JPH0710618Y2 - 壁面用収納箱 - Google Patents
壁面用収納箱Info
- Publication number
- JPH0710618Y2 JPH0710618Y2 JP2365192U JP2365192U JPH0710618Y2 JP H0710618 Y2 JPH0710618 Y2 JP H0710618Y2 JP 2365192 U JP2365192 U JP 2365192U JP 2365192 U JP2365192 U JP 2365192U JP H0710618 Y2 JPH0710618 Y2 JP H0710618Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage box
- iron plate
- magnet
- load
- raised portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】釘やフックを取り付けることので
きないスチール製の家具側面や壁面に取り付ける収納箱
に関する。
きないスチール製の家具側面や壁面に取り付ける収納箱
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スチール製壁面に収納箱を取り付
ける手段としては粘着剤又は接着剤によってフックを貼
着して掛けるか、箱と壁面とを直接接着する方法がある
が、箱が不要になった場合に箱を外した形跡を残さない
手段としてはマグネットがある。
ける手段としては粘着剤又は接着剤によってフックを貼
着して掛けるか、箱と壁面とを直接接着する方法がある
が、箱が不要になった場合に箱を外した形跡を残さない
手段としてはマグネットがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、接着剤を用いて
箱を取り付けると不要になったときに剥がした形跡が残
り易く、また、マグネットを用いて固定する場合は箱の
大きさとの釣り合い上、特別大きなものを貼ることがで
きないので、収納物が比較的軽いときは問題ないが、何
Kgもの重量物を収納すると箱は壁面を摺動して落下す
る欠点がある。
箱を取り付けると不要になったときに剥がした形跡が残
り易く、また、マグネットを用いて固定する場合は箱の
大きさとの釣り合い上、特別大きなものを貼ることがで
きないので、収納物が比較的軽いときは問題ないが、何
Kgもの重量物を収納すると箱は壁面を摺動して落下す
る欠点がある。
【0004】本考案は上記のような欠点を解消し、取り
外しの形跡を残さずに着脱自在で、重量物も安心して収
納することのできる壁面用収納箱を提供するものであ
る。
外しの形跡を残さずに着脱自在で、重量物も安心して収
納することのできる壁面用収納箱を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、中央に円形状隆起部を有する鉄板と鉄板の
裏面全体を覆うシート状マグネットとを貼着し、隆起部
中央にはビス装着用の貫通筒部を設けて、収納箱本体の
背面に貫挿入し、収納箱本体の内側から前記貫通筒部に
ビスを挿入固定し、鉄板下端部と収納箱本体の背面とを
固定する介在片を設けることにより、収納箱の荷重をビ
ス及び貫通筒部を介してマグネット全面で受け、鉄板の
ヨーク作用及び隆起部での吸盤作用を伴った強い吸着力
で収納箱を壁面に貼着できるように構成したものであ
る。
するために、中央に円形状隆起部を有する鉄板と鉄板の
裏面全体を覆うシート状マグネットとを貼着し、隆起部
中央にはビス装着用の貫通筒部を設けて、収納箱本体の
背面に貫挿入し、収納箱本体の内側から前記貫通筒部に
ビスを挿入固定し、鉄板下端部と収納箱本体の背面とを
固定する介在片を設けることにより、収納箱の荷重をビ
ス及び貫通筒部を介してマグネット全面で受け、鉄板の
ヨーク作用及び隆起部での吸盤作用を伴った強い吸着力
で収納箱を壁面に貼着できるように構成したものであ
る。
【0006】
【作 用】本考案は上記のような構成を採ったので、収
納物が箱の一方に偏って収納されてもマグネットの中心
部を介してマグネット全面で荷重を受けるので、大きな
過重に耐えることができ、また、壁面に貼着したマグネ
ットは鉄板の隆起部と対応する部分が吸盤作用を有し、
より強力に吸着することができる。
納物が箱の一方に偏って収納されてもマグネットの中心
部を介してマグネット全面で荷重を受けるので、大きな
過重に耐えることができ、また、壁面に貼着したマグネ
ットは鉄板の隆起部と対応する部分が吸盤作用を有し、
より強力に吸着することができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例について図面に従って説
明する。図1は本考案による壁面用収納箱を使用した状
態の断面図、図2は同要部拡大断面図、図3は壁面から
外した収納箱の背面側からの斜視図である。
明する。図1は本考案による壁面用収納箱を使用した状
態の断面図、図2は同要部拡大断面図、図3は壁面から
外した収納箱の背面側からの斜視図である。
【0008】1は合成樹脂製の収納箱本体、2は収納箱
本体1の背面に2個並設したマグネットで、両面着磁さ
れている。3はマグネット2に貼り合わせた鉄板で、中
央部に円形状の隆起部4を有する。鉄板3はマグネット
2の全面またはほぼ全面を覆う面積である。5は隆起部
4の中心に設けたビス装着用の貫通筒部で、本実施例で
は内周にネジ溝を有する合成樹脂製筒体を挿入し、その
外周に補強用金具6を挿入している。7はビスで、収納
箱本体1の背面に設けた孔を貫通した貫通筒部5に収納
箱本体1の内側から装着される。8は鉄板3下端と収納
箱本体1の背面との間に固定した介在物で、実施例では
弾性を有する材料が用いられている。
本体1の背面に2個並設したマグネットで、両面着磁さ
れている。3はマグネット2に貼り合わせた鉄板で、中
央部に円形状の隆起部4を有する。鉄板3はマグネット
2の全面またはほぼ全面を覆う面積である。5は隆起部
4の中心に設けたビス装着用の貫通筒部で、本実施例で
は内周にネジ溝を有する合成樹脂製筒体を挿入し、その
外周に補強用金具6を挿入している。7はビスで、収納
箱本体1の背面に設けた孔を貫通した貫通筒部5に収納
箱本体1の内側から装着される。8は鉄板3下端と収納
箱本体1の背面との間に固定した介在物で、実施例では
弾性を有する材料が用いられている。
【0009】収納箱本体1の荷重はビス7及び貫通筒部
5を介して鉄板3及びマグネット2にかかるが、収納箱
本体1に偏った状態で物が収納されても、荷重は常に鉄
板3の中心部にかかり引っ張られてもマグネット2全面
で受けることができる。マグネット2は鉄板3のヨーク
作用及び隆起部の吸盤作用もともなって大きな荷重に耐
えられるように強い吸着力で貼着しているが、取り外す
場合は介在物8を設けた部分から持ち上げるようにする
と簡単に外すことができる。マグネット及び鉄板の形状
は四辺形に限らず、円形にすると荷重が均等にかかり剥
がれにくくすることができる。この場合、円形隆起部の
直径を鉄板の直径の1/2程度の大きさにすると吸盤作
用により、より大きな吸着力を得ることができる。
5を介して鉄板3及びマグネット2にかかるが、収納箱
本体1に偏った状態で物が収納されても、荷重は常に鉄
板3の中心部にかかり引っ張られてもマグネット2全面
で受けることができる。マグネット2は鉄板3のヨーク
作用及び隆起部の吸盤作用もともなって大きな荷重に耐
えられるように強い吸着力で貼着しているが、取り外す
場合は介在物8を設けた部分から持ち上げるようにする
と簡単に外すことができる。マグネット及び鉄板の形状
は四辺形に限らず、円形にすると荷重が均等にかかり剥
がれにくくすることができる。この場合、円形隆起部の
直径を鉄板の直径の1/2程度の大きさにすると吸盤作
用により、より大きな吸着力を得ることができる。
【0010】次に本考案品と従来品の具体例について耐
荷重を比較する。
荷重を比較する。
【0011】本考案品も従来品も収納箱本体の寸法は横
幅339mm,高さ203mm,奥行き110mm、使
用マグネットは両面着磁で、横80mm、縦115mm
であり、箱本体の壁面に2枚のマグネットを並列して用
いている。それぞれ収納箱は塗装鉄板に貼着し、静止状
態で収納重量を増加し摺動を開始するグラム数及び重り
を落して衝撃を与えた場合に摺動し落下するグラム数に
ついて比較した。
幅339mm,高さ203mm,奥行き110mm、使
用マグネットは両面着磁で、横80mm、縦115mm
であり、箱本体の壁面に2枚のマグネットを並列して用
いている。それぞれ収納箱は塗装鉄板に貼着し、静止状
態で収納重量を増加し摺動を開始するグラム数及び重り
を落して衝撃を与えた場合に摺動し落下するグラム数に
ついて比較した。
【0012】従来品の場合、静止状態では耐荷重280
0gであるが、収納箱本体の底上10cmの位置から1
00gの重りで衝撃を与えた場合の耐荷重は2000g
であり、それ以上の衝撃を与えると数cm滑り落ち、2
500gの荷重の場合は100gの衝撃でも完全に落下
した。
0gであるが、収納箱本体の底上10cmの位置から1
00gの重りで衝撃を与えた場合の耐荷重は2000g
であり、それ以上の衝撃を与えると数cm滑り落ち、2
500gの荷重の場合は100gの衝撃でも完全に落下
した。
【0013】本考案品においてマグネットに接着剤で貼
着した鉄板は周縁がマグネットよりも1.5mm狭くな
っている。静止状態では荷重5500gで72時間放置
して全く異状無く吸着している。衝撃実験では荷重が2
000g〜4500gの場合、底上15cmから500
gの衝撃を与えても全く滑らず、荷重5500gで底上
15cmから200gの衝撃を与えても全く滑らず、同
位置で衝撃を500gとしたときに落下した。
着した鉄板は周縁がマグネットよりも1.5mm狭くな
っている。静止状態では荷重5500gで72時間放置
して全く異状無く吸着している。衝撃実験では荷重が2
000g〜4500gの場合、底上15cmから500
gの衝撃を与えても全く滑らず、荷重5500gで底上
15cmから200gの衝撃を与えても全く滑らず、同
位置で衝撃を500gとしたときに落下した。
【0014】上記のとおり本考案品は従来品に比べて耐
荷重が大きく、安心して重量物を収納することができ
る。また、取り付け場所を変えたい場合には鉄板下端方
向の箱本体の下部を持ち上げると介在物により鉄板と箱
本体の背面とを固定しているので容易に外すことができ
る。収納箱本体と鉄板に一体化したマグネットとはビス
により着脱できるので、収納箱本体の背面に設けた孔に
抜け止め用小孔を設ければマグネットを使えない場所で
も釘やフックに掛けて使用することができる。
荷重が大きく、安心して重量物を収納することができ
る。また、取り付け場所を変えたい場合には鉄板下端方
向の箱本体の下部を持ち上げると介在物により鉄板と箱
本体の背面とを固定しているので容易に外すことができ
る。収納箱本体と鉄板に一体化したマグネットとはビス
により着脱できるので、収納箱本体の背面に設けた孔に
抜け止め用小孔を設ければマグネットを使えない場所で
も釘やフックに掛けて使用することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案は上記のような構成及び作用を有
するので、書棚、机等のスチール製家具や冷蔵庫、洗濯
機、その他スチール製の壁面に道具を用いずに、耐荷重
の大きな収納箱を簡単に取り付けることができ、しかも
収納箱の一部に偏った収納がなされたり引っ張られても
荷重をマグネット全面で受け、衝撃に対しても容易には
落下せず耐えることができる。
するので、書棚、机等のスチール製家具や冷蔵庫、洗濯
機、その他スチール製の壁面に道具を用いずに、耐荷重
の大きな収納箱を簡単に取り付けることができ、しかも
収納箱の一部に偏った収納がなされたり引っ張られても
荷重をマグネット全面で受け、衝撃に対しても容易には
落下せず耐えることができる。
【図1】本考案による壁面用収納箱の使用状態を示した
断面図。
断面図。
【図2】同、要部拡大断面図。
【図3】同、背面方向からの斜視図。
【符号の説明】 1:収納箱本体 2:マグネット 3:鉄板 4:隆起部 5:貫通筒部 7:ビス 8:介在物
Claims (2)
- 【請求項1】 中央に円形状隆起部を有する鉄板と鉄板
の裏面全体を覆うシート状マグネットとを貼着し、隆起
部中央にはビス装着用の貫通筒部を設けて、収納箱本体
の背面に貫挿入し、収納箱本体の内側から前記貫通筒部
にビスを挿入固定し、鉄板下端部と収納箱本体背面とを
固定する介在片を設けたことを特徴とする壁面用収納
箱。 - 【請求項2】 シート状マグネット及び鉄板を円形に構
成し、隆起部の直径を鉄板の直径の1/2にした請求項
1記載の壁面用収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2365192U JPH0710618Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 壁面用収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2365192U JPH0710618Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 壁面用収納箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570368U JPH0570368U (ja) | 1993-09-24 |
JPH0710618Y2 true JPH0710618Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=12116439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2365192U Expired - Lifetime JPH0710618Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 壁面用収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710618Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7085720B2 (ja) * | 2019-05-31 | 2022-06-17 | 株式会社マグエバー | 非磁性体用取付具 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP2365192U patent/JPH0710618Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0570368U (ja) | 1993-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |