JP3029864U - カメラの固定装置 - Google Patents

カメラの固定装置

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JP3029864U
JP3029864U JP1996003654U JP365496U JP3029864U JP 3029864 U JP3029864 U JP 3029864U JP 1996003654 U JP1996003654 U JP 1996003654U JP 365496 U JP365496 U JP 365496U JP 3029864 U JP3029864 U JP 3029864U
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magnet
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fixing device
magnetic
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JP1996003654U
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Inventor
康裕 山元
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの固定を簡易に行う。 【解決手段】 カメラ本体10の裏蓋20には鉄から成
る2本のビーム部材21a、21bが平行に嵌め込まれ
ている。裏蓋20の本体側には磁石がビーム部材21
a、21bの間に配設されており、磁石の磁力によりビ
ーム部材21aは磁石の上面に、21bは磁石の下面に
吸着している。カメラ本体10を固定する際は、ビーム
部材21aおよび21bを鉄製の扉、柱、ホワイトボー
ド等に磁力により吸着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯や撮影に便利で軽量なコンパクトカメラ等の小型カメラの固定 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラにはセルフタイマー機能が搭載されている。セルフタイマーによ る撮影では、レリーズスイッチを押下してからシャッタが作動するまでの間、カ メラ本体を何らかの方法で固定しなければならない。そのため、例えば三脚を本 体の底部に装着してカメラ本体を所定の位置に固定したり、あるいは所定の高さ の台を用意してその上にカメラを置く等の工夫が必要だった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、三脚は比較的重量がありまた嵩張るため常に携帯することは面 倒である。また、例えば戸外でセルフタイマー撮影をする場合には、カメラを設 置する適当な台を用意することは難しい。
【0004】 本考案は、以上の問題を解決するものであり、撮影現場に三脚や適当な台が無 くても、例えば鉄製の扉、柱、あるいはホワイトボード等がある場合に、それら を利用してカメラを容易に固定することができるカメラの固定装置を提供するこ とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかるカメラの固定装置は、カメラ本体の外面の適当な箇所に設けら れた磁力を有する磁気吸着手段を有することを特徴とする。
【0006】 磁気吸着手段はカメラ本体から着脱自在である。
【0007】 磁気吸着手段は磁石からなり、あるいは磁石と磁石により磁化された磁性体金 属で構成することができる。また、プラスチックマグネットを使うこともできる 。
【0008】 また、本考案のカメラの固定装置は、カメラ本体に取り付け可能なアタッチメ ントに磁気吸着手段を設け、カメラ本体をアタッチメントを用いて、磁性体から なる被固定部に磁力により固定することを特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1は、本考案に係る第1実施形態のカメラ装置を背面より見た場合の斜視図 である。
【0010】 カメラ本体10の前面にはレンズ鏡筒11、上面にはレリーズスイッチ12お よび表示素子13が設けられている。カメラ本体10の背面には裏蓋20が設け られており、フィルム装着のために裏蓋20は開閉可能である。裏蓋20には例 えば鉄製の2本のビーム部材21a、21bが嵌め込まれている。ビーム部材2 1aおよび21bは平行に配置されており、その長手方向は裏蓋20の長手方向 と一致している。
【0011】 図2は裏蓋部分の横断面図である。ビーム部材21a、21bの一端は裏蓋2 0の表面から露出しており、かつ裏面からカメラ本体側にも突出している。磁石 22は裏蓋20の裏面においてビーム部材21aと21bの間に取り付けられて いる。
【0012】 したがって、カメラ本体10をビーム部材21a、21bを介した磁石22の 吸着力により鉄製の扉、柱、あるいはホワイトボード等の磁性体からなる被固定 部に固定することが可能である。そのため、セルフタイマーを用いた撮影におい てカメラ本体10を固定するために三脚や台を用意する必要がない。
【0013】 図3は本考案の第2実施形態に係るカメラを背面から見た場合の斜視図である 。裏蓋20はプラスチックマグネットで成形されている。プラスチックマグネッ トとは、磁石の粉末等をプラスチックの材料に混ぜて成形されるものであり、磁 力を有している。その他の構成は、第1実施形態と同様であり、カメラ本体10 の固定が容易に行える。
【0014】 図4は本考案の第3実施形態に係るカメラを背面から見た場合の斜視図である 。裏蓋20の中央部には磁石装着部23が設けられている。磁石装着部23は裏 蓋20の表面から突出し、カメラ本体10の横方向Xに延びる嵌合凹部23aを 有している。
【0015】 嵌合凹部23aはその横断面が略台形状に形成された蟻溝である。すなわち、 嵌合凹部23aにおいて、開口部の幅(開口部のカメラ本体10の縦方向Yの長 さ)よりも、底部の幅(底部のカメラ本体10の縦方向Yの長さ)の方が長い。
【0016】 図5は磁石装着部23に装着される磁石24を示す斜視図である。磁石24は 凸部24aを有しており、凸部24aは嵌合凹部23aに対応した断面形状を有 している。
【0017】 磁石装着部23は裏蓋20から突出しているため、嵌合凹部23aの左右いず れかの端部から磁石24の凸部24aを差し入れることが可能であり、そのまま 横方向Xにスライドさせることにより磁石24はカメラ本体10に装着される。 カメラ本体10は磁石24の磁力により鉄製の扉、柱、ホワイトボード等の磁性 体からなる被固定部に固定可能となる。磁石24がカメラ本体10に装着された 状態をカメラ本体10の背面から見た場合の斜視図を図6に示す。他の構成は第 1実施形態と同様である。
【0018】 図7は、本考案の第4実施形態に係るカメラ背面から見た場合の斜視図である 。支持部材30は取り付け部30aと吸着部30bを有している。取り付け部3 0aと吸着部30bは共に長方形の板状のものであり、その長手方向から見た場 合に略L字型を構成している。取り付け部30aの略中央には穴が設けられてお り、その穴を挿通してカメラ本体10の底面の三脚固定のねじ穴と螺着するねじ 31が取り付け部30aに設けられている。吸着部30bの略中央には磁石32 が嵌め込まれている。
【0019】 支持部材30は、取り付け部30aがカメラ本体10の底面に接し、吸着部3 0bがカメラ本体10の裏蓋20に接するようにカメラ本体10に取り付けられ 、ねじ31により固定される。他の構成は第1実施形態と同様であり、カメラ本 体10の固定が容易に行える。
【0020】 第1〜第4実施形態によれば、セルフタイマー機能を使った撮影においても、 カメラの固定をするために三脚や適当な高さの台を用意する必要がない。
【0021】 また、第3および第4実施形態によれば、磁石や磁石を嵌め込んだ支持部材が カメラ本体から着脱自在なため磁石の装着時間を必要最小限に抑えることができ 、長時間にわたって磁石を取り付けておくのが好ましくない場合、例えばカメラ 本体をフロッピィデスクや磁気記録カード等とともに鞄やバッグに入れて携帯す るような場合にも利用可能である。
【0022】 なお、第1実施形態では磁石とともに鉄を用いたがこれに限るものではなく、 磁力により吸着する金属であればよい。
【0023】 また、第1〜第4実施形態では、磁石あるいはプラスチックマグネットをカメ ラの背面に設けたがこれに限るのもではなく、側面等に設けてもよい。
【0024】 また、第1〜第4実施形態において、カメラ内部の制御機構における電気回路 が磁石の磁力の影響を受けないよう制御機構と磁石の間に磁石の磁力を遮蔽する 部材が配設されているか、あるいはカメラ内部の機構が例えばプラスチック等の 磁力の影響を受けない部材で構成されているとより好ましい。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、セルフタイマー機能を使って撮影する際、カメ ラ本体を固定する三脚や台がなくても、磁石が吸着可能な材質からなるもの、例 えば鉄製の扉や柱、あるいはホワイトボードがあればカメラの固定を簡易に行う ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態に係るカメラ本体を背面
から見た場合の斜視図である。
【図2】第1実施形態のカメラ本体の裏蓋の断面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施形態に係るカメラ本体を背面
から見た場合の斜視図である。
【図4】本考案の第3実施形態に係るカメラ本体を背面
から見た場合の斜視図である。
【図5】第3実施形態のカメラ本体に装着される磁石の
斜視図である。
【図6】第3実施形態のカメラ本体に磁石を装着した状
態を背面から見た場合の斜視図である。
【図7】本考案の第4実施形態に係るカメラ本体を背面
から見た場合の斜視図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 12 レリーズスイッチ 13 表示素子 20 裏蓋 21a、21b ビーム部材 22、24、32 磁石 23 磁石装着部 30 支持部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体の外面に磁力を有する磁気吸
    着手段を設けたことを特徴とするカメラの固定装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気吸着手段が前記カメラ本体に対
    して着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラの固定装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気吸着手段が磁石であることを特
    徴とする請求項1に記載のカメラの固定装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気吸着手段が磁石と、前記磁石に
    より磁化された磁性体金属を有することを特徴とする請
    求項1に記載のカメラの固定装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気吸着手段がプラスチックマグネ
    ットであることを特徴とする請求項1に記載のカメラの
    固定装置。
  6. 【請求項6】 カメラ本体に取り付け可能なアタッチメ
    ントに磁気吸着手段を設け、前記カメラ本体を前記アタ
    ッチメントを用いて、磁性体からなる被固定部に磁力に
    より固定することを特徴とするカメラの固定装置。
JP1996003654U 1996-04-05 1996-04-05 カメラの固定装置 Expired - Lifetime JP3029864U (ja)

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