JP2002133743A - 情報記録ディスク装置用ディスククランプ、及び、情報記録ディスク装置 - Google Patents

情報記録ディスク装置用ディスククランプ、及び、情報記録ディスク装置

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JP2002133743A
JP2002133743A JP2000326417A JP2000326417A JP2002133743A JP 2002133743 A JP2002133743 A JP 2002133743A JP 2000326417 A JP2000326417 A JP 2000326417A JP 2000326417 A JP2000326417 A JP 2000326417A JP 2002133743 A JP2002133743 A JP 2002133743A
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clamp
disk
recording disk
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Ichiro Koyanagi
一郎 小柳
Tatsuo Nakamoto
辰雄 中本
Koichi Takeuchi
晃一 竹内
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs
    • G11B17/028Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B17/02Details
    • G11B17/038Centering or locking of a plurality of discs in a single cartridge

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度サイクル実施後であっても、記録トラッ
ク中のデータ位置に位置ずれが発生しにくく、かつ、デ
ータ位置の分布も中心位置近辺に集中するディスククラ
ンプを提供する。 【解決手段】 トップクランプ31及びハブ23を形成
するために用いられる材料として、情報記録ディスク装
置の使用が想定される全温度領域において物性的に安定
しており、かつ、情報記録ディスク装置の使用時におけ
る記録ディスク17の固定に必要な締め付け力をネジ2
2を固定するための締め付け力から得ることができる弾
性係数を有する材料であり、さらに、トップクランプ2
2またはハブ23の少なくとも一方の材料は、記録ディ
スク17に近い熱膨張率を有するものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録ディスク
装置中で高速回転する記録ディスクを、回転可能である
ように強固に保持すると共に、回転駆動装置であるスピ
ンドルモータと接続するディスククランプの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の情報処理装置に用いら
れる情報記録装置の中で高速回転する磁気記録ディスク
を記録媒体として用いる情報記録ディスク装置であるハ
ードディスク・ドライブ装置は、1枚以上の磁気記録デ
ィスク(以下、記録ディスクと記載する)を高速回転さ
せ、各記録ディスクの上下面の各々に対応して設けられ
た磁気ヘッドにより情報の書きこみ或いは読み出しを行
っている。
【0003】ハードディスク・ドライブ装置用の記録デ
ィスクは、回転駆動装置であるスピンドルモータにより
毎分数千回転という高速で回転駆動される。そのため、
各記録ディスクとをスピンドルモータのスピンドル軸に
固着させるディスククランプには、各記録ディスクを強
固に保持する構造および強度が必要である。
【0004】また、ハードディスク・ドライブ装置は、
例えば、同じ寸法の3.5インチ型であっても、年々記
憶容量を数10%以上の率で増大させるように望まれて
おり、かつ、内蔵される装置の小型化等により可能な限
りの寸法の小型化および薄型化が望まれている。そのた
め、ディスククランプも、可能な限りの小型化および薄
型化が要望されているが、高速回転に耐えて各記録ディ
スクを強固に保持するためには物理的な寸法がある程度
は必要となるため、現在の寸法より小型化や薄型化させ
ることは難しい。
【0005】一方、磁気記録が行われる記録ディスク
は、例えば、コンパクトディスク等のように中心部に穴
の開いた円盤形状であって、その表面に同心円上に多数
の磁気記録トラックが形成されたものである。記録ディ
スクは、年々上昇する記憶密度に対応するために良好な
平面度が要求されるため、従来のアルミニウム基板に代
えて表面を平滑化し易いガラス基板が、近年ではより多
く用いられるようになっている。
【0006】図10は、3枚のガラス基板を用いた記録
ディスクを保持するタイプの従来のディスククランプの
構造を示す断面図である。
【0007】図10のディスククランプは、3枚の記録
ディスク17(A)、(B)、(C)を上下から挟み込
んで保持している。下側から記録ディスク17(C)を
保持するのがステンレス鋼製のハブ23であり、上側か
ら記録ディスク17(A)を保持するのがステンレス鋼
製のトップクランプ21である。ステンレス鋼は、情報
記録ディスク装置(ハードディスク装置)の使用が想定
される全温度領域において物性的に安定した材料であ
り、後述する情報記録ディスク装置の使用時における記
録ディスク17(A)〜(C)の固定に必要な締め付け
力を、ネジ22を固定するための締め付け力から得るこ
とができる弾性係数を有している。ハブ23は、スピン
ドルモータ25の回転軸であるスピンドル軸18に固着
される。トップクランプ21は、ハブ23にネジ22を
締め付けることにより固定される。また、3枚の記録デ
ィスク17(A)、(B)、(C)の間には、熱膨張率
がガラス基板に近いセラミック材料でリング状に形成さ
れたスペーサ24が挿入されている。
【0008】各記録ディスク17(A)、(B)、
(C)の中心部の穴を貫通するハブ23の円筒部23a
の半径は、記録ディスク17(C)を下側から保持する
円周部23bの半径よりも小さい。また、同様にしてト
ップクランプ21におけるネジ止め部21aの半径は、
記録ディスク17(A)を上側から保持する円周部21
bの半径よりも小さい。
【0009】トップクランプ21のネジ止め部21aと
円周部21bとは、ステンレス鋼により一体的に連結さ
れて形成され、その連結部分21cの厚みはL1であ
る。また、ハブ23の円筒部23aと円周部23bも、
ステンレス鋼により一体的に連結されて形成され、その
連結部分23cの厚みはL2である。
【0010】図11は、図10の記録ディスク17を固
定するためのネジ22による締め付け力がディスククラ
ンプ内を円周部21bあるいは23bまで伝達される様
子を示す図である。
【0011】ネジ22の締め付け力FC1は、ハブ23
の円筒部23a内部を伝わり、図11の矢印に示したよ
うに円筒部23aとネジ止め部21aと圧着させる方向
に作用する。また、締め付け力FC1は、トップクラン
プ21内の連結部分21cを介して円周部21bまで伝
わるが、その際の力の大きさは、距離L3と、弾性係数
(ヤング率)、及び、厚みL1により変化する。例え
ば、円周部21bにおける締め付け力FC2は、距離L
3が長いほど弱くなり、弾性係数が小さいほど弱くな
り、厚みL1が薄いほど弱くなる。連結部分21cを伝
わる締め付け力を伝達力M1とする。なお、連結部分2
1cの伝達力M1の大きさは、例えば、材料がステンレ
ス鋼のように均一であるならば連結部分21cの厚みL
1に比例する。このようにして伝達された伝達力M1
は、円周部21bで記録ディスク17(A)のクランプ
部17aに伝わり、後述するハブ23の円周部23bか
らの伝わる力と合わさって締め付け力FC2となり、ク
ランプ部17aを上から締め付ける。
【0012】同様にして、ハブ23の円筒部23a内部
を伝わった締め付け力FC1は、連結部分23cを距離
L3を伝わって円周部23bまで伝達される。連結部分
23cを伝わる伝達力をM2とする。伝達力M2は、距
離L3と、弾性係数(ヤング率)、及び、厚みL2によ
り変動し、例えば、材料が均一であるならば連結部分2
1cの厚みL1に比例する。このようにして伝達された
伝達力M2は、円周部23bで記録ディスク17(C)
のクランプ部17cに伝わり、前記したトップクランプ
21の円周部21bからの力と合わさって締め付け力F
C2となり、クランプ部17bを下から締め付ける。
【0013】記録ディスク17(A)のクランプ部17
aを上から締め付ける力と、記録ディスク17(C)の
クランプ部17bを下から締め付ける力の合力である締
め付け力FC2は、記録ディスク17(A)〜(C)お
よび、各記録ディスク17(A)〜(C)の間のスペー
サ24を介して伝わり、各記録ディスクを固定する。な
お、スペーサ24は、各記録ディスク17(A)と
(B)、および、(B)と(C)の間のスペースを確保
するために挿入され、記録ディスク17と熱膨張率がほ
ぼ等しいセラミック製である。
【0014】ところで、ハードディスク・ドライブ装置
は、一般的な使用環境下としては室温(摂氏20度〜2
5度程度)で用いられ、スピンドルモータ25や記録デ
ィスク17が回転されることやボイスコイルモータが駆
動されること等の発熱により内部温度が摂氏50度〜6
0度程度まで上昇する。また、室温は摂氏0度程度まで
低下する場合がある。従って、ハードディスク・ドライ
ブ装置は、一般的に言って、摂氏0度程度から摂氏60
度程度までの温度サイクル環境下におかれていることに
なり、この温度の幅が情報記録装置の使用が想定される
全温度領域となる。
【0015】図11では、各記録ディスク17の温度上
昇によって最も熱膨張する方向をTE1として示した。
温度サイクル環境下では、熱による膨張および収縮がT
E1の方向に顕著に発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ステンレス鋼
の熱膨張係数(≒12×10↑−6程度)と、ガラス基
板の熱膨張係数(≒8〜9×10↑−6程度)とは異な
っているので、温度サイクル環境下では、円周部21b
の熱膨張による延び縮み幅と、記録ディスク17におけ
るクランプ部17aの熱膨張による延び縮み幅とは異な
る。その結果、ガラス基板をディスククランプに組み付
けた後に、温度を一旦上げると、熱膨張係数の大きい円
周部21bはクランプ部17aとの接点を最初の接触位
置から記録ディスク17の半径方向で外側方向にずらそ
うとするので、記録ディスク17には半径方向外側に向
けて応力がかかることになる。次に、温度を室温に戻す
と、円周部21bはクランプ部17aとの接点を最初の
接触位置に戻そうとするので、記録ディスク17には半
径方向内側に向けて応力がかかることになる。
【0017】ところが、上記したようにトップクランプ
21とハブ23とは、ネジ22により固定されており、
ネジ22により固定される位置は限られた数カ所以内で
あるため、円周部21bをトップクランプ21の全円周
で見た場合には、最寄りのネジ22と円周部21bの各
位置との距離L3は各々の位置毎に異なっている。つま
り、ネジ22の位置を固定された中心点と考え、円周部
21bを記録ディスク17を固定するための力の作用点
と考えた場合、その中心点から作用点までの距離は各円
周部21bの位置により異なる。距離が異なることは、
上記したようにその作用点に働く力(締め付け力)も異
なることになる。
【0018】図10および図11に示したディスククラ
ンプに用いているステンレス鋼は、弾性係数(ヤング
率)も大きく、また、弾性限界(ほぼ比例限界に等し
い)も大きいので、ネジ22により固定されていても、
トップクランプ21の全円周の円周部21bを比較的均
等に押さえることはできる。しかしながら、上記したよ
うにネジ22からの距離が異なることから各円周部21
bの押さえる力には若干の相違が発生する。その相違か
ら、上記した温度サイクルを実施した後では、ネジ22
から遠い場所においてはTE1方向に熱膨張した記録デ
ィスク17(A)あるいは(C)が円周部21bあるい
は23bとの元の接触位置に戻りやすくなり、逆に、ネ
ジ22から近い場所ではTE1方向に熱膨張した記録デ
ィスク17(A)あるいは(C)が円周部21bあるい
は23bとの元の接触位置に戻りにくくなるという現象
が発生する。
【0019】ハードディスク・ドライブ装置の記録ディ
スク17は、その磁気記録面に予め記録トラックを形成
されたものが、前記したようにディスククランプ(トッ
プクランプ21とハブ23)によりスピンドル軸に固着
される。従って、温度サイクルを実施した後の記録ディ
スク17(A)あるいは(C)の磁気記録面の記録トラ
ックには、上記したように、円周部21bあるいは23
bとの元の接触位置に戻りやすい場所と、戻りにくい場
所ができてしまう。つまり、記録ディスク17の磁気記
録面に予め形成された記録トラックは、スピンドル軸を
中心としてほぼ真円形状であったものが、ネジ22から
の距離に応じて波をうつ円形状になってしまう。
【0020】図12(a)は、ネジ22が6本の場合の
ディスククランプで、温度サイクル試験を実施後の記録
ディスク(A)中の記録トラックにおける1トラック幅
内のデータ位置の変動を1周分記録した図であり、この
PES(ポジション・エラー・シグナル)の値を相対値
基準の値100とする。また、図12(b)は、図12
(a)の1周分の記録トラックのデータ位置がトラック
幅内で分布する状況を示した分布図であり、標準偏差σ
を相対基準値の値1.0とし、このRRO(リピータブ
ル・ラン・アウト)の値をやはり1.0とする。
【0021】なお、温度サイクル試験とは、例えば、試
験対象物の環境温度を、摂氏25度から摂氏60度に上
げ、次に摂氏25度に戻してから今度は摂氏0度に下
げ、最後に摂氏25度に戻すという行程を1サイクルと
して実施するものであり、前記した情報記録装置の使用
が想定される全温度領域をカバーするように実施され
る。
【0022】図12(a)、(b)では、1トラック幅
を256分割しているため、記録トラックの中心は、図
12(a)中の縦軸128、あるいは、図12(b)中
の横軸128の位置である。また、最初にディスククラ
ンプにより組み付けられた段階では、記録ディスク17
に形成された記録トラックの1周分の全データ位置は、
上記した図中の128の位置にほぼ一致するか、また
は、その近辺の非常に狭い範囲内に収まり、上記した標
準偏差σやRROの値は小さくなる。
【0023】図12(a)に示したように、温度サイク
ルを実施した後の1周の記録トラックの各データ位置に
は、P1〜P6の6個位置ずれのピークが発生する。各
ピークの発生位置は、60度おきのf1〜f6の6周期
で、各周期中のほぼ同じ位置に位置ずれピークP1〜P
6が発生していることから、位置ずれが角度に依存して
発生していることがわかる。また、図12の例では、6
本のネジ22が360度の中で60度おきに配置されて
いることから、ネジ22の位置に対応して位置ずれのピ
ークP1〜P6が発生していることがわかる。以上か
ら、従来のステンレス鋼製のディスククランプ(トップ
クランプ21とハブ23)では、ネジ22の位置に対応
して、温度サイクルを実施後の記録トラックのデータ位
置に位置ずれのピークP1〜P6が発生するという問題
があることがわかる。
【0024】また、図12(b)に示したように、図1
2(a)のディスククランプを用いた場合には、256
分割した1トラック中の相対値基準100の範囲にデー
タ位置の分布が広がっている。記録トラック内の各ピー
クP1〜P6等データ位置の中には、トラックの中心で
ある128の位置を大きく外れて分布するものがある。
【0025】トラックの中心を大きく外れたデータ位置
にデータを書き込んだり読み出したりする際には、サー
ボ等の技術を用いてヘッドを追従させる必要がある。し
かし、ヘッドを急激に移動させることは、サーボ等の技
術を用いたとしてもデータの読み書きに失敗する可能性
があるので好ましいことではない。ヘッドで安定した読
み書きを行うためには、中心位置128の近辺の狭い範
囲にデータ位置を集中させて正規分布させることが望ま
しい。従って、図12(b)の場合には、中心位置12
8からかなり離れた範囲までデータ位置の分布が広がっ
てしまっているので、安定したデータの読み書きが難し
いという問題がある。
【0026】本発明は、上記した問題を軽減もしくは無
くすためになされたものであって、温度サイクル実施後
であっても、記録トラック中のデータ位置に位置ずれが
発生しにくく、かつ、データ位置の分布も中心位置近辺
に集中するディスククランプを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の情報記録ディスク装置用ディスククランプ
は、情報記録ディスク装置の円盤形のガラス基板上の円
周方向に記録トラックが予め形成された記録ディスクを
スピンドル軸に固着させるディスククランプであって、
スピンドル軸に固定された円柱形状のハブと、ハブ上に
同心となるように配置された記録ディスクを上から挟み
込むトップクランプと、トップクランプをハブに固定す
るネジとを少なくとも有し、トップクランプ及びハブを
形成するために用いられる材料は、情報記録ディスク装
置の使用が想定される全温度領域において物性的に安定
しており、かつ、情報記録ディスク装置の使用時におけ
る記録ディスクの固定に必要な締め付け力をネジを固定
するための締め付け力から得ることができる弾性係数を
有する材料であり、さらに、トップクランプまたはハブ
の少なくとも一方の材料は、ガラス基板に近い熱膨張率
を有することを特徴とする。
【0028】また、本発明の情報記録ディスク装置用デ
ィスククランプは、トップクランプまたはハブの少なく
とも一方の主材料が、チタンであることを特徴とする。
【0029】また、本発明の情報記録ディスク装置用デ
ィスククランプは、トップクランプまたはハブのうち、
一方のみの主材料にチタンを用いた場合の他方の材料は
ステンレス鋼であることを特徴とする。
【0030】また、本発明の情報記録ディスク装置用デ
ィスククランプは、ガラス基板が複数枚である場合、ガ
ラス基板間には、該ガラス基板に近い熱膨張率を有する
セラミックで形成されたリング形状のスぺーサを挿入す
ることを特徴とする。
【0031】また、本発明の情報記録ディスク装置用デ
ィスククランプは、情報記録ディスク装置の円盤形のガ
ラス基板上の円周方向に記録トラックが予め形成された
記録ディスクをスピンドル軸に固着させるディスククラ
ンプであって、スピンドル軸に固定された円柱形状のハ
ブと、ハブ上に同心となるように配置された記録ディス
クを上から挟み込むトップクランプと、トップクランプ
をハブに固定するネジと、ハブまたはトップクランプの
少なくとも一方と記録ディスクとの接触部に挿入される
リング形状の熱ひずみ緩衝部材とを少なくとも有し、熱
ひずみ緩衝部材は、情報記録ディスク装置の使用が想定
される全温度領域において物性的に安定しており、か
つ、ガラス基板に近い熱膨張率を有する材料で形成され
ることを特徴とする。
【0032】また、本発明の情報記録ディスク装置用デ
ィスククランプは、熱ひずみ緩衝部材の主材料が、チタ
ンであることを特徴とする。
【0033】また、本発明の情報記録ディスク装置用デ
ィスククランプは、熱ひずみ緩衝部材が、鍛造または圧
延により均等に薄く延ばされたシート状のチタンをリン
グ状に打ち抜いて成形することを特徴とする。
【0034】また、本発明の情報記録ディスク装置用デ
ィスククランプは、熱ひずみ緩衝部材の厚みが、0.2
mm以下であることを特徴とする。
【0035】また、本発明の情報記録ディスク装置用デ
ィスククランプは、チタンが、α型、β型、あるいは、
α+β型の何れかであることを特徴とする。
【0036】また、本発明の情報記録ディスク装置は、
円盤形のガラス基板上の円周方向に予め記録トラックが
形成された記録ディスクと、記録ディスクを回転させる
スピンドルモータと、記録ディスクを挟み込んで前記ス
ピンドルモータのスピンドル軸に固着させるディスクク
ランプと、記録ディスクに書き込みおよび読み出しを行
うヘッド及び該ヘッドの移動装置とを備える情報記録デ
ィスク装置であって、ディスククランプが請求項1乃至
12の何れか1項に記載したディスククランプであるこ
とを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
に基づいて説明する。
【0038】図1は、本発明の第1の実施形態のディス
ククランプが設けられた磁気記録ディスク装置を示す平
面図である。
【0039】図1の磁気記録ディスク装置10は、ハウ
ジング11の中に記録ディスク17と回動型アクチュエ
ータ・アセンブリ12とボイス・コイル・モータ16と
ランプ20とを収納し内部に気密空間を形成している。
記録ディスク17は、上面と下面に各々磁気記録層が設
けられた複数の円盤状のディスクが積層されてスピンド
ル軸18に固着され、各ディスクは図示しないスピンド
ル・モータによりスピンドル軸18と共に回転される。
なお、以下の説明では、説明の簡易化のために、スピン
ドルモータのスピンドル軸18を回転するローテーショ
ナル・シャフト・タイプとして記載するが、このスピン
ドル軸を回転しないステーショナリ・シャフト・タイプ
として以下の実施形態に適用しても良い。
【0040】また、スピンドル軸18には、記録ディス
ク17を固着させるためにハブ23が取り付けられ、ハ
ブ23の上または側面に記録ディスク17が同心となる
ように配置される。記録ディスク17は、トップクラン
プ31が上に配置されて、ハブ23との間で挟み込まれ
る。トップクランプ31とハブ23は、6本のネジ22
で締め付けられることにより、記録ディスク17をスピ
ンドル軸18に固着させる。ネジ22は、記録ディスク
17の1周の角度360度を6分割するように60度毎
に配置されている。
【0041】記録ディスク17の各ディスクの上面及び
下面は各々が情報記録面として使用され、各々の面に対
して図示しない専用の磁気ヘッドが用いられる。アクチ
ュエータ・アセンブリ12は、情報記録面の数に等しい
数のサスペンション・アーム14が積層されてピボット
軸13に支持される。各サスペンション・アーム14の
先端部には各ディスクの上下の情報記録面を走査する磁
気ヘッドを備えたスライダ19が取り付けられている。
【0042】アクチュエータ・アセンブリ12は、ボイ
ス・コイル・モータ16によりピボット軸13を中心に
回動し、磁気ヘッドを備えたスライダ19を記録ディス
ク17の表面上にロードしたり、スライダ19をランプ
20にアンロードしたりする。サスペンション・アーム
14は、弾性体材料により形成されており、各アームに
取り付けられた各スライダ19が記録ディスク17中の
対応するディスクの表面に近づく方向に付勢されてい
る。記録ディスク17の回転によりスライダ19に生じ
た浮揚力とサスペンション・アーム14の弾力とのバラ
ンスがとれることにより、スライダ19は、回転中の記
録ディスク17の表面から一定の距離を維持して浮上す
る。
【0043】記録ディスク17には、同心円状に多数の
記録トラックTR1が予め設けられている。記録トラッ
クTR2は、温度サイクルによるトラック中のデータ位
置が変動する方向を参考のために示すものであり、本実
施形態でデータ位置が変動するようすを示すものではな
い。
【0044】図2は、図1のディスククランプを示す断
面図である。
【0045】図2に示した本実施形態のディスククラン
プが、図10に示した従来のディスククランプと主に異
なる点は、トップクランプ31の材質にステンレス鋼で
はなく、熱膨張率が記録ディスク17のガラス基板の熱
膨張率に近いチタン材料を用いた点である。本実施形態
のチタン材料とは、主材料にチタンを含んでいればよ
く、純チタンでなくともチタン合金であっても良い。ま
た、本実施形態のチタン材料は、例えば、ガラス基板の
熱膨張率が上記した(8〜9)×10↑−6程度の場合
の、その値に近い熱膨張率を有している材料である。チ
タンの場合には、純チタンの熱膨張率が8.4×10↑
−6程度であり、チタン合金も(8.4〜9)×10↑
−6程度であるので、ガラス基板とほぼ等しい熱膨張率
のものを選択することができる。
【0046】チタン材料は、情報記録ディスク装置(ハ
ードディスク装置)の使用が想定される全温度領域にお
いて物性的に安定した材料であり、一般的に、純チタン
を含んで添加金属が比較的少ないα型チタン合金、添加
金属が比較的多いβ型チタン合金、2相合金であるα+
β型チタン合金と3種類に分類されるが、その熱膨張率
がガラス基板の熱膨張率に近いという条件を満足してい
れば、上記した何れの合金でも本実施形態に選択するこ
とができる。
【0047】本実施形態のチタン合金は、チタン以外の
材料の組成比率(%)に応じて、熱膨張率を記録ディス
ク17の熱膨張率に近づけたり、あるいは、弾性係数
(ヤング率)を変更してより薄い材料で記録ディスク1
7を挟み込むようにすることができる。また、α型のチ
タン合金は、ガラス基板とほぼ等しい熱膨張率を有して
いることに加えて、コストが安いので、本実施形態での
使用に適している。特に、コスト的には、α型のチタン
合金の中でも純チタンが安価であり、本実施形態での使
用に適している。
【0048】また、例えば、15−3−3−3タイプの
ようなβ型のチタン合金を用いる場合には、α型と異な
り異方性が無くなって、原材料の圧延方向とそれに対す
る直角方向とで線膨張率の違いが無くなるため、各ディ
スククランプ毎の膨張率がばらつく量を減少させること
ができる。本発明者の実験では、特に低温側でのPES
変化量が減少することが確認されている。
【0049】また、α+β型のチタン合金を用いる場合
には、物理特性、価格がα型のチタン合金とほぼ同等で
あるため、同様な効果が期待できる。
【0050】ところで、チタン材料の場合は、ステンレ
ス鋼に比べて弾性係数の点では何れの合金もやや劣って
いる。そのため、記録ディスク17を締め付ける力を伝
達する上では、同じ力を伝達するためにより多くの厚み
が必要になってしまう。例えば、記録ディスク17が高
速回転される時には、連結部分31cの厚みL11を、
図10に示した連結部分21cの厚みL1よりも、記録
ディスク17の固定に必要となる分だけ余分に確保する
必要がある。このように連結部分31cの厚みL11を
増加させることにより、ステンレス鋼と同様にチタン材
料を記録ディスク17の固定用として使用することがで
きる。
【0051】本実施形態のトップクランプ31は、上記
したようにチタン材料を用いており、そのチタン材料の
熱膨張率はガラス基板の熱膨張率に近いことから、温度
サイクルを実施する際に、円周部31bと、記録ディス
ク17(A)のクランプ部17aとの熱膨張による延び
縮み寸法が近くなる。言い換えれば、円周部31bとク
ランプ部17aとが接触した位置がずれないままで伸び
縮みするようになるので、温度上昇後の室温に戻った場
合に元の接触位置に戻りやすくなる。従って、ネジ22
から距離に影響されて温度サイクル後に元の接触位置に
戻りやすいデータ位置の場所と、戻りにくいデータ位置
の場所が発生しなくなり、どの場所のデータ位置も均等
に元の接触位置に戻るようになる。
【0052】上記を確認するために本発明者が行った実
験によれば、図3に示されるように、α型のチタン合金
はステンレス鋼よりも温度サイクル後のPESの相対値
の変化量が少なく、β型のチタン合金はα型のチタン合
金よりもさらにPESの相対値の変化量が少ないことが
確認された。
【0053】ここで、熱膨張率がガラス基板の熱膨張率
に近い他の材料についても説明する。常温から少なくと
も摂氏60度程度までの間で物性的に安定しており、記
録ディスク17を締め付ける力を伝達できるだけの弾性
係数(ヤング率)を有し、かつ、熱膨張率がガラス基板
の熱膨張率に近いもの、という条件に合致する他の金属
あるいは合金は見あたらない。多くの合金は、例えば、
熱膨張率を適合させると、弾性係数が不足して塑性変形
してしまったり、逆に、弾性係数を適合させると熱膨張
率が大きすぎたりする。また、一般的に金属材料は、金
あるいはチタンを除くと、酸化等の化学変化等を含む物
性変化を起こしやすい。従って、現在知られている金属
合金の中では、チタン以外の材料は本実施形態の使用に
適していないと考えられる。また、スペーサ24のよう
なセラミック材料は、熱膨張率は記録ディスク17に近
くでき、物性的にも安定しているが、弾性限界が低いの
で、ネジが締め付ける力を記録ディスク17の締め付け
力として伝達しようとすると壊れてしまう。従って、セ
ラミック材料も、本実施形態の使用に適していないと考
えられる。
【0054】このように、本実施形態のディスククラン
プでは、トップクランプにガラス基板の熱膨張率に近い
チタン材料を用いたので、温度サイクルを実施した後で
も、記録ディスク17(A)のクランプ部17a側の記
録トラック中のデータ位置にずれが発生しにくくでき、
かつ、データ位置の分布を中心位置近辺に集中させるこ
とができる。また、データ位置の分布を中心位置近辺に
集中させるようにできることから、ヘッドを急激に移動
させることが無くなり、データの読み書きに失敗する可
能性が無くなって、ヘッドで安定した読み書きを行うこ
とができるようになる。
【0055】図4は、本発明の第2の実施形態のディス
ククランプを示す断面図である。
【0056】図4に示した本実施形態のディスククラン
プが、図2に示した第1の実施形態のディスククランプ
と主に異なる点は、ハブ41の材質にステンレス鋼では
なく、熱膨張率が記録ディスク17のガラス基板の熱膨
張率に近いチタン材料を用い、トップクランプには、図
10に示した従来のステンレス鋼製のトップクランプ2
1を用いた点である。なお、本実施形態で用いるチタン
材料も、第1の実施形態のチタン材料と同様なものであ
る。
【0057】また、チタン材料は、ステンレス鋼に比べ
て弾性係数の点ではやや劣っているという問題が発生す
るが、第1の実施形態と同様に、ハブ41の連結部分4
1cの厚みL21を、図10に示した連結部分23cの
厚みL2よりも、記録ディスク17の固定に必要となる
分だけ余分に確保することにより、ステンレス鋼と同様
に記録ディスク17の固定用として使用することができ
る。
【0058】ここで、本実施形態のハブ41は、第1の
実施形態と同様に熱膨張率がガラス基板の熱膨張率に近
いチタン材料を用いていることから、円周部41bとク
ランプ部17bとが温度上昇後の室温に戻った場合に元
の接触位置に戻りやすくなる。従って、ネジ22から距
離に影響されて温度サイクル後に元の接触位置に戻りや
すいデータ位置の場所と、戻りにくいデータ位置の場所
が発生しなくなり、どの場所のデータ位置も均等に元の
接触位置に戻るようになる。
【0059】このように、本実施形態のディスククラン
プでは、ハブにガラス基板と熱膨張率が近いチタン材料
を用いたので、温度サイクルを実施した後でも、記録デ
ィスク17(C)のクランプ部17b側の記録トラック
中のデータ位置にずれが発生しにくくでき、かつ、デー
タ位置の分布を中心位置近辺に集中させることができ
る。また、データ位置の分布を中心位置近辺に集中させ
るようにできることから、ヘッドを急激に移動させるこ
とが無くなり、データの読み書きに失敗する可能性が無
くなって、ヘッドで安定した読み書きを行うことができ
るようになる。
【0060】図5は、本発明の第3の実施形態のディス
ククランプを示す断面図である。
【0061】図5に示した本実施形態のディスククラン
プが、図4に示した第2の実施形態のディスククランプ
と主に異なる点は、トップクランプ31とハブ41の双
方に材質にステンレス鋼ではなく、熱膨張率が記録ディ
スク17のガラス基板の熱膨張率に近いチタン材料を用
いた点である。なお、本実施形態で用いるチタン材料
も、第1および第2の実施形態のチタン材料と同様なも
のである。
【0062】また、チタン材料は、ステンレス鋼に比べ
て弾性係数の点ではやや劣っているという問題について
は、上記した第1および第2の実施形態と同様に厚みを
余分に確保することで解決できる。
【0063】また、本実施形態のトップクランプ31お
よびハブ41は、第1および第2の実施形態と同様に温
度上昇後の室温に戻った場合に元の接触位置に戻りやす
くなり、ネジ22から距離に影響されて温度サイクル後
に元の接触位置に戻りやすいデータ位置の場所と、戻り
にくいデータ位置の場所が発生しなくなり、どの場所の
データ位置も均等に元の接触位置に戻るようになる。
【0064】このように、本実施形態のディスククラン
プでは、トップクランプおよびハブの双方にガラス基板
の熱膨張率に近いチタン材料を用いたので、温度サイク
ルを実施した後でも、記録ディスク17(A)のクラン
プ部17a側、および、記録ディスク17(C)のクラ
ンプ部17b側の記録トラック中のデータ位置のずれを
より発生しにくくでき、かつ、データ位置の分布を中心
位置近辺に集中させることができる。また、データ位置
の分布を中心位置近辺に集中させるようにできることか
ら、ヘッドを急激に移動させることが無くなり、データ
の読み書きに失敗する可能性が無くなって、ヘッドで安
定した読み書きを行うことができるようになる。
【0065】上記した各実施形態では、トップクランプ
およびハブの少なくとも一方にガラス基板の熱膨張率に
近いチタン材料を用いたので、記録トラック中のデータ
位置のずれをより発生しにくくでき、かつ、データ位置
の分布を中心位置近辺に集中させることができたが、チ
タン材料の弾性係数がステンレス鋼よりも劣ることか
ら、記録ディスク17が高速回転される時の締め付け力
を確保するために、記録ディスクの積層方向にトップク
ランプおよびハブの少なくとも一方の厚みを増加させる
必要があった。そのため、上記した各実施形態では近年
の薄型化の要望には応えられなかった。
【0066】そこで、以下には、上記した記録トラック
中のデータ位置のずれをより発生しにくくでき、かつ、
データ位置の分布を中心位置近辺に集中させることがで
きるという効果を維持したままで、なおかつ、薄型化の
要望に応えられる実施形態について説明する。
【0067】図6は、本発明の第4の実施形態のディス
ククランプを示す断面図である。
【0068】図6に示した本実施形態のディスククラン
プが、図10に示した従来のディスククランプと主に異
なる点は、トップクランプ21の円周部21bと、記録
ディスク17(A)のクランプ部17aとの間に、熱膨
張率が記録ディスク17のガラス基板の熱膨張率に近い
チタン材料を用いて、リング形状の熱ひずみ緩衝部材で
あるクランプリング51を挿入した点である。この場合
の熱ひずみは、上記したようにディスククランプに用い
られるステンレス鋼とガラス基板の熱膨張率の違いによ
り、温度サイクル実施後のガラス基板上に配置されたデ
ータの位置が、温度サイクル前の位置に戻りきらない位
置にとどまることから、ガラス基板に発生するひずみで
ある。言い換えれば、ガラス基板上のデータ位置が温度
サイクル前の元の位置に戻ろうとする力が、ステンレス
鋼によりクランプされるガラス基板上の位置が熱膨張に
よりずれているために元の位置に戻れずに残ってしまう
ことから発生するひずみとなる。また、緩衝部材は、ガ
ラス基板とディスククランプのステンレス鋼との接触面
に、ガラス基板と熱膨張率が近い材質により作成され、
上記した熱ひずみを熱膨張率を近づけることにより緩衝
する部材となる。なお、本実施形態で用いるチタン材料
も、第1〜第3の実施形態のチタン材料と同様なもので
ある。
【0069】また、クランプリング51の厚みとして
は、本発明者の実験によれば、0.1mm程度のもの
で、後述する図7に示したような充分な効果が得られた
ので、ディスククランプの厚みの増加量としては、無視
できるレベルとなる。従って、クランプリング51の厚
みとしては、チタンの材質の変更やばらつきを考慮して
も0.2mm以下で充分と考えられる。
【0070】図7(a)は、ネジ22が6本の場合の本
実施形態のディスククランプで、温度サイクル実施後の
1トラック幅内の記録トラックのデータ位置を、図12
(a)と同様に1周分記録した図である。また、図7
(b)は、図7(a)の1周分の記録トラックのデータ
位置がトラック幅内で分布する状況を示した分布図であ
る。なお、図7(a)、(b)でも、図12と同様に1
トラック幅を256分割しているため、記録トラックの
中心は図中の128の位置である。
【0071】図7(a)に示したように、温度サイクル
を実施した後の1周の記録トラックの各データ位置に
は、図12(a)に見られたようなP1〜P6の6個の
ピークが発生していない。従って、温度サイクルを実施
後の記録トラックのデータ位置にピークP1〜P6が発
生する問題が無くなっていることがわかる。
【0072】また、図7(b)に示したように、図7
(a)のクランプリングを用いた場合には、従来の図1
2(b)では256分割した1トラック中のデータ位置
の分布が広がる範囲の幅を相対値で100としていたも
のが、相対値で30の範囲に減っており、また、記録ト
ラック内のトラックの中心である128の位置を大きく
外れて分布するものがなくなっている。
【0073】図12に示した従来のディスククランプの
各値と比較した場合、図7(b)の相対的な標準偏差σ
は約0.45、RROは約0.31となった。従って、
PESの値が相対値で1から0.31に減少したことに
より記録トラック中のデータ位置のずれが減少している
ことが確認され、発生標準偏差の値が相対値で1.0か
ら0.45に減少したことからデータ位置の分布が中心
位置付近に集中していることが確認された。
【0074】図7(a)(b)により、本実施形態のト
ップクランプ21は、クランプリング51が挿入された
ことにより、第1の実施形態と同様に温度上昇後の室温
に戻った場合にどの場所のデータ位置も均等に元の接触
位置に戻りやすくなっており、ネジ22から距離に影響
されて温度サイクル後に元の接触位置に戻りやすいデー
タ位置の場所と、戻りにくいデータ位置の場所が発生し
なくなっていると判断できる。
【0075】このように、本実施形態のディスククラン
プでは、トップクランプ21と、記録ディスク17
(A)のクランプ部17aとの間に、熱膨張率が記録デ
ィスクのガラス基板の熱膨張率に近いチタン材料のクラ
ンプリング51を挿入したので、温度サイクルを実施し
た後でも、記録ディスク17(A)のクランプ部17a
側の記録トラック中のデータ位置のずれをより発生しに
くくでき、かつ、データ位置の分布を中心位置近辺に集
中させることができる。また、データ位置の分布を中心
位置近辺に集中させるようにできることから、ヘッドを
急激に移動させることが無くなり、データの読み書きに
失敗する可能性が無くなって、ヘッドで安定した読み書
きを行うことができるようになる。また、上記の効果を
得るために、ディスククランプの厚みを増加させる必要
も無くなる。
【0076】図8は、本発明の第5の実施形態のディス
ククランプを示す断面図である。
【0077】図8に示した本実施形態のディスククラン
プが、図6に示した第4の実施形態のディスククランプ
と主に異なる点は、クランプリング61の挿入される場
所がトップクランプ21と記録ディスク17(A)との
間ではなく、ハブ23の円周部23bと記録ディスク1
7(C)のクランプ部17bとの間になっている点であ
る。なお、本実施形態で用いるチタン材料も、第1〜4
の実施形態のチタン材料と同様なものである。
【0078】また、クランプリング61の厚みとして
は、第4の実施形態と同様に、例えば、0.1mm程度
のものでよいので、ディスククランプの厚みの増加量と
しては、無視できるレベルである。
【0079】このように、本実施形態のディスククラン
プでは、ハブ23の円周部23bと、記録ディスク
(C)のクランプ部17bとの間に、熱膨張率が記録デ
ィスクのガラス基板の熱膨張率に近いチタン材料のクラ
ンプリング61を挿入したので、温度サイクルを実施し
た後でも、記録ディスク17(C)のクランプ部17b
側の記録トラック中のデータ位置のずれをより発生しに
くくでき、かつ、データ位置の分布を中心位置近辺に集
中させることができる。また、データ位置の分布を中心
位置近辺に集中させるようにできることから、ヘッドを
急激に移動させることが無くなり、データの読み書きに
失敗する可能性が無くなって、ヘッドで安定した読み書
きを行うことができるようになる。また、上記の効果を
得るために、ディスククランプの厚みを増加させる必要
も無くなる。
【0080】図9は、本発明の第6の実施形態のディス
ククランプを示す断面図である。
【0081】図9に示した本実施形態のディスククラン
プが、図6に示した第4の実施形態のディスククランプ
と主に異なる点は、トップクランプ21と記録ディスク
17(A)との間にクランプリング51を挿入するのみ
でなく、ハブ23の円周部23bと記録ディスク17
(C)のクランプ部17bとの間にもクランプリング6
1を挿入した点である。なお、本実施形態で用いるチタ
ン材料も、第1〜第5の実施形態のチタン材料と同様な
ものである。
【0082】また、クランプリング51および61の厚
みとしては、第4及び第5の実施形態と同様に、例え
ば、0.1mm程度のものでよいので、ディスククラン
プの厚みの増加量としては、無視できるレベルである。
【0083】このように、本実施形態のディスククラン
プでは、トップクランプ21と、記録ディスク17
(A)のクランプ部17aとの間に、熱膨張率が記録デ
ィスクのガラス基板の熱膨張率に近いチタン材料のクラ
ンプリング51を挿入し、さらに、ハブ23の円周部2
3bと、記録ディスク(C)のクランプ部17bとの間
に、熱膨張率が記録ディスクのガラス基板の熱膨張率に
近いチタン材料のクランプリング61を挿入したので、
温度サイクルを実施した後でも、記録ディスク17
(A)のクランプ部17a側、および、記録ディスク1
7(C)のクランプ部17b側の記録トラック中のデー
タ位置のずれをより発生しにくくでき、かつ、データ位
置の分布を中心位置近辺に集中させることができる。ま
た、データ位置の分布を中心位置近辺に集中させるよう
にできることから、ヘッドを急激に移動させることが無
くなり、データの読み書きに失敗する可能性が無くなっ
て、ヘッドで安定した読み書きを行うことができるよう
になる。また、上記の効果を得るために、ディスククラ
ンプの厚みを増加させる必要も無くなる。
【0084】なお、上記した各実施形態では、記録ディ
スクの枚数が3枚の場合について説明したが、本発明は
これに限るものではなく、記録ディスクの枚数が1枚以
上のあらゆる場合に適用することができる。
【0085】また、上記した各実施形態では、ネジの数
が6本の場合について説明したが、本発明はこれに限る
ものではなく、ネジの数が1本以上のあらゆる場合に適
用することができる。
【0086】また、上記した各実施形態のトップクラン
プおよびハブの形状は、簡略化して示しており、より複
雑な形状のものについても本発明を適用できることは言
うまでもないことである。
【0087】なお、上記した各実施形態の図では、ハブ
およびトップクランプを簡略化して記載しているが、例
えば、連結部31c、41c等の形状を記録ディスク1
7に向けて傘上に開くように形成して、締め付け力の伝
達効率を向上させるようにしたものに対しても本発明は
適用することができる。
【0088】
【発明の効果】上記のように本発明の情報記録ディスク
装置用ディスククランプのトップクランプにガラス基板
の熱膨張率に近いチタン材料を用いる場合には、温度サ
イクルを実施した後でも、記録ディスクのトップクラン
プと接する側の記録トラック中における、データ位置に
ずれを発生しにくくでき、かつ、データ位置の分布を中
心位置近辺に集中させることができる。
【0089】また、ハブにガラス基板と熱膨張率が近い
チタン材料を用いる場合には、温度サイクルを実施した
後でも、記録ディスクのハブと接する側の記録トラック
中における、データ位置にずれを発生しにくくでき、か
つ、データ位置の分布を中心位置近辺に集中させるよう
にできる。
【0090】また、トップクランプおよびハブの双方に
ガラス基板の熱膨張率に近いチタン材料を用いる場合に
は、温度サイクルを実施した後でも、記録ディスクのト
ップクランプと接する側および記録ディスクのハブと接
する側の記録トラック中における、データ位置のずれを
より発生しにくくでき、かつ、データ位置の分布を中心
位置近辺に集中させるようにできる。
【0091】また、トップクランプと記録ディスクのト
ップクランプ側との間に、熱膨張率が記録ディスクのガ
ラス基板の熱膨張率に近いチタン材料のクランプリング
を挿入する場合には、温度サイクルを実施した後でも、
記録ディスクのトップクランプ側の記録トラック中にお
ける、データ位置のずれをより発生しにくくでき、か
つ、データ位置の分布を中心位置近辺に集中させること
ができる。
【0092】また、クランプリングは0.1mm程度の
非常に薄いものでも効果があることから、本発明の効果
を得るために、情報記録ディスク装置を大型化させる必
要が無くなる。
【0093】また、ハブと記録ディスクのハブ側との間
に熱膨張率が記録ディスクのガラス基板の熱膨張率に近
いチタン材料のクランプリングを挿入する場合には、温
度サイクルを実施した後でも、記録ディスクのハブ側の
記録トラック中における、データ位置のずれをより発生
しにくくでき、かつ、データ位置の分布を中心位置近辺
に集中させることができる。
【0094】また、トップクランプと記録ディスクのト
ップクランプ側との間に加え、さらに、ハブと記録ディ
スクのハブ側との間にも熱膨張率が記録ディスクのガラ
ス基板の熱膨張率に近いチタン材料のクランプリングを
挿入する場合、温度サイクルを実施した後でも、記録デ
ィスクのトップクランプ側および記録ディスクのハブ側
の記録トラック中における、データ位置のずれを発生し
にくくでき、かつ、データ位置の分布を中心位置近辺に
集中させることができる。
【0095】また、データ位置の分布を中心位置近辺に
集中させるようにできることから、ヘッドを急激に移動
させることが無くなり、データの読み書きに失敗する可
能性が無くなって、ヘッドで安定した読み書きを行うこ
とができるようになる。
【0096】また、α型のチタン合金を本発明のディス
ククランプに使用する場合には、コストを下げることが
できる。特に、純チタンを用いる場合には安価になる。
【0097】また、β型のチタン合金を用いる場合に
は、各ディスククランプ毎に膨張率がばらつく量を減少
させることができる。
【0098】また、α+β型のチタン合金を用いる場合
には、素材のコストおよび物理特性がα型のチタン合金
に近いことから、α型のチタン合金と同様な効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のディスククランプ
が設けられた磁気記録ディスク装置を示す平面図であ
る。
【図2】 図1のディスククランプを示す断面図であ
る。
【図3】 図1のディスククランプのPES値の実験結
果を示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態のディスククランプ
を示す断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施形態のディスククランプ
を示す断面図である。
【図6】 本発明の第4の実施形態のディスククランプ
を示す断面図である。
【図7】 (a)はネジが6本の場合の本実施形態のデ
ィスククランプで温度サイクル実施後の記録トラックの
データ位置を1周分記録した図であり、(b)は(a)
の1周分の記録トラックのデータ位置がトラック幅内で
分布する状況を示した分布図である。
【図8】 本発明の第5の実施形態のディスククランプ
を示す断面図である。
【図9】 本発明の第6の実施形態のディスククランプ
を示す断面図である。
【図10】 3枚のガラス基板を用いた記録ディスクを
保持するタイプの従来のディスククランプの構造を示す
断面図である。
【図11】 図10の記録ディスクを固定するためのネ
ジによる締め付け力がディスククランプ内を円周部まで
伝達される様子を示す図である。
【図12】 (a)はネジが6本の場合の温度サイクル
試験を実施後の記録トラックのデータ位置の変動を1周
分記録した図であり、(b)は(a)の1周分の記録ト
ラックのデータ位置がトラック幅内で分布する状況を示
した分布図である。
【符号の説明】
10 磁気記録ディスク装置、 11 ハウジング、
12 アクチュエータ・アセンブリ、 13 ピボット
軸、 14 サスペンション・アーム、 15持上げ突
起、 16 ボイス・コイル・モータ、 17(A)、
17(B)、17(C) 記録ディスク、 17a、1
7b クランプ部、 18 スピンドル軸、 20 ラ
ンプ、 21、31 トップクランプ、 21a ネジ
止め部、 21b、23b、31b、41b 円周部、
21c、23c、31c、41c 連結部、 22
ネジ、 23、41 ハブ、 23a 円筒部、 24
スペーサ、 25 スピンドルモータ、 L1、L2、
L11、L21 厚み、 FC1、FC2 締め付け
力、 M1、M2 伝達力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 辰雄 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 竹内 晃一 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録ディスク装置の円盤形のガラス
    基板上の円周方向に記録トラックが予め形成された記録
    ディスクをスピンドル軸に固着させるディスククランプ
    であって、 スピンドル軸に固定された円柱形状のハブと、前記ハブ
    上に同心となるように配置された記録ディスクを上から
    挟み込むトップクランプと、前記トップクランプを前記
    ハブに固定するネジとを少なくとも有し、 前記トップクランプ及び前記ハブを形成するために用い
    られる材料は、情報記録ディスク装置の使用が想定され
    る全温度領域において物性的に安定しており、かつ、情
    報記録ディスク装置の使用時における前記記録ディスク
    の固定に必要な締め付け力を前記ネジを固定するための
    締め付け力から得ることができる弾性係数を有する材料
    であり、さらに、前記トップクランプまたは前記ハブの
    少なくとも一方の材料は、前記ガラス基板に近い熱膨張
    率を有することを特徴とする情報記録ディスク装置用デ
    ィスククランプ。
  2. 【請求項2】 前記トップクランプまたは前記ハブの少
    なくとも一方の主材料は、チタンであることを特徴とす
    る請求項1に記載した情報記録ディスク装置用ディスク
    クランプ。
  3. 【請求項3】 前記トップクランプまたは前記ハブのう
    ち、一方のみの主材料にチタンを用いた場合の他方の材
    料はステンレス鋼であることを特徴とする請求項2に記
    載した情報記録ディスク装置用ディスククランプ。
  4. 【請求項4】 前記ガラス基板が複数枚である場合、前
    記ガラス基板間には、該ガラス基板に近い熱膨張率を有
    するセラミックで形成されたリング形状のスぺーサを挿
    入することを特徴とする請求項1に記載した情報記録デ
    ィスク装置用ディスククランプ。
  5. 【請求項5】 情報記録ディスク装置の円盤形のガラス
    基板上の円周方向に記録トラックが予め形成された記録
    ディスクをスピンドル軸に固着させるディスククランプ
    であって、 スピンドル軸に固定された円柱形状のハブと、前記ハブ
    上に同心となるように配置された記録ディスクを上から
    挟み込むトップクランプと、前記トップクランプを前記
    ハブに固定するネジと、前記ハブまたは前記トップクラ
    ンプの少なくとも一方と前記記録ディスクとの接触部に
    挿入されるリング形状の熱ひずみ緩衝部材とを少なくと
    も有し、 該熱ひずみ緩衝部材は、情報記録ディスク装置の使用が
    想定される全温度領域において物性的に安定しており、
    かつ、前記ガラス基板に近い熱膨張率を有する材料で形
    成されることを特徴とする情報記録ディスク装置用ディ
    スククランプ。
  6. 【請求項6】 前記熱ひずみ緩衝部材の主材料は、チタ
    ンであることを特徴とする請求項5に記載した情報記録
    ディスク装置用ディスククランプ。
  7. 【請求項7】 前記熱ひずみ緩衝部材は、鍛造または圧
    延により均等に薄く延ばされたシート状のチタンをリン
    グ状に打ち抜いて成形することを特徴とする請求項6に
    記載した情報記録ディスク装置用ディスククランプ。
  8. 【請求項8】 前記熱ひずみ緩衝部材の厚みは、0.2
    mm以下であることを特徴とする請求項5に記載した情
    報記録ディスク装置用ディスククランプ。
  9. 【請求項9】 前記ガラス基板が複数枚である場合、前
    記ガラス基板間には、該ガラス基板に近い熱膨張率を有
    するセラミックで形成されたリング形状のスぺーサを挿
    入することを特徴とする請求項5に記載した情報記録デ
    ィスク装置用ディスククランプ。
  10. 【請求項10】 前記チタンは、α型であることを特徴
    とする請求項5に記載した情報記録ディスク装置用ディ
    スククランプ。
  11. 【請求項11】 前記チタンは、β型であることを特徴
    とする請求項5に記載した情報記録ディスク装置用ディ
    スククランプ。
  12. 【請求項12】 前記チタンは、α+β型であることを
    特徴とする請求項5に記載した情報記録ディスク装置用
    ディスククランプ。
  13. 【請求項13】 円盤形のガラス基板上の円周方向に予
    め記録トラックが形成された記録ディスクと、該記録デ
    ィスクを回転させるスピンドルモータと、前記記録ディ
    スクを挟み込んで前記スピンドルモータのスピンドル軸
    に固着させるディスククランプと、前記記録ディスクに
    書き込みおよび読み出しを行うヘッド及び該ヘッドの移
    動装置とを備える情報記録ディスク装置であって、 前記ディスククランプが請求項1乃至12の何れか1項
    に記載したディスククランプであることを特徴とする情
    報記録ディスク装置。
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