JP2010063622A - 薬剤調製器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な使用方法にて薬剤の調製を可能とする薬剤調製器具、を提供する。
【解決手段】薬剤調製器具は、バイアルを装着可能なバイアル装着部21およびバイアル装着部31と、開放部51と、流路形成部70と、逆止弁86とを備える。開放部51は、バイアル装着部21および31の間に設けられ、外部空間に開放される。流路形成部70は、バイアル装着部21および31にそれぞれ配置された針状の先端部71および76を有する。流路形成部70には、先端部71および76の間で延び、その経路上で開放部51に連絡する空気用流路82と、空気用流路82とは独立して、先端部71および76の間で延びる連絡流路81とが形成される。逆止弁86は、空気用流路82の経路上に配置され、開放部51とバイアル装着部21との間および開放部51とバイアル装着部31との間のいずれか一方を選択的に遮断する。
【選択図】図3

Description

この発明は、一般的には、薬剤調製器具に関し、より特定的には、凍結乾燥された固形薬剤と、溶解液とを混合し、得られた薬剤をシリンジに取り出すための薬剤調製器具(トランスファニードル)に関する。
従来の薬剤調製器具に関して、たとえば、特表2006−527024号公報には、複数成分の材料を、市販の成分貯蔵容器を使用して再構成することを目的とした再構成デバイスが開示されている(特許文献1)。
図12は、特許文献1に開示された再構成デバイスを示す断面図である。図12を参照して、再構成デバイス100は、受け112と、受け114と、これらの間に位置するデバイス本体116と、デバイス本体116から延びる引き抜きインターフェイス118とを有する。引き抜きインターフェイス118は、取り外し可能なキャップ156により選択的に密封されている。受け112の内側には、第1の尖った先端134を有する第1成分カニューレ132が配置され、受け114の内側には、第2の尖った先端150を有する第2成分カニューレ148が配置されている。
引き抜きインターフェイス118は、引き抜きオリフィス158を形成し、この引き抜きオリフィス158は、第1成分カニューレ132内に位置する引き抜き管腔160を通じて、引き抜きポート136と連絡する。さらなる移動管腔164が、デバイス本体116内を延び、第1成分カニューレ132と第2成分カニューレ148とを連絡する。排気ポート178は、排気オリフィス180を形成し、この排気オリフィス180は、第2成分カニューレ148内に位置する排気管腔182を通じて、排気ポート152と連絡する。
このような構成を備える再構成デバイス100においては、受け112内に固体成分により満たされた第1容器が装着され、受け114内に液体成分により満たされた第2容器が装着される。この際、第1容器と第2容器との間の負の圧力差を利用して、第2容器から移動管腔164を通じて第1容器への液体成分の移動を引き起こす。この間、空気が、排気ポート178から排気管腔182を通って容器内に流入することにより、第1容器との第2容器との間で液体成分を置き換える。
液体成分と固体成分との混合、溶解が起こると、引き抜きインターフェイス118からキャップ156が取り外され、引き抜き注射が接続される。引き抜き注射のプランジャを引き戻すことによって、第1容器から注射内部への材料の移動が引き起こされる。
特表2006−527024号公報
上述の特許文献1に開示された再構成デバイス100においては、受け112に固体成分により満たされた第1容器を装着し、受け114に液体成分により満たされた第2容器を装着することによって、固体成分と液体成分とを調製し、薬剤を引き抜き注射に取り出すことができる。しかしながら、再構成デバイス100では、固体成分および液体成分をそれぞれ収容する容器の装着位置が、受け112および受け114のいずれかに決まっている。このため、各容器が決められた受けに装着されないと、調製が適正に行なえなかったり、リカバリーのため調製作業が煩雑になったりするおそれがある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、簡単な使用方法にて薬剤の調製を可能とする薬剤調製器具を提供することである。
この発明に従った薬剤調製器具は、内圧差のある複数のバイアルに配置された内容物を混合し、薬剤を調製する薬剤調製器具である。薬剤調製器具は、バイアルを装着可能な第1バイアル装着部および第2バイアル装着部と、開放部と、流路形成部と、弁体とを備える。開放部は、第1バイアル装着部と第2バイアル装着部との間に設けられ、外部空間に開放される。流路形成部は、第1バイアル装着部および第2バイアル装着部にそれぞれ配置された針状の第1先端部および第2先端部を有する。流路形成部には、第1先端部と第2先端部との間で延び、その経路上で開放部に連絡する第1流路と、第1流路とは独立して、第1先端部と第2先端部との間で延びる第2流路とが形成される。弁体は、第1流路の経路上に配置される。弁体は、開放部と第1バイアル装着部との間および開放部と第2バイアル装着部との間のいずれか一方を選択的に遮断する。
このように構成された薬剤調製器具によれば、第1バイアル装着部および第2バイアル装着部にそれぞれバイアルを装着することによって、相対的に大きい内圧を有するバイアル(以下、正圧バイアルという)から第2流路を通じて相対的に小さい内圧を有するバイアル(以下、負圧バイアルという)に内容物を移す。この際、負圧バイアルの気密を保持するため、弁体によって、開放部と、負圧バイアルが装着されたバイアル装着部との間を遮断し、開放部から負圧バイアル内部への空気の流入を規制する。
本発明では、第1流路の経路上に、開放部と第1バイアル装着部との間および開放部と第2バイアル装着部との間のいずれか一方を選択的に遮断する弁体が設けられるため、第1バイアル装着部および第2バイアル装着部のいずれに正圧バイアルもしくは負圧バイアルが装着された場合であっても、弁体によって、開放部から負圧バイアル内部への空気の流入を規制することができる。結果、ユーザは、バイアルの取り付け位置に迷うということがなく、簡単な使用方法にて薬剤の調製を行なうことができる。
また好ましくは、薬剤調製器具は、第1バイアル装着部と第2バイアル装着部との間に設けられ、シリンジを接続可能なシリンジ接続部をさらに備える。第2流路は、その経路上でシリンジ接続部に連絡する。
このように構成された薬剤調製器具によれば、シリンジ接続部にシリンジを接続することにより、調製された薬剤をバイアルからシリンジに取り出すことができる。
また好ましくは、弁体は、開放部および第1バイアル装着部の間を遮断する位置と、開放部および第2バイアル装着部の間を遮断する位置との間で、重力により移動可能なように設けられる。
このように構成された薬剤調製器具によれば、弁体を駆動させる機構が不要となるため、薬剤調製器具を簡易な構成にできる。
また好ましくは、薬剤調製器具は、開放部と第1流路とが連絡する位置に設けられたエアフィルタをさらに備える。第1流路の経路上には、弁体を、開放部および第1バイアル装着部の間を遮断する位置と、開放部および第2バイアル装着部の間を遮断する位置との間で移動可能なように収容する空間が形成される。空間はエアフィルタによって開放部と区画されている。
このように構成された薬剤調製器具によれば、バイアル内部への異物の侵入を防ぐエアフィルタを利用して弁体を収容する空間を形成することにより、薬剤調製器具を簡易な構成にできる。
以上に説明したように、この発明に従えば、簡単な使用方法にて薬剤の調製を可能とする薬剤調製器具を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態における薬剤調製器具を示す側面図である。図2は、図1中の薬剤調製器具を上下方向から見た図である。図3は、図1中の薬剤調製器具を示す断面図である。図4は、図1中の薬剤調製器具に装着されるバイアルを示す断面図である。
図1から図4を参照して、薬剤調製器具10は、溶解液用バイアル91に収容された溶解液と、薬剤用バイアル96に収容された固形薬剤とを混合し、調製された薬剤をシリンジに取り出すための器具である。以下、薬剤調製器具10の構造について説明する。
図1から図3を参照して、まず薬剤調製器具10の外観について説明すると、薬剤調製器具10は、全体として円柱形状の外観を有する。薬剤調製器具10は、バイアル装着部21およびバイアル装着部31と、中間部41とを有する。
バイアル装着部21には、溶解液用バイアル91および薬剤用バイアル96のいずれか一方が装着され、バイアル装着部31には、溶解液用バイアル91および薬剤用バイアル96のいずれか他方が装着される。バイアル装着部21とバイアル装着部31とは、円柱形状の軸方向における両端にそれぞれ配置されている。バイアル装着部21とバイアル装着部31とは、互いに同一形状を有する。
中間部41は、バイアル装着部21とバイアル装着部31との間に配置されている。薬剤調製器具10の未使用時、中間部41には、ルアー部材63およびキャップ65とが接続されている。ルアー部材63は、中間部41に一体的に形成されてもよい。
バイアル装着部21は、筒部22を有する。筒部22は、一方端が開放され、他方端が中間部41によって塞がれた有底の筒形状を有し、その内側に装着口23を形成する。バイアル装着部31は、筒部32を有する。筒部32は、一方端が筒部22とは反対側に開放され、他方端が中間部41によって塞がれた有底の筒形状を有し、その内側に装着口33を形成する。装着口23および装着口33は、バイアルの着脱が可能な形状を有する。
薬剤調製器具10は、流路形成部70を有する。流路形成部70は、バイアル装着部21とバイアル装着部31との間で一方向に延伸する形状を有する。流路形成部70は、バイアル装着部21から中間部41を貫通し、バイアル装着部31に達するように形成されている。
流路形成部70は、先端部71および先端部76を有する。先端部71および先端部76は、バイアルのゴム栓93,98(図4を参照のこと)を挿通可能なように針形状を有する。先端部71および先端部76は、それぞれ、流路形成部70がバイアル装着部21およびバイアル装着部31に向けて延伸する両端に設けられている。先端部71および先端部76は、それぞれ、装着口23および装着口33の内部に配置されている。
本実施の形態における薬剤調製器具10においては、バイアル装着部21およびバイアル装着部31と、中間部41と、流路形成部70とが、樹脂材料によって一体に成形されている。このような構成に限られず、薬剤調製器具10は、たとえば、金属から形成されてもよいし、流路形成部70(先端部71,76)のみが金属から形成され、他の部分が樹脂材料から形成されてもよい。薬剤調製器具10に用いられる材料としては、薬剤に溶出するといった、薬剤に対して悪影響を与えることのないものが使用され、たとえば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリカーボネート、ABS(acrylonitrile butadiene styrene)、環状ポリオレフィン、ポリアセタール、ステンレス等が使用される。
なお、図中には、円筒形状の外観を有し、バイアル装着部21,31が同一形状である薬剤調製器具10が例示されているが、本発明における薬剤調製器具は、このような形態に限定されるものではない。薬剤調整器具の外観は、調整操作の妨げとならない形状であれば特に限定されるものではなく、また、バイアル装着部21とバイアル装着部31とは互いに異なる形状を有してもよい。また、装着口の形状は、バイアルが着脱可能な形状であれば、特に限定されない。装着口の好ましい形態として、図中には、バイアルの開口部の外径と略同一の内径を有する装着口23,33が示されているが、たとえば、装着口は、バイアルの開口部の外径と略同一長さの辺の正方形形状を有してもよい。
図3を参照して、次に、薬剤調製器具10の内部構造について説明すると、薬剤調製器具10は、開放部51およびシリンジ接続部61を有する。開放部51およびシリンジ接続部61は、中間部41に形成されている。
開放部51は、空気が流通可能な吸気用流路52から構成されている。吸気用流路52は、外部空間に開放された形態で中間部41に形成されている。吸気用流路52は、流路形成部70が延伸する軸に対してその半径方向に延び、その外周上で外部空間に開口している。吸気用流路52の経路上には、フィルタ53が設けられている。フィルタ53は、薬剤調製器具10に装着されたバイアル内部に異物が侵入することを防ぐ。
なお、吸気用流路52の開口を塞ぐように図示しないキャップが設けられてもよい。キャップは、薬剤調製器具10の未使用時の状態を保護するために設けられる。キャップは、吸気用流路52の開口を塞ぐように中間部41に貼り付けられるシールの形態で設けられてもよい。
シリンジ接続部61は、薬剤が流通可能な薬剤吸引用流路62から構成されている。薬剤吸引用流路62は、外部空間に開放された形態で中間部41に形成されている。薬剤吸引用流路62は、流路形成部70が延伸する軸に対してその半径方向に延び、その外周上で外部空間に開口している。薬剤吸引用流路62は、流路形成部70が延伸する軸周りにおいて、吸気用流路52とはずれた位相に形成されている。
なお、薬剤吸引用流路62の経路上に、シリンジに吸引される薬剤中の異物を除去するための異物除去フィルタが設けられてもよい。
薬剤吸引用流路62には、管状のルアー部材63が接続され、ルアー部材63の開口を塞ぐようにキャップ65が設けられている。ルアー部材63は、シリンジ接続部61に対してシリンジを接続可能とするためのコネクタとして機能する。キャップ65は、薬剤吸引用流路62を密閉状態に保持するために設けられ、シリンジ接続時に取り外される。
流路形成部70には、連絡流路81および空気用流路82が形成されている。連絡流路81および空気用流路82は、先端部71と先端部76との間で延びている。連絡流路81および空気用流路82は、流路形成部70が延伸する軸方向に延び、その両端で装着口23および装着口33に開口している。連絡流路81と空気用流路82とは、流路形成部70が延伸する軸周りにおいて互いにずれた位相に形成されている。連絡流路81および空気用流路82は、それぞれ、その経路上で薬剤吸引用流路62および吸気用流路52に連絡するように形成されている。
薬剤調製器具10は、逆止弁86を有する。逆止弁86は、空気用流路82の経路上に配置されている。逆止弁86は、バイアル装着部21と開放部51との間およびバイアル装着部31と開放部51との間のいずれか一方を選択的に遮断する。以下、逆止弁86が設けられる形態について詳細に説明する。
図5は、図3中の2点鎖線Vで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。図3および図5を参照して、空気用流路82の経路上には、逆止弁86を収容するための収容空間88が形成されている。
収容空間88が設けられる形態について説明すると、収容空間88は、空気用流路82の流路断面積を収容空間88において部分的に拡大させるように形成されている。収容空間88は、フィルタ53と、空気用流路82を規定する壁部43とによって規定されている。フィルタ53は、収容空間88と吸気用流路52との間を区画している。壁部43は、薬剤吸引用流路62に向けて突出するように設けられている。壁部43は、連絡流路81が延びる線上に重なるように設けられている。
空気用流路82は、収容空間88からバイアル装着部21に向けて延びる第1部分82pと、収容空間88からバイアル装着部31に向けて延びる第2部分82qとから構成されている。
逆止弁86は、球形状を有する。空気用流路82が延びる方向における収容空間88の全高Hは、逆止弁86の直径よりも大きい。このような構成により、逆止弁86は、重力の作用によって、空気用流路82の第1部分82pの開口を塞ぐ位置と、空気用流路82の第2部分82qの開口を塞ぐ位置との間で移動可能に設けられている。
すなわち、薬剤調製器具10の姿勢が、バイアル装着部31が鉛直下側に位置決めされ、バイアル装着部21が鉛直上側に位置決めされる状態にある時、収容空間88に配置された逆止弁86が、空気用流路82の第2部分82qの開口を塞ぐ位置に移動する。これにより、バイアル装着部31と開放部51との間の空気流れが規制され、バイアル装着部21と開放部51との間の空気流れが許容される。
一方、薬剤調製器具10の姿勢が、バイアル装着部31が鉛直上側に位置決めされ、バイアル装着部21が鉛直下側に位置決めされる状態にある時、収容空間88に配置された逆止弁86が、空気用流路82の第1部分82pの開口を塞ぐ位置に移動する。これにより、バイアル装着部31と開放部51との間の空気流れが許容され、バイアル装着部21と開放部51との間の空気流れが規制される。
なお、本実施の形態では、球形状を有する逆止弁86を用いた場合を説明したが、本発明における弁体は、これに限定されるものではない。本発明における弁体は、バイアル装着部21と開放部51との間およびバイアル装着部31と開放部51との間のいずれか一方を選択的に遮断可能なものであればよく、たとえば、逆止弁86の形状を柱形状または平板形状に変更したり、逆止弁86に替えて、一端が回転可能に支持されたバタフライバルブを用いたりしてもよい。また、逆止弁86の形状の変更に合わせて、収容空間88や壁部43の形状は適宜変更される。
この発明の実施の形態における薬剤調製器具10の基本的な構造についてまとめて説明すると、薬剤調製器具10は、バイアルを装着可能な第1バイアル装着部としてのバイアル装着部21および第2バイアル装着部としてのバイアル装着部31と、バイアル装着部21とバイアル装着部31との間に設けられ、外部空間に開放される開放部51と、バイアル装着部21およびバイアル装着部31にそれぞれ配置された針状の第1先端部としての先端部71および第2先端部としての先端部76を有し、先端部71と先端部76との間で延び、その経路上で開放部51に連絡する第1流路としての空気用流路82と、空気用流路82とは独立して、先端部71と先端部76との間で延びる第2流路としての連絡流路81とが形成される流路形成部70と、空気用流路82の経路上に配置され、開放部51とバイアル装着部21との間および開放部51とバイアル装着部31との間のいずれか一方を選択的に遮断する弁体としての逆止弁86とを備える。
続いて、図1中の薬剤調製器具10を用いて薬剤を調製する方法について説明する。図図6から図11は、図1中の薬剤調製器具を用いて薬剤を調製する方法の工程を示す断面図である。
図4を参照して、まず調製工程の前段階として、薬剤調製器具10と、薬剤調製器具10に装着する溶解液用バイアル91および薬剤用バイアル96とを準備する。
溶解液用バイアル91は、ガラス瓶92と、ガラス瓶92の開口を塞ぐゴム栓93とから構成されている。薬剤用バイアル96は、溶解液用バイアル91と同一構造を有し、ガラス瓶97とゴム栓98とから構成されている。溶解液用バイアル91の内部には、液体状の溶解液が封入されている。薬剤用バイアル96の内部には、凍結乾燥された固形薬剤が封入されている。
薬剤用バイアル96の内部は、真空状態にあり、このため、薬剤用バイアル96の内圧は、溶解液用バイアル91の内圧よりも低い状態にある。
なお、薬剤用バイアル96の内部は、必ずしも厳密な真空状態である必要はなく、薬剤用バイアル96の内部が負圧である結果、薬剤用バイアル96と溶解液用バイアル91との間に内圧差が生じていればよい。また、本実施の形態では、薬剤調製器具10に液体を封入するバイアルと固体を封入するバイアルとが装着される場合を説明するが、このような使用形態に限られず、たとえば液体を封入する2つのバイアルが薬剤調製器具10に装着されてもよい。
図6を参照して、次に、溶解液用バイアル91をバイアル装着部21に装着する。この際、薬剤調製器具10の姿勢は特に限定されないが、好ましくは、机などの上に溶解液用バイアル91を載置し、その溶解液用バイアル91の上方からバイアル装着部21を装着する。溶解液用バイアル91の装着に伴って、流路形成部70の先端部71がゴム栓93を貫き、空気用流路82および連絡流路81が溶解液用バイアル91の内部に連通する。
図7を参照して、次に、薬剤調製器具10の姿勢を、溶解液用バイアル91を装着したバイアル装着部21が鉛直上側に位置決めされ、バイアル装着部31が鉛直下側に位置決めされる状態とする。逆止弁86は、重力によって、空気用流路82の第2部分82qの開口を塞ぐ位置に移動する。この状態で、薬剤用バイアル96をバイアル装着部31に装着する。薬剤用バイアル96の装着に伴って、流路形成部70の先端部76がゴム栓98を貫き、空気用流路82および連絡流路81が薬剤用バイアル96の内部に連通する。
このとき、薬剤用バイアル96の内部と溶解液用バイアル91の内部とが、連絡流路81を通じて連通する。薬剤用バイアル96の内圧は、溶解液用バイアル91の内圧よりも低いため、この内圧差を駆動力として、溶解液用バイアル91内部の溶解液が、連絡流路81を通じて薬剤用バイアル96内部に流入する。
この際、空気用流路82の第2部分82qの開口を塞ぐ逆止弁86によって、バイアル装着部31と開放部51との間の空気流れが規制されている。これにより、薬剤用バイアル96の内部の気密を保ち、バイアル間の内圧差による駆動力を溶解液の移動に寄与させることができる。また、バイアル装着部21と開放部51との間の空気流れは、許容されている。これにより、薬剤用バイアル96への溶解液の流入に伴って、外部空間の空気を吸気用流路52および空気用流路82の第1部分82pを通じて溶解液用バイアル91の内部に流入させることができる。結果、溶解液用バイアル91から薬剤用バイアル96への溶解液の移動を円滑に進めることができる。
図8を参照して、次に、薬剤用バイアル96内部の溶解液と固形薬剤とを攪拌し、薬剤を調製する。なお、吸気用通路52に図示しないキャップが設けられている場合には、薬剤の調整後、キャップを取り外す。これにより、系内よりも高圧(大気圧)である外気が吸気用流路52を通じて導入され、調整の際に発生した泡を消すことが容易となる。特に、固形薬剤が蛋白製剤等のような一度泡が生じると消えにくい薬剤においては、有効な手段である。図9を参照して、次に、ルアー部材63からキャップ65を取り外し、シリンジを接続するための準備を行なう。
図10を参照して、次に、薬剤調製器具10を上下反転させ、薬剤調製器具10の姿勢を、バイアル装着部31が鉛直上側に位置決めされ、バイアル装着部21が鉛直下側に位置決めされる状態とする。逆止弁86は、重力によって、空気用流路82の第1部分82pの開口を塞ぐ位置に移動する。ルアー部材63にシリンジ67を接続する。
図11を参照して、次に、シリンジ67のプランジャを引くことにより、薬剤用バイアル96内部で調製された薬剤を連絡流路81および薬剤吸引用流路62を通じてシリンジ67に吸引する。
この際、空気用流路82の第1部分82pの開口を塞ぐ逆止弁86によって、バイアル装着部21と開放部51との間の空気流れが規制されている。これにより、シリンジ67による吸引力が溶解液用バイアル91内部に作用することを抑制する。また、バイアル装着部31と開放部51との間の空気流れは、許容されている。これにより、シリンジ67への薬剤の吸引に伴って、外部空間の空気を吸気用流路52および空気用流路82の第2部分82qを通じて薬剤用バイアル96の内部に流入させることができる。結果、薬剤用バイアル96からシリンジ67への薬剤の移動を円滑に進めることができる。
以上に説明した薬剤調製器具10においては、空気用流路82の経路上に、バイアル装着部21と開放部51との間およびバイアル装着部31と開放部51との間のいずれか一方を選択的に遮断する逆止弁86が設けられている。このような構成により、図6中に示す工程において、仮にバイアル装着部31に溶解液用バイアル91を装着し、図7中に示す工程において、バイアル装着部21に薬剤用バイアル96を装着した場合であっても、逆止弁86を所定の位置に移動させ、溶解液用バイアル91から薬剤用バイアル96への溶解液の移動および薬剤用バイアル96からシリンジ67への薬剤の移動を適正に行なうことができる。すなわち、薬剤調製器具10では、溶解液用バイアル91および薬剤用バイアル96の装着位置を予め定めておく必要がなく、溶解液用バイアル91および薬剤用バイアル96をバイアル装着部21もしくはバイアル装着部31のいずれに装着したとしても、薬剤の調製を適正に行ない、調製された薬剤をシリンジ67に取り出すことができる。
このように構成された、この発明の実施の形態における薬剤調製器具10によれば、ユーザが、バイアルの装着位置に迷ったり、バイアルを誤った装着部に装着したりすることがなくなる。このため、簡単な使用方法にて薬剤の調製を行なうことができる薬剤調製器具を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態における薬剤調製器具を示す側面図である。 図1中の薬剤調製器具を上下方向から見た図である。 図1中の薬剤調製器具を示す断面図である。 図1中の薬剤調製器具に装着されるバイアルを示す断面図である。 図3中の2点鎖線Vで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。 図1中の薬剤調製器具を用いて薬剤を調製する方法の第1工程を示す断面図である。 図1中の薬剤調製器具を用いて薬剤を調製する方法の第2工程を示す断面図である。 図1中の薬剤調製器具を用いて薬剤を調製する方法の第3工程を示す断面図である。 図1中の薬剤調製器具を用いて薬剤を調製する方法の第4工程を示す断面図である。 図1中の薬剤調製器具を用いて薬剤を調製する方法の第5工程を示す断面図である。 図1中の薬剤調製器具を用いて薬剤を調製する方法の第6工程を示す断面図である。 特許文献1に開示された再構成デバイスを示す断面図である。
符号の説明
10 薬剤調製器具、21,31 バイアル装着部、51 開放部、53 フィルタ、61 シリンジ接続部、67 シリンジ、70 流路形成部、71,76 先端部、81 連絡流路、82 空気用流路、86 弁体、88 収容空間。

Claims (4)

  1. 内圧差のある複数のバイアルに配置された内容物を混合し、薬剤を調製する薬剤調製器具であって、
    バイアルを装着可能な第1バイアル装着部および第2バイアル装着部と、
    前記第1バイアル装着部と前記第2バイアル装着部との間に設けられ、外部空間に開放される開放部と、
    前記第1バイアル装着部および前記第2バイアル装着部にそれぞれ配置された針状の第1先端部および第2先端部を有し、前記第1先端部と前記第2先端部との間で延び、その経路上で前記開放部に連絡する第1流路と、前記第1流路とは独立して、前記第1先端部と前記第2先端部との間で延びる第2流路とが形成される流路形成部と、
    前記第1流路の経路上に配置され、前記開放部と前記第1バイアル装着部との間および前記開放部と前記第2バイアル装着部との間のいずれか一方を選択的に遮断する弁体とを備える、薬剤調製器具。
  2. 前記第1バイアル装着部と前記第2バイアル装着部との間に設けられ、シリンジを接続可能なシリンジ接続部をさらに備え、
    前記第2流路は、その経路上で前記シリンジ接続部に連絡する、請求項1に記載の薬剤調製器具。
  3. 前記弁体は、前記開放部および前記第1バイアル装着部の間を遮断する位置と、前記開放部および前記第2バイアル装着部の間を遮断する位置との間で、重力により移動可能なように設けられる、請求項1または2に記載の薬剤調製器具。
  4. 前記開放部と前記第1流路とが連絡する位置に設けられたエアフィルタをさらに備え、
    前記第1流路の経路上には、前記弁体を、前記開放部および前記第1バイアル装着部の間を遮断する位置と、前記開放部および前記第2バイアル装着部の間を遮断する位置との間で移動可能なように収容する空間が形成され、
    前記空間は前記エアフィルタによって前記開放部と区画されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の薬剤調製器具。
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