JP2885214B2 - 磁気ディスク固定方法 - Google Patents

磁気ディスク固定方法

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JP2885214B2
JP2885214B2 JP1230197A JP1230197A JP2885214B2 JP 2885214 B2 JP2885214 B2 JP 2885214B2 JP 1230197 A JP1230197 A JP 1230197A JP 1230197 A JP1230197 A JP 1230197A JP 2885214 B2 JP2885214 B2 JP 2885214B2
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JP
Japan
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magnetic disk
motor hub
ring
fixing
fitted
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洋太郎 眞田
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク固定
方法に関し、特に、焼ばめによって磁気ディスクをモー
タハブに固定する磁気ディスク固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置では、スピンド
ルモータのモータハブに、複数枚の磁気ディスクとスペ
ーサリングとを交互に嵌合した後に、クランパ(クラン
プリング)をモータハブに固定することによって、全磁
気ディスクとスペーサリングとをモータハブに固定する
方法が採られている。
【0003】上記磁気ディスク固定方法には、例えば、
特開平5-20760号公報(第1の従来例)及び特開平2-292
786号公報(第2の従来例)に記載されたものがある。
第1の従来例では、モータハブに、複数枚の磁気ディス
クとスペーサリングとを交互に嵌合した後に、クランパ
をモータハブに固定ネジによって固定する。第2の従来
例では、クランプリングを、固定ネジではなく、焼ばめ
によって固定する。焼ばめとは、外側に位置する部品を
加熱して内径を広げておき、外側の部品に内側の部品を
嵌合して常温に戻し、外側の部品の収縮によって両者を
結合する手法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置で
は、磁気ディスクとスペーサリングとをモータハブに交
互に支持した組立回転体のバランスの良否が、磁気ヘッ
ドの位置決め精度等に影響を与える。そこで、一旦は組
立回転体とした後に、圧電素子等を使用して磁気ディス
クを径方向に微移動させ、アンバランス量を修正する方
法が実用化されている。
【0005】第1従来例の固定方法では、固定ネジを小
さいトルクで締めておけば、各磁気ディスクをモータハ
ブに対して微少に移動させて、モータハブと磁気ディス
ク等から成る組立回転体のバランスを調整することがで
きる。この後に、固定ネジを大きなトルクで締め付けれ
ば、磁気ディスクをモータハブに完全に固定することが
できる。しかし、第1従来例の固定方法では、固定ネジ
を固く締めて組立回転体を完成させたとしても、その後
の回転動作中に固定ネジが弛み、磁気ディスクがバラン
ス不良を起こす虞れがある。
【0006】第2従来例の固定方法では、クランプリン
グを焼ばめした時点で、磁気ディスクの位置ずれを抑え
る荷重が加わって、磁気ディスクがモータハブに堅固に
固定されるため、バランス調整作業が困難になる。
【0007】本発明は、上記に鑑み、組立回転体の完成
後にバランス不良等を起こす問題が無く、クランプリン
グの焼ばめによって磁気ディスクをモータハブに固定す
る際には、バランス調整(バランシング)を簡便に行う
ことができる磁気ディスク固定方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気ディスク固定方法は、モータハブに嵌
合された磁気ディスクを固定する磁気ディスク固定方法
において、少なくとも1枚の磁気ディスクをモータハブ
に嵌合し、磁気ディスクの嵌合に引き続き、モータハブ
にCリングを係合させて磁気ディスクを仮固定し、前記
Cリングの係合に引き続き、モータハブにクランプリン
グを焼ばめして磁気ディスクを本固定することを特徴と
する。
【0009】ここで、仮固定するとは、モータハブに対
して微少に移動できる状態に磁気ディスクを抑えること
を言い、本固定するとは、モータハブに対して磁気ディ
スクを完全に固定して製品状態とすることを言う。
【0010】本発明の磁気ディスク固定方法では、モー
タハブに嵌合した全磁気ディスクをCリングによって一
旦は仮止めした状態で、例えば組立回転体を回転させな
がら、簡便にバランシングすることができ、バランシン
グの終了後に、Cリングに引き続きクランプリングを焼
ばめして、磁気ディスクをモータハブに本固定すること
ができる。
【0011】好ましくは、複数の磁気ディスクとスペー
サリングとが交互にモータハブに嵌合され、最後に嵌合
された磁気ディスクに引き続き係合した前記Cリング
が、スペーサリングとして機能する。この場合、磁気デ
ィスクを、焼ばめされるクランプリングに直接接触させ
ることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の磁気ディスク固定方法で
組み立てた一実施形態例の磁気ディスク装置回転部を示
す、固定軸に沿った断面図である。
【0013】磁気ディスク装置は、ベース14に植設さ
れた固定軸12と、固定軸12を中心として回転するモ
ータハブ13とを有するスピンドルモータを備えてい
る。モータハブ13は、略円筒形状を呈し、磁気ディス
ク16とスペーサリング17とが交互に嵌合される嵌合
部13aと、嵌合部13aより大径に形成された磁気デ
ィスク支持部13bとを備える。2つのベアリング15
の各外輪がモータハブ13に、各内輪が固定軸12に夫
々固定されることにより、モータハブ13が、固定軸1
2に対し回転自在に支持される。固定軸12にはステー
タ19が固定されており、モータハブ13の内面のステ
ータ19に対向する位置には、モータマグネット20が
固定されている。
【0014】モータハブ13には、磁気ディスク16と
スペーサリング17とが軸方向に交互に嵌合されて支持
され、磁気ディスク16に続いて、Cリングとクランプ
リング21とが嵌合されている。
【0015】上記回転部の組立て作業は次のように行
う。まず、ベース14に植設した固定軸12に、ベアリ
ング15を介してモータハブ13を回転自在に支持す
る。この時点で、ステータ19とモータマグネット20
とが対向する。続いて、モータハブ13の嵌合部13a
に磁気ディスク16とスペーサリング17とを交互に嵌
合し、最後に嵌合した磁気ディスク16に引き続きCリ
ング22を係合させて、全磁気ディスク16をモータハ
ブ13に対して一旦は仮止めし、バランス調整用の仮り
の組立回転体を形成する。
【0016】この状態の組立回転体では、各磁気ディス
ク16の径方向での微移動が容易であるので、組立回転
体を回転させてアンバランス量を測定し、圧電素子等を
使用して磁気ディスク16の位置を微移動させてバラン
スを調整することができる。この後、係合したCリング
22に引き続き、クランプリング21をモータハブ13
に焼ばめして固定し、各磁気ディスク16をモータハブ
13に本固定して組立回転体を完成させる。組立回転体
の完成後、Cリング22は、磁気ディスク16とクラン
プリング21との間の間隙を保持するスペーサリングと
して機能する。
【0017】ここで、図2に、従来の磁気ディスク固定
方法で組み立てた回転部の比較例を示す。
【0018】同図の回転部では、Cリングが使用されな
いため、組立て作業は次のように行われる。つまり、固
定軸12に回転自在に支持したモータハブ13に、磁気
ディスク16とスペーサリング17とを交互に嵌合し、
最後の磁気ディスク16に引き続き、クランプリング2
4をモータハブ13に焼ばめして固定することにより、
各磁気ディスク16をモータハブ13に本固定して、組
立回転体を完成させる。
【0019】このような工程で組み立てられる組立回転
体では、クランプリングを焼ばめした時点で磁気ディス
ク16がモータハブ13に本固定されるため、図1を参
照して説明したような仮固定の段階が無く、バランス調
整作業が極めて難しい。
【0020】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の磁気ディスク固定方法は、
上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではなく、
上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施した
磁気ディスク固定方法も、本発明の範囲に含まれる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク固定方法によると、組立回転体の完成後にバランス
不良等を起こす問題が無く、また、クランプリングを焼
ばめして磁気ディスクをモータハブに固定する場合に
は、磁気ディスクの仮固定の段階を得ることができるの
で、バランス調整を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク固定方法で組み立てた一
実施形態例の磁気ディスク装置回転部を示す、固定軸に
沿った断面である。
【図2】従来の磁気ディスク固定方法で組み立てた回転
部の比較例を示す、固定軸に沿った断面図である。
【符号の説明】
13 モータハブ 13a 嵌合部 13b 磁気ディスク支持部 16 磁気ディスク 17 スペーサリング 21 クランプリング 22 Cリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータハブに嵌合された磁気ディスクを
    固定する磁気ディスク固定方法において、 少なくとも1枚の磁気ディスクをモータハブに嵌合し、 磁気ディスクの嵌合に引き続き、モータハブにCリング
    を係合させて磁気ディスクを仮固定し、 前記Cリングの係合に引き続き、モータハブにクランプ
    リングを焼ばめして磁気ディスクを本固定することを特
    徴とする磁気ディスク固定方法。
  2. 【請求項2】 複数の磁気ディスクとスペーサリングと
    が交互にモータハブに嵌合され、最後に嵌合された磁気
    ディスクに引き続き係合した前記Cリングが、スペーサ
    リングとして機能することを特徴とする請求項1に記載
    の磁気ディスク固定方法。
JP1230197A 1997-01-27 1997-01-27 磁気ディスク固定方法 Expired - Lifetime JP2885214B2 (ja)

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JPH10208346A JPH10208346A (ja) 1998-08-07
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SG94798A1 (en) * 2000-03-31 2003-03-18 Seagate Technology Llc Balancing system with adjustable eccentric rings for a disc drive assembly
JP2002133743A (ja) * 2000-10-26 2002-05-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 情報記録ディスク装置用ディスククランプ、及び、情報記録ディスク装置

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JPH10208346A (ja) 1998-08-07

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