JP3092377U

JP3092377U - ドアー用開放停止具

Info

Publication number: JP3092377U
Application number: JP2002006262U
Authority: JP
Inventors: 良夫関
Original assignee: 良夫関
Priority date: 2002-08-27
Filing date: 2002-08-27
Publication date: 2003-03-07
Anticipated expiration: 2008-08-27

Abstract

(57)【要約】【目的】各種のドアーに装設してドアーのドアー開放
状態を球体の摩擦を以って停止すると共に、不使用時に
は、ドアーに簡単に吊り下げ取付け保管できるものであ
る。【構成】停止具本体は、球体停止具と、連結紐と各種
の形状の取付部とより構成され、該球体停止具は、各種
の弾性を有する円球状に形成し、その外周の１ヶ所に合
成樹脂等の稍伸縮性の連結紐を接続し、その他端は永久
磁石を設けた取付部に接続されている。また、該取付部
に代えて各種形状の吸盤体を接続することを特徴として
いる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、各種のドアーに装着してドアーの開放状態を支持するための非常に操作が簡単で体裁の良好なドアー用開放停止具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種のドアーの停止具は、種々散見されているが、最も簡単なものに木製又は合成樹脂よりなるくさび状の停止具が一般に使用されている。然し、これ等のくさび状の停止具では、ドアーの下端面との間に挿着して停止させるものであるが、この場合は、床面との間隔にもよるが停止具と床面との摩擦が特に少ないために擦り動く等の欠点がある。また、従来の各種のドアー用開放停止具においては、ドアーの開放時には、停止具が突出状となるため、歩く時に足が躓くと云う欠点と、使用以外の停止具の保管場所が無く、大変に面倒であると共に、非常に邪魔となる等の欠点がある。

【０００３】

【考案が解決するための課題】

本考案は、上記の各種の欠点を解決するためになされたものであり、その主たる目的とする所は、開放停止具を使用しない時には、図５に示す如く、取付具の永久磁石又は吸盤等によってドアーの下端附近に簡単に取付けて吊り下げて保管できる構成としたものである。また、開放停止具を使用する時には、床面とドアーの下端面の隙間より稍大きい球体停止具であれば吊り下げて使用でき、その隙間の開放側に球体停止具を置くことによって、ドアーの下端角と球体との床面との各々の摩擦力によって移動しないで停止固定するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のドアー用開放停止具によれば、球体停止具と連結紐及び磁石付の取付部とで構成されている。そして、球体停止具は、合成樹脂又は合成護謨より円球状に形成する。連結紐は稍伸縮性を有す合成樹脂等の構成材料を使用する。また、取付具は、ドアー側の各所に簡単に装着できる永久磁石又は吸盤体を使用するものである。

【０００５】

【実施例】

次に、本考案の一実施例を図面について説明すると、停止具本体（１）は、停止の役目を果す球体停止部（２）、連結の役目をする連結紐（５）と、ドアー（１０）等に装着する表面が色付けされた取付部（３）より構成されている。前記球体停止部（２）は、その構成材料を各色に染色された合成樹脂又は合成護謨等よりなる弾性を有する円球状に成形されている。前記球体停止部（２）には、外周の１ヶ所に連結紐（５）の一端を接続部（８）を以って固定する。該連結紐（５）は、合成樹脂又は合成護謨等の稍伸縮性を有する強靭な紐体より構成される。次に、該連結紐（５）の他端には、裏面をドアー（１０）に着脱自在に装着する取付部（３）の所定位置に接続固定する。該取付部（３）は、合成樹脂製等より円形、多角形等の各種の形状に構成され、裏面の中央部分に磁石収納部（７）を設け、その中央部分に円形等よりなる永久磁石（６）を収納接着固定してある。

【０００６】また、図４に示す実施例のものは、該永久磁石（６）を設けた該取付部（３）に代えて各種のドアー（１０）等に吸着させる吸盤体（９）を該連結紐（５）の端部に接続固定したものである。なお、符号（１１）は、床面を示したものである。また、該球体停止部（２）は、ドアー（１０）と床面（１１）の隙間の関係に対応するために複数の大きさのものを使用する。

【０００７】

【作用】

次に、本考案のドアー用開放停止具の用法を説明すると、停止具本体（１）を使用しない場合は、図５に示す如く、金属製のドアー（１０）の所定位置に取付部（３）の裏面の永久磁石（６）を以って吊り下げて保管する。次に、停止具本体（１）とドアー（１０）を停止させる場合は、図１、図２に示す如く、ドアー（１０）の開放する停止位置において、球体停止部（２）を床面（１１）とドアー（１０）の隙間の前方に設置すると、弾性を有する球体停止部（２）は、上部のドアー（１０）に押圧されて下部の床面（１１）との間に摩擦が生じ図２の矢印よりの風圧に充分対応して開放を維持できるものである。また、各種のドアー（１０）を閉じる場合には、該取付部（３）の永久磁石（６）又は吸盤体（９）を外して、図５に示すようにドアー（１０）の各所に取付けて吊り下げて保持すればよいものである。

【０００８】

【考案の効果】

以上の様に本考案によれば、開放停止具を使用するには、ドアーの開放位置のドアーの下端前面と床面との間に装設するだけで、極めて簡単容易に停止具の役目を果す効果と、且つ不使用時には、取付部をドアーより脱離すれば、球体停止部も容易に離れてドアーを容易に作動できる効果と、また、不使用の場合には、取付部をドアーの邪魔にならない個所に容易に体裁良く吊り下げることが出来、紛失等の憂いが無い優れた効果もある。そして、球体停止部に設けた永久磁石は、装着が大変に簡便であると共に、破損する等の憂いが無く長期間に亘って使用できる効果がある。また、連結紐は稍伸縮性を有するので、急激な風力等に対しても充分に対応できると共に、停止具本体を小型化できる効果もある。更に、合成樹脂等よりなる弾性を有する球体停止部によっては、摩擦力が減少することなく、安定して使用できると共に、汚れた場合でも洗滌が容易であり、且つ、床面とドアー下端の隙間寸法より稍大きい寸法であれば充分に目的を達成できると云う効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のドアーに装着した状態の斜面図であ
る。

【図２】同じく本考案の一部欠除した全体の側面図であ
る。

【図３】本考案の停止具本体の全体の斜面図である。

【図４】同じく本考案の取付部を吸盤体とした全体の斜
面図である。

【図５】本考案の不使用時の停止具本体を吊り下げた状
態の斜面図である。

【符号の説明】

１停止具本体２球体停止部３取付部５連結紐６永久磁石７磁石収納部８接続部９吸盤体１０ドアー１１床面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】各種のドアーに着脱自在に装着するドア
ーの開放停止具に於いて、停止具本体（１）は、球体停
止具（２）と、連結紐（５）と各種形状の取付部（３）
とより構成され、前記球体停止具（２）は、合成樹脂又
は合成護謨等よりなる弾性を有する円球状に形成され、
該球体停止具（２）には外周の１ヶ所に合成樹脂等の稍
伸縮性を有する構成材料よりなる連結紐（５）の一端を
接続部（８）を以って固定し、該連結紐（５）の他端
は、裏側をドアー（１０）に着脱自在に装着する永久磁
石（６）を設けた該取付部（３）に固定したことを特徴
とするドアー用開放停止具。
【請求項２】請求項１の永久磁石（６）を設けた取付
部（３）に代えて各種形状の吸盤体（９）を該連結紐
（５）の端部に固定したことを特徴とする請求項１のド
アー用開放停止具。