JP2008005618A - ブラシレスモータおよび密閉型電動圧縮機 - Google Patents

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Jun Funami
準 舟見
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】従来の固定子や回転子にスキューを設けるものでは、集中巻方式において1KHz以上の高い周波数域の騒音を抑えることが困難であった。本発明は集中巻方式において1KHz以上の高い周波数域の騒音を抑え、騒音の少ない密閉型電動圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】巻線が巻回されるヨークの歯部102に径方向に平行な複数のスリット104を設けることで、電磁加振により影響を受け易い前記固定子ヨークの歯部102の振動が、大きな断面係数の板から個々のスリットされた小さな断面係数の板の固有振動に依存するため、振動周波数が低くなり、且つ、力が分散して加わるのため、減衰しやすく振動のレベルも低く抑えられる。
【選択図】図3

Description

本発明はブラシレスモータおよびそれが搭載される空気調和装置、冷却機等に関するものである。
従来、密閉型電動圧縮機のブラシレスモータの騒音を低減するため、固定子にスキューを設けることは周知であるが、固定子にスキューを設けた場合には巻線の自動化が極めて困難となるため、固定子内径の形状の工夫(例えば、特許文献1参照)や、回転子にスキューを設ける方法(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
特開平6−261513号公報 特開平5−236687号公報
しかしながら、上記従来の方法では低減できる周波数帯域が数百〜1KHz付近であり、特に集中巻き方式において課題となる1KHz以上の高い周波数帯域では十分な効果が得られないと言う課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、集中巻方式において1KHz以上の高い周波数域の騒音を抑えて騒音の少ない密閉型電動圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の問題点を解決する為に、本発明はブラシレスモータを用いた密閉型電動圧縮機において、圧縮機のシェルに固定される固定子は、固定子のヨークが、集中巻方式の巻線がなされる積層された鉄板からなり、前記巻線が巻回される前記ヨークの歯部に径方向に平行な複数のスリットを設けた。
これによって、特に電磁加振により影響を受け易い前記固定子ヨークの歯部の振動が、大きな断面係数の板から個々のスリットされた小さな断面係数の板の固有振動に依存するため、振動周波数が低くなり、且つ、力が分散して加わるのため、減衰しやすく振動のレベルも低く抑えられる。
本発明のブラシレスモータは、集中巻き方式の固定子歯部における固有振動の周波数域を低く、且つ振動のレベルを低く抑えることによって密閉型電動圧縮機の騒音レベルを抑えることができる。
第1の発明は、ブラシレスモータを用いた密閉型電動圧縮機において、圧縮機のシェルに固定される固定子は、該固定子のヨークが、集中巻方式の巻線がなされる積層された鉄板からなり、前記巻線が巻回される前記ヨークの歯部に径方向に平行に複数のスリットを設けることによって、前記固定子ヨークの歯部の振動が、大きな断面係数の板から個々のスリットされた小さな断面係数の板の固有振動に依存するため、固有周波数が低下(1kHz以下)すると同時に、電磁加振力が分散して加わることになる。この結果、固定子ヨーク歯部の振動が減衰しやすく振動のレベルも低く抑えられるので、密閉型圧縮機の騒音を低減することができる。
第2の発明は、特に第1の発明の、スリットを設けた固定子ヨーク歯部は、径方向のヨークの断面積を、分布巻方式巻線1極あたりの歯部断面積の合計と同等以上にすることによって、効率を下げずに振動を抑え、密閉型電動圧縮機の騒音を低減することができる。
(実施の形態1)
以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明のブラシレスモータを用いた密閉型電動圧縮機の断面図を示す。
1はモータを構成する固定子でドウシェル6に固定され、2は回転子で圧縮機のメカ部3の回転軸4に固定され、5は軸受け、7、8は上下シェル、9は吸入管、10は吐出管、11は電源用端子である。
図2は本実施の形態における固定子の組立図である。図は6スロットの例である。図において、100は積層された鉄板からなるヨーク、101は巻線でヨークの歯部102に絶縁紙103を介して巻回してある。
図3は前記固定子の径方向断面を示す。図において、104は歯部102に設けられたスリットである。tはスリット後の板幅、sはスリットの幅を表し、s>0でスリット数nとしたとき、
Figure 2008005618
で計算される全歯部幅Wが、分布巻の1極あたりの歯部幅を下回らない範囲で選択される。hはスリット104の切り込み深さをしめす。
以上の様に構成された固定子について、以下に動作、作用を説明する。
図3の固定子の構成から分かるごとく、本発明の歯部103にスリット104を設けた後の断面係数Wkは、
Figure 2008005618
となり、それに比例して鉄板の剛性が低くなるから、固有振動数は低周波数側に移行する。
さらに、電磁加振力をスリットされた鉄板それぞれが分担しそれぞれの定数に従って振動し、互いに干渉しながら減衰するため、振動のレベルも低く抑えられる。
従って、全体の振動レベルが低減されて騒音が低くなる。
ここで、sの値は0以上であればよいが、スリット数nとスリット後の全歯部幅Wにより制限される。但し、tは製造面から1mm以上が望ましい。又切り込み深さhは切り込みの底部とヨーク径との距離が外周ヨーク幅の1/2までを限度とし、tで決まる断面係数と切り込み深さhで決まる固有振動をサイズごとに最適に選択すればよい。
本発明によれば、密閉型電動圧縮機のみならず、集中巻き方式のブラシレスモータ一般に応用可能である。
本発明の実施例を示す断面図 本発明の実施例のブラシレスモータの固定子組立図 本発明の実施例のブラシレスモータの固定子断面図
符号の説明
1 固定子
2 回転子
3 圧縮機メカ
4 回転軸
5 軸受け
6 胴シェル
7、8 上下シェル
9 吸入管
10 吐出管
11 電源端子
100 固定子ヨーク
101 巻線
102 歯部
103 絶縁紙
104 スリット

Claims (3)

  1. 積層鉄板からなる固定子ヨークに集中巻方式の巻線がなされるブラシレスモータであって、前記巻線が巻回される固定子ヨーク歯部に、径方向に延設された複数のスリットが平行に配置されてなるブラシレスモータ。
  2. 固定子ヨーク歯部の径方向断面積が、ブラシレスモータ巻き線を分布巻方式とした場合の、歯部径方向断面積の1極あたりの合計に等しいか、またはそれ以上とした請求項1記載のブラシレスモータ。
  3. 請求項1または2記載のブラシレスモータを搭載した密閉型電動圧縮機。
JP2006172152A 2006-06-22 2006-06-22 ブラシレスモータおよび密閉型電動圧縮機 Pending JP2008005618A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011024366A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Yaskawa Electric Corp 回転電機
JP2014094418A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Max Co Ltd 電動工具
JP2015186315A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 株式会社豊田中央研究所 回転電機の固定子及びそれを備えた回転電機

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