JP2018040453A - 電動機及び電動送風機 - Google Patents

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優太 ▲高▼橋
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守 早津
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守 早津
光将 浜崎
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光将 浜崎
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Abstract

【課題】軸受を保持する軸受ハウジングに対する軸受の軸芯精度を向上させつつ、軸受ハウジングに伝搬される回転子の回転による振動を抑制し、外郭部品の振動を軽減できる電動機及び電動送風機を提供する。
【解決手段】
回転子330の回転軸(シャフト332)を回転可能に支持する軸受(前軸受400、後軸受500)と、軸受が内側に収容される軸受ハウジング(ブラケットハウジング321、フレームハウジング311)と、軸受と軸受ハウジングとの間に挿入された弾性体600と、を備える。そして、軸受ハウジングは、弾性体600を介して軸受を保持する構成とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、電動機及び電動送風機に関するものである。
回転子を両端支持したころがり軸受を保持する有底円筒状の軸受保持部を有する電動機において、軸受保持部のうち、少なくとも一方の軸受保持部の底面に孔部を設け、この孔部と隙間を有して軸受保持部と嵌合する略環状のリブを設けた導入板を、軸受保持部底面ところがり軸受の端面との間に配設し、導入板は、前記隙間を通してころがり軸受の外輪を接着する接着剤を軸受保持部内側に導入するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−014275号公報
このように、特許文献1に示された電動機は、軸受外輪と軸受保持部である軸受ハウジングとを接着剤により一体に固着させることで、軸受の軸芯精度を向上させ、振動及び騒音の低減を図ることを目的とするものである。
しかしながら、このような特許文献1に示された電動機の構成では、高速回転する回転子を回転軸を介して支持する軸受の外輪と軸受ハウジングとを一体に固着してしまうため、回転子の回転による振動すなわち加振力が軸受を介して直接に軸受ハウジングに伝搬されてしまい、電動機の外郭部品の振動が増加してしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、軸受を保持する軸受ハウジングに対する軸受の軸芯精度を向上させつつ、軸受ハウジングに伝搬される回転子の回転による振動すなわち加振力を抑制し、電動機の外郭部品の振動を軽減できる電動機及び電動送風機を提供することである。
この発明に係る電動機においては、回転子の回転軸を回転可能に支持する軸受と、前記軸受が内側に収容される軸受ハウジングと、前記軸受と前記軸受ハウジングとの間に挿入された弾性体と、を備え、前記軸受ハウジングは、前記弾性体を介して前記軸受を保持する構成とする。
また、この発明に係る電動送風機においては、上述の構成を備えた電動機と、前記回転軸に固定されたファンと、を備えた構成とする。
この発明に係る電動機及び電動送風機においては、軸受を保持する軸受ハウジングに対する軸受の軸芯精度を向上させつつ、軸受ハウジングに伝搬される回転子の回転による振動すなわち加振力を抑制し、電動機の外郭部品の振動を軽減できるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る電動機を備えた電動送風機の断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電動機を備えた電動送風機の軸受部分を拡大して示す拡大断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動機を備えた電動送風機の軸受部分を拡大して示す拡大断面図である。 この発明の実施の形態3に係る電動機を備えた電動送風機の軸受部分を拡大して示す拡大断面図である。 この発明の実施の形態4に係る電動機を備えた電動送風機の軸受部分を拡大して示す拡大断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は電動機を備えた電動送風機の断面図、図2は電動機を備えた電動送風機の軸受部分を拡大して示す拡大断面図である。
この発明の実施の形態1に係る電動送風機100は、図1に示すように、ブロワー部200とモータ部300とを備えている。ブロワー部200は、ファン210、ファンカバー220及び案内羽根230等を備えている。これらの構成については後述する。
モータ部300は、電動機である。つまり、この発明の実施の形態1に係る電動送風機100は電動機を備えている。なお、ここでは、電動機であるモータ部300が整流子電動機である例について説明する。ただし、この発明の実施の形態1に係る電動機は、整流子電動機に限定されない。この発明の実施の形態1に係る電動機は、例えばブラシレスDCモータ等でもよい。なお、ここで説明するモータ部300は、例えば、定格回転数30000〜50000[r/min]で回転する。
モータ部300は、フレーム310とブラケット320とを備えている。フレーム310は、モータ部300の外殻を形成する部材である。フレーム310の一端側には、フレームハウジング311が設けられている。フレームハウジング311は、フレーム310に形成された円筒形状の凹部である。
フレーム310の他端側は開放されている。このフレーム310の開放された他端側には、ブラケット320が取り付けられている。ブラケット320は、フレーム310にネジ等により固着されている。ブラケット320は、ブラケットハウジング321を備えている。ブラケットハウジング321は、ブラケット320に形成された円筒形状の凹部である。
整流子電動機であるモータ部300は、回転子330、固定子350及び整流子360を備えている。回転子330は、フレーム310の内部空間の中央部に配置される。回転子330は、回転子鉄心331を備えている。回転子鉄心331は、複数の鉄の板材を積層して形成されている。回転子鉄心331には、スロットが形成されている。回転子330は、回転子鉄心331のスロットにコイルを巻回することで構成される。回転子鉄心331の中心には、シャフト332が固着されている。シャフト332は、回転子330の回転軸である。
ブラケットハウジング321の内部には、前軸受400が入り込み保持される。フレームハウジング311の内部には、後軸受500が入り込み保持される。すなわち、フレームハウジング311とブラケットハウジング321は、後軸受500と前軸受400をそれぞれ保持する軸受ハウジングとなる部位である。シャフト332の一端は、後軸受500により回転可能に支持されている。シャフト332の他端側は、前軸受400により回転可能に支持されている。また、シャフト332の他端側は、前軸受400を貫通している。
固定子350は、フレーム310の内周面に取り付けられている。固定子350は、回転子330を取り囲むように配置される。固定子350は、固定子鉄心351を備えている。固定子鉄心351は、複数の鉄の板材を積層して形成されている。固定子350は、固定子鉄心351にコイルを巻回することで構成される。この際、固定子鉄心351とコイルとの間には、絶縁材料からなる巻枠が挿入される。固定子350は、回転子330に作用する磁力を発生させるためのものである。
シャフト332すなわち回転子330の回転軸には、整流子360が固定されている。整流子360は、回転子330と後軸受500との間のシャフト332に固定されている。整流子360は、円柱状を呈する。回転子330が回転すると整流子360も一体となって回転する。整流子360は、回転子330のコイルと電気的に接続されている。
フレーム310には、一対のブラシ装置370が取り付けられている。一対のブラシ装置370のそれぞれは、シャフト332に向けてフレーム310の内周側に突出するように設けられている。一対のブラシ装置370は、整流子360に対して対称に配置されている。
次に、電動送風機100が備えるブロワー部200の構成について説明する。図1に示すように、前軸受400を貫通したシャフト332の他端部には、ブロワー部200のファン210が取り付けられている。ファンカバー220は、ファン210を囲うようにしてフレーム310に取り付けられている。
ファンカバー220におけるファン210の中心に対向する部分には、吸込口221が形成されている。ファン210の外周に沿うようにして、ブラケット320に、案内羽根230が取り付けられている。案内羽根230は、ファン210の回転によって吸込口221から吸引された空気をモータ部300へと導入するためのものである。案内羽根230は、例えばネジによりブラケット320に固定されている。
次に、電動送風機100の動作時における空気の流れについて説明する。電動送風機100の動作時における空気の流れは、図1中に白抜き矢印で示している。電動送風機100の動作時には、回転子330及びシャフト332が回転し、シャフト332に固定されたファン210が回転する。ファン210が回転すると、吸込口221からファンカバー220内へと空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、ファン210の中心部から外周へと吹き出す。ファン210の外周から吹き出した空気は、案内羽根230に導かれて、ブラケット320からフレーム310の内部へと流入する。
フレーム310の側面及びフレーム310におけるフレームハウジング311の周囲には、排気口319が形成されている。排気口319を設けることで、フレーム310の内部に流入した風が、排気口319からフレーム310の外部に抜けて流れるようになり、フレーム310の内部の風がブラシ装置370の周囲から多く流れるようにすることができる。そして、ブラシ装置370の周囲の風の流量を増すことで、ブラシ装置370の冷却効果をより強く得ることができる。
以上のように構成された電動機及び電動送風機100においては、軸受ハウジングであるフレームハウジング311及びブラケットハウジング321により、軸受である後軸受500及び前軸受400がそれぞれ保持される。次に、軸受ハウジングによる軸受の保持構造について、フレームハウジング311及び後軸受500を例として挙げ、図2を参照しながら説明する。
フレームハウジング311は、前述したように円筒形状の凹部として設けられており、ハウジング内周面312を有している。また、フレームハウジング311の凹部の一端側、すなわち、ファン210側は、ハウジング開口部313として開口されている。
フレームハウジング311の内側には、後軸受500が収容される。この実施の形態1においては、後軸受500は、円環状を呈する。後軸受500は、外輪510、内輪520及び転動体530を備えている。外輪510は、内輪520よりも径が大きい円環状の部材である。内輪520は、外輪510よりも径が小さい円環状の部材である。
外輪510と内輪520との間には、円環状の空間が形成される。この外輪510と内輪520との間の空間内には、複数の転動体530が配置される。各転動体530は、例えば球状を呈する。各転動体530は、外輪510の内周面と内輪520の外周面とにそれぞれ接している。転動体530が回転することで、外輪510と内輪520の相対的な位置関係を保ったまま、外輪510に対して内輪520が円滑に回転することができる。
フレームハウジング311を形成する凹部の底部と後軸受500との間には、バネワッシャー314及びクッション315が挿入されている。バネワッシャー314及びクッション315は、後軸受500、特に外輪510をシャフト332と平行な方向に押圧するためのものである。クッション315は、弾性を有する材質、例えばシリコンゴム等により構成される。
ここでは、バネワッシャー314及びクッション315により、後軸受500の外輪510が、シャフト332と平行にファン210側へと押圧されている。これは、電動送風機100が駆動する際に、後軸受500の外輪510と内輪520と外輪510と内輪520の間に介在する転動体530の位置を適切に保ち、外輪510に対して内輪520が転動体530を介して滑らかに回転できるようにすることが目的である。
前述したように、ファン210が回転すると、吸込口221からファンカバー220内へと空気が吸い込まれる。この際、反作用としてファン210には吸込口221の方へと引き寄せられるような力が生じる。ファン210はシャフト332に固定され、後軸受500の内輪520はシャフト332に固定されている。したがって、ファン210が回転すると、後軸受500の内輪520にはファン210側へと移動しようとする力が働く。
そこで、バネワッシャー314及びクッション315により、外輪510をファン210側へと押す力を予め加えておくことで、ファン210の回転に伴い内輪520がファン210側に移動しても、この内輪520の移動に合わせて外輪510もファン210側へと移動し、外輪510と内輪520と転動体530との相対的な位置関係を適切に保つことができる。
後軸受500とフレームハウジング311との間には、弾性体600が挿入されている。弾性体600は、例えばシリコンゴム等の材質から構成されている。フレームハウジング311は、弾性体600を介して後軸受500を保持している。弾性体600は、ハウジング内周面312と後軸受500の外輪510との間に、ハウジング内周面312と外輪510との間の隙間を埋める形で配置されている。
この実施の形態1においては、弾性体600は、円環形状を呈する。弾性体600の外周面は、ハウジング内周面312に接触している。弾性体600の内周面は、後軸受500の外輪510の外周面に接触している。弾性体600には、溝部610が形成されている。溝部610は、弾性体600の外周面に形成されている。すなわち、溝部610は、弾性体600におけるハウジング内周面312と接触する面に形成されている。
溝部610の内側には、グリス700が充填されている。溝部610は、弾性体600の外周面側が開放されている。この溝部610の開放された側は、弾性体600がフレームハウジング311と後軸受500との間に挿入された際に、ハウジング内周面312により塞がれる。すなわち、溝部610の内側のグリス700が充填された空間は、溝部610の底面及び側壁面とハウジング内周面312とにより密閉される。
フレームハウジング311の側壁部には、複数の孔部318が形成されている。それぞれの孔部318は、フレームハウジング311の外周面からハウジング内周面312まで貫通している。それぞれの孔部318は、後軸受500がフレームハウジング311内の適切な位置に保持されている状態における弾性体600の溝部610の位置よりも、ハウジング開口部313側に配置されている。したがって、後軸受500が、フレームハウジング311内の適切な位置よりも、ハウジング開口部313側にあるときに、弾性体600の溝部610の位置と孔部318の位置とが合うようになっている。
このようにすることで、フレームハウジング311内へ後軸受500及び弾性体600を挿入する過程の途中で、孔部318から溝20へグリス700を充填し、後軸受500がフレームハウジング311内の適切な位置に保持された状態では、弾性体600とハウジング内周面312とによって溝20を密閉することができる。
フレームハウジング311の外周部には、ハウジングカバー316が取り付けられている。ハウジングカバー316は、孔部318を外側から塞ぐためのものである。ハウジングカバー316の内面には、孔部318と同数の突起部317が設けられている。それぞれの突起部317は、ハウジングカバー316の内面から内側へと向けて突出するように形成されている。ハウジングカバー316をフレームハウジング311に取り付けた際、各孔部318に突起部317がそれぞれはまることで、ハウジングカバー316が適切な位置に固定されると同時に孔部318が塞がれる。
なお、ブラケットハウジング321及び前軸受400についても、以上で説明したフレームハウジング311及び後軸受500の場合と類似した構造により、軸受ハウジングが軸受を保持するようにすることができる。したがって、回転子330のシャフト332の両端を支持する前軸受400及び後軸受500の少なくとも一方について、以上で説明した弾性体600を有する保持構造を備えるようにすればよい。
以上のように構成された電動送風機100の電動機は、回転子330の回転軸であるシャフト332を回転可能に支持する軸受である前軸受400、後軸受500と、軸受である前軸受400、後軸受500が内側に収容される軸受ハウジングであるブラケットハウジング321、フレームハウジング311と、を備えている。そして、軸受と軸受ハウジングとの間に挿入された弾性体600をさらに備え、軸受ハウジングは、弾性体600を介して軸受を保持している。
このため、回転子330及び回転子330に固定されるシャフト332並びに前軸受400又は後軸受500が、弾性体600を介してフレームハウジング311に保持されることになり、弾性体600により、回転子330の回転による振動すなわち加振力がフレーム310に伝搬されにくくすることができる。したがって、軸受を保持する軸受ハウジングに対する軸受の軸芯精度を向上させつつ、軸受ハウジングに伝搬される回転子の回転による振動を抑制し、電動機の外郭部品の振動を軽減できる。
また、弾性体600における軸受ハウジングの内周面と接触する面に溝部610を形成し、この溝部610の内側にグリス700を充填することで、弾性体600のつぶれ等の変形を抑制し、軸芯精度のさらなる向上を図ることができる。そして、軸芯精度のさらなる向上を図ることで、ひいては、回転子330の振動を抑制して、外郭部品の振動をさらに軽減することが可能である。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係るもので、電動機を備えた電動送風機の軸受部分を拡大して示す拡大断面図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、外側に向けて突出し軸受ハウジングの内周面と接触する突出部620を弾性体600に形成したものである。以下、この実施の形態2に係る電動機及び電動送風機について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
すなわち、図3に示すように、この実施の形態2においては、まず、円環状の弾性体600の外径は、フレームハウジング311の内径未満になっている。そして、弾性体600の外周面には、突出部620が形成されている。突出部620は、弾性体600の外周面よりも、さらに外側に向けて突出するように設けられる。この図3に示す例では、シャフト332に平行な方向における弾性体600の中央部分に突出部620が配置されている。
この実施の形態2においては、弾性体600の突出部620がハウジング内周面312に接触することで、後軸受500が弾性体600を介してフレームハウジング311の内側に保持される。したがって、弾性体600の突出部620が形成されていない部分とハウジング内周面312との間には隙間が形成される。
この実施の形態2においても、実施の形態1と同じく、溝部610が設けられている。この溝部610は、弾性体600におけるハウジング内周面312と接触する面に形成される。すなわち、この実施の形態2においては、溝部610は突出部620に設けられる。そして、溝部610の内側にはグリス700が充填されている。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された電動機及び電動送風機は、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、弾性体600とハウジング内周面312とが接する面積を小さくすることができ、回転子330が回転することにより生じる振動がフレームハウジング311へ伝わることを、さらに抑制することが可能である。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3に係るもので、電動機を備えた電動送風機の軸受部分を拡大して示す拡大断面図である。
ここで説明する実施の形態3は、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、弾性体600とクッション315とを一体に形成するようにしたものである。以下、この実施の形態3に係る電動機及び電動送風機について、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
すなわち、図4に示すように、この実施の形態3に係る電動機及び電動送風機100は、実施の形態1及び実施の形態2で設けられていたクッション315を備えていない。代わりに、この実施の形態3においては、弾性体600はクッション部630を備えている。クッション部630は、後軸受500とバネワッシャー314との間に配置されている。弾性体600のクッション部630以外の本体部は、後軸受500とハウジング内周面312との間に配置される。
クッション部630は、実施の形態1及び実施の形態2で設けられていたクッション315と同様の機能を有する。すなわち、クッション部630は、後軸受500の特に外輪510を回転子330の回転軸と平行な方向に押圧するためものである。
なお、他の構成については実施の形態1又は実施の形態2と同様であって、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された電動機及び電動送風機は、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、弾性体600と後軸受500を回転軸方向に押圧するクッションとを一体にすることで、必要な部品点数を減らすことができ、製造を容易にすることが可能である。
また、溝20へグリス700を充填する際に、後軸受500と弾性体600とをフレームハウジング311へ挿入する際に、弾性体600のクッション部630が後軸受500よりも挿入方向の前側に配置されるため、後軸受500がクッション部630を押しながらフレームハウジング311内に挿入される。したがって、フレームハウジング311内への挿入時における後軸受500への弾性体600の追従性を向上させ、より容易かつ適切に後軸受500及び弾性体600をフレームハウジング311内に取り付けることができる。さらに、フレームハウジング311内へ後軸受500及び弾性体600を挿入する過程の途中で、孔部318から溝20へグリス700を充填する際における失敗の発生を抑制することもできる。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4に係るもので、電動機を備えた電動送風機の軸受部分を拡大して示す拡大断面図である。
ここで説明する実施の形態4は、前述した実施の形態1から実施の形態3のいずれか構成において、弾性体600の溝部610を設ける代わりに弾性体600の内側を中空にし、この中空部分にグリス700を封入したものである。以下、この実施の形態4に係る電動機及び電動送風機について、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
すなわち、図5に示すように、弾性体600の内部には、中空部640が形成されている。そして、中空部640の内部にはグリス700が封入されている。なお、ここで、中空部640は弾性体600の全体にわたって設けられているが、中空部640を弾性体600の一部に設けるようにしてもよい。
他の構成については実施の形態1から実施の形態3のいずれかと同様であって、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された電動機及び電動送風機は、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、グリス700を弾性体600の中空部640に密閉することで、グリス700の漏れを防止することができる。
100 電動送風機
200 ブロワー部
210 ファン
220 ファンカバー
221 吸込口
230 案内羽根
300 モータ部
310 フレーム
311 フレームハウジング
312 ハウジング内周面
313 ハウジング開口部
314 バネワッシャー
315 クッション
316 ハウジングカバー
317 突起部
318 孔部
319 排気口
320 ブラケット
321 ブラケットハウジング
330 回転子
331 回転子鉄心
332 シャフト
350 固定子
351 固定子鉄心
360 整流子
370 ブラシ装置
400 前軸受
500 後軸受
510 外輪
520 内輪
530 転動体
600 弾性体
610 溝部
620 突出部
630 クッション部
640 中空部
700 グリス

Claims (6)

  1. 回転子の回転軸を回転可能に支持する軸受と、
    前記軸受が内側に収容される軸受ハウジングと、
    前記軸受と前記軸受ハウジングとの間に挿入された弾性体と、を備え、
    前記軸受ハウジングは、前記弾性体を介して前記軸受を保持する電動機。
  2. 前記弾性体は、外側に向けて突出して設けられ、前記軸受ハウジングの内周面と接触する突出部を備えた請求項1に記載の電動機。
  3. 前記弾性体は、前記軸受を前記回転軸と平行な方向に押圧するためのクッション部を備えた請求項1又は請求項2に記載の電動機。
  4. 前記弾性体における前記軸受ハウジングの内周面と接触する面に溝部が形成され、
    前記溝部は、内側にグリスが充填された請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動機。
  5. 前記弾性体は、内部に中空部が形成され、
    前記中空部は、内部にグリスが封入された請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電動機と、
    前記回転軸に固定されたファンと、を備えた電動送風機。
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