JP2010070501A - 保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤、抗炎症剤、皮膚外用剤、経口用剤 - Google Patents

保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤、抗炎症剤、皮膚外用剤、経口用剤 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は優れた保湿作用、抗老化作用、抗酸化作用、痩身作用、美白作用、抗炎症作用などを有する有効成分を見出し、皮膚外用剤、経口用剤などの分野に幅広く応用が可能な保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤、抗炎症剤を提供することを課題とする。
【解決手段】 優れた保湿作用、抗老化作用、抗酸化作用、中性脂肪蓄積抑制作用、美白作用、抗炎症作用などを有するマキ科マキ属植物の抽出物を保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤、抗炎症剤として用いる。また、マキ科マキ属植物の抽出物を皮膚外用剤、経口用剤等の組成物に配合することにより、優れた保湿作用、抗老化作用、抗酸化作用、中性脂肪蓄積抑制作用、美白作用、抗炎症作用を発揮するさまざまな組成物を提供することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤及び抗炎症剤に関する。さらに詳しくは、マキ科マキ属の抽出物を含有する保湿剤、細胞賦活剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤及び抗炎症剤、並びにマキ科マキ属の抽出物を含有する皮膚外用剤及び経口用剤に関する。
シワ、タルミ、色素沈着・色調変化、皮膚の弾性低下、皮膚表面形態の乱れなどの皮膚症状の悪化の要因としては、例えばシワやタルミは、乾燥、加齢等による真皮線維芽細胞の機能低下や、それに伴うコラーゲンやエラスチン等の真皮マトリックスの減少や変性、さらには紫外線等の外来ストレスによる酸化障害などが重要な要因となっている。また、皮膚の色黒などを含む色素沈着・色調変化は一部不明な点もあるがホルモンの異常や日光の紫外線の刺激によるメラニン色素の産生が原因であり、その中でも、シミやソバカスはメラニン色素が異常沈着することが、その要因であると考えられている。
このような悩みを解決するために、様々な方法が従来から検討されている。例えば、細胞賦活剤としては、ポンカンのエッセンス(特許文献1参照)等、抗酸化剤としては、キク科ヘテロテカ属植物抽出物(特許文献2参照)等、さらにメラニン産生抑制剤としては、ショウガ属植物の抽出物(特許文献3参照)等が知られている。
マキ科マキ属植物の抽出物を含有する保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤、抗炎症剤及びこれらを含有する皮膚外用剤、経口用剤に関する先行技術は認められなかった。
特開2001−131045号公報 特開平11−180886号公報 特開2000−159626号公報
天然由来成分は、様々な薬理作用や美容効果を有することが知られ、これまでにも数多くの植物や菌類などが皮膚外用剤や飲経口用剤などの分野に幅広く応用されている。しかし、天然由来成分の中には未だその効果が知られていないものも数多く存在し、優れた保湿作用、抗老化作用、抗酸化作用、美白作用などを有する有効成分の開発が期待されていた。本発明は、このような有効成分を見出すためになされたものであり、皮膚外用剤や経口用剤に幅広く応用が可能な保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤及び抗炎症剤及びこれらを含有する皮膚外用剤、経口用剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、皮膚外用剤や経口用剤などに幅広く応用が可能な保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤及び抗炎症剤を見出すために、天然由来の種々の物質について鋭意研究を行った。その結果、マキ科マキ属植物の抽出物に優れた保湿作用、抗老化作用、抗酸化作用、中性脂肪蓄積抑制作用、美白作用、抗炎症作用を見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、マキ科マキ属植物の抽出物を含有する保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤及び抗炎症剤、並びにマキ科マキ属植物の1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する皮膚外用剤及び経口用剤を提供するものである。
本発明によれば、優れた効果を有する保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤及び抗炎症剤を提供することができる。また、これらを有効成分として含有する皮膚外用剤、経口用剤を提供することができる。
本発明に用いられるマキ科マキ属植物(Podocarpus)は、約100種の植物が知られている。例えば、イヌマキ(Podocarpus macrophyllus D.Don.)、ナギ(Podocarpus nagi)、ポドカルプス ネリイフォリウス(Podocarpus neriifolius D.Don.)などが知られている。
本発明に用いられる原料となる植物は、マキ科マキ属植物であれば特に限定されない。マキ科マキ属植物としてはイヌマキ(Podocarpus macrophyllus D.Don.)を用いることが有効性の点から特に好ましい。
本発明におけるマキ科マキ属植物の抽出物には、原体や乾燥粉砕したものをそのまま使用することができるが、溶媒等を用いて抽出した抽出物を用いることもできる。抽出の際は、生のまま用いてもよいが、抽出効率を考えると、細切、乾燥、粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが望ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬する方法や超臨界流体等を用いた抽出方法など一般的な方法で行うことができる。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが好ましい。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、1時間〜14日間程度とするのが好ましい。
抽出溶媒としては、例えば、水の他、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール、1、3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール、エチルエーテル、プロピルエーテル等のエーテル類、酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類、アセトン、エチルメチルケトン等のケトン類などの溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。さらに、水や二酸化炭素、エチレン、プロピレン、エタノール、メタノール、アンモニアなどの1種又は2種以上の超臨界流体や亜臨界流体を用いてもよい。また、オートクレーブなどを用いて、加圧下で抽出することも可能である。
得られた抽出物は、そのままでも用いることができるが、濃縮、乾固したものを水や溶媒に再度溶解したり、あるいはこれらの生理作用を損なわない範囲で脱色、脱臭、脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィーによる分画処理を行った後に用いてもよい。また、保存のため、精製処理の後凍結乾燥し、使用時に溶媒に溶解して用いることもできる。
マキ科マキ属植物を用いる時、その使用部位は特に限定されるものではなく、全体または花、葉、茎、枝、根、種子、樹皮、樹液、果皮、実などいずれの部位を用いても構わない。利用性、有効性の点からは葉、実を用いるのがより好ましい。
マキ科マキ属植物は、優れた保湿作用、抗老化作用、抗酸化作用、中性脂肪蓄積抑制作用、美白作用、抗炎症作用を有し、保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤、抗炎症剤として利用することができる。また、マキ科マキ属植物の抽出物を有効成分とする保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、中性脂肪蓄積抑制剤、美白剤、抗炎症剤は、皮膚に外用するだけではなく、毛髪に利用することや経口摂取も可能であり、医薬品、医薬部外品、化粧品あるいは経口用剤などに応用することが可能である。
マキ科マキ属植物の抽出物を含有する保湿剤は、皮膚や毛髪に対して優れた保湿作用を発揮し、特に皮膚に対する保湿効果が高い。
マキ科マキ属植物の抽出物を含有する抗老化剤は、種々の細胞に対して優れた細胞賦活作用を発揮するが、特に真皮線維芽細胞及びヒト表皮角化細胞に対して優れた効果を発揮し、真皮線維芽細胞賦活剤、ヒト表皮角化細胞賦活剤として有用である。
マキ科マキ属植物の抽出物を含有する抗酸化剤は、優れた抗酸化作用を発揮し、抗酸化剤として有用である。
マキ科マキ属植物の抽出物を含有する美白剤は、優れた美白作用を発揮するが、特にメラニン産生促進作用に対して優れた効果を発揮し、美白剤として有用である。
マキ科マキ属植物の抽出物を含有する抗炎症剤は、優れた抗炎症作用を発揮し、抗炎症剤として有用である。
マキ科マキ属植物の抽出物を含有する中性脂肪蓄積抑制剤は、優れた中性脂肪蓄積抑制作用を発揮し、中性脂肪蓄積抑制剤として有用である。中性脂肪の過剰な蓄積が原因として起こる疾患としては、高脂血症、動脈硬化、脂肪肝などが知られており、マキ科マキ属植物の抽出物を有効成分とする中性脂肪蓄積抑制剤は、肥満の予防・改善だけでなく、このような疾患の予防・改善にも効果を期待することができる。また痩身効果も期待することができる。
また、マキ科マキ属植物の抽出物を皮膚外用剤に配合することにより、シワ、タルミ、肌のハリ、シミ、クスミ、乾燥、小じわ等の皮膚症状の防止・改善や、腹部、太腿、顔などの部分的な肥満防止・改善に優れた効果を発揮する皮膚外用剤を得ることができ、保湿用皮膚外用剤、老化防止改善用皮膚外用剤、美白用皮膚外用剤、あるいは中性脂肪蓄積抑制用皮膚外用剤としても用いることができる。さらに、マキ科マキ属植物は、美容、健康維持、又は栄養補給を目的とする医薬品、医薬部外品、経口用剤などの経口用剤に用いることもできる。
マキ科マキ属植物の抽出物を皮膚外用剤や経口用剤に配合する際の配合量は、皮膚外用剤や経口用剤の種類や使用目的等によって調整することができるが、効果や安定性などの点から、全量に対して、0.0001〜50.0質量%が好ましく、より好ましくは0.001〜25.0質量%である。
マキ科マキ属植物の抽出物を皮膚外用剤に配合する場合その剤型は任意であり、例えば、ローションなどの可溶化系、クリームや乳液などの乳化系,カラミンローション等の分散系として提供することができる。さらに、噴射剤と共に充填したエアゾール,軟膏剤,粉末,顆粒などの種々の剤型で提供することもできる。
マキ科マキ属植物の抽出物を配合する皮膚外用剤には、必要に応じて、通常医薬品,医薬部外品,皮膚化粧料,毛髪用化粧料及び洗浄料などに配合される、油性成分,保湿剤,粉体,色素,乳化剤,可溶化剤,洗浄剤,紫外線吸収剤,増粘剤,薬剤,香料,樹脂,防菌防黴剤,アルコール類等の他の成分を適宜配合することができる。また、本発明の効果を損なわない範囲において、他の保湿剤、細胞賦活剤、抗酸化剤、痩身剤、抗老化剤、美白剤、抗炎症剤、との併用も可能である。
マキ科マキ属植物の抽出物を経口用剤に配合する場合その形態は特に限定されないが、液剤等の液状の形態や、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、飴剤等の固形剤、あるいはゼリー、グミ、ガムなどの様々な形態に加工し使用することができ、医薬品、医薬部外品、栄養補助経口用剤、健康経口用剤等として用いることができる。その際、他の添加剤、例えば、賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、防腐剤、コーティング剤、保存剤、矯味剤、香料、着色剤、可塑剤などを添加することができる。また、本発明の効果を損なわない範囲において、他の保湿剤、細胞賦活剤、抗酸化剤、痩身剤、抗老化剤、美白剤、抗炎症剤、との併用も可能である。
以下に、マキ科マキ属植物の抽出物の製造例、各作用を評価するための試験、皮膚外用剤や経口用剤の処方例についてさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれによってなんら限定されるものではない。
[製造例1]
イヌマキの葉の乾燥粉砕物100gを、2.0kgの精製水に分散させ、オートクレーブを用い120℃で20分間加熱抽出した。抽出上清を濾別したのち、凍結乾燥を行い、抽出物1を得た。
[製造例2]
イヌマキの葉の乾燥粉砕物100gを、2.0kgの50容量%エタノール水溶液に分散させ、攪拌しながら室温にて2時間抽出した。抽出上清を濾別したのち、減圧濃縮後、凍結乾燥を行い、抽出物2を得た。
[製造例3]
イヌマキの実の乾燥粉砕物100gを、2.0kgの50容量%エタノール水溶液に分散させ、攪拌しながら室温にて2時間抽出した。抽出上清を濾別したのち、減圧濃縮後、凍結乾燥を行い、抽出物3を得た。
上記製造例を用いて、マキ科マキ属植物抽出物の有効性評価を行った。
マキ科マキ属の抽出物の保湿効果について示す。試料として、抽出物1(イヌマキ(葉)熱水抽出物)を用いて評価を行った。
<ヒト真皮線維芽細胞ヒアルロン酸産生促進作用(保湿効果>
評価は以下の手順により行った。
正常ヒト真皮線維芽細胞を1ウェル当り2.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には5質量%のウシ胎児血清(FBS)を添加したダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)を用いた。24時間後、任意の濃度に調整した試料を添加した0.5質量%FBS添加DMEM培地に交換し、さらに3日間培養した。培養上清中に分泌されたヒアルロン酸の定量には、プロテオグリカンを用いた間接ELISA法を用い、最後は標識されたペルオキシダーゼに対し2,2’−アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)ジアンモニウム塩(ABTS)及び過酸化水素を添加し反応させた後、マイクロプレートリーダーにて405nmの吸光度を測定した。PIERCE社製BCA Protein Assay Kitにて各ウェルのタンパク量を測定し、単位タンパク量当りのヒアルロン酸産生量を求めた。評価結果を試料無添加のコントロールにおける単位タンパク量当りのヒアルロン酸産生量を100とした相対値にて表1に示す。
なお、表中の*および**は、t検定における有意確定P値に対し、有意確率5%未満(P<0.05)を*、有意確率1%未満(P<0.01)を**で表したものである。以降、表中*および**についても同様とする。
Figure 2010070501
表1から明らかなように、マキ科マキ属植物の抽出物には、有意なヒト真皮線維芽細胞ヒアルロン酸産生促進作用が認められた。このことから、マキ科マキ属植物には、ヒト真皮線維芽細胞ヒアルロン酸産生促進作用が認められ、優れた保湿作用を有することが明らかとなった。
マキ科マキ属の抽出物の抗老化効果について示す。試料として、抽出物2(イヌマキ(葉)50容量%エタノール抽出物)を用いて評価を行った。
<ヒト真皮線維芽細胞賦活作用(抗老化効果)>
正常ヒト真皮線維芽細胞を1ウェル当り2.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には1質量%のウシ胎児血清(FBS)を添加したダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)を用いた。24時間後、表2に示す濃度の試料を添加した1%質量FBS添加DMEM培地に交換し、さらに48時間培養した。次に400μg/mLとなるよう培地にて調整したMTT試薬を、上清を除いた細胞に添加し、約2時間培養した。最後に2−プロパノールにて生じたフォルマザンを抽出し、550nmの吸光度を測定した。同時に濁度として650nmの吸光度を測定し、両測定値の差を用いて細胞賦活作用を評価した。評価では、試料培養液の他に、コントロールとして1%FBS添加DMEM培地を、ポジティブコントロールとして5質量%FBS添加DMEM培地を用いた。評価結果を、試料無添加のコントロールにおける細胞賦活作用を100とした相対値にて表2に示す。
Figure 2010070501
表2から明らかなように、マキ科マキ属植物の抽出物には、有意なヒト真皮線維芽細胞賦活作用が認められた。このことから、マキ科マキ属植物には、ヒト真皮線維芽細胞賦活作用が認められ、優れた抗老化作用を有することが明らかとなった。
<ヒト表皮角化細胞賦活作用(抗老化効果)>
ヒト表皮角化細胞HaCaTを1ウェル当り2.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地には5質量%のウシ胎児血清(FBS)を添加したダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)を用いた。24時間後、任意の濃度に調整した試料を5質量% FBS添加DMEM培地に交換し、さらに24時間培養した。次に100μg/mLとなるよう培地にて調整したMTT試薬を、上清を除いた細胞に添加し、約2時間培養した。最後に2−プロパノールにて生じたフォルマザンを抽出し、550nmの吸光度を測定した。同時に濁度として650nmの吸光度を測定し、両測定値の差を用いて細胞賦活作用を評価した。評価結果を試料無添加のコントロールにおける細胞賦活作用を100とした時の相対値にて表3に示す。
Figure 2010070501
表3から明らかなように、マキ科マキ属植物の抽出物には、有意なヒト表皮角化細胞賦活作用が認められた。このことから、マキ科マキ属植物は、ヒト表皮角化細胞賦活作用が認められ、優れた抗老化作用を有することが明らかとなった。
マキ科マキ属の抽出物のラジカル消去効果について示す。試料として、抽出物2(イヌマキ(葉)50容量%エタノール抽出物)を用いて評価を行った。
<DPPHラジカル消去作用(抗酸化作用)>
50質量%エタノールによって任意の濃度に調製した試料溶液100μLに、0.2mM 1,1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル(DPPH)エタノール溶液100μLを添加し、よく混合した後、室温、暗所にて24時間静置し、DPPHラジカルに由来する516nmの吸光度を測定した。試料無添加時の吸光度を(A)、試料添加時の吸光度を(B)とした時、DPPHラジカル消去率は式(1)に定義される。
式(1) 消去率={1−(B)/(A)}×100
評価結果を表4に示す。
Figure 2010070501
表4から明らかなように、マキ科マキ属植物の抽出物には、有意なDPPHラジカル消去作用が認められた。このことから、マキ科マキ属植物には、DPPHラジカル消去作用が認められ、優れた抗酸化作用を有することが明らかとなった。
<SOD様活性作用(抗酸化作用)>
0.25mM WST−1及び1mM Hypoxanthineを含むHANK’S(+)溶液75μLに、HANK’S(+)溶液にて任意の濃度に調製した試料溶液25μLを添加した。さらに、Xanthine Oxidase 25μL(0.0075Units)を添加し、37℃にて15分間反応後、450nmの吸光度を測定した。試料無添加時の吸光度を(A)、試料添加時の吸光度を(B)とした時、スーパーオキサイドアニオン消去率は式(2)に定義される。
式(2) 消去率(%)={1−(B)/(A)}×100
評価結果を表5に示す。
Figure 2010070501
表5から明らかなように、マキ科マキ属植物の抽出物には、有意なSOD様活性作用が認められた。このことから、マキ科マキ属植物には、SOD様活性作用が認められ、優れた抗酸化作用を有することが明らかとなった。
マキ科マキ属の抽出物の中性脂肪蓄積抑制効果について示す。試料として、抽出物3(イヌマキ(実)50容量%エタノール抽出物)を用いて評価を行った。
<中性脂肪蓄積抑制作用>
皮下脂肪由来正常ヒト前駆脂肪細胞Cryo HPRAD−SQを1ウェル当り5.0×10個となるように96ウェルマイクロプレートに播種した。播種培地にはPGM培地(10%FBS,2mML−glutamine,100units/mL Penicilline,100μg/mL Streptomycine含有)を用いた。48時間培養後、任意の濃度に調整した試料を添加したPGM分化用培地(10μg/mLインシュリン,1μM Dexamethasone,200μM Indomethacin,500μM Isobutylmethylxanthine含有)に交換し、脂肪細胞への分化誘導を行った。分化誘導開始後、コントロール群が成熟して細胞内に多数の脂肪滴が蓄積されるまで、10〜14日間培養した。細胞を回収後、10%中性緩衝ホルムアルデヒド溶液を用いて細胞を固定した。PBS(−)にて洗浄後、0.5質量/体積%オイルレッドO溶液を添加し、37℃で2時間培養した。PBS(−)にて洗浄後、メタノールを添加し、色素を抽出し、550nmの吸光度を測定した。同時に、濁度として650nmの吸光度を測定し、両測定値の差を用いて中性脂肪蓄積抑制作用を評価した。評価結果を試料無添加のコントロールにおける中性脂肪蓄積量を100とした時の相対値にて表6に示す。
Figure 2010070501
表6から明らかなように、マキ科マキ属植物の抽出物には、有意なヒト前駆脂肪細胞中性脂肪蓄積抑制作用が認められた。このことから、マキ科マキ属植物には、優れた中性脂肪蓄積抑制作用を有することが明らかとなった。
マキ科マキ属の抽出物の美白効果について示す。試料として、抽出物1(イヌマキ(葉)熱水抽出物)を用いて評価を行った。
<メラニン産生抑制作用(美白作用)>
評価は以下の手順により行った。
B16マウスメラノーマ細胞(B16F0細胞)を1ディッシュ当り18000個となるように90mmディッシュに播種した。播種培地には5質量%のウシ胎児血清(FBS)を添加したダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)を用いた。24時間後、各濃度に調整した試料を添加した5%質量FBS添加DMEM培地に交換し、さらに5日間培養した。培養終了後、トリプシン処理にて細胞をはがし、1.5mLマイクロチューブに移して遠心操作して細胞沈殿物を得た。得られた沈殿物は下記判定表を基にその黒化状況を肉眼判定した。評価ではネガティブコントロールに5%質量FBS添加DMEM培地、ポジティブコントロールに50mM乳酸ナトリウムを含有する5%質量FBS添加DMEM培地を用いた。これらの肉眼判定結果は判定5及び判定1とし、試料判定の指標とした。肉眼判定は表7に示す通り、5段階評価した。また同時に、沈殿物に組織溶解剤(商品名Solvable)を添加して煮沸し、室温に戻して分光光度計(HITACHI製分光光度計U−3010)により500nmの吸光度を測定し、総メラニン量を求めた。評価結果を表8に示す。
Figure 2010070501
Figure 2010070501
表8から明らかなように、マキ科マキ属植物の抽出物には、色素細胞内のメラニン産生を著しく抑制することが認められた。このことから、マキ科マキ属植物の抽出物には優れたメラニン産生抑制作用が認められ、高い美白作用を有することが明らかとなった。
マキ科マキ属の抽出物の抗炎症効果について示す。試料として、抽出物2(イヌマキ(葉)50容量%エタノール抽出物)を用いて評価を行った。
<ヒアルロニダーゼ阻害作用(抗炎症作用)>
評価は以下の手順により行った。
ヒアルロン酸カリウム塩(ヒト臍の緒由来)を0.9mg/mLになるよう0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)に溶解し、基質溶液とした。ヒアルロニダーゼ(ウシ精巣由来)を5,300unit/mLとなるよう0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)に溶解し、酵素溶液とした。緩衝液にて各濃度に調製した試料0.1mL及び酵素溶液0.03mLを試験管にとり、37℃で20分間反応させた。次に活性化剤を0.06mL加え、37℃で20分間反応させた。さらに基質溶液を0.15mL加え、37℃で1時間反応させた。0.4N NaOH 0.06mLを加え、反応停止後すぐに氷冷し、ホウ酸緩衝液(pH9.1)を0.06mL添加し、3分間煮沸後さらに氷冷した。p−DABA溶液を2.0mL添加し、37℃で20分間反応させた後、反応溶液を96ウェルマイクロプレートに移し、585nmにおける吸光度を測定した。コントロールには、試料無添加の緩衝溶液を用いた。ヒアルロニダーゼの活性が阻害されると分解産物であるN−Acetylglucosamin(GlcNAc)が減少し、p−DABAによる吸光度が低くなる。ヒアルロニダーゼ阻害作用は式(3)に定義される。
式(3)
阻害率(%)=(コントロール吸光度−試料吸光度)/コントロール吸光度×100
評価結果を表9に示す。
Figure 2010070501
表9から明らかなように、マキ科マキ属植物の抽出物には、ヒアルロニダーゼ阻害作用を有することが認められた。このことから、マキ科マキ属植物の抽出物にはヒアルロニダーゼ阻害作用が認められ、優れた抗炎症作用を有することが明らかとなった。
本発明を実施した処方例を示す。
[処方例1]乳液
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 53.85
(11)アルギニン(1質量%水溶液) 20.0
(12)抽出物1(イヌマキ(葉)熱水抽出物) 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、冷却を開始し、(11)と(12)を順次加え、均一に混合する。
[処方例2]化粧水
(1)エタノール 15.0(質量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 78.38
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)抽出物2(イヌマキ(葉)50容量%エタノール抽出物) 5.0
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。溶解後、(4)〜(8)を順次添加した後、十分に攪拌し、(9)を加え、均一に混合する。
[処方例3]クリーム
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20質量%水溶液) 15.0
(10)精製水 40.7
(11)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 15.0
(12)抽出物3(イヌマキ(実)50容量%エタノール抽出物) 1.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、(11)を加え、冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[処方例4]美容液
(1)精製水 27.45(質量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1質量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N-ラウロイル-L-グルタミン酸
ジ(フィトステリル−2−オクチルドデシル) 2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)ミツロウ 1.0
(13)ホホバ油 1.0
(14)1、3−ブチレングリコール 10.0
(15)L−アルギニン(10質量%水溶液) 2.0
(16)抽出物1(イヌマキ(葉)熱水抽出物) 5.0
製法:(1)〜(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(14)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、50℃にて(15)を加える。さらに40℃まで冷却し、(16)を加え、均一に混合する。
[処方例5]水性ジェル
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(質量%)
(2)精製水 86.7
(3)水酸化ナトリウム(10質量%水溶液) 0.5
(4)エタノール 10.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)香料 0.1
(7)抽出物2(イヌマキ(葉)50容量%エタノール抽出物) 2.0
(8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.1
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後、(4)に予め溶解した(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)〜(8)を加え、均一に攪拌混合する。
[処方例6]クレンジング料
(1)スクワラン 50.5(質量%)
(2)2−エチルヘキサンサンセチル 30.5
(3)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 15.0
(4)精製水 3.0
(5)抽出物1(イヌマキ(葉)熱水抽出物) 1.0
製法:(1)と(2)を均一に溶解する。これに、(3)と(4)を順次加え、均一に混合する。
[処方例7]洗顔フォーム
(1)ステアリン酸 16.0(質量%)
(2)ミリスチン酸 16.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)グリセリン 20.0
(5)水酸化ナトリウム 7.5
(6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
(7)精製水 36.5
(8)抽出物2(イヌマキ(葉)50容量%エタノール抽出物) 1.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(5)〜(7)の水相成分を80℃にて加熱溶解し、油相成分と均一に混合撹拌する。冷却を開始し、40℃にて(8)を加え、均一に混合する。
[処方例8]メイクアップベースクリーム
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)セタノール 2.0
(3)グリセリントリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.5
(4)親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(5)プロピレングリコール 11.0
(6)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(7)精製水 69.4
(8)酸化チタン 1.0
(9)ベンガラ 0.1
(10)黄酸化鉄 0.4
(11)香料 0.1
(12)抽出物3(イヌマキ(実)50容量%エタノール抽出物) 1.2
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(8)〜(10)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水相成分に前記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
[処方例9]乳液状ファンデーション
(1)メチルポリシロキサン 2.0(質量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 0.7
(7)1、3−ブチレングリコール 8.0
(8)キサンタンガム 0.1
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 57.4
(11)酸化チタン 9.0
(12)タルク 7.4
(13)ベンガラ 0.5
(14)黄酸化鉄 1.1
(15)黒酸化鉄 0.1
(16)香料 0.1
(17)抽出物1(イヌマキ(葉)熱水抽出物) 1.2
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(11)〜(15)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散する。油相成分を加え、乳化を行う。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(16)と(17)の成分を順次加え、均一に混合する。
[処方例10]油中水型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 30.0(質量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンオレイン酸エステル 5.0
(5)塩化ナトリウム 1.3
(6)塩化カリウム 0.1
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)1、3−ブチレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)抽出物2(イヌマキ(葉)50容量%エタノール抽出物) 1.0
(11)精製水 47.4
(12)香料 0.1
製法:(5)と(6)を(11)の一部に溶解して50℃とし、50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に加える。これを混合した後、70℃にて加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに(7)〜(10)を(11)の残部に70℃にて加熱溶解したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。乳化終了後に冷却を開始し、40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[処方例11]パック
(1)精製水 58.9(質量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.0
(3)エタノール 17.0
(4)グリセリン 5.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1000) 2.0
(6)抽出物3(イヌマキ(実)50容量%エタノール抽出物) 5.0
(7)香料 0.1
製法:(2)と(3)を混合し、80℃に加温した後、80℃に加温した(1)に溶解する。均一に溶解した後、(4)と(5)を加え、攪拌しながら冷却を開始する。40℃まで冷却し、(6)と(7)を加え、均一に混合する。
[処方例12]入浴剤
(1)香料 0.3(質量%)
(2)抽出物3(イヌマキ(実)50容量%エタノール抽出物) 1.0
(3)炭酸水素ナトリウム 50.0
(4)硫酸ナトリウム 48.7
製法:(1)〜(4)を均一に混合する。
[処方例15]内服液
(1)抽出物2(イヌマキ(葉)50容量%エタノール抽出物) 8.0(質量%)
(2)エリスリトール 1.0
(3)クエン酸 0.1
(4)ステビア 0.01
(5)精製水 90.89
製法:(1)〜(5)を均一に混合する。
[処方例16]顆粒剤
(1)抽出物1(イヌマキ(葉)熱水抽出物) 0.2(質量部)
(2)乳糖 0.65
(3)トウモロコシデンプン 0.15
製法:(1)〜(3)をし過して混合し、造粒機にて造粒し、乾燥、整粒して全量が1500mgの顆粒剤を得た。

Claims (8)

  1. マキ科マキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する保湿剤。
  2. マキ科マキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する抗老化剤。
  3. マキ科マキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する抗酸化剤。
  4. マキ科マキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する中性脂肪蓄積抑制剤。
  5. マキ科マキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する美白剤。
  6. マキ科マキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する抗炎症剤。
  7. マキ科マキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する皮膚外用剤。
  8. マキ科マキ属植物より選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を含有する経口用剤。
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