JP2010051907A - 振動発生装置の偏心分銅構造 - Google Patents

振動発生装置の偏心分銅構造 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話の設計の自由度に対応すること、比較的小さい力で分銅を固定できること、モータの極めて細い回転軸に対応すること。
【解決手段】モータ2から突出する回転軸3に偏心固定されて回転する振動発生装置の偏心分銅1において、第1の偏心貫通孔が形成される第1の軸保持部、第1の偏心貫通孔を中心として、扇形状に一体に延出すると共に回転軸の軸方向に貫通する少なくとも一つの装着孔を有する第1の分銅本体部によって構成される基盤ウェイト4と、第1の軸保持部と同一に形成される第2の軸保持部から扇形状に一体に延出すると共に、一方の面に装着孔に対応する位置に形成された装着凹部を有し、且つ他方の面に装着孔及び装着凹部に嵌合可能に突出する装着凸部を有する第2の分銅本体部によって構成される定形ウェイト5とを具備し、基盤ウェイト4に対して定形ウェイト5が必要数積層される。
【選択図】図1

Description

この発明は、携帯電話等に使用される振動発生装置において、モータの回転軸に装着される偏心分銅構造に関する。
特許文献1は、外径を大幅に小さくすることなく偏心分銅を内蔵し、振動モータの全体の寸法を短縮し、携帯電話機等の設計の自由度を向上させることを目的として、電機子を内蔵するハウジングの端部外径面に第2のハウジングの端部内径面を嵌合し、この第2のハウジング内に電機子軸に固定された偏心分銅を内蔵するようにしたものである。これによって、偏心分銅の回転範囲が第2のハウジング内に限定され且つ第2のハウジングによって保護されていることから、偏心分銅周りのスペースを考慮する必要がなくなるものである。
特許文献2は、携帯電話機等に組み込まれる振動装置の振動発生用分銅であって、比較的小さな力でカシメによりモータの回転軸に確実に固定することができるものを開示する。具体的には、特許文献2に開示される振動装置用分銅は、振動装置用モータの回転軸に固着される取付部と、この取付部から一方に張り出す重錘部とを備え、前記取付部には、一方に開口する概略U字状の嵌合溝が形成され、前記取付部の外周部の前記嵌合溝の溝底付近側方位置には、前記取付部の外周側から切り込まれた凹部が形成されることを特徴とするものである。
特許文献3には、近年、振動モータの小型化の促進によって出力軸が極めて細くなっていることが開示され、さらに出力軸が極めて細くなることによって、分銅の重さによって出力軸が撓みやすくなるという不具合が生じることが開示されている。このため、特許文献3では、分銅本体の外面に弾性部材を設けることによって、分銅が機器に衝突した衝撃による出力軸の塑性変形を防止するようにしたものである。
特開平11−168855号公報 特開2004−330142号公報 特開2006−224068号公報
以上説明したように、特許文献1には、携帯電話の設計の自由度を向上させることが、特許文献2には、比較的小さい力で分銅をモータの回転軸に固着することが、特許文献3には、モータの出力軸が極めて細くなって塑性変形が起こりやすいことが開示されている。
以上のことから、携帯電話に使用される振動発生装置の偏心分銅に対しては、携帯電話の設計の自由度に対応すること、比較的小さい力で分銅を固定できること、モータの極めて細い回転軸に対応していることが要求されていることがわかる。
このため、本願発明は、これらの課題を解消することのできる振動発生装置の偏心分銅構造を提供することにある。
従って、この発明は、モータから突出する回転軸に偏心固定されて回転する振動発生装置の偏心分銅において、前記回転軸が挿通される第1の偏心貫通孔が形成される第1の軸保持部、及び前記第1の偏心貫通孔を中心として、該第1の軸保持部から扇形状に一体に延出すると共に前記回転軸の軸方向に貫通する少なくとも一つの装着孔を有する第1の分銅本体部によって構成される基盤ウェイトと、前記基盤ウェイトの第1の軸保持部と同一に形成され、第1の偏心貫通孔と対応する第2の偏心貫通孔を有する第2の軸保持部、及び前記第2の偏心貫通孔を中心として、該第2の軸保持部から扇形状に一体に延出すると共に、一方の面に前記装着孔に対応する位置に形成された装着凹部を有し、且つ他方の面に前記装着孔及び前記装着凹部に対応する位置に形成され、前記装着孔及び装着凹部に嵌合可能に突出する装着凸部を有する第2の分銅本体部によって構成される定形ウェイトとを具備し、前記基盤ウェイトに対して前記定形ウェイトが必要数積層されることにある。
これによって、モータの回転軸の長さ、回転範囲周囲の状況に合わせて基盤ウェイトに定形ウェイトを積層することができるので、振動発生装置及び携帯電話の設計の自由度を向上させることができるものである。
また、前記基盤ウェイトと最終段に位置する定形ウェイトのみがカシメられて前記回転軸に固定されることが望ましい。尚、最終段に位置する定形ウェイトの第2の偏心貫通孔の大きさを回転軸の径と略等しくするように特別に形成しても良いものである。この場合、中間に位置する通常の定形ウェイトの径は、回転軸の径よりも少し大きめに形成するようにしても良いものである。また、前記装着凹部についても、装着凸部が噛合しやすいように、装着凸部の大きさよりも大きく形成しても良いものである。
これによって、小さいカシメ力によって、偏心分銅をモータの回転軸に取り付けることができるものである。尚、中間に位置する定形ウェイトは、装着凸部が、基盤ウェイトの貫通孔及び隣に位置する定形ウェイトの装着凹部に噛合するために、特別にカシメによって固定する必要はないものである。
以上のように、この発明によれば、基盤ウェイトに定形ウェイトを必要数積層することによって、所定の長さの偏心分銅を形成することができるので、振動発生装置の設計の自由度を向上させることができるので、結果として携帯電話の設計の自由度を向上させることができるものである。また、基盤ウェイトと定形ウェイトだけを製造することによって、いろいろな種類の振動発生装置のモータに適用させることができるため、偏心分銅自体の汎用性を高めることもできる。
さらに、両端に位置する基盤ウェイト及び最終段の定形ウェイトのみをカシメることによって偏心分銅を回転軸に固定できるため、小さいカシメ力だけで済むとする効果を奏する。
以下、この発明の実施例について図面により説明する。
図1で示すように、本願発明に係る偏心分銅1は、携帯電話等の振動発生装置に設けられる電動モータ2の回転軸3に固定される。これによって、電動モータ2の回転軸3が回転すると、偏心分銅1も同時に回転するが、偏心しているため、電動モータ2自体が振動することになる。この振動を例えば携帯電話本体に伝導させて携帯電話自体を振動させるものである。
前記偏心分銅1は、基盤ウェイト4と、この基盤ウェイト4に必要数が積層される定形ウェイト5とによって構成される。
前記基盤ウェイト4は、例えば図2(a),(b)に示すものである。この基盤ウェイト4は、前記回転軸3が挿通される第1の偏心貫通孔41が形成される第1の軸保持部40と、前記第1の偏心貫通孔41を中心として、第1の軸保持部41から扇形状に一体に延出すると共に前記回転軸3の軸方向に貫通する装着孔42を有する第1の分銅本体部43によって構成される。尚、この実施例では一対の装着孔42が形成されるが、その数は特に限定されるものではない。
また、前記定形ウェイト5は、例えば図3(a),(b)に示すものである。この定形ウェイト5は、前記基盤ウェイト4の第1の軸保持部40と同一に形成され、第1の偏心貫通孔41と対応する第2の偏心貫通孔51を有する第2の軸保持部50と、前記第2の偏心貫通孔51を中心として、第2の軸保持部50から扇形状に一体に延出すると共に、一方の面に前記装着孔42に対応する位置に形成された装着凹部52を有し、且つ他方の面に前記装着孔42及び前記装着凹部52に対応する位置に形成され、前記装着孔42及び装着凹部52に嵌合可能に突出する装着凸部54を有する第2の分銅本体部53によって構成される。
これによって、前記電動モータ2の回転軸3を前記第1の偏心貫通孔41に挿通させることによって基盤ウェイト4を回転軸3に装着すると共に、次の定形ウェイト5の第2の偏心貫通孔52に前記回転軸3を挿通させて積層し、且つ前記定形ウェイト5の装着凸部52を基盤ウェイト4の装着孔42に嵌合させて定形ウェイト5を基盤ウェイト4に積層する。次に回転軸3を定形ウェイト5の第2の偏心貫通孔51に挿通させて、積層された定形ウェイト5にさらに積層すると共に、定形ウェイト5の装着凸部54を既に積層された前記装着凹部52に嵌合させて次なる定形ウェイト5を積層させる。この作業を繰り返して基盤ウェイト4に定形ウェイト5を順次所望の長さまで積層していくものである。
そして、所望の長さまで積層した後、基盤ウェイト4の第1の軸保持部40と、積層された定形ウェイト5の最終段の定形ウェイト5Aの第2の軸保持部50のみをカシメることによって、前記回転軸3に偏心分銅1を固定することができるものである。
また、最終段に位置する定形ウェイト5Aの第2の偏心貫通孔51の大きさ(径)を回転軸3の径と略等しくするように特別に形成しても良いものである。この場合、中間に位置する通常の定形ウェイト5の径は、回転軸3の径よりも少し大きめに形成するようにしても良いものである。また、前記装着凹部52は、前記装着凸部54よりも大きく形成し、装着凸部54が装着容易なようにしても良いものである。また、装着凹部52及び装着凸部54の大きさは、この実施例では第1及び第2の偏心貫通孔41,51よりも小さく形成されているが、大きく形成するようにしても良いもので、特に限定されるものではない。
尚、この実施例では、カシメることによって基盤ウェイト4及び定形ウェイト5を回転軸3に固定するようにしたが、レーザによる溶接や、接着剤によって固定するものであっても良く、固定方法については特に限定されるものではない。
本願発明に係る偏心分銅を振動発生装置に装着した状態を示した説明図である。 (a)は基盤ウェイトの正面図、(b)はそのA−A断面図である。 (a)は定形ウェイトの正面図、(b)はそのB−B断面図である。
符号の説明
1 偏心分銅
2 電動モータ
3 回転軸
4 基盤ウェイト
5 定形ウェイト
5A 最終段の定形ウェイト
40 第1の軸保持部
41 第1の偏心貫通孔
42 装着孔
43 第1の分銅本体部
50 第2の軸保持部
51 第2の偏心貫通孔
52 装着凹部
53 第2の分銅本体部
54 装着凸部

Claims (2)

  1. モータから突出する回転軸に偏心固定されて回転する振動発生装置の偏心分銅において、
    前記回転軸が挿通される第1の偏心貫通孔が形成される第1の軸保持部、及び前記第1の偏心貫通孔を中心として、該第1の軸保持部から扇形状に一体に延出すると共に前記回転軸の軸方向に貫通する少なくとも一つの装着孔を有する第1の分銅本体部によって構成される基盤ウェイトと、
    前記基盤ウェイトの第1の軸保持部と同一に形成され、第1の偏心貫通孔と対応する第2の偏心貫通孔を有する第2の軸保持部、及び前記第2の偏心貫通孔を中心として、該第2の軸保持部から扇形状に一体に延出すると共に、一方の面に前記装着孔に対応する位置に形成された装着凹部を有し、且つ他方の面に前記装着孔及び前記装着凹部に対応する位置に形成され、前記装着孔及び装着凹部に嵌合可能に突出する装着凸部を有する第2の分銅本体部によって構成される定形ウェイトとを具備し、
    前記基盤ウェイトに対して前記定形ウェイトが必要数積層されることを特徴する振動発生装置の偏心分銅構造。
  2. 前記基盤ウェイトと最終段に位置する定形ウェイトのみがカシメられて前記回転軸に固定されることを特徴とする請求項1記載の振動発生装置の偏心分銅構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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