JPH08330217A - 清掃装置 - Google Patents

清掃装置

Info

Publication number
JPH08330217A
JPH08330217A JP7160061A JP16006195A JPH08330217A JP H08330217 A JPH08330217 A JP H08330217A JP 7160061 A JP7160061 A JP 7160061A JP 16006195 A JP16006195 A JP 16006195A JP H08330217 A JPH08330217 A JP H08330217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
wafer
grindstone
cleaning
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7160061A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Miyai
恒夫 宮井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP7160061A priority Critical patent/JPH08330217A/ja
Priority to US08/614,057 priority patent/US5825470A/en
Publication of JPH08330217A publication Critical patent/JPH08330217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/707Chucks, e.g. chucking or un-chucking operations or structural details
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/7075Handling workpieces outside exposure position, e.g. SMIF box
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70866Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70908Hygiene, e.g. preventing apparatus pollution, mitigating effect of pollution or removing pollutants from apparatus
    • G03F7/70916Pollution mitigation, i.e. mitigating effect of contamination or debris, e.g. foil traps

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板保持部材の清掃を確実に行なうと共に、
清掃時に除去した異物が基板保持部材に再付着するのを
防止する。 【構成】 ウエハ30がホルダ40上からアンロードさ
れると、移動手段によりホルダ40上に清掃用の砥石が
載置され、清掃手段によってホルダ上で砥石が回転駆動
される。清掃終了後、移動手段によってホルダ40上か
ら砥石が退避させると、吸引手段300では、ホルダ4
0表面近傍の空気を吸込口316を介して吸引する。こ
のとき、吸引手段300で吸引が行なわれている間は、
ホルダ40の全面を吸入口316が走査するようにXス
テージ38が移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、清掃装置に係り、さら
に詳しくは、半導体素子等をフォトリソグラフィ工程で
製造する際に使用される、マスクのパターンを感光基板
上に転写する露光装置に用いられる基板保持部材(ホル
ダ)の清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子又は液晶表示素子
等をフォトリソグラフィ工程で製造する場合に、種々の
露光装置が使用されているが、現在では、フォトマスク
又はレチクルのパターンを表面にフォトレジスト等の感
光剤が塗布された基板、例えばウエハ上に投影光学系を
介して転写する露光装置が一般的に使用されている。か
かる従来の露光装置ではウエハを平坦な状態で固定する
ために、ウエハステージ上に取り付けられたウエハホル
ダによってウエハを吸着して保持していた。
【0003】しかしながら、ウエハを保持するウエハホ
ルダとウエハとの間にゴミ等の異物が存在する状態でウ
エハを吸着すると、その異物によりウエハの露光面の平
面度が悪化する。その露光面の平面度の悪化は、ウエハ
の各ショット領域の位置ずれ誤差やフォーカス誤差の要
因となり、LSI等を製造する際の歩留りを悪化させる
大きな要因となっていた。そのため、従来は一般に一定
間隔で装置を停止して露光作業を中断し、ウエハホルダ
を作業者の手が届く位置に移動させて、砥石や無塵布を
用いて作業者が手作業にてウエハホルダ全体を拭いてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように作業者がマニュアル(手作業)でウエハホルダの
清掃を行うのでは、ウエハホルダの全面を拭くのに例え
ば30分から1時間程度の時間を要し、実際の露光を行
える時間が短縮されてスループットが低下するという不
都合があった。また、露光を行える時間を長くするため
に、ウエハホルダの清掃頻度を一日に1回程度にした場
合には、ウエハホルダ上に異物が吸着されたままウエハ
への露光が行われる確率が高くなり、半導体素子等の歩
留まりが悪化するおそれがあった。更には、作業者がマ
ニュアルで清掃を行うため、作業者の習熟度の差による
清掃具合の差も発生して、特定の作業者のみしか作業を
行うことができない等の不具合も発生していた。
【0005】ところで、近年の半導体製造工場では、ク
リーン度がクラス10〜100以下の精度で、加えて無
人化が進められている。これは、ますます精密化、微細
化する半導体製造工程においては、ますます高精度なア
ライメント及びオートフォーカス技術が要求されるよう
になり、ウエハ裏面に存在する異物によってウエハ自身
が変形し、このため、アライメント結果に誤差をもたら
したり、露光に支障をもたらす等の不具合が発生し、ゴ
ミ等の異物の存在が製品の歩留りに大きく影響するよう
にあってきたからである。異物の発生原因としては人間
に関係するものが大きな割合を占めており、例えば作業
者からの新たな発塵がウエハホルダに付着する2次的な
発塵も問題となってきた。
【0006】かかる傾向の中で、ウエハホルダ上の異物
を取り除く作業を作業者が行うことは、この傾向から遅
れたものであるばかりか、作業を行うことで、却ってク
リーン度を悪化させているおそれもある。
【0007】かかる問題点を改善すべく、近年になって
ウエハホルダの自動清掃機構が種々提案されている(特
開平5−82411号公報等参照)。
【0008】しかしながら、ウエハ裏面とウエハホルダ
との間の異物は簡単に落ちるものもあるが、ウエハホル
ダにこびりついて離れないものがあり、従来の自動清掃
機構では必ずしも異物を十分に除去することができなか
った。また、ウエハホルダのウエハとの接触面から取り
除かれた異物がウエハホルダの表面に形成された溝に落
ち込み、ウエハ交換時その他のときに空気の乱れ等によ
って空中に浮遊し、ウエハホルダの接触面に再付着する
おそれもあった。このような異物がウエハホルダのウエ
ハとの間に挟み込まれると、異物によりウエハに横ずれ
が生じ、前述したようにますます微細化される半導体製
造工程においては、このウエハに横ずれに起因する重ね
合わせ精度(アライメント精度)の悪化は大きな問題に
なってきた。
【0009】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなされたもので、その目的は、特に、基板保持
部材の清掃を確実に行なうと共に、除去した異物が基板
保持部材に再付着するのを防止することができる清掃装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
マスクに形成されたパターンが転写される感光基板を吸
着保持する基板保持部材と、当該基板保持部材を保持し
て基準平面内を2次元方向に移動する基板ステージとを
備えた露光装置に設けられ、前記基板保持部材の清掃を
行なうための清掃装置であって、前記基板保持部材上に
清掃用の砥石を載置すると共に前記基板保持部材上から
前記砥石を退避させる移動手段と;前記基板保持部材上
で前記砥石を回転駆動することにより前記基板保持部材
の清掃を行なう清掃手段と;前記基板保持部材表面近傍
の空気を吸込口を介して吸引する吸引手段とを有する。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の清
掃装置において、前記吸引手段は、前記吸込口が前記基
板ステージ上の基板保持部材に接近及び離間可能に構成
されていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の清掃装置において、前記基板保持部材表面に向けて
空気を吹き付けると共に前記吸込口に対向して空気の吹
出口が配置された吹出手段を更に有する。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、移動手段により
基板保持部材上に清掃用の砥石が載置されると、清掃手
段では基板保持部材上で砥石を回転駆動することにより
基板保持部材の清掃を行なう。清掃終了後、移動手段で
は基板保持部材上から砥石を退避させる。吸引手段で
は、基板保持部材表面近傍の空気を吸込口を介して吸引
する。この場合において、吸引手段で吸引が行なわれて
いる間は、基板保持部材の全面を吸入口が走査するよう
に基板ステージを移動させることが望ましい。これは、
基板保持部材の表面に凹凸がある場合にその凹部内に入
り込んだ異物は勿論、基板との接触部以外にある異物を
も取り除くことが出来、これにより、一度除去した異物
が基板保持部材の基板との接触面に再付着するのを防止
できるからである。
【0014】請求項2記載の発明によれば、吸引手段
は、吸込口が基板ステージ上の基板保持部材に接近及び
離間可能に構成されていることから、吸込口部分を不使
用時に退避させることができると共に、吸引手段を露光
装置内のスペース的に余裕のある場所に配置することが
可能になる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、吹出手段が
基板保持部材表面に向けて空気を吹き付けると、保持部
材表面に凹凸があってもその近傍に付着していた異物が
空中に舞い上がり、吹出口に対向して配置された吸込口
を介して吸引手段によって吸い込まれる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図9に
基づいて説明する。図1ないし図2には、本発明に係る
清掃装置が適用された一実施例の露光装置10の全体構
成が概略的に示されている。図1は、この露光装置10
の概略縦断面図であり、図2は概略横断面図である。
【0017】この露光装置10は、防塵のためのチャン
バ12を備え、このチャンバ12内は、温度と湿度が一
定に保たれている。このチャンバ12内は、設定温度、
例えば23℃に対し常時±0.1℃にコントロールされ
ている。また、このチャンバ12には、IC製造作業と
装置のメンテナンスに必要な扉が必要最低限だけ取り付
けられている。なお、このチャンバ12は、図示しない
別のチャンバで覆われている。
【0018】チャンバ12の内部には、露光光の照射光
学系14、投影光学系16及びXYステージ装置18等
が収容されている。
【0019】照射光学系14は、超高圧水銀ランプ、エ
キシマレーザ(KrF、ArF)、YAGレーザ等を含
む光源20と、この光源20から出射される露光光(例
えば、g線又はi線、エキシマ光(波長248nm:K
rF、193nm:ArF)、YAGレーザの高調波
(波長200nm以下)等)のみを透過させるフィルタ
(図示省略)、オプチカルインテグレータとしてのフラ
イアイレンズ(図示省略)及び露光光の照射領域を設定
する絞り(図示省略)等を含む照明光学系22と、折曲
げミラー24とを有している。
【0020】折曲げミラー24は、投影光学系16の鉛
直上方(光軸方向上方)で光源20とほぼ同じ高さ位置
にほぼ45度で斜設されており、この折曲げミラー24
と投影光学系16との間には、水平方向(光軸直交方
向)に向けてマスクとしてのレチクル26が配置されて
いる。このレチクル26は、水平面(XY平面)内を2
次元方向に移動可能で鉛直軸(Z軸)回りに微小角度範
囲で回動可能に構成されたレチクルステージ28上に保
持されている。レチクル26の下面には、所定のパター
ン領域PAが設けられ、このパターン領域PA内に露光
すべき回路パターンが形成されている。
【0021】一方、投影光学系16の下方には、表面に
フォトレジストが塗布された感光基板としてのウエハ3
0が、その表面が投影光学系16に関して前述したレチ
クル30のパターン領域PAが設けられた面と共役とな
るようにXYステージ装置18上に保持されている。
【0022】このため、光源20から出射された露光光
が照明光学系22を通ってレチクル26に照射される
と、この露光光がレチクル26上のパターン領域PAを
透過して投影光学系16に入射し、投影光学系16の倍
率分縮小されたパターンの像がウエハ30上に形成され
る。
【0023】次に、XYステージ装置18について説明
する。このXYステージ装置18は、架台32上に固定
されたベース34と、このベース34上を図1の左右方
向(Y軸方向)に移動可能なYステージ36と、このY
ステージ36上を図1の紙面直交方向(X軸方向)に移
動可能な基板ステージとしてのXステージ38とを備え
ている。このXステージ38上には、基板保持部材とし
ての段付き円板状のウエハホルダ(以下、「ホルダ」と
いう)40が図示しない真空吸着手段、例えばバキュー
ム・チャックを介して吸着されている。Xステージ38
上にはホルダ40を貫通した状態で上下動する3本のピ
ンとこれらのピンを駆動する駆動機構(いずれも図示省
略)とから成るウエハ上下動機構42(図7参照)が設
けられている。ホルダ40上には、バキューム・チャッ
ク44(図7参照)によってウエハ30が吸着されてい
る。
【0024】前記投影光学系16の両脇には、投影光学
系16の露光フィールド内にウエハ30が位置したと
き、ウエハ30の表面のZ方向(光軸AX方向)の位置
を検出するための斜入射方式の焦点検出系46(図7参
照)を構成する照射光学系48と集光光学系50とが、
投影光学系16の光軸に関して対称に配置されている。
照射光学系48がウエハ30の表面に斜めに結像光束を
投射すると、集光光学系50ではその光束の反射光を受
光して光電検出し、ウエハ30の表面の高さ位置(フォ
ーカス位置)又は投影光学系16の結像面からのずれ量
に応じた焦点信号を出力するようになっている。この焦
点検出系46は、例えば特開昭56−42205号公報
や特開昭60−168112号公報に開示されているも
のと同等である。
【0025】チャンバ12内には、この他、アライメン
ト光源52、ハーフミラー54、ミラー56、及びアラ
イメント顕微鏡58等からなるウエハ30の重ね合わせ
用のTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のアライメント
センサ60や、Xステージ38の位置測定用の干渉計シ
ステム62(図1では図示省略、図7参照)等も設置さ
れている。
【0026】前記チャンバ12の図1及び図2における
左側の側壁には、当該側壁を貫通した状態でY方向に延
びるYガイド64が設けられている。このYガイド64
には当該Yガイド64に沿って移動可能でかつX方向に
は所定距離範囲で移動可能に構成されたウエハ搬送アー
ム(以下、「搬送アーム」という)66が取り付けられ
ている。この搬送アーム66は、ウエハを吸着するため
の吸着手段68(図7参照)が設けられている。本実施
例では、この搬送アーム66と前述したウエハ上下動機
構42とによってホルダ40上に後述する清掃用の砥石
96を載置すると共にホルダ40上から砥石96を退避
させる移動手段が構成されている。
【0027】チャンバ12の図1及び図2における左側
の側壁には、Yガイド64及び搬送アーム66に対応す
る大きさの開口のみが形成されている。また、この左側
の側壁には、図1及び図2に示されるようにHEPAフ
ィルタ(high efficiency particulate air-filter)7
0が設置され、HEPAフィルタ70を介して流入した
清浄な空気が投影光学系16側に向かって流れるように
なっている。
【0028】更に、本実施例では、架台32上のベース
34の図1における右側(HEPAフィルタ70と反対
側)には、清掃手段としての砥石駆動装置72が設置さ
れている。この砥石駆動装置72は、図3に拡大して示
されるように、本体部74と、水平方向駆動系76と、
垂直方向駆動系78とを備えている。
【0029】これをさらに詳述すると、本体部74は、
箱型とされ、その内部には、図示しないモータ制御系8
0(図7参照)が収納されている。本体部74の図1及
び図3における紙面手前側には、同じく箱型の第1モー
タ収納部82が設けられており、この第1モータ収納部
82内に収納された第1モータ(図示省略)と当該第1
モータによって回転駆動される第1の送りねじ84とに
よって水平方向駆動系76が構成されている。また、第
1の送りねじ84の先端には、第1の送りねじ84の回
転によってY方向(図1〜図3における左右方向)に移
動する第2モータ収納部86が取り付けられており、こ
の第2モータ収納部86内には第2の送りねじ88を駆
動する第2モータ(図示省略)が収納されており、この
第2モータと第2の送りねじ88とによって垂直方向駆
動系78が構成されている。
【0030】第1モータ収納部82内には、第2モータ
収納部86が図1ないし図3における左側に所定量以上
飛び出さないように、第1の送りねじ82の駆動量を制
限するためのフォトセンサ等から成る電気的リミットス
イッチと、この電気的リミットスイッチによる制限が機
能しなかった場合に強制的に送りねじの駆動を停止する
メカ的リミット手段としてのストッパが設けられ、これ
らによって第1モータの暴走対策が行なわれている。第
2モータ収納部86内にも同様の第2モータの暴走防止
のための各種リミット手段が設けられている。
【0031】第2の送りねじ88の先端(下端)には、
シャフト92及びこのシャフト92の先端に一体的に設
けられた係合部材としての係合アーム94を回転させる
回転駆動手段90が設けられている。この回転駆動手段
は、シャフト92を回転させる第3モータ(図示省略)
を有している。
【0032】係合アーム94は、シャフト92の先端
(下端)に水平方向に向けて固着されたアーム部94A
と、このアーム部94Aの両端に垂直下方に向けて設け
られた一対の爪部94Bとから成る。爪部94Bは、本
実施例では断面円形状とされているが、断面矩形その他
の形状であってもよい。
【0033】駆動装置72は、このようにして構成さ
れ、後述するようにして係合アーム94の爪部94Bが
砥石96に係合されると、回転駆動手段90により係合
アーム94と一体的に砥石96をホルダ40上で回転さ
せるようになっている。
【0034】次に、ホルダ清掃用の砥石について図4に
基づいて説明する。図4(A)には、砥石96の平面図
が示され、同図(B)には底面図が示され、同図(C)
には、(A)におけるC−C線断面図が示されている。
【0035】砥石96は、多孔質部材(例えば、アルミ
ナ(Al23)、白セラミックス、アルカンサスストー
ン、TiO2、ZrO2、ルビー、アルテック等)により形
成され、全体的な形状は、円板を一部直線上に切り欠い
たようなオリエンテーションフラット付きウエハと同様
の形状とされている。砥石96の大きさは、ホルダ40
の7〜8割程度の大きさとなっており、前述したウエハ
搬送系によって搬送可能になっている。砥石96の底面
(ホルダ40に接触する側の面)には、図4(B)に示
されるように、ホルダ40と同様の複数本の同心円状の
溝96Aが形成されている。また、この砥石96の上面
(ホルダ40に接触する側と反対側の面)には、図4
(A)に示されるように、砥石96の中心に関して点対
称な一対の凹溝96Bが形成されている。各凹溝96B
は、反時計回りに進むにつれて半径方向の開口幅が狭く
なるような形状とされている。これは、図5(A)に矢
印Aで示されるように、係合アーム94を上方から降ろ
していき、凹溝96Bの前記開口幅が広い部分に爪部9
4Bの先端が挿入された状態で係合アームを軸Bを中心
にθ1 方向に回転させることにより、爪部94Bが凹溝
96Bの開口幅が狭い部分に嵌合して係合アーム94と
砥石96とが容易に係合し、矢印θ1 方向と反対方向に
係合アーム94を回転させれば、係合アーム94と砥石
96との係合が解除されるようにするためである。
【0036】更に、本実施例では、図1では図面の錯綜
を避けるため図示を省略したが、投影光学系16の側面
(より詳しくは鏡筒の側面)には、図6に示されるよう
な吸引手段300が設けられている。この吸引手段30
0は、投影光学系16の側面に取り付けられた取付部3
02と、この取付部302から下方に突設された第1の
筒部材304と、この第1の筒部材304の内部にその
一端部が摺動可能に装備されたくの字状に曲折された第
2の筒部材306と、この第2の筒部材306の他端部
内に摺動可能に装備された第3の筒部材308と、取付
部302の内部空間に配管310を介して連結された吸
引ポンプ312とを備えている。取付部302内には、
第2の筒部材306を矢印E方向(上下方向)に駆動す
ると共に第3の筒部材308を矢印F方向(斜め上下方
向)に駆動する駆動機構314(図7参照)が収納され
ている。即ち、第2、第3の筒部材306、308は、
自動車のラジオアンテナのように伸縮自在の構造となっ
ており、駆動機構314としては、例えば、第3の筒部
材308の上端に一端が連結された樹脂製のワイヤの他
端側を巻き取るリールと、このリールを回転駆動するモ
ータ等から成るものが使用される。
【0037】第2の筒部材306の他端部は、図2に示
されるように、平面視ではYガイド64側へ向けて曲折
されている。このため、第3の筒部材308を伸ばすこ
とにより、投影光学系16から離れた位置で空気の吸引
を行なうことができるようになっている。
【0038】第3の筒部材308の先端は、XZ面に平
行にカットされており、これによってHEPAフィルタ
70側へ向かって開口した吸込口316が形成されてい
る。このようにしたのは、チャンバ12内ではHEPA
フィルタ70側から投影光学系16側へ向かって空気が
流れるので吸入口316を風下に置くとともに空気中に
浮遊しているゴミ等を空気と一緒に効率よく吸引するた
めである。
【0039】次に、露光装置10を構成するホルダの清
掃に関連する制御系について説明する。この制御系は、
図7に示されるように、ミニコンピュータ又はマイクロ
コンピュータから成る主制御部97を中心として構成さ
れている。主制御部97の入力側には、焦点検出系46
及び干渉計システム62が接続されている。また、この
主制御部97の出力側には、ステージ駆動系98、バキ
ューム・チャック44、吸着手段68、ウエハ上下動機
構42、搬送アーム駆動系99、モータ制御系80、駆
動機構314及び吸引ポンプ312が接続されている。
ここで、ステージ駆動系98は、Xステージ38、Yス
テージ36をそれぞれ駆動する図示しない送りねじとモ
ータ等から構成され、Xステージ38を2次元方向に駆
動するものである。また、搬送アーム駆動系99は、前
述したYガイド64に設けられ、搬送アーム66をYガ
イド64に沿って駆動する送りねじとモータ(いずれも
図示省略)等によって構成されている。
【0040】次に、上述のようにして構成された本実施
例のホルダ清掃処理について、主制御部97の主要な制
御アルゴリズムを示す図8のフローチャートに沿って説
明する。この制御アルゴリズムは、予め設定された所定
回数の露光処理が終了した時点で自動的にスタートする
が、この他、露光処理中にウエハのフラットネスの不良
等により露光不良が発生し、オペレータにより図示しな
い清掃開始ボタンが押下され、清掃開始指示コマンドが
主制御部97に入力した時にもスタートする。前提条件
として、Xステージ38は、予め定められた清掃時の待
機位置(Xステージ38の図2における左上コーナー部
分が投影光学系16の下方に位置し、ホルダ40が投影
光学系16の図2における右斜め下側の位置に離れて存
在する位置)に待機しており、ホルダ40上のウエハは
アンロードされているものとする。
【0041】ステップ100で図示しないカセットから
砥石を取り出す。具体的には、搬送アーム駆動系99を
介して搬送アーム66の先端をカセット内に挿入し、搬
送アーム66に設けられた吸着手段68を作動してカセ
ット内の砥石96を吸着保持させ、この状態で搬送アー
ム66の先端をカセットの外部に出して砥石96を搬出
する。
【0042】次のステップ102では搬送アーム駆動系
99を介して砥石96を保持した搬送アーム66をYガ
イド64に沿って駆動することにより、砥石96をホル
ダ40前方まで搬送する。
【0043】次のステップ104では砥石96をホルダ
40上に載置する。具体的には、搬送アーム駆動系99
を介して搬送アーム66を制御し、搬送アーム66に吸
着保持された砥石96を一旦ホルダ40の上方まで移動
させ、ウエハ上下動機構42を上昇制御して当該ウエハ
上下動機構42によって砥石96を下方から保持させ
る。そして、吸着手段68を停止して搬送アーム66に
よる砥石96の吸着を解除した後、ウエハ上下動機構4
2を下降制御することにより砥石96がホルダ40上に
載置される。
【0044】次のステップ106ではモータ制御系80
を介して第1モータを駆動し、回転駆動手段90及び係
合アーム94を一体的にホルダ40上方まで水平移動す
る。
【0045】次のステップ108では係合アーム94を
ホルダ40上に載置された砥石96に係合する。具体的
には、モータ制御系80を介して第2モータを駆動し、
係合アーム94先端の一対の爪部94Bが砥石96上面
の一対の凹溝96B内に挿入されるまで回転駆動手段9
0及び係合アーム94を一体的に垂直方向に降下させた
後第2モータを停止する。係合アーム94の爪部94B
が砥石96上面の凹溝96B内に挿入されたときの状態
が、図5(A)に示されている。次いで、モータ制御系
80を介して第3モータを駆動して係合アーム94を所
定方向(θ1 方向)に比較的ゆっくりと回転させる。こ
れにより、前述した如くして、爪部94Bが砥石96の
凹溝96Bに係合する。この爪部94Bと凹溝96Bと
の係合が終了した後、第2モータを駆動して所定の荷重
を砥石96に加える。
【0046】なお、本実施例では、係合アーム94と砥
石96とを係合させる際には、爪部94Bの先端が砥石
96の凹溝96B以外の部分に接触しないように、凹溝
96Bの開口幅が広い部分に爪部94Bの先端が対応す
るように、予めまたは係合アーム94を下降中に、第3
モータを駆動して係合アーム94の回転角度が調整され
るようになっている。また、砥石に荷重を加える必要が
ない場合は、図5(B)に示されるように、爪部94B
の先端が凹溝96Bから浮いた状態で、モータ制御系8
0を介して第3モータを駆動して係合アーム94をθ1
方向に比較的ゆっくりと回転させて、爪部94Bと凹溝
96Bとを係合させればよい。
【0047】次のステップ110ではモータ制御系80
を介して第3モータを駆動し、砥石96の回転駆動を開
始すると同時にステージ駆動系98を介してXステージ
38を2次元方向に駆動する。このとき、Xステージ3
8は砥石96がホルダ40の面全体に接触する範囲内で
駆動される。
【0048】このようにして清掃が終了すると、ステッ
プ112で砥石96の回転駆動とXステージ38の移動
を停止した後、ステップ114に進んで係合アーム94
の砥石96に対する係合を解除する。具体的には、モー
タ制御系80を介して第2モータを所定量前と反対方向
に駆動して係合アーム94を少し持ち上げ、この状態で
モータ制御系80を介して第3モータをゆっくりと前と
反対方向に駆動する。これにより、係合アーム94と凹
溝96Bとの係合が解除される。
【0049】次のステップ116では係合アーム94を
退避させる。具体的には、モータ制御系80を介して第
2モータ、第1モータを順次前と反対方向に回転駆動す
る。これにより、係合アーム94及び回転駆動手段90
が上昇して第2の送りねじ88が第2モータ収納部86
内に収納された後、第1の送りねじ84が第1モータ収
納部82内に収納される。
【0050】次のステップ118では砥石96を搬送ア
ーム66に渡す。具体的には、搬送アーム駆動系99を
介して搬送アーム66をホルダ40上方まで移動させ、
吸着手段68を作動する。この状態でウエハ上下動機構
42を上昇制御して砥石96を搬送アーム66の位置ま
で持ち上げる。これにより、吸着手段68によって砥石
96が吸着され保持される。その後、ウエハ上下動機構
42を下降制御する。
【0051】次のステップ120では砥石96を図示し
ないカセット前方まで搬送する。具体的には、搬送アー
ム駆動系99を介して砥石96を吸着保持した搬送アー
ム66をYガイド64に沿ってカセット前方まで駆動す
る。次のステップ122で砥石96をカセットに戻す。
【0052】次のステップ123では、ホルダ表面付近
の空気と共に異物を吸引する。具体的には、駆動機構3
14を介して第2、第3の筒部材306、308を所定
量伸ばし、吸込口316をホルダ40の表面に極く近接
させる。この状態で、吸引ポンプ312をオンにして吸
引を開始し、吸引中砥石96での清掃の時と同じように
ステージ駆動系98を介してXステージ38を2次元移
動させる。これは、ホルダ38上およびその周辺部分を
もれなく一通り吸込口316が通過するようにするため
であり、このようにするのは、ホルダ40の溝部に入り
込んでいる異物や当該ホルダ40とウエハとの接触部以
外の部分に存在する異物をも確実に吸引して、砥石96
により除去された異物がホルダ40のウエハとの接触面
に再付着することがないようにするためである。なお、
吸込口316をホルダ40の表面に極く近接させるに際
し、ホルダ面の高さが常に一定である場合には、予め定
められた所定量だけ駆動機構314を構成するモータを
回転させればよいが、ホルダ面の高さが可変である場合
には、吸込口316の位置をフォトセンサや、エンコー
ダ等で管理してホルダ40に接触しないようにする必要
がある。
【0053】このようにして、砥石96及び吸引手段3
00によるホルダの清掃が完了すると、ステップ124
の「ホルダの清掃状態を確認」のサブルーチンに移行す
る。このサブルーチンでは図9のフローチャートに示さ
れるように、ステップ200でテスト用ウエハを図示し
ないウエハキャリアから取り出す。このテスト用ウエハ
の取り出しは、前述したステップ100の砥石の取り出
しと同様にして行なわれる。ここで、テスト用ウエハと
しては、平面度の高いウエハが用いられる。
【0054】次のステップ202ではテスト用ウエハを
搬送する。このテスト用ウエハの搬送は、前述したステ
ップ102の砥石の搬送と同様にして行なわれる。
【0055】次のステップ204ではテスト用ウエハを
ホルダ40上に載置する。このテスト用ウエハのホルダ
上への載置は、前述したステップ104の砥石のホルダ
上への載置と同様して行なわれる。テスト用ウエハをホ
ルダ40上に載置した後、バキューム・チャック44を
作動してテスト用ウエハをホルダ40上に吸着する。
【0056】次のステップ206では、テスト用ウエハ
の各計測点における焦点ずれ量を計測し、その結果をメ
モリに記憶する。この計測は、ステージ駆動系99を介
してXステージ38を移動しつつ、所定の計測点(各計
測領域について少なくとも1点定められる)における焦
点検出系46の出力をモニタすることによりなされる。
【0057】焦点ずれ量の計測が終了すると、ステップ
208でテスト用ウエハを搬送アームに渡す。このステ
ップ208における処理は、前述したステップ118に
おける処理と同様にして行なわれる。
【0058】ステップ210〜212では前述したステ
ップ120〜122と同様にしてテスト用ウエハを搬送
後、ウエハキャリアに戻した後、このサブルーチンの処
理を終了してメインルーチンのステップ126にリター
ンする。
【0059】ステップ126では、異物が除去されたか
否かを判断する。この判断は、次のようにして行なわれ
る。即ち、ステップ206でメモリに記憶された各計測
点における焦点ずれ量に基づいてウエハの所定の計測領
域(以下の説明では、ショット領域と同一の分割領域を
意味する)毎の平面度、厳密に言うならば投影光学系の
結像面と所定の計測領域の表面との平行度が許容値以内
であるか否かを判断することによりなされる。
【0060】例えば、各計測領域について3点以上測定
点が定められている場合は、いずれか3つの測定点にお
ける焦点ずれ量に基づいてその領域の傾斜を求め、この
傾斜と計測領域の寸法とに基づいてその領域の全体が所
定の焦点深度内に入っているか否かを判断することによ
り、その計測領域で結像不良が生じるか否かを判断する
ことができる。また、例えば、各計測領域について各1
点の計測点(領域の中心点)が定められている場合に
は、隣接する少なくとも3つの領域における計測点の焦
点ずれ量に基づいて当該目的領域の少なくとも3つの端
点の焦点ずれ量を計算で求め、この3点の焦点ずれ量に
基づいてその領域の傾斜を求め、この傾斜と計測領域の
寸法とに基づいてその領域の全体が所定の焦点深度内に
入っているか否かを判断することにより、その計測領域
で結像不良が生じるか否かを判断することができる。
【0061】そして、このステッ126における判断が
否定された場合には、ステップ100に戻って上記処理
・判断を繰り返す。一方、このステップ126における
判断が肯定された場合には、本ルーチンの一連の処理を
終了する。
【0062】以上説明したように、本実施例によると、
砥石96をホルダ40上で回転駆動したり、この砥石9
6の回転中にXステージ38を2次元移動することによ
りホルダ40上の異物の清掃が行なわれるので、強力な
清掃効果が期待でき、従来除去が困難であった異物であ
っても除去することが可能になる。また、砥石96は清
掃時にのみホルダ40上に置かれ、それ以外の時には搬
送アーム66によりチャンバ12外へ運び去られること
から、清掃時にゴミが付着した砥石96がチャンバ12
内に放置されることによる2次的発塵を回避することが
でき、更には、ホルダ清掃後にホルダ表面近傍の空気を
吸引手段により吸引するので、空中に浮遊する異物が吸
い込まれ、一度除去した異物がホルダ40のウエハとの
接触面に再付着するのを防止することがきる。従って、
ホルダ40とウエハ30との間に異物が挟まることで生
じるウエハの横ズレによる重ね合わせ精度の悪化を防止
するこができる。なお、砥石96によるホルダ清掃中に
吸引手段による異物の吸引を同時に行なうようにしても
よい。
【0063】また、本実施例では、清掃時以外に砥石9
6は外部のカセットに保管されるので、装置を全く停止
することなく、砥石96の交換が可能になるという利点
もある。
【0064】さらに、本実施例では、ホルダ40の清掃
を自動化することで、一定期間毎に清掃を行うときで
も、何等かの原因でホルダ40上に異物がついて不良品
が発生したときでも、常に一定の条件で作業を行うこと
が可能となることから、作業者の個人差による作業のバ
ラツキを無くすことができると共に、無人化によって発
塵を抑さえることができるという効果がある。特に、急
に異物がホルダ40上に付着し結像不良が発生した場合
に、従来のように作業者が直接装置の所まで行って清掃
作業を行なう必要がないことから、装置の停止時間を短
縮することができ、また、作業者は清掃開始ボタンを押
下するだけで良いので、操作性が良好となる。
【0065】また、砥石96を多孔質部材によって形成
しているので、砥石の回転によりホルダ40上から除去
されたゴミ等の異物が砥石96の表面に形成された多く
の孔の中に取り込まれるので、清掃時に異物が飛散する
のを防止することが可能である。
【0066】なお、上記実施例では、異物除去の判定を
装置が自動的に行なう場合を例示したが、例えば、清掃
の終了をオペレータに通知するようにしておいて、オペ
レータが自分の目により異物除去の判定を行なうように
しても良い。このようにすると、露光に影響の少ない場
所に異物が付着したりした場合に、オペレータの判断に
より、ウエハホルダの繰り返し清掃を行なうことなく、
露光を続行することができるので、スループットを不必
要に低下させるのを防止することができる。
【0067】あるいは、自動清掃の繰り返し回数に所定
の限度を設け、限度内の回数は異物除去の自動判定及び
自動清掃を繰り返し行ない、限度を超えた場合に異物除
去をオペレータの目で判定するようにしても良い。この
ようにすると、自動清掃では、除去することが困難なホ
ルダ上の場所に異物がある等の場合にオペレータが手作
業にて素早くその部分のみを清掃することが可能にな
り、無駄な自動清掃の繰り返しを防止することができ
る。
【0068】さらに、図10に示されるように、吸込口
316と対峙(対向)するように配置された吹出口31
8を有する吹出手段320を設けてもよい。このように
すれば、吹出手段320の吹出口318からホルダ40
表面に向けて空気が吹き付けられると、ホルダ表面に凹
凸があってもその近傍に付着していた異物が空中に舞い
上がり、吹出口318に対向して配置された吸込口31
6を介して吸引手段300によって吸い込まれるので、
より一層確実にホルダ40の凹溝内の異物を除去するこ
とができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
砥石を基板保持部材上で回転させることにより基板保持
部材上の異物をほぼ確実に除去することができると共
に、一度除去した異物が基板保持部材の基板との接触面
に再付着するのを防止することがき、これにより基板保
持部材と基板との間に異物が挟まることで生じる基板の
横ズレによる重ね合わせ精度の悪化を防止するこができ
るという従来にない優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る露光装置の概略縦断面図であ
る。
【図2】図1の装置の概略横断面図である。
【図3】図1の砥石の駆動装置を拡大して示す図であ
る。
【図4】砥石を説明するための図であって、(A)は平
面図、(B)は底面図、(C)は(A)のC−C線断面
図である。
【図5】係合アームと砥石の係合時の作用を説明するた
めの図である。
【図6】Xステージ及び投影光学系と共に吸引手段を示
す図である。
【図7】図1の装置のホルダ清掃に関連する制御系の概
略構成を示すブロック図である。
【図8】主制御部の主要な制御アルゴリズムを示すフロ
ーチャートである。
【図9】図7の「ホルダの清掃状態を確認」のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図10】変形例の主要部を示す図である。
【符号の説明】
10 露光装置 26 レチクル(マスク) 30 ウエハ(感光基板) 38 Xステージ(基板ステージ) 40 ホルダ(基板保持部材) 42 ウエハ上下動機構(移動手段の一部) 66 搬送アーム(移動手段の一部) 96 砥石 72 砥石駆動装置(清掃手段) 300 吸引手段 316 吸込口 318 吹出口 320 吹出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成されたパターンが転写され
    る感光基板を吸着保持する基板保持部材と、当該基板保
    持部材を保持して基準平面内を2次元方向に移動する基
    板ステージとを備えた露光装置に設けられ、前記基板保
    持部材の清掃を行なうための清掃装置であって、 前記基板保持部材上に清掃用の砥石を載置すると共に前
    記基板保持部材上から前記砥石を退避させる移動手段
    と;前記基板保持部材上で前記砥石を回転駆動すること
    により前記基板保持部材の清掃を行なう清掃手段と;前
    記基板保持部材表面近傍の空気を吸込口を介して吸引す
    る吸引手段とを有する清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引手段は、前記吸込口が前記基板
    ステージ上の基板保持部材に接近及び離間可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記基板保持部材表面に向けて空気を吹
    き付けると共に前記吸込口に対向して空気の吹出口が配
    置された吹出手段を更に有する請求項1又は2記載の清
    掃装置。
JP7160061A 1995-03-14 1995-06-02 清掃装置 Pending JPH08330217A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7160061A JPH08330217A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 清掃装置
US08/614,057 US5825470A (en) 1995-03-14 1996-03-12 Exposure apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7160061A JPH08330217A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 清掃装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08330217A true JPH08330217A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15707064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7160061A Pending JPH08330217A (ja) 1995-03-14 1995-06-02 清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08330217A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6392737B1 (en) 1998-08-07 2002-05-21 Nikon Corporation Processing apparatus and method of control
JP2006173247A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Nikon Corp 汚染物質除去装置及び露光装置並びにデバイスの製造方法
KR100776771B1 (ko) * 1999-10-12 2007-11-16 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 리소그래피 투영 장치
CN112305866A (zh) * 2019-07-31 2021-02-02 上海微电子装备(集团)股份有限公司 气浴装置及光刻设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6392737B1 (en) 1998-08-07 2002-05-21 Nikon Corporation Processing apparatus and method of control
KR100776771B1 (ko) * 1999-10-12 2007-11-16 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 리소그래피 투영 장치
JP2006173247A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Nikon Corp 汚染物質除去装置及び露光装置並びにデバイスの製造方法
CN112305866A (zh) * 2019-07-31 2021-02-02 上海微电子装备(集团)股份有限公司 气浴装置及光刻设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5825470A (en) Exposure apparatus
JP4727734B2 (ja) 基板搬送装置、基板搬送方法、露光方法、露光装置、及びデバイス製造方法
US7342640B2 (en) Exposure apparatus and method
TWI620990B (zh) Substrate transfer device, substrate transfer method, exposure device, exposure method, and device manufacturing method
TW201635346A (zh) 曝光裝置及元件製造方法
JPH10116760A (ja) 露光装置及び基板保持装置
JP5071109B2 (ja) レチクル搬送装置、露光装置、レチクル搬送方法、レチクルの処理方法、及びデバイス製造方法
US7808616B2 (en) Reticle transport apparatus, exposure apparatus, reticle transport method, and reticle processing method
JP2010153407A (ja) 清掃方法及び装置、並びに露光方法及び装置
US5559582A (en) Exposure apparatus
JP3395797B2 (ja) 露光装置
JP2007165699A (ja) 静電チャックのパーティクル除去方法、静電チャックのパーティクル除去装置および露光装置
KR20090004613A (ko) 노광장치 및 방법
JP2006054364A (ja) 基板吸着装置、露光装置
JP2000124122A (ja) 半導体露光装置および同装置を用いるデバイス製造方法
JP5099476B2 (ja) 清掃装置及び清掃システム、パターン形成装置、清掃方法及び露光方法、並びにデバイス製造方法
JPH08330217A (ja) 清掃装置
JP2005044882A (ja) 搬送装置及び露光装置
JPH08321458A (ja) 清掃装置
JP3551423B2 (ja) 露光装置
JP3167089B2 (ja) 露光装置及び方法
JPH09219363A (ja) 露光装置
JP2005123433A (ja) 熱処理装置、および異物検出方法並びに異物除去方法
JPH0677113A (ja) 露光装置
JP2007027545A (ja) 半導体露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040318

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040803