JP3041721U - 折り畳み経机 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り畳んだ際に、脚が独りでに開かない経机
を得る。 【解決手段】 脚２、２ａと机板１の裏板１ａとの間に
永久磁石５、６を取り付けることにより、折り畳んだ際
にこの永久磁石５、６の吸磁作用で脚２、２ａを固定
し、妄りに開かないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、折り畳み式の経机に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の折り畳み式経机の場合、折り畳んだ脚はそのままであることから、折り 畳んで持ち運ぶ場合、或いは折り畳んで置いた場合に、脚が独りでに開くことが ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、脚を折り畳んだ際に独りでに開かない折り畳み経机を提供す ることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案等に係る折り畳み経机の構成は次のとおりである。 １．内側に折り畳み自在に形成した両サイドの脚の内面に永久磁石を取り付ける と共に、この脚を折り畳んだときに前記永久磁石が対向する裏板側に磁極を変 えた永久磁石を取り付けることにより、脚を折り畳んだ際に、永久磁石同士を 吸着させて妄りに脚が開放しないように工夫した折り畳み経机。 ２．なお、永久磁石は、脚側だけとなし、裏板側には鉄片を取り付けるように構 成してもよい。又はこの反対に、裏板側に永久磁石を取り付け、脚側に鉄片を 取り付けるようにしてもよい。

【０００５】

【作用】

上記経机は、脚を折り畳むと、永久磁石の作用で固定され、妄りに開くことは ない。

【０００６】

【考案を実施するための形態】 図１は経机の斜視図、図２は裏返した経机の斜視図であって、１は机板、２、 ２ａは前記机板１の裏板１ａに蝶番３、３ａにより折り畳み自在に取り付けられ た両サイドの脚、４は脚２、２ａを開いたときに、これを固定するための脚押え 板、５は前記脚２、２ａの内側であって、下端に近い部分に埋め込み式に取り付 けられた永久磁石、６は脚２、２ａを折り畳んだ際、前記永久磁石５が丁度対向 する裏板１ａの位置に埋め込み式に取り付けられた永久磁石であって、前記永久 磁石５が＋極の場合は−極に設定されている。 なお、永久磁石５、６は、双方が永久磁石ではなく、何れか一方を鉄片にして もよい。

【０００７】 図３は脚２（２ａ）を折り畳んだときに永久磁石５、６が吸磁し合って離れな いように固定された状態を示すもので、この吸磁作用により脚２（２ａ）は自然 開放が阻止される。 なお、本考案において、永久磁石５、６の取り付け位置、数、形状等は限定さ れない。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は以上のように、折り畳んだ脚が独りでには開かないので、折り畳み式 の経机において、持ち運びや折り畳んで置いたときに便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る折り畳み経机の斜視図。

【図２】本考案に係る経机を裏返しにした状態の斜視
図。

【図３】永久磁石で折り畳んだ脚を固定している部分の
説明図。

【符号の説明】

１ 机板 ２、２ａ 脚 ３、３ａ 蝶番 ４ 押え板 ５、６ 永久磁石

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内側に折り畳み自在に形成した両サイド
   の脚の内面に永久磁石を取り付けると共に、この脚を折
   り畳んだときに前記永久磁石が対向する裏板側に磁極を
   変えた永久磁石を取り付けることにより、脚を折り畳ん
   だ際に、永久磁石同士を吸着させて妄りに脚が開放しな
   いように工夫した折り畳み経机。
2. 【請求項２】 一方を永久磁石に、他方を鉄片に形成し
   て成る請求項１記載の折り畳み経机。