JP4474916B2 - インナーロータ型モータ - Google Patents

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Description

本発明は、インナーロータ型モータの騒音を低減させる為の技術に関するものである。
従来から、機械制御用の駆動部等にはインナーロータ型モータが好適に用いられている。このインナーロータ型モータは、円筒状の外環部の内周面から複数の磁極歯を突出させてあるステータと、ステータ内に回転自在に配されていてステータの磁極歯と対向する箇所に磁石を設けてあるロータと、これらを覆うモータケースとを具備し、ステータの磁極歯に巻装してあるコイルへの通電によりロータを回転駆動させるものである。
上記の構造のインナーロータ型モータにおいては、特にステータの磁極歯部分において磁気的な吸引力や反発力が断続的に発生して振動を生じることが多く、このステータの振動がモータ全体の振動となって大きな騒音を発生させてしまうことがあった。これに対して、ステータの外側に吸音材を配設することで騒音を低減させる構造のものも提案されているが(特許文献1参照)、この構造で効果的に騒音を低減させようとするには吸音材として十分な厚さを有したものを用いる必要があり、必然的にモータ全体の外殻がかなり大型化してしまうという問題があった。また、モータ出力のトルクリップルを抑制することで騒音を低減させることも考えられるが、この場合にはモータ出力自体が低下してしまうといった問題がある。
特開平11−234946号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、小型、高出力であり尚且つ騒音が効果的に低減されたインナーロータ型モータを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、円筒状の外環部11の内周面から複数の磁極歯3を突出させてあるステータ2と、ステータ2内に回転自在に配されていてステータ2の磁極歯3と対向する箇所に磁石5を設けてあるロータ4と、これらを覆うモータケース1とを具備し、磁極歯3に巻装してあるコイルへの通電によりロータ4を回転駆動させるインナーロータ型モータにおいて、ステータ2の外環部11内部であって、外環部11の径方向に沿って磁極歯3の外方に位置する箇所に形成した空所13内に、炭素鋼を用いて形成した補強用の別部材である断面円弧状の板部材の剛性部材14を圧入により挿嵌させることで、ステータ2延いてはモータ全体の剛性が向上し、モータの固有振動数が向上することにより使用時の騒音発生が低減されるものである。
また、ステータ2の外環部11内部であって、外環部11の径方向に沿って磁極歯3の外方に位置する箇所に剛性部材14を設けることで、磁気的吸引力や反発力により特に振動を生じ易い磁極歯3の基盤部分が効果的に補強され、より効果的に騒音が低減されることとなる。
また、断面円弧状の板部材である剛性部材14を外環部11内部において周方向に一定間隔ずつを隔てて設けることで、ステータ2の外環部11全体がバランス良く補強されることとなる
そして、上記したいずれの発明においても、騒音を低減させる為に十分な厚さを有する吸音材を周囲に配設するような場合に比べて、モータの外殻を大型化させることなく騒音を低減することができ、また、モータ出力が特に低下することもなく効果的に騒音を低減することができることから、機械制御用の駆動部や電器按摩器の駆動部等には特に好適に用いられることとなる。
本発明のインナーロータ型モータは、小型、高出力であり、尚且つ騒音を効果的に低減させることができるという効果を奏するものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1、図2には本発明の実施の形態における一例のインナーロータ型モータ(以下、単にモータという)を示している。このモータは、円筒形状を成すモータケース1の内周面にステータ2を圧入或いは接着により固着させており、モータケース1の両端面に開口した貫通孔6には回転軸7を挿通させるとともに、この回転軸7をモータケース1内に装着してある軸受8により回転自在に支持している。また、モータケース1内における回転軸7の軸方向中央部分に、その外周面に複数個(図示例では4個)の磁石5を周方向に一定間隔を隔てて設けてある円筒状の磁性ヨーク9を固着しており、前記の回転軸7と磁性ヨーク9とで本例のロータ4を形成している。
前記ステータ2は、両端の貫通した円筒状を成す外環部11と、この外環部11の内周面の周方向に一定間隔ずつ隔てた箇所から内方に突出させてある複数個(図示例では6個)の磁極歯3とから成り、外環部11の外周面をモータケース1の内周面に固着してステータ2を取付けた状態で、ステータ2の磁極歯3とロータ4の磁石5とが対向するようになっている。各磁極歯3にはコイル(図示せず)が巻装してあり、このコイルへの通電により発生する磁極歯3と永久磁石である磁石5との間で働く磁気的吸引力や反発力によってロータ4が回転駆動されるようになっている。なお、本例のモータはブラシレスモータであって、モータケース1内の適宜箇所に設置してある磁極センサー(図示せず)により検知されるロータ4の回転位置に応じてコイルへの通電が切換わるようになっているが、これに限らず、整流子やブラシを備えることでコイルへの通電を切換える構造のものであってもよい。
そして、本例のモータにおいてはその特徴的な構成として、ステータ2の外環部11中複数箇所(図示例では6箇所)に空所13を形成しておくとともに各空所13内にそれぞれ剛性部材14を圧入により挿嵌させることで、外環部11内部に補強用の別部材である剛性部材14を設けている。ここで、ステータ2がSPC等の電磁軟鉄を用いて形成しているのに対して、剛性部材14は約2倍程度の硬度を有する炭素鋼を用いて形成しており、剛性部材14がステータ2よりも高剛性となるようにしている。また、剛性部材14は、外環部11の内周面や外周面に沿って湾曲させたような断面円弧状の板部材であるから、これが外環部11内部において周方向に一定間隔ずつを隔てて配されることで、ステータ2の外環部11内部に略均一に高剛性の剛性部材14が配されるようになっている。したがって、本例のモータにおいては剛性部材14を設けることによりステータ2、延いてはモータ全体の剛性が向上し、モータの固有振動数が向上することにより使用時の騒音発生が低減されることとなる。
しかも、ステータ2における各剛性部材14の配設箇所が、外環部11内部であって各磁極歯3の外方に位置する部分(即ち、磁極歯3が突設される基盤部分)となっていることで、磁気的吸引力や反発力により特に振動を生じ易い磁極歯3の基盤部分が効果的に補強され、より効果的に騒音が低減されることとなる。ここでの磁極歯3の外方の位置とは、円筒状を成す外環部11の径方向に沿った外方の位置のことである。
また、モータケース1の内周面にステータ2を圧入或いは接着により固着してあることによっても、モータ全体の剛性、延いてはモータ全体の固有振動数が向上し、使用時の騒音が低減されるようになっている。ここで、接着によりモータケース1とステータ2とを固着する場合には、接着剤としてエポキシ系樹脂を用いることが好ましい。エポキシ樹脂は乾燥後に高い硬度を示すことで高い騒音低減効果が期待できるからである。これに対して圧入による固着とした場合には、接着剤等の別材料が不要であるという利点がある。
しかして、上記構成を具備する本例のモータによれば、モータ全体の外殻が特に大型化することもなく、またモータ出力が特に低下することもなく、効果的に騒音を低減することができるので、機械制御用の駆動部や電器按摩器の駆動部等には特に好適に用いられることとなる。なお、外環部11内部において剛性部材14を設ける部分としては、上記したように各磁極歯3と一体一に対応してその外方に位置する部分に限定される訳ではなく、図2に示すような少なくとも一つの磁極歯3の外方に剛性部材14を設けた構造や、或いは図3に示すように磁極歯3の外方に位置する部分を除いた部分に剛性部材14を設けた構造であっても、モータ全体の剛性を向上させて使用時の騒音が低減されるものであれば構わない。
また、剛性部材14の形状としても上記のような断面円弧状に限定されず、例えば図4に示すように外環部11中の空所13を断面丸型に形成するとともにこの空所13内にそれぞれ円筒形状を成す剛性部材14を圧入により挿嵌させるようにしてもよい。このように剛性部材14として円筒部材を用いてこれを空所13に圧入させる構造とすることで、圧入のクリアランスに多少の誤差が生じていた場合であっても押し込み易く、クリアランス管理が容易になるといった利点がある。
次に、本発明の実施の形態における他例のモータについて、図5に基づいて説明する。本例のモータは、一例と同様の構造を備えたインナーロータ型モータであるが、一例のように剛性部材14をステータ2内に圧入させて剛性を向上させるのではなく、リング状の剛性部材である部材20をモータケース1の外側に圧入することで、モータケース1延いてはモータ全体の剛性を向上させ、モータの固有振動数を向上させることにより使用時の騒音を低減するものである。
上記のような部材20をモータケース1に外嵌させて騒音発生を低減する構造とすることで、騒音を低減させる為に十分な厚さを有する吸音材を周囲に配設するような場合に比べて、モータの外殻をそれ程大型化させることなく騒音を低減することができる。また、モータ出力が特に低下することもなく効果的に騒音を低減することができることから、機械制御用の駆動部や電器按摩器の駆動部等には特に好適に用いられることとなる。もちろん、本例のモータにおいて一例に示したような剛性部材14をステータ2の外環部11内部に設けてあってよく、この場合に騒音低減効果が更に効果的に得られることは勿論である。
本発明の実施の形態における一例のインナーロータ型モータを示しており、(a)は側断面図、(b)は正断面図である。 同上のインナーロータ型モータにおいて、剛性部材を一つ配した場合を示す正断面図である。 同上のインナーロータ型モータにおいて、磁性歯の外方を避けて剛性部材を配した場合を示す正断面図である。 同上のインナーロータ型モータにおいて、円筒形状の剛性部材を配した場合を示す正断面図である。 本発明の実施の形態における他例のインナーロータ型モータを示す側面図である。
1 モータケース
2 ステータ
3 磁極歯
4 ロータ
5 磁石
11 外環部
14 剛性部材
20 部材

Claims (1)

  1. 円筒状の外環部の内周面から複数の磁極歯を突出させてあるステータと、ステータ内に回転自在に配されていてステータの磁極歯と対向する箇所に磁石を設けてあるロータと、これらを覆うモータケースとを具備し、磁極歯に巻装してあるコイルへの通電によりロータを回転駆動させるインナーロータ型モータにおいて、ステータの外環部内部であって、外環部の径方向に沿って磁極歯の外方に位置する箇所に形成した空所内に、炭素鋼を用いて形成した補強用の別部材である断面円弧状の板部材の剛性部材を圧入により挿嵌させることで、ステータの剛性を向上させたことを特徴とするインナーロータ型モータ
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