JP2010077977A - 吸盤装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸盤の吸着面に高分子ゲルシートを配置した吸盤装置において、高分子ゲルシートの交換を行うことができ、かつ高分子ゲルシートの貼り付け作業に熟練していない者が貼り付け作業をしても吸盤の吸着面と高分子ゲルシートとの間に空気が閉じ込められにくくする。
【解決手段】吸盤30の吸着面32に高分子ゲルシート33を着脱自在に貼り付ける。高分子ゲルシート33には周方向に異なる複数位置および径方向に異なる複数位置に空気抜き穴33aを開設する。高分子ゲルシート33の中央部に空気抜き穴33aaを開設することもできる。吸盤30の吸着面32の周方向に異なる複数位置に位置ズレ防止凸部30aを形成し、高分子ゲルシート33に該位置ズレ防止凸部30aが嵌り込む位置ズレ防止穴33bを形成し、位置ズレ防止凸部30aと位置ズレ防止穴33bの嵌め合いにより吸盤30と高分子ゲルシート33の相互の位置ズレを防止することもできる。
【選択図】図1

Description

この発明は吸盤の吸着面に粘着性のある高分子ゲル層を配置した吸盤装置に関し、高分子ゲル層の交換を行うことができ、かつ高分子ゲル層の貼り付け作業に熟練していない者が貼り付け作業をしても吸盤の吸着面と高分子ゲル層との間に空気が閉じ込められにくくして高分子ゲル層による吸着力保持効果が十分に得られるようにしたものである。
吸着面に粘着性のある高分子ゲル層を配置した吸盤装置として下記特許文献1,2に記載されたものがあった。特許文献1記載の吸盤装置は吸盤の吸着面と該吸盤を吸着させる被吸着面との間に高分子ゲル層を該高分子ゲル層が持つ粘着性を利用して貼り付けたものである。特許文献2記載の吸盤装置は予め吸盤の吸着面に高分子ゲル層を二色成形や接着剤で接合したものである。
特開平11−257334号公報 特開2007−285494号公報
特許文献1記載の吸盤装置によれば、吸盤の吸着面と高分子ゲル層との間に空気が閉じ込められやすいため吸盤の吸着面と高分子ゲル層との粘着が十分でなく、また該空気により吸盤の吸着効果が阻害される問題があった。したがって高分子ゲル層による吸着力保持効果が十分に得られない問題があった。特許文献2記載の吸盤装置によれば吸盤と高分子ゲル層とは製造時に気密に接合されるため高分子ゲル層による吸着力保持効果が十分に得られるが、高分子ゲル層が劣化しても該高分子ゲル層を交換できない問題があった。またたとえ高分子ゲル層を吸盤の吸着面に二色成形や接着剤で接合することなく高分子ゲル層自身の粘着性により吸盤の吸着面に着脱自在に貼り付けることにより高分子ゲル層を交換できるようにしても、高分子ゲル層は柔軟でしかも貼り付きやすいので高分子ゲル層の貼り付け作業に熟練していない者が貼り付け作業をすると吸盤の吸着面と高分子ゲル層との間に空気が閉じ込められやすく、高分子ゲル層による吸着力保持効果が十分に得られない問題があった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、高分子ゲル層の交換を行うことができ、かつ高分子ゲル層の貼り付け作業に熟練していない者が貼り付け作業をしても吸盤の吸着面と高分子ゲル層との間に空気が閉じ込められにくくして高分子ゲル層による吸着力保持効果が十分に得られるようにした吸盤装置を提供しようとするものである。
この発明は吸盤の吸着面の周方向に異なる複数位置および径方向に異なる複数位置に対応する複数の位置にそれぞれ空気抜き穴を開設した高分子ゲル層を該吸着面に着脱自在に貼り付けてなるものである。これによれば高分子ゲル層を吸盤の吸着面に着脱自在に貼り付けたので、該高分子ゲル層が劣化した場合等には該高分子ゲル層を交換することができる。しかも該高分子ゲル層には吸着面の周方向に異なる複数位置および径方向に異なる複数位置に対応する複数の位置にそれぞれ空気抜き穴が開設されているので、貼り付け作業に熟練していない者が貼り付け作業をしても吸盤の吸着面と高分子ゲル層との間に空気が閉じ込められにくくなり、高分子ゲル層による吸着力保持効果を十分に得ることができる。
前記複数個の空気抜き穴は例えば同心円状に配列することができる。また放射状に配列することもできる。また高分子ゲル層の中央位置に空気抜き穴を配置することもできる。すなわち吸盤の吸着面の中央位置は高分子ゲル層との間に空気が閉じ込められやすいが、高分子ゲル層の中央位置に空気抜き穴を開設することにより該中央位置で吸盤の吸着面と高分子ゲル層との間に空気が閉じ込められなくなり、高分子ゲル層による吸着力保持効果を十分に得ることができる。
この発明に吸盤装置はさらに、吸盤の吸着面の周方向に異なる複数位置に位置ズレ防止凸部が形成され、前記高分子ゲル層に該位置ズレ防止凸部が嵌り込む位置ズレ防止穴または位置ズレ防止凹部が形成されたものとすることができる。これによれば吸盤の吸着面の位置ズレ防止凸部と高分子ゲル層の位置ズレ防止穴または位置ズレ防止凹部との嵌め合いにより、支持具を被吸着面に装着するときあるいは装着後の通常使用時等に高分子ゲル層が吸着面に対してずれるのが防止される。
この発明の実施の形態を説明する。この実施の形態ではこの発明の吸盤装置を車載モニタ装置の支持具に適用した場合について説明する。はじめに図2を参照してこの実施の形態による支持具10の概要を説明する。支持具10はベース部12、回動部14、モニタ取付部16を具える。ベース部12は自動車の車室内でモニタ装置を設置しようとする箇所に、内蔵する吸盤30(図1)を用いて装着される。回動部14はベース部12に、回動軸18を中心に90°以上の角度範囲で回動自在に連結支持されている。回動軸18はベース部12の凹所28(図1)の開口端面が属する平面に対し平行に配置されている。モニタ取付部16は回動部14の先端部に、回動軸20を中心に90°以上の角度範囲で回動自在に連結支持された第二回動部22と、第二回動部22の中央部上面に形成されたピボット23(図1)に連結支持された据付部24を具える。回動軸20は回動軸18に対し平行に配置されている。据付部24の前面24aにはカーナビゲーションシステムの表示装置を構成する液晶ディスプレイ等によるモニタ装置25(図1、図3)がねじを用いて着脱自在に装着される。以上の構成によれば、ベース部12をダッシュボード上に吸盤30で装着した状態で、回動部14を回動軸18を中心に回動させることによりモニタ装置25の高さ位置が調整される。このとき回動部14はベース部12に対し、調整された回動角度に保持される。また第二回動部22を回動軸20を中心に回動させることによりモニタ装置25の上下方向の角度が調整される。このとき第二回動部22は回動部14に対し、調整された回動角度に保持される。また据付部24をピボット23を中心に傾動させることによりモニタ装置25の傾きが調整される。このとき据付部24は第二回動部22に対し、調整された傾動角度に保持される。
次に支持具10の各部の詳細構成を主に図1を参照して説明する。ベース部12は硬質合成樹脂、金属等で構成されたカバー26を具える。カバー26は下方に開口する凹所28を有する。凹所28には吸盤30が収容配置される。吸盤30の吸着面32は下方に向けられている。吸盤30の吸着面32の全面には粘着性のある高分子ゲル層として高分子ゲルシート33が高分子ゲルシート33自身の粘着性を利用して着脱自在に貼り付けられている。高分子ゲルシート33が貼り付けられた吸盤30は吸盤作用によりダッシュボード等の被吸着面35に吸着する。このとき高分子ゲルシート33は被吸着面35に粘着して吸盤30による吸着力を保持して該吸着状態を長期間にわたり維持する働きをする。
高分子ゲルシート33の面内の内周側寄りの位置には周方向に異なる複数位置および径方向に異なる複数位置に複数個の空気抜き穴33aが形成されている。この空気抜き穴33aの存在により、高分子ゲルシート33を吸盤30の吸着面32に貼り付けるときに、吸着面32と高分子ゲルシート33の間の空気をこの空気抜き穴33aを通して抜くことができ、これにより高分子ゲルシート33による十分な吸着力保持効果を得ることができる。また長年の使用等により高分子ゲルシート33が劣化して高分子ゲルシート33を新品に交換するときにも、吸着面32と新しい高分子ゲルシート33との間の空気をこの空気抜き穴33aを通して容易に抜くことができるので、交換後も高分子ゲルシート33による十分な吸着力保持効果を得ることができる。また高分子ゲルシート33の面内の外周側寄りの位置には周方向に均等の間隔で4個の位置ズレ防止穴33bが形成されている。この位置ズレ防止穴33bには吸盤30の吸着面32に形成された位置ズレ防止凸部30aが嵌め込まれる。これにより支持具10を被吸着面35に装着するときあるいは装着後の通常使用時等に高分子ゲルシート33が吸着面32に対してずれるのが防止される。
高分子ゲルシート33における空気抜き穴33aと位置ズレ防止穴33bの配置パターン例を図4に示す。高分子ゲルシート33は吸盤30と同等の外形を有する。この実施の形態の吸盤30は円形であり、高分子ゲルシート33は吸盤30と同一外径の円形に構成されている。空気抜き穴33aは2つの径方向位置に同心円状に配置されている。このうち内周側の空気抜き穴33aは周方向に均等間隔で4個配置されている。また外周側の空気抜き穴33aは周方向に均等間隔で8個配置されている。内周側の4個の空気抜き穴33aと外周側の8個の空気抜き穴33aの一部は同一周方向位置で放射状に配列されている。位置ズレ防止穴33bは空気抜き穴33aよりも外周側の1つの径方向位置に周方向に均等間隔で4個配置されている。
図1において、吸盤30の周縁部上面30bはその全周がカバー26の周縁部下面26aに当接支持される。カバー26の最外周部には吸盤30の外周縁部を包囲して隠す縁部26bが下方に向けて全周にわたり突出形成されている。カバー26の外周部にはベース部12を被吸着面35から外すときに指をかけるための隆起部26cが2箇所に形成されている。吸盤30の中央部には硬質合成樹脂、金属等で構成された円盤40が埋め込まれている。円盤40の中央部上面には円盤40と一体に、扁平な横断面形状を有する引き棒42が上方に突出して形成されている。引き棒42はカバー26の上面中央部に形成された穴44に通されてカバー26の上方に突出している。引き棒42はカバー26に対し上下方向に移動可能とされている。引き棒42の上部には蓋部46が軸棒48で回動自在に連結され、これにより蓋部46は軸棒48の中心を通る回動軸50を中心に回動自在とされている。回動軸50は回動軸18,20と平行に配置されている。蓋部46はカバー26上に露出する押さえ板54およびねじ56の頭部を隠す機能と、蓋部46の基端部に構成されているカム部57(図5、図6、図7)とカバー26の上面との当接により引き棒42をカバー26に対し引き上げる機能を有する。カバー26の上面には回動部14の基端部側軸棒62の下側半分を収容して支持する凹部52が形成されている。カバー26の上面には基端部側軸棒62の上側半分を収容する押さえ板54が4本のねじ56により固定されている。4本のねじ56はカバー26を貫通してカバー26の凹所28内でナット(図示せず)にねじ込まれて固定される。これにより基端部側軸棒62はその中心軸を通る回動軸18を中心に回動自在にベース部12に支持される。押さえ板54と4本のねじ56は、蓋部46を閉位置に回動させることにより外部から隠されて見えなくなる。
カバー26の上面中央部には金属板59が埋め込まれている。金属板59の中央部にはカバー26に形成された穴44に連通する穴59aが形成され、この穴59aには引き棒42が通されている。蓋部46の基端部に構成されているカム部57(図5、図6、図7)は、蓋部46を閉位置方向に回動させることにより金属板59の表面に当接して引き棒42を吸盤30の中央部を伴って引き上げる。
回動部14は図3に明確に示されているように、互いに間隙を隔てて配置された左右のアーム58,60と、アーム58,60の基端部間を相互に連結する基端部側軸棒62と、アーム58,60の自由端部間を相互に連結する自由端部側軸棒64を具え、全体として矩形の枠状に構成されている。この実施の形態ではアーム58,60と基端部側軸棒62は硬質合成樹脂で一体に構成されている。基端部側軸棒62の軸方向中央部には球状に膨出した大径部66が形成されている。大径部66は基端部側軸棒62の一部を大径にすることにより、基端部側軸棒62とカバー26および押さえ板54との間に生じる摩擦力を大きくする働きをするものである。この摩擦力により回動部14はモニタ装置25の荷重により下方に回動するのが防止される。基端部側軸棒62とカバー26および押さえ板54との間に生じる摩擦力は、押さえ板54をカバー26に装着する4本のねじ56を前記ナットにねじ込むねじ込み量により調整することができる。したがってこのねじ込み量によりこの摩擦力を適度な大きさに予め設定しておくことにより、運転者等はモニタ装置25に手で力を加えてベース部12に対する回動部14の回動位置(つまりモニタ装置25の高さ位置)を調整することができ、この調整した回動位置は保持される。
回動部14の自由端部側軸棒64はこの実施の形態では、少なくとも先端部にねじ部が形成された金属製のねじ棒で構成されている。このねじ棒64はアーム60の自由端部側面に形成された穴70から第二回動部22に形成された穴72を経てアーム58の自由端部側面に形成された穴68に通される。ねじ棒64の先端部はアーム58の穴68から突出し、この突出したねじ部をナット74にねじ込むことによりねじ棒64はアーム58,60間に取り付けられる。このとき第二回動部22はアーム58,60間に挟み込まれた状態となる。この状態でナット74に対するねじ棒64のねじ込み量を加減することにより、アーム58,60が第二回動部22を挟み込む力が変化し、これによりアーム58,60と第二回動部22との当接面の摩擦力が変化する。したがってナット74に対するねじ棒64のねじ込み量によりこの摩擦力を適度な大きさに予め設定しておくことにより、運転者等はモニタ装置25に手で力を加えて回動部14に対する第二回動部22の回動位置を調整することができ、この調整した回動位置は保持される。
モニタ取付部16の第二回動部22は硬質合成樹脂、金属等で構成される。第二回動部22の中央部上面には図1に明確に示されているように球状のピボット23が第二回動部22と一体に形成されている。ピボット23は据付部24の下面に形成された球形凹状のピボット受け76に上側半分が収容される。ピボット23の基部78には金属製のピボット押さえリング80が緩く嵌められている。ピボット押さえリング80は据付部24の下面に形成された凹所24cに収容されて、据付部24に下側から差し込まれる2本のねじ82(図3)により据付部24の下面に装着される。2本のねじ82は据付部24の上面でナット84(図3)にそれぞれねじ込まれて留められる。このようにして据付部24はピボット23により各方向に傾動自在に第二回動部22に連結される。この状態でナット84に対するねじ82のねじ込み量を加減することによりピボット23に対するピボット押さえリング80の押圧力が変化し、これによりピボット23とピボット受け76およびピボット押さえリング80との間の摩擦力が変化する。したがってナット84に対するねじ82のねじ込み量によりこの摩擦力を適度な大きさに予め設定しておくことにより、運転者等はモニタ装置25に手で力を加えて第二回動部22に対する据付部24の傾動位置を調整することができ、この調整した傾動位置は保持される。モニタ装置25は据付部24に形成された穴24bに通されるねじ(図示せず)により据付部24の前面24aに着脱自在に装着される。
以上の構成の支持具10をダッシュボード等の被吸着面35に装着する手順について説明する。被吸着面35に装着する前は図5に示すように蓋部46を開位置にする。この状態で支持具10を被吸着面35の所望位置に載置する。次いで蓋部46の上方に向いて露出している内面部分46aを指で下方に強く押下して引き棒42を押し下げる。こうすることにより吸盤30の中央部が押し下げられて高分子ゲルシート33と被吸着面35との間の空間86(図1)の空気が排出されて高分子ゲルシート33が被吸着面35に広い面積で粘着する。このときの状態を図6に示す。この状態からさらに蓋部46を図1に示すように閉位置に回動させることにより、カム部57(図5、図6、図7)が金属板59の表面に当接して引き棒42が吸盤30の中央部を伴って引き上げられて高分子ゲルシート33と被吸着面35との間の空間86が負圧化されて吸着力が発生する。これにより支持具10は被吸着面35に強く装着された状態となる。この状態では図7に示すように、運転者等が手動操作で回動部14を回動軸18を中心に回動させることによりモニタ装置25の高さ位置を調整することができる。この場合回動部14は上方に突出した蓋部46を跨ぐように配置されているので、回動部14を回動させると回動部14の枠内に構成される空洞87に蓋部46が入り込む。したがって回動部14は蓋部46に当たることなく広い角度範囲で回動することができる。この実施の形態の設計では回動軸18を中心とした回動部14の回動範囲は、被吸着面35に平行な位置から上方に90°以上、下方に25°で、全体としては115°以上に設定されている。また回動軸20を中心としたモニタ取付部16の回動範囲は回動軸18を中心とした回動部14の回動範囲よりもさらに広く設定されている。したがって回動軸18を中心とした回動部14の回動と回動軸20を中心としたモニタ取付部16の回動との協働により、モニタ装置25を被吸着面35に対し直角の姿勢に維持したまま回動部14を115°以上回動させることができるので、モニタ装置25の高さ位置を広い範囲で調整することができる。また据付部24を第二回動部22のピボット23(図1)を中心に傾動させることによりモニタ装置25の傾きを調整することができる。すなわち据付部24の傾動動作により、モニタ装置25は少なくとも、支持具10の前後方向に延びる軸21(図1、図3)の軸回り方向に傾動自在となり、ダッシュボード等の被吸着面35が傾いていてもモニタ装置25を水平に保つことができる。支持具10を被吸着面35から外すときは、カバー26の外周位置に形成されている隆起部26cに指をかけてカバー26を持ち上げ、隆起部26cの側方の開口部26d(図7)から指を指し入れて吸盤30ごと高分子ゲルシート33を被吸着面35から引き剥がす。
《空気抜き穴の他の配置パターン例》
高分子ゲルシート33における空気抜き穴33aの他の配置パターン例を図8、図9に示す。図8の高分子ゲルシート33は空気抜き穴33aを3つの径方向位置に同心円状に配置している。このうち内周側の空気抜き穴33aは周方向に均等間隔で4個配置されている。中間の径方向位置の空気抜き穴33aは周方向に均等間隔で8個配置されている。内周側の4個の空気抜き穴33aと中間の径方向位置の8個の空気抜き穴33aの一部は同一周方向位置で放射状に配列されている。外周側の空気抜き穴33aは8個配置されている。外周側の空気抜き穴33aと同一径方向位置には周方向に均等の間隔で4個の位置ズレ防止穴33bが形成されている。外周側の8個の空気抜き穴33aと4個の位置ズレ防止穴33bは周方向に均等間隔で配置されている。この空気抜き穴33aの配置パターンによれば、高分子ゲルシート33の全面にわたり空気抜き穴33aが形成されているので、吸盤30の吸着面32と高分子ゲルシート33の間の空気をより確実に抜くことができる。
図9の高分子ゲルシート33は図4の空気抜き穴33aと位置ズレ防止穴33bの配置に加えて、中央位置に空気抜き穴33aよりも大径の空気抜き穴33aaを形成したものである。この配置パターンよれば吸盤30の吸着面32の中央位置と高分子ゲルシート33の中央位置の間の空気を空気抜き穴33aaを通してより確実に抜くことができる。
《高分子ゲルシートの他の形状例》
高分子ゲルシート33の他の形状例を図10に示す。この高分子ゲルシート33は吸盤30の形状をカバー26の凹所28(図1)の開口端形状に合わせて非円形に構成した場合に適合するように構成したものである。すなわち高分子ゲルシート33は非円形の吸盤30の形状に重なるように非円形に構成されている。吸盤30にはカバー26の隆起部26cの開口部26d(図7)内に配置されるべろ部(図示せず)が形成され、高分子ゲルシート33にも吸盤30のべろ部に重なるようにべろ部33cが形成されている。これによれば、支持具10を被吸着面35から外すためにカバー26の外周位置に形成されている隆起部26cに指をかけてカバー26を持ち上げ、隆起部26cの側方の開口部26d(図7)から指を指し入れたときに、すぐに高分子ゲルシート33のべろ部33cに指が掛かるので、べろ部33cから剥がし始めて高分子ゲルシート33全体を被吸着面35から容易に剥がすことができる。。
前記実施の形態では位置ズレ防止穴33bを貫通孔で構成したが、これに代えて非貫通孔である位置ズレ防止凹部として構成することもできる。また前記実施の形態ではこの発明の吸盤装置を車載モニタ装置の支持具に適用した場合について説明したが、この発明の吸盤装置は車載モニタ装置の支持具以外の各種用途に適用することもできる。
この発明の吸盤装置を車載モニタ装置の支持具に適用した実施の形態を示す図で、図3のA−A矢視断面図である。 図1の支持具の斜視図である。 図1の支持具の平面図である。 図1の支持具の高分子ゲルシート33における空気抜き穴33aと位置ズレ防止穴33bの配置パターン例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B矢視断面図である。 図1の支持具を蓋部46を開いた状態で示す斜視図である。 図1の支持具を被吸着面35に載置して引き棒42を押し下げたときの状態を示す断面図である。 図1の支持具の側面図である。 図1の支持具の高分子ゲルシート33における空気抜き穴33aの他の配置パターン例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C矢視断面図である。 図1の支持具の高分子ゲルシート33における空気抜き穴33aの他の配置パターン例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D矢視断面図である。 図1の支持具の高分子ゲルシート33の他の形状例を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のE−E矢視断面図である。
符号の説明
30…吸盤、30a…位置ズレ防止凸部、32…吸着面、33…高分子ゲルシート(粘着性のある高分子ゲル層)、33a,33aa…空気抜き穴、33b…位置ズレ防止穴

Claims (5)

  1. 吸盤の吸着面の周方向に異なる複数位置および径方向に異なる複数位置に対応する複数の位置にそれぞれ空気抜き穴を開設した粘着性のある高分子ゲル層を該吸着面に着脱自在に貼り付けてなる吸盤装置。
  2. 前記高分子ゲル層に前記複数個の空気抜き穴が同心円状に配列されている請求項1記載の吸盤装置。
  3. 前記高分子ゲル層に前記複数個の空気抜き穴が放射状に配列されている請求項1または2記載の吸盤装置。
  4. 前記高分子ゲル層の中央位置に空気抜き穴が開設されている請求項1から3のいずれか1つに記載の吸盤装置。
  5. 前記吸盤の吸着面の周方向に異なる複数位置に位置ズレ防止凸部が形成され、前記高分子ゲル層に該位置ズレ防止凸部が嵌り込む位置ズレ防止穴または位置ズレ防止凹部が形成されている請求項1から4のいずれか1つに記載の吸盤装置。
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