JPH0440622Y2 - - Google Patents

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JPH0440622Y2
JPH0440622Y2 JP8869790U JP8869790U JPH0440622Y2 JP H0440622 Y2 JPH0440622 Y2 JP H0440622Y2 JP 8869790 U JP8869790 U JP 8869790U JP 8869790 U JP8869790 U JP 8869790U JP H0440622 Y2 JPH0440622 Y2 JP H0440622Y2
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JP
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opening
knife
closing plate
plate
fixed
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JP8869790U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、主として台所で使用される包丁の
収納容器に関する。
【従来の技術】
包丁は台所で頻繁に使用される。にもかかわら
ず、包丁は、普通、流し台の扉の内側に収納して
いる。このため、使用する毎に、流し台の扉を開
けて出し入れする必要がある。 包丁が、調理台前面の壁面等に保持できるな
ら、使用する毎に出し入れする必要がなく、極め
て便利に使用できる。このことを実現するため
に、永久磁石を利用した、包丁の保持ストツパが
開発されている(実開昭55−126240号公報、実開
昭63−18973号公報、及び実開昭64−50778号公
報)。 これ等の公報に記載される包丁保持具は、壁面
等に固定される取付台に永久磁石を固定してい
る。
【考案が解決しようとする課題】
これ等の公報に記載される包丁保持具は、極め
て簡単に包丁を脱着できる特長がある。それは、
包丁を永久磁石に接近して磁気的な吸着力で保持
でき、使用する時は引き離して分離できるからで
ある。 しかしながら、これ等の公報に記載される包丁
保持具は、何等かの原因で包丁に物が当たると、
外れて危険な欠点がある。この欠点は、保持した
包丁にカバーをして解消できる。しかしながら、
包丁を保持した後、カバーをし、使用するときに
はカバーを外すとなると、カバー脱着に手間がか
かつて、包丁を簡便に使用できる特長が失われ
る。 この考案は、永久磁石の吸着力と反発力とを有
効に利用することによつて、この欠点を解決した
もので、この考案の重要な目的は、包丁を脱着す
ることによつて、自動的にカバーすることができ
る包丁の収納容器を提供するにある。
【課題を解決する為の手段】
この考案の包丁の収納容器は、前述の目的を達
成するために、下記の構成を備えている。 包丁の収納容器は、壁面や流し台に固定される
固定板1と、包丁を吸着すると自動的に閉鎖して
包丁をカバーする開閉板2と、包丁を吸着し、ま
た、開閉板2を開閉させる永久磁石3とを備えて
いる。 (a) 開閉板2と固定板1とは、その間に包丁収納
部4ができるように、互いに対向して配設され
ている。 (b) 開閉板2は、包丁収納部4に包丁を収納する
と閉鎖し、包丁を取り出すときには開くよう
に、折曲自在取付具5を介して固定板1に連結
されている。 (c) 永久磁石3は、磁気的な反発力で開閉板2を
開くように、固定板1と開閉板2の対向位置に
固定されている。 (d) 固定板1と開閉板2とに固定された永久磁石
3は、互いに反発する磁気反発力で開閉板2を
開くように、対向面を同極として固定されてい
る。 (e) 固定板1と開閉板2とに固定された永久磁石
3が互いに反発して、磁気的な反発力で開閉板
2が開かれ、包丁収納部4に包丁を挿入する
と、開閉板2と固定板1の永久磁石3が包丁に
吸着されて開閉板2が閉じられるように構成さ
れている。
【作用】
この考案の包丁の収納容器の使用状態を第1図
ないし第3図に基づいて説明する。 包丁を収納容器に挿入しない状態において
は、第1図と第2図とに示すように、開閉板2
は開かれている。この状態において、開閉板2
は、互いに反発するふたつの永久磁石3の磁気
的な反発力で開かれる。 すなわち、固定板1と開閉板2とに固定され
た永久磁石3は、対向面を同極に励磁している
ので、磁気反発力が発生する。 固定板1と開閉板2との間の包丁収納部4に
包丁を収納すると、包丁の両面にある永久磁石
3が包丁に吸着されて、包丁が保持される。 この状態において、固定板1と開閉板2の永
久磁石3が包丁に吸着されるので、開閉板2は
磁気的な吸着力で閉鎖される。 中間に包丁を挟むと、同極の永久磁石3が吸
着されるのは、第4図に示すように、永久磁石
3から出た磁力線が、包丁内を透過して、閉鎖
された磁気ループを作るからである。 包丁を第3図の矢印の方法に移動して、包丁
収納部4から引き出すと、開閉板2は再び磁気
的な反発力で開かれる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技
術思想を具体化する為の包丁の収納容器を例示す
ものであつて、この考案の包丁の収納容器は、構
成部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造に
特定するものでない。この考案の包丁の収納容器
は、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲に於
て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲
が理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、
「課題を解決する為の手段の欄」および「作用の
欄」に示される部材に付記している。ただ、実用
新案登録請求の範囲に示される部材を、実施例の
部材に特定するものでは決してない。 第1図に示す包丁の収納容器は、垂直の壁、あ
るいは、水平の流し台に固定される固定板1と、
この固定板1に折曲自在取付具5を介して連結さ
れた開閉板2と、固定板1及び開閉板2の内面に
固定された永久磁石3とを備えている。 固定板1と開閉板2とは、合成樹脂板で成形さ
れている。固定板1と開閉板2とは、第1図に示
すように、包丁の金属部分全体を収納できるよう
に、例えば、長さが10〜25cm、幅が4〜10cmの板
状に成形されている。 固定板1は、これを壁面等に対して垂直に取り
付けできるように、第1図に於て下端縁に取付片
6を有する。 固定板1と開閉板2は、その間に、包丁収納部
4を設ける。したがつて、固定板1と開閉板2と
は互いに対向して、ほぼ平行に配設されている。 開閉板2の下縁は、折曲自在取付具5を介し
て、固定板1に連結されている。折曲自在取付具
5は、蝶番、あるいは、自由に折曲できる合成樹
脂板を使用できる。 折曲自在取付具を合成樹脂製とする場合、固定
板と開閉板と折曲自在取付具とを合成樹脂でもつ
て一体成形することも可能である。この場合、固
定板と開閉板との境界を多少薄くして、折曲しや
すい形状とする。 折曲自在取付具5には、好ましくは、開閉板2
を弾性的に開くものが使用される。この折曲自在
取付具5は、磁気的な反発力に加えて、開閉板2
を弾性的に開くことができるので、開閉板2を確
実に開くことができる。 ただ、この場合、折曲自在取付具5が開閉板2
を弾性的に開く力は、永久磁石3の間に包丁を挿
入したときに、両方の永久磁石3が包丁を吸着で
きる強さに調整される。いいかえると、永久磁石
3の吸着力を、折曲自在取付具5で弾性的に開か
れる開閉板2を、包丁を介して吸着できる強さに
調整する。 開閉板2は、一定の開度で停止されるのがよ
い。このことを実現するために、第1図の包丁の
収納容器は、固定板1にストツパ7を固定してい
る。 ストツパ7は、固定板1と開閉板2の両側に設
けている。ストツパ7は先端縁に、内側に折曲さ
れた係止片7Aを有する。係止片7aは、開閉板
2の外側に位置して、開閉板2が一定の開度以上
に開かれるのを阻止する。 第1図に示す収納容器は、片方のストツパ7の
幅を狭くしている。それは、幅の狭いストツパ7
の上方に、包丁の柄8を突出さるためである。 この構造のストツパ7は、収納容器を壁面等の
垂直面に固定するときに、包丁が自重で滑り落ち
るのを阻止できる。それは、幅が狭いストツパ7
を下にして固定板1を壁面に固定すると、包丁の
刃の下縁がストツパ7に当たつて滑り落ちなくな
るからである。 第1図ないし第3図に示す固定板1と開閉板2
とは、開口縁を下方に折曲してガイド片12を設
けている。ガイド片12は、第2図と第3図とに
示すように、開口部に向かつて幅が狭くなるテー
パー状に折曲されている。この形状のガイド片1
2を有する収納容器は、永久磁石3に吸着された
包丁をスムーズに引き出すことができる。それ
は、第3図に示すように、包丁を引き出すと、ガ
イド片12でもつて開閉板2を強制的に開くこと
ができるからである。 ガイド片12は、包丁収納部4に包丁に挿入す
るときに、包丁の刃が永久磁石3に当たるのを阻
止することもできる。このことを実現するガイド
片12は、第2図に示すように、下端縁を永久磁
石3の対向面よりも内側に位置させ、あるいは、
第3図に示すように、永久磁石3の当接面に隙間
なく接近させる。 永久磁石3は、固定板1と開閉板2の内側に、
互いに対向して固定されている。ふたつの永久磁
石3は、包丁を吸着しない状態で、磁気的反発力
で開閉板2を開く。このため、ふたつの永久磁石
3は、対向面を同極としている。 これ等の図に示すように、固定板1と開閉板2
の内側に永久磁石3を固定すると、磁気的な反
発、吸引力を強くできる。それは、ふたつの永久
磁石3が直接反発し、また、包丁に吸着されるか
らである。ただ、この考案は、永久磁石3を固定
板1と開閉板2の内側に固定したものに限定しな
い。永久磁石3は、固定板1と、開閉板2の外側
に固定することも可能である。 永久磁石3には、フエライト磁石、サマリウム
コバルト磁石、アルニコ磁石等が使用できる。 第1図と第2図とに示す収納容器は、2本の包
丁を保持することができる。したがつて、この収
納容器は、固定板1と平行に吸着板9を設けてい
る。吸着板9は、包丁の吸着面にゴム10を接着
し、その裏面に永久磁石11を固定している。 吸着板の裏面に固定された永久磁石11は、吸
着板9の表面に、ゴム10を介して包丁を吸着で
きる。このように、ゴム10を介して吸着される
包丁は、滑らない状態で安定に保持される。
【考案の効果】
この考案の包丁の収納容器は、包丁を包丁収納
部に挿入すると、磁気的な吸引力で開閉板が自動
的に閉鎖され、包丁を取り出すと、同じ永久磁石
の反発力で開閉板が開かれる。このため、包丁
を、簡単かつ容易に、しかも迅速に脱着でき、し
かも包丁を保持する状態で、開閉板で閉塞できる
特長がある。 また、この考案の包丁の収納容器は、ふたつの
永久磁石が直接対向すると、磁気的に反発し、間
に包丁が挿入さると、磁気的に吸引する作用を利
用して開閉板を開閉し、また、包丁を保持してい
るので、極めて簡単な構造で、包丁を安定に保持
でき、安価に多量生産できる特長も実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す包丁の収納
容器の斜視図、第2図は包丁を取り出した状態を
示す収納容器の横断面図、第3図は包丁を挿入し
た状態を示す収納容器の横断面図、第4図は包丁
を吸着した永久磁石の磁力線を示す断面図であ
る。 1……固定板、2……開閉板、3……永久磁
石、4……包丁収納部、5……折曲自在取付具、
6……取付片、7……ストツパ、7A……係止
片、8……柄、9……吸着板、10……ゴム、1
1……永久磁石、12……ガイド片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の構成を有する包丁の収納容器。 (a) 収納容器は、固定板1と、開閉板2と、永久
    磁石3とを備えている。 (b) 開閉板2と固定板1とは互いに対向して配設
    され、開閉板2と固定板1との間に包丁収納部
    4が設けられている。 (c) 開閉板2は、折曲自在取付具5を介して固定
    板1に連結されている。 (d) 永久磁石3は、固定板1と開閉板2の対向位
    置に固定されている。 (e) 固定板1と開閉板2とに固定された永久磁石
    3は、互いに対向する面を同極として固定され
    ている。 (f) 固定板1と開閉板2とに固定された永久磁石
    3が互いに反発して、磁気的な反発力で開閉板
    2が開かれ、包丁収納部4に包丁を挿入する
    と、開閉板2と固定板1の永久磁石3が包丁に
    吸着されて開閉板2が閉じられるように構成さ
    れている。
JP8869790U 1990-08-25 1990-08-25 Expired JPH0440622Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8869790U JPH0440622Y2 (ja) 1990-08-25 1990-08-25

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JP8869790U JPH0440622Y2 (ja) 1990-08-25 1990-08-25

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JPH0449029U JPH0449029U (ja) 1992-04-24
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