JP3074275B2 - 吸盤式吸着具 - Google Patents

吸盤式吸着具

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JP3074275B2
JP3074275B2 JP32363395A JP32363395A JP3074275B2 JP 3074275 B2 JP3074275 B2 JP 3074275B2 JP 32363395 A JP32363395 A JP 32363395A JP 32363395 A JP32363395 A JP 32363395A JP 3074275 B2 JP3074275 B2 JP 3074275B2
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明夫 北村
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ホクメイ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス戸などに吸
着させてガラス戸の把手や、ガラス戸ストッパーとして
使用でき、さらには浴槽や家屋の壁面などに吸着させて
手摺りなどとして使用できる吸盤式吸着具に関する。
【0002】
【従来の技術】吸盤式吸着具としては、弾性吸着盤を備
えた吸着具本体に提手を取り付けたガラスなどの持運び
用吸盤(実開昭50−24970号)や、運搬用吸着具
(実公昭57−7858号)、さらにグリップの両端部
に弾性吸着盤を備えた吸着用脚座を取り付けた真空吸着
器(特開昭59−212305号)などがあり、吸着具
本体あるいは吸着用脚座の弾性吸着盤をガラス板、摺動
板等に吸着させて、これらを吊り下げまたは持ち上げて
搬送するときなどに使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
のガラスなどの持運び用吸盤や運搬用吸着具は、ガラス
板、摺動板等を吊り下げまたは持ち上げて搬送すること
はできても、ガラス戸などに吸着させてガラス戸の把手
として使用したり、浴槽や家屋の壁面などに吸着させて
手摺りなどとして使用することができない。
【0004】また、真空吸着器の場合は、ガラス戸の把
手や、浴槽や家屋の壁面などに固定した手摺りとして使
用できないこともないが、弾性吸着盤を備えた吸着用脚
座がグリップ両端に固定されているため、段差のある左
右のガラス戸に弾性吸着盤を吸着させてガラス戸ストッ
パーとして使用することができず、また、偏心レバーが
吸着具上に突出した状態で回動起伏されるため、ガラス
戸の把手や、浴槽や家屋の壁面などに固定した手摺りと
して使用したりする場合、この偏心レバーに衣服等を引
っ掛けるなどのトラブルが生じやすく、弾性吸着盤の吸
着が外れて手摺りとして使用できず、事故が生じたりす
るおそれがある。
【0005】さらに、これらガラスなどの持運び用吸盤
や運搬用吸着具、さらに真空吸着器に使用されるゴム
製、あるいはプラスチック製の弾性吸着盤は、吸着時に
吸着本体やキャップが強力に押しつけられるため、弾性
吸着盤内の内圧を真空状態から元に戻して平面から離脱
させようとしても、弾性吸着盤と吸着本体やキャップが
接着されて離れにくくなり、甚だしい場合は弾性吸着盤
が復元不可能に変形してしまったり、吸着されたガラス
が割れたりする場合がある。
【0006】本発明はかかる現状に鑑みなされたもの
で、把手の両端部に、弾性吸着盤を備えた吸着用脚座を
回動自在に取り付け、さらには把手の形状を略へ字状に
湾曲させることによって、ガラス戸などに吸着させてガ
ラス戸の把手として使用したり、浴槽や家屋の壁面など
に吸着させて手摺りなどとして使用することができると
ともに、段差のある左右のガラス戸に弾性吸着盤を吸着
させてガラス戸ストッパーとして使用することができる
吸盤式吸着具を提供しようとするものである。
【0007】また、本発明は、把手の両端部に弾性吸着
盤を備えた吸着用脚座を固定した吸盤式吸着具におい
て、両吸着用脚座の弾性吸着盤を弾性変形させて平面に
吸着させる際、台座中央部の支持枠内に、弾性吸着盤に
連動連結して弾性吸着盤を弾性変形させる操作杆を収納
させることによって、浴槽や家屋の壁面などに固定した
手摺りとして使用したりする場合、操作杆の摘み部が突
出しないようにし、衣服等を引っ掛けるなどのトラブル
が生じたりして、弾性吸着盤の吸着が外れたりすること
のない吸盤式吸着具を提供しようとするものである。
【0008】さらに本発明は、弾性吸着盤内の内圧を真
空状態から元に戻して平面から弾性吸着盤を離脱させる
際、弾性吸着盤が容易に離脱できるようにしようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の吸盤式吸着具
は、把手の両端部に、弾性吸着盤を下端に備え弾性吸着
盤に連動連結した操作杆の操作で平面と接する弾性吸着
盤を平面との間に低圧空間を形成するように変形させて
弾性吸着盤を平面に吸着する吸着用脚座を、回動自在に
取り付けている。
【0010】そして、把手の両端部に回動自在に取り付
けた一方の吸着用脚座は、弾性吸着盤上に弾性吸着盤の
周縁部に当接する下垂壁を周設した台座を載設し、弾性
吸着盤内中央部に埋設した摺動板中央部に連結軸を立設
して弾性吸着盤上方の台座中央部に設けた透孔から台座
中央部に立設した軸受け枠内に突出させ、突出した連結
軸に台座中央部の軸受け枠内に回動自在に嵌挿した操作
杆の基部を枢着するとともに、台座中央部の軸受け枠に
把手の一端を上下回動自在に連結して構成され、また他
方の吸着用脚座は、弾性吸着盤上に弾性吸着盤の周縁部
に当接する下垂壁を周設した台座を載設し、弾性吸着盤
内中央部に埋設した摺動板中央部に連結軸を立設して弾
性吸着盤上方の台座中央部に設けた透孔から台座中央部
に立設した軸受け枠内に突出させ、突出した連結軸に台
座中央部の軸受け枠内に回動自在に嵌挿した操作杆の基
部を枢着するとともに、台座中央部に立設した軸受け枠
に上端に球軸を突設したカバーフレームを固定し、カバ
ーフレームの球軸を把手の他端に内設した球軸受けに回
動自在に枢支連結して構成され、各吸着用脚座の操作杆
の回動起伏操作で、弾性吸着盤の中央部が摺動板ととも
に上下に摺動され、弾性吸着盤が弾性変形されて平面に
吸着または平面から離脱されるようにしている。
【0011】また、両端部に吸着用脚座を回動自在に取
り付けた把手を、略へ字状に湾曲させ、さらに、台座の
下垂壁とこの下垂壁が当接する弾性吸着盤周縁部との間
に、スペーサーを介在させている。
【0012】さらに、弾性吸着盤上に弾性吸着盤の周縁
部に当接する下垂壁を周設した台座を載設し、弾性吸着
盤内中央部に埋設した摺動板中央部に連結軸を立設して
弾性吸着盤上方の台座中央部に設けた透孔から台座中央
部に立設した支持枠内に突出させ、突出した連結軸に台
座中央部の支持枠内に回動自在に嵌挿した操作杆の基部
を枢着して構成した吸着用脚座を、把手の両端部に固定
し、操作杆の回動操作で弾性吸着盤を上方に摺動し弾性
変形させて平面に吸着させる際、操作杆の摘み部を台座
中央部の支持枠内に収納させるようにし、さらには、台
座中央部の支持枠内に収納する操作杆の摘み部の外壁面
が、支持枠内に収納時、支持枠の外壁面を構成するよう
にし、また、台座の下垂壁とこの下垂壁が当接する弾性
吸着盤周縁部との間に、さらにスペーサーを介在させて
いる。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明吸盤式吸着具の実施
例を示す図面に基づいて説明する。図1ないし図5にお
いて、1は吸盤式吸着具Aの把手で、略へ字状に湾曲し
て構成され、両端部に吸着用脚座2および3を回動自在
に取り付けている。
【0015】吸着用脚座2は、弾性吸着盤4上にスペー
サー5を介し周縁部に円筒形の下垂壁6を周設した台座
7を載設して構成され、台座7中央部に立設した軸受け
枠8の両側壁9に設けられた軸受け孔10に、把手1の
一端に形成した門型挟持部11の内側に対向して突設し
た筒軸12を回動自在に嵌合して、把手1に回動自在に
取り付けられている。
【0016】13は弾性吸着盤4の中央部に埋設された
摺動板14の中央部に立設された連結軸で、スペーサー
5の支持片15中央部に設けられた透孔16を経て、台
座6の中央部に設けられた透孔17から突出され、軸受
け枠8の両側壁9間に嵌挿された操作杆18の本体回動
部19に凹設した門型溝20内にピン21でもって偏心
させて枢着されている。
【0017】しかして、図3の吸着用脚座2に示すよう
に、操作杆18の摘み部22を上方に起こしているとき
は、弾性吸着盤4は変形されず、操作杆18の摘み部2
2を回動して横倒しにすると、連結軸13が上方に摺動
され、摺動板14の作用で弾性吸着盤4の中央部が上方
に持ち上げられて変形し、弾性吸着盤4と平面との間に
低圧空間が形成されて、弾性吸着盤4が平面に吸着され
る。
【0018】また、把手1の他端に回動自在に取り付け
られた吸着用脚座3は、前記した吸着用脚座2と同様
に、弾性吸着盤4上にスペーサー5を介して周縁部に円
筒形の下垂壁6を周設した台座7が載設され、台座7中
央部に軸受け枠8が立設されているが、吸着用脚座2と
違って、軸受け枠8にさらにカバーフレーム23が定着
固定され、カバーフレーム23の上端に突設された球軸
24が、把手1の他端に形成した球軸受け25に回動自
在に嵌合されて、把手1に全方向回動自在に取り付けら
れている。
【0019】このように、吸着用脚座3は把手1にカバ
ーフレーム23を介して全方向回動自在に取り付けられ
た以外は、前記した吸着用脚座2と同様にして構成さ
れ、吸着用脚座3の操作杆18の摘み部22を、図2に
示すように上方に起こしているときは弾性吸着盤4は変
形されず、図3に示すように摘み部22を回動して横倒
しにすると、連結軸13が上方に摺動され、摺動板14
の作用で弾性吸着盤4の中央部が上方に持ち上げられて
変形し、弾性吸着盤4と平面との間に低圧空間が形成さ
れて、弾性吸着盤4が平面に吸着される。
【0020】ここで、弾性吸着盤4はポリウレタンなど
のプラスチックで成形され、充分な吸引力を有しかつ復
元力も充分であるため、弾性変形させた弾性吸着盤4を
復元させるためのバネは、必ずしも台座7との間にバネ
を介在させなくてもよい。
【0021】また、スペーサー5は、塩化ビニルなどの
プラスチックや、金属板などで構成され、このようなス
ペーサー5を台座7の下垂壁6とこの下垂壁6が当接す
る弾性吸着盤4周縁部との間に介在させると、弾性吸着
盤4周縁部と台座7の下垂壁6との離脱が容易になり、
弾性吸着盤4内の内圧を真空状態から元に戻して平面か
ら弾性吸着盤4を離脱させる際、弾性吸着盤4を容易に
離脱させることができる。
【0022】吸盤式吸着具Aはこのようにして構成さ
れ、たとえば、図1に示すように、ガラス戸26に吸着
させる場合は、吸着用脚座2および3の弾性吸着盤4を
ガラス戸26のガラス面に当接して、操作杆18の摘み
部22を横倒しにすれば、容易にガラス戸26に吸着さ
せることができ、略へ字状に湾曲した把手1に手をかけ
てガラス戸26を容易に開閉することができる。特に、
老人や身体障害者など、把手がなければガラス戸の開閉
が容易に行えない場合には、便利な把手として使用され
る。
【0023】また、この吸盤式吸着具Aは、図5に示す
ように、少し開いたガラス戸26に吸着用脚座3の弾性
吸着盤4を吸着させ、隣接する閉じたガラス戸27に吸
着用脚座2の弾性吸着盤4を吸着させると、把手1が略
へ字状に湾曲されているためガラス戸26と27との間
に段差があっても、これらのガラス戸26および27と
の間に跨がるように吸着させることができ、このとき、
吸着用脚座3は全方向に回動することができるため、吸
着用脚座3をガラス戸26に吸着させたままガラス戸2
6の開き具合を調節して、ガラス戸27の適当な位置に
吸着用脚座2を吸着させることができる。従って、この
吸盤式吸着具Aをガラス戸26および27に吸着させれ
ば、ガラス戸ストッパーとして使用することができ、ガ
ラス戸26を少し開いた状態で固定して、留守中に子供
がかってに出入りしたり、猫などが入ることを防止し、
また安全な状態で室内に空気を流通させたりすることが
できる。
【0024】この他、吸盤式吸着具Aは、吸着用脚座2
および3の弾性吸着盤4を室内の壁面や、浴槽の壁面な
どに吸着させれば、手摺りとしても使用することがで
き、操作杆18の摘み部22を上方に起こせば、容易に
室内の壁面や、浴槽の壁面などから離脱させることがで
きて、老人や身体障害者など、終始支えが必要な場合、
必要な箇所に手摺りとして配置することができる。
【0025】図6ないし図8は、吸盤式吸着具Aと異な
る吸盤式吸着具Bを示したもので、この吸盤式吸着具B
は、把手28の両端部に一対の吸着用脚座29,29を
固定して構成されている。
【0026】これら一対の吸着用脚座29,29は、い
ずれも弾性吸着盤30,30上にスペーサー31,31
を介し周縁部に円筒形の下垂壁32,32を周設した台
座33,33を載設して構成され、台座33,33中央
部に立設した支持枠34,34の上端部に突設した突起
35,35を、把手28の両端面に凹設した凹所36,
36に嵌合し、ボルト37,37でボルト締めして固定
されている。
【0027】38,38は弾性吸着盤30,30の中央
部に埋設された摺動板39,39の中央部に立設された
連結軸で、スペーサー31,31の支持片40,40中
央部に設けられた透孔41,41を経て、台座33,3
3の中央部に設けられた透孔42,42から突出され、
支持枠34,34の両側壁43,43間に嵌挿された操
作杆44,44の本体回動部45,45に凹設した門型
溝46,46内にピン47,47でもって偏心させて枢
着されている。48,48は操作杆44,44を両側壁
43,43間に枢着したピン47,47をカバーして両
側壁43,43に埋設固定したカバー体である。
【0028】しかして、操作杆44の摘み部49を、図
7の左方の吸着用脚座29に示すように横倒しにしてい
るときは、弾性吸着盤30は変形されず、図7の右方の
吸着用脚座29に示すように、操作杆44の摘み部49
を回動して上方に起こすと、連結軸38が上方に摺動さ
れ、摺動板39の作用で弾性吸着盤30の中央部が上方
に持ち上げられて変形し、弾性吸着盤30と平面との間
に低圧空間が形成され、弾性吸着盤30が平面に吸着さ
れる。
【0029】ここで、支持枠34,34の両側壁43,
43間に嵌挿された操作杆44,44は、その回動操作
で弾性吸着盤30,30を上方に摺動し弾性変形させて
平面に吸着させる際、摘み部49,49が支持枠34,
34内に収納されるとともに、摘み部49,49の外壁
面が支持枠34,34の外壁面を構成するようにしてい
る。
【0030】しかして、このように構成された吸盤式吸
着具Bは、把手28両端部の一対の吸着用脚座29,2
9の弾性吸着盤30,30を室内の壁面や、浴槽の壁面
などに当接して、操作杆44,44の摘み部49,49
を上方に起こせば、容易に室内の壁面や、浴槽の壁面な
どに吸着させることができ、手摺りとして使用すること
ができる。
【0031】特に、この吸盤式吸着具Bにあっては、弾
性吸着盤30,30を上方に摺動し弾性変形させて平面
に吸着させる際、操作杆44,44の摘み部49,49
が支持枠34,34内に収納されて、摘み部49,49
の外壁面が支持枠34,34の外壁面を構成するように
しているため、手摺りとして使用される場合、衣服等を
操作杆44,44に引っ掛けるなどのトラブルが生じる
こともなく、弾性吸着盤の吸着が外れたりすることもな
い。
【0032】また、操作杆44,44の摘み部49,4
9を横倒しにすれば、容易に室内の壁面や、浴槽の壁面
などから離脱させることができて、老人や身体障害者な
ど、終始支えが必要な場合、必要な箇所に手摺りとして
配置することがてきる。
【0033】なお、弾性吸着盤30,30はポリウレタ
ンなどのプラスチックで成形され、充分な吸引力を有し
かつ復元力も充分であるため、弾性変形させた弾性吸着
盤30,30を復元させるため、必ずしも台座33,3
3との間にバネを介在させなくてもよいことは、吸盤式
吸着具Aの場合と同様である。
【0034】また、スペーサー31,31は、塩化ビニ
ルなどのプラスチックや、金属板などで構成され、この
ようなスペーサー31,31を台座33,33の下垂壁
32,32とこの下垂壁32,32が当接する弾性吸着
盤30,30周縁部との間に介在させると、弾性吸着盤
30,30周縁部と台座33,33の下垂壁32,32
との離脱が容易になり、弾性吸着盤30,30内の内圧
を真空状態から元に戻して平面から弾性吸着盤30,3
0を離脱させる際、弾性吸着盤30,30を容易に離脱
できることも、吸盤式吸着具Aの場合と同様である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る
発明の吸盤式吸着具にあっては、把手の両端部に、弾性
吸着盤を備えた吸着用脚座を回動自在に取り付け、さら
には把手の形状を略へ字状に湾曲させているため、ガラ
ス戸などに吸着させてガラス戸の把手として使用した
り、浴槽や家屋の壁面などに吸着させて手摺りなどとし
て使用することができるとともに、段差のある左右のガ
ラス戸に弾性吸着盤を吸着させてガラス戸ストッパーと
して使用することができる。
【0036】また、把手の両端部に弾性吸着盤を備えた
吸着用脚座を固定した請求項3記載の本発明の吸盤式吸
着具にあっては、両吸着用脚座の弾性吸着盤を弾性変形
させて平面に吸着させる際、台座中央部の支持枠内に、
弾性吸着盤に連動連結して弾性吸着盤を弾性変形させる
操作杆を収納させているため、浴槽や家屋の壁面などに
固定した手摺りとして使用したりする場合、操作杆の摘
み部が突出せず、衣服等を引っ掛けるなどのトラブルが
生じたり、弾性吸着盤の吸着が外れたりすることもな
く、事故が生じたりすることがない。
【0037】さらに、請求項5に係る本発明では、台座
の下垂壁とこの下垂壁が当接する弾性吸着盤周縁部との
間に、スペーサーを介在させてあるので、弾性吸着盤周
縁部と台座の下垂壁との離脱がスペーサーの介在によっ
て極めて容易となり、弾性吸着盤内の内圧を真空状態か
ら元に戻して平面から弾性吸着盤を離脱させる際、弾性
吸着盤を容易に離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明吸盤式吸着具の一実施例をガラス戸の把
手として使用した場合を示す斜視図である。
【図2】図1に示す吸盤式吸着具の側面図である。
【図3】図1に示す吸盤式吸着具の断面図である。
【図4】図1に示す吸盤式吸着具の分解斜視図である。
【図5】図1に示す吸盤式吸着具をガラス戸のストッパ
ーとして使用した場合を示す斜視図である。
【図6】本発明吸盤式吸着具の他の実施例を示す斜視図
である。
【図7】図6に示す吸盤式吸着具の断面図である。
【図8】図6に示す吸盤式吸着具の分解斜視図である。
【符号の説明】
1,28 把手 2,3,29 吸着用脚座 4,30 弾性吸着盤 5,31 スペーサー 6,32 下垂壁 7,33 台座 8 軸受け枠 13,38 連結軸 14 摺動板 17,42 透孔 18,44 操作杆 22,49 摘み部 23 カバーフレーム 24 球軸 25 球軸受け 34 支持枠 A,B 吸盤式吸着具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 1/00 311 E05B 1/06 105 E04F 11/18 E05C 21/00 F16B 47/00 A47K 3/12 A47K 17/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把手の両端部に、下端に弾性吸着盤4
    を備えた吸着用脚座2・3が回動自在に取り付けられて
    いる吸盤式吸着具において、 一方の吸着用脚座2は、弾性吸着盤4上にあって弾性吸
    着盤4の周縁部に当接する下垂壁6が周設された台座7
    と、 弾性吸着盤4内の中央部に埋設された摺動板14と、 台座7の中央部に立設された軸受け枠8と、 摺動板14の中央部に立設されて台座7の中央部に設け
    た透孔17から軸受け枠8内に突出する連結軸13と、 基部が軸受け枠8内に回動自在に嵌挿されて、軸受け枠
    8内に突出する連結軸13に枢着される操作杆18とか
    らなり、 一方の吸着用脚座2の軸受け枠8に把手1の一端を上下
    回動自在に連結してあり、 他方の吸着用脚座3は、弾性吸着盤4上にあって弾性吸
    着盤4の周縁部に当接する下垂壁6が周設された台座7
    と、 弾性吸着盤4内の中央部に埋設された摺動板14と、 台座7の中央部に立設した軸受け枠8と、 摺動板14の中央部に立設されて台座7の中央部に設け
    た透孔17から軸受け枠8内に突出する連結軸13と、 基部が軸受け枠8内に回動自在に嵌挿されて、軸受け枠
    8内に突出する連結軸13に枢着される操作杆18と、 軸受け枠8に固定されて上端に球軸24が突設されたカ
    バーフレーム23とからなり、 カバーフレーム23の球軸24が、把手1の他端に設け
    た球軸受け25に回動自在に枢支連結されており、 これら各吸着用脚座2・3の操作杆18の回動起伏操作
    で弾性吸着盤4の中央部を摺動板14とともに上下に摺
    動して弾性吸着盤4を弾性変形するようにした ことを特
    徴とする吸盤式吸着具。
  2. 【請求項2】 把手1が、略へ字状に湾曲している請求
    項1記載の吸盤式吸着具。
  3. 【請求項3】 把手28の両端部に吸着用脚座29が固
    定されており、 各吸着用脚座29は、弾性吸着盤30上にあって弾性吸
    着盤30の周縁部に当接する下垂壁32が周設された台
    座33と、 弾性吸着盤30内の中央部に埋設された摺動板39と、 台座33の中央部に立設された支持枠34と、 摺動板39の中央部に立設されて台座33の中央部に設
    けた透孔42から支持枠34内に突出する連結軸38
    と、 基部が支持枠34に回動自在に嵌挿されて、支持枠34
    内に突出する連結軸38に枢着される操作杆44とから
    なり、 操作杆44の回動操作で弾性吸着盤30を上方に摺動し
    弾性変形させて平面に吸着させた状態において、操作杆
    44の摘み部49が支持枠34内に収納されていること
    を特徴とする 吸盤式吸着具。
  4. 【請求項4】 支持枠34内に収納される操作杆44の
    摘み部49の外壁面が、支持枠34内に収納した状態に
    おいて、支持枠34の外壁面を構成している請求項3記
    載の吸盤式吸着具。
  5. 【請求項5】 台座の下垂壁とこの下垂壁が当接する弾
    性吸着盤の周縁部との間に、スペーサーを介在させてあ
    る請求項1又は2又は3又は4記載の吸盤式吸着具
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