JP4897974B2 - 車載モニタ支持装置 - Google Patents

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Description

この発明はカーナビゲーションシステムや車載テレビ等のモニタ装置を吸盤を使用して車両のダッシュボード等に取付支持するための車載モニタ支持装置に関し、吸盤の着脱を操作するためのロックレバーが剥き出しにならないようにして安全性を確保するとともに、意匠性を向上させたものである。
モニタ装置を吸盤を使用して車両のダッシュボード等に取付支持するための車載モニタ支持装置として下記特許文献1に記載されたものがあった。これは吸盤の外面中央部にロッドを立設し、該吸盤にケースを被せ、前記ロッドは前記ケースの中央部に形成した穴から突出させ、該ロッドの突出部分にロックレバーを回動自在にピン結合し、該ロックレバーは該ピン結合のピンを中心とした回動動作に伴い前記ケースの所定箇所とカム係合して前記ロッドを該ケースに対して軸方向に移動させるようにしたものである。前記ロックレバーが前記ケースに対して伏せた位置では前記ロッドは該ケースに対して引き上げられて前記吸盤を被吸着面に強く吸着した状態に保持する。また前記ロックレバーが前記ケースに対して起き上がった位置では前記ロッドは前記ケースに対して引き下ろされて前記吸盤を前記被吸着面から容易に引き剥がせる状態にする。
特開2008−232259号公報(図9)
前記従来の車載モニタ支持装置によれば、車両運転時に衝突等により吸盤による吸着が外れてモニタ装置が車載モニタ支持装置ごとダッシュボード等の取付箇所から外れて車内を飛んだときに、剥き出しになっているロックレバーが乗員に当たって該乗員を負傷させるおそれがあった。またロックレバーが剥き出しになっている構造は意匠性も悪いものであった。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、吸盤の着脱を操作するためのロックレバーが剥き出しにならないようにして、安全性を確保するとともに、意匠性を向上させた車載モニタ支持装置を提供しようとするものである。
この発明の車載モニタ支持装置は、吸盤と、前記吸盤の中央部に一端部が連結され他端部が該吸盤の外面から外方に突出して形成されたロッドと、中央部に穴が形成され該穴に前記ロッドの突出部分を該ロッドの軸方向に移動自在に通して前記吸盤の外面側に被さるケースと、前記ロッドの前記ケースの穴から突出している突出部分に回動自在にピン結合され、該ピン結合のピンを中心とした回動動作に伴い該ケースに対して伏せた伏せ位置(施錠位置)と起き上がった起立位置(開錠位置)に変位し、該回動動作に伴い前記ケースの所定箇所とカム係合して前記ロッドを該ケースに対して軸方向に移動させることにより、前記伏せ位置では該ロッドを該ケースに対して引き上げて前記吸盤を被吸着面に強く吸着した状態に保持し、前記起立位置では該ロッドを該ケースに対して引き下ろして前記吸盤を前記被吸着面から容易に引き剥がせる状態にするロックレバーと、前記ピン結合のピンの軸方向両側の位置で前記ロッドの前記ケースの穴から突出している突出部分を間に配置して、相対向した状態に前記ケースの外面側に突出形成された凸部対と、一端部側が前記ケースに回動自在に連結支持され他端部側にモニタ装置を支持するスイングアームとを具備し、前記ロックレバーは前記伏せ位置で前記凸部対の間の空間に格納配置されるものである。この発明によればロックレバーは伏せ位置では凸部対の間の空間に格納されるので剥き出しにならず、安全性を向上させることができるとともに、意匠性を向上させることができる。
この発明において、前記ロックレバーが前記伏せ位置で前記凸部対の間の空間に格納された状態にあるときに、該ロックレバーの表面は該凸部対の表面と連続した面を形成するように構成することができる。これによればロックレバーは、前記伏せ位置で凸部対の間の空間に格納された状態にあるときに該凸部対と連続した面を形成するので表面の凹凸が少なくなり、安全性および意匠性をより向上させることができる。
この発明において、前記凸部対の少なくとも一方の凸部の側面に、前記ロッドが該凸部対に対して該ロッドの移動方向の所定位置にあるときに前記ピン結合のピンを配置する位置と同軸上に位置して、該ピンを該凸部の外側から該ピン結合のピンを配置する位置に差し込んで該ピン結合を実現するピン通し穴を構成し、前記ロックレバーが前記伏せ位置にあるときは前記ピン結合のピン位置と前記ピン通し穴は相互に非同軸上に配置されものとすることができる。これによればロックレバーが伏せ位置にあるときはピン結合のピン位置と凸部のピン通し穴は相互に非同軸上に配置されるので、ピンの軸方向への移動は凸部対の内壁面で規制され、ピンが抜け落ちるのを防止することができる。
この発明において、前記スイングアームと前記ロックレバーは前記ケースの中心位置に対して互いに反対側に配置されるものとすることができる。これによればロックレバーとスイングアームが互いに干渉するのを防止することができる。
この発明において、前記スイングアームの一端部は、前記ロックレバーを格納する前記凸部対の間の空間に収容されて前記ケースに回動自在に連結支持されているものとすることができる。これによれば凸部対の間の連続した空間内にスイングアームの一端部とロックレバーが配置されるので、意匠性をより向上させることができる。
この発明の実施の形態を説明する。図1はこの実施の形態による車載モニタ支持装置10の分解斜視図、図2はそのうちのケース26について内面(裏面)形状を示したものである。図3〜図11はこの車載モニタ支持装置10をロックレバー46を伏せ位置にしてダッシュボード等の被吸着面35に装着した、車載モニタ支持装置10の使用時の状態を示す。図12〜図19はこの車載モニタ支持装置10をロックレバー46を起立位置にしてダッシュボード等の被吸着面35に載置した、車載モニタ支持装置10の装着前の状態を示す。
はじめに主に図3〜図6を参照してこの車載モニタ支持装置10の概要を説明する。例えば図3において、車載モニタ支持装置10はベース部12、回動部14、モニタ取付部16を具える。ベース部12は自動車の車室内でモニタ装置を設置しようとする箇所(ダッシュボード等)に、内蔵する吸盤30(図7)を用いて装着される。回動部14はベース部12に、回動軸18を中心に90°以上の角度範囲で回動自在に連結支持されている。回動軸18はベース部12のケース26の下部開口端面26kが属する平面に対し平行に配置されている。モニタ取付部16は回動部14の先端部に、回動軸20を中心に90°以上の角度範囲で回動自在に連結支持された据付台24を具える。回動軸20は回動軸18に対し平行に配置されている。据付台24の前面24aにはカーナビゲーションシステムや車載テレビの表示装置を構成する液晶ディスプレイ等によるモニタ装置25(図5、図6、図7)が着脱自在に装着される。
以上の構成によれば、ベース部12をダッシュボード等の被吸着面35の上に吸盤30(図7)で装着した状態(図3〜図11の状態)で、手動操作で回動部14を回動軸18を中心に回動させることによりモニタ装置25の高さ位置が調整される。このときベース部12と回動部14の連結部での摩擦力により、回動部14はベース部12に対し、調整された回動角度に保持される。また手動操作で据付台24を回動軸20を中心に回動させることによりモニタ装置25の上下方向の角度が調整される。このとき回動部14と据付台24の連結部での摩擦力により、据付台24は回動部14に対し、調整された回動角度に保持される。
次に車載モニタ支持装置10の各部の詳細構成を図1の分解斜視図、図2のケース裏面図、図7〜図11の断面図等を参照して説明する。例えば図7において、ベース部12は硬質合成樹脂、金属等で構成された高剛性のケース26を具える。ケース26は椀を伏せたような外形を有し、平面形状が円形で(図5)、下方に開口する凹所28を有する。ケース26は凹所28に吸盤30を収容配置して吸盤30に被さる。吸盤30の吸着面30aは下方に向けられている。吸盤30の吸着面30aの全面には粘着性のある高分子ゲル層として高分子ゲルシート33が高分子ゲルシート33自身の粘着性を利用して着脱自在に貼り付けられている。高分子ゲルシート33が貼り付けられた吸盤30は吸盤作用によりダッシュボード等の被吸着面35に吸着する。このとき高分子ゲルシート33は被吸着面35に粘着して吸盤30による吸着力を保持して該吸着状態を長期間にわたり維持する働きをする。
吸盤30の外周縁部30bは、図7のG部拡大図である図8に示すように、吸着面30a側に折り返されて全周にわたり折り返し部30bbを形成している。高分子ゲルシート33の外周縁部33aは吸盤30の外周縁部30bの表面側部分30baと折り返し部30bbとの間に挟み込まれている。これによれば高分子ゲルシート33の外周縁部33aは吸盤30の外周縁部30bの表面側部分30baと折り返し部30bbとの間に挟み込まれているので、吸盤30の吸着面30aに高分子ゲルシート33を二色成形や接着剤で接合していないにもかかわらず、吸盤30を被吸着面35から引き剥がすときに高分子ゲルシート33が吸盤30の吸着面30aから剥がれるのが防止される。また吸盤30の折り返し部30bbは先端部30bbaが先細に形成され、これにより折り返し部30bbの先端部30bbaの位置で折り返し部30bbと高分子ゲルシート33との段差dが緩和されている。段差dが大きいと吸盤30が被吸着面35に吸着した状態で折り返し部30bbの先端部30bbaが被吸着面35を押してこの段差部32のすぐ内周側の位置で高分子ゲルシート33が被吸着面35から浮き上がり易くなるが、段差dが緩和されているので、高分子ゲルシート33が被吸着面35から浮き上がるのが抑制され、吸盤30による吸着状態を長期間にわたり維持することができる。また折り返し部30bbの先端部30bbaが先細に形成されているので、高分子ゲルシート33を吸盤30の吸着面30aに装着するときに折り返し部30bbをめくり上げ易くなり、高分子ゲルシート33を装着するのが容易になる。
図8において、吸盤30の周縁部上面30cはその全周がケース26の周縁部下面26aに当接支持される。ケース26の最外周部には吸盤30の外周縁部30bを包囲して隠す縁部26b(図6等)が下方に向けて突出形成されている。ケース26の下面には、吸盤30の外周縁部30bが高分子ゲルシート33の外周縁部33aを挟み込んでいる箇所のすぐ内周側の位置に、突条26cが全周にわたり円環状に(図2)形成されている。これによれば吸盤30が被吸着面35に吸着した状態にあるときに突条26cが吸盤30を介して高分子ゲルシート33を被吸着面35に強く押し付けるので、吸盤30による吸着状態を長期間にわたり維持することができる。
図7において、吸盤30の周縁部の一部からはベロ部30d(図1)が側方に突出形成されている。ベロ部30dはケース26の縁部26bに形成された切欠26ba(図8)からケース26の外に出されている。ベロ部30dには硬質合成樹脂、金属等で構成された摘み34が装着される。摘み34は嵌め合い構造を有する2枚の板材34a,34b(図1)の間にベロ部30dを挟み込んで、2枚の板材34a,34bを互いに嵌め合うことによりベロ部30dに装着される。摘み34は車載モニタ支持装置10を被吸着面35から外す際に使用される。すなわち吸盤30が被吸着面35に吸着されている状態で摘み34を指で摘んで引き上げると、吸盤30の外周縁部30bの一部が高分子ゲルシート33を伴って被吸着面35から剥がされて、そこから空気が被吸着面35と高分子ゲルシート33との間に流入して吸盤30による吸着が解除されて車載モニタ支持装置10が被吸着面35から外される。摘み34とベロ部30dには両者を貫通する貫通孔36が形成されている。この貫通孔36には必要に応じて、被吸着面35に摘み34を固定するためのねじ38(図1)が差し込まれる。
図7において、吸盤30の中央部には硬質合成樹脂、金属等で構成された円盤40が埋め込まれている。円盤40の中央部上面には円盤40と一体に、扁平な横断面形状を有するロッド42が上方に突出して形成されている。ロッド42にはコイルばね43が嵌め込まれている。ロッド42はケース26の上面中央部に形成された穴44に、ロッド42の軸方向に移動自在に通されてケース26の上方に突出している。このときコイルばね43はケース26の下面と吸盤30の上面との間に圧縮して挟み込まれる。コイルばね43は車載モニタ支持装置10を被吸着面35に装着するためにケース26を手で被吸着面35に押し付けたときに、該コイルばね43の付勢力で吸盤30の中央部を押し下げて高分子ゲルシート33と被吸着面35との間の空間86(図16、図19)の空気を排出して高分子ゲルシート33を被吸着面35に広い面積で粘着させる働きをする。またコイルばね43はロックレバー46を変位させるときのクリック感を補助する(引き立てる)働きもする。
図7において、ロッド42のケース26の穴44から突出している突出部分42aの上部にはロックレバー46がピン48で回動自在にピン結合で連結され、これによりロックレバー46はピン48の中心を通る回動軸50を中心に手動操作で回動自在とされている。ロックレバー46はこの回動動作によりケース26に対して伏せた伏せ位置(施錠位置)(図3〜図11の位置)と起き上がった起立位置(開錠位置)(図12〜図19の位置)に変位する。回動軸50は回動軸18,20と平行に配置されている。ロックレバー46はその基端部に構成されているカム面46d(図9)とケース26の上面中央部26dとのカム係合による当接によりロッド42をケース26に対して引き上げまた引き下げる作用をする。すなわちロックレバー46を手で操作して伏せ位置に変位させればロッド42はコイルばね43の付勢力に抗してケース26に対して引き上げられて、吸盤30は被吸着面35に強く吸着した状態に保持される。またロックレバー46を手で操作して起立位置に変位させれば、ロッド42はコイルばね43の付勢力によりケース26に対して引き下げられて吸盤30は被吸着面35から容易に引き剥がせる状態になる。
図10に示すように、ケース26の上部には前記ピン結合を構成するピン48の軸方向両側の位置で、ロッド42の突出部分42aを間に配置する位置に凸部対26e,26fが相対向してケース26と一体に突出形成されている。ロックレバー46は伏せ位置では凸部対26e,26fの間の空間52に格納される(図3)。このときロックレバー46の表面は凸部対26e,26fの表面と連続した面を形成する(図3)。すなわちロックレバー46の側面46bは凸部対26e,26fの側面26ea,26faと連続した面を形成する。またロックレバー46の上面46eは凸部対26e,26fの上面26eb,26fbと連続した面を形成する。
図10に示すように、凸部対26e,26fの側面26ea,26faにはピン通し穴54,56がそれぞれ形成されている。ピン通し穴54,56はロッド42とロックレバー46のピン結合を構成するピン48を凸部対26e,26fのいずれか一方の外側から差し込ませて該ピン結合を完成させるために形成されているものである。すなわち車載モニタ支持装置10を組み立てるときに、ロッド42のピン配置穴42bとロックレバー46のピン配置穴46aと凸部対26e,26fのピン通し穴56,54を同軸に配した状態(図19)で、ピン48を凸部対26e(または26f)の外側からピン通し穴56(または54)に差し込んで、ロッド42およびロックレバー46のピン配置穴42b,46aに収容する。これによりロッド42とロックレバー46はピン48によりピン結合される。ピン結合された状態ではロッド42のピン配置穴42bは、ロックレバー46がケース26に対して起立位置(ロッド42がケース26に対して引き下げられた位置)にあるときに、ピン通し穴54,56と同軸上に位置し(図19の状態)、ロックレバー46が伏せ位置(ロッド42がケース26に対して引き上げられた位置(吸着時))にあるときに、ピン通し穴54,56とずれた位置に位置する(図10の状態)。したがって吸着時すなわち使用時にはピン48の軸方向への移動は凸部対26e,26fの内壁面26ec,26fc(図10)で規制され、ピン48がピン配置穴42b,46aから抜け落ちるのを防止することができる。ピン48をピン配置穴42b,46aから抜くときは、ロックレバー46を起立位置に変位させてピン通し穴54,56とピン配置穴42b,46aを同軸上に配置して(図19の状態)、ピン通し穴54,56の一方の外側から棒状部材を差し込んでピン48を押し出す。
図7において、凸部対26e,26fの間の空間52にはその長手方向の、ロックレバー46が配置される位置と反対側の位置に回動部14を構成するスイングアーム58の基端部が収容される。スイングアーム58とロックレバー46はケース26の中心位置に対して互いに反対側に配置される。スイングアーム58はねじ60により凸部対26e,26fに回動軸18で回動自在に支持される。すなわち図1の分解図に示すように、スイングアーム58は基端部に形成された穴58aの一側の開口部にテーパーブッシュ62を収容し、該テーパーブッシュ62の表面の凹所に平ワッシャー64a、皿ばね64b、平ワッシャー64cを重ねて収容する(これら3枚のリングの積層体を符号64で示す)。また穴58aの他側の開口部にテーパーブッシュ66を収容し、該テーパーブッシュ66の表面の凹所に平ワッシャー68a、皿ばね68b、平ワッシャー68cを重ねて収容する(これら3枚のリングの積層体を符号68で示す)。この状態でスイングアーム58の基端部を凸部対26e,26fの間の空間52に横方向から滑り込ませる。このときテーパーブッシュ62,66の矩形の外形部分は空間52の内面に形成された矩形の凹所26g,26hに回転不能に収容される。この状態で凸部26eの外側からねじ60を凸部26eの側面に形成された穴26i、3枚のリングの積層体68、テーパーブッシュ66、スイングアーム58の穴58a、テーパーブッシュ62、3枚のリングの積層体64、凸部26fの側面に形成された穴26jに通して穴26jの外に突き出させ、該突き出した端部にナット69をねじ込むことによりスイングアーム58は凸部対26e,26fに回動軸18で回動自在に連結される。ねじ60をナット69にねじ込む強さにより凸部対26e,26fに対するスイングアーム58の回動トルク(摩擦力)を調整することができる。
スイングアーム58の先端部には据付台24がねじ70により回動軸20で回動自在に支持される。すなわち図1の分解図に示すように、スイングアーム58の先端部に形成された穴58bの一側の開口部にテーパーブッシュ72を収容し、該テーパーブッシュ72の表面の凹所に平ワッシャー74a、皿ばね74b、平ワッシャー74cを重ねて収容する(これら3枚のリングの積層体を符号74で示す)。また穴58bの他側の開口部にテーパーブッシュ76を収容し、該テーパーブッシュ76の表面の凹所に平ワッシャー77a、皿ばね77b、平ワッシャー77cを重ねて収容する(これら3枚のリングの積層体を符号77で示す)。この状態でスイングアーム58の先端部を据付台24の背面側に形成された空間78に滑り込ませる。このときテーパーブッシュ72,76の矩形の外形部分は空間78の内面に形成された矩形の凹所78a,78bに回転不能に収容される。この状態で据付台24の外側からねじ70を据付台24の側面に形成された穴24b、3枚のリングの積層体77、テーパーブッシュ76、スイングアーム58の穴58b、テーパーブッシュ72、3枚のリングの積層体74、据付台24の側面に形成された穴24cに通して穴24cの外に突き出させ、該突き出した端部にナット79をねじ込むことによりスイングアーム58の先端部に据付台24が回動軸20で回動自在に連結される。ねじ70をナット79にねじ込む強さによりスイングアーム58に対する据付台24の回動トルク(摩擦力)を調整することができる。据付台24の前面24aにはモニタ装置を取り付けるための治具82が背面側からねじ84で取り付けられる。
以上の構成の車載モニタ支持装置10をダッシュボード等の被吸着面35に装着する手順について説明する。被吸着面35に装着する前はロックレバー46を図12〜図19の起立位置に設定する。ロックレバー46は起立位置では面46c(図16)がケース26の上面中央部26dに対面する。この状態で車載モニタ支持装置10を被吸着面35の所望の設置位置に載置する。ロックレバー46が起立位置にあるときは図19に示すように、ロッド42およびロックレバー46のピン配置穴42b,46aは凸部対26e,26fのピン通し穴56,54と同軸位置にある。したがってこのときピン48をピン配置穴42b,46aおよびピン通し穴54(またはピン通し穴56)を通して抜き差しできる状態となる。したがって組み立て時にはロックレバー46を起立位置にして、ピン48をピン通し穴54(またはピン通し穴56)からピン配置穴42b,46aに差し込む。またピン48をピン配置穴42b,46aから抜くときは、ロックレバー46を起立位置にして、ピン通し穴54(またはピン通し穴56)の外側から棒状部材を差し込んでピン48を押し出す。
車載モニタ支持装置10を被吸着面35の所望位置に載置した図12〜図19の状態から、ケース26を手で強く押し下げる。これによりコイルばね43の付勢力が吸盤30の中央部に作用して該中央部が押し下げられて高分子ゲルシート33と被吸着面35との間の空間86(図16、図19)の空気が排出されて高分子ゲルシート33が被吸着面35に広い面積で粘着する。補助的にロックレバー46を指で押下すると空間86の空気の排出をより促進することができる。またケース26を強く押し下げることによりケース26の下面の突条26cが吸盤30の周縁部を介して高分子ゲルシート33の周縁部を被吸着面35に強く押し付けて、該周縁部における吸盤30と高分子ゲルシート33および高分子ゲルシート33と被吸着面35との粘着力が高められる。
ケース26を一方の手で強く押し下げたまま、他方の手の指でロックレバー46を図3〜図7、図9〜図11に示す伏せ位置に回動させることにより、ロックレバー46のカム面46d(図9)がケース26の上面中央部26dに当接してロッド42が吸盤30の中央部を伴って引き上げられて、高分子ゲルシート33と被吸着面35との間の空間86が負圧化されて吸着力が発生する。これにより車載モニタ支持装置10は被吸着面35に強く装着された状態となる。空間86が負圧化された状態では突条26cが該負圧により吸盤30を介して高分子ゲルシート33を被吸着面35に強く押し付けるので、吸盤30による吸着状態が長期間にわたり維持される。ロックレバー46は伏せ位置にあるときは凸部対26e,26fの間の空間52に格納されて(図3)、ロックレバー46の表面46b,46eは凸部対26e,26fの表面26ea,26eb,26fa,26bと連続した面を形成する。したがってベース部12は表面の凹凸が少なく、安全性および意匠性が良好となる。ロックレバー46が伏せ位置にある使用時の状態では図10に示すように、ロッド42およびロックレバー46のピン配置穴42b,46aは凸部対26e,26fのピン通し穴54,56に対しずれた位置(非同軸位置)にある。したがってピン配置穴42b,46aに収容されたピン48はその軸方向への移動が凸部対26e,26fの内壁面26ec,26fcで規制されるので、ピン48がピン配置穴42b,46aから抜け落ちるのが防止される。
車載モニタ支持装置10を被吸着面35に装着した状態では運転者等が手動操作でスイングアーム58を回動軸18を中心に回動させることによりモニタ装置25の高さ位置を調整することができる。また運転者等が手動操作でモニタ取付部16を回動軸20を中心に回動させることによりモニタ装置25の上下方向の角度が調整される。したがって回動軸18を中心としたスイングアーム58の回動と回動軸20を中心としたモニタ取付部16の回動との協働により、モニタ装置25を被吸着面35に対し所定の姿勢に維持したままモニタ装置25の高さ位置を調整することができる。車載モニタ支持装置10を被吸着面35から外すときは摘み34を指で摘んで引き上げる。これにより吸盤30の外周縁部30bの一部が高分子ゲルシート33を伴って被吸着面35から剥がされてそこから空気が被吸着面35と高分子ゲルシート33との間に流入して吸盤30による吸着が解除されて車載モニタ支持装置10がダッシュボード等の被吸着面35から外される。
この発明の実施の形態による車載モニタ支持装置の分解斜視図である。 図1のケース26の内面(裏面)形状を示す底面図である。 図1の車載モニタ支持装置をロックレバー46を伏せ位置にしてダッシュボード等の被吸着面に装着した、同車載モニタ支持装置の使用時の状態を示す斜視図である。 図3の状態の車載モニタ支持装置を図3とは別の側から見た斜視図である。 図3の状態の車載モニタ支持装置の平面図である。 図3の状態の車載モニタ支持装置の側面図である。 図5のC−C矢視断面図である。 図7のG部拡大図である。 図5のE−E矢視断面図である。 図7のF−F矢視断面図である。 図7のD−D矢視断面図である。 図1の車載モニタ支持装置をロックレバー46を起立位置にしてダッシュボード等の被吸着面に載置した、同車載モニタ支持装置の装着前の状態を示す斜視図である。 図12の状態の車載モニタ支持装置を図12とは別の側から見た斜視図である。 図12の状態の車載モニタ支持装置の平面図である。 図12の状態の車載モニタ支持装置の側面図である。 図14のA−A矢視断面図である。 図16のB部拡大図である。 図16のI−I矢視断面図である。 図16のH−H矢視断面図である。
符号の説明
10…車載モニタ支持装置、25…モニタ装置、26…ケース、26e,26f…ケースの凸部対、26ea,26eb,26fa,26fb…凸部対の表面、30…吸盤、35…被吸着面、42…ロッド、42a…ロッドの突出部分、44…ケース中央部の穴、46…ロックレバー、46b,46e…ロックレバーの表面、46d…ロックレバーのカム面、48…ピン結合のピン、52…凸部対の間の空間、54,56…凸部対のピン通し穴、58…スイングアーム

Claims (3)

  1. 吸盤と、
    前記吸盤の中央部に一端部が連結され他端部が該吸盤の外面から外方に突出して形成されたロッドと、
    中央部に穴が形成され該穴に前記ロッドの突出部分を該ロッドの軸方向に移動自在に通して前記吸盤の外面側に被さるケースと、
    前記ロッドの前記ケースの穴から突出している突出部分に回動自在にピン結合され、該ピン結合のピンを中心とした回動動作に伴い該ケースに対して伏せた伏せ位置と起き上がった起立位置に変位し、該回動動作に伴い前記ケースの所定箇所とカム係合して前記ロッドを該ケースに対して軸方向に移動させることにより、前記伏せ位置では該ロッドを該ケースに対して引き上げて前記吸盤を被吸着面に強く吸着した状態に保持し、前記起立位置では該ロッドを該ケースに対して引き下ろして前記吸盤を前記被吸着面から容易に引き剥がせる状態にするロックレバーと、
    前記ピン結合のピンの軸方向両側の位置で前記ロッドの前記ケースの穴から突出している突出部分を間に配置して、相対向した状態に前記ケースの外面側に突出形成された凸部対と、
    一端部側が前記ケースの前記凸部対に回動自在に連結支持され他端部側にモニタ装置を支持するスイングアームとを具備し、
    前記ロックレバーは前記伏せ位置で前記凸部対の間の空間に格納配置され
    前記スイングアームと前記ロックレバーは前記ケースの中心位置に対して互いに反対側に配置され、
    前記スイングアームの一端部は、前記ロックレバーを格納する前記凸部対の間の空間に収容されて前記ケースの前記凸部対に回動自在に連結支持され、
    前記ロッドに回動自在にピン結合される前記ロックレバーの回動軸と、前記凸部対に回動自在に連結支持される前記スイングアームの回動軸は互いに平行に配置されている車載モニタ支持装置。
  2. 前記ロックレバーが前記伏せ位置で前記凸部対の間の空間に格納された状態にあるときに、該ロックレバーの表面は該凸部対の表面と連続した面を形成する請求項1記載の車載モニタ支持装置。
  3. 前記凸部対の少なくとも一方の凸部の側面には、前記ロッドが該凸部対に対して該ロッドの移動方向の所定位置にあるときに前記ピン結合のピンを配置する位置と同軸上に位置して、該ピンを該凸部の外側から該ピン結合のピンを配置する位置に差し込んで該ピン結合を実現するピン通し穴が構成され、
    前記ロックレバーが前記伏せ位置にあるときは前記ピン結合のピン位置と前記ピン通し穴は相互に非同軸上に配置される請求項1または2記載の車載モニタ支持装置。
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