JPH08317584A - ステータ固定方法及びステータ固定構造 - Google Patents
ステータ固定方法及びステータ固定構造Info
- Publication number
- JPH08317584A JPH08317584A JP11731595A JP11731595A JPH08317584A JP H08317584 A JPH08317584 A JP H08317584A JP 11731595 A JP11731595 A JP 11731595A JP 11731595 A JP11731595 A JP 11731595A JP H08317584 A JPH08317584 A JP H08317584A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- ring
- shaped
- bottomed case
- stator fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はステータ固定方法及びステータ固定
構造に関し、特に、インロー部とねじを用いて固定する
ことによりステータの変形を防止し、歩留まりを向上さ
せることを目的とする。 【構成】 本発明によるステータ固定方法及びステータ
固定構造は、有底ケース(1)の底部(1a)のインロー部(8)
に内側部を接合させ、複数のねじ(5b)を用いて固定する
ことにより、輪状ステータ(2)の内径歪や倒れを防止
し、歩留まりの向上を得る構成である。
構造に関し、特に、インロー部とねじを用いて固定する
ことによりステータの変形を防止し、歩留まりを向上さ
せることを目的とする。 【構成】 本発明によるステータ固定方法及びステータ
固定構造は、有底ケース(1)の底部(1a)のインロー部(8)
に内側部を接合させ、複数のねじ(5b)を用いて固定する
ことにより、輪状ステータ(2)の内径歪や倒れを防止
し、歩留まりの向上を得る構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ステータ固定方法及び
ステータ固定構造に関し、特に、インロー部とねじを用
いて固定することによりステータの変形を防止し、歩留
まりを向上させるための新規な改良に関する。
ステータ固定構造に関し、特に、インロー部とねじを用
いて固定することによりステータの変形を防止し、歩留
まりを向上させるための新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のステータ
固定構造としては、図３及び図４に示す構成が採用され
ていた。すなわち、図３及び図４において符号１で示さ
れるものは底部１ａを有するカップ状の有底ケースであ
り、この有底ケース１の底部１ａには、ベアリング挿入
部７を有する輪状突部１０が形成されている。前記有底
ケース１の内壁１ｂにはリード線６が接続されたステー
タ巻線３及び絶縁物４を有するステータ２が焼嵌め又は
軽圧入により挿入され、かつ、有底ケース１と一体化さ
れ、この有底ケース１の側部に設けられた孔１ｃを介し
て挿入されたねじ５ａが輪状ステータ２の外周に係合す
ることにより、有底ケース２に対する輪状ステータ２の
回り止めが達成されている。
固定構造としては、図３及び図４に示す構成が採用され
ていた。すなわち、図３及び図４において符号１で示さ
れるものは底部１ａを有するカップ状の有底ケースであ
り、この有底ケース１の底部１ａには、ベアリング挿入
部７を有する輪状突部１０が形成されている。前記有底
ケース１の内壁１ｂにはリード線６が接続されたステー
タ巻線３及び絶縁物４を有するステータ２が焼嵌め又は
軽圧入により挿入され、かつ、有底ケース１と一体化さ
れ、この有底ケース１の側部に設けられた孔１ｃを介し
て挿入されたねじ５ａが輪状ステータ２の外周に係合す
ることにより、有底ケース２に対する輪状ステータ２の
回り止めが達成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のステータ固定構
造は、以上のように構成されているため、次のような課
題が存在していた。すなわち、従来の構造では、有底ケ
ースを高温にしてステータを圧入する焼嵌め、あるいは
ステータを軽圧入して接着で止めるか、又は、固定ねじ
でステータを係止させていたため、有底ケースの加温時
の温度管理や条件出し及び接着剤の塗布量、脱脂洗浄作
業管理等の工程管理が必要であると共に、有底ケース内
にステータを圧入することによって、ステータの内径歪
や倒れが発生し、ロータとのクリアランスが狭いモータ
構造の場合には、ロータのロック及びトルク精度のバラ
ツキ等の問題が発生していた。
造は、以上のように構成されているため、次のような課
題が存在していた。すなわち、従来の構造では、有底ケ
ースを高温にしてステータを圧入する焼嵌め、あるいは
ステータを軽圧入して接着で止めるか、又は、固定ねじ
でステータを係止させていたため、有底ケースの加温時
の温度管理や条件出し及び接着剤の塗布量、脱脂洗浄作
業管理等の工程管理が必要であると共に、有底ケース内
にステータを圧入することによって、ステータの内径歪
や倒れが発生し、ロータとのクリアランスが狭いモータ
構造の場合には、ロータのロック及びトルク精度のバラ
ツキ等の問題が発生していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によるステータ固
定方法は、底部を有する有底ケース内にステータ巻線を
有する輪状ステータを固定するステータ固定方法におい
て、前記底部のインロー部に前記輪状ステータの内側部
を接合させ、前記輪状ステータを複数のねじを用いて前
記有底ケースに固定する方法である。
定方法は、底部を有する有底ケース内にステータ巻線を
有する輪状ステータを固定するステータ固定方法におい
て、前記底部のインロー部に前記輪状ステータの内側部
を接合させ、前記輪状ステータを複数のねじを用いて前
記有底ケースに固定する方法である。
【０００５】本発明によるステータ固定構造は、底部を
有する有底ケース内にステータ巻線を有する輪状ステー
タを固定するようにしたステータ固定構造において、前
記底部に突出して形成された輪状突部の外周に形成され
たインロー部と、前記インロー部に内周部を接合させた
前記輪状ステータに形成された複数のガイド孔と、前記
ガイド孔に挿入され前記有底ケースのねじ孔に螺入され
たねじとを備えた構成である。
有する有底ケース内にステータ巻線を有する輪状ステー
タを固定するようにしたステータ固定構造において、前
記底部に突出して形成された輪状突部の外周に形成され
たインロー部と、前記インロー部に内周部を接合させた
前記輪状ステータに形成された複数のガイド孔と、前記
ガイド孔に挿入され前記有底ケースのねじ孔に螺入され
たねじとを備えた構成である。
【０００６】前記ねじ孔は、前記底部の厚肉部において
前記輪状ステータの軸方向に形成されている構成であ
る。
前記輪状ステータの軸方向に形成されている構成であ
る。
【０００７】
【作用】本発明によるステータ固定方法及びステータ固
定構造においては、ステータの内側部を有底ケースの輪
状突部のインロー部に接合させ、ステータをねじを用い
て有底ケースに固定することにより、従来のようにステ
ータを加熱する必要がなく、製造工程が大幅に簡略化さ
れ、ステータの内径歪や倒れがなくなり、回転ロックや
トルク精度のバラツキの発生を防止することができる。
定構造においては、ステータの内側部を有底ケースの輪
状突部のインロー部に接合させ、ステータをねじを用い
て有底ケースに固定することにより、従来のようにステ
ータを加熱する必要がなく、製造工程が大幅に簡略化さ
れ、ステータの内径歪や倒れがなくなり、回転ロックや
トルク精度のバラツキの発生を防止することができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるステータ固定
方法及び固定構造の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用
いて説明する。図１及び図２において符号１で示される
ものは底部１ａを有するカップ状の有底ケースであり、
この有底ケース１の底部１ａには、ベアリング挿入部７
を有する輪状突部１０が形成されている。
方法及び固定構造の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用
いて説明する。図１及び図２において符号１で示される
ものは底部１ａを有するカップ状の有底ケースであり、
この有底ケース１の底部１ａには、ベアリング挿入部７
を有する輪状突部１０が形成されている。
【０００９】前記輪状突部１０の外周にはこれよりわず
かに小径化されたインロー部８が形成され、このインロ
ー部８にはこの有底ケース１内に設けられリード線６に
接続されたステータ巻線３及び絶縁物４を有する輪状ス
テータ２の内側部が接合して位置決めがなされ、この輪
状ステータ２の下方の端面はこの有底ケース１の底部１
ａの周縁に形成された厚肉部１ａＡに設けられたステー
タ端面受け部９上に位置している。
かに小径化されたインロー部８が形成され、このインロ
ー部８にはこの有底ケース１内に設けられリード線６に
接続されたステータ巻線３及び絶縁物４を有する輪状ス
テータ２の内側部が接合して位置決めがなされ、この輪
状ステータ２の下方の端面はこの有底ケース１の底部１
ａの周縁に形成された厚肉部１ａＡに設けられたステー
タ端面受け部９上に位置している。
【００１０】前記輪状ステータ２の周縁には、この輪状
ステータ２の軸方向に沿って形成された複数（四個）の
ガイド孔２０が設けられ、各ガイド孔２０に挿入された
各ねじ５ｂの先端は前記厚肉部１ａＡに設けられたねじ
孔１ｂに螺入していることにより、輪状ステータ２はベ
アリング挿入部７及びインロー部８と同芯状に固定され
ている。
ステータ２の軸方向に沿って形成された複数（四個）の
ガイド孔２０が設けられ、各ガイド孔２０に挿入された
各ねじ５ｂの先端は前記厚肉部１ａＡに設けられたねじ
孔１ｂに螺入していることにより、輪状ステータ２はベ
アリング挿入部７及びインロー部８と同芯状に固定され
ている。
【００１１】
【発明の効果】本発明によるステータ固定方法及びステ
ータ固定構造は、以上のように構成されているため、次
のような効果を得ることができる。すなわち、有底ケー
スの温度が常温の状態で輪状ステータが挿入できると共
に、この輪状ステータの内周部がインロー部で受けら
れ、輪状ステータに設けたねじを有底ケースに螺入して
いるため、輪状ステータの内径歪及び倒れがなくなり、
作業性向上、量産性向上、品質向上及び性能向上を容易
に得ることができる。
ータ固定構造は、以上のように構成されているため、次
のような効果を得ることができる。すなわち、有底ケー
スの温度が常温の状態で輪状ステータが挿入できると共
に、この輪状ステータの内周部がインロー部で受けら
れ、輪状ステータに設けたねじを有底ケースに螺入して
いるため、輪状ステータの内径歪及び倒れがなくなり、
作業性向上、量産性向上、品質向上及び性能向上を容易
に得ることができる。
【図１】本発明によるステータ固定構造を示す平面図で
ある。
ある。
【図２】図１の断面図である。
【図３】従来のステータ固定構造を示す平面図である。
【図４】図３の断面図である。
１ 有底ケース １ａ 底部 １ｂ ねじ孔 １ａＡ 厚肉部 ２ 輪状ステータ ３ ステータ巻線 ５ｂ ねじ ８ インロー部 ２０ ガイド孔
Claims (3)
- 【請求項１】 底部(1a)を有する有底ケース(1)内にス
テータ巻線(3)を有する輪状ステータ(2)を固定するステ
ータ固定方法において、前記底部(1a)のインロー部(8)
に前記輪状ステータ(2)の内側部を接合させ、前記輪状
ステータ(2)を複数のねじ(5b)を用いて前記有底ケース
(1)に固定することを特徴とするステータ固定方法。 - 【請求項２】 底部(1a)を有する有底ケース(1)内にス
テータ巻線(3)を有する輪状ステータ(2)を固定するよう
にしたステータ固定構造において、前記底部(1a)に突出
して形成された輪状突部(10)の外周に形成されたインロ
ー部(8)と、前記インロー部(8)に内周部を接合させた前
記輪状ステータ(2)に形成された複数のガイド孔(20)
と、前記ガイド孔(20)に挿入され前記有底ケース(1)の
ねじ孔(1b)に螺入されたねじ(5b)とを備えたことを特徴
とするステータ固定構造。 - 【請求項３】 前記ねじ孔(1b)は、前記底部(1a)の厚肉
部(1aA)において前記輪状ステータ(2)の軸方向に形成さ
れていることを特徴とする請求項２記載のステータ固定
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11731595A JPH08317584A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | ステータ固定方法及びステータ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11731595A JPH08317584A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | ステータ固定方法及びステータ固定構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08317584A true JPH08317584A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14708715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11731595A Pending JPH08317584A (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | ステータ固定方法及びステータ固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08317584A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014017955A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 回転電機 |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP11731595A patent/JPH08317584A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014017955A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 回転電機 |
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