JP2010069762A - パターン形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナノインプリントを用いた被処理基板へのパターン形成時に、被処理基板に存在する凹凸や異物によってテンプレートが破損することを防止するパターン形成方法を提供すること。
【解決手段】基板上に下地膜を形成する工程と、下地膜の表面に凹凸/異物が存在するか否かを検査する工程と、検査の結果を用いて、パターンを形成するショット領域に、凹凸/異物が存在するかを判定する工程と、ショット領域に凹凸/異物が存在しない場合には、第1のテンプレートをショット領域上の下地膜にレジスト剤を介して接近させてレジスト剤を固化させてマスクパターンを形成し、ショット領域に凹凸/異物が存在する場合には、第1のテンプレートとは異なる第2のテンプレートをショット領域上の下地膜にレジスト剤を介して接近させた状態でレジスト剤を固化する工程と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ナノインプリントリソグラフィにおけるパターン形成方法に関するものである。
近年、半導体装置の微細化の進行に伴って、半導体装置の製造プロセスに用いられているフォトリソグラフィ工程での課題が顕著になりつつある。つまり、現時点における最先端の半導体装置の設計ルールは、ハーフピッチ(hp)で数十nm程度にまで微細化してきており、従来の光を用いた縮小パターン転写によるリソグラフィでは解像力が不足し、パターン形成が困難な状況になっている。そこで、近年では、このようなリソグラフィに代わって、ナノインプリント技術が提案されている。
このナノインプリント技術は、転写すべきパターンがあらかじめ形成された原版の型(テンプレート)を、処理対象である基板上に塗布された有機材料に接触させ、光または熱を加えながら有機材料を硬化させることによって、有機材料層にパターンを転写する方法である(たとえば、特許文献1,2参照)。このように、ナノインプリント技術では、従来の光を用いたリソグラフィで問題となっていた焦点深度や収差、露光量などの変動要因が少なく、高精度のインプリントマスクが完成すれば非常に簡便にかつ精度良くパターン転写を行うことができる。つまり、ナノインプリント技術は、非常に微細な構造を形成することが可能であり、かつ、低コストのパターニング方法である。
しかし、ナノインプリント技術は、上述したように、テンプレートを被処理基板と接触させ、またはそれらの間隔を近づけてパターン転写を行っているので、被処理基板表面のもつ凹凸や被処理基板上にパーティクルなどの異物などが存在すると、その凹凸や異物によって、テンプレートが欠けたり、テンプレートにクラックが生じて破損してしまったりするという問題点があった。そして、この破損したテンプレートを用いると、以後に形成されるパターンには、共通欠陥が生じてしまう。
また、ウェハ表面に付着したゴミを除去するために、加工装置に洗浄装置を備えた技術も知られている(たとえば、特許文献3参照。)。しかし、洗浄プロセスの増加により迅速なパターン転写を実施できない虞がある。
特開2001−68411号公報 特開2000−194142号公報 特開2007−299994号公報
本発明は、ナノインプリントを用いた被処理基板へのパターン形成時に、被処理基板に存在する凹凸や異物によってテンプレートが破損することを防止するパターン形成方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、第1のテンプレートに形成された凹凸状のパターンを、基板に形成された下地膜と前記第1のテンプレートとの間に配置されたレジスト剤に転写してマスクパターンを形成するパターン形成方法において、 前記基板にパターンを形成する対象である下地膜を形成する下地膜形成工程と、前記下地膜の表面に、凹凸/異物が存在するか否かを検査する表面検査工程と、前記表面検査工程の結果を用いて、前記第1のテンプレートでパターンを形成するショット領域に、凹凸/異物が存在するかを判定する判定工程と、前記ショット領域に凹凸/異物が存在しない場合には、前記第1のテンプレートを前記ショット領域上の前記下地膜に前記レジスト剤を介して所定の距離に接近させた状態で前記レジスト剤を固化して、前記第1のテンプレートに形成された凹凸状のパターンを有するマスクパターンを形成し、前記ショット領域に凹凸/異物が存在する場合には、前記第1のテンプレートとは異なる第2のテンプレートを前記ショット領域上の前記下地膜に前記レジスト剤を介して所定の距離に接近させた状態で前記レジスト剤を固化するレジスト固化工程と、を含むことを特徴とするパターン形成方法が提供される。
また、本発明の一態様によれば、第1のテンプレートに形成された凹凸状のパターンを、基板に形成された下地膜上に塗布されたレジスト剤に転写してマスクパターンを形成するパターン形成方法において、前記基板にパターンを形成する対象である下地膜を形成する下地膜形成工程と、前記下地膜の表面に、凹凸/異物が存在するか否かを検査する表面検査工程と、前記下地膜が形成された前記基板上の全面にレジスト剤を塗布するレジスト剤塗布工程と、前記レジスト剤が塗布された領域よりも小さい、前記第1のテンプレートでパターンを形成するショット領域に、凹凸/異物が存在するかを、前記表面検査工程の結果を用いて判定する判定工程と、前記ショット領域に凹凸/異物が存在しない場合には、前記第1のテンプレートを前記ショット領域上の前記下地膜に前記レジスト剤を介して所定の距離に接近させた状態で前記レジスト剤を固化して、前記第1のテンプレートに形成された凹凸状のパターンを有するマスクパターンを形成し、前記ショット領域に凹凸/異物が存在する場合には、前記第1のテンプレートとは異なる第2のテンプレートを前記ショット領域上の前記下地膜に前記レジスト剤を介して所定の距離に接近させた状態で前記レジスト剤を固化するレジスト固化工程と、を含むことを特徴とするパターン形成方法が提供される。
本発明によれば、ナノインプリントを用いた被処理基板へのパターン形成時に、被処理基板に存在する凹凸や異物によってテンプレートが破損することを防止するパターン形成方法を提供することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態にかかるパターン形成方法を詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の実施の形態で用いられるインプリントマスクの断面図は模式的なものであり、実際の比率を現すものではない。
(第1の実施の形態)
この第1の実施の形態では、下地膜をウェハ上に形成した後、凹凸/異物検査を行い、ショット領域に凹凸/異物が存在しない場合には、第1のテンプレートでインプリント処理を行い、ショット領域に凹凸/異物が存在する場合には、傷ついてもよいダミーの第2のテンプレートでインプリント処理を行うようにしている。なお、上記の凹凸/異物は、第1のテンプレートを破損させる虞のある凹凸/異物であり、転写したパターンに欠陥が生じるような凹凸/異物であってもよい。以下では、凹凸/異物が第1のテンプレートを破損させる虞のある凹凸/異物である場合を例に挙げて詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態によるパターン形成方法の一例を示すフローチャートであり、図2−1〜図2−2は、第1の実施の形態によるパターン形成方法の工程の処理手順の一例を示す断面図である。まず、シリコン基板などのウェハ10上に、エッチングの処理対象となる被処理膜11と、ハードマスクとなるシリコン酸化膜などのマスク膜12と、を含む下地膜13を形成する(ステップS11、図2−1(a))。具体的には、ウェハ10上に、電界効果型トランジスタ、抵抗、容量素子などの素子や配線を形成するための基となる膜を形成し、その上にマスク膜12としてSOG(Spin On Glass)膜を形成する。
ついで、下地膜13を形成したウェハ10の表面の全体について、ウェハ10表面の持つ起伏に起因する凹凸やパーティクルなどの異物が存在するかの凹凸/異物検査を行う(ステップS12)。凹凸/異物検査は、ウェハ10の表面に存在する凹凸/異物41の基板面に平行な方向の寸法である2次元サイズ、凹凸/異物41の基板面に垂直な方向の寸法である高さ、および凹凸/異物41の組成のうち少なくとも1つを、凹凸/異物41のウェハ10上の位置とともに求める処理を行う。これらのうち、すべてを求めることが望ましいが、処理にかかる時間や検査にかけるコストなどを考慮して、いずれを検査対象とするかを選択することができる。ここでは、凹凸/異物41の2次元サイズ、高さおよび組成を求める場合について説明する。そして、求められた凹凸/異物41の位置と、2次元サイズ、高さおよび組成は凹凸/異物情報として、以後の工程で使用される。
図3は、凹凸/異物検査装置の構成を模式的に示すブロック図である。この凹凸/異物検査装置100は、ウェハ表面検査部101と、凹凸/異物検出部102と、2次元サイズ計測部103と、高さ計測部104と、組成分析部105と、凹凸/異物情報格納部106と、これらの各処理部を制御する制御部107と、を備える。
ウェハ表面検査部101は、たとえば紫外線領域の波長の光をウェハ10表面に走査しながら照射し、その反射光または散乱光を受光して、ウェハ10表面の状態を示すウェハ表面状態情報を得るものである。
凹凸/異物検出部102は、ウェハ表面検査部101によって得られたウェハ表面状態情報から、凹凸/異物をそのウェハ10上の位置とともに検出する機能を有する。たとえば、ウェハ表面状態情報が画像データとして得られる場合には、周囲と異なるコントラストの領域を凹凸/異物として検出することができる。ここで得られた凹凸/異物のウェハ10上の位置は、凹凸/異物情報格納部106に格納される。
2次元サイズ計測部103は、凹凸/異物検出部102によって検出された凹凸/異物について、その2次元サイズを計測する。2次元サイズとして、凹凸/異物の長軸方向の寸法と短軸方向の寸法を上げることができるが、長軸方向の寸法のみを計測してもよい。ここで得られた2次元サイズは、凹凸/異物情報格納部106の対応する凹凸/異物の位置に対応付けされて格納される。
以上のウェハ表面検査部101と凹凸/異物検出部102と2次元サイズ計測部103の機能は、市販の光学式検査装置(たとえば、KLA−Tencor社製の2815(商品名)やSurfscan SP2(商品名))などで実現することができる。
高さ計測部104は、凹凸/異物検出部102で検出された凹凸/異物について、その高さを計測する。計測された高さは、凹凸/異物情報格納部106の対応する凹凸/異物の位置に対応付けされて格納される。この高さ計測部104は、市販のレーザ干渉計(たとえば、zygo社製など)で実現することができる。
組成分析部105は、凹凸/異物検出部102で検出された凹凸/異物について、その組成を分析する。たとえば、波長分散型やエネルギ分散型の蛍光X線分析装置などのウェハ10表面についてスポット状の領域の組成分析を行うことが可能な装置によって構成することができる。この組成分析は、凹凸/異物に含まれる元素を調べるもので十分であるが、凹凸/異物の定量を行うものであってもよい。ここで得られた組成は、凹凸/異物情報格納部106の対応する凹凸/異物位置に対応付けして格納される。
凹凸/異物情報格納部106は、ウェハ10上に検出された凹凸/異物のウェハ10上の位置、2次元サイズ、高さおよび組成を含む凹凸/異物情報を格納する。なお、ここでは、凹凸/異物の2次元サイズ、高さおよび組成を求めているので、これらのすべての情報が凹凸/異物情報に含まれるが、凹凸/異物の2次元サイズ、高さおよび組成のいずれかしか求めない場合には、その情報とウェハ10上の位置のみが凹凸/異物情報に含まれることになる。
このような凹凸/異物検査装置100で、ウェハ10(下地膜13)の表面をウェハ表面検査部101で検査し、ウェハ表面情報を取得し、凹凸/異物検出部102で、ウェハ表面情報から凹凸/異物が存在する位置情報を抽出し、凹凸/異物情報格納部106に格納する。その後、凹凸/異物の位置情報から、その凹凸/異物の2次元サイズ(たとえば、長径)を2次元サイズ計測部103で計測し、高さを高さ計測部104で計測し、組成(たとえば、構成元素)を組成分析部105で分析し、それぞれの結果を対応する位置情報に関連付けして凹凸/異物情報格納部106に格納する。以上のようにして、下地膜13上の凹凸/異物情報が得られる。
なお、この凹凸/異物検査装置100の構成は一例であり、凹凸/異物の2次元サイズ、高さおよび組成をそれぞれ異なる別の装置で求めるようにしてもよい。
ついで、下地膜13上の処理対象である1つのショット領域を選択し(ステップS13)、選択したショット領域についてテンプレートを破損させる虞のある凹凸/異物が存在するか否かを、凹凸/異物情報に基づいて判定する(ステップS14)。具体的には、選択したショット領域の座標範囲に含まれる凹凸/異物情報を抽出し、その凹凸/異物の2次元サイズ、高さおよび材質が、テンプレートをウェハ10表面のインプリント材に接触させてパターンを形成した際にテンプレートを破損させる虞がないとされる予め設定されたインプリント実行可能基準値を満たすか否かを判定する。
ここで、判定方法の一例について説明する。なお、ここでは、インプリント実行可能基準値には、2次元サイズに関する基準値と、高さに関する基準値と、材質(組成)に関する基準と、が含まれており、これらを総合してインプリントが実行可能か否かを判定するものとする。たとえば、インプリント実行可能な2次元サイズに関する基準値としては、15μm以内であり、高さに関する基準値としては、10μm以内であり、材質に関する基準としては、テンプレートがSiO2でできている場合には、SiO,SiNが含まれないか、などを例示することができる。
図4は、ウェハ上に存在する凹凸/異物の様子を模式的に示す図である。図4(a)に示されるように、ウェハ10上に異物41A(位置P1),41B(位置P2),41C(位置P3)が検出されたものとする。また、(b)は、ウェハ10上の各位置P1〜P3の異物41A〜41Cの2次元サイズ、高さおよび材質について、上記インプリント実行可能基準値のそれぞれの基準値を満たしているか否かと、インプリント実行判定結果を示している。具体的には、ウェハ10上の各位置P1〜P3の異物41A〜41Cの2次元サイズ、高さおよび材質について、上記インプリント実行可能基準値のそれぞれの基準値を満たしている場合には、「○」が記入されており、それぞれの基準値を満たしていない場合には、「×」が記入されている。たとえば、位置P1の異物41Aの2次元サイズと高さは、上記2次元サイズと高さに関するそれぞれの基準値を満たしていないが、材質は、上記材質に関する基準を満たしている。また、位置P2の異物41Bの2次元サイズは、上記2次元サイズに関する基準値を満たしているが、高さと材質は、上記高さに関する基準値と材質に関する基準をそれぞれ満たしていない。さらに、位置P3の異物41Cの2次元サイズと高さは、上記2次元サイズと高さに関する基準値をそれぞれ満たしているが、材質は、上記材質に関する基準を満たしていない。
ここでは、インプリントが実行可能か否かの判定をするにあたり、最初に材質で判定を行い、材質が基準を満たすもの、すなわち材質がテンプレートよりも柔らかいものであれば、他の条件(すなわち2次元サイズと高さ)は何であってもインプリントが実行可能であると判定するものとする。また、材質が基準を満たさない場合、すなわち材質がテンプレートよりも硬いものである場合には、2次元サイズと高さを用いてさらにインプリントが実行可能か否かを判定する。
たとえば、位置P1の異物41Aの場合には、材質が基準を満たすものであるので、2次元サイズと高さが基準値を超えるものでも、インプリント可能と判定される。また、位置P2の異物41Bの場合には、材質が基準を満たさないので、さらに高さとサイズで判定されるが、高さが基準値を満たさないので、インプリントを実行するとテンプレートを破損する虞が高いので、インプリント不可能と判定される。さらに、位置P3の異物41Cの場合には、材質が基準を満たさないが、高さとサイズは両方とも基準値を満たしているので、インプリントを実行してもテンプレートを破損する虞が低いので、インプリント可能と判定される。
なお、インプリント実行可能基準値としては、(1)凹凸/異物の存在下でインプリント処理を行って、テンプレートに異常が発生したか、(2)このパターン形成方法で形成したパターンに異常が発生したか、という基準を用いて決めることができる。ここで、(1)におけるテンプレートの異常とは、パターン寸法・位置が許容範囲からずれてしまっていることなどをいい、(2)におけるパターンの異常とは、パターン形成方法で形成したパターンが設計どおりに形成されなかったことなどをいう。たとえば、上記(1)の場合を基準にしてインプリント実行可能基準値を設定した場合には、2次元サイズおよび高さに関するそれぞれの基準値はミクロンオーダの大きい値となるが、上記(2)の場合を基準にしてインプリント実行可能基準値を設定した場合には、上記(1)の場合の基準値に比して小さい(一般的にサブミクロンオーダ以下の)値となる。
以上のようにして、凹凸/異物判定を行った結果、選択したショット領域にインプリント不可能な凹凸/異物41は存在しないと判定された場合(ステップS14でNoの場合)には、選択したショット領域R1にレジスト剤21を塗布し(ステップS15、図2−1(b))、レジスト剤21を塗布したショット領域R1上に第1のテンプレート31を配置し、第1のテンプレート31とウェハ10表面のレジスト剤21とを接触させた状態で、レジスト剤21を固化してインプリント処理を行う(ステップS16、図2−1(c)〜(d))。これによって、レジストパターン(マスクパターン)22が形成される。
具体的には、レジスト剤21を塗布したショット領域R1上に、凹凸パターンが形成された面を対向させて第1のテンプレート31を配置し、第1のテンプレート31の位置合わせを行って、第1のテンプレート31とウェハ10表面のレジスト剤21とを接触させる(図2−1(c))。レジスト剤21が第1のテンプレート31の凹凸パターン間に充填されるように所定の充填待ち時間の間、第1のテンプレート31とウェハ10との位置関係を固定した後、ショット領域R1に、紫外線などの光線を照射したり、または熱を与えたりして、レジスト剤21を固化させる。そして、第1のテンプレート31をウェハ10から外すことによって、下地膜13上にレジストパターン22が形成される(図2(d))。
一方、選択したショット領域R2にインプリント不可能な凹凸/異物41が存在すると判定された場合(ステップS14でYesの場合)には、選択したショット領域R2にレジスト剤21を塗布し(ステップS17、図2−2(a))、レジスト剤21を塗布したショット領域R2上にダミーのテンプレートである第2のテンプレート32を配置し、第2のテンプレート32をウェハ10表面のレジスト剤21に接触させた状態で、レジスト剤21を固化する(ステップS18(図2−2(b)〜(c))。
このステップS17〜S18でインプリント不可能な凹凸/異物41が存在するショット領域R2でレジスト剤21を固化するのは、ウェハ10全体にパターンを形成した後に、SOG膜のエッチングを行う場合に、ウェハ10全体の高さを合わせるためである。そのため、第1のテンプレート31で形成されたレジストパターン22と同じ高さとなるようにレジスト剤21の量が調整される。
また、このステップS18で用いる第2のテンプレート32は、ステップS16で用いる第1のテンプレート31とは異なり、テンプレートよりも硬い凹凸/異物によって破損してもよいテンプレート、またはテンプレートよりも硬い凹凸/異物によって破損しない、ゴムや樹脂などの弾性を有する材質によって形成されるテンプレートを用いることができる。たとえば、過去に使用して破損したテンプレートや、作製したがテンプレートとしての使用基準を満たさなかったテンプレート、またはゴム製または樹脂製の専用のテンプレートなどを用いることができる。また、この第2のテンプレート32には、パターンを形成するための凹凸が形成されていてもよいし、凹凸が形成されていなくてもよい。ただし、すべてのウェハ10上の領域で均一なエッチングを実現するためには、パターンを形成するための凹凸が形成された第2のテンプレート32、特に周囲のショット領域と同じ形状のパターンを形成するための凹凸が形成された第2のテンプレート32、または周囲のショット領域と同等の被覆率となるように凹凸が形成された第2のテンプレート32を用いることが望ましい。さらに、ステップS18で、ダミーの第2のテンプレート32を用いずに、塗布されたレジスト剤21をそのままの状態で(テンプレートで押し付けない状態で)固化させてもよい。
その後またはステップS16の後、ウェハ10上のすべてのショット領域についてインプリント処理を行ったか判定し(ステップS19)、すべてのショット領域についてインプリント処理を行っていない場合(ステップS19でNoの場合)には、ステップS13へと戻って、すべてのショット領域についてインプリント処理が終了するまで、上記した処理を繰り返し実行する。また、すべてのショット領域についてインプリント処理が終了した場合(ステップS19でYesの場合)には、パターン形成方法が終了する。
なお、この後は、通常の半導体装置の製造方法と同様の工程が行われる。つまり、形成したレジストパターン22を用いてSOG膜などのマスク膜12をエッチングしてハードマスクを形成し、このハードマスクを用いて被処理膜11を所定の形状にパターニングすることによって、半導体装置が製造される。
図5は、インプリント処理の他の例を示す図である。上述した説明では、ウェハ10上にレジスト剤21を塗布した後、テンプレート31,32を接触させるようにしているが、図5に示されるように、テンプレート31,32の凹凸パターンが形成された面上に、レジスト剤21を塗布し、このテンプレート31,32をウェハ10の下地膜13形成面に対向させて接触させてパターンを形成するようにしてもよい。
さらに、ステップS12の凹凸/異物判定において、凹凸/異物情報が多数蓄積され、凹凸/異物情報にある傾向がある場合、たとえば凹凸/異物の2次元サイズと、高さまたは組成との間に相関関係があるような場合には、凹凸/異物の2次元サイズからその凹凸/異物の高さと組成に関して、ある程度の確率で予測することが可能となる。そこで、このような場合には、すべての凹凸/異物について高さの測定と組成の分析を行わずに、2次元サイズのみから凹凸/異物の高さと組成を予測するようにしてもよい。このようにすることで、凹凸/異物検査工程の時間を省略することが可能となる。
なお、上述した説明では、凹凸/異物の検査を行う装置と、インプリントを行う装置とが、別々の装置で構成される場合を説明したが、これらを一つの装置で実行することも可能である。ここでは、凹凸/異物の2次元サイズを求めることができる凹凸/異物検査処理とインプリント処理とを同じ容器内で実行することができるインプリント装置について説明する。
図6は、第1の実施の形態によるインプリント装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。このインプリント装置200は、チャンバ201内に、下地膜13を有するウェハ10を保持する基板保持部210と、ウェハ10(下地膜13)上の凹凸/異物の検査処理を行うウェハ表面検査処理部220と、ウェハ10(下地膜13)上のショット領域にインプリントを行うインプリント処理部230と、を備える。
基板保持部210は、ウェハ10を載置する可動式のウェハステージ211と、ウェハステージ211上にウェハ10を保持固定するウェハチャック212と、を備える。
ウェハ表面検査処理部220は、ウェハステージ211上に保持されたウェハ10の表面に検査プローブとなる放射線(紫外線やX線、電子線など)を照射する光照射部221と、ウェハ10表面で反射された放射線や、ウェハ10表面から放出される放射線を検出する検出部222と、検出部222で検出された信号を増幅する増幅器223と、を備える。なお、ここには図示されていないが、増幅器223には、凹凸/異物の検出やサイズの測定、組成の分析を行うための処理部がさらに接続されている。
インプリント処理部230は、テンプレート30を保持し、水平面内および鉛直方向に移動可能なテンプレート保持部231と、レジスト剤21をウェハ10上に塗布するレジスト剤塗布部232と、レジスト剤21に紫外線を照射して固化させるレジスト固化部233と、を備える。なお、熱によって硬化する材料によってレジスト剤21が構成される場合には、レジスト固化部233は、レジスト剤21を加熱することが可能な構成となる。この場合には、たとえばウェハステージ211にレジスト固化部233として基板ヒータなどが設けられる。
また、この図には示されていないが、第1のテンプレート31と第2のテンプレート32とを交換可能な構成を有している。つまり、ウェハ10のショット領域上に、第1のテンプレート31を破損する虞がある凹凸/異物が存在しない場合には、テンプレート保持部231に第1のテンプレート31を装着してインプリント処理を行い、ショット領域上に、第1のテンプレート31を破損する虞がある凹凸/異物が存在する場合には、テンプレート保持部231に第2のテンプレート32を装着してインプリント処理を行う。
このような構成を有する装置によっても、上記した方法でインプリント処理を行うことが可能である。
この第1の実施の形態によれば、下地膜13をウェハ10上に形成後、下地膜13上に第1のテンプレート31を破損させる虞のある凹凸/異物41が存在するか否かを判定し、第1のテンプレート31を破損させる虞のある凹凸/異物41が存在する部分には、レジスト剤21を塗布した後破損してもよいダミーの第2のテンプレート32を押し付けてレジスト剤21を固化させるようにした。その結果、パターン形成用の第1のテンプレート31が、凹凸/異物41の存在の影響で破損することを防ぎ、テンプレートの寿命を延ばすことができるという効果を有する。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、レジスト剤をショット領域ごとに塗布する場合を説明したが、この第2の実施の形態では、レジスト剤をウェハ上の全面に塗布する場合について説明する。
図7は、第2の実施の形態によるパターン形成方法の一例を示すフローチャートである。まず、第1の実施の形態のステップS11〜S12と同様に、下地膜を形成したウェハ10の表面の全体について凹凸/異物検査を行う(ステップS31〜S32)。
ついで、ウェハの下地膜上の全面にレジスト剤を塗布し(ステップS33)、下地膜上の処理対象であるショット領域を選択する(ステップS34)。その後、選択したショット領域について、第1の実施の形態で説明したのと同様の方法で、第1のテンプレートを破損させる虞のある凹凸/異物が存在するか否かを、凹凸/異物情報に基づいて判定する(ステップS35)。
凹凸/異物判定を行った結果、選択したショット領域にインプリント不可能な凹凸/異物は存在しないと判定された場合(ステップS35でNoの場合)には、第1の実施の形態の図1のステップS16で説明したように、レジスト剤が塗布されたショット領域上に第1のテンプレートを配置し、第1のテンプレートをウェハ表面のレジスト剤に接触させた状態で、レジスト剤を固化してインプリント処理を行って、パターンを形成する(ステップS36)。なお、このレジスト剤の固化に当たって、選択したショット領域のレジスト剤のみを固化させる。そのため、レジスト剤として光硬化性樹脂を用い、レジスト剤の固化には選択したショット領域にのみ光を照射する方法が効果的である。
一方、選択したショット領域にインプリント不可能な凹凸/異物が存在すると判定された場合(ステップS35でYesの場合)には、第1の実施の形態の図1のステップS18で説明したように、レジスト剤が塗布されたショット領域上にダミーの第2のテンプレートを配置し、第2のテンプレートをウェハ表面のレジスト剤に接触させた状態で、レジスト剤を固化する(ステップS37)。この場合にも、レジスト剤の固化に当たっては、選択したショット領域のレジスト剤のみを固化させる。
第1の実施の形態と同様に、ステップS37でインプリント不可能な凹凸/異物が存在するショット領域でレジスト剤を固化するのは、ウェハ全体にパターンを形成した後に、マスク膜のエッチングを行う場合に、ウェハ全体の高さを合わせるためである。
また、このステップS37で用いるダミーの第2のテンプレートは、テンプレートよりも硬い凹凸/異物によって破損してもよいテンプレート、またはテンプレートよりも硬い凹凸/異物によって破損しない、ゴムや樹脂などの弾性を有する材質によって形成されるテンプレートを用いることができる。また、この第2のテンプレートには、パターンを形成するための凹凸が形成されていてもよいし、凹凸が形成されていなくてもよい。ただし、すべてのウェハ上の領域で均一なエッチングを実現するためには、パターンを形成するための凹凸が形成された第2のテンプレート、特に周囲のショット領域と同じ形状のパターンを形成するための凹凸が形成された第2のテンプレート、または周囲のショット領域と同等の被覆率となるように凹凸が形成された第2のテンプレートを用いることが望ましい。さらに、ステップS37で、ダミーの第2のテンプレートを用いずに、塗布されたレジスト剤をそのままの状態で(テンプレートで押し付けない状態で)固化させてもよい。
その後、ウェハ上のすべてのショット領域についてインプリント処理を行ったか判定し(ステップS38)、すべてのショット領域についてインプリント処理を行っていない場合(ステップS38でNoの場合)には、ステップS34へと戻って、すべてのショット領域についてインプリント処理が終了するまで、上記した処理を繰り返し実行する。また、すべてのショット領域についてインプリント処理が終了した場合(ステップS38でYesの場合)には、パターン形成方法が終了する。
なお、この後は、形成したパターンを用いてハードマスクをエッチングしてハードマスクを形成し、このハードマスクを用いて被処理膜を所定の形状にパターニングするが、通常の半導体装置の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
この第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
この第3の実施の形態では、1ショットごとにテンプレートに異常がないかを判定して、破損の虞のあるテンプレートを使用しないようにする場合について説明する。
図8は、第3の実施の形態によるパターン形成方法の一例を示すフローチャートである。上記した第1〜第2の実施の形態で、第1のテンプレートを用いてインプリントを行う際に(ステップS16,S36)、第1のテンプレートまたはウェハにかかる応力を測定する(ステップS101)。
ここで、インプリント処理においては、ウェハとテンプレートとを位置合わせした後、予め定められた移動量だけ移動させて、レジスト剤を固化させるようにしている。このとき、ショット領域上に凹凸/異物が存在しない場合には、テンプレートとウェハとを接近させてレジスト剤を固化させても、テンプレートやウェハには何の応力もかからない。しかし、テンプレートよりも硬い材質で、インプリント実行可能基準値よりも高いサイズを有する凹凸/異物などが存在する場合には、テンプレートを所定の移動量だけ移動させてウェハに近接させたときに、テンプレートにはウェハから離れる方向に、ウェハにはテンプレートから離れる方向に、応力を受ける。
そこで、第3の実施の形態では、このインプリント時にテンプレートまたはウェハに印加される応力を測定することによって、ショット領域上に、凹凸/異物が存在するか否かを判定している。このようにテンプレートまたはウェハにかかる応力を測定する方法としては、たとえばテンプレートを保持するホルダやウェハを保持するウェハチャックにかかる圧力をセンサで電気信号に変換して検知する方法、具体的には、テンプレートを保持するテンプレート保持部やウェハを保持するウェハチャックの所定の位置(たとえば、四隅)にピエゾ素子を設置し、それぞれのピエゾ素子にかかる応力を測定して応力を求める方法や、ホルダの移動量を測定する方法などを例示することができる。
その後、第1のテンプレートまたはウェハにかかる応力が、予め設定された第1のテンプレートを交換する必要があるテンプレート交換基準値を満たしているか否かを判定する(ステップS102)。第1のテンプレートまたはウェハにかかる応力がテンプレート交換基準値を満たす場合(ステップS102でYesの場合)には、現在使用している第1のテンプレートを新しい破損していない第1のテンプレートと交換する(ステップS103)。
その後、またはステップS102で第1のテンプレートまたはウェハにかかる応力がテンプレート交換基準値を満たしていない場合(ステップS102でNoの場合)には、現在使用している第1のテンプレートが破損している可能性は低いので、現在使用している第1のテンプレートをつぎのショット領域のインプリント処理にも使用するべく交換を行わず、上記した第1〜第2の実施の形態のインプリント処理以降の工程(ステップS19,S38)を実行する。
この第3の実施の形態によれば、インプリント処理ごとにウェハまたは第1のテンプレートにかかる応力を測定し、その応力が所定のテンプレート交換基準値を満たす場合には、第1のテンプレートを交換するようにした。これによって、破損した第1のテンプレートでつぎのショット領域以降でインプリント処理によって形成されるパターンに生じる欠陥の発生を抑えることができる。また、第1のテンプレートに生じた欠陥によって、インプリント処理後のパターンに共通欠陥が生成されてしまうことを防ぐことができるという効果も有する。
第1の実施の形態によるパターン形成方法の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態によるパターン形成方法の工程の処理手順の一例を示す断面図である(その1)。 第1の実施の形態によるパターン形成方法の工程の処理手順の一例を示す断面図である(その2)。 凹凸/異物検査装置の構成を模式的に示すブロック図である。 ウェハ上に存在する凹凸/異物の様子を模式的に示す図である。 インプリント処理の他の例を示す図である。 第1の実施の形態によるインプリント装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。 第2の実施の形態によるパターン形成方法の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態によるパターン形成方法の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…ウェハ、11…被処理膜、12…マスク膜、13…下地膜、21…レジスト剤、22…レジストパターン、30…テンプレート、31…第1のテンプレート、32…第2のテンプレート、41…凹凸/異物、41A〜41C…異物、200…インプリント装置、201…チャンバ、210…基板保持部、211…ウェハステージ、212…ウェハチャック、220…ウェハ表面検査処理部、221…光照射部、222…検出部、223…増幅器、230…インプリント処理部、231…テンプレート保持部、232…レジスト剤塗布部、233…レジスト固化部。

Claims (5)

  1. 第1のテンプレートに形成された凹凸状のパターンを、基板に形成された下地膜と前記第1のテンプレートとの間に配置されたレジスト剤に転写してマスクパターンを形成するパターン形成方法において、
    前記基板にパターンを形成する対象である下地膜を形成する下地膜形成工程と、
    前記下地膜の表面に、凹凸/異物が存在するか否かを検査する表面検査工程と、
    前記表面検査工程の結果を用いて、前記第1のテンプレートでパターンを形成するショット領域に、凹凸/異物が存在するかを判定する判定工程と、
    前記ショット領域に凹凸/異物が存在しない場合には、前記第1のテンプレートを前記ショット領域上の前記下地膜に前記レジスト剤を介して所定の距離に接近させた状態で前記レジスト剤を固化して、前記第1のテンプレートに形成された凹凸状のパターンを有するマスクパターンを形成し、前記ショット領域に凹凸/異物が存在する場合には、前記第1のテンプレートとは異なる第2のテンプレートを前記ショット領域上の前記下地膜に前記レジスト剤を介して所定の距離に接近させた状態で前記レジスト剤を固化するレジスト固化工程と、
    を含むことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 第1のテンプレートに形成された凹凸状のパターンを、基板に形成された下地膜上に塗布されたレジスト剤に転写してマスクパターンを形成するパターン形成方法において、
    前記基板にパターンを形成する対象である下地膜を形成する下地膜形成工程と、
    前記下地膜の表面に、凹凸/異物が存在するか否かを検査する表面検査工程と、
    前記下地膜が形成された前記基板上の全面にレジスト剤を塗布するレジスト剤塗布工程と、
    前記レジスト剤が塗布された領域よりも小さい、前記第1のテンプレートでパターンを形成するショット領域に、凹凸/異物が存在するかを、前記表面検査工程の結果を用いて判定する判定工程と、
    前記ショット領域に凹凸/異物が存在しない場合には、前記第1のテンプレートを前記ショット領域上の前記下地膜に前記レジスト剤を介して所定の距離に接近させた状態で前記レジスト剤を固化して、前記第1のテンプレートに形成された凹凸状のパターンを有するマスクパターンを形成し、前記ショット領域に凹凸/異物が存在する場合には、前記第1のテンプレートとは異なる第2のテンプレートを前記ショット領域上の前記下地膜に前記レジスト剤を介して所定の距離に接近させた状態で前記レジスト剤を固化するレジスト固化工程と、
    を含むことを特徴とするパターン形成方法。
  3. 前記レジスト固化工程では、凹凸/異物が存在する場合に、前記第1のテンプレートで形成されたショット領域での前記マスクパターンの高さと同じ高さとなるように、パターンが形成されていないまたは前記第1のテンプレートを用いて形成されたマスクパターンと同じ被覆率を有するパターンが形成された前記第2のテンプレートを用いて、前記レジスト剤を固化することを特徴とする請求項1または2に記載のパターン形成方法。
  4. 前記凹凸/異物は、インプリント時に前記第1のテンプレートを破損する虞のある凹凸/異物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のパターン形成方法。
  5. 前記レジスト固化工程の後に、
    前記第1のテンプレートと前記基板とを接近させた状態で、前記第1のテンプレートまたは前記基板が受ける応力を測定する工程と、
    前記応力が前記第1のテンプレートを破損する虞のある基準値を満たすかを判定する工程と、
    前記応力が前記基準値を満たす場合に、前記第1のテンプレートを新しい第1のテンプレートに交換する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のパターン形成方法。
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