JP3378274B2 - 保持部材の洗浄方法、保持装置、及び露光装置 - Google Patents

保持部材の洗浄方法、保持装置、及び露光装置

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JP3378274B2 JP23006992A JP23006992A JP3378274B2 JP 3378274 B2 JP3378274 B2 JP 3378274B2 JP 23006992 A JP23006992 A JP 23006992A JP 23006992 A JP23006992 A JP 23006992A JP 3378274 B2 JP3378274 B2 JP 3378274B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば感光基板として
のウエハをウエハホルダーを介してウエハステージ上に
保持してそのウエハにレチクルのパターンを露光する露
光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子又は液晶表示素子等をフォト
リソグラフィー工程で製造する場合に、フォトマスク又
はレチクル(以下「レチクル」と総称する)のパターン
を投影光学系を介してウエハステージ上のウエハに露光
する投影露光装置が使用されている。斯かる従来の投影
露光装置ではウエハを平坦な状態で動かないように保持
するために、ウエハステージ上に取り付けられたウエハ
ホルダーによりウエハを吸着して保持している。
【0003】しかしながら、ウエハを保持するウエハホ
ルダーとウエハとの間にゴミ等の異物が存在する状態で
ウエハを吸着すると、その異物によりウエハの露光面の
平面度が悪化する。その露光面の平面度の悪化は、ウエ
ハの各ショット領域の位置ずれ誤差やフォーカス誤差の
要因となり、LSI等を製造する際の歩留まりを悪化さ
せる大きな要因になっていた。その為、従来は一般に一
定の間隔で露光工程を停止して、ウエハホルダーを作業
者の手が届く位置に移動させて、砥石や無塵布を用いて
作業者が手を動かしてウエハホルダー全体を拭いてい
た。
【0004】図5は従来のウエハホルダーの清掃作業の
様子を示し、この図5において、1は投影光学系であ
り、投影光学系1の一方向(これをX方向とする)の側
面に固定鏡2Xが固定され、投影光学系1のX方向に垂
直なY方向の側面に固定鏡2Yが固定されている。ま
た、投影光学系1の下方にウエハホルダー3が配置さ
れ、ウエハホルダー3はウエハステージ5上に固定され
ている。ウエハホルダー3は薄い円柱状であり、その表
面には同心円状に数本の溝4が形成されている。また、
ウエハホルダー3上にウエハを載置して、ウエハホルダ
ー3の表面の多数の吸着孔(図示省略)から真空ポンプ
で負圧をかけることにより、そのウエハがウエハホルダ
ー3上に吸着して保持される。
【0005】ウエハステージ5は、投影光学系1の光軸
に垂直な平面(XY平面)上の所定の駆動領域内で任意
の位置にウエハを位置決めできるXYステージ、投影光
学系1の光軸方向にウエハを位置決めするZステージ等
から構成されている。XY平面内での位置決めを行うた
め、ウエハステージ5上にはX軸用の移動鏡6X及びY
軸用の移動鏡6Yが固定されている。そして、投影光学
系1の固定鏡2Xに図示省略したX軸用のレーザー干渉
計からレーザービームLB1が照射され、レーザービー
ムLB1と平行に移動鏡6Xにもレーザービームが照射
され、X軸用のレーザー干渉計は投影光学系1を基準と
したウエハステージ5のX方向の座標を常時モニターし
ている。同様に、投影光学系1の固定鏡2Yに図示省略
したY軸用のレーザー干渉計からレーザービームLB3
が照射され、レーザービームLB3と平行に移動鏡6Y
にもレーザービームが照射され、Y軸用のレーザー干渉
計は投影光学系1を基準としたウエハステージ5のY方
向の座標を常時モニターしている。
【0006】そして、ウエハホルダー3を清掃する場合
には、図5のようにウエハホルダー3からウエハを取り
外した状態で、ウエハステージ5の端部を投影光学系1
の下方に移動してウエハステージ5を固定する。次に、
ウエハホルダー3上に砥石又は無塵布よりなるクリーニ
ング用工具7を置いて、作業者が手8でクリーニング用
工具7を一定の圧力でウエハホルダー3側に付勢した状
態で、軌跡9で示すようにクリーニング用工具7をウエ
ハホルダー3の全面で移動させることにより、ウエハホ
ルダー3上の異物を除去するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように作業者がマニュアルでウエハホルダー3の清掃を
行うのでは、ウエハホルダー3の全面を拭くのに例えば
30分から1時間程度の時間を要し、実際の露光を行え
る時間が短縮されてスループットが低下するという不都
合があった。また、露光を行える時間を長くするため
に、ウエハホルダー3の清掃頻度を一日に1回程度にし
た場合には、ウエハホルダー3上に異物が吸着されたま
まウエハへの露光が行われる確率が高くなり、半導体素
子等の歩留まりが悪化する虞がある。
【0008】また、作業者がマニュアルで清掃を行うの
では、ウエハホルダー3上に部分的に拭きムラが残る可
能性があり、作業者からの新たな異物がウエハホルダー
3に付着する虞もあった。本発明は斯かる点に鑑み、自
動的に且つ高速にウエハホルダー等の保持部材の清掃を
行うことができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による保持装置
は、例えば図1に示す如く、複数の凹凸が形成された保
持面上に物体を保持する保持部材(3)を備え、二次元
平面上の所定の駆動領域内を移動するステージ(5)
と、その保持面上に接触した状態でその保持面を洗浄す
る洗浄部材(26)を持つ洗浄手段(20〜26)とを
有し、その洗浄部材のその保持面に接触する面は、その
保持面よりも小さく、かつその凹凸のうちの異なる2つ
の凸部に接触する大きさを備えるとともに、その洗浄手
段は、その洗浄部材をその保持部材の保持面に接触させ
た状態で、その洗浄部材がその保持面上のほぼ全面を走
査する軌跡をその保持面上に描くように、その保持面が
配置された平面内の第1方向とこの第1方向に交わるそ
の保持面内の第2方向とにそのステージとその洗浄部材
とを相対移動させるものである。また、本発明による保
持部材の洗浄方法は、凹凸が形成された保持面上に物体
を保持する保持部材(3)を備えたステージ(5)を、
二次元平面上の所定の駆動領域内で移動自在に配置し、
その保持面に接触する面がその保持面よりも小さく、か
つ、その凹凸のうちの異なる2つの凸部に接触する大き
さを有する洗浄部材(26)を、そのステージがその所
定の駆動領域内を移動したときにその保持面に接触する
位置に配置し、その洗浄部材がその保持面に接触した状
態で、その洗浄部材がその保持面上の全面を走査する軌
跡をその保持面上に描くように、その保持面が配置され
る平面の第1方向とこの第1方向に交わる保持面内の第
2方向とにそのステージとその洗浄部材とを相対移動さ
せるものである。また、本発明による第1の露光装置
は、本発明の保持装置を備え、その保持部材に保持され
たその物体としての基板上に、所定パターンを露光する
ものである。また、本発明による第2の露光装置は、所
定パターン(15)を投影光学系(1)を介して基板上
露光する露光装置において、複数の凹凸が形成された
保持面上に物体を保持する保持部材(3)を備え、二次
元平面上の所定の駆動領域内を移動するステージ(5)
と、その保持面に接触した状態でこの保持面を洗浄する
洗浄部材(26)を持つ洗浄手段(20〜26)とを有
し、その洗浄部材のその保持面に接触する面は、全面が
この保持面内に含まれる大きさを有する。さらに、その
第2の露光装置において、その洗浄手段は、その投影光
学系を避けた位置であり、かつ、そのステージがその所
定の駆動領域内を第1方向及びこれに交差する第2方向
移動したときにその洗浄部材がその保持面上を全面的
に走査可能な第1位置と、その第1位置よりもその投影
光学系から離れた第2位置との間でその洗浄部材を移動
させる駆動手段(20〜22)を備えるものである。ま
た、本発明において、その洗浄手段(洗浄部材)をクリ
ーニング部材ともみなすことができる。
【0010】この場合、そのクリーニング部材を、例え
ば図4に示すように、砥石よりなる第1のクリーニング
部材(31)と無塵布よりなる第2のクリーニング部材
(33)とより構成し、第1のクリーニング部材(3
1)と第2のクリーニング部材(33)とを交互に保持
部材(3)に接触させる切り換え手段(28,29)を
設けるようにしてもよい。
【0011】
【作用】斯かる本発明によれば、保持部材(3)を清掃
するための部材であって保持部材(3)の保持面よりも
小さい洗浄部材(26)を、保持部材(3)の全面に接
触できる位置に配置して、保持面と洗浄部材(26)と
を接触させたままステージ(5)を高速に移動させる。
これにより自動的且つ高速に保持部材(3)の全面を
掃できる。また、作業者が直接介入しないので、作業者
からの新たな異物が保持部材(3)に付着することもな
い。また、洗浄部材の大きさ(保持面との被接触面)
は、保持部材(保持面)よりも小さくなっているので、
洗浄部材と保持面との摩擦接触により保持面からこすり
取った汚れを、ステージの移動に伴い洗浄部材が保持面
外に掃き出すことができる。このため、こすり取られた
汚れが保持面上に残留する恐れがない。
【0012】また、例えば図4に示すように、切り換え
手段(28,29)により第1のクリーニング部材(3
1)と第2のクリーニング部材(33)とを交互に保持
部材(3)に接触させるようにした場合には、保持部材
(3)をより良好に清掃することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による露光装置の一実施例につ
き図1〜図3を参照して説明する。本例はウエハホルダ
ーを介してウエハを保持する投影露光装置に本発明を適
用したものであり、図1及び図3において、図5に対応
する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略す
る。
【0014】図1は本例の投影露光装置の概略構成を示
し、この図1において、水銀ランプ等の光源10から射
出された露光光は、楕円鏡11で焦光された後にインプ
ットレンズ12でほぼ平行な光束に変換されてフライア
イレンズ13に入射する。フライアイレンズ13の後側
(レチクル側)焦点面には多数の2次光源が形成され、
これら2次光源から射出された露光光はコンデンサーレ
ンズ系14により集光されてレチクル15を均一な照度
で照明する。図示省略するも、コンデンサーレンズ系1
4には可変視野絞りが備えられ、この可変視野絞りによ
りレチクル15上の照明視野を任意に設定することがで
きる。
【0015】レチクル15の下方に順に投影光学系1及
びウエハステージ5が配置され、ウエハステージ5上に
ウエハホルダー3が固定されている。露光時にはウエハ
ホルダー3上にウエハが吸着して保持され、露光光のも
とでレチクル15のパターンが投影光学系1を介してそ
のウエハ上の各ショット領域に投影露光される。
【0016】16XはX軸用のレーザー干渉計、16Y
はY軸用のレーザー干渉計を示し、レーザー干渉計16
Xからの2本のレーザービームLB1及びLB2がそれ
ぞれ投影光学系1の固定鏡2X(図3参照)及びウエハ
ステージ5上の移動鏡6Xにより反射される。また、Y
軸用のレーザー干渉計16Yからの2本のレーザービー
ムLB3及びLB4がそれぞれ投影光学系1の固定鏡2
Y(図3参照)及びウエハステージ5上の移動鏡6Yに
より反射される。これにより、レーザー干渉計16X及
び16Yにおいて、ウエハステージ5のX座標及びY座
標が計測される。また、X軸用の駆動装置17Xが駆動
軸18Xを介してウエハステージ5をX方向に駆動し、
Y軸用の駆動装置17Yが駆動軸18Yを介してウエハ
ステージ5をY方向に駆動することにより、ウエハステ
ージ5の投影光学系1に対する相対座標(X,Y)を任
意の座標に設定することができる。
【0017】本例では投影光学系1の側面近傍にオフア
クシスのアライメント顕微鏡19が配置されている。こ
のアライメント顕微鏡19でウエハ上のアライメントマ
ークの座標を検出することにより、ウエハのアライメン
トが行われる。また、20は投影光学系1に対して離れ
て固定された回転軸であり、回転軸20に円筒状の回転
駆動部21を嵌合し、回転駆動部21にアーム22を介
して円筒状の上下駆動部23を接続し、上下駆動部23
の内部に上下駆動軸24を装着して上下駆動軸24の下
端に接続部25を介して砥石又は無塵布等よりなるクリ
ーニング用工具26を取り付ける。回転軸20は投影光
学系1の光軸に平行であり、アーム22は回転軸20を
中心として回転駆動部21によりφ方向に回転される。
また、上下駆動軸24の中心24aは投影光学系1の光
軸に平行であり、上下駆動部23によりクリーニング用
工具26は中心24aの方向に移動される。
【0018】本実施例でウエハホルダー3の清掃を行う
場合の動作につき図2のフローチャート及び図3を参照
して説明する。図3は図1のウエハホルダー3を投影光
学系1の側から見たときの平面図である。先ず、図2の
ステップ101で変数nの値を0に初期化し、ステップ
102で露光対象とするウエハをウエハホルダー3上に
吸着保持して、ステップ103でそのウエハへの露光を
行う。そして、ステップ104でそのウエハをウエハホ
ルダー3から取り外して(アンロードして)、ステップ
105で変数nの値に1を加算する。これは露光したウ
エハの枚数のカウント動作である。
【0019】そして、ステップ106で、露光されたウ
エハの枚数が所定の枚数であるN枚に達したか、即ち変
数nがNに達したかどうかを調べて、N枚に達していな
いときにはステップ102に戻って次のウエハへの露光
を行う。ステップ106でN枚のウエハへの露光が終了
した場合には、動作はステップ107に移行して、図3
に示すように、ウエハステージ5を駆動してウエハホル
ダー3を清掃開始位置に移動してウエハステージ5を停
止する。そしてステップ108で、回転駆動部21によ
りφ方向にアーム22を回転して、クリーニング用工具
26が取り付けられた上下駆動軸24をアライメント顕
微鏡19の近傍に搬送して固定する。
【0020】一般にアライメント顕微鏡19はウエハホ
ルダー3上のウエハの全面を観察できる位置に配置され
ている。従って、このようにクリーニング用工具26を
アライメント顕微鏡19の近傍に配置することにより、
クリーニング用工具26はウエハホルダー3の全面を確
実に走査できる利点がある。次にステップ109で、上
下駆動軸24をウエハステージ5側に下降させて、クリ
ーニング用工具26を所定の圧力でウエハホルダー3に
接触させる。
【0021】そして、ステップ110で変数mの値を0
に初期化して、ステップ111では、クリーニング用工
具26を一定の圧力でウエハホルダー3の表面に接触さ
せた状態で、ウエハステージ5を駆動してウエハステー
ジ5上のウエハホルダー3に、矢印で示す軌跡27に沿
って等速移動を開始させる。これによりクリーニング用
工具26がウエハホルダー3の表面に摺接して、ウエハ
ホルダー3の清掃が行われ、ウエハホルダー3の表面全
体をクリーニング用工具26が走査した後に、ステップ
112で変数mの値に1を加算する。そして、ステップ
113でウエハホルダー3の全面をM回清掃したかどう
か、即ち変数mの値がMに達したかどうかを調べる。
【0022】清掃の回数がM回に達していない場合に
は、ステップ111に戻ってクリーニング用工具26で
再びウエハホルダー3の全面の清掃を行う。このように
ウエハホルダー3の表面を繰り返して清掃する場合は、
前回の走査の経路に沿って逆方向にクリーニング用工具
26を走査していく。これにより清掃時間が短縮され
る。M回の清掃が終了した場合には、動作はステップ1
13からステップ114に移行して、上下駆動部23を
上方に移動させてクリーニング用工具26をウエハホル
ダー3から離す。その後、ステップ115において、回
転駆動部21によりアーム22をφ方向の逆方向に回転
して、クリーニング用工具26をウエハの搬送やその他
の露光動作の邪魔にならない位置に退避させる。その
後、動作はステップ102に移行して、露光対象とする
ウエハへの露光が行われる。
【0023】次に、図4を参照してクリーニング用工具
の変形例につき説明する。図4はウエハホルダー3の清
掃時の状態を示し、この図1に対応する部分に同一符号
を付して示す図4において、アーム22の他端の上下駆
動部23の内部に上下駆動軸28が装着されている。こ
の上下駆動軸28の下端部28aは「くの字」形に曲が
り、下端部28aの先端に回転アーム29が装着されて
いる。回転アーム29は下端部28a内の駆動装置によ
り下端部28aの軸の回りのθ方向に回転することがで
きる。また、回転アーム29の一端に接続部30Aを介
して薄い直方体状の砥石31を取り付け、回転アーム2
9の他端に接続部30Bを介して巻き付け部32を取り
付け、この巻き付け部32に無塵布33を巻き付ける。
【0024】次に、ウエハホルダー3の清掃を行う際に
は、回転アーム22をウエハホルダー3の表面に平行な
R方向に移動又は回転すると共に、回転アーム29をθ
方向に回転して砥石31又は無塵布33の何れかをウエ
ハホルダー3の上に移動させる。その後、上下駆動軸2
8をZ軸に平行な軸24aに沿ってウエハホルダー3側
に下降させて、砥石31又は無塵布33の何れかをウエ
ハホルダー3上に接触させる。この場合、それぞれ一定
の重さの砥石31及び無塵布33は回転アーム29に対
してフリーの状態で取り付けられているので、砥石31
又は無塵布33はそれぞれウエハホルダー3の表面に対
して自重による一定の圧力で付勢される。その状態でウ
エハホルダー3を移動させることにより、ウエハホルダ
ー3の清掃が行われる。
【0025】一般に砥石31による清掃は、ウエハホル
ダー3にこびり着いたゴミ等の異物に対して効果があ
り、砥石31は数回に一度程度の割合で使用される。一
方、無塵布33はウエハホルダー3上に落ちているゴミ
等を払う為に適宜使用される。このように砥石31と無
塵布33とを交互に使用することにより、ウエハホルダ
ー3を良好に清掃することができる。
【0026】なお、無塵布33をロール状に巻き付け部
32に巻回して、自動的に無塵布33とウエハホルダー
3との接触位置を変えるか、又は上下駆動軸28に振動
を与えて砥石31及び無塵布33に付着した異物を除去
する機構を加えれば、長い期間クリーニング機構のメン
テナンスを行う必要がなくなる。また上述実施例では、
砥石31と無塵布33とを別々にウエハホルダー3の表
面に接触させる方式を取っているが、砥石31と無塵布
33とを同時にウエハホルダー3の表面に接触させて両
者で同時にウエハホルダー3の表面を清掃するようにす
れば、より簡単な構成で且つ高速にウエハホルダー3の
清掃を行うことができる。
【0027】また、図4の実施例ではクリーニング用工
具としての砥石31又は無塵布33の自重によりウエハ
ホルダー3への付勢力が設定されているが、圧力センサ
ーでウエハホルダー3への実際の付勢力をモニターし
て、一定の圧力をかけた状態でウエハホルダー3の清掃
を行うようにしてもよい。さらにクリーニング部材の接
触面積は、ウエハホルダ−3の凸凹部の凸部の異なる2
ヶ所に接触する大きさにすれば清掃時にエッヂ部にクリ
−ニング部材が引っ掛る様な不都合は生じない。このよ
うに、本発明は上述実施例に限定されず本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄部材(クリーニン
グ部材)をウエハホルダー等の保持部材に接触させた状
態でステージを所定の駆動領域内で移動してその保持部
材のクリーニングを行うことにより、自動的にかつ高速
にその保持部材の清掃を行うことができる利点がある。
また、作業者の介入がなくなり、新たな異物の発生が抑
制されることにより、露光装置で製造される製品の歩留
まりの一層の向上が期待できる。また、洗浄部材の大き
さ(保持面との被接触面)は、保持部材(保持面)より
も小さくなっているので、洗浄部材と保持面との摩擦接
触により保持面上からこすり取った汚れを、ステージの
移動に伴い洗浄部材が保持面外に掃き出すことができ
る。このため、こすり取られた汚れが保持面上に残留す
る恐れがない。さらに、洗浄部材の大きさは、保持面の
凹凸のうちの異なる2つの凸部に接触する大きさを有す
るので、清掃時にエッヂ部に洗浄部材が引っ掛かるよう
な不都合は生じない。
【0029】また、切り換え手段により第1のクリーニ
ング部材と第2のクリーニング部材とを交互に保持部材
に接触させるようにした場合には、その保持部材をより
良好に清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の投影露光装置を示す一部を
切り欠いた斜視図である。
【図2】その実施例での露光動作及びウエハホルダーの
清掃動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】図1のウエハホルダー3を投影光学系1側から
見た場合の要部の平面図である。
【図4】クリーニング用工具の変形例を示す要部の側面
図である。
【図5】従来のウエハホルダーの清掃方法の説明に供す
る投影露光装置の要部の平面図である。
【符号の説明】
1 投影光学系 3 ウエハホルダー 5 ウエハステージ 10 光源 13 フライアイレンズ 14 コンデンサーレンズ系 15 レチクル 16X,16Y レーザー干渉計 19 アライメント顕微鏡 20 回転軸 21 回転駆動部 22 アーム 23 上下駆動部 24,28 上下駆動軸 26 クリーニング用工具 29 回転アーム 31 砥石 32 巻き付け部 33 無塵布

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の凹凸が形成された保持面上に物体
    を保持する保持部材を備え、二次元平面上の所定の駆動
    領域内を移動するステージと、 前記保持面上に接触した状態で該保持面を洗浄する洗浄
    部材を持つ洗浄手段とを有し、 前記洗浄部材の前記保持面に接触する面は、該保持面よ
    りも小さく、かつ、前記凹凸のうちの異なる二つの凸部
    に接触する大きさを備えるとともに、 前記洗浄手段は、前記洗浄部材を前記保持部材の保持面
    に接触させた状態で、前記洗浄部材が前記保持面上のほ
    ぼ全面を走査する軌跡を前記保持面上に描くように、前
    記保持面が配置された平面内の第1方向と該第1方向に
    交わる前記保持面内の第2方向とに前記ステージと前記
    洗浄部材とを相対移動させることを特徴とする保持装
    置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄手段は、前記洗浄部材が前記保
    持面上に一定の付勢力で付勢されているときに、該保持
    面を洗浄することを特徴とする請求項1に記載の保持
    置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄部材は、自重により前記保持面
    上に付勢されることを特徴とする請求項2に記載の保持
    装置。
  4. 【請求項4】 前記保持面に対する前記洗浄部材への付
    勢力を検知する検知手段と、 該検知手段の検知結果に基づいて、前記洗浄部材に付勢
    力を与える付勢手段とを更に有することを特徴とする請
    求項2に記載の保持装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄部材は、第1洗浄部材と、該第
    1洗浄部材とは異なる第2洗浄部材とを含み、 前記洗浄手段は、前記第1洗浄部材と前記第2洗浄部材
    とを交互に前記保持面に接触せしめる切換手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の保持
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第1洗浄部材は砥石を含み、前記第
    2洗浄部材は無塵布を含むことを特徴とする請求項5に
    記載の保持装置。
  7. 【請求項7】 前記洗浄部材が前記保持面上に接触して
    いるときに、前記ステージは、前記所定の駆動領域内を
    等速移動することを特徴とする請求項1〜6の何れか一
    項に記載の保持装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄手段は、前記保持面上の前記物
    体としての基板が所定枚数以上取り替えられると、前記
    洗浄動作を行うことを特徴とする請求項1〜7の何れか
    一項に記載の保持装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか一項に記載の保持
    装置を備え、 前記保持部材に保持された前記物体としての基板上に、
    所定パターンを露光することを特徴とする露光装置。
  10. 【請求項10】 前記露光装置は、前記保持部材に保持
    された前記基板上に形成されたアライメントマークを検
    知するマーク検知手段を有し、 前記洗浄手段は、前記マーク検知手段の近傍に配置され
    ていることを特徴とする請求項9に記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 凹凸が形成された保持面上に物体を保
    持する保持部材を備えたステージを、二次元平面上の所
    定の駆動領域内で移動自在に配置し、 該保持面に接触する面が該保持面よりも小さく、かつ、
    前記凹凸のうちの異なる2つの凸部に接触する大きさを
    有する洗浄部材を、前記ステージが前記所定の駆動領域
    内を移動したときに前記保持面に接触する位置に配置
    し、 前記洗浄部材が前記保持面に接触した状態で、前記洗浄
    部材が前記保持面上の全面を走査する軌跡を前記保持面
    上に描くように、前記保持面が配置される平面の第1方
    向と該第1方向に交わる保持面内の第2方向とに前記ス
    テージと前記洗浄部材とを相対移動させることを特徴と
    する保持部材の洗浄方法。
  12. 【請求項12】 前記洗浄部材を前記保持面上に一定の
    付勢力で付勢しながら、該保持面を洗浄することを特徴
    とする請求項11に記載の保持部材の洗浄方法。
  13. 【請求項13】 前記洗浄部材は、第1洗浄部材と、該
    第1洗浄部材とは異なる第2洗浄部材とを含み、 前記第1洗浄部材と前記第2洗浄部材とを交互に前記保
    持面に接触せしめることにより、該保持面を洗浄するこ
    とを特徴とする請求項11又は12に記載の保持部材の
    洗浄方法。
  14. 【請求項14】 前記洗浄部材が前記保持面上に接触し
    ているときに、前記ステージは、前記所定の駆動領域内
    を等速移動することを特徴とする請求項11〜13の何
    れか一項に記載の保持部材の洗浄方法。
  15. 【請求項15】 前記保持面上の前記物体としての基板
    が所定枚数以上取り替えられると、前記洗浄部材による
    前記保持面の洗浄を行うことを特徴とする請求項11〜
    14の何れか一項に記載の保持部材の洗浄方法。
  16. 【請求項16】 所定パターンを投影光学系を介して基
    板上に露光する露光装置において、 複数の凹凸が形成された保持面上に物体を保持する保持
    部材を備え、二次元平面上の所定の駆動領域内を移動す
    るステージと、 前記保持面に接触した状態で該保持面を洗浄する洗浄部
    材を持つ洗浄手段とを有し、 前記洗浄手段は、前記投影光学系を避けた位置であり、
    かつ、前記ステージが前記所定の駆動領域内を第1方向
    及びこれに交差する第2方向に移動したときに前記洗浄
    部材が前記保持面上を全面的に走査可能な第1位置と、
    前記第1位置よりも前記投影光学系から離れた第2位置
    との間で前記洗浄部材を移動させる駆動手段を備え、 前記洗浄部材の前記保持面に接触する面は、全面が
    持面内に含まれる大きさを有することを特徴とする露光
    装置。
  17. 【請求項17】 前記洗浄手段は、前記洗浄部材が前記
    保持面上に一定の付勢力で付勢されているときに、該保
    持面を洗浄することを特徴とする請求項16に記載の露
    光装置。
  18. 【請求項18】 前記洗浄部材が前記保持面上に接触し
    ているときに、前記ステージは、前記所定の駆動領域内
    前記第1方向又は第2方向に等速移動することを特徴
    とする請求項16又は17に記載の露光装置。
  19. 【請求項19】 前記洗浄手段は、前記保持面上の前記
    物体としての基板が所定枚数以上取り替えられると、前
    記洗浄動作を行うことを特徴とする請求項16〜18
    何れか一項に記載の露光装置。
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