JP2010067864A - 光アクティブコネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気コネクタ本体6の片側に外部機器用の電気端子部7、他側に内部用の電気端子部8をもち少なくとも前記外部機器用の電気端子部7が標準化されたものである両側端子部型電気コネクタ部2と、両側端子部型電気コネクタ部2と別体であり、両側端子部型電気コネクタ2の内部用の電気端子部8に接続可能な電気端子部11を持ち、光電気又は電気光変換モジュール12を内蔵した変換光コネクタ部3と、この変換光コネクタ部3の光電気又は電気光変換モジュール12の光素子12aと光結合可能に変換光コネクタ部3に取り付けられた光ファイバケーブル4とからなる。両側端子部型電気コネクタ部2を、信号線変更をしようとする当該既存電気機器に対応する構造のものと交換するだけで、信号線を電線から光ファイバに変更できる。
【選択図】図3
Description
そのため、特に産業機器の信号線では、ノイズ対策とし電磁波遮蔽層を設けた信号線(シールド線)が使用されている。
またシールド線は価格も高く、重量もあるため、大規模サーバーやスーパーコンピュータなどのフロアでは、場合によっては床強度の補強工事が必要な場合もあった。
このため、信号線に電線を用いていた既存電気機器(既設の電気機器という狭い意味でなく、設計されて製作されて実用に供されている種類の電気機器という意味での既存電気機器)の信号線を、光信号の伝送をする光ファイバに変更する場合は、電気コネクタ接続構造を光コネクタ接続構造に変更する必要がある。
しかし、電気コネクタ接続構造を光コネクタ接続構造に変更するには、基板設計からの変更が必要となり、コストと労カがかかってしまう。
このように、基板側の設計を変更することなく、信号線を電線から光ファイバに変更することができる。これにより、電気機器の耐ノイズ特性を上げ、伝送速度、伝送容量のアップを容易に図ることができる。
そして、信号線を電線から光ファイバに変更する処理を極めて安価にかつ容易に行うことができる。
また、既存の電気機器の信号線を電線から光ファイバに変更する場合に限らず、新規に設計される電気機器においても、本発明の光アクティブコネクタを使用することを前提とした設計をすることができ、種々の電気機器の信号線を光化することが極めて容易になる。
変換光コネクタ部3と光ファイバケーブル4とは一体であるが、両側端子部型電気コネクタ部2はこれらの別体である。
変換光コネクタ部3は、図3にも示すように、両側端子部型電気コネクタ2の内部用の電気端子部8に接続可能な電気端子部11を持ち、光電気又は電気光変換モジュール12を内蔵した構成である。
前記光ファイバケーブル4は、被覆4bを除去して露出させた光ファイバ心線4aを、変換光コネクタ部3の光電気又は電気光変換モジュール(以下、場合により変換モジュール12と略す)12の光素子12aと光結合可能に変換光コネクタ部3に取り付けられている。光素子12aは、変換モジュール12の回路基板12bに搭載したマウント12c上に形成されており、このマウント12cに形成された回路を介して回路基板12bの回路に接続されている。
実施例の両側端子部型電気コネクタ部2における外部機器用の電気端子部7はおすコネクタ型(おす端子を7aで示す)、内部用の電気端子部8はめすコネクタ型(めす端子を8aで示す)である。このめすコネクタ型の電気端子部8に接続する変換光コネクタ部3側の電気端子部11はおすコネクタ型(おす端子を11aで示す)である。
変換光コネクタ部3の電気端子部11のおす端子11aは回路基板12bの印刷配線に接続されている。
なお、変換光コネクタ部3の電気端子部11は回路基板12bと一体に形成することもできる。この場合、電気端子部11のおす端子11aは、回路基板12bと一体の基板上に印刷配線として形成される。
図4にその一例としての両側端子部型電気コネクタ部2’を示す。この両側端子部型電気コネクタ部2’は、電気コネクタ6’の片側に外部機器用としてめすコネクタ型の電気端子部7’を持つ。内部用の電気端子部8は上述のものと共通である。
この両側端子部型電気コネクタ部2’は、光アクティブコネクタ1を接続しようとする電気機器側の電気コネクタ部がおすコネクタ型である場合のものである。
この場合、両側端子部型電気コネクタ部2の外部機器用の電気端子部7を、接続しようとする電気機器側の電気コネクタ部に差し込むだけで、当該電気機器の信号線を電線から光ファイバに変更する処理が完了する。
また、接続しようとする電気機器側の電気コネクタ部が異なる種類、例えばおすコネクタ型である場合は、前記両側端子部型電気コネクタ部2を例えば図4に示すような両側端子部型電気コネクタ部2’と交換する。この両側端子部型電気コネクタ部2’の外部機器用の電気端子部7’を、接続しようとする電気機器側の電気コネクタ部に差し込むだけで、当該電気機器の信号線を電線から光ファイバに変更する処理が完了する。
このように、基板側の設計を変更することなく、単に両側端子部型電気コネクタ部の外部機器用の電気端子部7を電気機器側の電気コネクタ部にあった種類のものを選択するだけで、信号線を電線から光ファイバに変更する処理に対応できる。これにより、電気機器の耐ノイズ特性を上げ、伝送速度、伝送容量のアップを容易に図ることができる。
そして、信号線を電線から光ファイバに変更する処理を極めて安価にかつ容易に行うことができる。
なお、既存の電気機器の信号線を電線から光ファイバに変更する場合に限らず、新規に設計される電気機器においても、本発明の光アクティブコネクタを使用することを前提とした設計をすることができ、種々の電気機器の信号線を光化することが極めて容易になる。
この光アクティブコネクタ1に接続されるケーブルは、光ファイバ心線24aとともに給電線26を複合した光電気複合ケーブル24である。24bは被覆を示す。
変換光コネクタ部23の電気端子部31に電気信号用の端子31aとは別に給電用端子31bを設ける。給電線26は給電用端子31bに接続されている。
また、両側端子部型電気コネクタ部22の外部機器用の電気端子部27に電気信号用の端子27aと給電用端子27bを設け、内部用の電気端子部28に信号用の端子28aと給電用端子28bを設ける。外部機器用用の給電用端子27bと内部用の電気端子部28とは導線で接続されている。
変換光コネクタ部23の電気端子部31を両側端子部型電気コネクタ部22の内部用の電気端子部28に差し込むと、変換光コネクタ部23の電気端子部31の給電用端子31bと両側端子部型電気コネクタ部22の内部用の電気端子部28の給電用端子28bが接続され、光電気複合ケーブル24の給電線26から電気機器の内部の電源に電力が供給される。
したがって、この光アクティブコネクタ21では、電カ供給と信号伝送を1本のケーブルで行うことが可能となる。
また、光ファイバは樹脂製でも石英ガラス製でもよいし、また、コア部分が石英ガラス製でクラッド部が樹脂製からなるものでもよい。
2、22 両側端子部型電気コネクタ部
2’ (交換用の)両側端子部型電気コネクタ部
3、23 変換光コネクタ部
4、24 光ファイバケーブル
4a、24a 光ファイバ心線
6、26 電気コネクタ本体
7、7’、27 (外部機器用の)電気端子部
7a、27a おす端子
27b (給電用の)おす端子
8、28 (内部用の)電気端子部
8a、28a めす端子
28b (給電用の)めす端子
11 (変換光コネクタ部の)電気端子部
11a おす端子
12 光電気又は電気光変換モジュール(変換光モジュール)
12a 光素子
12b 回路基板
12c マウント
13、23 ケース
26 給電線
27a (外部機器用の)電気端子部
31 (変換光コネクタ部の)電気端子部
31a おす端子
31b (給電用の)おす端子
Claims (3)
- 電気コネクタ本体の片側に外部機器用、他側に内部用の電気端子部をもち少なくとも前記外部機器用の電気端子部が標準化されたものである両側端子部型電気コネクタ部と、この両側端子部型電気コネクタ部と別体であり、両側端子部型電気コネクタの内部用の電気端子部に接続可能な電気端子部を持ち、光電気又は電気光変換モジュールを内蔵した変換光コネクタ部と、この変換光コネクタ部の光電気又は電気光変換モジュールの光素子と光結合可能に変換光コネクタ部に取り付けられた光ファイバケーブルとを備えたことを特徴とする光アクティブコネクタ。
- 前記両側端子部型電気コネクタ部を交換用として複数個備え、各両側端子部型電気コネクタ部における片側の外部機器用の電気端子部の種類がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1記載の光アクティブコネクタ。
- 前記光ファイバケーブル及び変換光コネクタ部に電力供給用電気配線部を複合させ、かつ前記両側端子部型電気コネクタ部に電力供給用電気配線部を複合させたことを特徴とする請求項1又は2記載の光アクティブコネクタ。
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