JP2009033860A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、ハウジング内側面又はステータコア外側面に形成される固定部の形状を曲線状とすることにより、振動及び騒音を抑制することができる回転電機を提供することにある。
【解決手段】略筒状の支持部12と、この支持部12より径方向内側に向かい突出する複数のティース11部を備えるコア2と、コア2の外周側を支持するとともに被覆するハウジングケース4と、を備える回転電機Mに関する。
コア2外側面若しくはハウジングケース4内側面のうち少なくともいずれか一方には、突部41が、軸方向に対し傾斜した状態で、両底面間に渡り複数形成されており、突部41の自由端面が、コア2外側面若しくはハウジングケース4内側面と当接することによりコア2がハウジングケース4に保持される。
【選択図】図1
【解決手段】略筒状の支持部12と、この支持部12より径方向内側に向かい突出する複数のティース11部を備えるコア2と、コア2の外周側を支持するとともに被覆するハウジングケース4と、を備える回転電機Mに関する。
コア2外側面若しくはハウジングケース4内側面のうち少なくともいずれか一方には、突部41が、軸方向に対し傾斜した状態で、両底面間に渡り複数形成されており、突部41の自由端面が、コア2外側面若しくはハウジングケース4内側面と当接することによりコア2がハウジングケース4に保持される。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転電機に係り、特に防振・防音性の高い回転電機に関する。
ブラシレスモータの中で、例えばシンクロナスリラクタンスモータ,スイッチトリラクタンスモータ,埋め込み磁石型モータ等、リラクタンストルクを主として発生させる類のモータでは、ラジアル力が働くことによりステータが加振され、その結果ハウジング等を伝わって外部に振動が発生してしまうという問題点があった。
このような問題を解決するために、振動を低減させるための構造が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
このような問題を解決するために、振動を低減させるための構造が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1には、ケース内に固定されたステータコアを備えるブラシレスモータが開示されている。
このステータコア内周部には、コア巻線が巻回された複数のティースが形成されているとともに、外周部には3個の凹部が等角度間隔に設けられている。
また、ケース内周部には、ステータコア方向へ突出する3個の突部が等角度間隔に形成されている。
ケースとステータコアとは、これらに形成された凹部に突部を嵌合させることにより結合される。
このように構成されているため、特許文献1に係るブラシレスモータにおいては、ステータコアとケースとの接触点がこの嵌合部のみとなり、ケース内壁面にステータコア外周面を密着させてステータコアを固定した場合に比して、ケースに振動が伝わることを抑制することができる。
このステータコア内周部には、コア巻線が巻回された複数のティースが形成されているとともに、外周部には3個の凹部が等角度間隔に設けられている。
また、ケース内周部には、ステータコア方向へ突出する3個の突部が等角度間隔に形成されている。
ケースとステータコアとは、これらに形成された凹部に突部を嵌合させることにより結合される。
このように構成されているため、特許文献1に係るブラシレスモータにおいては、ステータコアとケースとの接触点がこの嵌合部のみとなり、ケース内壁面にステータコア外周面を密着させてステータコアを固定した場合に比して、ケースに振動が伝わることを抑制することができる。
しかし、特許文献1に記載の技術では、ステータコア外周に形成された凹部及びケース内周に形成された突部が等角度間隔で配置されるため、ステータコアに同一モードの振動が複数箇所で発生し、これら同一モードの振動が増幅される。
このため、十分な防振性を確保することができないという問題点があった。
このため、十分な防振性を確保することができないという問題点があった。
このような問題点を解決するために、特許文献2に記載された技術が提案されている。
特許文献2には、ケース内に固定されたステータコアを備えるDCブラシレスモータが開示されている。
このステータコア外周部には、3個の凹部が不均等角度間隔に形成されている。
また、ケースの内周部には、ステータコア方向へ突出する3個の突部が不均等角度間隔に形成されている。
ケースとステータコアとは、これらに形成された凹部に突部を嵌合することにより結合される。
このように、特許文献2に係るブラシレスモータにおいては、凹部及び突部が不均等角度間隔に形成されているため、同一モードの振動が増幅されることを防止することができ、ケースに伝達される振動を抑制することができる。
特許文献2には、ケース内に固定されたステータコアを備えるDCブラシレスモータが開示されている。
このステータコア外周部には、3個の凹部が不均等角度間隔に形成されている。
また、ケースの内周部には、ステータコア方向へ突出する3個の突部が不均等角度間隔に形成されている。
ケースとステータコアとは、これらに形成された凹部に突部を嵌合することにより結合される。
このように、特許文献2に係るブラシレスモータにおいては、凹部及び突部が不均等角度間隔に形成されているため、同一モードの振動が増幅されることを防止することができ、ケースに伝達される振動を抑制することができる。
しかし、上記特許文献2に記載の技術では、振動を防止の観点からはまだ不十分であり、より一層の振動抑制技術が望まれていた。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、ハウジングケース内側面又はコア外側面に形成される当接部である突部の形状を曲線状とすることにより、振動及び騒音を抑制することができる回転電機を提供することにある。
上記課題は、本発明に係る回転電機によれば、略筒状の支持部と、該支持部より径方向内側に向かい突出する複数のティース部を備えるコアと、該コアの外周側を支持するとともに被覆するハウジングケースと、を備える回転電機であって、前記コア外側面若しくは前記ハウジングケース内側面のうち少なくともいずれか一方には、前記ハウジングケース方向若しくは前記コア方向に突出するとともに、軸方向に延びる突部が、軸方向に対し傾斜した状態で、両底面間に渡り複数形成されており、前記突部の自由端面が、前記コア外側面若しくは前記ハウジングケース内側面と当接することにより前記コアが前記ハウジングケースに保持されて形成されることにより解決される。
このように、本発明においては、周方向や軸方向に、コアをハウジングケースに保持するための当接点が少なくとも1箇所以上存在することになるため、当接点を軸方向水平に形成する従来例に比して、回転電機の振動を効率的に抑制し、振動に伴う騒音を低減することができる。
特に、本発明においては、周方向の当接点を多く形成することができる。
このため、特に円板形状に近い形状の回転電機の場合に、より効率良く振動を防止し、振動に伴う騒音を低減することができる。
特に、本発明においては、周方向の当接点を多く形成することができる。
このため、特に円板形状に近い形状の回転電機の場合に、より効率良く振動を防止し、振動に伴う騒音を低減することができる。
また、請求項1に記載の回転電機において、前記突部は、軸方向に対し傾斜するとともに、軸方向に沿って曲線状に延びるよう形成されていると、コアとハウジングケースの当接面積(特に周方向の当接面積)をより多くすることができるため好適である。
請求項1又は請求項2に記載の回転電機において、前記突部間の間隔は、等間隔となるように形成されていると加工上好適である。
また、請求項1又は請求項2に記載の回転電機において、複数の前記突部は、互いに異なる複数の形状に形成されており、前記突部間の間隔は、不均等間隔となるように形成されていると、共振点をずらすことができるため更に好適である。
請求項1又は請求項2に記載の回転電機において、前記突部間の間隔は、等間隔となるように形成されていると加工上好適である。
また、請求項1又は請求項2に記載の回転電機において、複数の前記突部は、互いに異なる複数の形状に形成されており、前記突部間の間隔は、不均等間隔となるように形成されていると、共振点をずらすことができるため更に好適である。
また、請求項1に記載の回転電機において、前記突部の重心位置は、前記ティースの前記コアとの対向面の重心位置と整合していると好適である。
磁気による振動はティースに加わり、この振動は、ティースのコアとの対向面の重心位置に主として加わることとなる。
このため、この位置に突部の重心位置を配置すると、荷重がかかる部分を確実に保持し、振動をより効率的に抑制することができる。
磁気による振動はティースに加わり、この振動は、ティースのコアとの対向面の重心位置に主として加わることとなる。
このため、この位置に突部の重心位置を配置すると、荷重がかかる部分を確実に保持し、振動をより効率的に抑制することができる。
更に、上記課題は、本発明に係る回転電機によれば、略筒状の支持部と、該支持部より径方向内側に向かい突出する複数のティース部を備えるコアと、該コアの外周側を支持するとともに被覆するハウジングケースと、を備える回転電機であって、前記コア外側面若しくは前記ハウジングケース内側面のうち少なくともいずれか一方には、前記ハウジングケース方向若しくは前記コア方向に突出するとともに、周方向に沿って軸方向へ遷移する螺旋状の突部が形成されており、前記突部の自由端面が、前記コア外側面若しくは前記ハウジングケース内側面と当接することにより前記コアが前記ハウジングケースに保持されて形成されることにより解決される。
このように、本発明においては、周方向や軸方向に、コアをハウジングケースに保持するための当接点が少なくとも1箇所以上存在することになるため、当接点を軸方向水平に形成する従来例に比して、回転電機の振動を効率的に抑制し、振動に伴う騒音を低減することができる。
特に、本発明においては、軸方向の当接点を多く形成することができる。
このため、特に軸方向に長い形状の回転電機の場合に、より効率良く振動を防止し、振動に伴う騒音を低減することができる。
特に、本発明においては、軸方向の当接点を多く形成することができる。
このため、特に軸方向に長い形状の回転電機の場合に、より効率良く振動を防止し、振動に伴う騒音を低減することができる。
請求項6に記載の回転電機において、前記突部は、等間隔ピッチの螺旋状に形成されていると加工上好適である。
また、請求項6に記載の回転電機において、前記突部は、波型形状であって、不均等間隔ピッチの螺旋状に形成されていると、共振点をずらすことができるため更に好適である。
また、請求項6に記載の回転電機において、前記突部は、波型形状であって、不均等間隔ピッチの螺旋状に形成されていると、共振点をずらすことができるため更に好適である。
本発明によれば、ハウジングケース内側面又はコア外側面に形成される突部の形状を軸方向に対して傾斜した曲線状とし、ハウジングケースとコアとの当接面積を軸方向及び周方向に増やすことにより、コアをハウジングケースに確実に固定し振動を抑制し、この振動に伴う騒音を効率的に低減させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、ハウジング内側面に形成される当接部である突部の形状を軸方向に対して傾斜した曲線状とすることにより、当接面積を軸方向及び周方向に増やし、振動及び騒音を抑制することができるブラシレスモータに関するものである。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、ハウジング内側面に形成される当接部である突部の形状を軸方向に対して傾斜した曲線状とすることにより、当接面積を軸方向及び周方向に増やし、振動及び騒音を抑制することができるブラシレスモータに関するものである。
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態を示すものであり、図1はモータを示す説明図、図2はハウジングに形成された突部を示す要部拡大図、図3はハウジングを示す斜視図、図4は図3のA−A線断面図、図5は突部の形成位置を示す説明図である。
また、図6は本発明の第2実施形態を示す説明図、図7は本発明の第3実施形態を示す説明図、図8は本発明の第4実施形態を示す説明図である。
また、図6は本発明の第2実施形態を示す説明図、図7は本発明の第3実施形態を示す説明図、図8は本発明の第4実施形態を示す説明図である。
(第1実施形態)
はじめに、図1により、本実施形態に係る回転電機としてのブラシレスモータM(以下、単に「モータM」と記す)の構成について説明する。
なお、ティース11には、巻線が巻回されているが、図1においては、説明のため、巻線の記載を省略してある。
本実施形態に係るモータMは、コアとしてのステータコア1と、ロータ2、防振材3、ハウジングケースとしてのハウジング4を有して構成されている。
本実施形態に係るステータコア1は、12本のティース11及びこのティース11を支持する支持部としての外周円環部12を有して構成されている。
ティース11は水平断面略T字形状に形成されており、外周円環部12より、中心方向へ向けて突出している。ティース11の自由端部は、略円弧状曲面に形成されており、12本のティース11の自由端は、略円周状に配置される。
このティース11には、図示しない巻線が巻回され、この巻線の通電方向を切り替えることにより、ロータ2の回転推進力が得られる。
はじめに、図1により、本実施形態に係る回転電機としてのブラシレスモータM(以下、単に「モータM」と記す)の構成について説明する。
なお、ティース11には、巻線が巻回されているが、図1においては、説明のため、巻線の記載を省略してある。
本実施形態に係るモータMは、コアとしてのステータコア1と、ロータ2、防振材3、ハウジングケースとしてのハウジング4を有して構成されている。
本実施形態に係るステータコア1は、12本のティース11及びこのティース11を支持する支持部としての外周円環部12を有して構成されている。
ティース11は水平断面略T字形状に形成されており、外周円環部12より、中心方向へ向けて突出している。ティース11の自由端部は、略円弧状曲面に形成されており、12本のティース11の自由端は、略円周状に配置される。
このティース11には、図示しない巻線が巻回され、この巻線の通電方向を切り替えることにより、ロータ2の回転推進力が得られる。
本実施形態に係るロータ2は、マグネット21と、回転軸22を有して構成されている。
マグネット2は、永久磁石であり、N極及びS極が交互になるように、ロータ2水平断面円周上に沿って配列されている。
回転軸22は、ロータ2の回転中心となるシャフトであり、ロータ2の中心部を貫通し、両端部は図示しない軸受により回転可能に支承されている。
マグネット2は、永久磁石であり、N極及びS極が交互になるように、ロータ2水平断面円周上に沿って配列されている。
回転軸22は、ロータ2の回転中心となるシャフトであり、ロータ2の中心部を貫通し、両端部は図示しない軸受により回転可能に支承されている。
本実施形態に係る防振材3は、樹脂製部材であり、ステータコア1と後述するハウジング4との間隙を埋めるように配設される。
防振材3の配設は、ステータコア1とハウジング4との間の間隙に、樹脂製の防振材3を挿入することにより行ってもよいし、この間隙に樹脂材料を充填することにより行ってもよい。
なお、本実施形態においては、防振材3として樹脂を使用したが、これに限られることはなく、例えば、防振合金(例として、アルミニウム合金)等を使用してもよい。
防振材3の配設は、ステータコア1とハウジング4との間の間隙に、樹脂製の防振材3を挿入することにより行ってもよいし、この間隙に樹脂材料を充填することにより行ってもよい。
なお、本実施形態においては、防振材3として樹脂を使用したが、これに限られることはなく、例えば、防振合金(例として、アルミニウム合金)等を使用してもよい。
本実施形態に係るハウジング4は、ステータコア1を保持するためのケースであり、ステータコア1の外周部を囲暁するように配設され、ステータコア1を支持する。
以上のように、本実施形態に係るモータMは、ハウジング4に固定されたステータコア1内周部を、ロータ2が回転することにより、回転軸22に回転出力を発生させる。
以上のように、本実施形態に係るモータMは、ハウジング4に固定されたステータコア1内周部を、ロータ2が回転することにより、回転軸22に回転出力を発生させる。
図2乃至図5により、本実施形態に係るハウジング4の詳細構成を説明する。
本実施形態に係るハウジング4には、ステータコア1を支持するための突部41が複数形成されている。本実施形態においては、12個の突部41が形成されている(図1参照)。
図2に示すように、この突部41は、水平断面略台形状の、ステータコア1側(中心方向側)へ突出する突条であり、その自由端面側は、ステータコア1外周面の湾曲に整合するように若干湾曲しており、ステータコア1に当接するよう構成されている。
本実施形態に係るハウジング4には、ステータコア1を支持するための突部41が複数形成されている。本実施形態においては、12個の突部41が形成されている(図1参照)。
図2に示すように、この突部41は、水平断面略台形状の、ステータコア1側(中心方向側)へ突出する突条であり、その自由端面側は、ステータコア1外周面の湾曲に整合するように若干湾曲しており、ステータコア1に当接するよう構成されている。
つまり、本実施形態においては、ステータコア1は、ハウジング4との接点、すなわちこの突部41の自由端面とステータコア1との当接点12点で支持されることとなる。
このように形成されているため、ステータコア1外周面が全てハウジング4に支持される構成と比して、ステータコア1とハウジング4との接触面積を小さくすることができ、ハウジング4に伝わる振動を低減することができるとともに、突部41を直線状に形成する場合に比して、ステータコア1とハウジング4との接触面積が、特に周方向において大きくなるため、円盤形状に近いモータMの場合、特に効率的に振動を抑制することができる。
このように形成されているため、ステータコア1外周面が全てハウジング4に支持される構成と比して、ステータコア1とハウジング4との接触面積を小さくすることができ、ハウジング4に伝わる振動を低減することができるとともに、突部41を直線状に形成する場合に比して、ステータコア1とハウジング4との接触面積が、特に周方向において大きくなるため、円盤形状に近いモータMの場合、特に効率的に振動を抑制することができる。
また、本実施形態においては、図3及び図4に示すように、突部41は、モータMの軸方向に沿って、若干のアールを描くようスキュー(skew)状に12本形成されている。
このように構成されているため、コギングトルクの増加を抑制することが可能となる。
このように構成されているため、コギングトルクの増加を抑制することが可能となる。
また、本実施形態においては、図5に示すように、突部41は、ティース11形成部に対向する面上に形成される。
このとき、突部41は、ティース11の側面(ロータ2と対向する面)の重心点Oを、突部41の重心点O´が通過するように、等間隔に形成される。
このため、モータM駆動中にティース11長手方向に発生する加振力を効率よく吸収することができる。
つまり、磁気による振動はティース11に伝わり、軸方向からみても重心部分に伝わるため、重心点Oを支持することにより振動抑制効果が上がる。
このとき、突部41は、ティース11の側面(ロータ2と対向する面)の重心点Oを、突部41の重心点O´が通過するように、等間隔に形成される。
このため、モータM駆動中にティース11長手方向に発生する加振力を効率よく吸収することができる。
つまり、磁気による振動はティース11に伝わり、軸方向からみても重心部分に伝わるため、重心点Oを支持することにより振動抑制効果が上がる。
上記実施形態は、以下のように改変することができる。
改変例として他の実施形態を以下、説明する。
なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに、重複する構成の説明は省略する。
改変例として他の実施形態を以下、説明する。
なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに、重複する構成の説明は省略する。
(第2実施形態)
本実施形態においては、突部41の構成を改変している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図6は、ハウジング24を、中心を通り軸方向へ切断した断面図である。
図6に示すように、本実施形態に係る突部241は、ハウジング24内壁面の周方向に沿ってスパイラル状に形成された突条として形成されている。
本実施形態においては、突部41の構成を改変している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図6は、ハウジング24を、中心を通り軸方向へ切断した断面図である。
図6に示すように、本実施形態に係る突部241は、ハウジング24内壁面の周方向に沿ってスパイラル状に形成された突条として形成されている。
この突部241のスパイラルは、等間隔となるように形成されている。
このように構成されているため、周方向において、少なくとも当接部が1箇所存在する配置となり、モータMの振動を効率良く抑制することができるとともに、特に、軸方向への当接が多くなり、軸方向に長いモータMの場合、効率良く振動を抑制することができる。
このように構成されているため、周方向において、少なくとも当接部が1箇所存在する配置となり、モータMの振動を効率良く抑制することができるとともに、特に、軸方向への当接が多くなり、軸方向に長いモータMの場合、効率良く振動を抑制することができる。
(第3実施形態)
本実施形態においては、突部41の構成を改変している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図7に示すように、突部341を波状の不定形状に形成する。
つまり、突部341間の間隔を不均等間隔とする。
なお、始点及び終点、重心位置(O,O´)の関係は第1実施形態と同様である。つまり、図5と同様に、突部341は、ハウジング34内壁面のティース11形成部に対向する面上に形成されるとともに、ティース11の側面(ロータ2と対向する面)の重心点Oを、突部341の重心点O´が通過するように形成される。
このため、共振点をずらすことが可能となり、より効率良く振動を抑制することができる。
本実施形態においては、突部41の構成を改変している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図7に示すように、突部341を波状の不定形状に形成する。
つまり、突部341間の間隔を不均等間隔とする。
なお、始点及び終点、重心位置(O,O´)の関係は第1実施形態と同様である。つまり、図5と同様に、突部341は、ハウジング34内壁面のティース11形成部に対向する面上に形成されるとともに、ティース11の側面(ロータ2と対向する面)の重心点Oを、突部341の重心点O´が通過するように形成される。
このため、共振点をずらすことが可能となり、より効率良く振動を抑制することができる。
(第4実施形態)
本実施形態においては、突部41の構成を改変している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態に係る突部441は、ハウジング44内壁面の周方向に沿ってスパイラル状に形成された突条として形成されている。
この突部441のスパイラルは、不定形波型であり、不均等間隔となるように形成されている。
このように構成されているため、軸方向への当接が多くなり、軸方向に長いモータMの場合、効率良く振動を抑制することができるとともに、共振点をずらすことが可能となり、更に効率良く振動を抑制することができる。
本実施形態においては、突部41の構成を改変している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態に係る突部441は、ハウジング44内壁面の周方向に沿ってスパイラル状に形成された突条として形成されている。
この突部441のスパイラルは、不定形波型であり、不均等間隔となるように形成されている。
このように構成されているため、軸方向への当接が多くなり、軸方向に長いモータMの場合、効率良く振動を抑制することができるとともに、共振点をずらすことが可能となり、更に効率良く振動を抑制することができる。
なお、第1実施形態乃至第4実施形態においては、ステータコア1をハウジング4(24,34,44)に支持するための突部41(241,341,441)を、ハウジング4内壁面のみに形成したが、構成はこれに限られることはなく、ステータコア1側に突部41(241,341,441)を形成してもよいし、一方に突部41(241,341,441)を形成するとともに他方に突部41(241,341,441)と係合可能な凹部を形成するように構成してもよい。
また、第1実施形態乃至第4においては、ステータコア1とハウジング4(24,34,44)との間に形成される間隙に防振材3を挿入しているが、構成はこれに限られることはなく、防振材3を使用しない構成若しくは他の防振構造を採用してもよい。
1‥ステータコア、11‥ティース、12‥外周円環部、
2‥ロータ、21‥マグネット、22‥回転軸
3‥防振材、
4,24,34,44‥ハウジング、41,241,341,441‥突部
M‥モータ、O,O´‥重心点
2‥ロータ、21‥マグネット、22‥回転軸
3‥防振材、
4,24,34,44‥ハウジング、41,241,341,441‥突部
M‥モータ、O,O´‥重心点
Claims (8)
- 略筒状の支持部と、該支持部より径方向内側に向かい突出する複数のティース部を備えるコアと、
該コアの外周側を支持するとともに被覆するハウジングケースと、を備える回転電機であって、
前記コア外側面若しくは前記ハウジングケース内側面のうち少なくともいずれか一方には、前記ハウジングケース方向若しくは前記コア方向に突出するとともに、軸方向に延びる突部が、軸方向に対し傾斜した状態で、両底面間に渡り複数形成されており、
前記突部の自由端面が、前記コア外側面若しくは前記ハウジングケース内側面と当接することにより前記コアが前記ハウジングケースに保持されて形成されることを特徴とする回転電機。 - 前記突部は、軸方向に対し傾斜するとともに、軸方向に沿って曲線状に延びるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記突部間の間隔は、等間隔となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
- 複数の前記突部は、互いに異なる複数の形状に形成されており、前記突部間の間隔は、不均等間隔となるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
- 前記突部の重心位置は、前記ティースの前記コアとの対向面の重心位置と整合していることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 略筒状の支持部と、該支持部より径方向内側に向かい突出する複数のティース部を備えるコアと、
該コアの外周側を支持するとともに被覆するハウジングケースと、を備える回転電機であって、
前記コア外側面若しくは前記ハウジングケース内側面のうち少なくともいずれか一方には、前記ハウジングケース方向若しくは前記コア方向に突出するとともに、周方向に沿って軸方向へ遷移する螺旋状の突部が形成されており、
前記突部の自由端面が、前記コア外側面若しくは前記ハウジングケース内側面と当接することにより前記コアが前記ハウジングケースに保持されて形成されることを特徴とする回転電機。 - 前記突部は、等間隔ピッチの螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の回転電機。
- 前記突部は、波型形状であって、不均等間隔ピッチの螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
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