JP2010083243A - エアバッグモジュールの取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグモジュールにおけるステアリングホィールへの取付けを容易にすると共に、一旦取付けた場合における取付け強度を強固にした。
【解決手段】係止体20におけるフック片6のフック面部6b−1が係合する係合部を、係止体20に設けた被係合片体23で形成し、被係合片体23を、フック片6に対して係止体20を当該スプリング力に抗してフック片6に対する係合解除動作方向に移動させる傾斜面部23aと、傾斜面部23aがフック面部6b−1を乗り越えた後係止体20がそのスプリング力により係合方向に移動することにより復帰してフック面部6b−1に係合する被係合面部23bとを有して構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両等においてエアバッグモジュールをステアリングに取付けるためのエアバッグモジュール取付け構造に関するものである。
従来におけるこの種のエアバッグモジュール取付け構造としては、特許文献1に記載されたような構成が知られている。
特開2002−12112号公報
すなわち、かかる従来技術における構成は、エアバッグモジュールの底面に突設された複数のピンをステアリングホィールに設けられた複数の挿通孔に挿通し、各ピンに形成されたフック部を挿通孔に設けられた係止体に係合させることにより、エアバッグモジュールをステアリングホィール上に取付ける場合、前記係止体を、前記エアバッグモジュールをステアリングホィールに係止可能になす係止可能状態と、前記エアバッグモジュールをステアリングホィールから取外し可能になす取外し状態とに切り替え配置する切替手段を備えているものである。
かかる切替手段は、エアバッグモジュールをステアリングホィールから取外す際に、前記係止体を前記取外し可能状態に保持するようになすと共に、前記取外し可能状態に配置された係止体を前記係止可能状態に復帰させる復帰手段を備えている。
又、前記係止体は、ほぼリング状をなす1本の連続線材からなり、前記取外し可能状態に配置されたとき、複数のフック部との係合を同時に解除させるように構成されている。
前記復帰手段は、前記係止体を自体の弾性を利用して、前記取外し可能状態から前記係止可能状態に復帰させるように構成している。
さらに、前記切替手段は、前記係止体を前記ピンと係合する係止位置からそのピンとの係合を解除する解除位置へと移動させるための操作部を兼ねており、又、操作部に係合する係合部を含んでいる。
前記挿通孔は、ステアリングホィールの芯金に取付けられた保持部材に形成し、前記係止体は、前記保持部材上において前記ピンと係合する係止位置と、そのピンとの係合を解除する解除位置との間で移動可能に装着されているものである。
そこで、上記した従来におけるエアバッグモジュール取付け構造においては、線材により構成した係止体とフック部との係合関係は線接触係合にすることにより、係止体をより確実に解除位置に保持されることができるように意図した反面、係止体とフック部との係合が線接触係合のため係止体との係合力が弱くなってしまい、操作部を不用意に操作してしまった場合、フック部と係止体との係合関係を簡単に解除操作できることになって、逆に、エアバッグモジュールにおけるステアリングホィールへの取付け強度が弱く、エアバッグモジュールが不用意に取外せることになってしまう。
そこで、本発明は、エアバッグモジュールにおけるステアリングホィールへの取付けを容易にすると共に、一旦取付けた場合における取付け強度を強固にしたエアバッグモジュールの取付け構造を提供することを目的としている。
本発明に係るエアバッグモジュール構造は、エアバッグモジュールをステアリングホィールに取付けるべく、前記エアバッグモジュール又はステアリングホィールのどちらか一方に、フック片を形成すると共に、他方に前記フック片のフック面部をスプリング力が付与された状態で係合する係止体を設けることによって、前記ステアリングホィールに取付けるようにしたエアバッグモジュールの取付け構造であって、前記係止体における前記フック面部が係合する係合部を、前記係止体に設けた被係合片体で形成し、該被係合片体は、前記フック片に対して前記係止体を当該スプリング力に抗して係合解除動作方向に移動させる傾斜面部と、該傾斜面部が前記フック面部を乗り越えた後前記係止体がそのスプリング力により係合方向に移動することにより復帰して前記フック面部に面当りにて係合する被係合面部とを有して構成していることを特徴とする。
本発明によれば、フック片側のフック面部に対して被係合片体の傾斜面部が乗り越えた後、被係合面部に係合することになり、フック面部と被係合面部との係合が互いに面当り係合となって当該係合状態を保持していることから、ステアリングホィールに対してエアバッグモジュールの取付け強度を強固にすることができ、不用意にステアリングホィールからエアバッグモジュールが離脱されることはなく、又、フック面部に係止体側の被係合面部を係合させるには、フック面部に対して、被係合部の傾斜面部が係止体のスプリング力に抗して係合解除動作方向に摺動することになって、係止体への係合を容易に行うことができる。
そして、かかる本発明は、前記被係合片体の被係合面部を、前記係止体における前記フック片に対する前記係止体の係合動作及び係合解除動作方向に平行な面形状に形成するようにしてもよい。
かかる構成により、被係合片体の被係合面部を係止体におけるフック片に対する前記係止体の係合動作及び係合解除動作方向に沿って平行な面形状に形成することにより、被係合片体の被係合面部とフック片のフック面部とが確実に面当り係合となって、ステアリングホィールに対してエアバッグモジュールの取付け強度を高めることができ、不用意にステアリングホィールからエアバッグモジュールを不用意に離脱させることを防止できる。
又、本発明は、前記被係合片体の被係合面を、前記係止体における前記フック片に対する係合動作方向に対して前記フック面部の係合面への係合力を強くするような傾斜状の面形状に形成するようにしてもよい。
かかる構成により、被係合片体における被係合面とフック面部の係合面との係合力が、被係合面の傾斜状の面形状によって強くなって、ステアリングホィールに対するエアバッグモジュールの取付け力を高めることができる。
本発明は、フック片側のフック面部に対して被係合片体の傾斜面部が乗り越えた後、被係合面部に掛合することになり、フック面部と被係合面部との係合が互いに面当り係合となって当該係合状態を保持していることから、ステアリングホィールに対してエアバッグモジュールの取付け強度を強固にすることができ、不用意にステアリングホィールからエアバッグモジュールが離脱されることはなく、又、フック面部に係止体側の被係合面部を係合させるには、フック面部に対して、被係合部の傾斜面部が係止体のスプリング力に抗して係合解除動作方向に摺動することになって、係止体への係合を容易に行うことができる。
次に、本発明に係る実施の形態について、図を用いて説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施の形態を採用したエアバッグモジュールの取付け構造を車体側、すなわち乗員に正対する面の反対側から描画した分解斜視図、図2A乃至図2Fは図1に示すステアリングホィール側のフック片にエアバッグモジュール側の係止体が係合する過程を描画した作用図で、図2Aはエアバッグモジュールをステアリングホィールに取付けるべくフック片を係止体側に近接させた状態を示しており、図2Bは同じくフック片側の傾斜状受け面部を係止体側被係合片体の傾斜面部に添設させた初期状態を示しており、図2Cは係止体側の被係合片体の傾斜面部がフック片側の傾斜状受け面部に対して滑動している状態を示しており、図2Dは係止体側の被係合片体の傾斜面部とフック側の傾斜状受け面部との添設関係最終段階を示しており、図2Eは係止体側の被係合片体がフック片を乗り越える瞬間の状態を示しており、さらに、図2Fは係止体側の被係合片体の傾斜面がフック片側のフック面部に係合して、エアバッグモジュールがステアリングホィール側に取付けられた状態を示している。
先ず図1において、車輪に操舵力を伝達するステアリングホィール1は、例えば金属材料を用いて構成しており、すなわちマグネシウム合金等をダイカスト成形したリム部2、スポーク部3およびボス部4を有して構成され、スポーク部3およびボス部4の裏面側(図中上面側)は、不図示のポリプロピレン等の樹脂よりなるロアカバーにより覆われている。
リム部2は、例えば円環状に形成されていて、図2に示すように、骨組みとしてのリム芯金2aを骨組芯材としてインサート成形された発泡ポリウレタン等の樹脂成形品であるリム芯材2bの外周に、被覆加飾体2cが被覆されている。被覆加飾体2cには、例えば天然皮革または合成皮革2c−1が被覆し縫合されて付与され、発泡ポリウレタン製の被覆加飾体2c、2cの間に、ABS樹脂の樹脂材の表面に木目柄等が印刷された加飾部2c−2等を有して構成している。
ボス部4は、不図示のホーン機構等を設置する他、エアバッグモジュール10を後述する取付け構造を用いて取付けられるボスプレート4−1と、ボスプレート4−1に形成されて不図示のステアリングシャフトを装着するためのシャフト装着用ボス4−2を有して構成している。
ボスプレート4−1の外周部側には、エアバッグモジュール10側に互いに離間した状態で突出するように、複数個の、図1では3つのフック片6が形成されていると共に、各フック片6の間に存してエアバッグモジュール10側のクロス状リブ11を当接させて位置決めする位置決め突起7が形成されている。
エアバッグモジュール10は、TPO樹脂等から箱状に形成されたエアバッグモジュールカバー12と、エアバッグモジュールカバー12の開口部側に設置された例えばアルミ合金製のベースプレート13とを有して構成しており、ベースプレート13の底部13aを挟んでインフレータ14や折り畳み状態のエアバッグ(不図示)を設置することにより構成している。
ベースプレート13の底部13aにおける外周側の側壁部13bには、複数の取付け片体15が互いに離間状態において突設されている。各取付け片体15におけるベースプレート13の内方側端面には、ベースプレート13の内方側に開口するように、挿入溝部15aが形成されており、各挿入溝部15aには、ほぼU字形状をなす1本の金属製の連続線材により構成された係止体20が挿入されている。
又、ベースプレート13の底部13aには、係止体20の両端部をそれぞれ挿通支持する略門型の係止体支持片部16が形成されていると共に、ベースプレート13の側壁部13bには、係止体20の両端部を摺動案内する一対のガイド片部17が形成されている。ガイド片部17の外側部には、係止体20の両端部が当接するストッパー突起部17bが形成されている。
そして、係止体20は、各取付け片体15の挿入溝部15aに挿入された状態で、両端部が係止体支持片部16を挿通した後ガイド片部17上に載せられており、かかる状態において、ベースプレート13の外方側(すなわちフック片6への係合方向)に付勢するスプリング力を有して、ベースプレート13に設置されていることになる。
フック片6は、ボスプレート4−1に突設形成されたフック基部6aと、フック基部6aの先端部に形成された鉤状部6bとを有して構成しており、鉤状部6bは、面状に形成されたフック面部6b−1を有して構成しており、フック面部6b−1に対向する外側壁がベースプレート13の内方側に向かって傾斜する傾斜状受け面部6b−2に形成されている。
係止体20には、フック片6に対応してABS、ポリアセタール或いはナイロン等の樹脂材製の被係合片体23が、例えばインサート成形等により形成されている。
被係合片体23は、フック片6に対して係止体20を当該スプリング力に抗してベースプレート13の内方(フック片6に対して係合解除方向)に移動させるべくフック片6のフック面部6b−1上を摺動する傾斜面部23aと、フック面部6b−1が傾斜面部23aを乗り越えた後係止体20がそのスプリング力によりベースプレート13の外方方向(すなわちフック片6に対して係合動作方向)に移動することにより復帰した際フック面部6b−1に係合する被係合面部23bとを、有して構成している。
被係合面部23bは、ベースプレート13の底部13a側に対面しており、フック片6に対する係合動作方向及び係合解除動作方向に平行な平面形状に形成されている場合の他、図5に示すように、係止体20におけるフック片6に対する係合動作方向に対してフック面部6b−1の係合力を徐々に強くするような傾斜面に形成するようにしてもよい。
係止体20の両端部は、図4において破線視するようにガイド片部17のガイド面17aに平行になる波状に形成した状態で、インサート成形された樹脂材からなる面形成部24を形成して構成されている。但し、樹脂材による面形状部29を形成する他、係止体20の両端部自体をそれぞれ面形状に形成することによって面形状部29を形成するようにしてもよい。
又、係止体20の両端部における端末には、外方に開口する引っ掛け凹部25がそれぞれ形成されており、引っ掛け凹部25に略鋏形状に構成された工具8を引っ掛けて、係止体20をそのスプリング力に抗してベースプレート13に対して引き抜くような力を加えて、係止体20をベースプレート13の内方側に移動させ、フック片6の鉤状部6bにおけるフック面部6b−1と係止体20側の被係合片体23における被係合面部23bとの係合関係を解除できるように構成されている。
次に、図2A乃至図2Fを用いて、上記のように構成する本発明に係る第1の実施の形態において、エアバッグモジュール5をステアリングホィール1のベースプレート13に装着する過程を説明する。
すなわち、エアバッグモジュール5をベースプレート13に装着するには、先ず、図2Aに示すように、係止体20側の被係合片体23の傾斜面部23aをベースプレート13側に形成したフック片6における鉤状部6bの傾斜状受け面部6b−2上に位置させた後、エアバッグモジュール5をベースプレート13側に移動させると、図2Bに示すように、傾斜面部23aが傾斜状受け面部6b−2上に載ることになる。
かかる状態から、エアバッグモジュール5をベースプレート13側に押し進めると、図2Cに示すように、傾斜状受け面部6b−2上を傾斜面部23aが摺動して、被係合片体23を介して係止体20を初期位置(一点鎖線X参照)より一点鎖線Y方向に沿ってベースプレート13の内方に移動させる。
さらに、エアバッグモジュール5をベースプレート13側に押し進めると、傾斜状受け面部6b−2から傾斜面部23aが飛び越えることになる。
かかる状態より、さらにエアバッグモジュール5をベースプレート13側に押し進めると、被係合片体23における傾斜面部23aと被係合面部23bとを連接する縦壁面部23cがフック片6のフック面部6b−1と傾斜状受け面部6b−2とを連接する鉤先端部6dを摺動することになる(図2E参照)。
かかる状態より、エアバッグモジュール5をベースプレート13側に押し進めると、縦壁面部23cが鉤先端部6dを飛び越え、係止体20のスプリング力に付勢されて、被係合片体23の被係合面部23bがフック片のフック面部6b−1に係合することになり(図2F参照)、この時、ベースプレート13側のクロス状リブ11とボスプレート4−1側の位置決め突起7とが当接し合うことになり、エアバッグモジュール5がステアリングホィール1のボス部4上において装着されることになる。
このようにステアリングホィール1のボス部4上に装着されたエアバッグモジュール5を取外すには、図3に示す工具8を係止体20の引っ掛け凹部25に引っ掛けて、係止体20をそのスプリング力に抗してベースプレート13から引抜き方向に移動させることによって、フック片6のフック面部6b−1に対する被係合片体23の被係合面部23bの係合状態を解除することにより行うことになる。
以上説明した係止体20のエアバッグモジュール5側のフック片6に対する係止体20の係合動作方向及び係合解除動作において、係止体20の両端部における面形成部24は、ベースプレート13側のガイド片におけるガイド面17a上を摺動案内されて、係止体20の移動動作をガイドするようになっている。
かかる構成により、フック片6側のフック面部6b−1が係止体20の被係合片体23側の傾斜面部23aを乗り越えた後、被係合面部23bに係合することになり、フック面部6b−1と被係合面部23bが互いに面当り係合となって当該係合状態を保持していることから、ステアリングホィール1に対してエアバッグモジュール5の取付け強度を強固にすることができ、不用意にステアリングホィール1からエアバッグモジュール5が離脱されることはなく、又、フック面部6b−1に係止体20側の被係合面部23bを係合させるには、フック面部6b−1が係止体20の当該スプリング力に抗して傾斜面部23a上を係合解除動作方向に摺動させることになって、係止体20への係合を容易に行うことができる。
又、被係合片体23の被係合面部23bを係止体20におけるフック片6に対する係合動作及び係合解除動作方向に沿って平行な面形状に形成することにより、被係合片体23の被係合面部23bとフック片6のフック面部6b−1とが確実に面当りとなって、ステアリングホィール1に対してエアバッグモジュール5の取付け強度を高めることができ、不用意にステアリングホィール1からエアバッグモジュール5を不用意に離脱させることを防止できる。
又、図5に示すように、被係合片体23の被係合面部23bを、係止体20におけるフック片6に対する係合動作方向に対してフック面部6b−1の係合力を徐々に強くするような傾斜状の面形状に形成することにより、被係合片体23における被係合面部23bとフック面部6b−1との係合力が、被係合面部23bの傾斜状の面形状によって強くなって、ステアリングホィール1に対するエアバッグモジュール5の取付け力を高めることができる。
又、係止体20は、取付け片体15の挿入溝部15a内に挿入されてエアバッグモジュール5側のベースプレート13に確実に装着されることになり、しかも、フック面部6b−1への係合作業を確実に行わせることができる。
又、係止体20は金属材料で構成されているのに対し、樹脂製のフック片6と同じく樹脂製の被係合片体23の摺動相性が良好となって、被係合片体23がフック片6のフック面部6b−1上を摺動する際に、メタル同士の摺動に比して、円滑に行うことができる。
又、係止体20におけるフック片6に対する係脱動作は、係止体20の両端部の面形成部24がガイド片部17のガイド面17a上を摺動してガイドされて行われ、しかも、係止体20の両端部の面形成部24は、ガイド片部17におけるガイド面17aとの間で面当りとなる面形状部に形成されていることから、フック片6に対する係止体20の係合動作および係合解除動作をこの点からも円滑に行わせることができる。
又、係止体20の両端部は、樹脂材により形成した面形成部24を有することから、フック片6に対する係止体20の係合動作及び係合解除動作をこの点からも円滑にさせることができる。
又、引掛け凹部に工具8を引っ掛けて、係止体20をそのスプリング力に抗してエアバッグモジュール5のベースプレート13側から引抜き方向に移動させることができることから、係止体20の被係合面部23bとフック片6のフック面部6b−1との係合関係を解除させて、ステアリングホィール1からエアバッグモジュール5を取外すことができ、逆に、工具8等を用いなければ係止体20のスプリング力による被係合面部23bとフック面部6b−1との係合関係を解除することができないことから、ステアリングホィール1に対するエアバッグモジュール5の分解作業を簡単にすることができ、しかも、エアバッグモジュール5のステアリングホィール1から、不用意に取外されることはない。
次に、図6を用いて、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。
図6に示す第2の実施の形態によれば、係止体20は、フック片6の数に対応して、分割係止体20−1、20−1、20−1に分割して構成すると共に、各分割係止体20−1、20−1、20−1はそれぞれ略U字形を呈して構成されており、且つ、それぞれ個別構成とした取付け片体15と係止体支持片部16とを介してベースプレート13に設置されており、さらに、取付け片体15及び係止体支持片部16にそれぞれ形成した摺動ガイド面26、27上を摺動可能に載置され、摺動ガイド面26、27は、それぞれベースプレート13の内方側に傾斜するように形成されている。
そして、各分割係止体20−1、20−1、20−1の一方の脚片20−1a、20−1a、20−1aには、取付け片体15と係止体支持片部16との間或いは一対の取付け体15の間に存するように被係合片体23、23、23がそれぞれ設けられている。
各被係合片体23、23、23は、上記第1の実施の形態と同様に、別体構成の樹脂材をインサート成形されて係止体20に設けられており、傾斜面部23a、被係合面部23b及び縦壁面部23cとを有して構成している。
したがって、エアバッグモジュール5をステアリングホィール1側のベースプレート13に装着するためには、第1の実施の形態同様に、ベースプレート13側のフック片6の傾斜状受け面部6b−2上を傾斜面部23aが摺動した後乗り越させ、フック面部6b−1に被係合面部23bを係合させることになる。
かかる装着過程において、係止体20は、ベースプレート13の内方側に傾斜形成された摺動ガイド面26、27上を摺動することになり、この結果、ベースプレート13の内方側に移動しやすくなることから、摺動ガイド面26、27はフック片6に対する係止体20の係合係合動作方向に傾斜していることになる。
かかる構成により、摺動ガイド面26、27は、係止体20の係合解除動作方向に沿って傾斜させるように形成した場合には、係止体20の被係合片体23のフック片6への係合を容易にすることができる。
又、図示しないが、上記とは逆に、フック片6に被係合片体23が係合した状態を強固にするために、摺動ガイド面26、27は、ベースプレート13の外方側すなわちフック片に対する係止体20の係合動作方向に傾斜する傾斜面に形成するようにしてもよい。
この場合は、かかる構成により、摺動ガイド面26、27を係止体20の係合動作方向に沿って傾斜させるように形成した場合には、係止体20の被係合片体23のフック片6への係合を強固にすることができることになる。
そして、摺動ガイド面26、27を係止体20の係合解除動作方向に沿って傾斜させるか係合動作方向に沿って傾斜させるかを適宜選択することにより、ステアリングホィール1に対するエアバッグモジュール5の大きさや重量等に応じて適宜選択することによって、設計自由度を向上させることができる。
なお、上記実施の形態においては、ステアリングホィール1におけるボス部4のボスプレート4−1側にフック片6を設けると共に、エアバッグモジュール5のベースプレート13側に係止体20、被係合片体23等を設けるようにしたが、これに限定されるものではなく、エアバッグモジュール5のベースプレート13側にフック片6を設けると共に、ステアリングホィール1におけるボス部4のボスプレート4−1側に係止体20、被係合片体23等を設けるように構成することもできる。
また、ベースプレート13側にフック片の一部と、係止体20の一部を適宜の箇所に振り分け、例えば、図1の2つのフック片6と1つの係止体20をベースプレート13側に配置し、それらのフック片6と係止体20の各1つと対をなす係止体20とフック片6を、ボスプレート4−1側に、この場合に2つの係止体20と1つのフック体を、ボスプレート4−1側に、配置するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、フック片側のフック面部に対して被係合片体の傾斜面部が乗り越えた後、被係合面部に係合することになり、フック面部と被係合面部との係合が互いに面当り係合となって当該係合状態を保持していることから、ステアリングホィールに対してエアバッグモジュールの取付け強度を強固にすることができ、不用意にステアリングホィールからエアバッグモジュールが離脱されることはなく、又、フック面部に係止体側の被係合面部を係合させるには、フック面部に対して、被係合部の傾斜面部が係止体のスプリング力に抗して係合解除動作方向に摺動することになって、係止体への係合を容易に行うことができるために、車両等においてエアバッグモジュールをステアリングの取付けるためのエアバッグモジュール取付け構造等に好適であるといえる。
本発明に係る第1の実施の形態を採用したエアバッグモジュールの取付け構造を車体側、すなわち乗員に正対する面の反対側から描画した分解斜視図である。 図1に示すステアリングホィール側のフック片にエアバッグモジュール側の係止体が係合する過程を描画した作用図で、エアバッグモジュールをステアリングホィールに取付けるべくフック片を係止体側に近接させた状態を示している。 同じく、フック片側の傾斜状受け面部を係止体側被係合片体の傾斜面部に添設させた初期状態を示している。 同じく、係止体側の被係合片体の傾斜面部がフック片側の傾斜状受け面部に対して滑動している状態を示している。 同じく、係止体側の被係合片体の傾斜面部とフック側の傾斜状受け面部との添設関係最終段階を示している。 同じく、係止体側の被係合片体がフック片を乗り越える瞬間の状態を示している。 同じく、係止体側の被係合片体の傾斜面がフック片側のフック面部に係合して、エアバッグモジュールがステアリングホィール側に取付けられた状態を示している。 図1における係止体および該係止体を操作してエアバッグモジュールをステアリングホィール側から分解する際使用する工具の斜視図である。 図3における矢印Aから描画した要部斜視図である。 本発明に係るフック片の変形例を示す部分的該略図である。 本発明に係る第2の実施の形態におけるエアバッグモジュールのベースプレートの斜視図である。
符号の説明
1 ステアリングホィール
4 ボス部
4−1 ボスプレート
5 エアバッグモジュール
6 フック片
6b−1 フック面部
8 工具
13 ベースプレート
15 取付け片体
16 係止体支持片部
17 ガイド片部
17a ガイド面部
20 係止体
20−1 分割係止体
21 両端部
23 被係合片体
23a 傾斜面部
23b 非係合面部
24 面形状部
25 引っ掛け凹部
26、27 摺動ガイド面

Claims (3)

  1. エアバッグモジュールをステアリングホィールに取付けるべく、前記エアバッグモジュール又はステアリングホィールのどちらか一方に、フック片を形成すると共に、他方に前記フック片のフック面部をスプリング力が付与された状態で係合する係止体を設けることによって、前記ステアリングホィールに取付けるようにしたエアバッグモジュールの取付け構造であって、前記係止体における前記フック面部が係合する係合部を、前記係止体に設けた被係合片体で形成し、該被係合片体は、前記フック片に対して前記係止体を当該スプリング力に抗して係合解除動作方向に移動させる傾斜面部と、該傾斜面部が前記フック面部を乗り越えた後前記係止体がそのスプリング力により係合方向に移動することにより復帰して前記フック面部に面当りにて係合する被係合面部とを有して構成していることを特徴とするエアバッグモジュールの取付け構造。
  2. 前記被係合片体の被係合面部を、前記係止体における前記フック片に対する前記係止体の係合動作及び係合解除動作方向に平行な面形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグモジュールの取付け構造。
  3. 前記被係合片体の被係合面部を、前記フック片に対する前記係止体の係合動作および係合解除動作方向に対して前記フック面部の係合力を強くするような傾斜状の面形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグモジュールの取付け構造。
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