JP2014017955A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転子軸のがたつきによる異音を抑制して静粛性を高め、固定ねじを省略、或いは固定ねじを小さくして外形形状を小型化した回転電機を提供する。
【解決手段】回転子軸22の両端に位置する両ベアリング29,32の内輪29A,32Aを回転子軸22に固定すると共に、両ベアリング29,32の外輪29B,32Bを回転子15の軸方向に移動可能にベアリング保持部28,31に配置し、回転子軸22を一方向に付勢すると共に、筺体を構成するハウジング13とフランジ14を相互に近づける付勢力を与える予圧付与部材34をベアリング29,32の一方に取り付けた。
【選択図】図2

Description

本発明は回転電機に係り、特に回転子軸の両端をベアリングで支持した回転電機に関するものである。
電動機や発電機等の回転電機は多くの産業分野で使用されているが、社会的な傾向として省エネルギー、省資源の要請に応えた回転電機を提供することが求められている。このために、省エネルギー、省資源の要請に応えるための多くの改良技術が提案されているが、省エネルギー、省資源技術の一つとして回転電機の小型化、或いは軽量化に関する技術も大きな技術的な主題である。
例えば、自動車等の車載用の回転電機は、出力性能は勿論のこと、静粛性、及び搭載性に優れた小型の回転電機が求められている。
具体的には、自動車の操舵を行なう電動パワーステアリング装置用の回転電機は一般的には車室内、或いはエンジンルームの車室内近傍配置されるラック軸に配置されている。
このため、搭載箇所は自ずと限定されるようになり、回転電機が動作する時に騒音が発生すると、車室内にいる乗員に不快感を与える恐れがある。
近年では自動車の部品が発生する作動音が自動車の評価基準の一つとして注目されている。したがって、自動車の快適性の追求や環境規制の面から使用される部品の作動音についても対策することが要請されている。
このため、電動パワーステアリング装置の電動機の騒音を抑制することを目的とした種々の技術が提案されている。
例えば、特開2009−201255号公報(特許文献1)に記載の技術では、回転子軸の軸方向の“がたつき”による異音の発生を抑制するために次のような対策を行なっている。
すなわち、回転子軸の両端をベアリングで回転可能に支持した回転電機において、一端側のベアリングの内輪に回転子軸を圧入固定し、他端側のベアリングに対しては外輪をハウジングに圧入固定し、一端側のベアリングの外輪を予圧ばねによって弾発的に付勢することで、一端側のべリングと共に回転子軸を移動させ、これに合わせて他端側のベアリングの内輪内で回転子軸を移動させて一方向に押し付けることで、回転子軸の軸方向における動きを規制して“がたつき”による異音の発生を抑制するものである。
特開2009−201255号公報
しかしながら、特許文献1に記載の回転電機においては以下に述べる理由によって小型の要求に対して満足できる構成ではなかった。
特許文献1に記載の回転電機は、ケースに支持された内輪及び外輪を有するケース側ベアリングと、フランジに支持された内輪及び外輪を有するフランジ側ベアリングによって回転子軸を支持すると共に、ケース側ベアリングの内輪に回転子軸が圧入固定されると共に、外輪がケースに軸方向に変位可能に保持されている。
一方、フランジ側ベアリングの内輪に回転子軸が軸方向に変位可能に挿入されると共に、外輪がフランジに圧入固定されている。
そして、予圧付与部材としてのウエーブワッシャがフランジ側のベアリングの外側(回転子軸のベアリング配置位置を基準にして回転子とは反対側)に配置され、このウエーブワッシャがフランジ側ベアリングの内輪を回転子側に押している。このため、ウエーブワッシャの弾発力は回転子軸を介してケース側ベアリングの内輪に伝えられ、更に外輪が移動するものである。
これによって、回転子軸はケース側ベアリングの方に押しつけられて異音が発生するのを抑制できるものである。
しかしながら、予圧付与部材としてのウエーブワッシャがフランジ側のベアリングの外側(回転子軸のベアリング配置位置を基準にして回転子とは反対側)に配置されるため、回転子軸をケース側に押し付けた状態においてウエーブワッシャの弾発力は反力としてケースとフランジを離反させる方向に力が加わるようになる。
このため、ケースとフランジを強固に固定しておくことが必要となって、ケースとフランジは固定ねじを使用して固定する必要があった。そして、ケースとフランジを固定ねじで固定していたため、この固定部の分だけ回転電機の外形形状が大きくなって小型化が図れないという課題があった。
一方、限られた搭載範囲内に収まるように回転電機の外形形状を決めると、固定ねじによる固定部を確保しなければならないので、実質的な回転力を決定する固定子と回転子の寸法を大きくできなくなって高出力化を阻害する課題があった。
本発明の目的は、静粛性に優れ、且つ小型の回転電機を提供することにある。
本発明の特徴は、回転子軸を一方向に付勢すると共に、筺体を構成するハウジングとフランジを相互に近づける付勢力を与える予圧付与部材をベアリングの一方に取り付けた、ところにある。
本発明によれば、予圧付与部材によって回転子軸を一方に押し付けることによって、回転子軸の軸方向の“がたつき”による異音の発生を抑制することができるようになる。
また、ハウジングとフランジを相互に近づける保持力が得られることで、ハウジングとフランジを一体に保持する作用を強めることができる。このため、ハウジングとフランジを固定していた固定ねじを省略、或いは小型化できるので、この固定部の分だけ回転電機の外形形状を小さくできて小型化が図れるようになる。
本発明が適用される回転電機の外観図である。 本発明の一実施例になる回転電機の軸方向の縦断面図である。 図2に示す回転子の外観斜視図である。 図2に示すベアリングの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
図1は一例としての電動パワーステアリング装置に用いられる回転電機組立体10を示しており、この回転電機組立体10は回転電機11とこの回転電機を駆動制御するインバータ制御部12とより構成されている。
インバータ制御部12は筺体内部にインバータ回路を構成する電力用半導体素子、この電力用半導体素子を駆動する駆動回路、この駆動回路を制御する制御回路等が内蔵されている。
回転電機11とインバータ制御部12とは専用の固定ボルトで強固に固定され、両者が固定された回転電機組立体10はパワーステアリング装置(図示せず)に通しボルト等で一体化されるものである。
次に、回転電機組立体10からインバータ制御部12を取り外した状態の回転電機11の詳細な構成を図2に基づき説明する。
図2は回転電機11の軸方向の縦断面を示した断面図である。回転電機11は大きく分けて、筺体部を構成するハウジング13とフランジ14、電動機部を構成する回転子15と固定子16とから構成されている。
ハウジング13は一端に開口部17を有した有底円筒状(いわゆるカップ状)に形成されており、この開口部17を塞ぐようにフランジ14がハウジング13に固定されている。
ハウジング13の内周側に固定子16が固定されている。固定子16を構成する分割された固定コア18が円形形状を保持した状態で、圧入或いは焼嵌めによって固定されている。この分割された固定コア18は分割面を溶接、或いは溶接しないで円形に形成されている。
固定コア18にはボビン19が取り付けられ、その外周部にコイル20が巻回されている。コイル20の口出し線はバスバー21に接続されている。尚、コイル20は2連続巻き、或いは4連続巻きした後に口出し線を出すようにするか、または、各固定コア18に巻かれた状態でバスバー21に接続されている。ハウジング13とボビン19の間は隙間を設けても良いし、嵌合するようにしても良い。
バスバー21はハウジング13の内周壁面に接近した位置に配置されており、後述するベアリング保持部31が内周に位置できるようになっている。もちろん、バスバー21とハウジング13とは空気による絶縁がとれるように接触しない配置位置とされている。
固定コア18の内周側には回転子15が回転可能に配置されている。回転子15は、回転子軸22、回転基体23、磁石24、磁石カバー25から構成されている。
図3に示すように、磁石24は磁石カバー25により覆われており、これによって磁石24の飛散の防止がなされている。磁石カバー25の端面は図3に示すように折り曲げ部25Aが形成されており、磁石24が径方向、及び軸方向に向けて飛散しないようにしている。
尚、バスバー21の端部はフランジ14を貫通するバスバー26によって入力端子27に接続されている。バスバー21は各相のコイルと接続されるように配線され、出力端子27により入力されるU相、V相、W相の電力が入力されている。
以上は回転電機11の基本的な構成であるのでこれ以上の説明は省略する。次に、本発明の技術的な特徴について説明する。
ハウジング13の底部13Aの中央部にはハウジング側ベアリング保持部28が形成されており、このハウジング側ベアリング保持部28は底部13Aより内側(軸方向で回転子側)に突出している。
この突出している構成とすることによって回転電機11の軸方向長さを短くできるようになる。つまり、ハウジング側ベアリング保持部28を回転子15の端面側に近づけることによって、回転子15の端面に存在する空間を、ハウジング側ベアリング保持部28を位置させる空間として利用するものである。
ハウジング側ベアリング保持部28の内部にはハウジング側ベアリングベアリング29が収納され、このハウジング側ベアリング29は内輪29Aと外輪29Bを備えている。
図4にあるように、ハウジング側ベアリング29は内輪29Aと外輪29Bを備え、内輪29Aと外輪29Bの間にボールよりなる転動体29Cより構成されている。したがって、内輪29Aと外輪29Bは転動体29Cを介して相対的に円滑に回転することができる。尚、このハウジング側ベアリング29と後述するフランジ14側に配置されるフランジ側ベアリングとは同様の構成となっている。
ハウジング側ベアリング29はハウジング側ベアリング保持部28に収納されるが、ハウジング側ベアリング保持部28には小径部28Aと大径部28Bが形成されており、小径部28Aによってハウジング側ベアリング29の外輪29Aの回転子15側への移動を規制している。また大径部28Bによって外輪29Aの径方向の移動を規制している。
ハウジング側ベアリング29を基準にして、ハウジング側ベアリング保持部28の小径部28Aの反対側の大径部28Bには止め輪30が係合され、この止め輪30と小径部28Aとの間にハウジング側ベアリング29が配置される。この止め輪30と小径部28Aとの間の長さは図4に示すハウジング側ベアリング29の幅BLより若干大きく設定されており、ハウジング側ベアリング29が移動できるようになっている。
そして、回転子軸22のハウジング側軸22Aはハウジング側ベアリング29の内輪29Aに圧入固定されており、ハウジング側軸22Aとハウジング側ベアリング29の内輪29Aは強固に連結されている。
一方、ハウジング側ベアリング29の外輪29Bはハウジング側ベアリング保持部28の大径部28Bに対して隙間を有して対向配置されおり、結果的にハウジング側ベアリング29は回転子軸22の軸方向の動きに追従してハウジング側ベアリング保持部28を軸方向に移動できるようになる。ただし、この動きは小径部28Aによって規制されているので、この小径部28Aが回転軸22の軸方向の“がたつき”を抑え、回転電動機11が回転している状態で取り得る位置となる。この理由については後述する。
次に、フランジ側の軸受構成について説明する。フランジ14の中央部にはフランジ側ベアリング保持部31が形成されており、このフランジ側ベアリング保持部31はフランジ面部14Aより内側(軸方向で回転子側)に突出している。
この突出している構成とすることによって回転電機11の軸方向長さを短くできるようになる。つまり、フランジ側ベアリング保持部31を回転子15の端面側に近づけることによって、回転子15の端面に存在する空間を、フランジ側ベアリング保持部31を位置させる空間として利用するものである。この構成はハウジング側ベアリング保持部28と同様であり、これと相俟って回転電機11の軸方向長さをより短くできる効果が期待できる。
また、このフランジ側ベアリング保持部31が予圧付部材を収納する予圧付与部としての機能を有している。これについては後述する。
フランジ側ベアリング保持部31の内部にはフランジ側ベアリング32が収納され、このフランジ側ベアリング32は内輪32Aと外輪32Bを備えている。
また、フランジ側ベアリング32は内輪32Aと外輪32Bを備え、内輪32Aと外輪32Bの間にボールよりなる転動体32Cより構成されている。したがって、内輪32Aと外輪32Bは転動体31Cを介して相対的に円滑に回転することができる。
フランジ側ベアリング32はフランジ側ベアリング保持部31に収納されるが、フランジ側ベアリング保持部31には小径部31Aと大径部31Bが形成されており、小径部31Aによってフランジ側ベアリング32の外輪32Aの回転子15側への移動を規制している。尚この移動の規制は後述する予圧付与部材を介して規制されるものである。更に、大径部31Bによって外輪32Aの径方向の移動を規制している。
フランジ側ベアリング32を基準にして回転子15側のフランジ側ベアリング保持部31の小径部31A側には予圧付与部33が形成されている。つまり、小径部31Aとフランジ側ベアリング32の間には予圧付与部33である収納空間が形成されている。
そして、予圧付与部33を除いた大径部31Aの軸方向の長さはフランジ側ベアリング32の幅より大きく設定されており、フランジ側ベアリング32が移動できるようになっている。
回転子軸22のフランジ側軸22Bはフランジ側ベアリング32の内輪32Aに圧入固定されており、フランジ側軸22Bとフランジ側ベアリング32の内輪32Aは強固に連結されている。
一方、フランジ側ベアリング32の外輪32Bはフランジ側ベアリング保持部31の大径部31Bに対して隙間を有して対向配置されおり、結果的にフランジ側ベアリング32は回転子軸22の軸方向の動きに追従してフランジ側ベアリング保持部31を軸方向に移動できるようになる。
そして、上述した予圧付与部33内には予圧付与部材であるウエーブワッシャ34が配置されている。このウエーブワッシャ34は小径部31Aを起点に回転子15側とは反対側に弾発力を発生するようになっている。
これによって、フランジ側ベアリング32は図中右側に押され、ハウジング側ベアリング29の外輪29Bがハウジング側ベアリング保持部28の小径部28Aで規制される位置まで移動する。つまり、回転子軸22はフランジ側ベアリング32の内輪32A及びハウジング側ベアリング29の内輪29Aと固定されているため、一体的に移動するようになるからである。
この時、ウエーブワッシャ34は反力としてフランジ側ベアリング保持部31の小径部31Aを回転子15側(図中左側)に付勢し、結果としてフランジ14全体をハウジング13の底部13A側に向けて押し付ける作用を行なうようになる。
尚、予圧付勢部材としてウエーブワッシャ34を使用すると弾発方向の厚さが薄いので回転電機1の軸方向長さを短くできる効果がある。この他にウエーブワッシャ34の代わりにスプリングワッシャ等を用いても同様の効果が期待できる。
また、本実施例においてはフランジ14側にウエーブワッシャ34(予圧付与部材)を備えた軸受を形成しているので組立性が優れているものである。つまり、フランジ14のフランジ側ベアリング保持部31にウエーブワッシャ34、フランジ側ベアリング32を組み込んだ後に回転子軸22に圧入すれば良いため組み立てが簡単となるものである。
ハウジング13の開口部17は回転子15や固定子16が存在する部分に近接して延びており、この部分でフランジ14が固定されている。
そして、望ましくはフランジ14とハウジング13の固定方法は基本的には焼嵌め、圧入、接着剤等の固定用の部品を用いない方法によって固定されている。ただ、設計的に固定部品を必要とする場合であっても以下に述べるように、予圧付与部材34によるフランジ14の保持機能によって固定部品の大きさを低減できるので、結果的に回転電機の小型化に貢献できるものである。
次に、回転電機11が組み上がった状態においての本実施例の作用、効果について説明する。
図2に示す状態において、ハウジング13とフランジ14が固定されているので、ウエーブワッシャ34はフランジ側ベアリング保持部31の小径部31Aを起点としてフランジ側ベアリング32を回転子15から遠ざかる方向(図中右側)に弾発力を与える。
フランジ側ベアリング32の外輪32Bがフランジ側ベアリング保持部31の大径部31Bに対して移動できるため、内輪32A及びこれに固定された回転子軸22のフランジ側軸22Bも追従して移動するようになる。
回転子軸22が図中右側に移動すると、回転子軸22のハウジング側軸22A及びこれに固定されたハウジング側ベアリング29の内輪29Aが右側に移動する。また、ハウジング側ベアリング29の外輪29Bがハウジング側ベアリング保持部28の大径部28Bに対して移動できるため、ハウジング側ベアリング29全体が右側に移動する。
ハウジング側ベアリング29、回転子軸22、フランジ側ベアリング32が右側に移動し、ハウジング側ベアリング29の外輪29Bがハウジング側ベアリング保持部38の小径部28Aに当接して移動位置が規制されると、その位置で回転子15は回転を維持することになる。
これによって、回転子15の回転子軸22の軸方向の“がたつき”による異音の発生を抑制することができるようになる。
一方、ハウジング側ベアリング29の外輪29Bがハウジング側ベアリング保持部38の小径部28Aに当接して移動位置が規制され状態において、ウエーブワッシャ34はフランジ側ベアリング保持部31の小径部31Aとフランジ軸22Bに固定されたフランジ側ベアリング32の内輪32Aの間に位置する。このため、ウエーブワッシャ34はフランジ側ベアリング32を起点とする反力をフランジ側ベアリング保持部31の小径部31Aへ付勢する。
これによって、フランジ14は図中左側への力を与えられることで、ハウジング13とフランジ14を一体に保持する作用を強めることができる。
このため、ハウジング13とフランジ14の間の固定を軽度な焼嵌めや圧入による比較的弱い固定力によって固定することができ、結果として固定部品を使用しない、或いは使用しても形状寸法が小さい固定用部品で足りるようになる。
したがって、ハウジングとフランジを固定していた固定ねじを省略、或いは小型化できるので、この固定部の分だけ回転電機の外形形状を小さくできて小型化が図れるようになる。また固定ねじの他にCリング等の固定リングをハウジングとフランジの間に介装することで両者を固定することができる。この場合もCリングの形状を小型化することができる。
また、外形形状を一定とすると、固定部品が省略、或いは小型化できるので、この分固定子の外径を大きくすることが可能となる。固定子の外径を大きくすることで出力性能の向上が期待できる。
更に、固定子の外径を大きくすることで同じ出力性能を得る場合、磁気回路の軸方向長さを小さくすることができ、磁石等の重量を減らすことができるので、軽量化及び製造コストの面でも有利となる。
尚、上述した実施例においてはフランジ14側に予圧付与部材34を設けるようにしたが、フランジ14側の軸受構造をハウジング13側に設けるようにしても良い。
この場合は、図2にあるハウジング側ベアリング29とハウジング側ベアリング保持部28の小径部28Aの間に予圧付与部材であるウエーブワッシャ34を介装し、止め輪30をフランジ側ベアリング保持部31の大径部31Bに係合すれば良い。
10…回転電機組立体、11…回転電機、12…インバータ制御装置、13…ハウジング、14…フランジ、15…回転子、16…固定子、17…開口部、22…回転子軸、22A…ハウジング側軸、22B…フランジ側軸、28…ハウジング側ベアリング保持部、28A…小径部、28B…大径部、29…ハウジング側ベアリング、29A…内輪、29B…外輪、30…止め輪、31…ハウジング側ベアリング保持部、31A…小径部、31B…大径部、32…ハウジング側ベアリング、32A…内輪、32B…外輪、33…予圧付与部、34…予圧付与部材としてのウエーブワッシャ。

Claims (7)

  1. ハウジングとフランジよりなる筺体に収納された固定子と回転子を備え、前記ハウジングに設けたハウジング側ベアリング保持部に収納されたハウジング側ベアリングと前記フランジ側ベアリング保持部に収納されたフランジ側ベアリングによって前記回転子の回転子軸の両端を回転可能に支持した回転電機において、
    前記回転子軸を一方向に向けて付勢すると共に、前記ハウジングと前記フランジを相互に近づける付勢力を与える予圧付与部材を前記両ベアリングの一方に取り付けたことを特徴とする回転電機。
  2. ハウジングとフランジよりなる筺体に収納された固定子と回転子を備え、前記ハウジングに設けたハウジング側ベアリング保持部に収納されたハウジング側ベアリングと前記フランジ側ベアリング保持部に収納されたフランジ側ベアリングによって前記回転子の回転子軸の両端を回転可能に支持した回転電機において、
    前記回転子軸の両端に位置する前記両ベアリングの内輪を前記回転子軸に固定すると共に、前記両ベアリングの外輪を前記回転子の軸方向に移動可能に前記両ベアリング保持部に配置し、前記回転子軸を一方向に向けて付勢すると共に、前記ハウジングと前記フランジを相互に近づける付勢力を与える予圧付与部材を前記両ベアリングの一方に取り付けたことを特徴とする回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記ハウジングは一端に開口部を有した有底円筒状であり、前記ハウジングの底部中央付近に前記ハウジング側ベアリング保持部を形成し、前記フランジは前記開口部に固定されたフランジ面部を有すると共に、その中央付近に前記フランジ側ベアリング保持部を形成し、前記両ベアリング保持部の一方に前記予圧付与部材を配置したことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記ハウジングは一端に開口部を有した有底円筒状であり、前記ハウジングの底部中央付近に前記ハウジング側ベアリング保持部を形成し、前記フランジは前記開口部に固定されたフランジ面部を有すると共に、その中央付近に前記フランジ側ベアリング保持部を形成し、前記両ベアリング保持部は前記回転子側に突出して形成されていると共に、前記両ベアリング保持部の一方の前記突出部に前記予圧付与部材を配置したことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項3或いは請求項4に記載の回転電機において、
    前記両ベアリング保持部は前記回転子側の外径を小さくした小径部とこの小径部より径が大きい大径部を備え、前記両ベアリング保持部の前記小径部と前記大径部の部分に前記両ベアリングが配置され、前記両ベアリング保持部の一方のベアリング保持部の小径部が前記一方のベアリング保持部に配置された一方のベアリングの移動規制位置となり、他方のベアリング保持部の小径部と前記他方のベアリング保持部に配置された他方のベアリングの間に前記一方のベアリングを前記一方のベアリング保持部の小径部に向けて付勢する前記予圧付勢部材を配置したことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項3或いは請求項4に記載の回転電機において、
    前記フランジは前記ハウジングの前記開口部に固定部品を用いない固定方法で固定されていることを特徴とする回転電機。
  7. 請求項6に記載の回転電機において、
    前記フランジは前記ハウジングの前記開口部に焼嵌めによって固定されていることを特徴とする回転電機。
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