JPH11343169A - 導電性セラミックス - Google Patents
導電性セラミックスInfo
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- JPH11343169A JPH11343169A JP10150445A JP15044598A JPH11343169A JP H11343169 A JPH11343169 A JP H11343169A JP 10150445 A JP10150445 A JP 10150445A JP 15044598 A JP15044598 A JP 15044598A JP H11343169 A JPH11343169 A JP H11343169A
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- Japan
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- ceramics
- volume resistivity
- iron oxide
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/01—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
- C04B35/16—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on silicates other than clay
- C04B35/20—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on silicates other than clay rich in magnesium oxide, e.g. forsterite
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/73—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
- G11B5/739—Magnetic recording media substrates
- G11B5/73911—Inorganic substrates
- G11B5/73921—Glass or ceramic substrates
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B1/00—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
- H01B1/06—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances
- H01B1/08—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances oxides
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Abstract
(57)【要約】
【課題】構造部品材料としての強度を維持した状態で導
電性を有するセラミックスを得る。 【解決手段】80〜93重量%のMgOとSiO2 の複
合酸化物と、20〜7重量%の酸化鉄(FeO、Fe2
O3 、Fe3 O4 )を含んで成り、その体積固有抵抗値
が107 Ω・cm〜1011Ω・cmの導電性セラミック
スとする。
電性を有するセラミックスを得る。 【解決手段】80〜93重量%のMgOとSiO2 の複
合酸化物と、20〜7重量%の酸化鉄(FeO、Fe2
O3 、Fe3 O4 )を含んで成り、その体積固有抵抗値
が107 Ω・cm〜1011Ω・cmの導電性セラミック
スとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性セラミック
スとして用いられ、静電気除去用部品や、静電気による
過電流防止用工具・治具・保治具、セラミックスヒ−タ
−、セラミックスセンサ、抵抗用基板等に使用される導
電性セラミックスに関するものである。
スとして用いられ、静電気除去用部品や、静電気による
過電流防止用工具・治具・保治具、セラミックスヒ−タ
−、セラミックスセンサ、抵抗用基板等に使用される導
電性セラミックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、導電性セラミックスとして用いら
れるセラミックスとしては、炭化珪素質セラミックスや
ランタンクロマイト等のペロブスカイト系セラミックス
があり、セラミックスヒ−タ−やセラミックスセンサ−
等に使用されている。
れるセラミックスとしては、炭化珪素質セラミックスや
ランタンクロマイト等のペロブスカイト系セラミックス
があり、セラミックスヒ−タ−やセラミックスセンサ−
等に使用されている。
【0003】また、その他に構造部品材料用セラミック
スに導電性をもった金属酸化物、金属窒化物、金属炭化
物等を添加した導電性セラミックスも開発されており、
例えば、導電付与材としてTiO2 、TiC、NiO、
CoO等を添加して還元雰囲気下で焼成したアルミナ質
やジルコニア質等の導電性セラミックスが知られている
(特開平2−295009号、特開平1−243388
号公報参照)。
スに導電性をもった金属酸化物、金属窒化物、金属炭化
物等を添加した導電性セラミックスも開発されており、
例えば、導電付与材としてTiO2 、TiC、NiO、
CoO等を添加して還元雰囲気下で焼成したアルミナ質
やジルコニア質等の導電性セラミックスが知られている
(特開平2−295009号、特開平1−243388
号公報参照)。
【0004】ところが、上記炭化珪素質セラミックスは
難焼結体であるために非酸化性雰囲気でかつ2000℃
以上の温度で焼成しなければならず、また、ホットプレ
スを行う必要があることから生産性が悪くコストが高く
なるという問題点があった。
難焼結体であるために非酸化性雰囲気でかつ2000℃
以上の温度で焼成しなければならず、また、ホットプレ
スを行う必要があることから生産性が悪くコストが高く
なるという問題点があった。
【0005】又、ランタンクロマイト系ペロブスカイト
セラミックスについては、酸化雰囲気で焼成可能ではあ
るが原料単価が高くなる問題点があり、また導電付与材
としてNiO、CoO等を添加したアルミナ質やジルコ
ニア質の導電性セラミックスでは、ホットプレスでの焼
成、或いは酸化雰囲気での焼成後、再度還元雰囲気での
焼成を行う必要が有り、いづれの焼成方法においても、
生産性と管理の困難性及びコストが高くなる問題点があ
った。
セラミックスについては、酸化雰囲気で焼成可能ではあ
るが原料単価が高くなる問題点があり、また導電付与材
としてNiO、CoO等を添加したアルミナ質やジルコ
ニア質の導電性セラミックスでは、ホットプレスでの焼
成、或いは酸化雰囲気での焼成後、再度還元雰囲気での
焼成を行う必要が有り、いづれの焼成方法においても、
生産性と管理の困難性及びコストが高くなる問題点があ
った。
【0006】一方、導電性材料として使用する場合、特
に、静電気除去及び静電気による過電流防止用工具・治
具・保治具に用いられる材料としては近年107 Ω・c
m〜1011Ω・cmの体積固有抵抗が要求されている。
このような導電性セラミックスとしては、導電付与材と
してTiO2 やTiCを添加したアルミナ質の導電性セ
ラミックスがあるが、非酸化性雰囲気で焼成を行う必要
が有り、生産性と管理の困難性及びコストが高くなる問
題点があった。
に、静電気除去及び静電気による過電流防止用工具・治
具・保治具に用いられる材料としては近年107 Ω・c
m〜1011Ω・cmの体積固有抵抗が要求されている。
このような導電性セラミックスとしては、導電付与材と
してTiO2 やTiCを添加したアルミナ質の導電性セ
ラミックスがあるが、非酸化性雰囲気で焼成を行う必要
が有り、生産性と管理の困難性及びコストが高くなる問
題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑
み、体積固有抵抗が107 〜1011Ω・cm、且つ曲げ
強度が100MPa以上の導電性セラミックを得る為、
80〜93重量%のMgOとSiO2 の複合酸化物と、
20〜7重量%の酸化鉄から成る導電性セラミックスで
あることを特徴とする。
み、体積固有抵抗が107 〜1011Ω・cm、且つ曲げ
強度が100MPa以上の導電性セラミックを得る為、
80〜93重量%のMgOとSiO2 の複合酸化物と、
20〜7重量%の酸化鉄から成る導電性セラミックスで
あることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を説明す
る。
る。
【0009】本発明に係わる導電性セラミックスは、M
gOとSiO2 の複合酸化物を主体とし、導電性付与剤
として酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3 O4 )を含
んでなり、体積固有抵抗値が107 〜1011Ω・cmの
導電性を有するものである。
gOとSiO2 の複合酸化物を主体とし、導電性付与剤
として酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3 O4 )を含
んでなり、体積固有抵抗値が107 〜1011Ω・cmの
導電性を有するものである。
【0010】ここで、主体をなすMgOとSiO2 の複
合酸化物とは、最終焼結体において主にMg2 SiO4
(フォルステライト)のことであり、他にMgSiO3
(エンスタタイト)を含んでいても良い。通常、Mg2
SiO4 のみからなるセラミックスは150MPa程度
の曲げ強度をもった絶縁材料であるが、本件発明者はこ
のセラミックスに酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3
O4 )を含有させることで導電性が得られることを見出
し、その体積固有抵抗値を107 Ω・cm〜1011Ω・
cmとしたものである。
合酸化物とは、最終焼結体において主にMg2 SiO4
(フォルステライト)のことであり、他にMgSiO3
(エンスタタイト)を含んでいても良い。通常、Mg2
SiO4 のみからなるセラミックスは150MPa程度
の曲げ強度をもった絶縁材料であるが、本件発明者はこ
のセラミックスに酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3
O4 )を含有させることで導電性が得られることを見出
し、その体積固有抵抗値を107 Ω・cm〜1011Ω・
cmとしたものである。
【0011】導電付与材の酸化鉄(FeO、Fe
2 O3 、Fe3 O4 )は室温に於いて、その結晶構造が
FeO、Fe3 O4 であれば10-2Ω・cm程度の抵抗
値を有することから、これらの添加量を適宜調整するこ
とで107 〜1011Ω・cmの体積固有抵抗値をもった
導電性セラミックスとすることが出来る。
2 O3 、Fe3 O4 )は室温に於いて、その結晶構造が
FeO、Fe3 O4 であれば10-2Ω・cm程度の抵抗
値を有することから、これらの添加量を適宜調整するこ
とで107 〜1011Ω・cmの体積固有抵抗値をもった
導電性セラミックスとすることが出来る。
【0012】この効果によって帯電する静電気を速やか
に逃して除去することができるため、本発明の導電性セ
ラミックスは、静電気を除去し帯電を防止するための除
電部材、あるいは静電気除去部材として好適に使用する
ことができる。具体的には、静電気による過電流防止用
工具・治具・保治具などとし用いることができ、その他
に、セラミックスヒ−タ−、セラミックスセンサ、抵抗
用基板等に使用することが出来る。
に逃して除去することができるため、本発明の導電性セ
ラミックスは、静電気を除去し帯電を防止するための除
電部材、あるいは静電気除去部材として好適に使用する
ことができる。具体的には、静電気による過電流防止用
工具・治具・保治具などとし用いることができ、その他
に、セラミックスヒ−タ−、セラミックスセンサ、抵抗
用基板等に使用することが出来る。
【0013】但し、導電性を得る為に酸化鉄(FeO、
Fe2 O3 、Fe3 O4 )の含有量が多くなると曲げ強
度の機械的特性が大幅に低下して、上記用途に使用する
と破損する恐れがあり構造部品材料としては使用し難
い。その為、上記導電性セラミックスの曲げ強度は10
0MPa以上有することが必要である。
Fe2 O3 、Fe3 O4 )の含有量が多くなると曲げ強
度の機械的特性が大幅に低下して、上記用途に使用する
と破損する恐れがあり構造部品材料としては使用し難
い。その為、上記導電性セラミックスの曲げ強度は10
0MPa以上有することが必要である。
【0014】ところで、このような本発明の導電性セラ
ミックスを得るには、MgOとSiO2 の複合酸化物と
してMg2 SiO4 やMgSiO3 を用意すると共に、
導電付与材として酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3
O4 )を用意する。そして、上記Mg2 SiO4 やMg
SiO3 から成る複合酸化物を80〜93重量%に対
し、酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3 O4 )を20
〜7重量%の範囲で添加する。
ミックスを得るには、MgOとSiO2 の複合酸化物と
してMg2 SiO4 やMgSiO3 を用意すると共に、
導電付与材として酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3
O4 )を用意する。そして、上記Mg2 SiO4 やMg
SiO3 から成る複合酸化物を80〜93重量%に対
し、酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3 O4 )を20
〜7重量%の範囲で添加する。
【0015】ここで、導電材付与材の添加量を上述のよ
うに限定する理由は、酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、F
e3 O4 )が7重量%未満であると酸化鉄(FeO、F
e2O3 、Fe3 O4 )を添加したことによる効果が薄
く、体積固有抵抗値を107〜1011Ω・cmとするこ
とが出来ないからであり、逆に20重量%より多くなる
と緻密体が得られず、機械的強度が大幅に低下する為に
構造部品材料として使用出来ないからである。
うに限定する理由は、酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、F
e3 O4 )が7重量%未満であると酸化鉄(FeO、F
e2O3 、Fe3 O4 )を添加したことによる効果が薄
く、体積固有抵抗値を107〜1011Ω・cmとするこ
とが出来ないからであり、逆に20重量%より多くなる
と緻密体が得られず、機械的強度が大幅に低下する為に
構造部品材料として使用出来ないからである。
【0016】なお、本発明の導電性セラミックスは、上
記各成分以外に、Al2 O3 ,CaO,TiO、BaO
を1重量%以下の範囲で含有していても良い。
記各成分以外に、Al2 O3 ,CaO,TiO、BaO
を1重量%以下の範囲で含有していても良い。
【0017】次に、添加混合した原料を型内に充填して
所定形状に成形した後、大気雰囲気中にて1200〜1
300℃の温度で1〜2時間程度の焼成を行うことによ
り本発明の導電性セラミックスを得ることが出来る。
所定形状に成形した後、大気雰囲気中にて1200〜1
300℃の温度で1〜2時間程度の焼成を行うことによ
り本発明の導電性セラミックスを得ることが出来る。
【0018】このように本発明の導電性セラミックス
は、大気雰囲気中での焼成が可能である。尚、本発明に
おいて焼成雰囲気は大気雰囲気に限らず、非酸化雰囲気
や還元雰囲気であっても構わない。
は、大気雰囲気中での焼成が可能である。尚、本発明に
おいて焼成雰囲気は大気雰囲気に限らず、非酸化雰囲気
や還元雰囲気であっても構わない。
【0019】また、本発明の導電性セラミックスは、2
MgO・SiO2 及び/又はMgSiO3 の結晶構造を
有し、かつMgFe2 O3 、Fe3 O4 の少なくとも一
種以上の結晶を有することを特徴とする。これは導電性
を得るためには,後述の結晶構造が必要であり,2Mg
O・SiO2 及び/又はMgSiO3 の結晶構造のみで
は導電性を得ることが出来ないためである。
MgO・SiO2 及び/又はMgSiO3 の結晶構造を
有し、かつMgFe2 O3 、Fe3 O4 の少なくとも一
種以上の結晶を有することを特徴とする。これは導電性
を得るためには,後述の結晶構造が必要であり,2Mg
O・SiO2 及び/又はMgSiO3 の結晶構造のみで
は導電性を得ることが出来ないためである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0021】(実施例1)出発原料をなすMgOとSi
O2 の複合酸化物と、導電性付与材として酸化鉄をそれ
ぞれ用意し、表1、3、5に示すように添加量を変化さ
せた。それぞれの原料は水又は有機溶剤及び結合材を所
定の容器内に投入し、約1時間混合してスプレ−ドライ
ヤ−等でスラリ−を乾燥し、球形状の2次原料を作製し
た。次に、得られた2次原料を乾式プレスにて1.0t
on/cm2 の成形圧で所定の形状に成形した後、大気
雰囲気中にて1200〜1300℃の温度で約2時間焼
成を行った。
O2 の複合酸化物と、導電性付与材として酸化鉄をそれ
ぞれ用意し、表1、3、5に示すように添加量を変化さ
せた。それぞれの原料は水又は有機溶剤及び結合材を所
定の容器内に投入し、約1時間混合してスプレ−ドライ
ヤ−等でスラリ−を乾燥し、球形状の2次原料を作製し
た。次に、得られた2次原料を乾式プレスにて1.0t
on/cm2 の成形圧で所定の形状に成形した後、大気
雰囲気中にて1200〜1300℃の温度で約2時間焼
成を行った。
【0022】そして、得られたセラミックスを直径60
mm×厚さ2mmの寸法に研削加工して体積固有抵抗値
を測定した後、3点曲げ強度の測定を行い、体積固有抵
抗値が107 Ω・cm〜1011Ω・cmの範囲内で、か
つ曲げ強度100MPa以上を有するものを優れたもの
とした。
mm×厚さ2mmの寸法に研削加工して体積固有抵抗値
を測定した後、3点曲げ強度の測定を行い、体積固有抵
抗値が107 Ω・cm〜1011Ω・cmの範囲内で、か
つ曲げ強度100MPa以上を有するものを優れたもの
とした。
【0023】結果は表2、4、6に示す通りである。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】
【表6】
【0030】この結果、例えば表1、2より、試料No
1ではFe2 O3 の含有量が多い為、導電性の効果は得
られたが体積固有抵抗値が107 Ω・cm未満となって
しまった。
1ではFe2 O3 の含有量が多い為、導電性の効果は得
られたが体積固有抵抗値が107 Ω・cm未満となって
しまった。
【0031】また、試料No6ではFe2 O3 の添加量
が6重量%である為に曲げ強度は150MPaと構造部
品材料として使用可能な強度を有していたものの、その
添加量が7%未満である為に酸化鉄(Fe2 O3 )を添
加したことによる効果が薄く、体積固有抵抗値を1011
Ω・cm未満とすることが出来なかった。
が6重量%である為に曲げ強度は150MPaと構造部
品材料として使用可能な強度を有していたものの、その
添加量が7%未満である為に酸化鉄(Fe2 O3 )を添
加したことによる効果が薄く、体積固有抵抗値を1011
Ω・cm未満とすることが出来なかった。
【0032】これに対し、試料No2〜5ではFe2 O
3 の含有量が20〜7重量%の範囲にある為に、体積固
有抵抗値を107 〜1011Ω・cmの範囲内とすること
が出来、又、曲げ強度も100MPa以上を満足するこ
とが出来た。
3 の含有量が20〜7重量%の範囲にある為に、体積固
有抵抗値を107 〜1011Ω・cmの範囲内とすること
が出来、又、曲げ強度も100MPa以上を満足するこ
とが出来た。
【0033】また、表3〜6においても、同様に本発明
の範囲内とすれば良好な結果であった。
の範囲内とすれば良好な結果であった。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば80〜9
3重量%のMgOとSiO2 の複合酸化物と、20〜7
重量%の酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3 O4 )を
含んで成り、その体積固有抵抗値が107 Ω・cm〜1
011Ω・cmの導電性セラミックスとしたことにより、
構造部品材料としての強度を維持した状態で導電性を得
ることが出来、静電気除去用部品や、静電気による過電
流防止用工具・治具・保治具、セラミックスヒ−タ−、
セラミックスセンサ、抵抗用基板等の構造部品材料とし
て好適に使用することが出来る。 しかも、大気雰囲気
中での焼成が可能である為に製造工程を簡略化出来、生
産性を高めてコストを低くすることが出来る。
3重量%のMgOとSiO2 の複合酸化物と、20〜7
重量%の酸化鉄(FeO、Fe2 O3 、Fe3 O4 )を
含んで成り、その体積固有抵抗値が107 Ω・cm〜1
011Ω・cmの導電性セラミックスとしたことにより、
構造部品材料としての強度を維持した状態で導電性を得
ることが出来、静電気除去用部品や、静電気による過電
流防止用工具・治具・保治具、セラミックスヒ−タ−、
セラミックスセンサ、抵抗用基板等の構造部品材料とし
て好適に使用することが出来る。 しかも、大気雰囲気
中での焼成が可能である為に製造工程を簡略化出来、生
産性を高めてコストを低くすることが出来る。
Claims (2)
- 【請求項1】80〜93重量%のMgOとSiO2 の複
合酸化物と、20〜7重量%の酸化鉄(FeO、Fe2
O3 、Fe3 O4 )を含んで成り、その体積固有抵抗値
が107 Ω・cm〜1011Ω・cmであることを特徴と
する導電性セラミックス。 - 【請求項2】上記セラミックスは、2MgO・SiO2
及び/又はMgSiO3 の結晶構造を有し、かつMgF
e2 O3 、Fe3 O4 の少なくとも一種以上の結晶を有
することを特徴とする請求項1記載の導電性セラミック
ス。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10150445A JPH11343169A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 導電性セラミックス |
US09/322,140 US6146551A (en) | 1998-05-29 | 1999-05-28 | Semiconductive ceramics and supporting member made of the same for supporting magnetic disk substrate |
US09/706,916 US6558582B1 (en) | 1998-05-29 | 2000-11-06 | Semiconductive ceramics and supporting member made of the same for supporting magnetic disk substrate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10150445A JPH11343169A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 導電性セラミックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11343169A true JPH11343169A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15497099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10150445A Pending JPH11343169A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 導電性セラミックス |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6146551A (ja) |
JP (1) | JPH11343169A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089357A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Nippon Carbide Ind Co Inc | セラミック基板の製造方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11343169A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-14 | Kyocera Corp | 導電性セラミックス |
JP2002133743A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-10 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 情報記録ディスク装置用ディスククランプ、及び、情報記録ディスク装置 |
JP2003288766A (ja) * | 2002-03-28 | 2003-10-10 | Kyocera Corp | 磁気ディスク基板用保持部材及びその製造方法 |
US9034787B2 (en) * | 2009-05-29 | 2015-05-19 | Corning Incorporated | Ceramic articles and methods of producing ceramic articles |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5464480A (en) * | 1993-07-16 | 1995-11-07 | Legacy Systems, Inc. | Process and apparatus for the treatment of semiconductor wafers in a fluid |
US5969902A (en) * | 1995-03-15 | 1999-10-19 | Kyocera Corporation | Support magnetic disk substrate and magnetic disk unit using the support member composed of Forsterite and an iron based component |
JPH11343169A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-14 | Kyocera Corp | 導電性セラミックス |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP10150445A patent/JPH11343169A/ja active Pending
-
1999
- 1999-05-28 US US09/322,140 patent/US6146551A/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-11-06 US US09/706,916 patent/US6558582B1/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089357A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Nippon Carbide Ind Co Inc | セラミック基板の製造方法 |
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