JPH0766114A - 露光装置用のクリーニング装置 - Google Patents

露光装置用のクリーニング装置

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JPH0766114A
JPH0766114A JP5216570A JP21657093A JPH0766114A JP H0766114 A JPH0766114 A JP H0766114A JP 5216570 A JP5216570 A JP 5216570A JP 21657093 A JP21657093 A JP 21657093A JP H0766114 A JPH0766114 A JP H0766114A
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健爾 西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 露光装置に備えられ、ウエハを保持するウエ
ハホルダーの清掃を行うためのクリーニング装置におい
て、清掃の効率化を図る。 【構成】 ウエハホルダー3はZステージ11上に載置
され、Zステージ11はステージ12,13によりXY
平面内で移動できる。ウエハホルダー3上にウエハWを
載置した後、焦点検出系14,15を用いてウエハWの
表面の凹凸を調べ、例えば凹部の下には異物があると判
定し、異物があると判定されたウエハホルダー3上の領
域を重点的にクリーニング用工具26で清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば感光基板として
のウエハをウエハホルダーを介してウエハステージ上に
保持してそのウエハにレチクルのパターンを露光する露
光装置に備えられ、そのウエハホルダーの清掃を行うた
めのクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子又は液晶表示素子等をフォト
リソグラフィー工程で製造する場合に、フォトマスク又
はレチクル(以下「レチクル」と総称する)のパターン
を投影光学系を介してウエハステージ上のウエハに露光
する投影露光装置が使用されている。斯かる従来の投影
露光装置ではウエハを平坦な状態で動かないように保持
するために、ウエハステージ上に取り付けられたウエハ
ホルダーによりウエハを吸着して保持している。
【0003】しかしながら、ウエハを保持するウエハホ
ルダーとウエハとの間に塵又はゴミ等の異物が存在する
状態でウエハを吸着すると、その異物によりウエハの露
光面の平面度が悪化する。その露光面の平面度の悪化
は、ウエハの各ショット領域の位置ずれ誤差やフォーカ
ス誤差の要因となり、LSI等を製造する際の歩留まり
を悪化させる大きな要因になっていた。その為、従来は
一般に一定の間隔で露光工程を停止して、ウエハホルダ
ーを作業者の手が届く位置に移動させて、砥石や無塵布
を用いて作業者が手を動かしてウエハホルダー全体を拭
いていた。
【0004】図9は従来のウエハホルダーの清掃作業の
様子を示し、この図9において、1は投影光学系であ
り、投影光学系1の一方向(これをX方向とする)の側
面に固定鏡2Xが固定され、投影光学系1のX方向に垂
直なY方向の側面に固定鏡2Yが固定されている。ま
た、投影光学系1の下方にウエハホルダー3が配置さ
れ、ウエハホルダー3はウエハステージ5上に固定され
ている。ウエハホルダー3は薄い円柱状であり、その表
面には同心円状に数本の溝4が形成されている。ウエハ
ホルダー3上にウエハを載置して、ウエハホルダー3の
表面の多数の吸着孔(図示省略)から真空ポンプで負圧
をかけることにより、そのウエハがウエハホルダー3上
に吸着して保持される。
【0005】ウエハステージ5は、投影光学系1の光軸
に垂直な平面(XY平面)上の所定の駆動領域内で任意
の位置にウエハを位置決めできるXYステージ、投影光
学系1の光軸方向にウエハを位置決めするZステージ等
から構成されている。XY平面内での位置決めを行うた
め、ウエハステージ5上にはX軸用の移動鏡6X及びY
軸用の移動鏡6Yが固定されている。そして、投影光学
系1の固定鏡2Xに図示省略したX軸用のレーザー干渉
計からレーザービームLB1が照射され、レーザービー
ムLB1と平行に移動鏡6Xにもレーザービームが照射
され、X軸用のレーザー干渉計は投影光学系1を基準と
したウエハステージ5のX方向の座標を常時モニターし
ている。同様に、投影光学系1の固定鏡2Yに図示省略
したY軸用のレーザー干渉計からレーザービームLB3
が照射され、レーザービームLB3と平行に移動鏡6Y
にもレーザービームが照射され、Y軸用のレーザー干渉
計は投影光学系1を基準としたウエハステージ5のY方
向の座標を常時モニターしている。
【0006】そして、ウエハホルダー3を清掃する場合
には、図9のようにウエハホルダー3からウエハを取り
外した状態で、ウエハステージ5の端部を投影光学系1
の下方に移動してウエハステージ5を固定する。次に、
ウエハホルダー3上に砥石又は無塵布よりなるクリーニ
ング用工具7を置いて、作業者が手8でクリーニング用
工具7を一定の圧力でウエハホルダー3側に付勢した状
態で、軌跡9で示すように(又は蛇行するように)クリ
ーニング用工具7をウエハホルダー3の全面で移動させ
ることにより、ウエハホルダー3上の異物を除去するよ
うにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように作業者がマニュアルでウエハホルダー3の清掃を
行うのでは、ウエハホルダー3の全面を拭くのに例えば
30分から1時間程度の時間を要し、実際の露光を行え
る時間が短縮されてスループットが低下するという不都
合があった。また、露光を行える時間を長くするため
に、ウエハホルダー3の清掃頻度を一日に1回程度にし
た場合には、ウエハホルダー3上に異物が吸着されたま
まウエハへの露光が行われる確率が高くなり、半導体素
子等の歩留まりが悪化する虞がある。
【0008】これらの不都合を解決するために、例えば
特開平5−82411号公報において、クリーニング部
材を用いて自動的にウエハホルダーを清掃する技術が提
案されている。また、塵等の異物の有無を判定するため
に、特開昭61−287229号公報において、ウエハ
のフォーカス位置を検出するためのフォーカスチェック
機構によって、前回のショット領域のフォーカス位置と
今回のショット領域のフォーカス位置との比較により異
物の有無の判定を行う方法が提案されている。しかしな
がら、従来の異物の有無の判定方法では、途中のショッ
ト領域まで露光を行い、異物の存在が認められたショッ
ト位置で警告を発するのみであるため、異物が存在する
場合には再び清掃工程を繰り返す必要があった。そのた
め、清掃工程で自動的に清掃を行うとしても、最終製品
の歩留まりを向上させることはできるても、露光工程全
体のスループットを向上させることにはならなかった。
【0009】また、自動的に清掃を行う場合には、清掃
時間の短縮にはなるが、除去した異物がクリーニング部
材から落下し、再びウエハホルダー上に付着する可能性
がある。更にウエハをウエハホルダー上から搬出(アン
ロード)するときに、ウエハホルダー上の溝部に溜った
塵が舞ってウエハホルダーの上部に再付着し、この塵が
ウエハに付着するのを防止できないという不都合があっ
た。これを避けるため、ウエハホルダーの清掃終了直後
にクリーニング部材をウエハホルダーの上部から側面方
向に待避させる方法も考えられるが、これでは待避する
ための時間がかかり、清掃時間が長くなるという不都合
がある。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、レチクルのパタ
ーンをウエハ上に露光する露光装置に備えられ、そのウ
エハを保持するウエハホルダーの清掃を行うためのクリ
ーニング装置において、清掃の効率化を図って露光工程
のスループットを向上することを目的とする。更に本発
明は、そのようなクリーニング装置において、ウエハホ
ルダーをより良好に清掃できるようにすることをも目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による露光装置用
のクリーニング装置は、例えば図1に示すように、転写
用のパターンが形成されたマスク(R)を照明する照明
光学系と、マスク(R)のパターンが転写される感光性
の基板(W)を吸着保持する基板保持部材(3)と、基
板保持部材(3)を介してその基板をその基板に平行な
2次元平面上の所定の露光領域に移動する基板ステージ
(12,13)とを有する露光装置に設けられ、基板保
持部材(3)の清掃を行うためのクリーニング装置にお
いて、基板保持部材(3)上に基板(W)を吸着保持し
た状態で、基板(W)の露光面の凹凸又は傾斜の状態を
計測する表面状態計測手段(14,15)と、この表面
状態計測手段の計測結果より基板保持部材(3)の表面
内で清掃が必要な領域を求める演算制御手段(18)
と、基板保持部材(3)の表面内で清掃が必要と認めら
れた領域の清掃を行うクリーニング手段(20〜25)
とを有するものである。
【0012】この場合、演算制御手段(18)により求
められる清掃領域の一例は、基板(W)の露光面におい
て平面度が部分的に悪くなっている領域の下に位置する
基板保持部材(3)上及びこの近傍の領域である。ま
た、基板保持部材(3)の表面が凸部及び凹部よりなる
場合に、そのクリーニング手段が、基板保持部材(3)
の表面の凸部のみならず凹部をも清掃することが望まし
い。
【0013】また、そのクリーニング手段により基板保
持部材(3)の表面が清掃された後、基板保持部材
(3)上に基板(W)を吸着保持した状態でその表面状
態計測手段により、基板(W)の露光面の凹凸又は傾斜
の状態を計測し、この計測結果より演算制御手段(1
8)が、基板保持部材(3)の再清掃が必要な否かを判
定するようにしても良い。
【0014】また、そのクリーニング手段からの異物を
受ける異物落下防止部材(35)を基板保持部材(3)
の近傍に配し、基板(W)に対する露光中に異物落下防
止部材(35)上にそのクリーニング手段の清掃部を待
避するようにしても良い。
【0015】
【作用】斯かる本発明によれば、表面状態計測手段(1
4,15)により基板(W)の露光面上の多数の点での
フォーカス位置又は傾きを計測し、この計測結果から基
板(W)の露光面の凹凸又は傾斜の状態を計測する。塵
等の異物が基板保持部材(3)上に存在すると、その部
分の基板(W)の表面の凹凸又は傾斜状態が変化するこ
とからその異物の発生が確認される。そのような異物の
発生を確認した場合には、基板保持部材(3)から基板
(W)を搬出し、基板保持部材(3)中の異物発生部の
みを集中的に清掃するので、異物を正確に除去できる可
能性が高く、清掃時間も短縮できる。
【0016】また、基板保持部材(3)の表面が凸部及
び凹部よりなる場合に、そのクリーニング手段が、基板
保持部材(3)の表面の凸部のみならず凹部をも清掃す
る場合には、その凹部の異物が基板(W)又は基板保持
部材(3)に再び付着するという二次的な異物の発生が
防止できる。また、基板保持部材(3)の表面の清掃
後、基板保持部材(3)上に基板(W)を吸着保持した
状態でその表面状態計測手段により、基板(W)の露光
面の凹凸又は傾斜の状態を計測し、この計測結果より、
基板保持部材(3)の再清掃が必要と判定された場合に
は、例えば別のクリーニング装置で、又はマニュアルで
その基板保持部材の清掃を行う。これにより、本発明の
クリーニング手段で除去できない様な特殊な異物にも対
応できる。
【0017】また、そのクリーニング手段から落下した
塵等の異物を受ける異物落下防止部材(35)を設けた
場合には、基板(W)への露光中は、そのクリーニング
手段を基板保持部材(3)から離れた位置に待避させる
ことなく、その異物落下防止部材(35)上に移動させ
るだけで、基板(W)又は基板保持部材(3)に再び異
物が付着するという二次的な異物の発生が防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による露光装置用のクリーニン
グ装置の一実施例につき図1〜図6を参照して説明す
る。本例はウエハホルダーを介してウエハを保持する投
影露光装置に本発明を適用したものである。図1は本例
の投影露光装置の概略構成を示し、この図1において、
不図示の照明光学系から射出された露光光は、回路パタ
ーン等が描かれたパターン領域PAを有するレチクルR
をほぼ均一な照度で照明する。レチクルRは4隅に真空
吸着部10bを有するレチクルホルダー10上に保持さ
れている。レチクルホルダー2は、パターン領域PAに
対応した開口10aを有し、パターン領域PAの中心
(レチクルセンター)が投影光学系1の光軸AXを通る
ようにレチクルRの位置決めを行う。
【0019】レチクルRのパターンの縮小像が投影光学
系1を介してフォトレジストが塗布されたウエハW上に
結像投影される。ウエハWは、表面が投影光学系1の結
像面と平行に設定されたウエハホルダー(チャック)3
上に真空吸着される。ウエハホルダー3は光軸AX方向
に上下動可能なZステージ11上に取付けられ、Zステ
ージ11はX方向に直線移動できるXステージ12上に
設けられ、このXステージ12はX方向と直交するY方
向に直線移動するYステージ13上に設けられている。
上記Xステージ12、Yステージ13によってウエハW
はXY平面内で2次元移動し、Zステージ11によって
焦点合わせのための上下動を行う。Xステージ12の移
動はYステージ13上に設けられた駆動部17Xによっ
て行われ、Yステージ13の移動は駆動部17Yによっ
て行われる。
【0020】また、Zステージ11の直交する2辺には
移動鏡6X及び6Yが設けられ、レーザー干渉計16X
からX方向に射出された平行なレーザービームLB1及
びLB2は、それぞれ投影光学系1の固定鏡及びY方向
に伸びた移動鏡6Xに垂直に入射し、レーザー干渉計1
6YからY方向に射出された平行なレーザービームLB
3及びLB4は、それぞれ投影光学系1の固定鏡及びX
方向に伸びた移動鏡6Yに垂直に入射する。このレーザ
ー干渉計16X及び16YによってウエハWの2次元的
な位置(座標)が計測される。
【0021】また、投影光学系1の露光フィールド内に
ウエハWが位置したとき、ウエハWの表面のZ方向(光
軸AX方向)の位置を検出するために、斜入射方式の焦
点検出系が設けられている。この焦点検出系は、ウエハ
Wの表面に斜めに結像光束を投射する照射光学系14
と、その光束の反射光を受光して光電検出し、ウエハW
の表面の高さ位置(フォーカス位置)、又は投影光学系
1の結像面からのずれ量に応じた焦点信号を出力する集
光光学系15とで構成され、例えば特開昭56−422
05号公報や特開昭60−168112号公報に開示さ
れているものと同等である。
【0022】尚、本実施例では光電式の焦点検出系を用
いるものとするが、ウエハWに一定圧力の気体をノズル
から噴射し、その気体の背圧を検出する所謂エアマイク
ロメータ方式等の公知の焦点検出系であってもよい。ま
た、焦点検出系としては、ウエハW上の一点ではなく、
特開昭55−134812号公報に開示されているよう
に、ウエハW上の複数点に光を照射し、ウエハW上の多
点のフォーカス位置を並列に検出できる焦点検出系を用
いても良い。更に、焦点検出系の代わりに、ウエハWの
各ショット領域の傾斜角を検出するレベリング検出系を
使用しても良い。
【0023】その集光光学系15の焦点信号は主制御系
18に供給され、主制御系18は、供給された焦点信号
からウエハWの表面の凹凸の分布を求め、後述のように
その凹凸の分布からウエハホルダー3上の清掃が必要な
位置を特定する。また、装置の状態やシーケンスを外部
から制御するためのキーボード(図示省略)が設けら
れ、このキーボードを介して主制御系18にオペレータ
が必要な情報を与える。また、ブラウン管等のディスプ
レイ18aは、主制御系18で判断された装置の状態を
表示するためのものである。この表示データとしては、
投影光学系1の結像面とウエハWの表面との平行度(解
像不良)に関する情報や警報が含まれている。また解像
不良に関する警報のみを単独に表示する警報器18bも
設けられていて、この警報器18bに主制御系18から
の警報信号ALMが入力される。この警報器18bは警
報信号ALMの内容に応じて音、光等の表示状態を変え
るものであり、オペレータ(作業者)への注意を促すも
のである。なお、警報信号ALMの内容は表示データに
も含まれており、ディスプレイ18aにも表示されるよ
うになっている。
【0024】本例では投影光学系1の側面近傍にオフ・
アクシス方式のアライメント顕微鏡19が配置されてい
る。このアライメント顕微鏡19でウエハ上のアライメ
ントマークの座標を検出することにより、ウエハのアラ
イメントが行われる。また、投影光学系1に対して離れ
た位置に回転軸20を配し、回転軸20に円筒状の回転
駆動部21を嵌合し、回転駆動部21にアーム22を介
して円筒状の上下駆動部23を接続し、上下駆動部23
の内部に上下駆動軸24を装着し、上下駆動軸24の下
端に接続部25を介して砥石又は無塵布等よりなるクリ
ーニング用工具26を取り付ける。回転軸20は投影光
学系1の光軸に平行であり、回転軸20は、Yステージ
13が載置されたベース上に固定されている。アーム2
2は回転軸20を中心として回転駆動部21により回転
される。また、上下駆動軸24の中心軸24aは投影光
学系1の光軸に平行であり、上下駆動部23によりクリ
ーニング用工具26は中心軸24aの方向に移動され
る。
【0025】本実施例でウエハホルダー3の清掃を行う
場合の動作の一例につき図3のフローチャートを参照し
て説明する。本例では、一例として図2に示すように、
ウエハホルダー3の表面とウエハWとの間に異物として
の塵19が入っていると、その部分のウエハWの表面が
凸部になることを利用して塵19の有無及びその塵19
の位置を検出し、ウエハホルダー3上の塵19が在る領
域だけを重点的に清掃する。また、ウエハホルダー3の
表面には溝(凹部)4が形成され、溝4に塵19が在る
場合にも、後述のように種々の不都合が生ずるため、必
要に応じてその溝4の異物の除去をも行う。
【0026】次に本実施例の動作を図3のフローチャー
トに基づいて説明する。本フローチャートは装置の露光
時の概略的な動作を表したものに過ぎず、実際の露光動
作はさらに複雑なシーケンスによって成り立っている。
しかしここでは説明を簡素化するために、本発明の主要
動作となる部分以外は簡単に示してある。また、本動作
は複数枚のウエハを連続して処理する場合を示し、特に
あるロット内のウエハを連続して露光する場合を例にと
って示してある。本動作のシーケンスを図3中の各ステ
ップに従って説明する。
【0027】(ステップ100)露光動作が開始される
と、主制御系18は露光に必要な各種パラメータをイニ
シャライズする。そのパラメータのうち代表的なもの
は、ウエハW上のチップの配列設計値、すなわちショッ
ト座標値である。ステップ・アンド・リピート方式で
は、そのショット座標値に基づいて2次元移動ステージ
の位置決め(ステッピング)が行われる。更に主制御系
18は、警報発生モードを決めるためのパラメータもイ
ニシャライズする。
【0028】そのパラメータの機能については後で詳し
く述べるが、ウエハWの露光すべき領域の平面度、厳密
に言うならば投影光学系1の結像面と露光領域の表面と
の平行度(以下このことを単に「フラットネス」と呼
ぶ)が悪化するようなショットに対して、どのような種
類の警報を、どのように発生するかを予め設定しておく
ものである。本実施例では3種類の警報を発生するよう
に構成されている。その第1の警報は、露光しようとし
たショット位置でフラットネスが悪化している場合に随
時発生し、第2の警報は1枚のウエハの露光動作中に第
1の警報が任意の回数n回以上発生した場合に発生し、
そして第3の警報は異なるウエハ上の同一ショット位置
で第1の警報が発生した場合に発生するように構成され
ている。ここでのパラメータ設定は、その警報のどのモ
ードを選択し、どの警報で装置の動作を停止させるか等
を決定するためのものであり、オペレータの要求によっ
てキーボードから入力される。
【0029】(ステップ101)次に主制御系18は、
不図示のウエハカセットから1枚のウエハを取り出し
て、ウエハホルダー3上に搬送するためのウエハロード
の指令を発生するとともに、ウエハホルダー3上のウエ
ハWのアライメント(ここでは第2層以降の重ね焼き時
のグローバルアライメント)をするための指令を発生す
る。このアライメントによってウエハW上のチップ配列
座標系とステージの移動座標系とが一義的に対応付けら
れる。
【0030】(ステップ102)次に主制御系18は、
設計上のショット座標値とレーザー干渉計16X,16
Yからの位置情報PX,PYとが一致するように、駆動
信号を出力して、ステージ12,13をステッピングさ
せる。ウエハW上には、矩形のショット領域(チップパ
ターン)がマトリックス状に配置され、各チップパター
ンの配列座標はステージの移動座標、すなわちXY座標
と一致している。本実施例ではウエハW上のX方向の一
列のチップパターンへの露光を行った後、Y方向に一行
分だけステッピングして、その次の一列のチップパター
ンへの露光を行うようにステッピングするものとする。
【0031】(ステップ103)次に主制御系18は露
光すべきショット領域(チップパターン)について焦点
合わせするための動作を行う。そこで主制御系18は集
光光学系15からの焦点信号に基づいてZステージ11
用の駆動部(不図示)がサーボ制御されるような状態に
して、そのサーボ制御に適した駆動信号を出力する。こ
れによって、投影光学系1の結像面と露光すべきチップ
パターンとの表面とが一致するようにZステージ11の
Z方向の位置が調整される。斜入射方式の焦点検出系と
して、先にも述べたが特開昭56−42205号公報や
特開昭60−168112号公報に開示されたものを用
いるとすると、チップパターンの表面の高さ位置は、ほ
ぼチップパターンの中心、換言すれば投影光学系1の光
軸AX付近で検出され、焦点信号は結像面に対するチッ
プパターンの表面のZ方向のずれ量に対応したアナログ
信号になる。そのずれ量がZステージ11の調整により
零になると、焦点信号のアナログ値は合焦を表すような
所定値(例えば零)になる。主制御系18は、その所定
値になったことを検出して、焦点合わせ動作を終了す
る。
【0032】(ステップ104)次に主制御系18は、
レーザ干渉計16X,16Yからの位置情報PX,PY
と、Zステージの高さ検出器(不図示)からの位置情報
PZとを読み取り、その各値を記憶する。位置情報PZ
は露光すべきチップパターンの表面と結像面とを一致さ
せたときのZステージ11のZ方向の位置に対応してい
る。このときの様子を図2を参照して説明する。図2で
はウエハホルダー3に真空吸着されたウエハWが載置面
に正確に沿わず、塵19の存在により平面度が悪化した
場合を誇張して表してある。Zステージ11内のZ位置
検出器はZステージ11の所定の基準面(XY平面に平
行な面)LPからの高さ位置の変化量を検出するもので
ある。そこでZステージ11の高さ位置を変えずに基準
面LPとウエハ上の各チップパターンの表面の夫々との
間隔を計測したとき、その間隔がZ15,Z16,…Z21
22であるのものとして、基準面LPと投影光学系1の
結像面との間隔(装置固有の一定値)をZ0 とすると、
各チップパターンの露光のたびに焦点合わせを行えば、
各チップパターン毎のZステージ11の高さ位置の調整
量、すなわち位置情報PZ15,PZ16,…PZ21,PZ
22の夫々はZ0 −Z15,Z0 −Z16,…Z0 −Z21,Z
0 −Z22,として検出される。尚、基準面LPは仮想的
なものであり、これを例えば結像面と一致させて、Z0
=0としてもかまわない。また、後で詳しく説明する
が、各位置情報PZ15,PZ16,・・・PZ21,PZ22
の夫々に一定のオフセット量が含まれていても、フラッ
トネスの演算の際に相殺されるため何ら支障はない。
【0033】ところで本実施例では位置情報PX,PY
をレーザー干渉計16X,16Yから読み取るものとし
たが、露光すべきチップパターンのショット座標値は予
め決まっているので、実際に読み込む位置情報はPZだ
けにしてもよい。
【0034】(ステップ105)次に主制御系18は露
光すべきチップパターンのフラットネスを演算する。こ
のフラットネスの検出方式を、さらに図4、図5を参照
して説明する。図4(a)は1つのチップパターンにつ
いてフラットネスが許容範囲にある状態を示し、図4
(b)は許容範囲外にある状態を模式的に示す。図4
(a)、(b)において、投影光学系1の光軸AXは結
像面FPに垂直であり、所望の解像力が得られる焦点深
度を光軸AX方向の幅でdとしてある。また、露光すべ
きチップパターン(又はショット)の大きさ(サイズ)
をCSとし、そのチップパターンの表面をWSとしてあ
る。焦点合わせが行われると、表面WSのチップ中心は
結像面FPと一致し、表面WSのフラットネスが図4
(a)のようなサイズCS内の全域で焦点深度d内にあ
るときは、そのチップパターンの露光は解像不良となる
ことはない。
【0035】ところが図4(b)のように、サイズCS
の周辺が焦点深度dの幅を越えるほど表面WSが傾斜し
ているとチップパターンの周辺で解像不良が生じる。
尚、サイズCSのような小さい範囲では、ウエハ全体が
湾曲していても、表面WSはほぼ均一な平面とみなすこ
とができる。このためチップパターン(ショット)の端
部の結像面FPからの光軸方向へのずれ量は、表面WS
の結像面FPに対する傾きをθとすると、図4(a)の
場合は約(1/2)CS・sinθ1 であり、図4
(b)の場合は約(1/2)CS・sinθ2 である。
従って|CS・sinθ|≦dであれば、チップパター
ン(ショット)全面で必要な解像力が得られるし、|C
S・sinθ|>dであればチップパターン(ショッ
ト)周辺で解像不良が生じることになる。本実施例では
傾きθを直接測定して、上記演算によりフラットネスを
検出する方法と、露光しようとするウエハW上のチップ
パターン(ショット)と、それに隣接したチップパター
ンとの焦点合わせ時のZステージ11の各高さ位置の相
互関係から簡単な演算でフラットネスを検出する方法と
が考えられる。
【0036】先ず、前者の方法を説明する。この方法は
表面WSの結像面FPに対する傾きθを直接計測して、
フラットネスを求める方法である。具体的には、図1の
焦点検出系15により、ウエハWの1つのショット領域
内の1直線上に無い複数箇所の高さ位置を検出する(P
θの計測)。そして、ウエハWの表面の高さ位置(又は
投影光学系1の結像面からのずれ量)に応じた複数の焦
点信号に基づいて(複数の焦点信号の大きさの差か
ら)、主制御系18はウエハ表面WSの結像面FPに対
する傾きθを算出する(ステップ105)。
【0037】そして、主制御系18は、ショットサイズ
CSと傾きθとを使って、前述の如くチップパターン
(ショット)の結像面FPからの光軸方向のずれ量|C
S・sinθ|を求め、|CS・sinθ|≦dの比較
を行う(ステップ106)。そして、表面WSがフラッ
トである(|CS・sinθ|≦d)と判断されたとき
には、ステップ107にジャンプする。
【0038】次に、後者の方法を説明する。図5は、ウ
エハW上で、チップパターンC9〜C11,…と露光が
進み、さらにチップパターンC15〜C19までの露光
が終了した状態で、チップパターンC20上に露光しよ
うとする場合のチップ配列を示し、特にチップパターン
C9〜C11,C19,及びC20の部分の拡大図であ
る。各チップパターンC9,C10,C11,C19
は、これから露光するチップパターンC20の周辺に隣
接した露光済のチップパターンである。チップパターン
C9,C10,C11,C19の夫々の中心の高さ位置
に関する位置情報PZ9 ,PZ10,PZ11,PZ19は、
各チップパターンの露光前に検出され、ステップ104
で主制御系18に接続されたメモリに記憶されている。
そこで主制御系18はこれから露光しようとするチップ
パターンC10の中心の高さ位置に関する位置情報PZ
20と、PZ9 ,PZ10,PZ11,PZ19との夫々から、
チップパターンC20の周辺の4点Pa,Pb,Pc,
Pdが焦点深度dの幅に入っているか否かを演算する。
【0039】ここで隣接するチップパターン同士の表面
は線形の変位として近似できるものとすると、4点P
a,Pb,Pc,Pdのチップ中心に対する光軸方向の
変位量ΔZa,ΔZb,ΔZc,ΔZdは、以下の各式
で表される。 ΔZa=(1/2)(|PZ20−PZ9| (1) ΔZb=(1/2)(|PZ20−PZ10|) (2) ΔZc=(1/2)(|PZ20−PZ11|) (3) ΔZd=(1/2)(|PZ20−PZ19|) (4)
【0040】これらの各式からも明らかなように、着目
する露光領域(チップパターンC20)における高さ位
置と、その周辺の露光領域の高さ位置との偏差を検出す
るので、検出した高さ位置同士に一定のオフセット量が
含まれていたとしても、そのオフセットは相殺されるこ
とになる。このことは、ウエハW自体の厚みむら等の影
響を受けず、常にウエハ表面の局部的な微小傾斜に応じ
た変位量が正確に検出できることを意味する。
【0041】そこで主制御系18は上記式(1)、
(2)、(3)、(4)を演算して、その結果をメモリ
に記憶する。この際、主制御系18はチップパターンC
20の周囲のチップパターンで、既に露光されたもの、
すなわち位置情報PZが既に検出されてチップパターン
をチップ配列データ上でサーチする処理も必要となる。
【0042】(ステップ106)次に主制御系18は、
演算された変位量ΔZa,ΔZb,ΔZc,ΔZdが焦
点深度dとの関係で許容され得る値か否かの判断を行
う。変位量ΔZはチップ中心に対するチップ周辺の光軸
方向のずれ量なので、チップの両端での変位量はほぼそ
の2倍となり、主制御系18は以下の比較を行う。
【0043】 2・ΔZa≦d (5) 2・ΔZb≦d (6) 2・ΔZc≦d (7) 2・ΔZd≦d (8)
【0044】この式(5)〜(8)までの各条件がとも
に満足されているとき、チップパターンC20の表面は
その内のどの点についても図4(a)のように焦点深度
内にあり、フラットと判断される。また式(5)〜
(8)の条件がともに満足されていないときは、チップ
パターンC20の周辺の全ての点で焦点深度外になって
いると判断される。ここでフラットであると判断された
ときは、ステップ107にジャンプする。以上のよう
に、傾きθを直接求めるか、露光しようとするチップパ
ターンと隣接したチップパターンとの焦点合わせ時のZ
ステージ11の各高さ位置を求めるかの何れかの方法に
より、表面WSがフラットかどうかを判断する。
【0045】(ステップ107)露光すべき領域がフラ
ットであれば、最適な解像力が得られるので、主制御系
18は照明光学系のシャッター制御部(図示省略)に指
令を出力して、その領域での露光(プリント)を実行す
る。 (ステップ108)プリントが終了すると主制御系18
は1枚のウエハ上の全チップ(ショット)について露光
が完了したか否かを判断して、完了していないときは再
び先のステップ102からの動作を繰り返す。
【0046】(ステップ109)ステップ108で全シ
ョット領域の露光が完了したと判断されたとき、主制御
系18は露光の終わったウエハWをアンロード(搬出)
する。 (ステップ110)ここでは、露光の終了したウエハに
ついてフラットネスの悪かった部分のXY座標が分かっ
ているため、主制御系18は、クリーニング装置を動作
させてそのフラットネスの悪かった部分に対応するウエ
ハホルダー3上の清掃を行う。具体的に、図6は図1の
ウエハホルダー3を投影光学系1の側から見たときの平
面図である。
【0047】図6に示すように、図1のXステージ12
及びYステージ13を駆動してZステージ11を移動さ
せて、ウエハホルダー3を清掃位置に移動した後、Zス
テージ11を停止する。そして、回転駆動部21により
φ方向にアーム22を回転して、クリーニング用工具2
6が取り付けられた上下駆動軸24をアライメント顕微
鏡19の近傍の清掃位置上方に搬送して固定する。
【0048】一般にアライメント顕微鏡19はウエハホ
ルダー3上のウエハの全面を観察できる位置に配置され
ている。従って、このようにクリーニング用工具26を
アライメント顕微鏡19の近傍に配置することにより、
クリーニング用工具26はウエハホルダー3のどの位置
をも確実に清掃できる利点がある。次に、上下駆動軸2
4をZステージ11側に下降させて、クリーニング用工
具26を所定の圧力でウエハホルダー3に接触させる。
【0049】そして、変数mの値を0に初期化して、ク
リーニング用工具26を一定の圧力でウエハホルダー3
の表面に接触させた状態で、Zステージ11をX方向及
びY方向に小さく振動させる。これによりクリーニング
用工具26がウエハホルダー3の表面に摺接して、ウエ
ハホルダー3の塵等が付着した位置の清掃が行われる。
この場合、ウエハホルダー3とクリーニング用工具26
との1回例えばX方向に相対移動させる毎にその変数m
の値に1を加算し、変数mの値が所定の整数Mに達した
とき、即ちM回清掃が行われた時点でクリーニング用工
具26をウエハホルダー3から離すようにする。その
後、回転駆動部21によりアーム22をφ方向の逆方向
に回転して、クリーニング用工具26をウエハの搬送や
その他の露光動作の邪魔にならない位置に退避させる。
その後、次のウエハのロード及び露光が行われる。
【0050】なお、例えばウエハホルダー3上に塵等が
広く分布していると判定されたときには、ウエハホルダ
ー3の全面をクリーニング用工具26で清掃しても良
い。この場合、クリーニング用工具26をウエハホルダ
ー3に接触させた後、矢印で示す軌跡27に沿ってZス
テージ11を等速移動を開始させる。そして、ウエハホ
ルダー3の表面全体をクリーニング用工具26が走査し
た後に、ウエハホルダー3の全面をM回清掃したかどう
かを調べる。清掃の回数がM回に達していない場合に
は、クリーニング用工具26で再びウエハホルダー3の
全面の清掃を行う。このようにウエハホルダー3の表面
を繰り返して清掃する場合は、前回の走査の経路に沿っ
て逆方向にクリーニング用工具26を走査していく。こ
れにより清掃時間が短縮される。
【0051】(ステップ111)次に主制御系18はロ
ット内の全ウエハについて露光したか否かを判断し、残
りのウエハがあるときは再びステップ101からの動作
を繰り返す。ところで先のステップ106において、所
定の許容値よりフラットではないと判断されると、主制
御系18はステップ100で設定された警報に関するパ
ラメータに基づいて、各種警報を発生するためのステッ
プ120〜132を実行する。
【0052】(ステップ120)ここで主制御系18
は、ウエハW上の露光しようとしたチップパターン(例
えばC20)がフラットネス不良である旨の第1の警報
ALM−1を発生する。そこで主制御系18は表示デー
タとして、ウエハ上のそのチップの位置に関する情報を
出力するとともに、それを記憶する。これによってディ
スプレイ18a上には解像不良になるチップパターンの
位置が表示される。
【0053】(ステップ121)次に主制御系18は、
警報ALM−1の発生した回数を記憶するレジスタ(又
はメモリ)を1だけインクリメント(+1カウント)す
る。尚、そのレジスタ(又はメモリ)はステップ101
において新しいウエハがローディングされた時点で零に
クリアされる。 (ステップ122)次に主制御系18は、ステップ10
0で設定されたパラメータに基づいて、以降の露光を中
止すべく装置を停止させるか否かを判断する。装置を停
止させる場合は当然オペレータにその旨を知らせる必要
があり、以後その判断を「オペレータコールか否かの判
断」と呼ぶことにする。
【0054】(ステップ123)ステップ122でオペ
レータコールが必要であると判断されると、主制御系1
8は装置の動作を中止させて待機状態にさせるととも
に、警報器26に警報ALM−1に対応した信号ALM
を出力する。これによって警報器26はウエハ上でこれ
から露光すべきチップパターンが解像不良になることを
表す状態になる。 (ステップ124)ステップ122でオペレータコール
が不必要であると判断されると、主制御系18はステッ
プ121でカウントされた警報ALM−1の発生回数、
すなわち解像不良になったであろうチップパターン(シ
ョット)の個数が、予め定めた任意の数nに達したか否
かを判断する。尚、ここでは1枚のウエハ上でそれまで
露光してきたショット数と、警報ALN−1の発生した
ショット数との比が、所定の値に達したか否かを判断す
るようにしてもよい。
【0055】(ステップ125)次に主制御系18は、
1枚のウエハ上でフラットネス不良になったチップパタ
ーンが所定個数以上ある旨の第2の警報ALM−2を発
生する。そこで主制御系18は表示データとして、ウエ
ハ上の複数のチップ位置で解像不良が起きたこと、換言
すればウエハのホルダーへの吸着不良によってウエハの
平坦化矯正が不十分である旨の情報を出力する。これに
よってディスプレイ18a上にはウエハホルダー3上の
異物が大きすぎるため、又はウエハWの反りが大きすぎ
るためのフラットネス不良が発生したことが表示され
る。
【0056】(ステップ126)次に主制御系18は警
報ALM−2が発生したことによるオペレータコールが
必要か否かを予めセットされたパラメータに基づいて判
断する。 (ステップ127)ステップ126でオペレータコール
が必要と判断されると、主制御系18は装置の動作を中
止させて待機状態にさせるとともに、警報器26に警報
ALM−2に対応した信号ALMを出力する。これによ
って警報器26は警報ALM−1による表示と識別し得
るような表示を行って、吸着不良の可能性が高いことを
オペレータに知らせる。
【0057】(ステップ128)ステップ126でオペ
レータコール不要と判断されると、主制御系18はステ
ップ120で警報ALM−1の発生したチップ位置が、
先行して露光されたウエハ(1枚又は複数枚)上で生じ
たフラットネス不良と同一位置、又はその近傍であるか
否かを比較する。
【0058】(ステップ129)ステップ128の比較
によって、先行ウエハ上の同一位置、又はその近傍で警
報ALM−1が発生していたときは、主制御系18はス
テップ130に進み、そうでないときには先に説明した
ステップ107の「プリント」からの動作を実行する。 (ステップ130)ここで主制御系18は複数枚のウエ
ハ上の同一位置で解像不良が発生したこと、換言すれば
ウエハホルダー上の特定の位置にレジストの微粉やその
他のゴミが付着した可能性が高い旨の第3の警報ALM
−3を発生する。これによってディスプレイ18a上に
は、ウエハホルダー3への異物の付着が発生したことが
表示される。
【0059】(ステップ131)次に主制御系18は警
報ALM−3が発生したことによるオペレータコールが
必要か否かを、予めセットされたパラメータに基づいて
判断する。ここでオペレータコールが不要と判断される
と、先に説明したステップ107の「プリント」からの
動作が実行される。 (ステップ132)ステップ131でオペレータコール
が必要と判断されると、主制御系18は装置の動作を中
止させて待機状態にさせるとともに、警報器26に警報
ALM−3に対応した信号ALMを出力する。これによ
って警報器26は先の2つの警報ALM−1、ALM−
2によるいずれの表示とも識別し得るような表示を行っ
て、ウエハホルダーのクリーニング等の必要があること
をオペレータに知らせる。これに基づいてオペレータが
主制御系18にクリーニング動作を行うように指示を与
えると、ステップ110と同様にウエハホルダー3上の
異物が付着していると判定される位置の清掃が実行され
る。
【0060】このように本例によれば、ウエハホルダー
3上の異物が付着していると判定される領域を重点的に
清掃するようにしているため、清掃時間は短縮され、露
光工程のスループットが向上している。次に、図7を参
照してクリーニング用工具の変形例につき説明する。図
7はウエハホルダー3の清掃時の状態を示し、この図1
に対応する部分に同一符号を付して示す図7において、
アーム22の他端の上下駆動部23の内部に上下駆動軸
28が装着されている。この上下駆動軸28の下端部2
8aは「くの字」形に曲がり、下端部28aの先端に回
転アーム29が装着されている。回転アーム29は下端
部28a内の駆動装置により下端部28aの軸の回りの
θ方向に回転することができる。また、回転アーム29
の一端に接続部30Aを介して薄い直方体状の砥石31
を取り付け、回転アーム29の他端に接続部30Bを介
して巻き付け部32を取り付け、この巻き付け部32に
無塵布33を巻き付ける。また、砥石31の内部には通
気孔31aが形成され、通気孔31aはチューブ34を
介して外部の真空ポンプ(図示省略)に接続されてい
る。
【0061】次に、ウエハホルダー3の清掃を行う際に
は、回転アーム22をウエハホルダー3の表面に平行な
R方向に移動又は回転すると共に、回転アーム29をθ
方向に回転して砥石31又は無塵布33の何れかをウエ
ハホルダー3の上に移動させる。その後、上下駆動軸2
8をZ軸に平行な軸24aに沿ってウエハホルダー3側
に下降させて、砥石31又は無塵布33の何れかをウエ
ハホルダー3上に接触させる。この場合、それぞれ一定
の重さの砥石31及び無塵布33は回転アーム29に対
してフリーの状態で取り付けられているので、砥石31
又は無塵布33はそれぞれウエハホルダー3の表面に対
して自重による一定の圧力で付勢される。その状態でウ
エハホルダー3を移動させることにより、ウエハホルダ
ー3の清掃が行われる。
【0062】一般に砥石31による清掃は、ウエハホル
ダー3にこびり着いた塵等の異物に対して効果があり、
砥石31は数回に一度程度の割合で使用される。一方、
無塵布33はウエハホルダー3上に落ちている塵等を払
うために適宜使用される。また、無塵布33はウエハホ
ルダー3の表面の凹凸に倣うことができるため、ウエハ
ホルダー3の表面(凸部)3aの塵19Aのみならず、
ウエハホルダー3の凸部で削り取られて溝4内に落ちた
塵19Bも無塵布33により取り去ることができる。こ
の場合、Zステージ11はウエハホルダー3の溝4の形
状に沿った軸跡で駆動される。本例では溝4の形状は同
心円状であるため、例えばウエハホルダー3の全ての溝
4の清掃を行う場合には、一周の清掃が終了した時点で
上方に一度無塵布33を引き上げ、再度次の一周の所で
無塵布33を下げて清掃を行う。
【0063】また、より良好にウエハホルダー3の溝4
の清掃を行うためには、砥石31をウエハホルダー3の
表面3aに接触させた状態で、外部の真空ポンプを作動
させて、通気孔31aを介して溝4上の塵19Bを吸い
取るようにすれば良い。このように砥石31と無塵布3
3とを交互に使用することにより、ウエハホルダー3の
凸部及び凹部を良好に清掃することができる。
【0064】このように、ウエハホルダー3の凹部をも
清掃することにより、従来のようにその凹部に溜った塵
等がステージの停止時に空気の流れ(エアーフロー)に
よってウエハホルダー3の凸部側に吹き上げられること
がなくなり、ウエハの平面度をより良好に維持できるよ
うになる。なお、無塵布33をロール状に巻き付け部3
2に巻回して、自動的に無塵布33とウエハホルダー3
との接触位置を変えるか、又は上下駆動軸28に振動を
与えて砥石31及び無塵布33に付着した異物を除去す
る機構を加えれば、長い期間クリーニング機構のメンテ
ナンスを行う必要がなくなる。また上述実施例では、砥
石31と無塵布33とを別々にウエハホルダー3の表面
に接触させる方式を取っているが、砥石31と無塵布3
3とを同時にウエハホルダー3の表面に接触させて両者
で同時にウエハホルダー3の表面を清掃するようにすれ
ば、より簡単な構成で且つ高速にウエハホルダー3の清
掃を行うことができる。
【0065】また、図7の実施例ではクリーニング用工
具としての砥石31又は無塵布33の自重によりウエハ
ホルダー3への付勢力が設定されているが、圧力センサ
ーでウエハホルダー3への実際の付勢力をモニターし
て、一定の圧力をかけた状態でウエハホルダー3の清掃
を行うようにしてもよい。さらにクリーニング部材の接
触面積は、ウエハホルダ−3の凸凹部の凸部の異なる2
ヶ所に接触する大きさにすれば、清掃時にウエハホルダ
ー3の表面の凸部のエッジ部にクリ−ニング部材が引っ
掛る様な不都合は生じない。
【0066】また、図7において、アーム22の近傍に
ほぼ水平面に保たれた板状の異物落下防止部材35が配
置されている。この場合、ウエハホルダー3の清掃終了
後、クリーニング工具としての砥石31及び無塵布33
は矢印で示す軌跡に従って、その異物落下防止部材35
上に待避する。従って、砥石31又は無塵布33に付着
した異物がウエハホルダー3の上に再び落下しない様に
なっている。これにより、クリーニング工具の待避時間
を短縮できる。
【0067】次に、図1の露光装置でウエハホルダー3
の清掃を行う場合の動作の他の例につき図8を参照して
説明する。先ず図8のステップ141において、図1の
ウエハホルダー3上にウエハWをロードした後、ステッ
プ142において、焦点検出系(照射光学系14、集光
光学系15)を用いてウエハWの露光面の凹凸の状態を
計測することにより、ウエハホルダー3とウエハWとの
間の異物(以下では「塵」とする)の検出を行う。そし
て、塵が検出されなかった場合には、ステップ143か
らステップ152に移行してそのウエハWへの露光を行
う。
【0068】一方、ステップ143で塵が発見された場
合には、ステップ144でウエハWをウエハホルダー3
から搬出(アンロード)した後、ステップ145でクリ
ーニング用工具26を所定の位置に設定する。そして、
ステップ146でウエハホルダー3の全面のクリーニン
グを行うかどうかを判定し、全面のクリーニングを行う
場合にはステップ147でウエハホルダー3の全面の清
掃を行い、そうでない場合にはステップ148で、ウエ
ハホルダー3上の塵が存在する部分だけを重点的に清掃
する。
【0069】その後、ウエハホルダー3から搬出したウ
エハWをステップ149で再びウエハホルダー3上にロ
ードし、ステップ150で再び焦点検出系(照射光学系
14、集光光学系15)を用いてウエハWの露光面の凹
凸の状態を計測することにより、ウエハホルダー3とウ
エハWとの間の異物(以下では「塵」とする)の検出を
行う。これはウエハホルダー3上の塵が除去されたかど
うかを確認するためのシーケンスである。そして、ステ
ップ151で塵が除去されていると判定された場合には
ステップ152に移行してウエハWへの露光を行い、ス
テップ151で塵がまだ除去されていないと判定された
場合には、ステップ153に移行して、主制御系18は
ディスプレイ18a等に塵の除去ができなかったことを
示す「除去不可警報」を発する。この場合、オペレータ
は例えばマニュアルでウエハホルダー3の清掃を行う。
これにより、図1のクリーニング用工具26で除去でき
ない塵に対しても的確に対応できる。
【0070】なお、上述実施例では、クリーニング用工
具として砥石及び無塵布を用いているが、無塵布には塵
等を溶かす溶剤を添加しておき、この状態で清掃するこ
とによってより効果的に清掃することも可能である。例
えばレジスト粉等の塵はアセトン等にて溶かして拭き取
ることができる。また、ウエハの露光面のフォーカス位
置と傾きを計測する方法として、図1の焦点検出系と同
様のものを複数設けたものや、前述の特開昭55−13
4812号公報に開示された複数点の焦点検出系等の複
数のフォーカス計測手段を用いて並列的にウエハの露光
面のフォーカス位置及び傾きの異常を調べることによ
り、より高速に異物の発生チェックを行うことができ
る。
【0071】例えば、前述のステップ104において、
直接傾きθを求めて表面WSのフラットネスを判断する
方法は、焦点検出系15を特開昭55−134815号
公報に開示されているような複数焦点検出系として傾き
θを測定するようにしてもよい。具体的には、複数焦点
検出系はウエハWの1つのショット領域内に複数の光束
を照射し、ウエハW上の複数箇所から反射された光を受
光し、ウエハWの表面の高さ位置(又は投影光学系1の
結像面からのずれ量)に応じた信号を複数箇所の各々に
ついて出力する(Pθの計測)。そして、主制御系18
は、これらの複数箇所のそれぞれについて出力されたP
θに基づいて、ウエハ表面WSの結像面FPに対する傾
きθを算出する(ステップ105)。更に、焦点検出系
の代わりに、特開昭58−113706号公報に開示さ
れたように、ウエハ表面からの反射光が分割されたディ
テクタのどの領域に入射するかによってウエハの各ショ
ット領域の傾斜角を検出するレベリング検出系を用い
て、直線傾きθを求めるようにしてもよい。
【0072】また、前述のステップ104において、露
光しようとするチップパターンと隣接したチップパター
ンとの焦点合わせ時のステージの各高さ位置の相互関係
から演算でフラットネスを算出する方法の代わりに、露
光しようとするチップパターンの露光領域内の周辺部の
複数点とショットの中心との各高さ位置の相互関係か
ら、前述の演算と同様の演算によりフラットネスを算出
するようにしてもよい。この際、焦点検出系を特開昭5
5−134815号公報に開示されているような複数焦
点検出系として露光しようとするチップパターンの露光
領域内の周辺部の複数点とショットの中心との各高さ位
置を検出するようにしてもよい。
【0073】また、オペレータコールを行うことなく、
フラットネスが悪いショット領域の露光を行わないよう
にして、1枚のウエハについて最後のショット領域まで
露光を行い、露光が行われなかったショット領域の位置
を洗浄必要領域とするようにしてもよい。このように、
本発明は上述実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、基板保持部材の異物の
清掃を自動的に実施する際に、自動的に異物の有無及び
その位置を判定することができるため、その異物の付着
位置だけを重点的に清掃することにより、迅速に清掃を
行うことができる利点がある。この際に、基板保持部材
の凹部をも清掃することにより、凹部から凸部への異物
の移動が防止され、二次的な異物の発生が防止される。
【0075】また、基板保持部材の清掃後に、再びその
基板保持部材上に異物が存在するかどうかを調べるよう
にした場合には、除去できなかった異物に対して的確な
対処ができる利点がある。また、異物落下防止部材を設
けた場合には、短い時間でクリーニング手段の待避が行
われ、露光工程のスループットが更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の投影露光装置の要部を示す
斜視図である。
【図2】図1のウエハホルダー3上にウエハWを保持し
た状態を示す一部を切り欠いた正面図である。
【図3】その実施例での露光動作及びウエハホルダーの
清掃動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】解像不良になるか否かを説明するための図であ
る。
【図5】解像不良を検出するためのチップパターンの配
列を示す平面図である。
【図6】図1のウエハホルダー3を投影光学系1側から
見た場合の要部の平面図である。
【図7】クリーニング用工具の変形例を示す要部の側面
図である。
【図8】実施例のウエハホルダー3の清掃動作の他の例
を示すフローチャートである。
【図9】従来のウエハホルダーの清掃方法の説明に供す
る投影露光装置の要部の平面図である。
【符号の説明】
1 投影光学系 3 ウエハホルダー 11 Zステージ 12 Xステージ 13 Yステージ 14 照射光学系 15 集光光学系 16X,16Y レーザー干渉計 19 アライメント顕微鏡 20 回転軸 21 回転駆動部 22 アーム 23 上下駆動部 24,28 上下駆動軸 26 クリーニング用工具 29 回転アーム 31 砥石 32 巻き付け部 33 無塵布

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写用のパターンが形成されたマスクを
    照明する照明光学系と、前記マスクのパターンが転写さ
    れる感光性の基板を吸着保持する基板保持部材と、該基
    板保持部材を介して前記基板を前記基板に平行な2次元
    平面上の所定の露光領域に移動する基板ステージとを有
    する露光装置に設けられ、前記基板保持部材の清掃を行
    うためのクリーニング装置において、 前記基板保持部材上に前記基板を吸着保持した状態で、
    該基板の露光面の凹凸又は傾斜の状態を計測する表面状
    態計測手段と、 該表面状態計測手段の計測結果より前記基板保持部材の
    表面内で清掃が必要な領域を求める演算制御手段と、 前記基板保持部材の表面内で清掃が必要と認められた領
    域の清掃を行うクリーニング手段と、を有することを特
    徴とする露光装置用のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記演算制御手段により求められた清掃
    領域は、前記基板の露光面において平面度が部分的に悪
    くなっている領域の下に位置する前記基板保持部材上及
    びその近傍の領域であることを特徴とする請求項1記載
    の露光装置用のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記基板保持部材の表面が凸部及び凹部
    よりなる場合に、前記クリーニング手段が、前記基板保
    持部材の表面の凸部のみならず凹部をも清掃することを
    特徴とする請求項1又は2記載の露光装置用のクリーニ
    ング装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング手段により前記基板保
    持部材の表面が清掃された後、前記基板保持部材上に前
    記基板を吸着保持した状態で前記表面状態計測手段によ
    り、前記基板の露光面の凹凸又は傾斜の状態を計測し、
    該計測結果より前記演算制御手段が、前記基板保持部材
    の再清掃が必要な否かを判定することを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の露光装置用のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング手段からの異物を受け
    る異物落下防止部材を前記基板保持部材の近傍に配し、 前記基板に対する露光中に前記異物落下防止部材上に前
    記クリーニング手段の清掃部を待避することを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の露光装置用のクリーニング
    装置。
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