設けるとともに、他方における前記磁石に対向する部分を磁性のある材質で構成し、前記磁石の表面と、前記シャッタ部材と前記収容部の開口縁部とのうちの前記磁石に対向する部分とのいずれか一方に前記摩擦低減部を設けた請求項1または2に記載のロボット。
  4. 前記接触部のうち前記軸方向の少なくとも一方の端部を除いて、前記シャッタ部材と前記収容部の開口縁部との接触摩擦を低減させるための摩擦低減部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載のロボット。
  5. 前記収容部の開口縁部における前記シャッタ部材の両側部に対向する部分に前記シャッタ部材の横ずれを規制するための側壁部を設けた請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載のロボット。
  6. 前記摩擦低減部を、テフロンテープまたはフッ素樹脂テープで構成した請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載のロボット。
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