JP2010076867A - 給送装置、記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 押さえ部材が載置された被送り媒体を押さえるとき、被送り媒体の枚数の多少に関わらず、安定した押さえ力を得ることができる給送装置を提供すること。
【解決手段】 給送装置(70)は、被送り媒体(P)を押さえる押さえ部材80と、被送り媒体(P)の積層方向Zへ延設された歯部14と、該歯部14と噛合う第1歯車(101)を有し該第1歯車(101)と一体に回動する支軸部(103)と、モータ(77)の動力を前記支軸部(103)へ伝達する動力伝達手段(90)と、前記支軸部(103)が回動可能な場合、静止摩擦力を発生させ該静止摩擦力により前記支軸部(103)へ動力を伝達すると共に該支軸部(103)を回動させ、前記支軸部(103)が回動不可の場合、一定の動摩擦力を発生させ該一定の動摩擦力により前記支軸部(103)へ動力を付与する摩擦力発生手段(130)と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、被送り媒体が載置される載置部と、該載置部に設けられ、該載置部に対して被送り媒体の幅方向に移動し、被送り媒体の側端と当接し該側端を揃えるエッジガイドと、前記載置部と対向する位置に設けられ、被送り媒体の積層方向に移動し、被送り媒体と当接して被送り媒体を押さえる押さえ部材と、を備える給送装置および該給送装置を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置の給送部は、シートを載置する載置部としてのシート案内部と、シートの両側側端をガイドする一対のエッジガイドと、該エッジガイドに一体に形成された固定式の押さえ部と、を有していた。従って、前記エッジガイドは、シートの幅方向において、該シートの位置を規制することができた。また、前記押さえ部によって、シートにおける側端の積層方向上側の位置を規制することができた。
特開2004−331322号公報
ところが、エッジガイドをモータの動力によって自動で幅方向内側に閉じる構成にした場合を考える。係る場合でシートの枚数が少ないとき、幅方向におけるシートの中央部分が積層方向上側へ浮き上がるように撓む虞がある。そして、前記押さえ部は固定式であり、かつ、幅方向におけるシートの側端のみと対向するため、幅方向中央部分のシートの撓みを押さえることができない。
そこで、エッジガイドの幅方向外側から内側へ向かって幅方向全体に延設され、揺動してシートに対して自動で接離移動可能な押さえ部を、エッジガイドと別体に設けることが考えられる。そして、ばねの付勢力によって前記押さえ部がシートを押さえるように構成することが考えられる。
しかしながら、載置されたシートの枚数の多少によって押さえているときの前記押さえ部の位置が異なる。そして、該位置によって前記ばねの変形量が異なる。従って、付勢力の大きさが異なるため、前記押さえ部がシートを押さえる力の大きさも異なる。具体的には、シートの枚数が少ない程、前記ばねの縮み量が少ないため、前記押さえる力は小さくなる。一方、シートの枚数が多い程、前記ばねの縮み量が多いため、前記押さえる力は大きくなる。ここで、特にシートの枚数が少数の場合、幅方向におけるシートの中央部分が積層方向上側へ浮き上がるように撓む虞が大きい。これに対して、前記ばねの縮み量が少ないため、前記押さえる力は小さく、不十分だった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、押さえ部材が載置された被送り媒体を押さえるとき、被送り媒体の枚数の多少に関わらず、安定した押さえ力を得ることができる給送装置および該給送装置を備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の給送装置は、被送り媒体が載置される載置部と、該載置部に設けられ、該載置部に対して被送り媒体の幅方向に移動し、被送り媒体の側端と当接し該側端を揃えるエッジガイドと、前記載置部と対向する位置に設けられ、被送り媒体の積層方向に移動し、被送り媒体と当接して被送り媒体を押さえる押さえ部材と、モータの動力を前記押さえ部材へ伝達する動力伝達手段と、該動力伝達手段の動力伝達経路上に設けられ、前記押さえ部材が移動可能な場合、静止摩擦力を発生させ該静止摩擦力により前記押さえ部材へ動力を伝達すると共に該押さえ部材を移動させ、前記押さえ部材が移動不可の場合、一定の動摩擦力を発生させ該一定の動摩擦力により前記押さえ部材へ動力を付与する摩擦力発生手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記給送装置は、前記押さえ部材と、前記動力伝達手段と、前記摩擦力発生手段と、を有する。従って、前記モータを一方向へ駆動させたとき、前記押さえ部材を前記載置部に載置された被送り媒体側へ移動させ、被送り媒体を押さえることができる。このとき、前記摩擦力発生手段による前記一定の動摩擦力により、前記押さえ部材が被送り媒体を押さえる力が決定される。
即ち、前記載置部に載置された被送り媒体の枚数の多少に関わらず、前記押さえる力を一定にすることができる。その結果、被送り媒体の枚数が少ないときであっても、確実に被送り媒体を押さえることができる。即ち、被送り媒体の枚数が少ないときであっても、十分な前記押さえる力を確保することができる。従って、前記エッジガイドを移動させ、被送り媒体の側端を揃える際、被送り媒体の枚数が少ない場合に生じやすい、被送り媒体の幅方向における中央近傍が積層方向上方へ撓む所謂、浮き上がりを防止することができる。
また、前記モータの駆動を停止した場合であっても、前記摩擦力発生手段により前記静止摩擦力が作用するので、前記押さえ部材を、停止させた位置において、保持・安定させることができる。
またさらに、前記押さえ部材が被送り媒体を押さえるときの位置は、複数の歯と爪とが係合する所謂ラッチ機構を用いることなく、前記摩擦力発生手段による摩擦力によって保持・安定される。
仮に、前記ラッチ機構を用いた場合、複数の前記歯の間隔である所謂、ピッチにより押さえ部材の位置が段階的に決定される。係る場合、押さえ部材と被送り媒体との間に隙間が生じる虞があり、押さえが十分でない虞がある。
そこで、本態様は、前記押さえ部材が被送り媒体を押さえるときの位置は、前記摩擦力発生手段による摩擦力によって保持・安定される構成である。即ち、前記ラッチ機構のような段階的ではなく、無段階に位置が決定される構成である。従って、押さえ部材と被送り媒体との間に隙間が生じる虞がない。その結果、確実に被送り媒体を押さえることができる。
尚、前記押さえ部材が被記録媒体の積層方向へ移動する構成については、例えば、動力によって回動する軸と、前記押さえ部材との間に前記摩擦力発生手段を設けることにより容易に構成することができる。言い換えると、前記押さえ部材が前記回動する軸を支点に揺動する構成である。
本発明の第2の態様の給送装置は、被送り媒体が載置される載置部と、該載置部に設けられ、該載置部に対して被送り媒体の幅方向に移動し、被送り媒体の側端と当接し該側端を揃えるエッジガイドと、前記載置部と対向する位置に設けられ、被送り媒体の積層方向に移動し、被送り媒体と当接して被送り媒体を押さえる押さえ部材と、基体部側に設けられ、被送り媒体の積層方向へ延設された歯部と、前記押さえ部材に設けられると共に、前記歯部と噛合う第1歯車を有し、該第1歯車と一体に回動する支軸部と、モータの動力を前記押さえ部材に設けられた前記支軸部へ伝達する動力伝達手段と、該動力伝達手段の動力伝達経路上に設けられ、前記支軸部が回動可能な場合、静止摩擦力を発生させ該静止摩擦力により前記支軸部へ動力を伝達すると共に該支軸部を回動させ、前記支軸部が回動不可の場合、一定の動摩擦力を発生させ該一定の動摩擦力により前記支軸部へ動力を付与する摩擦力発生手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、前記給送装置は、前記押さえ部材と、前記歯部と、前記第1歯車と、前記支軸部と、前記動力伝達手段と、前記摩擦力発生手段と、を有する。従って、上記第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、上記第1の態様に加え、前記歯部と、前記第1歯車と、前記支軸部と、を有する。従って、前記モータの動力を前記支軸部へ伝達し、前記第1歯車を回動させることにより、前記押さえ部材を被記録媒体の積層方向へ移動させることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記動力伝達手段は、前記支軸部上に設けられ、前記摩擦力発生手段を介して該支軸部に動力を付与する第2歯車を有し、該第2歯車の半径は、前記第1歯車の半径より大となる構成であることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、前記第2歯車の半径は、前記第1歯車の半径より大となる構成である。従って、前記モータの動力によって、前記支軸部は比較的回動しやすく、被送り媒体が浮き上がるときの押し上げ力によっては、前記支軸部は比較的回動しにくくすることができる。
本発明の第4の態様は、第2または第3の態様において、前記摩擦力発生手段は、前記支軸部に巻かれたねじりコイルばねであり、該ねじりコイルばねの緊縛力により該ねじりコイルばねと前記支軸部との間に摩擦力を発生させる構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第2または第3の態様と同様の作用効果に加え、前記摩擦力発生手段は、前記支軸部に巻かれた前記ねじりコイルばねである。従って、容易に前記摩擦力発生手段を構成することができる。また、前記緊縛力を調整することにより、容易に前記押さえ部材が被送り媒体を押さえる力の大きさを調整することができる。即ち、前記押さえる力をトルクで管理することができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれか一の態様において、基体部側に設けられ、該押さえ回転させない回転止め部を備えていることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第1から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記回転止め部を備えている。従って、前記押さえ部材を回転させずに被送り媒体の積層方向へ案内することができる。
ここで、仮に、前記押さえ部材が前記支軸部と一体に回転しながら被送り媒体に接近し当接すると、被送り媒体との接触面を傷つける虞がある。
そこで、前記押さえ部材を回転させずに被送り媒体の積層方向へ案内するので、前記押さえ部材が被送り媒体と当接する際に被送り媒体を傷つける虞がない。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記動力伝達手段は、前記エッジガイドにも前記モータの動力を伝達する構成であり、前記モータから前記エッジガイドまでの動力伝達経路上において、動力の伝達開始のタイミングを遅らせるタイムラグ機構を有することを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第1から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記動力伝達手段は、前記エッジガイドにも前記モータの動力を伝達する構成であり、前記タイムラグ機構を有する。従って、一つのモータの動力により、前記エッジガイドの動作開始のタイミングと、前記押さえ部材の動作開始のタイミングとをずらしてそれぞれ移動させることができる。そして、被送り媒体の側端を揃える際、常に前記押さえ部材が、前記エッジガイドより先に動作するように構成することができる。その結果、確実に被送り媒体の浮き上がりを防止することができる。
また、前記モータを逆転駆動させた場合、前記押さえ部材の動作開始のタイミングを、前記エッジガイドの動作開始のタイミングよりも先にすることができる。従って、被送り媒体を給送する際、前記押さえ部材のみを被送り媒体から離間させ、前記エッジガイドが被送り媒体の側端を揃えている状態で、給送を開始することができる。その結果、被送り媒体を姿勢よく給送することができる。
本発明の第7の態様は、第1から第6のいずれか一の態様において、前記押さえ部材は、積層方向上方に延設され、前記載置部に載置された被送り媒体と当接した位置において、被送り媒体が新たに載置されることを防止する押さえ時載置防止部を有することを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、第1から第6のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記押さえ部材は、前記押さえ時載置防止部を有する。従って、前記押さえ部材が前記載置部に載置された被送り媒体と当接した位置において、前記押さえ部材は、被送り媒体が新たに載置されることを防止することができる。即ち、給送直前の準備段階において、ユーザによって被送り媒体が追加セットされる所謂、アブノーマル操作を防止することができる。
本発明の第8の態様の記録装置は、載置された被記録媒体をピックアップして給送する給送部と、給送された被記録媒体を搬送方向下流側へ搬送する搬送部と、搬送された被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記給送部は、上記第1から第7のいずれかの態様の前記給送装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第8の態様によれば、前記給送部は、上記第1から第7のいずれかの態様の前記給送装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第7のいずれか一の態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の概略を示す全体側面図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置1は、「被記録材」としての記録紙Pを記録装置1の内部へ給送するための自動給送装置としての給送部70を備えている。また、記録装置1は、プラテン53に支持されている記録紙Pを搬送方向Yへ搬送する搬送部50として、搬送駆動ローラ51及び搬送従動ローラ52を備えている。さらに、記録装置1は、プラテン53に支持されている記録紙Pの記録面にインクを噴射して記録を実行する記録部60として記録ヘッド62を備えている。
さらに、記録装置1は、記録実行後の記録紙Pを搬送方向Yへ搬送し排出する手段として、排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55を備えている。
給送部70は、ホッパ71、左側の第1エッジガイド20、右側の第2エッジガイド30(図2)、給送ローラ74、給送経路75、分離パッド76及び給送用モータ77(図2)を備えている。
記録紙Pが積重されて載置されるホッパ71は、給送ローラ74へ向けて揺動可能に給送部70の基体に軸支されている。第1エッジガイド20及び第2エッジガイド30は、載置された記録紙Pのサイズに応じて幅方向X(搬送方向Yと交差する方向)へ摺動可能に支持されている。給送ローラ74は、給送部70の基体に軸支された給送用ローラ軸74aに一体に形成されており、給送用モータ77の回転駆動力で給送用ローラ軸74aが回転することによって回転する。
ホッパ71に載置された記録紙Pは、給送ローラ74へ向けてホッパ71が揺動することによって、給送ローラ74の外周面に当接した状態となる。そして、記録紙Pは、給送ローラ74の回転によって、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とが当接する部分へ向けて給送経路75を通じて給送される。このとき、公知の分離パッド76によって記録紙Pの重送が防止される。
搬送駆動ローラ51は、表面に高摩擦被膜が施されており、図示していない搬送用モータの回転駆動力が伝達されて回転する。搬送従動ローラ52は、従動回転可能に軸支され、図示していないばね等の付勢手段により搬送駆動ローラ51の外周面に当接した状態で付勢されている。給送部70により給送された記録紙Pは、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とで挟持され、搬送駆動ローラ51の駆動回転によりプラテン53上を搬送方向Yへ搬送される。
記録ヘッド62は、キャリッジ61の底部に配設されている。記録ヘッド62のヘッド面には、インクを噴射するための多数の噴射ノズル(図示せず)が配設されている。キャリッジ61は、記録ヘッド62のヘッド面とプラテン53上の記録紙Pの記録面とが略平行となる状態を維持しつつ幅方向Xへ往復動可能に、キャリッジガイド軸56に支持されている。
また、図示していないキャリッジ駆動用モータの回転軸に配設された駆動プーリ(図示せず)と回転自在に軸支された従動プーリ(図示せず)との間には、無端ベルト(図示せず)が掛架されている。そして、その無端ベルトが連結されたキャリッジ61は、キャリッジ駆動用モータの回転駆動力が無端ベルトを介して伝達されることにより幅方向Xへ往復動する。
プラテン53は、記録紙Pの搬送方向Yに沿って形成された多数のプラテンリブを有している。プラテン53上を搬送される記録紙Pは、このプラテンリブの頂面で裏面側から支持される。記録紙Pは、このプラテン53に支持された領域において、記録ヘッド62のヘッド面からのインク噴射により記録面にドットが形成されて記録が実行される。記録ヘッド62のヘッド面と記録紙Pの記録面との間隔は、プラテンリブの頂面によって適正な間隔に規定される。
プラテン53上を搬送される記録紙Pは、キャリッジ61が幅方向Xへ往復動しながら記録ヘッド62のヘッド面から記録紙Pの記録面にインクを噴射してドットを形成する動作と、搬送駆動ローラ51の駆動回転により所定の搬送量で搬送方向Yへ搬送する動作とが交互に繰り返されることによって、記録面への記録が実行される。インク噴射後の記録紙Pは、排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持され、排出駆動ローラ54の駆動回転により搬送方向Yへ搬送されて排出される。これらの一連の記録制御は、マイコン制御回路を有する制御装置(図示せず)により実行される。
図2に示すのは、本発明に係る給送部を示す前方斜視図である。また、図3に示すのは、本発明に係る給送部を示す後方斜視図である。またさらに、図4に示すのは、本発明に係る動力伝達機構を示す斜視図である。また、図5に示すのは、本発明に係るタイムラグ機構を示す斜視図である。
図2および図3に示す如く、給送部70は、基体部10に対して用紙Pの幅方向Xに移動する一対のエッジガイドを有する。具体的には、給送部70の正面から向かって右側の第1エッジガイド20と、左側の第2エッジガイド30とを有する。
また、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30は、幅方向外側から内側へ移動することによって基体部10の用紙載置部11に載置された用紙Pを、揃えることができるように設けられている。
またさらに、給送部70は、用紙Pを揃える際に用紙Pが用紙Pの積層方向Zへ浮き上がることを押さえることにより防止する押さえ部材80を有する。
また、給送部70は、給送用モータ77の動力を第1エッジガイド20、第2エッジガイド30および押さえ部材80へ伝達する動力伝達機構90を有する。以下、詳しく説明する。
動力伝達機構90は、モータピニオン91、第1ギア92、第2ギア93、第1複合ギア94、クラッチ機構95、第5ギア96、タイムラグ機構120、動力伝達シャフト110、ウォーム111、第1はすばラック22および第2はすばラック32を有する(図3参照)。このうち、モータピニオン91は、給送用モータ77に設けられており、第1ギア92へ動力を伝達するように構成されている。
そして、第1ギア92は第2ギア93へ動力を伝達し、第2ギア93は第1複合ギア94の第3ギア94aへ動力を伝達するように設けられている。ここで、第1複合ギア94は、同軸上に径の異なる第3ギア94aおよび第4ギア94bを有する。そして、第3ギア94aは、クラッチ機構95によって、第5ギア96へ動力を伝達する動力伝達接続状態および伝達しない動力伝達切断状態に切替え可能に設けられている。一方、第4ギア94bは、他の図示しないギア輪列を介して図示しないホッパレバー等へ動力と伝達するように構成されている。
尚、本実施形態において、クラッチ機構95は、キャリッジ61が用紙Pの幅方向80桁側(正面から向かって左側)端部に位置したときに当接する当接レバー(図示せず)と、該当接レバーを幅方向1桁側へ付勢する付勢ばね(図示せず)と、を備えている。そして、該付勢ばねの付勢力に抗してキャリッジ61が前記当接レバーを80桁側へ揺動することにより、第1複合ギア94が用紙Pの幅方向1桁側へ移動するように構成されている。従って、第3ギア94aが第5ギア96と噛合った動力伝達接続状態に切替えることができる。
一方、キャリッジ61が幅方向1桁側へ移動し前記当接レバーから離間する際、前記付勢ばねの付勢力によって前記当接レバーが1桁側へ揺動する。これに伴って、第1複合ギア94が用紙Pの幅方向80桁側へ移動するように構成されている。従って、第3ギア94aが第5ギア96と噛合っていない動力伝達切断状態に切替えることができる。
第5ギア96は、動力伝達シャフト110上に動力伝達シャフト110に対して回動自在に設けられている。そして、タイムラグ機構120を介して動力伝達シャフト110へ動力伝達可能に設けられている。
ここで、タイムラグ機構120は、第5ギア96が一方向へ回動し始めてからの回動量が所定量に達したときに第5ギア96の動力が動力伝達シャフト110へ伝達するように構成されている。詳しい構成については後述するものとする。
動力伝達シャフト110は、一体に形成されたウォーム111を介して第1エッジガイド20側に設けられた第1はすばラック22、および第2エッジガイド30側に設けられた第2はすばラック32へ動力を伝達する。従って、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を用紙Pの幅方向Xへ移動させることができる。このとき、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30の動きを左右対称にすることができる。即ち、幅方向内側へ閉じるように移動させ、逆に幅方向外側へ開くように移動させることができる。
また、押さえ部材80は、基体部10の幅方向両側に一対設けられた溝部である第1ガイド溝部12および第2ガイド溝部13によって、用紙載置部11に載置された用紙Pに対して接離移動可能に設けられている。詳しくは後述するが、ギアホルダ102に回動自在に保持された第2複合ギア98(図4参照)等により動力が伝達され、第1ガイド溝部12および第2ガイド溝部13に設けられた歯部14(図6参照)に噛合う第11ギア101(図4参照)が回動することにより、押さえ部材80は接離移動するように構成されている。また、押さえ部材80の中を軸部103が挿通するように設けられ、動力伝達機構90により軸部103へ動力が伝達され、軸部103が回動するように構成されている。
図4に示す如く、動力伝達機構90は、第6ギア97、第2複合ギア98、第9ギア99、第10ギア100、ねじりコイルばね130および第11ギア101を有する。第6ギア97は、第5ギア96と噛合い、第5ギア96から動力を受け第2複合ギア98の第7ギア98aへ伝達するように設けられている。第2複合ギア98は、同軸上に第7ギア98aおよび第8ギア98bを一体に有する。従って、第2複合ギア98は、第6ギア97の動力を第9ギア99へ伝達することができる。そして、第9ギア99は、第10ギア100へ動力を伝達するように設けられている。
また、第2複合ギア98、第9ギア99および第10ギア100は、ギアホルダ102によって回動自在に保持されている。そして、第10ギア100は、ギアホルダ102に対して回動自在に保持された軸部103に対して回動可能に設けられている。またさらに、軸部103上には、ねじりコイルばね130と、第11ギア101が設けられている。ねじりコイルばね130のコイル部131は、軸部103を締付けるように軸部103に巻かれている。
従って、ねじりコイルばね130と軸部103との間に摩擦力を発生させることができる。即ち、緊縛力により摩擦力を発生させるように設けられている。一方、第11ギア101は、常に軸部103と一体に回動するように設けられている。
また、第10ギア100は、ばね係合部100aを有している。ばね係合部100aは、第10ギア100と第11ギア101との間における軸部103上に設けられたねじりコイルばね130の両端側の腕部132、132と係合可能に設けられている。
そして、ばね係合部100aは、第10ギア100がいずれの方向へ回動した場合であっても、ねじりコイルばね130の一端側の腕部132と係合する。
このとき、後述するように押さえ部材80が度当たっていない状態であれば、第10ギア100は、ねじりコイルばね130と軸部103との間の静止摩擦力により、ねじりコイルばね130を軸部103と一体に回動させる。その結果、第11ギア101も回動させることができる。そして、後述するように押さえ部材80を用紙Pに対して接離移動させることができる。
一方、後述するように押さえ部材80が度当たっている状態であれば、第10ギア100のばね係合部100aは、コイル部131の軸部103に対する締付けを緩めるようにねじりコイルばね130の腕部132を回動させる。そして、第10ギア100は、該締付けを緩めながらねじりコイルばね130と一体に、軸部103に対して回動することができるように設けられている。即ち、軸部103は回動しないが、軸部103とねじりコイルばね130との間の一定の動摩擦力により、軸部103に対して一定の回転力を付与することができる。
またさらに、押さえ部材80の幅方向両側には挿通穴81、81が設けられ、軸部103が挿通されている。従って、動力伝達機構90によって軸部103まで動力が伝達し、軸部103および第11ギア101が回動すると、後述する歯部14(図6参照)と噛合うため、軸部103を回動させながら押さえ部材80を用紙Pに対して接離移動させることができる。
図5に示す如く、クラッチ機構95は、第5ギア96に設けられた第1凸部96aと、リング部121と、リング部121に設けられた第2凸部121aおよび第3凸部121bと、動力伝達シャフト110に設けられた第3凸部121bと、を有する。第5ギア96およびリング部121は、動力伝達シャフト110上に動力伝達シャフト110に対して回動可能に設けられている。
先ず、第5ギア96が一方向への回動を開始し、一回転が完了する直前に、第5ギア96の第1凸部96aが、リング部121の第2凸部121aと係合する。
次に、第5ギア96およびリング部121が一体に同じ方向へ回動し、リング部121が一回転する直前に、リング部121の第3凸部121bが、動力伝達シャフト110の第4凸部110aと係合する。
そして、第5ギア96、リング部121および動力伝達シャフト110が一体に同じ方向へ回動するように構成されている。
即ち、第5ギア96の一方向への回動量が所定の回動量に達したときに、動力伝達シャフト110に動力が伝達されるように構成されている。第5ギア96が逆方向への回動を開始した場合も同様である。尚、回動が停止するタイミングは、第5ギア96も動力伝達シャフト110も同じである。
図6に示す如く、基体部10の第2ガイド溝部13における一方の側面(図6における上側)には、第11ギア101と噛合う歯部14が形成されている。また、基体部10には、押さえ部材80の姿勢を安定させる姿勢安定部15が設けられている。尚、姿勢安定部15は、押さえ部材80が回転すること防止する回転止め部の役割も果たす。
ここで、軸部103の幅方向両側には、第11ギア101が設けられている。また、第2ガイド溝部13側を図示したが、第1ガイド溝部12にも第11ギア101と噛合う歯部14が形成されている。両側とも同じ動きをするため、第2ガイド溝部13側についてのみ説明し、第1ガイド溝部12側についての説明は省略する。
前述したように、第8ギア98b、第9ギア99および第10ギア100を介して動力が伝達される。そして、押さえ部材80が度当たっていない状態であれば、ねじりコイルばね130および軸部103は一体に回動する。従って、第11ギア101も回動する。第11ギア101が、図6における反時計方向へ回動する場合について説明する。ここで、第11ギア101および軸部103は、ギアホルダ102によって回動自在に保持されている。また、第11ギア101は、歯部14と噛合っている。
従って、第11ギア101および軸部103は、第8ギア98bの回動支点を支点に反時計方向へ揺動する。即ち、第11ギア101は、歯部14に噛合いながら案内され、用紙Pに接近移動する。その結果、押さえ部材80は、用紙Pに対して接近移動する。このとき、押さえ部材80の姿勢は、基体部10に設けられた姿勢安定部15によって安定される。即ち、軸部103の回動と共に押さえ部材80が回動する虞がない。
尚、本実施形態では、前述したように第11ギア101は軸部103の幅方向両側に一対設けられ、第1ガイド溝部12に形成された歯部14とも第2ガイド溝部13側と同様に噛合う構成である。従って、軸部103の姿勢を、常に用紙Pの面に対して平行にすることができる。その結果、押さえ部材80の姿勢も、常に用紙Pの面に対して平行にすることができる。即ち、用紙Pを確実に押さえることができる。
また、第10ギア100の半径r1は、第11ギア101の半径r2より大となるように構成されている。従って、給送用モータ77の動力によって、軸部103は比較的回動しやすく、用紙Pが浮き上がるときの押し上げ力によっては、軸部103は比較的回動しにくくすることができる。
また、基体部10における給送ローラ74と対向する箇所には、図示しないホッパレバーが挿通されるホッパレバー挿通穴12が形成されている。本実施形態では、給送ローラ74の回動に連動してホッパレバーが揺動し、該ホッパレバーがホッパ71を給送ローラ74に対して接離移動させるように構成されている。そして、基体部10における用紙載置部11に載置された用紙Pは、ホッパ71によって給送ローラ74に押し付けられることにより、給送方向下流側へ給送される。
続いて、用紙Pが用紙載置部11にセットされてから給送が開始するまでの間の第1エッジガイド20、第2エッジガイド30、および押さえ部材80の動作について詳しく説明する。
[用紙セットしたとき]
図7(A)(B)に示すのは、用紙セットしたときの給送部を示す概略図である。このうち、図7(A)は側面図である。一方、図7(B)は上方からみた図である。
図7(A)(B)に示す如く、用紙Pを用紙載置部11にセットするとき、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30は、幅方向外側に目一杯開いた状態である。また、押さえ部材80は積層方向上方へ目一杯上がった状態である。具体的には、押さえ部材80が、図示しない度当て部と当接した状態である。従って、ユーザは用紙載置部11に容易に用紙Pをセットすることができる。
尚、キャリッジ61は当接レバー(図示せず)と当接し、動力伝達機構90の動力伝達が接続状態となっている。
[用紙押さえ動作]
図8(A)(B)に示すのは、用紙押さえ動作を実行したときの給送部を示す概略図である。このうち、図8(A)は側面図である。一方、図8(B)は上方からみた図である。
図8(A)に示す如く、図7(A)(B)の状態から給送用モータ77が駆動し、第10ギア100、ねじりコイルばね130および第11ギア101が一体となって、図8(A)における反時計方向へ回動する。即ち、前述した静止摩擦力によってねじりコイルばね130および第11ギア101が一体となって回動する。従って、軸部103および押さえ部材80は、用紙Pに接近移動する。
その結果、図8(A)(B)に示す如く、押さえ部材80は、用紙Pの表面と当接する。即ち、押さえ部材80は用紙Pの表面に度当たる。
このとき、第11ギア101はこれ以上、図8(A)における反時計方向へ回動することはできない。従って、第11ギア101および軸部103は停止し、第10ギア100およびねじりコイルばね130が、軸部103に対して反時計方向へ回動し続ける。
ここで、前述したように、軸部103とねじりコイルばね130との間の一定の動摩擦力により、軸部103に対して一定の回転力が付与される。
従って、軸部103および第11ギア101は反時計方向へ回動しようとする。その結果、押さえ部材80は、用紙Pを一定の力で押さえることができる。該一定の力は、押さえ部材80の位置に関わらず一定である。
即ち、用紙載置部11に載置された用紙Pの枚数の多少に関わらず、用紙Pを押さえる力を一定にすることができる。そして、用紙Pの枚数が少ない場合は、後述する第1エッジガイド20および第2エッジガイド30による用紙側端揃えを実行したときであっても、用紙Pの幅方向中央が積層方向上方へ浮き上がるように撓むことを確実に防止することができる。
また、押さえ部材80は、積層方向上方へ延設された押さえ時載置防止部82を有している。
従って、押さえ部材80が用紙Pを押さえた状態において、押さえられた用紙Pと給送ローラ74との間に別途用紙Pが追加されることを防止することができる。即ち、ユーザによるアブノーマル操作を防止することができる。
[用紙側端揃え動作]
図9(A)(B)に示すのは、用紙側端揃え動作を実行したときの給送部を示す概略図である。このうち、図9(A)は側面図である。一方、図9(B)は上方からみた図である。
図9(A)(B)に示す如く、図8(A)(B)の状態からさらに給送用モータ77が駆動する。すると、前述したタイムラグ機構120により動力伝達シャフト110が回動し始める。具体的には、第5ギア96の回動量が所定の回動量に達して、第1凸部96aが第2凸部121aと係合し、第3凸部121bが第4凸部110aと係合する(図5参照)。
そして、第5ギア96、リング部121および動力伝達シャフト110が一体に回動する。さらに、ウォーム111が、第1はすばラック22を介して第1エッジガイド20を幅方向内側へ移動させる。同様に、ウォーム111が、第2はすばラック32を介して第2エッジガイド30を幅方向内側へ移動させる。即ち、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を幅方向内側へ閉じるように移動させることができる。
そして、第1エッジガイド20における幅方向内側に設けられた第1ガイド面21が、用紙Pの一方の側端と当接し、複数の用紙Pの側端を揃える。同様に、第2エッジガイド30における幅方向内側に設けられた第2ガイド面31が、用紙Pの他方の側端と当接し、複数の用紙Pの他方の側端を揃える。さらに、第1ガイド面21および第2ガイド面31によって用紙Pは幅方向Xにおいて中央に揃えられる。
このとき、制御部(図示せず)が、給送用モータ77の電流値が所定の閾値に達したか否かを判定し、該判定によって、用紙Pの側端が揃ったか否かを判断するように構成されている。具体的には、複数の用紙Pの側端が揃っていない場合において、第1エッジガイド20の第1ガイド面21が一の用紙Pの側端と当接し、幅方向内側へ押しているとき、給送用モータ77の電流値が所定の閾値に達しない。
そして、第1ガイド面21および第2ガイド面31が複数の用紙Pの側端と当接し、複数の用紙Pの両側側端が揃って、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30がそれ以上幅方向内側へ移動できない状態となったとき、給送用モータ77の電流値が上昇し、所定の閾値に達する。給送用モータ77の電流値が所定の閾値に達したとき、制御部は、給送用モータ77を一時停止させる。
このとき、用紙Pの枚数が少ない場合、用紙Pは幅方向両側から内側へ押される力を受けるので、用紙Pの幅方向Xにおける中央部分が積層方向上方へ押し上げられるように力が作用する。即ち、幅方向Xにおける用紙Pの中央部分が浮き上がるように撓もうとする。
そこで、本実施形態では、前述したように押さえ部材80を有し、用紙載置部11に載置された用紙Pの枚数の多少に関わらず、押さえ部材80が用紙Pを押さえる力を一定にすることができる。即ち、十分な押さえる力を確保することができる。
従って、押さえ部材80が、幅方向Xにおける用紙Pの中央部分を、押し上げられる力に抗して確実に押さえることができる。その結果、用紙Pの中央部分が浮き上がるように撓むことを防止することができる。即ち、精度良く用紙Pの側端を揃えることができる。さらに、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30の位置を専用のセンサで検出することにより、用紙サイズを精度良く判断することも可能である。
[用紙押さえ解除動作]
図10(A)(B)に示すのは、用紙押さえ解除動作を実行したときの給送部を示す概略図である。このうち、図10(A)は側面図である。一方、図10(B)は上方からみた図である。
図10(A)に示す如く、図9(A)(B)の状態から給送用モータ77が逆転駆動し、第10ギア100、ねじりコイルばね130および第11ギア101が一体となって、図10(A)における時計方向へ回動する。即ち、前述した静止摩擦力によってねじりコイルばね130および第11ギア101が一体となって回動する。
従って、図10(A)(B)に示す如く、軸部103および押さえ部材80は、用紙Pから離間移動する。
このとき、第5ギア96が逆転し第1凸部96aが一度、第2凸部121aから離間して反対側から係合する。さらに、第5ギア96がリング部121と一体となって逆転する。そして、第3凸部121bが第4凸部110aから離間して反対側から接近する。ここで、第3凸部121bが反対側から第4凸部110aへ接近し、係合する前に、制御部は、給送用モータ77を停止させる。仮に、係合すると、動力伝達シャフト110が逆転し第1エッジガイド20および第2エッジガイド30が幅方向外側へ開いてしまうからである。
用紙Pの両側側端が第1エッジガイド20および第2エッジガイド30によって揃えられた状態で、キャリッジ61を、当接レバー(図示せず)から離間させる。従って、給送用モータ77から第1エッジガイド20、第2エッジガイド30および押さえ部材80へ動力を伝達する動力伝達機構90の動力伝達を切断状態にすることができる。
その後、制御部は、給送用モータ77を駆動させ、給送ローラ74を回動させると共にホッパレバーを揺動させホッパ71を給送ローラ74に対して接近移動させる。所謂、ホッパアップである。これにより、用紙載置部11に載置された複数の用紙Pのうち、最上位の用紙Pが給送ローラ74によって給送方向下流側へ送られる。そして、記録部60において記録が実行される。
このとき、押さえ部材80が積層方向上方へ退避しているので、押さえ部材80が用紙Pに対して搬送負荷となる虞がない。即ち、記録実行中におけるバックテンションとなる虞がない。
また、用紙Pの姿勢は、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30によって安定される。
その結果、良好な記録を実行することができる。
また、動力伝達機構90は、ウォーム111、第1はすばラック22および第2はすばラック32を有している。従って、大きな減速比の回転を伝達することができる。ここで、減速比が大きいため、ウォーム111の回動力は、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30が幅方向Xへ移動する力へ容易に変換される。逆に、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30が幅方向Xへ移動する力は、ウォーム111が回動する力へ変換されにくい構成とすることができる。
即ち、給送中に用紙Pの側端が第1エッジガイド20および第2エッジガイド30に当接し、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を幅方向外側へ押圧した場合であっても、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30は幅方向外側へ開きにくい。その結果、給送中の用紙Pの姿勢を安定させることができる。
尚、給送用モータ77が逆転駆動した際、第3凸部121bが反対側から第4凸部110aへ接近し、係合した直後に給送用モータ77を停止してもよい。係る場合、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を僅かに幅方向外側へ移動させ、用紙Pの両側側端が第1エッジガイド20および第2エッジガイド30と接触することによる摩擦抵抗を低減することができる。その結果、バックテンションをより低減することができる。
また、一のジョブで連続して用紙Pを給送して記録を実行する場合、図10(A)(B)に示す状態で連続して給送することができる。
ここで、「一のジョブ」とは、入力された一の指令をいう。例えば、10枚の用紙Pを給送し記録する指令であれば、10枚の用紙Pを給送し記録を実行することが一のジョブである。
用紙載置部11に載置された用紙Pの残り枚数が0枚になるまで、または用紙Pのサイズおよび種類等の設定条件を変更するまでは、図10(A)(B)に示す状態で連続して給送することができる。
一方、用紙載置部11に載置された用紙Pの残り枚数が0枚になった場合、または用紙Pのサイズおよび種類等の設定条件を変更した場合、先ず、図10(A)(B)の状態からキャリッジ61を当接レバー(図示せず)に当接させ、動力伝達機構90の動力伝達を接続状態にする。次に、給送用モータ77を逆転駆動させる。
従って、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を幅方向外側へ移動させることができる。即ち、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を開くことができる。
そして、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30が幅方向外側へ目一杯開いたとき、図示しない規制部と度当たる。このとき、給送用モータ77の電流値が上昇し、所定の閾値に達する。給送用モータ77の電流値が所定の閾値に達したとき、制御部は、給送用モータ77を停止させる。
その結果、図7(A)(B)に示す状態にすることができる。従って、用紙Pの残り枚数が0枚になった場合、ユーザは、用紙Pを補充することができる。また、設定条件を変更した場合、ユーザは、載置された用紙Pを取り除き、サイズ等が異なる別の用紙Pをセットすることができる。その後の操作は、上記[用紙セットしたとき]において説明した通りである。
本実施形態の給送部70は、動力伝達経路上における第10ギア100と第11ギア101との間において、摩擦力発生手段の一例であるねじりコイルばね130を有している。具体的には、前述したように、軸部103とねじりコイルばね130との間の動摩擦力により、軸部103に対して一定の回転力を付与する構成である。従って、ねじりコイルばね130は、押さえ部材80が用紙Pに度当たっている状態では、一定の荷重で用紙Pを押さえることができる。
このとき、押さえ部材80の位置に関わらず一定の荷重で用紙Pを押さえることができる。即ち、用紙載置部11に載置された用紙Pの枚数の多少に関わらず一定の荷重で用紙Pを押さえることができる。用紙Pの枚数が1〜5枚程度の少数である場合、前述したように浮き上がりが生じやすいので、本実施形態の給送部70は特に有効である。
また、押さえ部材80が用紙Pから離間し退避した状態(図7(A)(B)および図10(A)(B)参照)において、軸部103とねじりコイルばね130との間の静止摩擦力(緊縛力)により、押さえ部材80の位置を保持することが可能である。即ち、退避した押さえ部材80を保持するために、所謂、二安定ばね等の部材を必要としない。
尚、押さえ部材80と軸部103との間にねじりコイルばね130より緊縛力の小さい第2ねじりコイルばね(図示せず)を設けてもよい。係る場合、クラッチ機構95により動力伝達が切断状態になったときにおいて、第2ねじりコイルばねの緊縛力により、確実に押さえ部材80を退避位置で保持することができる。
またさらに、押さえ部材80が用紙Pを押さえる力を、トルクで管理することができる。具体的には、緊縛力が異なる別のねじりコイルばねに変えて押さえる力の大きさを調整することができる。
尚、本実施形態では、摩擦力発生手段の一例としてねじりコイルばねを用いたがこれに限られるものではない。動力伝達経路上において、第10ギア100と第11ギア101との間に摩擦力を発生させ、押さえ部材80に作用する力の大きさが所定の力未満のとき、静止摩擦力により第11ギア101を回動させる。一方、押さえ部材80に作用する力の大きさが所定の力以上のとき、第10ギア100が第11ギア101に対してスリップしながら動摩擦力により一定の回転力を付与することができる構成であればよい。
本実施形態の給送部70は、タイムラグ機構120を有している。従って、給送用モータ77を正転駆動させることにより、先ず、押さえ部材80による押さえ動作を実行することができる。その後に、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を幅方向内側に閉じて複数の用紙Pの両側側端を揃えることができる。
また、給送用モータ77を逆転駆動させることにより、先ず、押さえ部材80のみを退避移動させ、押さえ解除を実行することができる。その後に、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を幅方向外側に開いて用紙Pの補充または交換をすることができる。
即ち、いずれの場合であっても、先ず、押さえ部材80を移動させ、その後に、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30を移動させることができる。
仮に、ただ単に押さえ部材80の動きと、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30の動きを連動させた場合、モータの正転・逆転により、動作順が入れ替わる。例えば、モータの正転により先ず、押さえ部材80が動作し、その後にエッジガイドが動作するように構成したとする。係る場合、モータの逆転により先ず、エッジガイドが動作し、その後に押さえ部材80が動作してしまう。
そこで、本実施形態では、前述したように、タイムラグ機構120により、モータの正転・逆転のいずれの場合において、先ず押さえ部材80が動作し、その後に第1エッジガイド20および第2エッジガイド30が動作する構成とすることができる。
尚、上記実施例では、押さえ部材80を積層方向Zへ移動させるために歯部14および第11ギア101を設けたが該構成に限られない。例えば、回動する軸と、押さえ部材との間に摩擦力発生手段を設けることにより、押さえ部材を、前記回動する軸を支点に揺動させる構成としてもよい。
本実施形態の給送装置としての給送部70は、被送り媒体の一例である用紙Pが載置される載置部としての用紙載置部11と、用紙載置部11に設けられ、用紙載置部11に対して用紙Pの幅方向Xに移動し、用紙Pの側端と当接し該側端を揃えるエッジガイドとしての第1エッジガイド20および第2エッジガイド30と、用紙載置部11と対向する位置に設けられ、用紙Pの積層方向Zに移動し、用紙Pと当接して用紙Pを押さえる押さえ部材80と、モータとしての給送用モータ77の動力を押さえ部材80へ伝達する動力伝達手段としての動力伝達機構90と、動力伝達機構90の動力伝達経路上に設けられ、押さえ部材80が移動可能な場合、静止摩擦力を発生させ該静止摩擦力により押さえ部材80へ動力を伝達すると共に押さえ部材80を移動させ、押さえ部材80が移動不可の場合、一定の動摩擦力を発生させ該一定の動摩擦力により押さえ部材80へ動力を付与する摩擦力発生手段の一例であるねじりコイルばね130と、を備えていることを特徴とする。
本実施形態の給送装置としての給送部70は、被送り媒体の一例である用紙Pが載置される載置部としての用紙載置部11と、用紙載置部11に設けられ、用紙載置部11に対して用紙Pの幅方向Xに移動し、用紙Pの側端と当接し該側端を揃えるエッジガイドとしての第1エッジガイド20および第2エッジガイド30と、用紙載置部11と対向する位置に設けられ、用紙Pの積層方向Zに移動し、用紙Pと当接して用紙Pを押さえる押さえ部材80と、基体部10側に設けられ、用紙Pの積層方向Zへ延設された歯部14と、押さえ部材80に設けられると共に、歯部14と噛合う第1歯車としての第11ギア101を有し、第11ギア101と一体に回動する支軸部としての軸部103と、モータとしての給送用モータ77の動力を押さえ部材80に設けられた軸部103へ伝達する動力伝達手段としての動力伝達機構90と、動力伝達機構90の動力伝達経路上に設けられ、軸部103が回動可能な場合、静止摩擦力を発生させ該静止摩擦力により軸部103へ動力を伝達すると共に軸部103を回動させ、軸部103が回動不可の場合、一定の動摩擦力を発生させ該一定の動摩擦力により軸部103へ動力を付与する摩擦力発生手段の一例であるねじりコイルばね130と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態において、動力伝達機構90は、第1エッジガイド20および第2エッジガイド30にも給送用モータ77の動力を伝達する構成であり、給送用モータ77から第1エッジガイド20および第2エッジガイド30までの動力伝達経路上において、動力の伝達開始のタイミングを遅らせるタイムラグ機構120を有することを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、押さえ部材80は、積層方向上方に延設され、用紙載置部11に載置された用紙Pと当接した位置において、用紙Pが新たに載置されることを防止する押さえ時載置防止部82を有することを特徴とする。
また、本実施形態において、動力伝達機構90は、軸部103上に設けられ、摩擦力発生手段を介して軸部103に動力を付与する第2歯車としての第10ギア100を有し、第10ギア100の半径r1は、第11ギア101の半径r2より大となる構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、摩擦力発生手段は、軸部103に巻かれたねじりコイルばね130であり、ねじりコイルばね130の緊縛力によりねじりコイルばね130と軸部103との間に摩擦力を発生させる構成であることを特徴とする。
また、本実施形態において、基体部10側に設けられ、押さえ部材80を回転させない回転止め部としての姿勢安定部15を備えていることを特徴とする。
本実施形態の記録装置1は、載置された被記録媒体の一例である用紙Pをピックアップして給送する給送部70と、給送された用紙Pを搬送方向下流側へ搬送する搬送部50と、搬送された用紙Pに対して記録ヘッド62により記録を実行する記録部60と、を備えていることを特徴とする。
尚、上記実施例では、一対の移動可能なエッジガイドを設けて用紙Pを幅方向Xにおける中央に揃える構成としたが、これに限られるものではない。片側のみに移動可能なエッジガイドを設けて幅方向片側に用紙Pを揃える構成であってもよい。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置を示す全体側面図。 本発明に係る給送部を示す前方斜視図。 本発明に係る給送部を示す後方斜視図。 本発明に係る動力伝達機構を示す斜視図。 本発明に係るタイムラグ機構を示す斜視図。 本発明に係る動力伝達機構を示す概略側面図。 (A)(B)は本発明の給送部の動作を示す図(用紙セット前)。 (A)(B)は本発明の給送部の動作を示す図(押さえ動作開始)。 (A)(B)は本発明の給送部の動作を示す図(エッジガイド閉)。 (A)(B)は本発明の給送部の動作を示す図(押さえ部材レリース)。
符号の説明
1 記録装置(インクジェットプリンタ)、10 基体部、11 用紙載置部、
12 第1ガイド溝部、13 第2ガイド溝部、14 歯部、15 姿勢安定部、
16 ホッパレバー挿通穴、20 第1エッジガイド、21 第1ガイド面、
22 第1はすばラック、30 第2エッジガイド、31 第2ガイド面、
32 第2はすばラック、50 搬送部、51 搬送駆動ローラ、
52 搬送従動ローラ、53 プラテン、54 排出駆動ローラ、
55 排出従動ローラ、56 キャリッジガイド軸、60 記録部、61 キャリッジ、
62 記録ヘッド、70 給送部、71 ホッパ、74 給送ローラ、75 給送経路、
76 分離パッド、77 給送用モータ、74a 給送用ローラ軸、80 押さえ部材、
81 挿通穴、82 押さえ時載置防止部、90 動力伝達機構、
91 モータピニオン、92 第1ギア、93 第2ギア、94 第1複合ギア、
94a 第3ギア、94b 第4ギア、95 クラッチ機構、96 第5ギア、
96a 第1凸部、97 第6ギア、98 第2複合ギア、98a 第7ギア、
98b 第8ギア、99 第9ギア、100 第10ギア、100a ばね係合部、
101 第11ギア、102 ギアホルダ、103 軸部、110 動力伝達シャフト、
110a 第4凸部、111 ウォーム、120 タイムラグ機構、121 リング部、
121a 第2凸部、121b 第3凸部、130 ねじりコイルばね、
131 コイル部、132 腕部、P 用紙、X (用紙の)幅方向、Y 給送方向、
Z (用紙の)積層方向

Claims (8)

  1. 被送り媒体が載置される載置部と、
    該載置部に設けられ、該載置部に対して被送り媒体の幅方向に移動し、被送り媒体の側端と当接し該側端を揃えるエッジガイドと、
    前記載置部と対向する位置に設けられ、被送り媒体の積層方向に移動し、被送り媒体と当接して被送り媒体を押さえる押さえ部材と、
    モータの動力を前記押さえ部材へ伝達する動力伝達手段と、
    該動力伝達手段の動力伝達経路上に設けられ、前記押さえ部材が移動可能な場合、静止摩擦力を発生させ該静止摩擦力により前記押さえ部材へ動力を伝達すると共に該押さえ部材を移動させ、
    前記押さえ部材が移動不可の場合、一定の動摩擦力を発生させ該一定の動摩擦力により前記押さえ部材へ動力を付与する摩擦力発生手段と、を備える給送装置。
  2. 被送り媒体が載置される載置部と、
    該載置部に設けられ、該載置部に対して被送り媒体の幅方向に移動し、被送り媒体の側端と当接し該側端を揃えるエッジガイドと、
    前記載置部と対向する位置に設けられ、被送り媒体の積層方向に移動し、被送り媒体と当接して被送り媒体を押さえる押さえ部材と、
    基体部側に設けられ、被送り媒体の積層方向へ延設された歯部と、
    前記押さえ部材に設けられると共に、前記歯部と噛合う第1歯車を有し、該第1歯車と一体に回動する支軸部と、
    モータの動力を前記押さえ部材に設けられた前記支軸部へ伝達する動力伝達手段と、
    該動力伝達手段の動力伝達経路上に設けられ、前記支軸部が回動可能な場合、静止摩擦力を発生させ該静止摩擦力により前記支軸部へ動力を伝達すると共に該支軸部を回動させ、
    前記支軸部が回動不可の場合、一定の動摩擦力を発生させ該一定の動摩擦力により前記支軸部へ動力を付与する摩擦力発生手段と、を備える給送装置。
  3. 請求項2に記載の給送装置において、前記動力伝達手段は、
    前記支軸部上に設けられ、前記摩擦力発生手段を介して該支軸部に動力を付与する第2歯車を有し、
    該第2歯車の半径は、前記第1歯車の半径より大となる構成である給送装置。
  4. 請求項2または3に記載の給送装置において、前記摩擦力発生手段は、前記支軸部に巻かれたねじりコイルばねであり、該ねじりコイルばねの緊縛力により該ねじりコイルばねと前記支軸部との間に摩擦力を発生させる構成である給送装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の給送装置において、基体部側に設けられ、該押さえ部材を回転させない回転止め部を備える給送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の給送装置において、前記動力伝達手段は、前記エッジガイドにも前記モータの動力を伝達する構成であり、前記モータから前記エッジガイドまでの動力伝達経路上において、動力の伝達開始のタイミングを遅らせるタイムラグ機構を有する給送装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の給送装置において、前記押さえ部材は、
    積層方向上方に延設され、前記載置部に載置された被送り媒体と当接した位置において、被送り媒体が新たに載置されることを防止する押さえ時載置防止部を有する給送装置。
  8. 載置された被記録媒体をピックアップして給送する給送部と、
    給送された被記録媒体を搬送方向下流側へ搬送する搬送部と、
    搬送された被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送部は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された前記給送装置を備える記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016023028A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給送装置及び画像形成装置

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