JP2011226841A - 下げ振り保持器 - Google Patents

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Abstract

【課題】下げ振り糸2の交換を容易に行うことのできる下げ振り保持器1を提供する。
【解決手段】ケース10に、下げ振りの錘体を懸吊する下げ振り糸2を巻き取る糸巻20が内蔵され、下げ振り糸2が、糸巻20に取り付けたリーダー22の先端に着脱可能に結合され、リーダー22と下げ振り糸2の結合部がケース10の外部へ引き出し可能となっている。したがって、下げ振り糸2がリーダー22を介して糸巻20に繋着されているので、下げ振り糸2とリーダー22との結合部をケース10の外部へ引き出すことによって、ケース10を分解しなくても下げ振り糸2の交換を行うことができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、建築施工において水平面に対する施工部の鉛直性の確認や地墨合わせをするための下げ振りを懸吊支持する下げ振り保持器に関する。
従来から、下げ振り保持器として例えば下記の特許文献に開示されたようなものが知られている。すなわちこの種の下げ振り保持器は、先端に錘体を繋着した下げ振り糸を巻き取る糸巻を収納したケースに、このケースを建築物における木部などに固定するための据付針と、このケースを鉄骨柱などに固定するためのマグネットが取り付けられた構造を有する。また、糸巻から引き出される下げ振り糸は、ケース内に設けた複数のピンをジグザグに経由することによって適当な摩擦抵抗が与えられ、糸巻に内蔵された渦巻きバネによる巻き取り方向の付勢力と、錘体の重量と、前記摩擦抵抗とのバランスによって、下げ振り糸を所望の引き出し長さに固定して錘体を懸吊することができるようになっている。
特開2005−326254号公報 特開2002−98533号公報 特開平9−126779号公報
この種の下げ振りによる鉛直測定作業等に際しては、その都度、相手材に固定した下げ振り保持器のケース内の糸巻から下げ振り糸を引き出して錘体を懸吊し、作業が終了したら下げ振り糸を巻き取ることになる。そしてこのとき、下げ振り糸がケース内に設けた複数のピンをジグザグに経由して引き出され、あるいは巻き取られるため、繰り返し使用に伴い、これらのピンとの摩擦によって下げ振り糸が摩耗する。したがって、下げ振り糸は適時に交換する必要がある。
しかしながら、従来の下げ振り保持器によると、下げ振り糸の交換を行うには、例えば複数のビスを取り外すことによってケースを分解し、このケース内の糸巻を巻き取り方向に付勢している渦巻きバネの付勢力を解除し、ケースから糸巻を取り外してこの糸巻に巻回された古い下げ振り糸を除去すると共に、新しい下げ振り糸を繋着して巻き付け、再び糸巻をケースに組み込んで複数のビスによりケースを組み立てなおすことになるが、ケースの内部には糸巻のほかにも、据付針やマグネット、前記据付針をその後退方向へ付勢するためのコイルスプリングなどが組み込まれており、しかも、糸巻への下げ振り糸の巻き付け方向を間違えると、糸巻から下げ振り糸を引き出すことができなくなることに加え、下げ振り糸は糸巻の外周からケース内の複数のピンをジグザグに経由してケース外部へ引き出されるため、いったん下げ振り保持器を分解して下げ振り糸を取り替えてから元通りに組み立てなおす作業が煩雑であり、ビスなどの細かい部品を紛失してしまうおそれもあった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、下げ振り糸の交換を容易に行うことのできる下げ振り保持器を提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る下げ振り保持器は、ケースと、下げ振りの錘体を懸吊する下げ振り糸を巻き取る糸巻と、この糸巻を巻き取り方向へ付勢し引き出し方向への回転によって蓄勢されるばねを備え、前記下げ振り糸が、前記糸巻に取り付けたリーダーの先端に着脱可能に結合され、前記リーダーと下げ振り糸の結合部が前記ケースの外部へ引き出し可能であることを特徴とするものである。
請求項2の発明に係る下げ振り保持器は、請求項1に記載の構成において、リーダーが、下げ振り糸との結合部をケースの外部へ引き出した状態でケースの外部に掛止可能な被掛止部を有することを特徴とするものである。
請求項3の発明に係る下げ振り保持器は、請求項1に記載の構成において、ケースを相手材に固定するための据付針と、この据付針に設けられた被干渉部と干渉することにより前記据付針の尖端が前記ケースから不用意に突出するのを防止するストッパが設けられ、前記被干渉部とストッパの干渉が、前記据付針を相手材へ打ち込むための所定以上の荷重によって解除されることを特徴とするものである。
請求項1の発明に係る下げ振り保持器によれば、下げ振り糸がリーダーを介して糸巻に繋着されているので、下げ振り糸とリーダーとの結合部をケースの外部へ引き出すことによって、ケースを分解しなくても下げ振り糸の交換を行うことができる。
請求項2の発明に係る下げ振り保持器によれば、下げ振り糸の交換に際して、リーダーと下げ振り糸の結合部をケースの外部へ引き出した状態でリーダーの被掛止部をケースの外部に掛止しておけば、リーダーがばねで巻き取り方向へ付勢された糸巻によって不用意にケース内へ引き込まれるのを防止できるので、請求項1の発明による効果に加え、下げ振り糸の交換を一層容易に行うことができる。
請求項3の発明に係る下げ振り保持器によれば、請求項1の発明による効果に加え、被干渉部とストッパの干渉によって、据付針の尖端がケースから不用意に飛び出すのを有効に防止することができるので、安全性が向上し、しかも、据付針に、この据付針を相手材へ打ち込むための所定以上の荷重を加えれば、前記被干渉部とストッパの干渉状態が解除されて、据付針を相手材へ打ち込むことができるので、打撃によって前記被干渉部とストッパが破壊されるのを防止することができる。
本発明に係る下げ振り保持器の好ましい実施の形態を示す使用状態の内部構造説明図である。 本発明に係る下げ振り保持器の好ましい実施の形態におけるリーダーと下げ振り糸の結合例を示す説明図である。 本発明に係る下げ振り保持器の好ましい実施の形態における下げ振り糸の引き出し経路を示す説明図である。 本発明に係る下げ振り保持器の好ましい実施の形態における係止部及びその近傍部分を示す外観図である。 本発明に係る下げ振り保持器の好ましい実施の形態における据付針に設けられた被干渉部がストッパと干渉した状態を示す部分断面図である。 本発明に係る下げ振り保持器の好ましい実施の形態におけるストッパを示す部分断面図である。 本発明に係る下げ振り保持器の好ましい実施の形態において下げ振り糸の交換を行う過程を示す説明図である。
以下、本発明に係る下げ振り保持器の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。まず図1において、参照符号10は、複数のビス穴11の各々にねじ込まれるビス(図示省略)によって図示の面と直交する方向へ対称に組み合わされるケースで、すなわち図1は、一方のケースを取り去って内部を露出させた状態を示している。
参照符号20はケース10に内蔵されこのケース10に形成された軸12の周りに回転自在に設けられて下げ振り糸2を巻き取る糸巻であり、この糸巻20に内蔵された渦巻きバネ21によって前記下げ振り糸2の巻き取り方向に付勢されている。すなわち渦巻きバネ21は一端が軸12に結合されると共に他端が糸巻20に結合され、下げ振り糸2の引き出し方向へ糸巻20が回転するのに伴って軸12に巻き付けられ、巻き取り方向の付勢力が蓄積されるようになっている。
下げ振り糸2は、図2に示されるように、リーダー22を介して糸巻20に繋着されている。詳しくは、リーダー22は、糸、紐、又はリボン等からなるものであって、一端22aが糸巻20に繋着されていて、その反対側の端部を折り返して結合して第一の結び目22bを形成することにより、二重になっている部分が適当な長さで形成されており、この二重になっている部分の中間に第二の結び目22cが形成されている。そして先端の折り返し部が下げ振り糸2との結合部22dとなっており、第一の結び目22bと第二の結び目22cによって輪になっている部分が、後述する外部糸掛けピン15による被掛止部22eとなっている。
図2に示されるように、下げ振り糸2は、その一端をリーダー22の先端の結合部22dを通して折り返して結び目2aを形成することによって、このリーダー22に着脱可能に結合(結合部2b)されている。言い換えれば、下げ振り糸2はリーダー22を介して糸巻20に繋着され、この糸巻20の外周に巻回されて、図1に示されるように、ケース10内に架設された複数の糸掛けピン13(13〜13)に接触して折れ曲がるように経由しながら、ケース10の下端に開口した糸出口10aを通って外部へ導出され、その導出端部(図2に示されるリーダー22との結合部2bと反対側の端部)に、錘体3が繋着されている。
糸掛けピン13,13の間には、摩擦調整ツマミ14が設けられており、ケース10に所定の角度ずつ(図示の例では45°ずつ)段階的に回転可能な状態で取り付けられている。そしてこの摩擦調整ツマミ14には糸掛けピン13,13の間で下げ振り糸2に接触可能な複数の可動糸掛けピン14a,14bが取り付けられており、すなわち、摩擦調整ツマミ14をケース10の外部から任意の角度だけ回転させることによって、可動糸掛けピン14a,14bも共に回転して、図3に示されるように糸掛けピン13,13間での下げ振り糸2の蛇行角度を変化させ、これによって下げ振り糸2に対する摩擦抵抗を増減させることができる。
ケース10の下端には、糸出口10aからケース10の前面(取付面10b)側へ向けて延びる溝10cが形成されており、この溝10c内には、図3又は図4にも示されるように、取付面10b寄りの位置に、下げ振り糸2を掛けることの可能な外部糸掛けピン15が片持ち状に突設されている。そして図7に示されるように、リーダー22は、その被掛止部22eを糸出口10aからケース10の外部まで引き出して、外部糸掛けピン15や、あるいは手持ちの釘など適当な棒状物を利用してケース10の外部に掛止可能となっている。
図1に示されるように、ケース10の取付面10bには、このケース10を建築物における鉄骨柱など磁性体に固定するためのマグネット30が取り付けられており、ケース10内の上部には、このケース10を建築物における木部に固定するための据付針40がケース10の取付面10bに対して略垂直な方向へ移動自在に挿入されている。
マグネット30は、マグネット本体31及びその厚さ方向両側の磁極に吸着されて一端縁がケース10の取付面10bに露出した強磁性体製の一対の磁気フレーム32からなる(図では片側の磁気フレーム32のみ示される)。
据付針40は、取付面10bの上部に開設された針突没孔10dから尖端41aを突出可能な針本体41と、その後部のホルダ42と、針本体41に一体に形成されて前記ホルダ42の後端の頭部42aに半埋設状態に設けられた金属製の石突43からなる。図5にも示されるように、ホルダ42の前方にはリターンスプリング(コイルスプリング)44が適宜圧縮状態で配置されており、据付針40は、このリターンスプリング44の伸長方向の付勢力によって、通常は針本体41が前記針突没孔10dからケース10の内部に没入すると共に、ホルダ42の頭部42aが、ケース10の背面孔10eから外部へ突出した状態にある。
ケース10の上面には、スライダ16が据付針40の長手方向に対して直交する方向、すなわち図1あるいは図5に示される断面と直交する方向へ可逆変位可能な状態で取り付けられており、その下端には、ケース10の内側に位置するストッパ17が形成されている。一方、据付針40のホルダ42における内端寄りの上面には前記ストッパ17と干渉可能な被干渉突起42bが形成されている。なお、被干渉突起42bは請求項3に記載された被干渉部に相当する。
ストッパ17は、スライダ16を可動方向一側へ変位させておくことによって、リターンスプリング44の付勢力によって後退位置にある据付針40の被干渉突起42bと干渉可能な位置に保持されるので、図5に示されるように据付針40を前記後退位置にロックしてケース10の針突没孔10dからの不用意な針本体41の突出を防止することができ、スライダ16を可動方向他側へ変位させておくことによって、ストッパ17が、据付針40の被干渉突起42bと干渉しない位置に保持されるので、据付針40のロックを解除することができる。
図6にも示されるように、ストッパ17の背面部(据付針40の被干渉突起42bとの干渉部)17aは斜面状に形成されており、図5に示されるロック状態でも、据付針40に打ち込み方向(図における左方向)への所定以上の荷重を加えることによって互いに干渉した前記背面部17aと被干渉突起42bが滑動して打ち込み方向への据付針40の移動を許容するようになっている。また、ストッパ17の下面17bは、背面部17a側から正面側へ向けて高くなる勾配を有するため、図1に示される据付針40の進出(突出)状態からリターンスプリング44の付勢力によって据付針40が後退移動する過程で、据付針40の被干渉突起42bがストッパ17の下面17bと干渉しても、互いに乗り上がるように摺動することができ、このため据付針40の後退動作が妨げられないようになっている。
図4に示されるように、ケース10の外面には背面側で幅が大きくなるような段差10f,10fが形成されており、このため、ケース10を背面側から手で握ったときに滑りにくく、かつ持ちやすいものとなっている。
以上のように構成された下げ振り保持器1は、通常は図5に示されるように、リターンスプリング44の付勢力によって据付針40が後退位置にあってその針本体41がケース10内に没入している状態にある。そしてスライダ16の操作によって、ストッパ17を据付針40の被干渉突起42bと干渉可能な位置に保持しておけば、据付針40が前記後退位置にロックされるので、過って据付針40のホルダ42の頭部42aを押しても、図6に示されるように被干渉突起42bがストッパ17の背面部17aと干渉して、打ち込み方向への据付針40の移動が阻止されるので、ケース10の針突没孔10dから針本体41が不用意に飛び出して使用者が怪我をするようなことがなく、安全である。
下げ振りによる施工部の鉛直性の確認や地墨合わせなどの鉛直測定作業の際には、上述の下げ振り保持器1を適当な高さに取り付け、この下げ振り保持器1から引き出された下げ振り糸2により錘体3を吊り下げる。
ここで、下げ振り保持器1を取り付ける取付相手面が鉄骨等からなる場合はマグネット30の磁気吸着力によって当該下げ振り保持器1を取付相手面に取り付け、取付相手面が木材等からなる場合は、スライダ16の操作によって据付針40のロック状態を解除してから、ケース10の背面孔10eから外部へ突出した据付針40のホルダ42の頭部42aに設けられた金属製の石突43をハンマー等で打撃することによって、針本体41の尖端41aを針突没孔10dから突出させて前記木材等に打ち込み、これによって下げ振り保持器1を取付相手面に取り付けることができる。そしてこの時、ハンマー等により石突43に与えられた打撃力は、針本体41に直接伝達されるので、合成樹脂材からなるホルダ42によって打撃力が吸収されてしまうことがなく、効率良く前記木部等に打ち込むことができ、打撃によるホルダ42への負荷も抑えられる。
また、過って据付針40のロック状態を解除しないままで、すなわちストッパ17を据付針40の被干渉突起42bと干渉可能な位置に保持したままの状態で、据付針40の石突43をハンマー等で打撃してしまった場合は、このときの打撃力によって、互いに干渉したストッパ17の背面部17aと据付針40の被干渉突起42bが滑動し、据付針40の打ち込み方向への変位を許容するため、据付針40を打ち込むことができる。しかも、ロック状態のまま打撃力を受けた時にストッパ17の背面部17aと据付針40の被干渉突起42bが滑動することで、ストッパ17や被干渉突起42bの破壊を防止することができる。
なお、据付針40のロック状態を解除しない状態で、据付針40にどの程度の打撃力を与えた時に据付針40を打ち込み可能とするかは、ストッパ17と被干渉突起42bとの衝合面の傾斜角度や形状によって適切に設定することができる。
ここで、下げ振り糸2に、糸掛けピン13,14a,14b,13,13による摩擦抵抗を与えない場合は、錘体3の高さ、言い換えれば糸巻20から引き出される下げ振り糸2の下垂長さは、錘体3の重量と、下げ振り糸2の引き出しに伴い軸12に巻き付いて蓄勢される渦巻きバネ21の付勢力が互いに均衡する長さになり、すなわち錘体3が重いほど下げ振り糸2の下垂長さが長くなるが、上述の構成によれば、摩擦調整ツマミ14を回転操作することによって、この摩擦調整ツマミ14に設けられた可動糸掛けピン14a,14bの位置が変化し、糸掛けピン13,13間での下げ振り糸2の蛇行角度を変化して、下げ振り糸2に対する摩擦抵抗が増減するので、所望の下垂長さに調整することができる。
このようにして下げ振り糸2に錘体3を吊り下げたら、錘体3の静止を待って、錘体3の尖鋭な下端部が指示する位置にマーキング(地墨合わせ)し、あるいは下げ振り糸2との比較により壁面の鉛直度を確認するといった、鉛直測定作業を行うことができる。
なお、下げ振り糸2は上述のような鉛直測定作業を行うのに十分な長さを有し、しかも図2に示される下げ振り糸2の結び目2aや、下げ振り糸2とリーダー22の互いの結合部2b,22dなどが糸掛けピン13,14a,14b,13,13を経由する際には、これらとの干渉による抵抗を生じるため、通常の鉛直測定作業では、下げ振り糸2のみがケース10の糸出口10aから引き出され、リーダー22がケース10の外部へ引き出されることはない。
上述のような鉛直測定作業を繰り返し行うことによって、下げ振り糸2は摩耗したり損傷を受けたりして劣化するので、下げ振り糸2は適時に交換する必要がある。
そして、このような下げ振り糸2の交換に際しては、まず糸巻20に巻回された下げ振り糸2を、渦巻きバネ21の付勢力に抗してケース10の糸出口10aから強制的に引き出して行くと、やがて図2に示される下げ振り糸2とリーダー22の互いの結合部2b,22dがケース10の外部へ引き出され、さらに第二の結び目22cによる被掛止部22eがケース10の外部へ引き出される。
このとき、図7に示されるように、摩擦調整ツマミ14を可動糸掛けピン14a,14bが糸と干渉しないか、もしくは軽く干渉する程度の角度に保持しておけば、図2に示される下げ振り糸2の結び目2aや、下げ振り糸2とリーダー22の互いの結合部2b,22dや、リーダー22の第二の結び目22c及び第一の結び目22bなどが糸掛けピン13,13,13を経由するときの抵抗が小さくなるので、被掛止部22eをケース10の外部へ引き出す作業を容易に行うことができる。
次に図7に示されるように、ケース10の外部へ引き出した被掛止部22eを、外部糸掛けピン15や、あるいは手持ちの釘など適当な棒状物を利用してケース10の外部に掛止すれば、渦巻きバネ21の付勢力によってリーダー22(及び下げ振り糸2)がケース10内の糸巻20に巻き取られてしまうことがないので、リーダー22の結合部22dをケース10の外部へ引き出した状態を維持しておくことができ、このためリーダー22の結合部22dから下げ振り糸2をほどいて除去し、新しい下げ振り糸2を結び付けるといった糸交換作業を、容易に行うことができる。
しかも、この下げ振り糸2の交換は、ケース10を分解することなく行うことができるので、糸巻20、マグネット30、据付針40やリターンスプリング44などの取り外し及び再組み込みなどの作業も不要であり、ケース10の分解の際に複数のビス穴11の各々から取り外したビスを紛失したり、糸巻20への糸の巻き付け方向を間違えたりすることも、起こり得ない。
新しい下げ振り糸2をリーダー22の結合部22dに結合したら、被掛止部22eを外部糸掛けピン15などによるケース10の外部への掛止状態から外せば、下げ振り糸2は、糸巻20を巻き取り方向へ付勢している渦巻きバネ21の付勢力によって、リーダー22を介してケース10へ引き込まれ、糸巻20へ巻き取られる。
ところで、糸交換作業を容易にするために、リーダー22の結合部22dをケース10の外部へ引き出した状態を維持する手段としては、例えば糸巻20にロック機構を設けることも考えられるが、その場合、糸巻20やケース10の構成部品が多くなってコストが上昇することは避けられない。しかも鉛直性の確認作業などでの使用において、過って糸巻20をロックしてしまったような場合は、錘体3を吊り下ろしたときの衝撃で、下げ振り保持器1が取り付け個所から落下してしまうおそれもあり、したがって上述のような形態のものが好ましい。
なお、図示の形態では、リーダー22の被掛止部22eを、結び目(第二の結び目22c)によって形成したが、これには限定されず、外部糸掛けピン15などによって、ケース10の外部に掛止可能であれば良い。
また、据付針に、相手材へ打ち込むための所定以上の荷重を加えた時に、ストッパ17と被干渉突起42bのどちらかがばねなどのように弾性変形を生じることによって滑動を生じるようにしても良い。
1 下げ振り保持器
10 ケース
10a 糸出口
15 外部糸掛けピン
17 ストッパ
2 下げ振り糸
2b 結合部
20 糸巻
21 渦巻きバネ
22 リーダー
22b 第一の結び目
22c 第二の結び目
22d 結合部
22e 被掛止部
30 マグネット
40 据付針
42b 被干渉突起(被干渉部)

Claims (3)

  1. ケースと、下げ振りの錘体を懸吊する下げ振り糸を巻き取る糸巻と、この糸巻を巻き取り方向へ付勢し引き出し方向への回転によって蓄勢されるばねを備え、前記下げ振り糸が、前記糸巻に取り付けたリーダーの先端に着脱可能に結合され、前記リーダーと下げ振り糸の結合部が前記ケースの外部へ引き出し可能であることを特徴とする下げ振り保持器。
  2. リーダーが、下げ振り糸との結合部をケースの外部へ引き出した状態でケースの外部に掛止可能な被掛止部を有することを特徴とする請求項1に記載の下げ振り保持器。
  3. ケースを相手材に固定するための据付針と、この据付針に設けられた被干渉部と干渉することにより前記据付針の尖端が前記ケースから不用意に突出するのを防止するストッパが設けられ、前記被干渉部とストッパの干渉が、前記据付針を相手材へ打ち込むための所定以上の打撃力によって解除されることを特徴とする請求項1に記載の下げ振り保持器。
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