JP2010057213A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010057213A
JP2010057213A JP2008216355A JP2008216355A JP2010057213A JP 2010057213 A JP2010057213 A JP 2010057213A JP 2008216355 A JP2008216355 A JP 2008216355A JP 2008216355 A JP2008216355 A JP 2008216355A JP 2010057213 A JP2010057213 A JP 2010057213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
power supply
voltage
switching
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008216355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5353119B2 (ja
Inventor
Masaaki Shimada
雅章 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2008216355A priority Critical patent/JP5353119B2/ja
Priority to US12/544,339 priority patent/US8199533B2/en
Priority to CN2009101673811A priority patent/CN101662213B/zh
Publication of JP2010057213A publication Critical patent/JP2010057213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5353119B2 publication Critical patent/JP5353119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33507Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0003Details of control, feedback or regulation circuits
    • H02M1/0032Control circuits allowing low power mode operation, e.g. in standby mode
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

【課題】簡易な構成で軽負荷時のスイッチング損失を低減するとともに高効率なスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子を有し、トランスの1次側に電圧が入力された場合に制御回路50aがスイッチング素子をオン/オフ制御することによりトランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑して負荷に出力するスイッチング電源装置であって、制御回路50aは、負荷が軽負荷の場合に、スイッチング素子に流れる電流が一定値以下に低下するのを防ぐようにスイッチング素子を制御する電流制御部である第2OCPコンパレータ63bと、負荷が軽負荷の場合に、負荷に対する出力電圧に応じたフィードバック信号に基づき、スイッチング素子に対して間欠発振動作を行うように制御する間欠制御部であるBSTコンパレータ55とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング動作により所定の電圧を生成して出力するとともに、軽負荷時の安定制御が可能なスイッチング電源装置に関する。
従来から、スイッチング素子をオン/オフ制御して出力電圧制御を行うスイッチング電源装置は、OA機器や民生機器等に利用されている。近年、環境への配慮及び省エネルギーの観点から、スイッチング電源装置の高効率化が求められている。スイッチング電源装置におけるスイッチング素子を制御する制御回路は、通常、1チップの集積回路により構成され、内部に当該集積回路を起動するための起動回路を備えている。
図13は、従来の擬似共振型のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。このスイッチング電源装置は、図13に示すように、交流電源1と、ブリッジ整流器2と、ノーマルフィルタ用のコンデンサ3と、トランス4と、スイッチング素子5と、整流用のダイオード6と、出力コンデンサ7と、エラーアンプ8と、フォトカプラ9a,9bと、コンデンサ10,14と、補助巻線Dと、ダイオード11と、バックアップコンデンサ12と、抵抗13と、共振コンデンサ15と、スイッチング素子5を制御するための制御部50とを有する。補助巻線Dとダイオード11とバックアップコンデンサ12とは、補助電源回路を構成する。
また、スイッチング素子5と共振コンデンサ15と制御部50とは例えば1チップの半導体装置内に設けられ、当該装置は、外部入力端子として、スイッチング素子5の入力端子(Drain端子)、スイッチング素子5の出力端子(Source端子)、補助電源回路の入力端子(Vcc端子)、フィードバック信号入力端子(FB端子)、過電流保護端子(OCP端子)、ゼロ電流検出端子(ZCD端子)、及び制御部50のグランド端子(GND端子)を備えている。なお、制御部50は、Drain端子に接続されたStartUp端子、Vcc端子、FB端子、GND端子、OCP端子、ZCD端子、及びスイッチング素子5に制御信号を出力するためのDRV端子を備えている。
トランス4は、1次巻線Pと2次巻線Sと補助巻線Dとを有し、2次側回路へエネルギーを伝達する。また、スイッチング素子5は、トランス4の1次巻線Pに接続されている。
エラーアンプ8は、Vout−Gnd間に接続され、出力電圧Voutと内部の基準電圧との差に応じて、フォトカプラ9aに流れる電流を制御する。フォトカプラ9aは、抵抗が並列に接続された発光ダイオードにより構成され、基準電圧に対する誤差を1次側にフィードバックする。また、フォトカプラ9bは、フォトカプラ9aの発光ダイオードの光に応じて動作するフォトトランジスタであり、コレクタが制御部50のFB端子に接続されるとともにエミッタが接地されている。この構成により、フォトカプラ9bがフィードバック信号を制御部50のFB端子に出力するため、当該スイッチング電源装置は、負荷の変動に対応する電力を供給することができる。
補助電源回路は、上述したように補助巻線Dにダイオード11とバックアップコンデンサ12とを接続して構成され、トランス4の補助巻線Dに誘起される電圧を整流平滑するとともに、自己の有するバックアップコンデンサ12に充電して制御部50のVcc端子に電力を供給する。また、補助巻線Dに誘起される電圧は、抵抗13を介して整流平滑されることなく制御部50のZCD端子に入力される。
スイッチング素子5のオフ期間中に2次巻線Sに誘起される電圧は、整流用のダイオード6と出力コンデンサ7とにより整流平滑され、2次側出力電圧としてVoutから負荷に対して出力される。
また、トランス4は、1次巻線Pのインダクタンスとスイッチング素子5に並列接続された共振コンデンサ15のキャパシタンスとからなるLC共振回路を備えている。この共振コンデンサ15は、スイッチング素子5の寄生容量のみにより構成することも可能である。共振コンデンサ15は、スイッチング素子5に並列接続されているが、1次巻線Pと並列に取り付けても同じ効果がある。
制御部50は、制御信号をDRV端子から出力することにより、スイッチング素子5のゲートを駆動してオン/オフさせ、トランス4の2次巻線S側で平滑された直流電圧を電源出力端子Voutと接地端子Gnd間に生成する。具体的には、スイッチング素子5のオン期間に流れるドレイン電流により、トランス4は逆起電力を生じ、2次巻線S側に電流が流れてエネルギーが貯えられる。スイッチング素子5はその後にオフするが、トランス4に蓄えられたエネルギーは、スイッチング素子5のオフ期間にトランス4の2次巻線S側でダイオード6を通して平滑コンデンサ7に電流を流す。これにより、電源出力端子Voutと接地端子Gnd間には、トランス4の2次巻線S側で平滑された直流電圧が生成される。
トランス4に蓄えられたエネルギによる2次巻線S側の平滑回路に対する放出が終了し、ダイオード6に流れる電流がゼロになると、スイッチング素子5のソースドレイン間電圧が下がり、トランス4のLC共振回路で振動が始まる。その際、トランス4の補助巻線Dは、その巻線数に比例した振幅のドレイン電圧に対応する電圧を生じる。スイッチング素子5のドレイン電圧は、交流電源1の交流入力を整流したときに平滑コンデンサ3の端子間に生じる直流電圧を中心に振動する。これに対して、ゼロ電流検出用の入力端子ZCDは、トランス4の1次巻線Pとは逆極性の補助巻線Dに接続されているため、0Vを中心とする振動波形のゼロ電流検出信号が入力される。これにより、制御部50は、スイッチング素子5のゲート端子にHレベルの信号を出力し、スイッチング素子5を再びオンさせる。
ここで、Vout−Gnd間に接続される図示されない負荷のインピーダンスが高い軽負荷状態の場合には、制御部50により出力されるスイッチング素子5に対する制御信号のオン幅が狭くなるので、スイッチング素子5は、オン期間が短く、ドレイン電流の最大値が低い。このため、トランス4に蓄積されるエネルギが小さく、比較的短期間でトランス4のリセットが終了するので、スイッチング素子5のドレイン−ソース端子間電圧の値が高い期間が短くなり、トランス4の2次側のダイオード6に流れる電流は短期間でゼロとなる。
一方、重負荷状態の場合には、制御部50により出力される制御信号のオン幅が広くなるので、スイッチング素子5は、オン期間が長くなり、ドレイン電流の最大値が高くなる。このため、トランス4に蓄積されるエネルギが大きくなるとともにリセット期間が長くなるので、スイッチング素子5のドレイン−ソース端子間電圧の値が高い期間が長くなり、トランス4の2次側のダイオード6に流れる電流は比較的長期間に亘って流れ続ける。
また、図14は、従来の擬似共振型のスイッチング電源装置の制御部50内部の構成を示す回路図である。制御部50は、図14に示すように、内部電源51、反転回路52、ヒステリシスコンパレータ54、フリップフロップ56、起動回路57、定電流源60、トランジスタ61、FBコンパレータ62、OCPコンパレータ63、OR回路64、AND回路65、発振回路66、反転回路67、ドライブ回路68,69、スイッチング素子70,71、BDコンパレータ84、ボトム検出部85、及びOR回路86により構成される。
内部電源51は、Vcc端子から供給される電力に基づき、制御部50を起動させるとともに、制御部50全体に対して動作に必要な電力を供給する。また、内部電源51は、ヒステリシスコンパレータ54の出力を検出し、当該出力がH(ハイ)レベルの信号である場合に動作を行うが、当該出力がL(ロー)レベルの信号である場合には動作を停止して制御部50全体に対する電力供給を止める。
ヒステリシスコンパレータ54は、Vcc端子の電圧が起動電圧値である16.5V以上である場合にHレベルの信号を出力する。その後、Vcc端子の電圧が最低動作電圧値である10V以下に低下すると、ヒステリシスコンパレータ54は、Lレベルの信号を出力する。
反転回路52は、ヒステリシスコンパレータ54の出力を反転し、後述する起動回路57内のスイッチ81に対して出力する。
起動回路57は、定電流源80とスイッチ81とにより構成され、内部電源51に電力を供給するために起動電流を流す。ここで、定電流源80の入力端子は、StartUp端子に接続されており、外部のDrain端子から電力供給を受ける。起動回路57は、スイッチ81がオンである場合に、Vcc端子を介して定電流源80による電流を補助電源回路30のバックアップコンデンサ12に供給して充電する。また、起動回路57内のスイッチ81は、反転回路52の出力がH(ハイ)レベルの信号である場合にオンに切り替わり、反転回路52の出力がLレベルの信号である場合にオフに切り替わる。したがって、起動回路57は、Vcc端子の電圧が10V以下に低下して制御部50の再起動が必要とされる場合に、スイッチ81をオンにして起動電流を供給する。
定電流源60は、FB端子に接続された外部のフォトカプラ9bとコンデンサ10とにより、FB端子に2次側からのフィードバック電圧を生成する。
トランジスタ61は、ベースがFB端子に接続され、FB端子のフィードバック電圧に応じてオンし、エミッタ電流が流れる。
OCP端子は、外部でSource端子に接続されており、スイッチング素子5に流れる電流量に応じた電圧が印加され、FBコンパレータ62及びOCPコンパレータ63に電圧信号を出力する。
FBコンパレータ62は、トランジスタ61に流れる電流量に応じた電圧信号に対して、OCP端子から出力される電圧信号が上回った場合にH(ハイ)信号を出力する。これにより、FBコンパレータ62は、FB端子に示される2次側からのフィードバック量に応じた電圧値をOCP端子により出力された電圧信号の電圧値が超えた際に、Hレベルの信号をOR回路64を介してフリップフロップ56のR端子に入力し、スイッチング素子5をオフさせ、2次側の出力電圧値を一定に制御することができる。
OCPコンパレータ63は、OCP端子から出力される電圧信号が所定電圧値を上回った場合に、スイッチング素子5に流れる電流量が過電流であるとして、H(ハイ)信号を出力し、Hレベルの信号をOR回路64を介してフリップフロップ56のR端子に入力する。
OR回路64は、FBコンパレータ62とOCPコンパレータ63との少なくとも1つによりH信号を入力された場合に、H信号をフリップフロップ56のR端子に対して出力する。
発振回路66は、スイッチング素子5の最大デューティサイクルを決める最大デューティサイクル信号を生成してAND回路65に対して出力するとともに、スイッチング素子5の発振周波数を決めるクロック信号を生成し、OR回路86を介してフリップフロップ回路56のS端子に対して出力する。これにより、発振回路66は、過負荷時にスイッチング素子5のオン幅を制限し、過電流が流れるのを防止することができる。
フリップフロップ56は、S端子に入力されたクロック信号とR端子に入力された信号とに基づき、Q端子から制御信号を出力する。フリップフロップ56の出力端子(Q端子)は、AND回路65の入力端子に接続されている。また、AND回路65の出力は、反転回路67を介してドライブ回路68,69に接続されている。ドライブ回路68,69は、それぞれP型MOSFETによるスイッチング素子70のゲート端子とN型MOSFETによるスイッチング素子71のゲート端子とに接続されている。スイッチング素子5は、AND回路65の出力に応じてスイッチング素子70,71が交互に駆動されることにより、オン/オフ制御される。
BDコンパレータ84は、上述した0Vを中心とする振動波形のゼロ電流検出信号の電圧値を所定の値と比較し、比較結果をボトム検出部85に対して出力する。
ボトム検出部85は、BDコンパレータ84の出力に基づき、入力端子ZCDに印加されるゼロ電流検出信号のゼロクロス検出を行い、スイッチング素子5のドレイン電圧が最低電圧(ボトム)となるタイミングでOR回路86を介してフリップフロップ56のS端子にHレベルの信号を出力する。これによりトランス4を流れる電流がゼロの状態でのスイッチング動作、すなわちソフトスイッチングが実現できる。
OR回路86は、発振回路66とボトム検出部85との少なくとも1つによりH信号を入力された場合に、H信号をフリップフロップ56のS端子に対して出力する。
次に、従来のスイッチング電源装置の動作について説明する。まず、交流電源1により出力された正弦波電圧は、ブリッジ整流器2で整流され、コンデンサ3を通して、トランス4の1次巻線Pを介してスイッチング素子5のDrain端子に出力される。一方、起動回路57は、スイッチ81がオンであるため、Vcc端子の電圧が16.5Vを超えるまで定電流源80により電流を補助電源回路のバックアップコンデンサ12に供給して充電する。Vcc端子の電圧が16.5Vを超え、内部電源51が動作を開始して制御部50に電力の供給を開始すると、起動回路57は、スイッチ81をオフして起動電流の供給を停止する。
Vcc端子の電圧が16.5Vを超えて制御部50の動作が開始すると、スイッチング素子5は、スイッチング動作を開始する。そのため、トランス4の各巻線にエネルギが供給されるようになり、2次巻線S及び補助巻線Dに電流が流れる。
2次巻線Sに流れる電流は、整流用のダイオード6と出力コンデンサ7とにより整流平滑され直流電力となり、Voutから外部の負荷に対して出力される。
スイッチング素子5のスイッチング動作が繰り返されることで、Voutの出力電圧が徐々に上昇し、エラーアンプ8で設定された基準電圧に達すると、フォトカプラ9aのフォトダイオードに流れる電流が増加する。すると、フォトカプラ9bのフォトトランジスタに流れる電流が増加するため、コンデンサ10が放電され、FB端子の電圧が低下する。これにより制御部50は、スイッチング素子5を制御してVoutの出力電圧を安定化させる。スイッチング素子5のスイッチング動作を停止している期間において、FB端子の電圧VFBは、定電流源60による電流がコンデンサ10を充電することにより増加する。
補助巻線Dに流れる電流は、ダイオード11とバックアップコンデンサ12とにより整流平滑されて、制御部50の補助電源として活用され、Vcc端子に電力を供給する。上述したように、Vcc端子が一度起動電圧(16.5V)に達すると、起動回路57内のスイッチ81はオフとなるため、起動後のVcc端子に対する電力供給は、この補助電源回路により行われる。補助巻線Dの極性は、2次巻線Sと同一であるため、Vccの電圧はVoutの出力電圧に比例する。
Voutに接続された負荷が軽負荷になると、エラーアンプ8で設定された基準電圧に対するVout電圧の誤差に応じて、フォトカプラ9aのフォトダイオードに流れる電流が増加する。すると、フォトカプラ9bのフォトトランジスタに流れる電流が増加するため、コンデンサ10が放電され、FB端子の電圧は低下する。これにより、制御部50は、フリップフロップ56がリセットされ、スイッチング素子5のオン時間(オン幅)が短くなるように制御する。
また、上述したように、軽負荷時にスイッチング素子5のオン時間が短く制御されると、ドレイン電流の最大値が低いため、トランス4に蓄積されるエネルギが小さく、比較的短期間でトランス4のリセットが終了する。したがって、スイッチング素子5のドレイン−ソース端子間電圧の値が高い期間が短くなり、トランス4の2次側のダイオード6に流れる電流は短期間でゼロとなる。その後、ボトム検出部85によりフリップフロップ56がセットされるため、スイッチング素子5のオフ時間もオン時間同様に短くなり、周波数が上昇する。
FB端子の電圧が低下してスイッチング素子5の発振が停止する間は、フォトカプラ9aのフォトダイオードに流れる電流が減少し、それに伴いフォトカプラ9bのフォトトランジスタに流れる電流が減少する。これにより、定電流源60からコンデンサ10が充電され、FB端子の電圧は上昇する。スイッチング電源装置は、以上の動作を繰り返し、軽負荷時にはスイッチング素子5の周波数を上昇させて電圧を制御する。
図15は、従来の擬似共振型スイッチング電源装置の軽負荷時における各部の波形図である。制御部50は、図15に示すようにDRV端子から高い周波数の制御信号を出力し、スイッチング素子5のスイッチング周波数が上昇してドレイン電流Idsの最大値は小さな値となる。また、図16は、従来の擬似共振型スイッチング電源装置の無負荷時におけるスイッチング動作波形図である。図16に示すように、スイッチング素子5は、無負荷時において250kHz程度の高い周波数でスイッチング動作を行う。
Voutに接続された電子機器等が待機状態であれば、電源の出力端子に接続された出力負荷が軽負荷となり、負荷へ供給する電力は通常動作状態と比べて少なくてすむ。しかしながら、軽負荷時には上述したようにスイッチング周波数が著しく上昇し、スイッチング素子5におけるスイッチング損失が増大するとともに、その発熱によりスイッチング素子5対するダメージや当該周波数帯におけるノイズ規制の問題が生ずる。そこで、最大スイッチング周波数の上限をして周波数の上昇を抑えるスイッチング電源が提案されている。
特許文献1には、電力効率を改善するスイッチング電源制御回路が記載されている。このスイッチング電源制御回路は、スイッチ素子へのスイッチング指令信号を生成する信号生成手段と、スイッチング指令信号によりスイッチ素子をターンオンする際の上限周波数を規定する固定周期の発振手段と、スイッチング指令信号によりスイッチ素子が連続してターンオンしたとき、予め設定されたN回のターンオンでスイッチング指令信号を停止させるようにターンオン回数を計数する計数手段とを備えており、負荷が軽負荷である場合に、スイッチ素子が連続してN回ターンオンして休止する間欠動作を行う。
したがって、このスイッチング電源制御回路によれば、発振手段であるタイマ回路と、計数手段であるパルスカウンタ回路とを利用することにより、所定回数の間欠動作を行って電力効率を改善することができる。また、スイッチング電源の用途に応じて連続スイッチング回数Nを適切な回数に設定することで、部分共振電源においてトレードオフ関係となるリップルの抑制、および軽負荷時での高効率化に関して、最適なスイッチング動作状態に設定することができる。
特開2007−215316号公報
近年、省エネルギー化の観点から、スタンバイ時の効率改善・低消費化の対応が必要であり、スタンバイ時のスイッチング損失を低減する工夫が必要とされる。上述したように、特許文献1に記載のスイッチング電源制御回路は、FB端子電圧が一定値以下に下がった場合に、所定の回数だけスイッチング動作を実行してから停止するというサイクルを繰り返すことで間欠動作を行う。そのため、当該スイッチング電源制御回路は、負荷の軽重にかかわらず常に所定の間欠動作を行うこととなり、より厳密な出力制御を困難にする。従来の擬似共振型のスイッチング電源装置は、軽負荷時に周波数が上昇して出力が下がるため、FB端子電圧の急峻な変化が起こりにくく、FB端子電圧に基づいて負荷の軽重を判断するのが困難である。
この現象は、特許文献1に記載のスイッチング電源制御回路のようにボトムスキップによりスイッチング周波数の上昇を抑えた場合においても、オフ時間デューティが増えているだけなので同様に生じる。さらに、パルスカウンタ回路やタイマ回路を必要とし、スイッチング回数の設定が必要なため、コストや手間がかかるとともに装置が大型化する。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するもので、簡易な構成で軽負荷時のスイッチング損失を低減するとともに高効率なスイッチング電源装置を提供することを課題とする。
本発明に係るスイッチング電源装置は、上記課題を解決するために、トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子を有し、前記トランスの1次側に電圧が入力された場合に制御回路が前記スイッチング素子をオン/オフ制御することにより前記トランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑して負荷に出力するスイッチング電源装置であって、前記制御回路は、前記負荷が軽負荷の場合に、前記スイッチング素子に流れる電流が一定値以下に低下するのを防ぐように前記スイッチング素子を制御する電流制御部と、前記負荷が軽負荷の場合に、前記負荷に対する出力電圧に応じたフィードバック信号に基づき、前記スイッチング素子に対して間欠発振動作を行うように制御する間欠制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で軽負荷時のスイッチング損失を低減するとともに高効率なスイッチング電源装置を提供することができる。
以下、本発明のスイッチング電源装置の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施例1のスイッチング電源装置の制御部50aの構成を示す回路図である。なお、本発明のスイッチング電源装置全体の構成は、図13を用いて説明した従来のスイッチング電源装置と同様であり、図13,14における制御部50を図1に記載した制御部50aに置き換えたものとする。
制御部50aは、本発明の制御回路に対応し、スイッチング素子5のオン/オフを制御する。すなわち、本発明のスイッチング電源装置は、トランス4の1次巻線Pに接続されたスイッチング素子5を有し、トランス4の1次側に電圧が入力された場合に制御部50aがスイッチング素子5をオン/オフ制御することにより、トランス4の2次巻線Sに誘起される電圧を整流平滑してVoutから外部の負荷に出力する。また、補助電源回路は、補助巻線Dにダイオード11とバックアップコンデンサ12とを接続して構成され、トランス4の補助巻線Dに誘起される電圧を整流平滑するとともに、自己の有するバックアップコンデンサ12に充電して制御部50aのVcc端子に電力を供給する。なお、図1及び後述の各実施の形態を示す図において、図13,14における構成要素と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以て示し、重複した説明を省略する。
まず、本実施の形態の構成を説明する。本実施例のスイッチング電源装置の制御部50aは、図14に示す従来のスイッチング電源装置の制御部50の構成に加えて、BSTコンパレータ55、第2OCPコンパレータ63b、パルス発生部72、フリップフロップ87、NOR回路88、及びAND回路89を備えた構成を有する。
BSTコンパレータ55は、本発明の間欠制御部に対応し、負荷が軽負荷の場合に、負荷に対する出力電圧に応じたフィードバック信号に基づき、スイッチング素子5に対して間欠発振動作を行うように制御する。具体的には、BSTコンパレータ55は、トランジスタ61に流れる電流量に応じた電圧信号が所定電圧値以下に低下した場合にHレベルの信号を出力する。軽負荷(無負荷)時にフォトカプラ9a,9bの動作によりコンデンサ10が放電されるため、フィードバック信号(FB端子電圧)は降下する。したがって、BSTコンパレータ55は、通常負荷時において、Lレベルの信号を出力するが、軽負荷時においてはHレベルの信号を出力する。
第2OCPコンパレータ63bは、本発明の電流制御部に対応し、負荷が軽負荷の場合に、スイッチング素子5に流れる電流が一定値以下に低下するのを防ぐようにスイッチング素子5を制御する。具体的には、第2OCPコンパレータ63bは、OCP端子から出力される電圧信号が所定電圧値を上回った場合に、H(ハイ)信号を出力し、Hレベルの信号をフリップフロップ87のR端子に入力する。第2OCPコンパレータ63bにおける所定電圧値(しきい値)は、例えば第1OCPコンパレータ63aにおけるしきい値の5%〜25%程度に予め設定しておく。この値を適切に設定することにより、BSTコンパレータ55は、軽負荷時にスムーズに動作することができる。
なお、第1OCPコンパレータ63aは、図14において説明した従来のOCPコンパレータ63と同様であり、OCP端子から出力される電圧信号が所定電圧値を上回った場合に、スイッチング素子5に流れる電流量が過電流であるとして、H(ハイ)信号を出力し、Hレベルの信号をOR回路64を介してフリップフロップ56のR端子に入力する。
OR回路64は、BSTコンパレータ55とAND回路89と第1OCPコンパレータ63aとの少なくとも1つによりH信号を入力された場合に、H信号をフリップフロップ56のR端子に対して出力する。
パルス発生部72は、ターンオン時に発生するサージ電流をマスクするためのパルス波形の信号をNOR回路88とフリップフロップ87のS端子に出力する。これにより、ターンオン時に発生するサージ電流によりFBコンパレータ62がHレベルの信号を出力したとしても、パルス発生部72は、パルス信号を出力してスイッチング素子5がオフするのを防ぐ。なお、パルス発生部72が出力するパルス信号の信号幅は、主回路に対して入力されるAC入力が最も高い場合の最小オン幅以下であり、例えば0.3μs〜1.5μs程度である。
フリップフロップ87は、パルス発生部72からS端子に入力された信号と、第2OCPコンパレータ63bからR端子に入力された信号とに基づき、Q端子から制御信号をNOR回路88に対して出力する。
NOR回路88の入力端子には、パルス発生部72の出力とフリップフロップ87の出力とが入力されている。すなわち、NOR回路88は、パルス発生部72によりHレベルの信号が出力された場合、あるいはフリップフロップ87によりHレベルの信号が出力された場合に、Lレベルの信号をAND回路89に出力する。
AND回路89は、FBコンパレータ62の出力とNOR回路88の出力とがいずれもHレベルの信号であった場合にのみHレベルの信号をOR回路64を介してフリップフロップ56のR端子に対して出力し、スイッチング素子5をオフさせる。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。図2は、本実施例のスイッチング電源装置の動作原理を示す波形図である。なお、図2において、交流電源1により出力される電圧はAC200Vであるとする。
まず、交流電源1により出力された正弦波電圧は、ブリッジ整流器2で整流され、コンデンサ3を通して、トランス4の1次巻線Pを介してスイッチング素子5のDrain端子に出力される。一方、起動回路57は、スイッチ81がオンであるため、Vccの電圧が16.5Vを超えるまで定電流源80により電流を補助電源回路のバックアップコンデンサ12に供給して充電する。Vccの電圧が16.5Vを超え、内部電源51が動作を開始して制御部50aに電力の供給を開始すると、起動回路57は、スイッチ81をオフして起動電流の供給を停止する。
Vccの電圧が16.5Vを超えて制御部50aの動作が開始すると、スイッチング素子5は、スイッチング動作を開始する。そのため、トランス4の各巻線にエネルギーが供給されるようになり、2次巻線S及び補助巻線Dに電流が流れる。
2次巻線Sに流れる電流は、整流用のダイオード6と出力コンデンサ7とにより整流平滑され直流電力となり、Voutから外部の負荷に対して出力される。
通常負荷時において、スイッチング素子5は、連続発振動作にて動作する。その際のエラーアンプ8、フォトカプラ9a,9bを使用したフィードバックによる出力電圧安定化動作は、図13,14で説明した従来技術と同様であり、重複した説明を省略する。
次に軽負荷(無負荷)時における本実施例のスイッチング電源の動作を説明する。Voutに接続された負荷が徐々に軽負荷になるに従い、エラーアンプ8で設定された基準電圧に対するVout電圧の誤差に応じて、フォトカプラ9aのフォトダイオードに流れる電流が増加する。すると、フォトカプラ9bのフォトトランジスタに流れる電流が増加するため、コンデンサ10が放電され、FB端子の電圧は低下する。これにより、FBコンパレータ62の−側に入力される電圧が低下するため、上述したようにスイッチング素子5のスイッチング周波数が上昇し、スイッチング素子5に流れる電流Idsの電流値は低下する。しかしながらFBコンパレータ62による出力にかかわらず、第2OCPコンパレータ63bは、ドレイン電流Idsが所定の値(図2に破線で示すOCP(stb)の値)に達するまでスイッチング素子5がオフされるのを防ぐ。これにより、ドレイン電流Idsは、所定の電流値以下に下がることはない。
なお、図2に示すOCP(stb)compとは、第2OCPコンパレータ63bの出力波形を示す。ドレイン電流Idsが所定の値に達した場合に、第2OCPコンパレータ63bは、Hレベルの信号を出力してスイッチング素子5がオフされるのを許可するが、スイッチング素子5がオフされた結果ドレイン電流Idsの値が零となるため、その後Lレベルの信号を出力する。
また、図2に示すTonminとは、パルス発生部72により出力されたパルス波形であり、これがHレベルの間はFBコンパレータ62の出力にかかわらず、スイッチング素子5がオフされることはない。したがって、ドレイン電流Idsが立ち上がり時に図示されないスパイク電流波形を示したとしても、パルス発生部72は、当該電流をマスクし、スイッチング素子5がオフされるのを防ぐ。
また、図2の最下段に示すDRVは、制御部50aのDRV端子の電圧波形を示し、Hレベルの場合にスイッチング素子5がオンされる。
図3は、本発明の実施例1のスイッチング電源装置の軽負荷時における各部の波形図である。図2で説明したように、ドレイン電流Idsは軽負荷においても所定の電流値以下に下がることが無い。この結果、本実施例のスイッチング電源装置による負荷に対する出力が大きくなるため、FB端子の電圧(VFB)は、図3に示すように急激に下がる。これにより、制御部50a内のBSTコンパレータ55は、Hレベルの信号を出力するため、フリップフロップ56のR端子に入力されてフリップフロップ56をリセットし、スイッチング素子5の発振が停止する。なお、図3においてBSTコンパレータ55は、ヒステリシスコンパレータとし、2つの基準電圧値(VFB(BST1)とVFB(BST2))があるものとしているが、基準電圧値が1つの通常のコンパレータを使用してもよい。
ここで、図3における「VFB(Idsmin相当)」で示した破線は、第2OCPコンパレータ63bにおいて設定した最小電流値にドレイン電流Idsが達した際におけるFB端子の電圧値であるが、負荷がさらに軽負荷である場合には、上述したように、ドレイン電流Idsが低下する代わりに、負荷に対する出力が上昇してFB端子の電圧がさらに下がる。したがって、BSTコンパレータ55の基準電圧値(VFB(BST1)とVFB(BST2))は、「VFB(Idsmin相当)」よりも低く設定し、間欠動作を必要とする軽負荷時にのみBSTコンパレータ55が動作するように調整する必要がある。また、ここで言う基準電圧値(VFB(BST1)とVFB(BST2))とは、BSTコンパレータ55の+側に入力される電圧に対応する値であるが、厳密には同一でなく、FB端子の電圧値に対する基準値として考える。FB端子電圧であるVFBと基準電圧値(VFB(BST1)とVFB(BST2))との比較は、BSTコンパレータ55により行われるが、BSTコンパレータ55が直接FB端子の電圧をみるわけではなく、実際には自己の+側と−側に入力される電圧を用いて比較が行われるからである。
その後、二次側出力の電圧が下がりフィードバック信号が上昇すると、BSTコンパレータ55は、Lレベルの信号を出力し、スイッチング素子5の発振を再開させる。以後、本実施例のスイッチング電源装置は、軽負荷時において上述した動作を繰り返す。
本発明のポイントは、ドレイン電流が一定値以下に下がるのを防止する電流制御部(第2OCPコンパレータ63b)と、間欠発振動作を行う間欠制御部(BSTコンパレータ55)とを備える点にある。従来の擬似共振型のスイッチング電源装置は、負荷が軽くなった場合においてもスイッチング周波数が限りなく上昇するため、フィードバック信号の急峻な変化が無く、間欠発振動作が困難であった。しかしながら、本発明は、電流制御部と間欠制御部を備えることにより、ドレイン電流Idsが設定電流値以下に絞られるのを防止し、それに伴う出力上昇によりフィードバック信号を急峻に変化させ、軽負荷時における間欠発振動作を可能にしたものである。
図4は、本実施例のスイッチング電源装置のスイッチング素子5における軽負荷時の間欠動作波形を示す図である。また、図5は、本実施例のスイッチング電源装置のスイッチング素子5における軽負荷時の動作波形を示す図である。図5に示すように、スイッチング素子5に流れるドレイン電流は立ち上がり時においてサージ電流を発生しているが、パルス発生部72は、上述したようにパルス信号を出力してサージ電流をマスクし、スイッチング素子5が不適切なときにオフされるのを回避する。なお、図4,5において、交流電源1により出力される電圧はAC200Vであるとする。
図6は、本実施例のスイッチング電源装置の動作原理を示す波形図である。なお、図2との違いは、交流電源1により出力される電圧がAC100Vである点である。入力電圧がAC100Vの場合におけるスイッチング素子5のドレイン電流Idsは、図2,6に示すようにAC200Vの場合に比して電流値の上昇に時間を要する。しかしながら、第2OCPコンパレータ63bは、ドレイン電流Idsが所定の値(図6に破線で示すOCP(stb)の値)に達するまでスイッチング素子5がオフされるのを回避する。したがって、制御部50aは、AC200Vの場合に比して長い期間スイッチング素子5をオン(DRVをHレベル)し、ドレイン電流Idsが所定の電流値以下に下がるのを回避する。また、制御部50aは、第2OCPコンパレータ63bにより設定された最小電流値以上の電流をスイッチング素子5に流すように制御するため、AC入力の大きさにかかわらず確実に軽負荷時における間欠動作を達成することができる。さらに、間欠動作を行う負荷領域(連続発振/間欠動作を切り替える境界)は、フライバックトランスの巻数比の違いにも影響を受けることなく、OCP(stb)の基準電圧で設定される負荷率(≒OCPの一端子に接続される基準電圧に対する比率)で決まる。
図7は、本実施例のスイッチング電源装置のスイッチング素子5における軽負荷時の間欠動作波形を示す図である。また、図8は、本実施例のスイッチング電源装置のスイッチング素子5における軽負荷時の動作波形を示す図である。なお、図7,8において、交流電源1により出力される電圧はAC100Vである。
上述のとおり、本発明の実施例1の形態に係るスイッチング電源装置によれば、軽負荷となるスタンバイ動作時において発振周波数が限りなく上昇することなく、間欠発振動作を行い、簡易な構成で軽負荷時のスイッチング損失を低減するとともに高効率なスイッチング電源装置を実現することができる。
すなわち、本実施例のスイッチング電源装置によれば、従来の擬似共振型のスイッチング電源装置で困難であった負荷の軽重に基づく高効率な間欠発振動作を行うことができ、スイッチング回数を少なくして軽負荷時のスイッチング損失を低減することができる。また、本実施例のスイッチング電源装置によれば、特許文献1に記載のスイッチング電源制御回路のようなパルスカウンタ回路やタイマ回路を必要とせず、簡易な構成で小型且つ低コストのスイッチング電源装置を実現することができる。
また、本実施例のスイッチング電源装置は、スイッチング素子5のドレイン電流値によりゲートドライブ(DRV)の最小オン幅を制限することで、軽負荷時に確実に間欠動作を達成することができる。さらに、本実施例のスイッチング電源装置は、AC入力電圧の大小にかかわらず、スタンバイ状態(軽負荷時)において安定に間欠動作を達成することができる。
図9は、本発明の実施例2のスイッチング電源装置の構成を示す図である。なお、本実施例のスイッチング電源装置全体の構成は、実施例1のスイッチング電源装置とほぼ同様である。実施例1のスイッチング電源装置と異なる点は、制御部50a内に補正定電流供給用の定電流源90とスイッチ91を備えた点と、制御部50a外部に検出用抵抗Rocp、調整用抵抗Rfocp、及びノイズ除去用コンデンサCfocpを備えた点である。
定電流源90は、スイッチ91がオンの場合にOCP端子に定電流を供給する。また、スイッチ91は、DRVがオンしてから第2OCPコンパレータ63bがHレベルの信号を出力するまでの間にオンすることにより、当該期間に所定電流をOCP端子にバイアスする。
本実施例において、第2OCPコンパレータ63b、定電流源90、及びスイッチ91は、本発明の電流制御部に対応し、スイッチング素子5に流れる電流値に所定電流をバイアスし、当該バイアス後の電流値が一定値以下に低下するのを防ぐようにスイッチング素子5を制御する。具体的には、第2OCPコンパレータ63bは、バイアス後のOCP端子から出力される電圧信号が所定電圧値を上回った場合に、H(ハイ)信号を出力し、Hレベルの信号をフリップフロップ87のR端子に入力する。
その他の構成は、実施例1と同様であり、重複した説明を省略する。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。図10は、本実施例のスイッチング電源装置の各部の動作を示す波形図である。Vccの電圧が16.5Vを超えて制御部50aの動作が開始し、フィードバックによる2次側の出力電圧安定化を図る動作は、実施例1と同様であり、重複した説明を省略する。
次に軽負荷(無負荷)時における本実施例のスイッチング電源の動作を説明する。Voutに接続された負荷が徐々に軽負荷になるに従い、エラーアンプ8で設定された基準電圧に対するVout電圧の誤差に応じて、フォトカプラ9aのフォトダイオードに流れる電流が増加する。すると、フォトカプラ9bのフォトトランジスタに流れる電流が増加するため、コンデンサ10が放電され、FB端子の電圧は低下する。
これにより、FBコンパレータ62の−側に入力される電圧が低下するため、上述したようにスイッチング素子5のスイッチング周波数が上昇し、スイッチング素子5に流れる電流Idsの電流値は低下する。ここで、スイッチング素子5に流れるドレイン電流Ids(検出用抵抗Rocpにかかる電圧)は、図10の最上段に描かれた実線の波形であり、所定の値(図10に破線で示すOCP(stb)の値)に達していない。しかしながら、定電流源90とスイッチ91とにより供給された所定電流(図10に示す補正定電流)は、DRVがオンしてから第2OCPコンパレータ63bがHレベルの信号を出力するまでの間にOCP端子にバイアスされる。当該補正定電流が外部の調整用抵抗Rfocpを流れるため、補正定電流を流さない場合に比してOCP端子の電圧が上昇し、第2OCPコンパレータ63bは、バイアス後の電流値(図10の点線の波形)が所定の値(図10に破線で示すOCP(stb)の値)に達するまでスイッチング素子5がオフされるのを防ぐ。
すなわち、本実施例のスイッチング電源装置は、制御部50a内に備えた定電流源90とスイッチ91とにより補正定電流をOCP端子に供給することで、スイッチング素子5に流れるドレイン電流Idsの下限値を制御することができる。
なお、図10に示すOCP(stb)compは、図2と同様に第2OCPコンパレータ63bの出力波形を示す。ドレイン電流Idsに所定電流をバイアスした値が所定値に達した場合に、第2OCPコンパレータ63bは、Hレベルの信号を出力してスイッチング素子5がオフされるのを許可し、スイッチング素子5がオフされた結果ドレイン電流Idsの値が零となるため、その後Lレベルの信号を出力する。また、図10に示すように、入力される電圧にかかわらず(AC100V、AC200V)、スイッチング素子5に流れるドレイン電流Idsは、一定電流値以下に下がることはない。
その他の作用は、従来技術及び実施例1と同様であり、重複した説明を省略する。
上述のとおり、本発明の実施例2の形態に係るスイッチング電源装置によれば、実施例1の効果に加え、制御部50a内に備えた定電流源90とスイッチ91とにより補正定電流をOCP端子に供給することで、スイッチング素子5に流れるドレイン電流Idsの下限値を制御することができる。これにより、本実施例のスイッチング電源装置は、間欠発振となる負荷領域の調整を行うことができる。特に、制御部50aをIC化したときにおいても、使用者は、調整用抵抗Rfocpの抵抗値を変更することにより、間欠発振動作を行う負荷領域を自由に設定することができる。
また、スイッチ91は、第2OCPコンパレータ63bがHレベルの信号を出力した際にオフされ、補正定電流のOCP端子に対する供給を停止するので、ドレイン電流Idsが第1OCPコンパレータ63aのしきい値に達する際に補正定電流が流れていることはない。したがって、定電流源90とスイッチ91とによる補正定電流は、第1OCPコンパレータ63aによる過電流検出に影響を与えることはない。
なお、スイッチ91は、第2OCPコンパレータ63bがHレベルの信号を出力した際にオフされればよく、第2OCPコンパレータ63bがLレベルの信号を出力する間はオンされていても良い。
図11は、本発明の実施例3のスイッチング電源装置の制御部50bの構成を示す回路図である。なお、本発明のスイッチング電源装置全体の構成は、実施例1あるいは図13を用いて説明した従来のスイッチング電源装置と同様であり、実施例1における制御部50aを図11に記載した制御部50bに置き換えたものとする。実施例1のスイッチング電源装置の制御部50aと異なる点は、パルス発生部72、第2OCPコンパレータ63b、フリップフロップ87、及びNOR回路88が無く、代わりに制御部50b内に第1パルス発生部92、第2パルス発生部93、電圧検知部94、スイッチ95、及び反転回路96を備えた点である。
第1パルス発生部92、第2パルス発生部93、及び電圧検知部94は、本発明の電流制御部に対応し、トランス4の1次側に入力された電圧に応じて設定した最低オン時間よりもスイッチング素子5のオン時間が短くなるのを防ぐようにスイッチング素子5を制御する。また、この電流制御部は、トランス4の1次側に入力された電圧が所定値以下の場合には最低オン時間を長く設定し、トランス4の1次側に入力された電圧が所定値を超える場合には最低オン時間を短く設定する。
具体的には、第1パルス発生部92及び第2パルス発生部93は、ターンオン時に発生するサージ電流をマスクする役割を担い且つスイッチング素子5の最低オン時間と同幅のパルス波形信号をスイッチ95に出力する。これにより、第1パルス発生部92及び第2パルス発生部93は、ターンオン時に発生するサージ電流によりFBコンパレータ62がHレベルの信号を出力してスイッチング素子5をオフさせるのを回避するばかりでなく、最低オン時間よりもスイッチング素子5のオン時間が短くなるのを防ぐ。なお、第1パルス発生部92及び第2パルス発生部93が出力するパルス信号の信号幅(最低オン時間)は、軽負荷時に間欠発振用のBSTコンパレータ55を動作させるために、例えば0.5μs〜2μs程度に設定する。
第1パルス発生部92によるパルス信号の信号幅(TonminL)は、第2パルス発生部93によるパルス信号の信号幅(TonminH)よりも長く設定する(TonminH<TonminL)。これは、第1パルス発生部92によるパルス信号がAC入力が低い場合の最低オン時間に対応した信号であり、第2パルス発生部93によるパルス信号がAC入力が高い場合の最低オン時間に対応した信号だからである。既にAC100Vの場合とAC200Vの場合とで説明したように、AC入力が低い場合にはドレイン電流の立ち上がりに時間がかかるため、一定値以上のドレイン電流を確保するためには長めの最低オン時間が必要とされる。
電圧検知部94は、ZCD端子に入力される電圧に基づき、AC入力電圧の大きさを検知する。また、スイッチ95は、電圧検知部94による検知結果に基づき、第1パルス発生部92と第2パルス発生部93とのいずれかを選択して、出力されたパルス波形信号を反転回路96に伝達する。例えば、スイッチ95は、電圧検知部94の検知結果からAC入力が150V以下の場合には、第1パルス発生部92を選択して最低オン時間を長く設定し、AC入力が150Vを超える場合には、第2パルス発生部93を選択して最低オン時間を短く設定する。このようにして、電流制御部は、トランス4の1次側に入力された電圧に応じて最低オン時間を設定する。
反転回路96は、スイッチ95を介して入力されたパルス信号を反転してAND回路89に出力する。したがって、Hレベルのパルス信号がスイッチ95から反転回路96に対して出力されている間は、AND回路89は、例えFBコンパレータ62からHレベルの信号が入力されてもHレベルの信号を出力せず、スイッチング素子5がオフされるのを回避する。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。図12は、本実施例のスイッチング電源装置の動作原理を示す波形図である。Vccの電圧が16.5Vを超えて制御部50aの動作が開始し、フィードバックによる2次側の出力電圧安定化を図る動作は、実施例1と同様であり、重複した説明を省略する。
次に軽負荷(無負荷)時における本実施例のスイッチング電源の動作を説明する。Voutに接続された負荷が徐々に軽負荷になるに従い、エラーアンプ8で設定された基準電圧に対するVout電圧の誤差に応じて、フォトカプラ9aのフォトダイオードに流れる電流が増加する。すると、フォトカプラ9bのフォトトランジスタに流れる電流が増加するため、コンデンサ10が放電され、FB端子の電圧は低下する。これにより、FBコンパレータ62の−側に入力される電圧が低下するため、上述したようにスイッチング素子5のスイッチング周波数が上昇し、スイッチング素子5に流れる電流Idsの電流値は低下する。しかしながらFBコンパレータ62による出力にかかわらず、第1パルス発生部92(あるいは第2パルス発生部93)は、パルス波形信号を出力することにより最低オン時間が経過するまでスイッチング素子5がオフされるのを防ぐ。その際に、スイッチ95は、電圧検知部94の検知結果に基づきAC入力に応じたパルス発生部を選択し、AC入力が低い場合には最低オン時間を長く設定し、AC入力が高い場合には最低オン時間を短く設定する。これにより、ドレイン電流Idsは、所定の電流値(図12に示すOCP(stb))以下に下がることはない。
図12に示すTonminLとは、第1パルス発生部92により出力されたパルス波形であり、TonminHとは、第2パルス発生部93により出力されたパルス波形である。これらがHレベルの間はFBコンパレータ62の出力にかかわらず、スイッチング素子5がオフされることはない(DRVがHレベルに維持される)。
スイッチング素子5のドレイン電流Idsが軽負荷においても所定の電流値以上に維持された結果、負荷に対する出力が大きくなり、FB端子の電圧(VFB)は急激に下がる。これにより、制御部50b内のBSTコンパレータ55が間欠発振動作を行うのは、実施例1,2と同様である。その後、二次側出力の電圧が下がりフィードバック信号が上昇すると、BSTコンパレータ55は、Lレベルの信号を出力し、スイッチング素子5の発振を再開させる。以後、本実施例のスイッチング電源装置は、軽負荷時において上述した動作を繰り返す。
上述のとおり、本発明の実施例3の形態に係るスイッチング電源装置によれば、実施例1の効果に加え、AC入力電圧により最小オン幅を切り替えることにより、AC入力電圧の大きさにかかわらずスタンバイ状態(軽負荷時)において安定に間欠動作を行うことができる。
また、本発明のスイッチング電源装置の実施態様は、上述した実施状態に限定されず、さらに種々の変更が可能である。制御方式は、OCPの検出をプラス信号検出から、マイナス信号検出として制御しても良い。FBの制御は、フォトカプラのフォトトランジスタ電流を流し込んだフィードバック制御でもよい。本発明では、擬似共振型の制御方式としているが、固定周波数のPWM制御方式等、他のフライバックコンバータ、DC−DCコンバータ等にも適用できる。
本発明に係るスイッチング電源装置は、スタンバイ機能を有する電気機器等に使用されるスイッチング電源装置に利用可能である。
本発明の実施例1の形態のスイッチング電源装置の制御部の構成を示す回路図である。 本発明の実施例1の形態のスイッチング電源装置の動作原理を示す波形図である。 本発明の実施例1の形態のスイッチング電源装置の軽負荷時における各部の波形図である。 本発明の実施例1の形態のスイッチング電源装置のスイッチング素子における軽負荷時の間欠動作波形を示す図である。 本発明の実施例1の形態のスイッチング電源装置のスイッチング素子における軽負荷時の動作波形を示す図である。 本発明の実施例1の形態のスイッチング電源装置の動作原理を示す波形図である。 本発明の実施例1の形態のスイッチング電源装置のスイッチング素子における軽負荷時の間欠動作波形を示す図である。 本発明の実施例1の形態のスイッチング電源装置のスイッチング素子における軽負荷時の動作波形を示す図である。 本発明の実施例2の形態のスイッチング電源装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2の形態のスイッチング電源装置の各部の動作を示す波形図である。 本発明の実施例3の形態のスイッチング電源装置の制御部の構成を示す回路図である。 本発明の実施例3の形態のスイッチング電源装置の動作原理を示す波形図である。 従来の擬似共振型のスイッチング電源装置の構成を示す回路図である。 従来のスイッチング電源装置の制御部内部の構成を示す回路図である。 従来の擬似共振型スイッチング電源装置の軽負荷時における各部の波形図である。 従来の擬似共振型スイッチング電源装置の無負荷時におけるスイッチング動作波形図である。
符号の説明
1 交流電源
2 ブリッジ整流器
3 コンデンサ
4 トランス
5 スイッチング素子
6 ダイオード
7 出力コンデンサ
8 エラーアンプ
9a,9b フォトカプラ
10 コンデンサ
11 ダイオード
12 バックアップコンデンサ
13 抵抗
14 コンデンサ
15 共振コンデンサ
50,50a,50b 制御部
51 内部電源
52 反転回路
54 ヒステリシスコンパレータ
55 BSTコンパレータ
56 フリップフロップ
57 起動回路
60 定電流源
61 トランジスタ
62 FBコンパレータ
63 OCPコンパレータ
63a 第1OCPコンパレータ
63b 第2OCPコンパレータ
64 OR回路
65 AND回路
66 発振回路
67 反転回路
68,69 ドライブ回路
70,71 スイッチング素子
72 パルス発生部
80 定電流源
81 スイッチ
84 BDコンパレータ
85 ボトム検出部
86 OR回路
87 フリップフロップ
88 NOR回路
89 AND回路
90 定電流源
91 スイッチ
92 第1パルス発生部
93 第2パルス発生部
94 電圧検知部
95 スイッチ
96 反転回路

Claims (4)

  1. トランスの1次巻線に接続されたスイッチング素子を有し、前記トランスの1次側に電圧が入力された場合に制御回路が前記スイッチング素子をオン/オフ制御することにより前記トランスの2次巻線に誘起される電圧を整流平滑して負荷に出力するスイッチング電源装置であって、
    前記制御回路は、
    前記負荷が軽負荷の場合に、前記スイッチング素子に流れる電流が一定値以下に低下するのを防ぐように前記スイッチング素子を制御する電流制御部と、
    前記負荷が軽負荷の場合に、前記負荷に対する出力電圧に応じたフィードバック信号に基づき、前記スイッチング素子に対して間欠発振動作を行うように制御する間欠制御部と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記電流制御部は、前記トランスの1次側に入力された電圧に応じて設定した最低オン時間よりも前記スイッチング素子のオン時間が短くなるのを防ぐように前記スイッチング素子を制御することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記電流制御部は、前記トランスの1次側に入力された電圧が所定値以下の場合には最低オン時間を長く設定し、前記トランスの1次側に入力された電圧が所定値を超える場合には最低オン時間を短く設定することを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記電流制御部は、前記スイッチング素子に流れる電流値に所定電流をバイアスし、当該バイアス後の電流値が一定値以下に低下するのを防ぐように前記スイッチング素子を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のスイッチング電源装置。
JP2008216355A 2008-08-26 2008-08-26 スイッチング電源装置 Active JP5353119B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008216355A JP5353119B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 スイッチング電源装置
US12/544,339 US8199533B2 (en) 2008-08-26 2009-08-20 Switching power supply device
CN2009101673811A CN101662213B (zh) 2008-08-26 2009-08-25 开关电源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008216355A JP5353119B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 スイッチング電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010057213A true JP2010057213A (ja) 2010-03-11
JP5353119B2 JP5353119B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=41725226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008216355A Active JP5353119B2 (ja) 2008-08-26 2008-08-26 スイッチング電源装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8199533B2 (ja)
JP (1) JP5353119B2 (ja)
CN (1) CN101662213B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014236639A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 コーセル株式会社 スイッチング電源装置
JP2016135036A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 ミツミ電機株式会社 電源制御用半導体装置
JP2016192878A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 キヤノン株式会社 電源装置及び画像形成装置

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5477699B2 (ja) * 2009-09-30 2014-04-23 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
JP5488274B2 (ja) * 2010-07-08 2014-05-14 富士電機株式会社 半導体集積回路およびスイッチング電源装置
CN102904448B (zh) * 2011-07-29 2015-07-22 比亚迪股份有限公司 一种开关电源的控制芯片和开关电源
CN103259411B (zh) * 2012-02-17 2016-03-09 南京博兰得电子科技有限公司 一种电源变换装置
JP6043132B2 (ja) * 2012-09-11 2016-12-14 ローム株式会社 Dc/dcコンバータおよびその制御回路、制御方法、それを用いた電源装置、電源アダプタおよび電子機器
CN103023330B (zh) * 2012-12-18 2015-08-05 深圳市明微电子股份有限公司 一种开关电源及其自适应多模式控制电路
JP6015421B2 (ja) * 2012-12-20 2016-10-26 富士電機株式会社 擬似共振スイッチング電源装置
WO2014129126A1 (ja) * 2013-02-20 2014-08-28 パナソニック株式会社 スイッチング電源装置
US8947894B2 (en) * 2013-04-05 2015-02-03 Infineon Technologies Austria Ag Switched mode power supply including a flyback converter with primary side control
TWI497889B (zh) * 2013-07-23 2015-08-21 Leadtrend Tech Corp 用以降低電源轉換器的觸碰電流的控制電路及其操作方法
JP2016027775A (ja) * 2014-06-27 2016-02-18 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
US9525353B2 (en) * 2014-09-19 2016-12-20 Sanken Electric Co., Ltd. Switching power-supply device for performing control of output voltage switching operation
JP6424605B2 (ja) * 2014-12-15 2018-11-21 ミツミ電機株式会社 絶縁型直流電源装置および制御方法
JP6193529B2 (ja) * 2015-03-26 2017-09-06 株式会社三社電機製作所 同期整流式スイッチングコンバータ
JP6806533B2 (ja) * 2016-11-09 2021-01-06 ローム株式会社 半導体装置
US11031873B2 (en) * 2016-12-30 2021-06-08 Texas Instruments Incorporated Primary side burst mode controller for LLC converter
US10229802B2 (en) * 2017-02-20 2019-03-12 Infineon Technologies Ag Driver circuit with current feedback
CN108134509A (zh) * 2018-01-31 2018-06-08 常州斯坦博电子科技有限公司 反激过流保护电源
TWI717233B (zh) 2020-03-13 2021-01-21 群光電能科技股份有限公司 低功率消耗之保護電路
CN112701927A (zh) * 2021-01-25 2021-04-23 东莞市石龙富华电子有限公司 一种开关电源可编程多模反激自动升频的方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034045A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd スイッチング電源装置およびスイッチング電源用半導体装置
JP2006246685A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3548889B2 (ja) * 2001-06-07 2004-07-28 株式会社村田製作所 スイッチング電源装置およびそれを用いた電子装置
JP3578124B2 (ja) 2001-08-31 2004-10-20 ソニー株式会社 スイッチング電源装置
JP2004088959A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Sharp Corp スイッチング電源装置
US7167382B2 (en) * 2003-07-28 2007-01-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor device
JP4033855B2 (ja) * 2004-11-02 2008-01-16 松下電器産業株式会社 スイッチング電源制御用半導体装置およびそれを用いたスイッチング電源装置
JP4617931B2 (ja) * 2005-03-07 2011-01-26 富士電機システムズ株式会社 スイッチング電源回路の制御方式
JP4775016B2 (ja) 2006-02-09 2011-09-21 富士電機株式会社 スイッチング電源制御回路
US7304464B2 (en) * 2006-03-15 2007-12-04 Micrel, Inc. Switching voltage regulator with low current trickle mode
JP2007295761A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd スイッチング電源装置
JP4923864B2 (ja) 2006-08-28 2012-04-25 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
JP5168010B2 (ja) * 2008-07-28 2013-03-21 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
JP5182503B2 (ja) * 2008-08-18 2013-04-17 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034045A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd スイッチング電源装置およびスイッチング電源用半導体装置
JP2006246685A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014236639A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 コーセル株式会社 スイッチング電源装置
JP2016135036A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 ミツミ電機株式会社 電源制御用半導体装置
WO2016117270A1 (ja) * 2015-01-21 2016-07-28 ミツミ電機株式会社 電源制御用半導体装置
US9960690B2 (en) 2015-01-21 2018-05-01 Mitsumi Electric Co., Ltd. Semiconductor device for controlling power supply
JP2016192878A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 キヤノン株式会社 電源装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8199533B2 (en) 2012-06-12
JP5353119B2 (ja) 2013-11-27
US20100053998A1 (en) 2010-03-04
CN101662213B (zh) 2012-10-10
CN101662213A (zh) 2010-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5353119B2 (ja) スイッチング電源装置
US8194427B2 (en) Switching power supply device
JP5899504B2 (ja) スイッチング電源装置および半導体装置
JP5477699B2 (ja) スイッチング電源装置
US7778050B2 (en) Energy transfer device and energy transfer control semiconductor device
JP4775016B2 (ja) スイッチング電源制御回路
JP4127399B2 (ja) スイッチング電源制御用半導体装置
JP4033850B2 (ja) スイッチング電源制御用半導体装置
WO2016117270A1 (ja) 電源制御用半導体装置
JP2008312359A (ja) スイッチング電源装置、並びにレギュレーション回路
JP2010288378A (ja) 半導体装置およびスイッチング電源装置
JP2004304886A (ja) スイッチング電源装置
JP5648316B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5117980B2 (ja) エネルギー伝達装置およびエネルギー伝達制御用半導体装置
JP4308183B2 (ja) スイッチング電源制御用半導体装置およびスイッチング電源装置
JP4173115B2 (ja) スイッチング電源制御用半導体装置
JP4255488B2 (ja) 省電力回路、スイッチング電源装置
JP5660133B2 (ja) スイッチング制御回路及びスイッチング電源装置
JP2008118754A (ja) スイッチング電源装置、スイッチング周波数設定方法
JP2007068248A (ja) スイッチング電源装置
JP6810150B2 (ja) スイッチング電源装置および半導体装置
JP4415052B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2010057207A (ja) スイッチング電源装置
JP2007244005A (ja) スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5353119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250